JP2003262211A - ねじ取外し方法 - Google Patents

ねじ取外し方法

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JP2003262211A
JP2003262211A JP2002064338A JP2002064338A JP2003262211A JP 2003262211 A JP2003262211 A JP 2003262211A JP 2002064338 A JP2002064338 A JP 2002064338A JP 2002064338 A JP2002064338 A JP 2002064338A JP 2003262211 A JP2003262211 A JP 2003262211A
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JP
Japan
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screw
setscrew
fastening screw
holding
fastening
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JP2002064338A
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English (en)
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Toshiaki Inoko
寿朗 猪子
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Maspro Denkoh Corp
Original Assignee
Maspro Denkoh Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】止着ねじを付属品として別梱包にする方法は,
部品をなくしたり,取付時に煩わしかったりする。ま
た,公開実用新案公報(昭63−57810号)に記載
されたねじ支持構造では,取外す際に止着ねじのねじ先
がささったり,けがをする恐れがあった。 【解決手段】止着ねじ9cのねじ先を保護する保護壁6f
と,上記止着ねじ9cの頭部に当接する止部9bと,上記止
着ねじ9cの軸線を対称軸として上記止着ねじ9cの軸部を
挟んで対向配置させ,上記止着ねじ9cの軸部より短く形
成した保持部9aを備え,上記止部9bと上記保持部9aの一
端で,上記止着ねじ9cの頭部を弾性的に狭持するよう構
成されたねじ収納部9に対して,止着ねじ9cのねじ先側
の軸部を押し下げることにより,上記保持部9aの他端が
支点となって上記止着ねじ9cの頭部が上記保持部9aより
迫り上がるように構成される。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は,主にブースター,
コンバータ或いは混合器等の電子機器のケースに付属さ
せた止着ねじの取外し方法。 【0002】 【従来の技術】従来この種のケースにおいては,図15及
び図16に示すように,本体の背面11の側に,マストに取
付可能なマスト取付部材5と,家屋の壁面に取付可能な
壁面取付部材7の両取付部材を備えているので,ケース
をマストあるいは壁面45のいずれかにも取付ができる構
成となっている。マスト取付部材5は,本体の略中央に
設けられ,本体の背面11に固着されマストや壁面に当接
させる当付座16と,マストに取付ける為のU字型ボルト
23,押え具24,締付ねじ25等の部材からなる。そして,
上記部材は上記マスト取付部材5に備えられるととも
に,上記部材を本体下方の縁端に設けた収納部40に保持
可能とし,しかも,押え具24等の部材の本体背面11から
の張出寸法が,上記アンテナ取付部5の当付座16の張出
寸法と同じか,乃至はそれより小さくなるように設定さ
れており,メーカー出荷時の梱包状態を小型化,また,
上記U字型ボルト23,押え具24,締付ねじ25等の部材の
梱包忘れを防止するように構成されている。 【0003】また,家屋の壁面に取付ける壁面取付部材
7は,本体の下方の両端付近に2ヵ所設けられている
が,上記壁面取付部材7の本体の背面11からの張出寸法
が上記当付座16の張出寸法と同高となるように形成され
ているので,上記当付座16はケース1を壁面に押付ける
力に対して支えとなる補強効果となっていた。更に詳し
く言えば,ケース1の取付がすんだならば,その状態で
内部の回路基板に備わっている接続端子にケーブル(周
知である同軸ケーブル,フィーダー)の接続を行う。そ
の場合,ドライバーによって接続用の螺子を大きな力で
壁面方向に押しながら螺子止め作業を行っても,壁面に
当接している当付座16がその大きな力を支えるためケー
ス1が壁面の側によることが防止され,壁面取付部材7
の破損が防止されるよう構成されていた。 【0004】しかしながら,壁面取付部材7は上述のよ
うに,本体の下方の両端部に設けられており,ケーブル
を接続する等の壁面に押付ける力には,上記当付座16に
よって支えられるが,壁面45とは反対方向,すなわち蓋
体3方向に引っ張られる力に対しては上記壁面取付部材
7の2ヶ所で保持するしかなく強度が弱かったので,上
記壁面取付部材7の2ヶ所以外に補強する必要があっ
た。そこで,補強用の止着ねじを付属品として入れた
り,公開実用新案公報(昭63−57810号)に記載
されているように,ねじ支持溝に狭持された止着ねじの
頭部を押し下げることにより,止着ねじを取外すことが
できるねじ支持構造を設けた電子機器筐体が開示されて
いる。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかし,従来の電子機
器ケースのように,止着ねじを付属品として別梱包にす
る方法は,部品をなくしたり,取付時に煩わしかった
り,といった問題があった。また,公開実用新案公報
(昭63−57810号)に記載されたねじ支持構造で
は,止着ねじの頭部を押し下げるためにねじ先が迫り上
がり,止着ねじを取外す際,誤って指にねじがささった
り,怪我をする恐れがあった。そこで,本願においては
上記従来技術の問題点を解決するためになされたもので
あり,その目的は指先で止着ねじを取外す際,止着ねじ
のねじ先が指に突きささるなど,怪我の危険性が無い安
全なねじ取外し方法を提供するものである。他の目的
は,止着ねじが保持状態であっても,使用者が怪我をす
ることがないねじ収納機構を提供することである。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に,請求項1の発明は,止着ねじのねじ先を保護する保
護壁と,上記止着ねじの頭部に当接する止部と,上記止
着ねじの軸線を対称軸として上記止着ねじの軸部を挟ん
で対向配置させ,上記止着ねじの軸部より短く形成した
保持部を備え,上記止部と上記保持部の一端で,上記止
着ねじの頭部を保持するよう構成されたねじ収納部に対
して,止着ねじのねじ先側の軸部を押し下げることによ
り,上記保持部の他端が支点となって上記止着ねじの頭
部が上記保持部より迫り上がるように構成される。 【0007】 【発明の実施の形態】以下本願の実施例を示す図面につ
いて説明する。図1は本願の実施例であり,マストへの
取付状態を示す側面図である。図2は同背面図である。
図3は本願の実施例であり,壁面の取付状態を示す背面
図である。図4は壁面への取付状態及びその作業状態を
示す一部破断側面図。図5は図3におけるA―A線断面
図であり壁面取付手順を示す。図6は図3におけるB―
B線断面図であり壁面取付手順を示す。図7は図3にお
けるB―B線断面図であり壁面取付後の状態を示す。図
8は図6におけるC―C線断面図を示す。図9は電子機
器ケースの他の実施例と止着ねじへの取付けを示し,
(a)は背面斜視図であり,(b)は壁面の取付状態を
示す側面図である。図10は本願の実施例であり,メーカ
ーからの出荷段階を示す電子機器ケースの背面図を示
す。図11は図10におけるD―D線断面図を示す。図12止
着ねじの取付位置決め用のマークの実施例を示す。
(a)は止着ねじの取付位置の決め方であり,(b)は
壁面取付後の蓋体の開閉状態を示す。図13は止着ねじ受
部の部分拡大図と取扱方法を示す。(a)は止着ねじ受
部の拡大斜視図,(b)は取扱方法の手順を示す。図14
は止着ねじ受部の他の実施例を示す。図15は従来の電子
機器ケースであり,壁面への取付状態を示す側面図を示
す。図16は従来の電子機器ケースであり,メーカーから
の出荷段階を示す電子機器ケースの背面図を示す。図17
は従来の止着ねじ受部の部分拡大図と取扱方法を示す。 【0008】ケース1は前面が開放された本体2とその
本体2の開放部を覆うよう本体2に対し開閉自在に取付
けた蓋体3とから成り,更に上記本体2にはマスト取付
部材5と,壁面取付部材7と,マスト取付部材5の保持
部8と,止着ねじ受部9とが備わっている。上記本体2
と蓋体3は合成樹脂材料を型成形して製造されている。
この本体2において,11は背板,12は底板,13は背板を
下方へ張出させた張出片で,背板11の一部として形成さ
れている。 【0009】次に上記マスト取付部材5は,本体2の背
板11と一体形成した当付座16と,本体2に対して起倒自
在の締着具17とから成る。上記当付座16において,18は
マストに対する添付部,19は締着具引止用の透孔,20は
締着具の上方への移行を阻止する為のストッパ,21は締
着具の下倒防止用の膨出部,22は止着ねじ取付孔を夫々
示す。 【0010】次に締着具17はU字形ボルト23と押え具24
と締付ねじ25から成る。上記U字形ボルト23は周知のも
のでその基部26は上記透孔19に挿通されており,持出部
の自由端部27近くにはねじ溝が形成されている。U字形
ボルトの保持手段である上述の透孔は一実施例であり,
図9に示すように,上記透孔の代わりに上記当付座16と
背板11との間に,U字溝19aを形成し,上記U字溝の開
口縁であって,上記背板11には膨出部19bが形成され,
装着したU字型ボルト23の脱落を阻止するような構成で
も良い。 【0011】次に上記押え具24は長方形状の金属板の長
辺をU字形ボルトの基部26側に折り曲げて断面略コ字形
にプレスして形成されており,マストに対する添付部28
と上記自由端部27への連結部29を備える。連結部29には
周知の如く持出部の自由端部27を挿通する為の透孔が形
成されており,その内の一方の透孔は図2に示されるよ
うに外部との連通部29aを有している。上記締付ねじ25
は持出部27のねじ部に螺合されており,自由端部27に取
付けた止輪30(例えば軟質塩化ビニール製)でもって脱
落が防止されている。 【0012】次に上記止着ねじ受部9は背面11と一体に
成型されており,9aは保持台,9bは止部,9cは止着ね
じ,9dは保持部,9fは止着ねじ9cのねじ先の保護壁を示
す。図13に示すように保持部9dは,止着ねじの軸線方向
に対称に止着ねじ9cを挟んで対抗配置されており,その
間隔は止着ねじ9cの径L8とほぼ等しいか,やや大きくな
るように形成され,止着ねじ9cは保持部9dに備えられた
保持台9aに載置される。止着ねじ9cは,上記保持部9dと
ねじの頭部に当接する止部9bとの軸線方向の間隔を,ね
じ頭部の軸線方向の寸法よりやや小さくなるか,もしく
は,上記止着ねじが脱落しない寸法に形成し,上記保持
部9dの一端側と止部とで,ねじの頭部を弾性的に狭持さ
れ,本体2に付属されるようになっている。保護壁9fの
高さは,止着ねじ9cを保持部9dに保持した状態で,止着
ねじのねじ先より高くなるように形成されており,保持
状態であっても使用者がねじ先に触ることなく,危険を
未然に防止できる効果がある。 【0013】図13を基に,更に詳しく説明すると,上記
保持部9dと保持台9aは止着ねじ9cの長さより短く形成さ
れており,ねじ先と当接する保護壁9fと上記保持部9dと
保持台9aとの間は,図13(b)の(1)ように上記止着ねじ
9cは保持されていない。次に,図13(b)の(2)ようによ
うに止着ねじ9cが保持されていない部分を,止着ねじの
ねじ先部分が本体2の背面11に当接するまで指先で押付
ける。すると,止着ねじ9cは,上記保持台9aの端部を支
点として傾く。この時,上記保持部9dは,少なくとも止
着ねじ9cの軸部の一部を保持するように形成されている
ので,止着ねじ9cは保持部9aにより保持される。次に,
止着ねじ9cの頭部を指先で持ち上げる。この時,ねじ先
が背面11と一体成型された保護壁9fの基部に当接される
よう構成されているので,指先一本で簡単に保持部9aよ
り取外しができる。これにより,図13(b)の(3)ように
指先で確実に止着ねじ9cをつかむことが可能になる。以
上,詳述したように,ねじ先が指に触れることが無く,
指にねじ先が突きささったり,怪我をする危険性が無
い。本願の他の実施例を図14に示す。尚,図14に示す例
は実施例であり形状はこれらの例に限らないことは言う
までもない。 【0014】上記止着ねじ9cは図7に示すように,壁
面にねじ込む長さL1部分にはネジ溝が形成され,後に詳
述するケースの壁面取付時に,壁面より突出して本体2
を取付ける突出部9eにはネジ溝が形成されていない構成
となっている。 【0015】次に上記壁面取付部材7において,32は張
出片13に穿設した挿通孔で,その内面には止着ねじ保持
用の保持片33が突設されている。34は壁面取付用の座
で,張出片13と一体に形成されている。この座34は筒状
に形成されており,その内部は前記挿通孔32と同心状態
で連通する挿通孔35となっている。上記座34の長さは図
4,図6,図7に示されるように前記当付座16の奥行寸
法と同程度に形成してあり,太さは壁面45に対するケー
ス1の安定な取付状態を達成できるよう大きく形成して
ある。又この座34における肉厚方向の中間部には環状の
溝36を形成して,該座34を合成樹脂材料で形成するとき
のひけを生じ難くし,座34の外周面の外観が良好となる
ようにしてある。37は止着ねじで,メーカーからの出荷
段階では図4,図6に示されるような状態で前記保持片
33によって保持されている。 【0016】次に保持部8において,40は張出片13に形
成され,前記押え具24の一部を図10及び図11に示される
ように底板12と重合する位置まで侵入させて,本体2に
おける背板11の背面からの押え具24の出張り寸法L3を,
上記座34の出張り寸法と同程度乃至はそれよりも小さく
できるように形成されている収納部である。41は張出片
13と一体形成された一組の突出片で,当該突出片41の出
張り寸法と,上記収納部40の縁部の厚さ,つまり張出片
13の厚さを加えた寸法L4は,上記押え具24の内面側の寸
法L5とほぼ等しいか,少し小さめになるよう構成される
とともに,上記突出片41同士の内面側の距離L6は,上記
U字形ボルト23の一対の持出部27の外形寸法L7にほぼ等
しいか,やや大きくなるように形成されているので,上
記締着具17の上記U字形ボルト23の持出部27を上記突出
片41の間に載置するとともに,上記押え具24の内側に上
記突出片41を当接させ,尚且つ,上記押え具24を上記収
納部40の縁部と重合させ,上記締付ねじ25を持出部27の
ねじ部に締付けることで押え具24の保持が確実になる。
更に,押え具24を保持した状態でU字型ボルトはその基
部26が本体における背板11と一体成型の止片46に吊り掛
っているため下方への落下が防止され,かつ背板11から
の浮き上がりは上記保持状態にある押え具24によって阻
止される。 【0017】上記構成のケース1は,メーカーから出荷
されるに当たっては,マスト取付部材5における締着具
17が図10,図11に示されるように本体2の背板11に沿わ
された状態となっている。このようなケースを図1及び
図2に示されるようにマスト44に取付ける場合には,マ
スト取付部材5における締着具17をその持出部27が膨出
部21を乗り越えるように起立させる。そして周知のよう
にマスト44を当付座16と押え具24とでもって両側から挟
み,締付ねじ25を締めてマスト44に対する固定を行う。 【0018】一方,マスト取付状態で使用されていたケ
ース1を図3〜図7に示されるように壁面45に対して取
付ける場合には,マスト取付部材5をマスト44から外し
た後,締付ねじ25と押え具24をU字形ボルト23から外
し,次に前記U字形ボルト23を当付座16の透孔19から外
す。このようにした状態において,まず,止着ねじ9cを
壁面45において予定している取付場所にねじ込む。この
時,止着ねじ9cを壁面45にねじ込む寸法は,上記止着ね
じ9cに形成されたねじ溝の長さL1で良く,これによって
ケース1を壁面に取付ける為の,止着ねじ9cを壁面から
突出させた突出部9eの長さL2が決定される。L2は当付座
16の壁面との当接面と,挿通孔19の壁面方向の内壁との
寸法であって,上記止着ねじ9cの突出部9eの長さは,本
願の本体2が合成樹脂材料を型成形して製造されている
ので,L2と等しいかやや小さくなるように形成されてい
ることで掛止が確実となる。 【0019】次に,上述のようにねじ込まれた止着ねじ
9cの突出部9eは,上記当付座16に設けた上記止着ねじ取
付孔22に挿通され,ケース1を壁面45に掛止可能とす
る。この時,上記止着ねじ取付孔22の形成する位置を,
例えば図3の膨出部21の上方縁端部(図中のA―A線
上)の中心に設けることで,ケース1を止着ねじ9cに掛
止する位置が容易に判断できる。更に,当付座16の,マ
スト44に当接させるため断面略V字形に形成された添付
部18には,当付座16を補強するためのリブ18aが複数個
形成されている。上記リブ18aの間隔は上記止着ねじ9c
の螺子頭の寸法より小さくなるように形成されており,
尚且つ,図5に示すように上記止着ねじ取付孔22が断面
略V字形の底部に形成されているため,上述の膨出部21
を目印として,上記止着ねじ9cの螺子頭を当付座16に当
接させるようにして探れば,ケース1を容易に止着ねじ
取付孔22に掛止できる。また,上記止着ねじ取付孔22の
壁面側の周縁がテーパー状に広がるように形成されてい
るため,上記止着ねじ9cの螺子頭の挿通を容易にしてい
る。 【0020】次に,上記止着ねじ取付孔22の上方端には
外形寸法が上記止着ねじの径L8よりやや広く,且つ,上
記止着ねじ9cのねじ頭より狭くなるように形成された切
欠き部22aが設けられ,上記止着ねじ9cの突出部9eを上
記止着ねじ取付孔22に挿通した後,上記止着ねじ9cの突
出部9eが切欠き部22aに掛止され,ケース1が止着ねじ9
cから抜け難い構成になっている。ここで,切欠き部22a
周縁で透孔19の内壁はテーパーを付けたり,肉厚をコン
トロールするなどして,前記L2であって,当付座16の壁
面との当接面と,挿通孔19の壁面方向の内壁との寸法
が,止着ねじ9cの突出部9eの寸法と同じかわずかに大き
くなるように形成されることで,より確実にケース1を
止着ねじ9cに掛止できる。 【0021】壁面取付時に注意しなければならないこと
は,止着ねじ9cのねじ込み位置が,蓋体3を開閉自在に
できる位置でなければならないことである。特にケース
1取付け後に蓋体3が完全に開かない位置にケース1を
取付けると,ケーブルの配線や,利得調整等ができなく
なる。このため,本願のケース1においては,図12に示
すように,本体2のつば部47に例えば三角形の凸部状の
印(以下,マークとも言う)48を設け,蓋体3の天板49
を,例えば天井等の障害物に当接させた時の,上記凸部
状のマーク48の位置から,壁面45に垂線を下ろしたとこ
ろの,壁面45の水平線上に止着ねじ9cをねじ込めば,ケ
ース1上方の障害物までの距離をスケール等で測らなく
てもよく,簡単にケースの位置決めができるように構成
されている。尚,上記の位置決めマーク48は一例であ
り,その形状や方法は上記例に限定されるものではな
い。 【0022】こうして掛止されたケース1は次に,止着
ねじ37を壁に向けて螺進させることにより壁面45への取
付けを行う。この場合,挿通孔32,35の内面がねじ37の
倒れを防止する。従って螺進作業を容易に行える。尚,
本実施例においてはU字形ボルト23,押え具24,締付ね
じ25等を当付座16から外して壁面に取付ける例を示した
が,前記部材を本体2の収納部40に収めた状態で壁面に
取付けてもよい。 【0023】上記のように取付が済んだならば,その状
態で次に内部の回路基板に備わっている接続端子にケー
ブル(同軸ケーブル,フィーダー)の接続を行う。その
場合,ドライバーによって接続用の螺子を大きな力で図
4の左方に押しながら螺子締め作業を行っても,壁面45
に当接している当付座16がその大きな力を支える為,ケ
ース1が壁面45の側に寄ることが防止され,壁面取付部
材7の破損が防止される。また,ケーブルの接続後は,
メンテナンスのために蓋体3を開閉する時のストレス,
ケーブルの荷重の影響,強風等による振動に対しては,
ケース1が本体2の略中央に設けられた上記当付座の止
着ねじ取付孔22に止着された止着ねじ9cと,本体2の
下方の両端付近に設けられた壁面取付部材7の2箇所の
止着ねじ37とで3点止めされるため,本願のケース1の
壁面取付強度が従来の2点止めに比べて強くなる。尚本
例のケースは本体2に対して蓋体3を蝶着した構造であ
るが,本体の背面に備えられた当付座16が本体の背面と
マスト44或いは壁面45との間隔を保持する為,図1及び
図4に示される如く,蓋体3の開閉を支障なく行うこと
ができる。本発明は上記実施の形態に限定されるもので
はなく,本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各部の構造や
形状を適宜に変更して実施することも可能である。 【0024】 【発明の効果】以上詳述したように,請求項1の発明に
よれば,止着ねじのねじ先を保護する保護壁と,上記止
着ねじの頭部に当接する止部と,上記止着ねじの軸線を
対称軸として上記止着ねじの軸部を挟んで対向配置さ
せ,上記止着ねじの軸部より短く形成した保持部を備
え,上記止部と上記保持部の一端で,上記止着ねじの頭
部を保持するよう構成されたねじ収納部に対して,止着
ねじのねじ先側の軸部を押し下げることにより,上記保
持部の他端が支点となって上記止着ねじの頭部が上記保
持部より迫り上がるよう構成したので,ねじを取り外す
際,ねじ先が指に触れることがなく,指にねじ先が突き
ささったり,怪我をする危険性がないので安全に作業が
できる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本願の実施例。マストへの取付状態を示す電子
機器ケースの側面図。 【図2】マストへの取付状態を示す電子機器ケースの背
面図。 【図3】壁面の取付状態を示す電子機器ケースの背面
図。 【図4】壁面への取付状態及びその作業状態を示す一部
破断側面図。 【図5】図3におけるA―A線断面図。壁面取付手順を
示す。 【図6】図3におけるB―B線断面図。壁面取付手順を
示す。 【図7】図3におけるB―B線断面図。壁面取付後の状
態を示す。 【図8】図6におけるC―C線断面図を示す。 【図9】電子機器ケースの他の実施例と止着ねじへの取
付けを示し,(a)は背面斜視図であり,(b)は壁面の取付
状態を示す側面図である。 【図10】本願の実施例。メーカーからの出荷段階を示す
電子機器ケースの背面図を示す。 【図11】図10におけるD―D線断面図を示す。 【図12】止着ねじの取付位置決め用のマークの実施例を
示す。(a)は止着ねじの取付位置の決め方であり,(b)は
壁面取付後の蓋体の開閉状態を示す。。 【図13】止着ねじ受部の部分拡大図と取扱方法を示す。
(a)は止着ねじ受部の拡大斜視図,(b)は取扱方法の手順
を示す。 【図14】止着ねじ受部の他の実施例を示す。 【図15】従来の電子機器ケースであり,壁面への取付状
態を示す側面図。 【図16】従来の電子機器ケースであり,メーカーからの
出荷段階を示す電子機器ケースの背面図を示す。 【図17】従来のねじ支持装置の説明図である。 【符号の説明】 1…電子機器ケース(ケース),2…本体,3…蓋体,
5…マスト取付部材,7…壁面取付部材,8…保持部,
9…止着ねじ受部,9a…受部,9b…止部,9c…止着ね
じ,9d…弾性爪,9e…突出部,9f…保護壁,11…背板,
12…底板,13…張出片,16…当付座,17…締着具,18…
添付部,18a…リブ,19…透孔,19a…U字溝,19b…膨
出部,20…ストッパ,21…膨出部,22…止着ねじ取付
孔,22a…切欠き部,23…U字形ボルト,24…押え具,2
5…締付ねじ,26…基部,27…持出部の自由端部,28…
添付部,29…連結部,29a…連通部,30…止輪,32…挿
通孔,33…保持片,34…座,35…挿通孔,36…溝,37…
止着ねじ,40…収納部,41…突出片,44…マスト,45…
壁面,46…止片,47…つば部,48…印(マーク),49…
天板

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】止着ねじのねじ先を保護する保護壁と,上
    記止着ねじの頭部に当接する止部と,上記止着ねじの軸
    線を対称軸として上記止着ねじの軸部を挟んで対向配置
    させ,上記止着ねじの軸部より短く形成した保持部を備
    え,上記止部と上記保持部の一端で,上記止着ねじの頭
    部を保持するよう構成されたねじ収納部に対して,止着
    ねじのねじ先側の軸部を押し下げることにより,上記保
    持部の他端が支点となって上記止着ねじの頭部が上記保
    持部より迫り上がることを特徴とするねじの取外し方
    法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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