JP2003261794A - スフィンゴシン類縁体およびその製法 - Google Patents
スフィンゴシン類縁体およびその製法Info
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Abstract
体の提供。 【解決手段】 一般式(1) 【化1】 (式中、Xは炭素数1〜15のアルキル基、Zは蛍光標
識基である。)で表されるスフィンゴシン類縁体、また
はその水酸基もしくはアミノ基が保護された化合物。
Description
C阻害、細胞増殖、細胞分化など様々な生体内情報伝達
に関与しているスフィンゴ脂質の細胞内での挙動を解明
するために有用なスフィンゴシン類縁体およびその製法
並びにその合成中間体に関する。
ィンゴミエリンは、このリン酸エステル部を加水分解す
る酵素であるスフィンゴミエリナーゼによりセラミドと
ホスホコリンに分解される。代謝産物であるセラミド
は、細胞分化やアポトーシス誘導体の情報伝達因子とし
て機能し、セラミドはセラミダーゼの働きによりスフィ
ンゴシンに分解される。このスフィンゴシンはプロテイ
ンキナーゼCの酵素活性を阻害することが明らかになっ
ている。さらに、スフィンゴシンはスフィンゴシンキナ
ーゼによりスフィンゴシン−1−リン酸になる。このス
フィンゴシン−1−リン酸は、血管の形成に重要な役割
を果たしている。しかし、スフィンゴミエリンおよびそ
の代謝物が細胞内でどこに局在し、どのように代謝され
るのか明らかにされていない。現在、この代謝機構を解
明するものとして、C6−NBDフィトスフィンゴシン
(N-{6-[(7-nitrobenzo-2-oxa-1,3-diazol-4-yl)amino]h
exanoyl}-Phytosphingosine)やC12−NBDフィトス
フィンゴシン(N-{12-[(7-nitrobenzo-2-oxa-1,3-diazo
l-4-yl)amino]dodecanoyl}-Phytosphingosine)という化
合物が市販されているが、これらは副鎖であるアシル基
に蛍光標識基ユニットがあり、この部分はセラミダーゼ
の作用により代謝されてはずれてしまう為、細胞内の局
在場所や代謝物の挙動を解明するためには有用ではな
い。
記式(1)で表される代謝を受けない主鎖に蛍光標識基
を導入した化合物である新規スフィンゴシン類縁体の合
成に成功した。また、特開平10−87677に開示さ
れている3−ベンジル−4−アルコキシカルボニル−2
−オキサゾリジノン(3)を原料に用いて、本発明のス
フィンゴシン類縁体を効率よく合成できることも見出し
た。即ち、本発明は、代謝を受けない蛍光標識基部位を
もつスフィンゴシン類縁体、およびその製造法、並びに
その合成中間体を提供することにある。
に詳細に説明する。その製造行程は以下のスキーム1で
示される。 スキーム1
基、P2はアミノ保護基を意味し、そしてXは前掲と同
じ意味を表わす。
を作用させてアセチリドアニオンとし、これを式(3)
で表される化合物と反応させることにより式(5)で表
される化合物が得られる。アニオンを出す際に使用する
塩基としては水素化ナトリウム、水素化カリウム等のア
ルカリもしくはアルカリ土類金属水素化物、n−ブチル
リチウム、sec−ブチルリチウム、t−ブチルリチウム等
のアルキルリチウム、リチウムジイソプロピルアミド、
リチウム2,2,6,6−テトラメチルピペリジド等の
リチウムアミド、ナトリウムヘキサメチルジシラジド、
カリウムヘキサメチルジシラジド、リチウムヘキサメチ
ルジシラジド等のアルカリ金属ジシラジドが挙げられる
が、好ましくはn−ブチルリチウムである。塩基の使用
量は基質に対して1〜1.5当量であるが、好ましくは
1当量である。使用する溶媒としては、N,N−ジメチ
ルホルムアミド、ジメチルスルホキシド等の非プロトン
性極性溶媒、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサ
ン、1,2−ジメトキシエタン、ジエチルエーテル、ジ
グライム、トリグライム、ジエチレングリコールモノメ
チルエーテル等のエーテル系溶媒、並びにこれらの混合
溶媒等が挙げられる。反応温度は−100℃から溶媒の
還流温度までで、好ましくは−100℃から室温であ
る。 (ii) 式(5)で表される化合物のケトンを還元する
ことにより式(6)で表される化合物が得られる。還元
剤はケトンがアルコールに還元される試薬ならば特に限
定されないが、不斉還元を行う場合、還元剤としてジイ
ソブチルアルミニウム2,6−ジ−t−ブチル−4−メ
チルフェノキシドを用いるとエリトロ体のアルコール
(6)が得られる。
脱ベンジルと三重結合からトランス体の二重結合への還
元を同時に行うことにより式(7)で表される化合物が
得られる。一般に脱ベンジルの条件としては、水素雰囲
気下、溶媒中での接触還元、またはアルカリ金属―アン
モニア還元が用いられるが、トランス体の二重結合への
還元も同時に行うためには、アルカリ金属−アンモニア
の条件が好ましい。アルカリ金属としては、リチウム、
ナトリウム、カリウム等が挙げられる。 (iv) 式(7)で表される化合物を加水分解し、アミ
ノ基を保護することにより式(8)で表される化合物が
得られる。加水分解の際に用いる塩基としては炭酸ナト
リウム、炭酸カリウム、炭酸カルシウム、炭酸セシウム
等のアルカリ金属もしくはアルカリ土類金属炭酸塩、水
酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム、
水酸化バリウム等のアルカリ金属もしくはアルカリ土類
金属水酸化物等が挙げられるが、好ましくは水酸化ナト
リウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム、水酸化バ
リウム等のアルカリ金属もしくはアルカリ土類金属水酸
化物である。塩基の使用量は、基質に対して1〜3当
量、好ましくは1〜1.5当量である。
ル、エタノール、2−プロパノール等のアルコール系溶
媒、ヘキサン、ベンゼン、トルエン等の炭化水素系溶
媒、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキ
シド等の非プロトン性極性溶媒、酢酸エチル、酢酸ブチ
ル等のエステル系溶媒、テトラヒドロフラン、1,4−
ジオキサン、1,2−ジメトキシエタン、ジグライム、
トリグライムジエチレングリコールモノメチルエーテル
等のエーテル系溶媒、アセトン、メチルエチルケトン、
メチルイソブチルケトン等のケトン系溶媒、アセトニト
リル等のニトリル系溶媒、ジクロロメタン、1,2−ジ
クロロエタン等のハロゲン系溶媒、水媒体並びにこれら
の混合溶媒等が挙げられる。アミノ基の保護基としては
公知のアミノ基の保護基はいずれも使用できるが、好ま
しくはメトキシカルボニル基、t−ブトキシカルボニル
基、ベンジルオキシカルボニル基、エトキシカルボニル
基、アセチル基、トリフルオロアセチル基、ベンジル基
等が挙げられるが、特に好ましいのはt−ブトキシカル
ボニル基である。
基を保護することにより式(9)で表される化合物が得
られる。保護する試薬としては、トリメチルシリルクロ
リド、トリエチルシリルクロリド、t−ブチルジメチル
シリルクロリド、t−ブチルジメチルシリルトリフルオ
ロメタンスルホネート、トリエチルシリルトリフルオロ
メタンスルホネート等のハロゲン化シリルおよびシリル
スルホン酸エステル試薬が挙げられる。使用する塩基と
しては、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミ
ン、ピリジン、イミダゾール等の3級アミンが挙げられ
る。使用する溶媒としては、ヘキサン、ベンゼン、トル
エン等の炭化水素系溶媒、N,N−ジメチルホルムアミ
ド、ジメチルスルホキシド等の非プロトン性極性溶媒、
酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル系溶媒、テトラヒ
ドロフラン、1,4−ジオキサン、1,2−ジメトキシ
エタン、ジグライム、トリグライムジエチレングリコー
ルモノメチルエーテル等のエーテル系溶媒、アセトン、
メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等のケト
ン系溶媒、アセトニトリル等のニトリル系溶媒、ジクロ
ロメタン、1,2−ジクロロエタン等のハロゲン系溶
媒、水媒体並びにこれらの混合溶媒等が挙げられるが、
好ましくはN,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルス
ルホキシド等の非プロトン性極性溶媒である。反応温度
は0℃から溶媒の還流温度までで、好ましくは室温から
50℃である。
基P1を除去することにより式(10)で表される化合
物が得られる。保護基に応じて常法により除去できる
が、保護基P3がはずれない条件で行わなければならな
い。例えば、保護基P1がテトラヒドロピラニル基、P
3がt−ブチルジメチルシリル基の場合、臭化マグネシ
ウムを使用すれば保護基P1だけが脱保護できる。使用
する溶媒としてはヘキサン、ベンゼン、トルエン等の炭
化水素系溶媒、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチ
ルスルホキシド等の非プロトン性極性溶媒、酢酸エチ
ル、酢酸ブチル等のエステル系溶媒、テトラヒドロフラ
ン、1,4−ジオキサン、1,2−ジメトキシエタン、
ジグライム、トリグライムジエチレングリコールモノメ
チルエーテル等のエーテル系溶媒、アセトン、メチルエ
チルケトン、メチルイソブチルケトン等のケトン系溶
媒、アセトニトリル等のニトリル系溶媒、ジクロロメタ
ン、1,2−ジクロロエタン等のハロゲン系溶媒、水媒
体並びにこれらの混合溶媒等が挙げられるが、好ましく
はN,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシ
ド等の非プロトン性極性溶媒である。反応温度は0℃か
ら溶媒の還流温度までで、好ましくは0℃から室温であ
る。また、必要に応じアミノ保護基P2、水酸基保護基
P3を常法により脱離せしめることもできる(10
a)。
化合物の水酸基をスルホニル化剤またはハロゲン化剤と
反応させて脱離基に変え、続いて金属アジド化合物と反
応させることにより一般式(11)で表される化合物が
得られる。スルホニル化は有機溶剤中、塩基存在下、式
(10)で表される化合物とスルホニル化剤とを反応さ
せて行う。スルホニル化剤としては、トルエンスルホニ
ルクロリド、メタンスルホニルクロリド、無水メタンス
ルホン酸等が挙げられる。スルホニル化の使用量は基質
に対して1当量以上、好ましくは1〜5当量である。使
用する溶媒としてはテトラヒドロフラン、1,4−ジオ
キサン、1,2−ジメトキシエタン、ジグライム、トリ
グライム、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテ
ル、t−ブチルメチルエーテル等のエーテル系溶媒、ジ
クロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジ
クロロエタン、クロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素
系溶媒、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスル
ホキシド等の非プロトン性極性溶媒、ベンゼン、トルエ
ン等の芳香族炭化水素系溶媒並びにこれらの混合溶媒等
が挙げられる。
ミン、エチルジイソプロピルアミン、N,N−ジメチル
アニリン、N,N−ジエチルアニリン、ピリジン、ピコ
リン、ルチジン、コリジン、4−N,N−ジメチルアミ
ノピリジン等の3級アミンが挙げられる。これらは単独
で用いてもよいし、混合して用いてもよい。反応温度は
−100℃から溶媒の還流温度までで、好ましくは−5
℃から室温である。ハロゲン化は溶媒中、式(10)で
表される化合物とハロゲン化剤とを反応させて行う。ハ
ロゲン化剤としては、三塩化リン、三臭化リン、三ヨウ
化リン、五塩化リン、五臭化リン、四ヨウ化二リン、オ
キシ塩化リン、オキシ臭化リン、ジフェニルトリクロロ
ホスホラン、ジフェニルトリブロモホスホラン、トリフ
ェニルホスフィンジクロロニド、トリフェニルホスフィ
ンジブロモニド、ホスホン酸トリフェニルジクロロニ
ド、ホスホン酸トリフェニルジブロモニド、ホスホン酸
トリフェニルジヨードニド等のハロゲン化リン化合物;
塩化チオニル、臭化チオニル、塩化スルフリル等のハロ
ゲン化硫黄化合物;ベンジルクロリド−ホスホン酸トリ
フェニル、ヨウ化メチル−ホスホン酸トリフェニル、四
塩化炭素−トリオクチルホスフィン、四塩化炭素−トリ
フェニルホスフィン、四臭化炭素−トリフェニルホスフ
ィン等の有機ハロゲン化物と有機リン化合物との混合
物;塩化N,N−ジメチルクロロホルミウム、臭化N,
N−ジメチルクロロホルミウム等のヴィルスマイヤー試
薬等が挙げられる。
量以上、好ましくは1〜2当量である。使用する溶媒と
してはハロゲン化剤に不活性な溶媒なら何ら限定される
ものではない。例えば、テトラヒドロフラン、1,4−
ジオキサン、1,2−ジメトキシエタン、ジグライム、
トリグライム、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエー
テル、t−ブチルメチルエーテル等のエーテル系溶媒、
ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−
ジクロロエタン、クロロベンゼン等のハロゲン化炭化水
素系溶媒、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルス
ルホキシド等の非プロトン性極性溶媒、ベンゼン、トル
エン等の芳香族炭化水素系溶媒、ペンタン、ヘキサン、
ヘプタン、デカン、シクロヘキサン等の脂肪族炭化水素
系溶媒ならびにこれらの混合溶媒等が挙げられる。ま
た、ハロゲン化剤そのものを溶媒として使用することも
できる。反応温度は−100℃から溶媒の還流温度まで
で、好ましくは−5℃から室温である。
する試薬としてはアジ化ナトリウムが挙げられる。使用
する溶媒としてはヘキサン、ベンゼン、トルエン等の炭
化水素系溶媒、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチ
ルスルホキシド等の非プロトン性極性溶媒、酢酸エチ
ル、酢酸ブチル等のエステル系溶媒、テトラヒドロフラ
ン、1,4−ジオキサン、1,2−ジメトキシエタン、
ジグライム、トリグライムジエチレングリコールモノメ
チルエーテル等のエーテル系溶媒、アセトン、メチルエ
チルケトン、メチルイソブチルケトン等のケトン系溶
媒、アセトニトリル等のニトリル系溶媒、ジクロロメタ
ン、1,2−ジクロロエタン等のハロゲン系溶媒、水媒
体並びにこれらの混合溶媒等が挙げられるが、好ましく
はN,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシ
ド等の非プロトン性極性溶媒である。反応温度は0℃か
ら溶媒の還流温度までで、好ましくは室温から50℃で
ある。(viii) 上記反応で得られた式(11)で表さ
れる化合物のアジドを還元することにより式(12)で
表される化合物が得られる。還元の方法としては水素雰
囲気下、溶媒中での接触還元またはトリフェニルホスフ
ィンが挙げられる。使用する溶媒としては、例えばメタ
ノール、エタノール、2−プロパノール等のアルコール
系溶媒、ヘキサン、ベンゼン、トルエン等の炭化水素系
溶媒、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホ
キシド等の非プロトン性極性溶媒、酢酸エチル、酢酸ブ
チル等のエステル系溶媒、テトラヒドロフラン、1,4
−ジオキサン、1,2−ジメトキシエタン、ジグライ
ム、トリグライムジエチレングリコールモノメチルエー
テル等のエーテル系溶媒、アセトン、メチルエチルケト
ン、メチルイソブチルケトン等のケトン系溶媒、アセト
ニトリル等のニトリル系溶媒、ジクロロメタン、1,2
−ジクロロエタン等のハロゲン系溶媒、水媒体並びにこ
れらの混合溶媒等が挙げられるが、好ましくはテトラヒ
ドロフラン−水の混合溶媒である。反応温度は、室温か
ら溶媒の還流温度であるが、好ましくは室温から50℃
である。また必要に応じて、アミノ保護基P2、水酸基
保護基P3を常法により脱離せしめることもできる(1
2a)。
光標識基(Z)を含む試薬を反応させ、ついで水酸基保
護基を脱離させることにより式(13)で表される化合
物が得られる。蛍光標識基を含む試薬としては、基質
(12)のアミノ基と反応する官能基(例えばハロゲン
など)を有する蛍光標識基ユニットを含む化合物なら、
何ら限定されない。例えば4−クロロ−7−ニトロベン
ゾ−2−オキサ−1,3−ジアゾール、4−フルオロ−
7−ニトロベンゾ−2−オキサ−1,3−ジアゾール、
9−ブロモアントラセン、ダンシルクロリド等が挙げら
れる。この場合、使用する塩基としては、トリエチルア
ミン、ジイソプロピルエチルアミン、ピリジン、イミダ
ゾール等の3級アミンが挙げられる。使用する溶媒とし
ては、ヘキサン、ベンゼン、トルエン等の炭化水素系溶
媒、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキ
シド等の非プロトン性極性溶媒、酢酸エチル、酢酸ブチ
ル等のエステル系溶媒、テトラヒドロフラン、1,4−
ジオキサン、1,2−ジメトキシエタン、ジグライム、
トリグライムジエチレングリコールモノメチルエーテル
等のエーテル系溶媒、アセトン、メチルエチルケトン、
メチルイソブチルケトン等のケトン系溶媒、アセトニト
リル等のニトリル系溶媒、ジクロロメタン、1,2−ジ
クロロエタン等のハロゲン系溶媒、水媒体並びにこれら
の混合溶媒等が挙げられるが、好ましくはテトラヒドロ
フラン、1,4−ジオキサン、1,2−ジメトキシエタ
ン、ジグライム、トリグライムジエチレングリコールモ
ノメチルエーテル等のエーテル系溶媒である。反応温度
は0℃から溶媒の還流温度までで、好ましくは室温から
50℃である。水酸基の脱保護の条件としては、保護基
に応じて試薬を使用すればいいが、例えばシリルエーテ
ル保護基の場合、酸性条件で脱保護できる。
ミノ保護基を脱離させ式(1)で表されるスフィンゴシ
ン類縁体が得られる。アミノ基の脱保護は常法により行
うことができるが、例えばt−ブトキシカルボニル基の
場合、希塩酸、希硫酸等の無機酸やトリフルオロ酢酸等
の有機酸が用いられる。 (xi) また、式(13)で表される化合物に塩基存
在下四臭化炭素と亜リン酸トリエステルと反応させるこ
とにより下記式(13−1)で表わされる化合物が得ら
れる。亜リン酸トリエステルとしては、亜リン酸トリメ
チル、亜リン酸トリエチル、亜リン酸トリブチル等が挙
げられる。使用する塩基としてはトリエチルアミン、エ
チルジイソプロピルアミン、N,N−ジメチルアニリ
ン、N,N−ジエチルアニリン、ピリジン、ピコリン、
ルチジン、コリジン、4−N,N−ジメチルアミノピリ
ジン等の3級アミンが挙げられる。更に式(13−1)
で表わされる化合物のリン酸エステルの加水分解とアミ
ノ保護基の脱保護を、常法に従い行なうことにより下記
式(13−2)で表わされる化合物、即ちスフィンゴシ
ン類縁体(1)−1−リン酸が得られる。この反応は下
記スキーム2で示される。 スキーム2
Z、XおよびP2は前掲と同じ意味を表わす。本発明方
法によれば、殊に光学活性な化合物を、操作が簡便で収
率がよく、しかも高光学純度で得ることができる。出発
原料として用いられる3−ベンジル−4−アルコキシカ
ルボニル−2−オキサゾリジノンは特開平10−876
77に記載のように3−クロロ−1,2−プロパンジオ
ールからグリシドールを経て得られるが、3−クロロ−
1,2−プロパンジオールとして光学活性な3−クロロ
−1,2−プロパンジオールを用いる場合は光学活性な
スフィンゴシン類縁体を合成することができる。
(4)で表わされる化合物は下記のように合成できる。 スキーム3
式(14)で表される化合物の水酸基の一方を保護する
ことにより式(15)で表される化合物を得、この化合
物を酸化することにより式(16)で表される化合物を
得、この化合物に四臭化炭素/トリフェニルホスフィン
を作用させることにより式(17)で表される化合物を
得、ついでこの化合物にn−ブチルリチウム等の塩基を
作用させることにより式(4)で表される化合物が得ら
れる。式(14)で表される化合物としては、エチレン
グリコール、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタ
ンジオール、1,9−ノナンジオール、1,10−デカ
ンジオール等の化合物が挙げられる。
はこれに限定されるものではない。なお、実施例中の略
記号THPはテトラヒドロピラニル基、Phはフェニル
基、Bocはt−ブトキシカルボニル基、TBSはt−
ブチルジメチルシリル基を夫々意味する。
(5 g, 28.69 mmol)のクロロホルム (286.9 mL)溶液に0
℃でジヒドロピラン(3.66 mL, 40.17 mmol)、ピリジニ
ウムパラトルエンスルホネート (3.60 g, 14.34 mmol)
を順次加えた後、室温に昇温し1.5時間攪拌した。反
応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、中和
した後クロロホルムで抽出した。有機層を飽和食塩水溶
液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮
を行った。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(from
20% to 33% ethyl acetate in hexane)により分離・精
製し、モノTHP体(18)(3.87g, 52.1%)を得た。
9 Hz, 1H), 3.87 (ddd,J = 3.66, 7.32, 11.12 Hz, 1
H), 3.73 (td, J = 7.07, 9.51 Hz, 1H), 3.63 (t, J =
6.58 Hz, 2H), 3.50 (m, 1H), 3.38 (td, J = 6.73,
9.52 Hz, 1H), 1.83(m, 1H), 1.72 (m, 1H), 1.43-1.61
(m, 8H), 1.22-1.40 (m, 12H);13 C NMR (CDCl3, 100MHz) δ: 98.8, 67.6, 63.0, 62.
3, 32.8, 30.7, 29.7, 29.5, 29.45, 29.40, 29.3, 26.
2, 25.7, 25.5, 19.6. IR (NaCl neat): 3405, 2928, 1076, 1034 cm-1
9 mL, 50.41 mmol)のジクロロメタン (100.8 mL)溶液に
−78 ℃でジメチルスルホキシド(4.33 mL, 60.48 mmo
l)を滴下し5分間攪拌した後、モノTHP体(18)
(5.21 g, 20.16 mmol)のジクロロメタン(100.8 mL)溶液
をゆっくりと滴下した。反応混合物をそのままの温度で
40分間攪拌後、トリエチルアミン(15.16 mL, 100.80
mmol)を滴下した。そのままの温度で1時間攪拌後、室
温へと昇温し、20分間攪拌した。反応混合物に水を加
え、クロロホルムで抽出した。有機層を飽和食塩水溶液
で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮を
行った。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(from 9%
to13% ethyl acetate in hexane)により分離・精製
し、アルデヒド体(19)(5.17 g, 100%)を得た。
5 Hz, 1H), 4.57 (dd, J= 2.68, 4.64 Hz, 1H), 3.87
(ddd, J = 3.66, 7.31, 10.97 Hz, 1H), 3.73 (td, J =
6.83, 9.52 Hz, 1H), 3.50 (m, 1H), 3.38 (td, J =
6.58, 9.75 Hz, 1H), 2.42 (dt, J = 1.95, 7.56 Hz, 1
H), 1.83 (m, 1H), 1.69 (m, 1H), 1.49-1.61 (m, 8H),
1.24-1.40 (m, 10H);13 C NMR (CDCl3, 100MHz) δ: 202.9, 98.8, 67.6, 62.
3, 43.9, 30.7, 29.7, 29.35, 29.30, 29.2, 29.1, 26.
2, 25.5, 22.0, 19.7. IR (NaCl neat): 2930, 1726, 1078, 1034 cm-1
スフィン(21.32 g, 81.29 mmol)のジクロロメタン(60 m
L)溶液に−20℃で四臭化炭素 (13.48 g, 40.64 mmo
l)、トリエチルアミン (6.11 mL,40.64 mmol)を順次加
え10分間攪拌した後、−78℃に冷却した。反応混合
物中にアルデヒド体(18)(5.06 g, 19.75 mmol)のジ
クロロメタン (41.6 mL)溶液を滴下し10分間攪拌した
後、室温へと昇温し、ジエチルエーテルを加え、析出し
た固体をセライトろ過により除去した。ろ液を減圧濃縮
した後、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(5% ethy
l acetate in hexane)により精製し、ジブロモオレフィ
ン体(20)(6.83 g, 84.0%)を得た。
H), 4.57 (dd, J = 2.69, 4.39 Hz, 1H), 3.87 (ddd, J
= 3.66, 7.56, 11.22 Hz, 1H), 3.73 (td, J =7.07,
9.51 Hz, 1H), 3.50 (m, 1H), 3.38 (td, J = 6.59, 9.
51 Hz, 1H), 2.08(q, J = 7.32, 2H), 1.83 (m, 1H),
1.72 (m, 1H), 1.50-1.63 (m, 5H), 1.26-1.43 (m, 13
H);13 C NMR (CDCl3, 100MHz) δ: 138.9, 98.8, 88.4, 67.
6, 62.3, 33.0, 30.7, 29.7, 29.4, 29.2, 29.0, 27.7,
26.2, 25.5, 19.7. IR (NaCl neat): 2928, 1078, 1034 cm-1
(19)(8.98 g, 21.75 mmol)のテトラヒドロフラン
(109.0 mL)溶液に−78℃でn−ブチルリチウムの1.
6Nへキサン溶液 (34.04mL, 54.48 mmol)を滴下した。
そのままの温度で25分間撹拌した後、反応混合物中に
水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水
溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃
縮を行った。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(5%
ethyl acetate in hexane)により精製し、アセチレン体
(21)(5.00 g, 90.8%)を得た。
9 Hz, 1H), 3.87 (ddd,J = 3.66, 7.31, 11.23 Hz, 1
H), 3.73 (td, J = 6.83, 9.52 Hz, 1H), 3.50 (m, 1
H), 3.38 (td, J = 6.83, 9.52 Hz, 1H), 2.17 (dt, J
= 2.68, 7.07 Hz, 2H), 1.94 (t, J = 2.69 Hz, 1H),
1.81 (m, 1H), 1.70 (m, 1H), 1.45-1.70 (m,8H), 1.22
-1.45 (m, 10H);13 C NMR (CDCl3, 100MHz) δ: 98.8, 84.7, 68.0, 67.
6, 62.3, 32.9, 30.8, 29.7, 29.4, 29.0, 28.7, 28.4,
26.2, 25.5, 19.7, 18.4. IR (NaCl neat): 3312, 2934, 2118, 1742, 1078, 1034
cm-1
g, 4.68 mmol)のテトラヒドロフラン (12.76 mL)溶液に
−78℃でn−ブチルリチウムの1.6Nへキサン溶液
(2.79 mL, 4.465mmol)を滴下し、そのままの温度で30
分間攪拌した。この溶液を−100 ℃以下に冷却した
(4S)−3−ベンジル−4−メトキシカルボニル−2
−オキサゾリジノン(1.0 g, 4.25 mmol)のTHF (21.2
6 mL)溶液に滴下した後、30分攪拌した。反応混合物
をpH 7のリン酸緩衝液中に滴下し、ジエチルエーテ
ルで抽出した。有機層を飽和食塩水溶液で洗浄し、無水
硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮を行った。残渣を
シリカゲルクロマトグラフィー(from 11% to 33% ethyl
acetate in hexane)により精製し、ケトン体(22)
(1.26 g, 64.7%)を得た。
(d, J = 14.88 Hz, 1H), 4.57 (dd, J = 2.93, 4.39 H
z, 1H), 4.42 (dd, J = 9.27, 9.51 Hz, 1H), 4.35 (d
d, J = 4.88, 9.27 Hz, 1H), 4.12 (d, J = 14.88 Hz,
1H), 4.09 (dd, J= 4.88, 9.76 Hz, 1H), 3.87 (ddd, J
= 3.42, 7.32, 11.22 Hz, 1H), 3.73 (td, J = 6.83,
9.52 Hz, 1H), 3.49 (m, 1H), 3.38 (td, J = 6.83, 9.
51 Hz, 1H), 2.40 (t, J = 7.07 Hz, 2H), 1.82 (m, 1
H), 1.74 (m, 1H), 1.47-1.63 (m, 8H), 1.28-1.42 (m,
10H);13 C NMR (CDCl3, 100MHz) δ: 183.6, 157.6, 134.8, 1
28.9, 128.6, 128.2, 100.9, 98.8, 78.0, 67.6, 63.7,
63.1, 62.3, 47.3, 30.7, 29.7, 29.32, 29.26,28.84,
28.81, 27.4, 26.1, 25.4, 19.7, 19.1. IR (NaCl neat): 2932, 2208, 1767, 1680, 1412, 1032
cm-1
43 mmol)のトルエン(107.16 mL)溶液に0℃で0.5M
ジイソブチルアルミニウム2,6−t−ブチル−4−メ
チルフェノキシド のトルエン溶液(94.30 mL)を滴下し
た。15分間攪拌した後、飽和塩化アンモニウム水溶液
を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水溶
液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮
を行った。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(from
20% to 33% ethyl acetate in hexane)により精製し、
還元体(23)(8.88 g, 90.6%)を得た。
(d, J = 15.36 Hz, 1H),4.54 (dd, J = 2.93, 4.39 Hz,
1H), 4.46 (m, 1H), 4.39 (dd, J = 5.12, 9.03 Hz, 1
H), 4.27 (d, J = 16.83 Hz, 1H), 4.24 (t, J = 9.03
Hz, 1H), 3.83 (ddd, J = 3.66, 7.32, 10.98 Hz, 1H),
3.69 (td, J = 6.83, 9.51 Hz, 1H), 3.69 (m, 1H),
3.46 (m, 1H), 3.34 (td, J = 6.83, 9.52 Hz, 1H), 2.
10-2.15 (m, 2H), 1.79 (m, 1H), 1.67 (m, 1H), 1.18-
1.35 (m, 18H);13 C NMR (CDCl3, 100MHz) δ: 158.9, 136.0, 128.8, 1
28.1, 127.9, 98.8, 76.52, 76.47, 67.6, 63.4, 62.3,
60.7, 58.6, 46.4, 30.7, 29.6, 29.3, 28.9, 28.7, 2
8.2, 26.1, 25.4, 19.6, 18.5. IR (NaCl neat): 3393, 2932, 1740, 1441, 1238, 107
3, 1030 cm-1
30 mL)に−78℃で還元体(23)(4.79 g, 10.47 mmo
l)のテトラヒドロフラン (146.6 mL)溶液を加えた後、
反応溶液が青く変色するまで金属リチウムを加えた。ア
イスバスを除去し3時間還流させた後、−78℃で固体
の塩化アンモニウムを加え、アンモニアを留去した。酢
酸エチルを加えた後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、
減圧濃縮を行った。残渣をシリカゲルクロマトグラフィ
ー(from 50% to 80% ethyl acetate in hexane)により
精製し、E−オレフィン体(24)(3.72 g, 96.1%)を
得た。
(dtd, J = 0.73, 6.83, 15.37 Hz, 1H), 5.38 (tdd, J
= 1.22, 6.83, 15.37 Hz, 1H), 4.57 (dd, J = 2.69,
4.39 Hz, 1H), 4.40 (t, J = 8.78 Hz, 1H), 4.33 (dd,
J = 5.12, 8.78 Hz, 1H), 3.81-3.90 (m, 2H), 3.73
(td, J = 6.83, 9.51 Hz, 1H), 3.50 (m, 1H), 3.38 (t
d, J = 6.83, 9.51 Hz, 1H), 3.09 (br s, 1H), 2.02-
2.07 (m, 2H),1.82 (m, 1H), 1.71 (m, 1H), 1.47-1.63
(m, 6H), 1.23-1.41 (m, 12H);13 C NMR (CDCl3, 100MHz) δ: 160.3, 136.3, 126.6, 9
8.9, 73.1, 67.7, 66.3,62.3, 56.3, 32.3, 30.7, 29.
7, 29.41, 29.37, 29.3, 29.1, 28.9, 26.1, 25.4, 19.
7. IR (KBr disk): 3416, 3260, 2920, 1752, 1713, 1078,
1024 cm-1
(2.00 g, 5.41 mmol)のエタノール(27.06 mL)溶液に8
N−水酸化カリウム水溶液(10.8 mL)を加え2時間還流
した。反応混合物を0℃に冷却後、2N−塩酸水溶液で
中和した。減圧下にエタノールを留去した後、酢酸エチ
ルで抽出した。有機層を飽和食塩水溶液で洗浄し、無水
硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮を行った。残渣の
テトラヒドロフラン−水 (52.12 mL,1:1)溶液に0℃で
炭酸カリウム(3.74g, 27.07 mmol)、ニ炭酸ジ−t−ブ
チル(2.36 g, 10.83 mmol)を順次加え、2時間攪拌し
た。反応混合物を酢酸エチルで抽出した後、有機層を飽
和食塩水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥、
減圧濃縮を行った。残渣をシリカゲルクロマトグラフィ
ー(66% ethyl acetate inhexane)により精製し、Boc保
護体(25)(2.10 g, 87.4%)を得た。
83, 15.37 Hz, 1H), 5.53 (tdd, J = 1.12, 6.58, 15.3
7 Hz, 1H), 5.32 (br d, J = 5.85 Hz, 1H), 4.57 (dd,
J = 2.93, 4.14 Hz, 1H), 4.30 (m, 1H), 3.93 (dd, J
= 3.66, 11.48 Hz, 1H), 3.87 (ddd, J = 3.66, 7.56,
10.98 Hz, 1H), 3.73 (td, J = 6.83, 9.51 Hz, 1H),
3.68 (m, 1H), 3.60 (m, 1H), 3.50 (m, 1H), 3.38 (t
d, J = 6.58, 9.51 Hz, 1H), 2.86 (br s, 1H), 2.83
(br s, 1H), 2.05 (q, J = 7.07 Hz,2H), 1.83 (m, 1
H), 1.72 (m, 1H), 1.48-1.61 (m, 6H), 1.45 (s, 9H),
1.25-1.42 (m, 12H);13 C NMR (CDCl3, 100MHz) δ: 156.2, 133.9, 129.0, 9
8.8, 79.7, 74.8, 67.7,62.6, 62.3, 55.4, 32.2, 30.
7, 29.7, 29.43, 29.37, 29.3, 29.1, 29.0, 28.3, 26.
1, 25.5, 19.7. IR (KBr disk): 3395, 2928, 1694, 1249, 1024 cm-1
5)(667 mg, 1.50 mmol)のN,N−ジメチルホルムア
ミド (7.52 mL)溶液に0℃でイミダゾール (512 mg, 7.
518 mmol)、t−ブチルジメチルシリルクロリド (680 m
g, 4.51 mmol)を加えた後、室温へ昇温し、5時間攪拌
した。反応混合物を氷水中に注ぎ、ジエチルエーテルで
抽出した。有機層を飽和食塩水溶液で洗浄し、無水硫酸
マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮を行った。残渣をシリ
カゲルクロマトグラフィー(9% ethyl acetate in hexan
e)により精製し、ジシリルエーテル体(26)(765 mg,
75.7%)を得た。
83, 15.37 Hz, 1H), 5.40 (dd, J = 7.07, 15.37 Hz, 1
H), 4.61 (br d, J = 8.53 Hz, 1H), 4.57 (dd,J = 2.9
3, 4.40 Hz, 1H), 4.18 (br t, J = 6.59 Hz, 1H), 3.8
6 (ddd, J = 3.42, 7.57, 11.22 Hz, 1H), 3.76 (dd, J
= 4.63, 10.00 Hz, 1H), 3.73 (td, J =6.83, 9.51 H
z, 1H), 3.58 (m, 2H), 3.49 (m, 1H), 3.37 (td, J =
6.58, 9.51 Hz, 1H), 2.00 (q, J = 6.83 Hz, 2H), 1.8
2 (m, 1H), 1.71 (m, 1H), 1.47-1.60 (m, 6H), 1.41
(s, 9H), 1.25-1.41 (m, 12H), 0.89 (s, 9H), 0.87
(s, 9H), 0.04 (s, 6H), 0.03 (s, 3H), 0.03 (s, 3H);13 C NMR (CDCl3, 100MHz) δ: 155.6, 133.1, 130.1, 9
8.8, 78.8, 73.1, 67.7,62.3, 61.4, 56.6, 32.2, 30.
8, 29.8, 29.54, 29.49, 29.4, 29.23, 29.17, 28.4, 2
6.2, 25.89, 25.85. 25.5, 19.7, 18.2, 18.1, -4.1, -
4.9, -5.3, -5.5 IR (KBr disk): 3459, 2930, 1721, 1254, 1034, 837,
777 cm-1
6)(500 mg, 0.74 mmol)のN,N−ジメチルホルムア
ミド (14.88 mL)溶液に0℃で臭化マグネシウム (2.74
g, 14.88 mmol)を加えた後、室温へ昇温し、10分間攪
拌した。反応混合物を氷水中に注ぎ、酢酸エチルで抽出
した。有機層を飽和食塩水溶液で洗浄し、無水硫酸マグ
ネシウムで乾燥後、減圧濃縮を行った。残渣をシリカゲ
ルクロマトグラフィー(from 9% to 25%ethyl acetate i
n hexane)により精製し、アルコール体(27)(344 m
g, 78.7%)を得た。
83, 15.37 Hz, 1H), 5.41 (dd, J = 7.32, 15.37 Hz, 1
H), 4.62 (br d, J = 8.05 Hz, 1H), 4.19 (t, J= 6.35
Hz, 1H), 3.77 (dd, J = 4.39, 10.00 Hz, 1H), 3.64
(t, J = 6.59 Hz, 2H), 3.52-3.62 (m, 2H), 2.01 (q,
J = 6.83 Hz, 2H), 1.57 (q, J = 6.83 Hz, 1H), 1.56
(q, J = 6.83 Hz, 1H), 1.42 (s, 9H), 1.26-1.39 (m,
12H), 0.89 (s, 9H), 0.87 (s, 9H), 0.05 (s, 6H), 0.
04 (s, 3H), 0.01 (s, 3H);13 C NMR (CDCl3, 100MHz) δ: 155.6, 133.0, 130.1, 7
8.8, 73.1, 63.0, 61.4,56.6, 32.8, 32.2, 29.5, 29.
4, 29.2, 29.1, 28.4, 25.89, 25.85, 25.7, 18.2, 18.
1, -4.1, -4.9, -.5.3, -5.5. IR (KBr disk): 3455, 2930, 1721, 1254, 837, 777 cm
-1
g, 0.60 mmol)のテトラヒドロフラン (3.00 mL)溶液に
0℃でトリエチルアミン (0.27 mL, 1.80 mmol)、メタ
ンスルホニルクロリド(0.07 mL, 0.90 mmol)を加えた
後、10分間攪拌した。反応混合物に飽和塩化アンモニ
ウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽
和食塩水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥
後、減圧濃縮を行った。残渣のN,N−ジメチルホルム
アミド (3.00 mL)溶液に0℃でアジ化ナトリウム(195 m
g, 3.00mmol)を加えた後、50℃に昇温し3時間攪拌し
た。反応混合物に水を加え、ジエチルエーテルで抽出し
た。有機層を飽和食塩水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネ
シウムで乾燥後、減圧濃縮を行った。残渣をシリカゲル
クロマトグラフィー(9%ethyl acetate in hexane)によ
り精製し、アジド体(28)(327 mg, 88.9%)を得た。
83, 15.37 Hz, 1H), 5.42 (dd, J = 7.32, 15.37 Hz, 1
H), 4.62 (br d, J = 7.80 Hz, 1H), 4.19 (dd,J = 5.8
5, 6.83 Hz, 1H), 3.77 (dd, J = 4.39, 9.76 Hz, 1H),
3.48-3.64 (m,2H), 3.25 (t, J = 6.83 Hz, 2H), 2.01
(q, J = 6.83 Hz, 2H), 1.61 (t, J =7.07 Hz, 1H),
1.58 (t, J = 7.07 Hz, 1H), 1.26-1.45 (m, 21H), 0.8
9 (s, 9H), 0.87 (s, 9H), 0.05 (s, 6H), 0.04 (s, 3
H), 0.01 (s, 3H); 13C NMR (CDCl 3, 100MHz) δ: 155.
6, 133.0, 130.1, 78.8, 73.1, 61.4, 56.6, 51.5, 32.
2,29.41, 29.36, 29.2, 29.1, 28.8, 28.4, 26.7, 25.8
9, 25.85, 18.2, 18.1, -4.1, -4.9, -.5.3, -5.5. IR (KBr disk): 3457, 2930, 2097, 1719, 1254, 837,
777 cm-1
0.53 mmol)のテトラヒドロフラン−水 (5.33 mL,9:1)の
混合溶液に室温でトリフェニルホスフィン(210 mg, 0.8
0 mmol)を加えた後、60℃に昇温し5時間攪拌した。
反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層
を飽和食塩水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾
燥後、減圧濃縮を行った。残渣をシリカゲルクロマトグ
ラフィー(13% methanol in chloroform)により精製し、
アミン体(29) (291 mg, 93.0%)を得た。
37 Hz, 1H), 5.41 (dd,J = 7.07, 15.12 Hz, 1H), 4.62
(br d, J = 8.05 Hz, 1H), 4.18 (dd, J = 5.86, 6.34
Hz, 1H), 3.77 (dd, J = 4.40, 10.00 Hz, 1H), 3.59-
3.64 (m, 2H), 2.71 (dd, J = 7.07, 7.83 Hz, 2H), 2.
53 (br s, 2H), 2.00 (q, J = 7.07 Hz,2H), 1.24-1.52
(m, 23H), 0.89 (s, 9H), 0.87 (s, 9H), 0.05 (s, 6
H), 0.03(s, 3H), 0.01 (s, 3H);13 C NMR (CDCl3, 100MHz) δ: 155.6, 133.1, 130.1, 7
3.1, 61.4, 56.6, 45.8,41.8, 32.8, 32.2, 29.5, 29.
4, 29.2, 29.2, 28.4, 26.8, 25.9, 25.8, 20.9,18.1,
-4.1, -4.9, -5.3, -5.5. IR (KBr disk): 3457, 3351, 2930, 1719, 1254, 1103
cm-1
0.09 mmol)のテトラヒドロフラン(0.85 mL)溶液に0℃
でトリエチルアミン (0.026 mL, 0.17 mmol)、4−クロ
ロ−7−ニトロベンゾ−2−オキサ−1,3−ジアゾー
ル(34 mg, 0.17 mmol)を加えた後、室温に昇温し25分
間攪拌した。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出
した。有機層を飽和食塩水溶液で洗浄し、無水硫酸マグ
ネシウムで乾燥後、減圧濃縮を行った。残渣をシリカゲ
ルクロマトグラフィーにより粗精製(from 5% to 25% et
hyl acetate in hexane)し、カップリング体を得た。上
記で得られたカップリング体のメタノール (0.85 mL)溶
液に0℃で2N−塩酸(0.34 mL)水溶液を加えた後、室
温に昇温し2時間攪拌した。反応混合物に飽和炭酸水素
ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機
層を飽和食塩水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで
乾燥後、減圧濃縮を行った。残渣をシリカゲルクロマト
グラフィー(from17% to 50% ethyl acetate in hexane)
により精製し、ジオール体(30)(37 mg, 84%)を得
た。
H), 6.63 (br s, 1H), 6.18 (d, J = 8.79 Hz, 1H), 5.
77 (dtd, J = 0.98, 6.83, 15.37 Hz, 1H), 5.53(dd, J
= 6.34, 15.61 Hz, 1H), 5.36 (br d, J = 7.08 Hz, 1
H), 4.33 (m, 1H), 3.94 (dd, J = 3.66, 11.47 Hz, 1
H), 3.72 (m, 1H), 3.61 (m, 1H), 3.50 (m, 2H), 2.88
(br s, 1H), 2.84 (br s, 1H), 2.03-2.08 (m, 2H),
1.81 (qd, J= 7.31, 7.31 Hz, 2H), 1.45 (s, 9H), 1.2
2-1.52 (m, 12H);13 C NMR (CDCl3, 100MHz) δ: 144.2, 144.0, 136.6, 1
33.8, 129.1, 128.3, 98.4, 79.7, 74.8, 73.4, 65.8,
62.6, 60.4, 55.4, 44.0, 32.1, 29.23, 29.15,29.0, 2
8.9, 28.4, 28.3, 26.8. IR (KBr disk): 3443, 3337, 3260, 2930, 1680, 1588,
1530, 1300, 1167 cm-1
0)(993 mg, 1.90 mmol)のジクロロメタン (9.52 mL)
溶液に0℃でトリフルオロ酢酸(3.81 mL)加えた。その
ままの温度で40分間攪拌した後、溶媒を減圧濃縮し
た。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(from 13% to
25% methanol in chloroform with 3% Et3N)により粗
精製した後、高速液体クロマトグラフィー(Develosil C
8-5, 250*20, 80% acetonitrile in water, retention
time; 4.6 min., UV detection; 240 nm, flow rate; 1
0 mL/min)により精製し、スフィンゴシン類縁体(3
1)(266 mg, 33.1%)を得た。
H), 6.33 (d, J = 9.02Hz, 1H), 5.83 (dtd, J = 0.98,
6.83, 15.13 Hz, 1H), 5.46 (tdd, J = 1.47,7.08, 1
5.37 Hz, 1H), 4.27 (t, J = 5.85 Hz, 1H), 3.79 (dd,
J = 4.15, 11.71 Hz, 1H), 3.66 (dd, J = 8.30, 11.7
1 Hz, 1H), 3.42-3.60 (m, 2H), 3.20 (td, J = 4.39,
8.29 Hz, 1H), 2.08 (m, 2H), 1.77 (qd, J = 7.32, 7.
32 Hz, 2H), 1.27-1.51 (m, 14H); 13C NMR (CD3OD, 10
0MHz) δ: 146.4, 146.2, 138.5,136.4, 128.5, 99.6,
71.1, 59.6, 58.5, 44.9, 33.3, 30.5, 30.4, 30.32, 3
0.26, 30.1, 29.2, 28.0. IR (KBr disk): 3281, 3081, 2928, 1678, 1620, 1589,
1300, 1202, 1138 cm-1FAB MASS m/z calcd. for C20H
32N505 (M+ + H) 422.2403, found 422.2409.
(30) (345 mg, 0.66 mmol)のピリジン (3.31 mL)溶
液に−4℃で四臭化炭素 (329 mg, 0.99 mmol)、亜リン
酸トリメチル (0125 mL, 1.06 mmol)を順次加えた後、
1時間攪拌した。反応溶液を減圧下除去し、析出した不
溶物をセライト濾過により除去した後、ろ液を減圧濃縮
した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(from 50%
to 75% ethyl acetate in hexane)により分離・精製
し、リン酸メチルエステル体(32)(382 mg, 91.8%)
を得た。 [α]D 19.0 1.062 (c=0.829, CHCl3) IR (NaCl neat): 3326, 2928, 1701, 1588, 1530, 136
6, 1042 cm-1 1 H NMR (CDCl3, 400MHz) δ: 8.49 (d, J = 8.78 Hz, 1
H), 6.73 (br s, 1H), 6.18 (d, J = 8.78 Hz, 1H),
5.75 (dtd, J = 0.73, 6.83, 15.37 Hz, 1H), 5.51 (d
d, J = 6.83, 15.37 Hz, 1H), 5.09 (br d, J = 7.81
Hz, 1H), 4.33 (ddd, J = 4.88, 7.81, 10.73 Hz, 1
H), 4.124.18 (m, 2H), 3.77-3.81 (m, 7H),3.51 (td,
J = 6.34, 6.34 Hz, 1H), 2.03 (m, 2H), 1.81 (tt, J
= 7.32, 7.32 Hz, 2H), 1.43 (s, 9H), 1.24-1.51 (m,
12H);13 C NMR (CD3OD, 100MHz) δ: 155.7, 144.2, 144.1, 1
43.9, 136.5, 134.5, 128.6, 119.4, 98.4, 79.7, 72.
4, 66.6 (JC-P = 4.96 Hz), 60.3, 54.9 (JC-P =4.96
Hz), 54.5 (JC-P = 5.79 Hz), 44.0, 32.1, 29.2, 29.
1, 29.0, 28.9, 28.8, 28.4, 28.3, 26.8.
ン酸メチルエステル体(32)(165 mg, 0.26 mmol)の
アセトニトリル (0.66 mL)溶液に室温でトリメチルシリ
ルブロミド(0.35 mL, 2.62 mmol)のアセトニトリル (0.
67 mL)溶液をゆっくり滴下した。そのままの温度で2時
間攪拌した後、反応溶液を減圧濃縮した。残渣にメタノ
ール(1.31 mL)を加え、1時間攪拌した後、反応溶液を
減圧濃縮した。残渣を高速液体クロマトグラフィーによ
り分離・精製し、スフィンゴシン−1−リン酸類縁体
(33)(93 mg, 71.0%)を得た。 [α]D 19.0 -9.875 (c=0.519, CH3OH) IR (NaCl neat): 3306, 2930, 1588, 1530, 1352 cm-1 1 H NMR (CD3OD, 400MHz) δ: 8.51 (d, J = 8.78 Hz, 1
H), 6.34 (d, J = 9.03Hz, 1H), 5.88 (dtd, J = 0.98,
6.83, 15.36 Hz, 1H), 5.48 (tdd, J = 1.22,6.83, 1
5.37 Hz, 1H), 4.34 (dd, J = 5.37, 5.61 Hz, 1H), 4.
24 (ddd, J = 3.66, 6.10, 11.46 Hz, 1H), 4.12 (ddd,
J = 6.59, 8.29, 11.47 Hz, 1H), 3.47-3.59 (m, 2H),
3.45 (td, J = 3.91, 9.02 Hz, 1H), 2.09 (td, J =
6.83, 6.83Hz, 2H), 1.78 (tt, J = 7.32, 7.32 Hz, 2
H), 1.28-1.50 (m, 12H);13 C NMR (CD3OD, 100MHz) δ: 146.7, 145.7, 145.5, 1
38.6, 137.0, 128.0, 122.6, 99.7, 70.6, 64.3 (JC-P
= 3.31 Hz), 56.9 (JC-P = 7.44 Hz), 44.8, 33.3, 30.
5, 30.4, 30.33, 30.28, 30.0, 29.3, 28.0.
縁体(1)は、細胞内の局在場所や代謝物の挙動を解明
するために有用な化合物である。
Claims (10)
- 【請求項1】 式(1) 【化1】 (式中、Xは炭素数1〜15のアルキル基を意味し、そ
してZは蛍光標識基を意味する。)で表されるスフィン
ゴシン類縁体、またはその水酸基もしくはアミノ基が保
護された化合物。 - 【請求項2】 式(1)の化合物が光学活性である請求
項1に記載の化合物。 - 【請求項3】 式(1)において、Zが7−ニトロベン
ゾ−2−オキサ−1,3−ジアゾール−4−イルである
請求項1または2に記載の化合物。 - 【請求項4】 式(13−1) 【化2】 (式中、Zは蛍光標識基を意味し、Xは炭素数1〜15
のアルキル基を意味し、R2は炭素数1〜5のアルキル
基を意味し、そしてP2はアミノ保護基を意味する。)
で表されるスフィンゴシン類縁体−1−リン酸エステ
ル、またはそのアミノ保護基が脱離し、もしくはリン酸
エステル部が加水分解された化合物。 - 【請求項5】 式(13−1)の化合物が光学活性であ
る請求項4に記載の化合物。 - 【請求項6】 式(13−1)において、Zが7−ニト
ロベンゾ−2−オキサ−1,3−ジアゾール−4−イル
である請求項4または5に記載の化合物。 - 【請求項7】 式(10) 【化3】 (式中、Xは炭素数1〜15のアルキル基を意味し、P
2はアミノ保護基を意味し、そしてP3は水酸基保護基
を意味する。)で表される化合物の水酸基をアジドに変
え、式(11) 【化4】 (式中、X、P2およびP3は前記に同じ。)で表され
る化合物を得、該アジドを還元し、式(12) 【化5】 (式中、X、P2およびP3は前記に同じ。)で表され
る化合物を得、これに蛍光標識基を有する試薬を反応さ
せ、ついで必要に応じ保護基を脱離させることを特徴と
する式(1) 【化6】 (式中、XおよびZは前記に同じ。)で表されるスフィ
ンゴシン類縁体、またはその水酸基もしくはアミノ基が
保護された化合物の製法。 - 【請求項8】 式(10) 【化7】 (式中、Xは炭素数1〜15のアルキル基を意味し、P
2はアミノ保護基を意味し、そしてP3は水酸基保護基
を意味する。)で表される化合物の水酸基をアジドに変
え、式(11) 【化8】 (式中、X、P2およびP3は前記に同じ。)で表され
る化合物を得、該アジドを還元し、式(12) 【化9】 (式中、X、P2およびP3は前記に同じ。)で表され
る化合物を得、これに蛍光標識基を有する試薬を反応さ
せ、ついで水酸基保護基を脱離させ、式(13) 【化10】 (式中、Z、XおよびP2は前記に同じ。)で表わされ
る化合物を得、この化合物に亜リン酸トリエステルを反
応させ、ついでアミノ保護基を脱離させ、そしてリン酸
エステル部を加水分解することを特徴とする式(13−
2) 【化11】 (式中、XおよびZは前記に同じ。)で表されるスフィ
ンゴシン類縁体−1−リン酸の製法。 - 【請求項9】 式(10a) 【化12】 (式中、Xは炭素数1〜15のアルキル基を意味す
る。)で表される化合物、またはその水酸基もしくはア
ミノ基が保護された化合物。 - 【請求項10】 式(12a) 【化13】 (式中、Xは炭素数1〜15のアルキル基を意味す
る。)で表される化合物、またはその水酸基もしくはア
ミノ基が保護された化合物。
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WO2005030780A1 (en) * | 2003-09-29 | 2005-04-07 | Novartis Ag | Fluorescent labeled sphingosines |
-
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- 2002-03-07 JP JP2002061640A patent/JP4147790B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2007507205A (ja) * | 2003-09-29 | 2007-03-29 | ノバルティス アクチエンゲゼルシャフト | 蛍光標識スフィンゴシン |
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