JP2003260813A - カラー画像形成装置およびカラー画像形成方法 - Google Patents

カラー画像形成装置およびカラー画像形成方法

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JP2003260813A JP2002065239A JP2002065239A JP2003260813A JP 2003260813 A JP2003260813 A JP 2003260813A JP 2002065239 A JP2002065239 A JP 2002065239A JP 2002065239 A JP2002065239 A JP 2002065239A JP 2003260813 A JP2003260813 A JP 2003260813A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 モアレによる画質劣化を発生させることな
く、プロセススピードを変更できるカラー画像形成装
置,カラー画像形成方法を提供する。 【解決手段】 画像信号に基づいて各色毎にディザ法に
よりハーフトーン処理を行う、プロセススピード変更可
能なカラー画像形成装置において、プロセススピードを
変更する場合に、前記ディザ法による画像処理を、プロ
セススピードの変更に応じて、図示の複数種類のディザ
パターンから、所望のディザパターン、たとえば、Y
(i),M(i),C(i),K(ii)を選択して行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラープリンタ,
カラー複写機等の、複数の画像形成部を有する電子写真
方式のカラー画像形成装置に関し、特にモアレによる画
質劣化の防止に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式のカラー画像形成装置にお
いては、転写材の種類によりプロセススピードを変更す
る画像形成装置がある。このような画像形成装置では、
例えば、普通紙では通常速度(1/1速とする)、厚紙
では1/2速、OHTシートでは1/4速というように
プロセススピードが切り替えられる。このプロセススピ
ードを切り替える動作を実現する手段として、光走査装
置(以下、スキャナという)には通常、半導体レーザか
ら照射されたビームが高速で回転している回転多面鏡
(以下、ポリゴンミラーという)の面で反射されて感光
体上を走査する構成になっており、プロセススピードを
1/nにするのであれば、n回の走査につき1回だけ、
画像データに基づいてレーザビームを照射する手法があ
る。つまり、ポリゴンミラーの面を(n−1)面飛ばし
でビームを照射して走査していることになる。
【0003】ところで、ポリゴンミラーを有する装置の
問題として、ポリゴンミラー面のモータ回転軸に対する
傾きがあると、感光体上でのビーム走査線の位置が搬送
方向に変動してしまうことが挙げられる(以下、面倒れ
という)。
【0004】この面倒れの様子を図9,図10に示す。
図9で、1は感光体ドラム、2はレーザビーム、3はポ
リゴンミラー、4はポリゴンミラー軸、5はモータ回転
軸、6はポリゴンミラーの傾き角、7は位置ズレのない
走査線、8は位置ズレのある走査線である。レーザビー
ム2の感光体1までの光路には、図示していない、ビー
ムをコリメートするレンズや、走査速度を補正するレン
ズ、折り返しミラーなどがある。図9のように、ポリゴ
ンミラー軸4がモータ回転軸5に対し傾くと、その傾き
角に応じて走査線の位置が搬送方向にずれる。この走査
線の位置ズレは、ポリゴンミラー面数に応じた、周期を
持っている。例えば、ポリゴンミラー面数が8面の場
合、ミラー面に適当に番号を振って、横軸にビームを走
査するのに使用するミラー面の番号、縦軸に走査線の搬
送方向の位置ズレをとった図10からわかる通り、ポリ
ゴンが1周して元の走査線に戻るような8面周期の面倒
れが発生する。
【0005】またここで、プロセススピードを1/2速
にすると、ポリゴン面を1面飛ばしでビームを走査する
ため面倒れの周期は4面周期、プロセススピードを1/
4速にすると、ポリゴン面を3面飛ばしでビームを走査
するため面倒れの周期は2面周期となり、プロセススピ
ードの変更に応じて、面倒れの周期が変わる。
【0006】また、面倒れ周期とハーフトーニング処理
で使われているディザパターンとが干渉して新たなパタ
ーン(以下、モアレという)が発生する。しかし、一般
に、必ずしもモアレの発生が問題となるような重大な画
質劣化を引き起こすとは限らない。なぜなら、画質劣化
を引き起こすモアレは、その画像周波数が人間の目で目
立つ周波数より低い周波数成分を持つ場合であり、人間
の目で目立つ周波数より高い周波数成分しか持たないモ
アレが発生したのであれば、画質は大きくは劣化しな
い。ただし、画像周波数が0もしくは限りなく0に近い
画像周波数成分(以下、画像周波数0とする)のモアレ
であれば、画像の直流成分であるので目立つことはな
い。よって、画質劣化を引き起こすモアレは、画像周波
数0を除く、人間の目で目立つ画像周波数より低い画像
周波数成分を持つことである。この人間の目で目立つ周
波数とは、よく文献などに引用されている人間の視覚の
解像度に対する応答値を表した図11等の視覚特性の観
点から、例えば、2.5[cycle/mm]とするも
のである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
従来例では以下のような問題がある。ポリゴンミラーの
面飛ばしでプロセススピードを変更する構成では、1/
1速から1/2速へプロセススピードを変更した途端、
それまで見られなかった面倒れとディザとによる酷い画
質劣化を引き起こすモアレが発生するといった場合があ
る。これは、プロセススピードの変更により面倒れの周
期が変わるためで、600dpiの解像度としたカラー
画像形成装置を例に、画像を周波数変換した図12,図
13を用いて説明する。ただし、説明を簡単化するた
め、周波数空間の走査方向を無視して、搬送方向に対す
る画像周波数の強度をとった1次元の図となっている。
【0008】図12は、1/1速のプロセススピード時
の図で、ディザパターンのスペクトル10の周波数を例
えばfD=7[cycle/mm]として、8ライン周
期の面倒れのスペクトル11の周波数はfJ(1/1)=2.
95[cycle/mm]なので、ディザの周波数と面
倒れの周波数とが干渉しコンボリューションによってモ
アレが発生すると考えられていることから、モアレのス
ペクトル15の周波数はfD−fJ(1/1)となる。よっ
て、1/1速では、モアレの周波数が人間の目で目立つ
周波数2.5[cycle/mm]に比べ大きいので画
質劣化はしない。
【0009】図13は、1/2速のプロセススピード時
の図で、4ライン周期の面倒れのスペクトル12の周波
数はfJ(1/2)=5.9[cycle/mm]であるか
ら、この時のモアレ16の周波数は人間の目で目立つ周
波数2.5[cycle/mm]より小さくなり、画質
は大きく劣化する。
【0010】このように、プロセススピードを変更した
場合、面倒れの周期が変わるため、面倒れとディザパタ
ーンとが干渉して発生するモアレの周波数も変わり、著
しく画像を劣化するという問題があった。
【0011】本発明は、このような状況のもとでなされ
たもので、モアレによる画質劣化を発生させることな
く、プロセススピードを変更できるカラー画像形成装
置,カラー画像形成方法を提供することを目的とするも
のである。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、カラー画像形成装置を次の(1)ないし
(4)のとおりに構成し、カラー画像形成方法を次の
(5)のとおりに構成する。
【0013】(1)画像信号に基づいて各色毎にディザ
法によりハーフトーン処理を行う画像処理手段と、各
々、ビームを走査して前記画像信号に対応した静電潜像
を感光体上に形成し、前記静電潜像を現像する複数の画
像形成部と、前記感光体の移動速度を変えることで複数
のプロセススピードに切り替えるプロセススピード変更
手段と、プロセススピード変更時に回転多面鏡の回転速
度を変更せず、ビームの照射を制御する手段と、を備え
たカラー画像形成装置において、前記画像処理手段は、
複数種類のディザパターンを有し、前記複数種類のディ
ザパターンから、前記プロセススピードの変更に応じ
て、所望のディザパターンを選択する選択手段を有する
カラー画像形成装置。
【0014】(2)前記(1)に記載のカラー画像形成
装置において、前記ディザパターンの選択は、前記プロ
セススピードの変更時における搬送方向の位置ズレの周
期とディザパターンとの干渉によるモアレが低減できる
ように算出されたディザパターンであるカラー画像形成
装置。
【0015】(3)前記(1)または(2)に記載のカ
ラー画像形成装置において、前記ディザパターンの選択
は、前記プロセススピードの変更時における走査方向の
位置ズレの周期とディザパターンとの干渉によるモアレ
が低減できるように算出されたディザパターンであるカ
ラー画像形成装置。
【0016】(4)前記(1)ないし(3)のいずれか
に記載のカラー画像形成装置において、前記ディザパタ
ーンの選択は、ディザパターンの変更による他色ディザ
との干渉によるモアレや色むらの発生を低減できるよう
に算出されたディザパターンであるカラー画像形成装
置。
【0017】(5)画像信号に基づいて各色毎にディザ
法によりハーフトーン処理を行う、回転多面鏡の回転速
度を変更せずプロセススピード変更可能なカラー画像形
成装置におけるカラー画像形成方法であって、前記ディ
ザ法による画像処理を、プロセススピードの変更に応じ
て、複数種類のディザパターンから、所望のディザパタ
ーンを選択して行うカラー画像形成方法。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態をカラ
ー画像形成装置の実施例により詳しく説明する。なお、
本発明は装置の形に限らず、実施例の説明に裏づけられ
て方法の形で実施することもできる。
【0019】
【実施例】(実施例1)図1は、実施例1である“カラ
ー画像形成装置”の要部構成を示す斜視図である。本実
施例は、4色すなわち、イエロ(以下、Yと記す)、マ
ゼンタ(以下、Mと記す)、シアン(以下、Cと記
す)、ブラック(以下、Kと記す)の画像形成手段を備
えたカラー画像形成装置である。図1において、1y,
1m,1c,1kは静電潜像を形成する感光体ドラムで
あり、それぞれY,M,C,K用の感光体ドラムであ
る。20y,20m,20c,20kは、画像信号に応
じて露光を行い、感光体ドラム1y,1m,1c,1k
上に静電潜像を形成するレーザスキャナである。レーザ
スキャナの構成は後述する。23は用紙を各色の画像形
成部に順次搬送する、転写ベルトを兼ねた無端状の搬送
ベルトである。24は図示しないモータとギア等からな
る駆動手段と接続され、搬送ベルト23を駆動する駆動
ローラである。25は搬送ベルト23の移動に従って回
転し、かつ搬送ベルト23に一定の張力を付与する従動
ローラである。
【0020】本実施例の動作について説明する。本実施
例は、プロセススピードが変更される毎にディザパター
ンを選択,変更する例である。
【0021】図2は、本実施例で用いる、各色が複数有
するディザパターンを示す図である。色毎に最大で2パ
ターンのディザを持っており、パターン図は、600d
pi単位の格子でドット形成パターンを示している。こ
のパターンの組み合わせの中で、画質が一番良いのは、
(i)のYMCKディザの組み合わせである。
【0022】ホストコンピュータなどからプリントすべ
きデータがプリンタに送られ、各色が持つディザパター
ンから画質が一番良いディザパターンの組み合わせを選
択し、各々、ハーフトーン処理される。よって、通常、
選択されるディザパターンは(i)のディザパターンで
ある。しかし、後述するような周期的な位置ズレと
(i)のディザパターンとでモアレが発生し画質が大き
く劣化する場合、(i)のディザパターンではなく、後
述する所望のディザパターンを選択する。そして、プリ
ンタの方式に応じた階調補正などの画像形成処理が終了
し、プリント可能状態となると、図示しない用紙カセッ
トから用紙が供給され、搬送ベルト23に到達し、搬送
ベルト23により用紙が各色の画像形成部に順次搬送さ
れる。搬送ベルト23による用紙搬送とタイミングを合
わせて、各色の画像信号が各レーザスキャナ20y,2
0m,20c,20kに送られ、感光体ドラム1y,1
m,1c,1k上に静電潜像が形成され、図示しない現
像器でトナーが現像され、転写部で用紙上に転写され
る。図1では、Y,M,C,Kの順に順次画像形成され
る。その後用紙は搬送ベルト23から分離され、図示し
ない定着器で熱によってトナー像が用紙上に定着され、
プリンタの外部へ排出される。
【0023】図3にスキャナ光学系の概略斜視図を示
す。図1と同一のものには、同一の符号を記してある。
レーザビーム光源(通常はレーザダイオード)201よ
り出射されたレーザビームは、コリメータレンズ205
によりコリメートされた後、ポリゴンミラー203で走
査される。走査されたビームは、f−θレンズ206で
走査速度を補正され、折り返しミラー202で反射さ
れ、最終的に感光体1上に画像信号に対応した潜像を形
成する。感光体1上での画像信号書き込みタイミングを
検出するためのビーム検出手段であるセンサ(以下、B
Dセンサという)204から出力された図示しない水平
同期信号(以下、BD信号という)に画像クロックを同
期(以下BD同期という)させる。画像クロックをBD
同期させてから、ある時間遅延させ、画像信号の書き込
みを開始する。また、BD信号を用いて、ポリゴンミラ
ーに接続されているモータが規定回転速度で回転するよ
うに回転速度制御を行う。
【0024】次に、プロセススピードの変更について説
明する。
【0025】本カラー画像形成装置では、厚紙に印刷す
るときに、定着性をよくするためにプロセススピードを
切り替えられるように構成されている。普通紙では通常
速度、厚紙では1/2速に設定される。
【0026】1/2速の時には、感光体ドラム1y,1
m,1c,1kや搬送ベルト23が通常速度の1/2の
速度で回転する。定着器も1/2の速度とすることで、
定着性を向上させる。また、ポリゴンミラーの回転数は
変更しない。従来例で説明したように、ポリゴンミラー
面を1面飛ばしして画像データのライン出力すること
で、通常の画像を形成できる。
【0027】図3の例では、ポリゴンミラー面は8面で
あり、従来例で示したように、ポリゴンミラー軸のモー
タ回転軸に対する傾きがあるとした面倒れにより、例え
ば図10に示すような搬送方向に対する位置ズレがある
と、1/1速では8ライン周期、1/2速では4ライン
周期の面倒れ周期を持つ。
【0028】図4,図5は、本実施例において、位置ズ
レがある場合でのディザパターンの画質評価を示す図で
ある。
【0029】面倒れ周期とディザパターンとが干渉して
発生する、モアレの画像周波数の絶対値をfmoire
とし、人間の目で目立つ画像周波数をflimitとす
ると、以下の条件を満たすディザパターンは画質が大き
く劣化するとして×を、それ以外の場合では、画質は大
きくは劣化しないとして○を付けて画質評価する。
【0030】 fmoire<flimit(ただし、画像周波数0を
除く) (式1) ここで、flimitは従来例でも説明したように、例
えば2.5[cycle/mm]とする。図4は8ライ
ン周期の位置ズレがある場合で、図5は4ライン周期の
位置ズレがある場合のディザパターンの画質評価であ
る。よって、プロセススピードを1/1速とする場合の
各色のディザパターンは、図4より、○の付いたディザ
パターンの中で画質が1番良い組み合わせであるY
(i)、M(i)、C(i)、K(i)を選択し、1/
2速とする場合では、図5よりY(i)、M(i)、C
(i)、K(ii)を選択することにより、画質を大き
く劣化させることなくプロセススピードを変更すること
ができる。
【0031】なお、本実施例で述べた、画質が良いディ
ザパターンの組み合わせとして、図2で示した(i)の
ディザパターンとした。しかし、画質の良いディザパタ
ーンの組み合わせとして、(i)のディザパターンに限
定されるものではない。
【0032】また、本実施例で述べた、プロセススピー
ドを1/2速に切り替える動作を実現する手段として、
ポリゴンミラー面を1面飛ばしして画像データのライン
出力をするとした。しかし、マルチビームにおいては、
照射するビーム数を半分に間引いて画像データのライン
出力をするとしても良い。
【0033】また、本実施例で述べた、搬送方向に周期
的に位置ズレを起こす例としては、ポリゴンミラー軸の
モータ回転軸に対する傾きがあるとした面倒れであっ
た。しかし、例えばポリゴン面の削り誤差による、ポリ
ゴンミラー面のモータ回転軸に対する傾きとした面倒れ
であっても良いし、マルチビームにおけるビーム間の搬
送方向の位置ズレであっても良い。
【0034】(実施例2)実施例1では、プロセススピ
ード変更時におけるディザパターンは、搬送方向の位置
ズレ周期とディザパターンとで発生するモアレが低減で
きるように算出した。
【0035】しかし、本実施例の“カラー画像形成装
置”では、プロセススピード変更時におけるディザパタ
ーンは、走査方向の位置ズレ周期とディザパターンとで
発生するモアレが低減できるように算出する。これは、
図6に示すように、ポリゴン面の削り誤差により、面に
凹凸ができ、走査線幅9にムラができる場合の例であ
る。
【0036】例えば、図示のような、凸面,平面,凹
面,平面の4面周期で削り誤差がある場合、プロセスス
ピード1/1速では4ライン周期、1/2速では2ライ
ン周期の走査方向の位置ズレを持つ。よって、本実施例
における、画質劣化に係るディザパターンは、4ライン
周期の位置ズレがある場合の画質評価の図5と、2ライ
ン周期の位置ズレがある場合の画質評価の図7より、プ
ロセススピードを1/1速とする場合の各色のディザパ
ターンは、Y(i),M(i),C(i),K(ii)
を選択し、1/2速とする場合では○の付いたディザパ
ターンの中で画質が1番良い組み合わせであるY
(i),M(i),C(i),K(i)を選択すること
により、画質を大きく劣化させることなくプロセススピ
ードを変更することができる。
【0037】なお、本実施例では、周期的に走査方向の
位置ズレを起こす原因は、ポリゴンミラー面の削り誤差
であった。しかし、例えばB.D信号の遅れによる、周
期的な走査方向の位置ズレであっても良いし、マルチビ
ームにおけるビーム間の走査方向の位置ズレであって
も、同様に処理することができる。
【0038】(実施例3)実施例1,2では、プロセス
スピード変更時におけるディザパターンは、色毎で、位
置ズレ周期とディザパターンとで発生するモアレが低減
できるように算出した。しかし、本実施例の“カラー画
像形成装置”では、ディザパターン同士で発生するモア
レや色味ムラも考慮して、各色ディザパターンの組み合
わせを算出する。
【0039】これを、図8を用いて説明する。実施例
1,2で、4ライン周期の色ズレがある場合での各色の
ディザパターンはY(i)、M(i)、C(i)、K
(ii)を選択し、CとKで同じディザパターンを選択
した(図2,図5参照)。しかし、CとK間で図8のよ
うな、(b),(c)の色ズレが生じた場合、その色ズ
レに応じて色味が変化する問題がある。また、CとK間
で微小変形,角度ズレ,伸縮などが生じた場合では、同
じディザパターンを用いていることから強いモアレが発
生することがある。
【0040】よって、ディザパターン同士で発生するモ
アレや色味ムラも考慮して、図5より、4ライン周期の
色ズレがある場合の各色ディザパターンの組み合わせ
は、Y(i)、M(i)、C(ii)、K(ii)を選
択することにする。
【0041】以上説明したように、本実施例によれば、
色間のディザパターンの干渉によって画質を劣化させる
ことなくプロセススピードを変更することができる。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
モアレによる画質劣化を発生させることなく、プロセス
スピードを変更できる。
【0043】詳しくは、請求項1〜4記載の発明によれ
ば、簡易で且つ効果的に、画質を劣化させることなく、
回転多面鏡の回転速度を変更せずにプロセススピードを
変更できる。
【0044】さらに、請求項2記載の発明によれば、搬
送方向の位置ズレの周期とディザパターンとの干渉によ
るモアレが低減できるように考慮して、プロセススピー
ドを変更できる。
【0045】さらに、請求項3記載の発明によれば、走
査方向の位置ズレの周期とディザパターンとの干渉によ
るモアレが低減できるように考慮して、プロセススピー
ドを変更できる。
【0046】さらに、請求項4記載の発明によれば、色
間のディザパターンの干渉によって発生する画像不良を
考慮して、画質を劣化させることなくプロセススピード
を変更できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1の要部構成を示す斜視図
【図2】 各色が複数有するディザパターンを示す図
【図3】 スキャナ光学系の概略斜視図
【図4】 8ライン周期の位置ズレがある場合でのディ
ザパターンの画質評価を示す図
【図5】 4ライン周期の位置ズレがある場合でのディ
ザパターンの画質評価を示す図
【図6】 実施例2における、面削り精度による周期的
に変わる走査線幅の説明図
【図7】 2ライン周期の位置ズレがある場合でのディ
ザパターンの画質評価を示す図
【図8】 実施例3におけるディザパターン間で色ズレ
が生じた場合の色味変化の説明図
【図9】 面倒れによる走査線位置ズレの説明図
【図10】 面倒れ周期の説明図
【図11】 解像度に対する人間の視覚の応答値を示す
【図12】 8ライン周期の面倒れとディザパターンに
より発生するモアレの説明図
【図13】 4ライン周期の面倒れとディザパターンに
より発生するモアレの説明図
【符号の説明】
1y,1m,1c,1k 感光体 20y,20m,20c,20k レーザスキャナ
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/113 G03G 15/04 120 5C074 1/23 103 H04N 1/40 C 5C077 1/29 D 5C079 1/405 1/46 B 1/52 1/04 104A 1/60 Fターム(参考) 2C262 AA05 AA24 AA26 AA27 AB01 BB03 BB06 BB27 BB31 BB38 BC17 EA04 2C362 CA03 CA18 CB64 2H030 AA01 AB02 AD06 AD11 BB02 BB16 2H076 AB02 AB12 AB16 AB66 AB75 EA01 5C072 AA03 BA18 BA19 HA02 HA06 HA13 HB04 QA17 UA18 XA01 XA04 5C074 AA03 AA10 BB02 CC22 CC26 DD13 DD15 DD24 DD28 EE02 FF08 FF15 HH02 5C077 LL03 MM15 MM16 MP08 NN09 NN19 PP33 PQ08 SS02 SS03 TT03 TT06 5C079 HB03 KA08 LA31 LC04 NA02 PA02 PA03

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像信号に基づいて各色毎にディザ法に
    よりハーフトーン処理を行う画像処理手段と、 各々、ビームを走査して前記画像信号に対応した静電潜
    像を感光体上に形成し、前記静電潜像を現像する複数の
    画像形成部と、 前記感光体の移動速度を変えることで複数のプロセスス
    ピードに切り替えるプロセススピード変更手段と、 プロセススピード変更時に回転多面鏡の回転速度を変更
    せず、ビームの照射を制御する手段と、を備えたカラー
    画像形成装置において、 前記画像処理手段は、複数種類のディザパターンを有
    し、前記複数種類のディザパターンから、前記プロセス
    スピードの変更に応じて、所望のディザパターンを選択
    する選択手段を有することを特徴とするカラー画像形成
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のカラー画像形成装置に
    おいて、 前記ディザパターンの選択は、前記プロセススピードの
    変更時における搬送方向の位置ズレの周期とディザパタ
    ーンとの干渉によるモアレが低減できるように算出され
    たディザパターンであることを特徴とするカラー画像形
    成装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載のカラー画像形
    成装置において、 前記ディザパターンの選択は、前記プロセススピードの
    変更時における走査方向の位置ズレの周期とディザパタ
    ーンとの干渉によるモアレが低減できるように算出され
    たディザパターンであることを特徴とするカラー画像形
    成装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかに記載のカ
    ラー画像形成装置において、 前記ディザパターンの選択は、ディザパターンの変更に
    よる他色ディザとの干渉によるモアレや色むらの発生を
    低減できるように算出されたディザパターンであること
    を特徴とするカラー画像形成装置。
  5. 【請求項5】 画像信号に基づいて各色毎にディザ法に
    よりハーフトーン処理を行う、回転多面鏡の回転速度を
    変更せずプロセススピード変更可能なカラー画像形成装
    置におけるカラー画像形成方法であって、 前記ディザ法による画像処理を、プロセススピードの変
    更に応じて、複数種類のディザパターンから、所望のデ
    ィザパターンを選択して行うことを特徴とするカラー画
    像形成方法。
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