JP2003259710A - 苗移植機 - Google Patents

苗移植機

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一部の植付条への苗植付けを停止させる条ク
ラッチのメンテナンスの容易化。 【解決手段】 複数の苗トレイ搬送路11が互いに間隔
を開けて左右並列に配置され、各苗トレイ搬送路11を
通って搬送される苗トレイから苗を取り出して、それぞ
れ圃場の対応する植付条に植付ける苗移植機において、
一部の植付条への苗植付けを停止させるために苗植付部
の伝動機構中に設けられる条クラッチAを、平面視もし
くは正面視で前記苗トレイ搬送路11に対して左右に偏
位させて配置することにより、条クラッチAのメンテン
スに際して苗トレイ搬送路11が邪魔にならないように
する。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、縦横整列状態に配
置されたポットに苗を一株づつ収容する苗トレイを所定
形状の苗トレイ搬送路に沿って搬送し、その搬送中の苗
トレイから苗を取り出して圃場に植付ける苗移植機に関
する。 【0002】 【従来の技術】上記苗移植機は、苗トレイ搬送路と、苗
トレイから苗を取り出す苗取出装置、取り出した苗を所
定位置まで搬送する苗搬送装置等とを組み合わせて苗供
給ユニットとして構成している。1個の苗トレイから取
り出した苗を圃場に2条植えするようになっているの
で、6条植え苗移植機であれば、苗供給ユニットが3組
左右並列に配置されている。この種の苗移植機におい
て、例えば特開平7−79626号公報に記載されてい
る苗移植機のように、苗植付部の伝動機構を左右方向の
駆動軸から各苗供給ユニットにそれぞれ個別に伝動する
構成のものがある。従来、この構成では、左右方向の駆
動軸から苗供給ユニットの各駆動部分に伝動する伝動機
構が苗供給ユニットの左右中央部に配置されていた。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ところで、上記伝動機
構中には、圃場の端等で植付け条数を調整するため、苗
供給ユニットごとに駆動停止させられる条クラッチが設
けられている。伝動機構が上記従来の配置であると、条
クラッチが平面視もしくは正面視で苗トレイ搬送路と重
なる位置にあるため、苗トレイ搬送路が邪魔になり条ク
ラッチのメンテナンスを行いにくいという問題点があっ
た。これを解決することが本発明の課題である。 【0004】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は次のような構成とした。すなわち、本発明
にかかる苗移植機は、複数の苗トレイ搬送路が互いに間
隔を開けて左右並列に配置され、各苗トレイ搬送路を通
って搬送される苗トレイから苗を取り出して、それぞれ
圃場の対応する植付条に植付ける苗移植機において、一
部の植付条への苗植付けを停止させるために苗植付部の
伝動機構中に設けられる条クラッチを、平面視もしくは
正面視で前記苗トレイ搬送路に対して左右に偏位させて
配置したことを特徴としている。この構成であると、条
クラッチが苗トレイ搬送路と苗トレイ搬送路の間に位置
するので、苗トレイ搬送路が邪魔になることなく、条ク
ラッチのメンテナンスを容易に行える。 【0005】 【発明の効果】したがって、本発明にかかる苗移植機
は、条クラッチを平面視もしくは正面視で苗トレイ搬送
路に対して左右に偏位させて配置することにより、苗ト
レイ搬送路が邪魔になることなく、条クラッチのメンテ
ナンスを容易に行えるようになった。 【0006】 【発明の実施の形態】以下、図面に表された実施の形態
について説明する。図1は苗移植機の全体側面図、図2
はその平面図であって、この苗移植機1は、乗用走行車
体2の後側にリンク装置3を介して6条植えの苗植付部
4が昇降可能に装着されている。また、走行車体2の後
部には施肥装置5の肥料ホッパ5aと、各条ごとに肥料
を繰り出す肥料繰出装置5b,…とが設けられている。 【0007】6条植えの苗植付部4は、隣接する2条づ
つで共用の上下2段の苗載台10,…を左右並列に3組
備えている。これら上下2段の苗載台10,…はそれぞ
れ後下がりに傾斜しており、その後端部に苗トレイ搬送
路11,…が接続されている。各苗トレイ搬送路11
は、上下2段の苗載台10,10から順に1個づつ供給
される苗トレイを前半は下向きに搬送し、途中で搬送方
向を徐々に変え、後半は上向きに搬送する側面視略U字
状に形成されている。苗トレイ搬送路11の終端部に接
続して、苗取出位置Pで苗を取り出された後の空の苗ト
レイを複数個上下に重ねた状態で収容することのできる
空箱収容枠12が設けられている。なお、苗トレイとし
ては、縦横に多数配列したポットに苗が一株づつ収容さ
れた可撓性を有する苗トレイが使用される。 【0008】図3乃至図12は苗植付部4の各部を表し
ている。各苗トレイ搬送路11,…に対応して、苗トレ
イを苗トレイ搬送路11,…に沿って搬送させる苗トレ
イ送り装置13,…と、苗トレイ搬送路11,…の苗取
出位置Pで搬送中の苗トレイからポット横一列分づつ苗
を取り出す苗取出装置14,…と、取り出された苗を下
側前方に弧を描くような軌跡で搬送する苗搬送装置1
5,…と、該苗搬送装置から苗を抜き出す苗抜き装置1
6,…とが設けられ、これらで苗供給ユニットを構成し
ている。また、苗抜き装置16によって抜き出された横
1列分の苗を半分づつ左右両側に横送りする苗横送り装
置17,17,…と、該苗横送り装置によって供給され
る苗を取って圃場に植え付ける苗植付装置18,18,
…とが別途設けられている。 【0009】苗植付部4のフレーム構成は、苗トレイ搬
送路11,…の下方にメインフレーム20を左右方向に
配設し、そのメインフレームから上向きに各苗供給ユニ
ットに付き左右一対づつのサイドフレーム21L,21
R,…を一体に設け、このサイドフレームで各苗供給ユ
ニットを支持している。左側のサイドフレーム21Lに
は苗取出駆動ケース22、右側のサイドフレーム21R
には苗搬送ギヤケース23がそれぞれ一体に設けられ、
両サイドフレーム21L,21Rの間には苗トレイ送り
駆動ケース24が設けられている。さらに、左側のサイ
ドフレーム21Lの左横には、下端部がメインフレーム
20に固着され、上端部の右側面で苗トレイ送り駆動ケ
ース24に連結された上下伝動ケース25が設けられて
いる。 【0010】また、メインフレーム20から4個の植付
伝動ケース26を後方に設け、中央2個の植付伝動ケー
スの後端部左右両側に苗植付装置18,18を取り付け
るとともに、左右外側の植付伝動ケース26の後端部内
側に苗植付装置18を取り付けている。苗横送り装置1
7,…は、メインフレーム20の後側かつ4個の植付伝
動ケース26,…の間隔部に配設されている。 【0011】各苗供給ユニットの下方には、植付作業時
に圃場面を整地しながら滑走するフロート27,…が設
けられている。これらフロート27,…の左右両側に、
各条の苗植付位置の近傍の圃場面に施肥用の溝を形成す
る作溝器28,…と、その後側に位置する平面視断面が
後方開口のU字状の施肥ガイド5c,…とが取り付けら
れ、該施肥ガイドに肥料繰出装置5b,…から繰り出さ
れる肥料を移送する施肥ホース5d,…が連結されてい
る。 【0012】次に、苗植付部4の各部の構成について説
明する。苗トレイ送り装置13は、左右一対の送り爪3
0,30及び係止爪31,31を備えている。送り爪3
0,30は、苗トレイ搬送路11に沿って上下に往復動
し、下動するときには苗トレイの左右端縁部にポットの
ピッチと同ピッチで穿設された苗トレイ送り用の角孔に
係合し、上動するときは角孔との係合が外れて次の角孔
まで乗り越すように作動する。また、係止爪31,31
は、送り爪30,30の動作と連動し、送り爪30,3
0が下動するときには角孔から外れ、送り爪30,30
が上動するときには角孔に係合して苗トレイを支えるよ
うに作動する。これにより、苗トレイ搬送路11に沿っ
て苗トレイがポット配列の1ピッチ分づつ間欠的に送ら
れる。この苗トレイ送り装置13の送り作動は、後記苗
取出装置33の苗押出しピン50,…が苗トレイのポッ
ト内に挿入されていない時に行われる。また、送り爪3
0,30及び係止爪31,31の上側には、係止爪3
1,31が先行する苗トレイの角孔から抜け出るのに連
動して苗トレイ搬送路に突出し、苗トレイ搬送路11を
滑り落ちてくる後続の苗トレイを一旦受け止める遮断爪
32,32が設けられている。 【0013】送り爪30,30は、送り爪支持軸34の
左右両端に一体に設けた揺動アーム35,35に取り付
けられ、図示しないトルクスプリングにより苗トレイ搬
送路側に付勢されている。送り爪支持軸34の左右中央
部には従動アーム37が一体に取り付けられている。そ
して、この従動アーム37と、苗トレイ送り駆動ケース
24に回転自在に支承された苗トレイ送り駆動軸38に
取り付けた駆動アーム39とが連結ロッド40で連結さ
れている。苗トレイ送り駆動軸38には苗トレイ送りア
ーム42が一体化されており、その先端に設けたローラ
43が、苗トレイ送り駆動ケース24を左右に貫通する
左右伝動軸44に取り付けた苗トレイ送りカム45に当
接している。苗トレイ送りカム45が回転することによ
り、苗トレイ送り駆動軸38が揺動し、その揺動が送り
爪支持軸34に伝えられ、送り爪30,30を上下往復
動させる。 【0014】また、苗トレイ送り駆動軸38には、手動
苗トレイ送りレバー47が取り付けられている。作業終
了時にこのレバーを手動で操作することにより、苗トレ
イ搬送路11に残っている苗トレイを送り出すことがで
きる。 【0015】苗取出装置14は、苗トレイの横方向のポ
ットに対し同数同ピッチで並んだ苗押出しピン50,…
を備え、この苗押出しピン50,…が苗取出位置Pにあ
る苗トレイの横一列分のポットに該ポットの底部に形成
された切れ目から挿入され、苗を後方に押し出すように
なっている。 【0016】苗押出しピン50は、前後方向に摺動自在
に支持された左右一対のスライド軸51,51と一体に
作動するように設けられている。スライド軸51,51
にはラック51a,51aが形成されており、そのラッ
クにピニオン52,52が噛み合っている。左右のピニ
オン52,52は苗取出駆動軸52aで連結されてい
る。なお、左側のピニオン52は円形、右側のピニオン
52は扇形である。左側のピニオン52にはカウンタギ
ヤ53が噛み合い、さらにカウンタギヤ53には扇形ギ
ヤ54が噛み合っている。これらのギヤ52,53,5
4は苗取出駆動ケース22に収容されている。 【0017】扇形ギヤ54の軸54aにはアーム55が
取り付けられており、このアーム55と前記左右伝動軸
44の左端部に取り付けた苗取出クランク56とが、ス
プリング57a,57b入り伸縮ロッド57を介して連
結されている。左右伝動軸44が回転すると軸54aが
揺動する。その揺動が苗取出駆動ケース22内のギヤ機
構により苗取出駆動軸52aに伝えられ、スライド軸5
1,51が前後にスライドする。 【0018】苗搬送装置34は、前後に開口し上側が切
り欠かれた背面視凹状の苗保持部が苗押出しピン50,
…の位置に対応して形成された苗ホルダー60を備えて
いる。苗ホルダー60は、上下の揺動リンク61,6
2,61,62に連結された支持部材63,63に左右
両端が固定されており、上記揺動リンクの揺動により円
弧軌跡を描いて往復移動するようになっている。苗ホル
ダー60が軌跡の上端に位置するときに苗取出装置14
により苗トレイから押し出された横一列分の苗を苗保持
部が受け取り、苗ホルダー60が移動してその受け取っ
た苗を前側下方に搬送する。 【0019】左右の下側揺動リンク61,61は苗搬送
駆動軸61aで連結されている。この苗搬送駆動軸61
aは苗搬送ギヤケース23内のギヤ64,65を介して
軸65aと伝動連結されている。軸65aにはアーム6
6が取り付けられており、このアーム66と前記左右伝
動軸44の右端部に取り付けた苗搬送クランク67と
が、スプリング68a入り伸縮ロッド68を介して連結
されている。左右伝動軸44が回転すると軸65aが揺
動する。その揺動がギヤ64,65により苗搬送駆動軸
61aに伝えられ、左右の下側揺動リンク61,61が
上下に揺動する。これに連動して、上側揺動リンク6
2,62も上下に揺動する。 【0020】苗抜き装置16は、苗ホルダー60の前記
苗保持部を前後に通り抜け可能な櫛状の苗叩き70が上
下回動するように設けられており、苗ホルダー60が移
動軌跡下端に移動してきたとき、苗ホルダー60の各苗
保持部に保持されている苗を苗叩き70が受け止め苗ホ
ルダー60のみを通過させて苗を抜き出すとともに、苗
叩き70が下向きに回動し、抜き出された苗を後記苗横
送り装置17,17の苗送りベルト83,83上に叩き
落とすようになっている。 【0021】苗叩き70,…は、左右方向苗叩き取付軸
71に一体的に取り付けられている。苗叩き取付軸71
に固定の回動アーム72にローラ73が取り付けられ、
該ローラが上下伝動ケース25から左側方に突出する苗
叩きカム軸74に取り付けられた苗叩きカム75のカム
面に当接するように、図示しないスプリングにて回動ア
ーム72を付勢している。苗叩きカム75が回転する
と、該カムの凹部にローラ73が嵌り込むときスプリン
グの張力により苗叩き70が素早く下向きに回動し、す
ぐに元の位置に復帰するように作動する。 【0022】苗横送り装置17は、メインフレーム20
から後方に突出する苗横送り駆動軸80に取り付けた駆
動ローラ81と従動ローラ82とに巻き掛けた左右一対
の苗送りベルト83,83を、それぞれの横送り作用部
が外側へ移動するように左右対称に設けている。苗抜き
装置16により抜き落とされた横一列分の苗N,…は、
2組の苗横送り装置の各苗送りベルト83,83の上に
整列状態で落下し、これを受けた苗送りベルト83,8
3が左右半分づつの苗をそれぞれ左右両側に搬送する。
苗送りベルト83で搬送された苗Nは、適当な隙間を開
けて設けられている一対の植付ガイド84,84の間に
落とし込まれる。 【0023】苗植付装置18は、植付伝動ケース26の
後端部に設けられた苗植付装置取付軸90と一体回転す
る回転ケース91に一対の苗植込具92,92が取り付
けられ、この苗植込具92,92が閉ループの先端軌跡
を描いて移動するようになっている。各苗植込具92
は、植付ガイド84,84の間に落とし込まれた苗を交
互に一株づつ取り、それを植付ガイド84,84の間を
移動させて圃場に植付ける。 【0024】次に、苗植付部4の伝動機構について説明
する。走行車体2からの回転動力が、メインフレーム2
0から前方に突出する入力軸100に入力される。入力
軸100は、ベベルギヤ101,102を介して、メイ
ンフレーム20内の植付駆動軸103と伝動連結してい
る。そして、植付駆動軸103から、6組のベベルギヤ
105,106を介して、各条の苗横送り駆動軸80へ
伝動する。各苗供給ユニットの一対の苗横送り駆動軸8
0,80は互いに逆向きに回転するようになっている。
また、各植付伝動ケース26内には、植付駆動軸103
に取り付けたスプロケットと苗植付装置取付軸90に取
り付けたスプロケットに掛けた伝動チェーン107が設
けられており、該チェーンにより植付駆動軸103から
各苗植付装置取付軸120へ伝動する。 【0025】さらに、植付駆動軸103は、ベベルギヤ
110,111を介して、上下伝動ケース25内の上下
伝動軸112の下端部にそれぞれ伝動連結している。各
上下伝動軸112は、その上端部がベベルギヤ113,
114を介して前記左右伝動軸44と伝動連結するとと
もに、その中間部がベベルギヤ117,118を介して
前記苗叩きカム軸74と伝動連結している。 【0026】ベベルギヤ114から左右伝動軸44への
伝動部は、苗抜き装置16を除く苗供給ユニットの各装
置13,14,15の駆動を停止させられる条クラッチ
Aとして構成されている。条クラッチAの構成について
説明すると、ベベルギヤ114は左右伝動軸44に回転
自在に嵌合し、該ギヤに対向してクラッチ体120を左
右伝動軸44と一体回転かつ該軸に沿って摺動自在に設
け、このクラッチ体120をスプリング121によって
ベベルギヤ114側に付勢している。常時は、ベベルギ
ヤ114の爪とクラッチ体120の爪とが噛み合い、ベ
ベルギヤ114の回転が左右伝動軸44に伝達されるク
ラッチ「入」の状態になっている。上下伝動ケース25
のケース外から操作するクラッチピン122を押し込
み、クラッチ体120をベベルギヤ114から離れる側
に移動させると、両者の爪の噛み合いが外れ、ベベルギ
ヤ114の回転が左右伝動軸44に伝達されないクラッ
チ「切」の状態になる。 【0027】条クラッチAを「切」にすると、該当する
苗供給ユニットの苗トレイ送り装置13、苗取出装置1
4、及び苗搬送装置15の駆動が停止され、苗横送り装
置17,17に苗が供給されなくなる。これにより、当
該条クラッチAに対応する2条の苗植付けが停止され
る。 【0028】条クラッチAは、平面視もしくは正面視で
苗トレイ搬送路11に対して左側に偏位させて配置した
上下伝動ケース25の上部に収容されている。このた
め、条クラッチAのクラッチピン122の操作や条クラ
ッチAのメンテンスをする際、苗トレイ搬送路11が邪
魔にならず、しかも適度の高さであることから操作や作
業が行いやすい。 【0029】苗供給ユニットの伝動機構の配置に関して
は、下記の特徴がある。第一に、苗トレイ送り装置13
の駆動軸(苗トレイ送り駆動軸)38、苗取出装置14
の駆動軸(苗取出駆動軸)52a、及び苗搬送装置15
の駆動軸(苗搬送駆動軸)61aが側面視で互いに分散
させて配置されている。このため、それぞれの装置のメ
ンテナンスを行いやすい。 【0030】第二に、苗取出駆動軸52aは左から右に
伝動し、苗搬送駆動軸61aは右から左に伝動するよう
になっている。これにより、苗取出装置14のスプリン
グ入り伸縮ロッド57と苗搬送装置15のスプリング入
り伸縮ロッド68とがそれぞれ左右に分散して設けら
れ、左右一方だけが煩雑になることを避けている。 【0031】第三に、左右伝動軸44よりも苗トレイ送
り駆動軸38が後方に位置している。これにより、苗ト
レイ送り駆動軸38に取り付けた手動苗トレイ送りレバ
ー47が操作しやすい。 【0032】第四に、送り爪支持軸34は揺動リンク6
1,62の軸61a,62aの間に配置し、その送り爪
支持軸34から従動アーム37と揺動アーム35とを前
後に突出して設けた構成としている。これを可能とする
ために、従動アーム37は下側揺動リンク61の軸61
aを避ける湾曲した形状としている。これにより、従動
アーム37と連結ロッド40の角度を直角に近づけるこ
とができ、送り爪30,30の作動が安定する。また、
揺動リンク61,62の軸61a,62aを苗トレイ搬
送路11に近い位置に配置できるので、揺動リンク6
1,62が短くなる。 【0033】
【図面の簡単な説明】 【図1】苗移植機の側面図である。 【図2】苗移植機の平面図である。 【図3】苗植付部の一部を示す左側面図である。 【図4】苗植付部の一部を示す右側面図である。 【図5】苗植付部の要部の背面図である。 【図6】苗植付部フレームを展開して表した図である。 【図7】苗トレイ送り装置及び苗搬送装置の駆動系を示
す断面図である。 【図8】苗トレイ送り駆動ケースの側面断面図である。 【図9】苗押出装置の側面図である。 【図10】苗取出装置の駆動系を示す断面図である。 【図11】上下伝動動ケースの断面図である。 【図12】苗抜き装置の側面図である。 【符号の説明】 A 条クラッチ 1 苗移植機 2 走行車体 3 リンク装置 4 苗植付部 11 苗トレイ搬送路 13 苗トレイ送り装置 14 苗取出装置 15 苗搬送装置 16 苗抜き装置 17 苗横送り装置 18 苗植付装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡田 優 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 Fターム(参考) 2B062 AA02 AA20 AB01 BA13 BA14 BA18 2B065 AA05 AB07 AC04 AC06 CA02 CC01 CC08 CD05 CD06 CD14 DA04 DA11 DA19 DA21

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 複数の苗トレイ搬送路が互いに間隔を開
    けて左右並列に配置され、各苗トレイ搬送路を通って搬
    送される苗トレイから苗を取り出して、それぞれ圃場の
    対応する植付条に植付ける苗移植機において、一部の植
    付条への苗植付けを停止させるために苗植付部の伝動機
    構中に設けられる条クラッチを、平面視もしくは正面視
    で前記苗トレイ搬送路に対して左右に偏位させて配置し
    たことを特徴とする苗移植機。
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