JP2003257697A - X線用高電圧発生装置 - Google Patents

X線用高電圧発生装置

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JP2003257697A
JP2003257697A JP2002058378A JP2002058378A JP2003257697A JP 2003257697 A JP2003257697 A JP 2003257697A JP 2002058378 A JP2002058378 A JP 2002058378A JP 2002058378 A JP2002058378 A JP 2002058378A JP 2003257697 A JP2003257697 A JP 2003257697A
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Kiyomi Watanabe
清美 渡辺
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クラックや剥離などの発生し難く、小型・軽
量の高電圧発生装置を提供すること。 【解決手段】 第1、第2のインバータ回路7と、第
1、第2の高電圧トランスと、第1、第2の高電圧整流
回路14と、フィラメントトランス22と、第1、第2
の高電圧出力コネクタ19と、第1、第2の放電保護抵
抗と、第1、第2の電圧検出抵抗20とを備え、前記第
1、第2の高電圧トランスと前記第1、第2の高電圧整
流回路と前記第1、第2の電圧検出抵抗と前記第1、第
2の高電圧出力コネクタの一部分とを、それぞれ別々に
モールドして正極と負極の高電圧発生部を構成すること
を特徴とするX線用高電圧発生装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 本発明は、CTスキャンを行う
CT用X線発生装置などに用いるのに好適な直流高電圧
発生装置に関する。
【0002】
【従来技術】 X線発生用高電圧装置、例えば、X線C
T装置の高電圧発生装置は、通常、中性点接地方式であ
り、正極と負極の2出力を有する高電圧発生部を有す
る。図3は、このようなX線CT装置の高電圧発生装置
30の構成を示す。31は商用電源を整流する整流装置
などからなる直流電源、32は直流電源31からの直流
電力を所望の周波数の交流電力に変換するインバータ回
路、33はその交流電圧を昇圧する高電圧トランス、3
4は正極の高電圧整流回路、35は負極の高電圧整流回
路をそれぞれ示す。また、36はX線管37にフィラメ
ント電流を供給するフィラメントトランスであり、数V
から10数Vの電圧を発生する。フィラメントトランス
36の1次側回路は省略している。
【0003】 高電圧トランス33、正極と負極の一対
の高電圧整流回路34と35、フィラメントトランス3
6は、通常、図3に示す破線枠内で絶縁油、又は絶縁樹
脂38に封入され、高電圧コネクタ39,40を通して
X線管にアノード電圧、カソード電圧、フィラメント電
圧をそれぞれ供給する。一般に、CT装置では図4に示
すようなガントリー41とよばれるリング形状の回転体
が固定本体42に取り付けられ、このガントリー41に
上記高電圧発生装置30がX線管と共に取り付けられ
る。CT装置による撮影時には、このガントリー41が
高速回転しながら高電圧出力を発生してX線管を駆動
し、その中の患者の断面撮影を行う。すなわち、高電圧
発生装置30がガントリー41と共に高速回転する。こ
のため、絶縁油構造では回転加速度に対して高電圧部品
が振動し、その加速度対策の構造が複雑となるので、近
年、シリコンゴム、又はエポキシ樹脂のような固体絶縁
物により高電圧発生部全体をモールドして、固体化する
単一の構造が採用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】 しかしながら、従来
の単一の固体化構造では、高電圧トランス、正極と負極
の一対の高電圧整流回路とフィラメントトランスを一体
化モールドする場合、正極と負極間にはX線管の最大定
格電圧、例えば、150kVが加わるので、電気絶縁構
造が大型化するという問題がある。また、大型化に伴
い、高電圧トランスの鉄損、銅損によって発生する熱が
内部にこもり、膨張率の違いでモールド樹脂にクラック
(ひび割れ)あるいは部品との剥離が発生しやすくなる
などの問題がある。さらに、このような高電圧の単一の
固体化構造をガントリー41と一緒にスムーズに回転さ
せるには、ガントリー41の一か所に高電圧発生装置を
配置する構造は好ましいとは言えず、配置上での裕度に
欠け、組立が難しいという問題があった。本発明は、高
電圧発生装置の絶縁構造を最適化でき、また小型・軽量
で熱処理も容易な構造を提案する。
【0005】
【課題を解決するための手段】 この課題を解決するた
め、請求項1の発明は、交流電圧を整流した直流電圧を
高周波電圧に変換する第1、第2のインバータ回路と、
前記それぞれのインバータ回路の高周波電圧を昇圧する
第1、第2の高電圧トランスと、前記第1、第2の高電
圧トランスにより昇圧された高周波電圧を正極及び負極
の直流高電圧に変換する第1、第2の高電圧整流回路
と、負極の高電圧出力に接続されるX線管のフィラメン
トトランスと、前記正極の直流高電圧、負極の直流高電
圧及びフィラメント電圧を出力する第1、第2の高電圧
出力コネクタと、前記第1、第2の高電圧整流回路の出
力電圧を検出する第1、第2の電圧検出手段とを備え、
前記第1の高電圧トランスと前記第1の高電圧整流回路
と前記第1の高電圧出力コネクタの一部分とをモールド
用絶縁物でモールドして正極の高電圧発生部を構成し、
前記第2の高電圧トランスと前記第2の高電圧整流回路
と前記第2の高電圧出力コネクタの一部分と前記フィラ
メントトランスとをモールド用絶縁物でモールドして負
極の高電圧発生部を構成するX線用高電圧発生装置を提
案するものである。この発明によれば、正負二つのの高
電圧発生部に分けてモールドしたことにより、モールド
構造体が小型・軽量になる。この結果、従来、大きな高
電圧発生部を狭いCTガントリー内へ配置するため、高
電圧発生部の外形が制約されたが、分割小型化したこと
により、配置自由度が向上し、それらの配置が偏ること
なくガントリーを容易にスムーズに回転させることがで
きる。また、高電圧トランスなどの発熱物が別々のモー
ルド構造体に分離されると共に、モールド表面積が増加
する。これにより、従来の正負極一体のモールド構造で
困難であつた内部損失の放熱が容易となり、クラック、
剥離を発生しにくい。
【0006】 請求項2の発明は、上記課題を解決する
ため、請求項1において、第1、第2のインバータ回路
を、正極、負極の高電圧出力中のリプルを打ち消しあう
位相差をもって運転する制御回路を備え、出力リプル電
圧を低減するX線用高電圧発生装置を提案するものであ
る。請求項2によれば、インバータ回路の制御だけで正
極、負極の高電圧出力中のリプルを打ち消しあう位相差
をもって運転できるので、リプルの小さい高電圧出力を
得ることができる。
【0007】 請求項3の発明は、上記課題を解決する
ため、請求項1又は請求項2において、前記第1、第2
の電圧検出手段は単体又は直列接続された複数の抵抗器
からなり、それぞれ前記第1、第2の高電圧出力コネク
タの長手方向とほぼ並行になるよう配置するX線用高電
圧発生装置を提案するものである。請求項3によれば、
正極と負極の高電圧発生部を更に小型・軽量化でき、ま
た高電圧による高電圧出力コネクタの電界をその長手方
向に沿って一様にすることができる。
【0008】 請求項4の発明は、上記課題を解決する
ため、請求項1ないし請求項3のいずれかにおいて、C
T装置のガントリー内にX線管と一緒にバランス良く設
置されて前記X線管に電力を供給すると共に、前記ガン
トリーと一緒に高速回転されるX線用高電圧発生装置を
提案するものである。請求項4によれば、前記ガントリ
ーをスムーズに回転させるレイアウトが簡単になる。
【0009】
【発明の実施の形態及び実施例】 図1は本発明のX線
CT用高電圧発生装置の一実施例を示す。1は例えば、
3相200Vの商用交流電源を整流する3相全波整流器
である。2は整流電圧約260Vを350Vないし40
0Vに昇圧し、安定化する昇圧チョッパ回路である。昇
圧チョッパ回路2は、平滑兼昇圧用インダクタンス3、
昇圧用インダクタンス3の出力に並列接続された昇圧用
IGBT4、昇圧用ダイオード5、及びコンデンサ6で
構成される。7A、7Bはこのコンデンサに接続された
2台のブリッジインバータ回路であり、双方とも昇圧チ
ョッパ回路2の昇圧された安定化出力電圧を入力電圧と
して受電する。8A、8Bはインバータ回路が、例えば
共振型である場合の共振インダクタンスを示す。ブリッ
ジインバータ回路7A,7Bはそれぞれ4個のIGBT
9A、9Bで構成され、それらIGBTには逆並列にエ
ネルギ−帰還用のダイオードがそれぞれ接続されてい
る。
【0010】 本発明では、高電圧発生部が、正極の高
電圧発生部11Aと負極の電圧発生部11Bに2分割さ
れる。先ず、正極の高電圧発生部11Aについて説明す
ると、12A、13Aはインバータ回路7Aの高周波出
力に接続された2個の高電圧トランス、14Aは各トラ
ンス12A、13Aの2次高電圧巻線に接続された正極
出力のダブル・コッククロフト・ウォルトンと呼ばれる
周知の高電圧整流回路であり、これらは不図示の第1の
プリント回路基板に搭載されている。この高電圧整流回
路14Aは、2個の平滑コラム側のコンデンサ15A、
4個の押上コラム側のコンデンサ16Aと8個の高電圧
ダイオード17Aで構成されている。高電圧整流回路1
4Aの出力は、放電保護抵抗18Aを通して高電圧出力
コネクタ19Aに接続される。高電圧出力コネクタ19
Aは、図示しないX線管のアノードにケーブルで接続さ
れる。なお、20Aは正極出力電圧の電圧検出抵抗であ
る。
【0011】 次に、負極の高電圧発生部11Bについ
て説明すると、正極の高電圧発生部11Aと同様に、1
2B、13Bはインバータ回路7Bの高周波出力に接続
された2個の高電圧トランス、14Bは各トランス12
B、13Bの2次高電圧巻線に接続された負極出力のダ
ブル・コッククロフト・ウォルトンと呼ばれる周知の高
電圧整流回路であり、これらは不図示の第2のプリント
回路基板に搭載されている。この高電圧整流回路14B
は、2個の平滑コラム側のコンデンサ15B、4個の押
上コラム側のコンデンサ16Bと8個の高電圧ダイオー
ド17Bで構成されている。高電圧整流回路14Bの出
力は、放電保護抵抗18Bを通して高電圧出力コネクタ
19Bに接続される。
【0012】 高電圧出力コネクタ19Bはフィラメン
ト端子21も有する。22はフィラメントトランスであ
り、2次巻線は高電圧出力コネクタ19Bの負極出力端
子とフィラメント端子21に接続される。フィラメント
トランス22は1次側回路と負極の出力電圧分の絶縁耐
力を有し、1次側回路からフィラメント電力を伝達する
が、1次側回路は、特に本発明に関係ないので説明は省
略する。高電圧出力コネクタ19Bは図示しないX線管
のカソード、すなわちフィラメントにケーブルで接続さ
れる。また、20Bは負極の出力電圧の検出抵抗であ
る。次に、23は制御回路であり、昇圧チョッパ回路2
のIGBT4と、各インバータ回路7A、7Bの各4個
のIGBT9A、又は9Bを後で説明するように制御す
る。24は昇圧回路2の昇圧電圧の検出抵抗であり、電
圧検出抵抗20A、20Bと同様に制御回路23に接続
され、それぞれの検出電圧は制御回路23に与えられ
る。
【0013】 図2は、本発明による正局と負極を2分
割して、エポキシ樹脂又はシリコンゴムのようなモール
ド用絶縁物25A、25Bで高電圧発生部11A、11
Bを不図示のプリント回路基板ごとそれぞれモールドし
た構造例を示す。図1で示した記号と同一の記号は相当
する部材を示すものとする。図2に示すように、正極の
高電圧発生部11Aと負極の高電圧発生部11Bは、フ
ィラメントトランス22を除いてほぼ同一構造となり、
従来のように、正極と負極をまとめて一体にモールドす
るよりも耐圧を小さくできるので、各部は非常に小型化
でき、モールド用絶縁物25A、25Bも少なくて済
む。正極の高電圧発生部11Aでは長方形のモールド体
の一端側に一対の高電圧トランス12A、13Aが並置
され、他端側に高電圧出力コネクタ19Aが配置され
る。放電保護抵抗18Aと電圧検出抵抗20Aは、高電
圧出力コネクタ19Aの長手方向とほぼ並行に配置され
る。一対の高電圧トランス12A、13Aと高電圧出力
コネクタ19Aとの間の中央部コンデンサ16Aとダイ
オード17Aからなるダブルコッククロフト回路のよう
な高電圧整流回路が備えられる。
【0014】 負極の高電圧発生部11Bも同様であ
り、その長方形のモールド体の一端側に一対の高電圧ト
ランス12B、13Bが並置され、他端側に高電圧出力
コネクタ19Bが配置される。放電保護抵抗18Bと電
圧検出抵抗20Bは、高電圧出力コネクタ19Bの長手
方向とほぼ並行に配置される。一対の高電圧トランス1
2B、13Bと高電圧出力コネクタ19Bとの間の中央
部分に、コンデンサ16Bとダイオード17Bからなる
ダブルコッククロフト回路のような高電圧整流回路が備
えられる。高電圧トランス12Aと13A、12Bと1
3Bは結線でそれぞれのインバータ回路に接続されてい
るので、正極の高電圧発生部11Aと負極の高電圧発生
部11Bは、その結線の長さにより、CTガントリー内
でインバータ装置と別に配置することができる。なお、
図2でダイオード17A、17B、16個は一部省略
し、また部品相互の結線を描くと図が煩雑になるので、
結線は省略した。
【0015】 次に、この高電圧発生装置の動作につい
て説明する。電圧検出抵抗24の信号により昇圧チョッ
パ回路2のIGBT4をパルス幅制御(PWM)して、
コンデンサ6の電圧を350Vないし400Vの適当な
電圧に昇圧し、安定化する。同時に、電圧検出抵抗20
A、20Bの出力電圧検出信号により、各インバータ回
路7A、7BのIGBT9A、又は9Bを、例えばパル
ス幅制御して正極の出力電圧及び負極の出力電圧を所定
の高電圧、例えば+70kVと−70kVに安定化し、
X線管のアノード・カソード供給電圧を140kVに安
定化する。これらの制御回路は慣用技術であり、詳細に
説明するのを省略する。しかしこのとき、2個のインバ
ータ回路7A、7BのIGBT9Aと9Bのゲート制御
信号を周波数が同一で、位相、すなわちオンタイミング
を相互に所定位相角だけずらす。例えば、実施例のダブ
ルコッククロフト構成の高電圧整流回路では、リプル電
圧の周期は180度であり、インバータ回路7Aと7B
の相互の位相差を90度ずらすことにより、正極と負極
間の高電圧出力のリプル電圧を低減することができる。
この位相差は高電圧整流回路14A、14Bの形式によ
り、180度の場合もある。
【0016】 本発明では正負の高電圧発生部11Aと
11Bを二つに分けてモールドしたことにより、モール
ド構造体が小型・軽量になる。この結果、従来、大きな
高電圧発生部を狭いCTガントリー内へ配置するため、
高電圧発生部の外形が制約されたが、分割小型化したこ
とにより、配置自由度が向上し、それらの配置が偏るこ
となくガントリーを容易にスムーズに回転させることが
できる。また、正負の高電圧発生部11Aと11Bを二
つに分けてモールドしたことにより、高電圧トランスな
どの発熱物が別々のモールド構造体に分離されると共
に、モールド表面積が増加する。これにより、従来の正
負極一体のモールド構造で困難であつた内部損失の放熱
が容易となり、クラック、剥離を発生しにくい。
【0017】 本発明では正負の高電圧発生部11Aと
11Bにおいて、それぞれの高電圧出力コネクタ19
A、19Bの長手方向に沿って放電保護抵抗18A、1
8Bと電圧検出抵抗20A、20Bを並行に配置してモ
ールドしているために、高電圧出力コネクタ19A、1
9Bの電界分布を比較的一様にすることができると同時
に、このことが更に一層、高電圧発生部11Aと11B
を小型・軽量化するのに有効に働いている。
【0018】 正極と負極の最高電圧は、X線管定格電
圧の1/2であり、例えば150kV定格のX線高電圧
装置では、各極は75kVである。この結果、モールド
内部の最高電位差は定格電圧の1/2となり、電気絶縁
が容易となり、小型・軽量化しやすい。したがって、C
Tガントリーの回転駆動が容易となる。また、樹脂モー
ルドは、大型となるほど技術的に困難となり、硬化時に
クラック、ひびが入りやすい。また、使用運転中の発熱
でクラックが発生しやすいが、2分割、小型化してこれ
らの問題解決が容易となる。さらに、この発明では、イ
ンバータ回路も正極用と負極専用に2分割しているの
で、各インバータ回路のIGBTのオンタイミングに所
定の位相差をつければ、正負極の合成出力電圧中の高周
波成分リプルを、打ち消し合うことにより低減できる利
点もある。
【0019】 なお、以上の実施例では放電保護抵抗1
8A、18B、電圧検出抵抗20A、20Bとして、そ
れぞれ丸棒状の単体のものを用い、高電圧出力コネクタ
19A、19Bと並行に配置したが、それぞれ複数の抵
抗で構成したものを用いても良い。この場合には、複数
の直列接続された抵抗で構成した電圧検出抵抗は高電圧
出力コネクタ19A、19Bと並行に配置し、複数の直
列接続された抵抗で構成した放電保護抵抗は不図示の前
述のプリント回路基板上に搭載しても良い。また、放電
保護抵抗18A、18Bを構成するそれぞれの抵抗を、
高電圧整流回路を構成する各コンデンサ又は各ダイオー
ドと直列にしても良い。
【0020】
【発明の効果】 以上説明したように、本発明によれ
ば、CT用のX線高電圧装置の高電圧発生部を正極と負
極に2分割して固体化すると共に、インバータ装置と別
体としたことにより、従来の樹脂モールドで問題となっ
ていた、クラックや剥離などの問題解決が容易となる。
特に、各分割部が小型化するので、CTガントリー内の
レイアウトの自由度が増す効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の高電圧発生装置の一実施例を説明す
るための回路である。
【図2】 本発明による2分割高電圧発生部の一実施例
を説明するための図である。
【図3】 従来のCT用のX線高電圧装置回路ブロック
である。
【図4】 CT用のX線高電圧装置が搭載される一般的
なガントリーを示す。
【符号の説明】
1−3相全波整流器 2−昇圧チョッパ回
路 3−平滑兼昇圧用インダクタ 4−スイッチング半
導体素子(IGBT) 5−昇圧用ダイオード 6−コンデンサ 7A、7B−インバータ回路 8A、8B−共振イ
ンダクタンス手段 9A、9B−スイッチング半導体素子(IGBT) 11A、11B−正極、負極の高電圧発生部 12A、13A−高電圧発生部11Aの高電圧トランス 12B、13B−高電圧発生部11Bの高電圧トランス 14A、14B−正極、負極の高電圧整流回路 18A、18B−放電保護抵抗 19A、19B−高電圧出力コネクタ 20A、20B−電圧検出抵抗 22−フィラメントトランス 25A、25B−モールド用絶縁物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02M 7/10 H02M 7/10 B Fターム(参考) 4C092 AA01 AB27 AC01 AC17 BB03 BB12 5H006 AA07 BB06 CA01 CB04 CC03 DA04 DC05 HA06 HA08 HA09 5H730 AA15 AS04 AS16 BB02 BB27 BB43 BB85 BB86 CC05 CC21 DD03 EE06 EE59 EE61 EE63 EE73 FD01 FD11 ZZ01 ZZ11

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電圧を整流した直流電圧を高周波電
    圧に変換する第1、第2のインバータ回路と、 前記それぞれのインバータ回路の高周波電圧を昇圧する
    第1、第2の高電圧トランスと、 前記第1、第2の高電圧トランスにより昇圧された高周
    波電圧を正極及び負極の直流高電圧に変換する第1、第
    2の高電圧整流回路と、 負極の高電圧出力に接続されるX線管のフィラメントト
    ランスと、 前記正極の直流高電圧、負極の直流高電圧及びフィラメ
    ント電圧を出力する第1、第2の高電圧出力コネクタ
    と、 前記第1、第2の高電圧整流回路の出力高電圧を検出す
    る第1、第2の電圧検出手段と、 を備え、 前記第1の高電圧トランスと前記第1の高電圧整流回路
    と前記第1の高電圧出力コネクタの一部分と前記第1の
    電圧検出手段とをモールド用絶縁物でモールドして正極
    の高電圧発生部を構成し、 前記第2の高電圧トランスと前記第2の高電圧整流回路
    と前記第2の高電圧出力コネクタの一部分と前記フィラ
    メントトランスと前記第2の電圧検出手段とをモールド
    用絶縁物でモールドして負極の高電圧発生部を構成する
    ことを特徴とするX線用高電圧発生装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 第1、第2のインバータ回路を、正極、負極の高電圧出
    力中のリプルが打ち消しあう位相差をもって運転する制
    御回路を備え、出力リプル電圧を低減することを特徴と
    するX線用高電圧発生装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2において、 前記第1、第2の電圧検出手段は単体又は直列接続され
    た複数の抵抗器からなり、それぞれ前記第1、第2の高
    電圧出力コネクタの長手方向とほぼ並行になるよう配置
    することを特徴とするX線用高電圧発生装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれかにお
    いて、 前記X線用高電圧発生装置は、CT装置のガントリー内
    にX線管と一緒にバランス良く設置されて前記X線管に
    電力を供給し、前記ガントリーと一緒に高速回転される
    構造になっていることを特徴とするX線用高電圧発生装
    置。
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