JP2007274759A - 電源 - Google Patents

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Abstract

【課題】
スイッチング半導体素子のスイッチング時に発生するスパイク電圧を低減し、電力損失及び放射ノイズを小さくすること。
【解決手段】
プリント配線基板と、第1のトランスと、第2のトランスと、スイッチング半導体素子と、半導体整流素子と、平滑用回路と、フライホイール用半導体素子とを前記プリント配線基板に搭載してなる電源において、前記第1のトランスと前記第2のトランスとは所定の距離隔てて対向するように配置され、前記第1の半導体整流素子と前記第2の半導体整流素子は、前記第1のトランスと前記第2のトランスとの間に配置され、前記フライホイール用半導体素子は、前記第1のトランスと前記第2のトランスとの間に配置されると共に、前記第1の半導体整流素子と前記第2の半導体整流素子とが搭載される前記プリント配線基板の面とは反対の面に搭載されることを特徴とする電源。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複数個のトランスを備えるインバータやDC−DCコンバータなどの電源、特に電源回路を構成するパワー電子部品のプリント配線基板への配置に関する。
近年、ますます小型で薄型のDC−DCコンバータなど電源への要求が高まっており、このような電源の場合には、1次巻線と2次巻線とがプリント板に螺旋状に形成された導電パターンからなるプリントコイルとそのプリントコイルを両側から挟む背高の低いコアとを組み合わせてなるプリントコイルトランスを用いることが多い(例えば、特許文献1、2参照)。このようなプリントコイルトランスを用いた従来の電源は比較的出力容量の小さなものに限られている。しかし、比較的出力電流容量の大きなDC−DCコンバータのような電源にあっても、小型化は勿論のこと、大幅な薄型化を求められる場合が増えてきている。このような電源の場合には、MOSFET、半導体整流素子、コンデンサ、抵抗器、フライホイール用半導体素子などの電子部品を搭載するプリント配線基板として多層のプリント単板を積層してなるプリント配線基板を用い、そのプリント配線基板の一部分の面域にそれぞれのトランスや平滑用インダクタの巻線を導電パターンで形成すると共に、その導電パターンと薄型のコアとを組み合わせている。
出力電流容量の関係からトランスを2個又は4個など偶数個備える構成の従来の電源にあっては、多層のプリント配線基板にトランスの個数に見合った1次巻線と2次巻線となる導電パターンをそれぞれ形成しているので、多層のプリント配線基板におけるトランス巻線の占有面積が比較的大きくなり、各電子部品間を接続する配線パターン、特に2次側の半導体整流素子、フライホイール用半導体素子、平滑用コンデンサ、平滑用インダクタなどの間を接続する配線パターンが長くなる。したがって、配線パターンの占有面積が大きくなり、必然的に寄生インダクタンスが大きくなる。このような多層のプリント配線基板に電子部品を搭載して構成される電源にあっては、特に高周波化が進んでいるために、寄生インダクタンスの影響が大きい。
実開平06−79127号公報 特開平05−159951号公報
このような従来の電源においても、寄生インダクタンスを低減するための種々の工夫がなされているが、電子部品の配置に関して言えば、複数のトランスを挟む形で、スイッチング半導体素子など1次側の電子部品と半導体整流素子などの2次側電子部品との間にトランスを位置させる形で配置、つまり、トランスを中心にその両側に1次側電子部品と2次側電子部品とを配置しているので、寄生インダクタンスを十分に小さくすることができなかった。したがって、MOSFETのような1次側のスイッチング半導体素子が高周波でスイッチング動作を行うたびに、寄生インダクタンスの影響によってスパイク電圧Vsが発生する。スパイク電圧Vsは、寄生インダクタンスをL、電流変化分をdi、遷移時間をdtとするとき、Vs=L×di/dtとなる。この式から明らかなように、周波数を同じであるとすれば、寄生インダクタンスが大きいほどスパイク電圧Vsが大きくなり、放射のイズが大きくなるばかりでなく、前記スイッチング半導体素子にかかる電圧が大きくなり、スイッチング電力損失Psが大きくなる。前記スイッチング半導体素子がオンオフするスイッチング電流をI、スイッチング周波数をf、定数をαとするとき、電力損失Psは、Ps=α×(Vs×I×dt×f)となり、スパイク電圧Vsが大きくなると、電力損失Psが増大するのは勿論であるが、電流Iが大きければ電力損失Psは更に増大する。このことから、1次巻線の巻数に比べて2次巻線の巻数が少ないトランスを用いている電源、つまり1次側電流に比べて2次側電流が大きな電源にあっては、トランスの2次側回路の寄生インダクタンスを低減、特に2次側電流が断続して流れるループを極力短くすることがそのループの寄生インダクタンスの低減につながり、電力損失Psを有効に低減することになる。そのループはトランスの2次巻線から平滑用インダクタまでの間の回路と考えることができる。
したがって、本発明は前述の問題点を解決するために、前述のようなプリントコイルを用いた2組のトランス(2n個)間に2次側における半導体整流素子、フライホイール用半導体素子を配置することによって、2次側回路における配線パターン、特に2次側電流が断続して流れるループを短くし、寄生インダクタンスを小さくすることを主目的としている。これによってスイッチング半導体素子のスイッチング損失及び放射ノイズを小さくしている。
第1の発明は、プリント配線基板と、そのプリント配線基板に形成された第1の導電パターンからなる第1の1次巻線と第2の導電パターンからなって前記第1の1次巻線に比べて巻数が少ない第1の2次巻線とこれら第1の1次巻線、第1の2次巻線に組み合わされた第1のコアとを有する第1のトランスと、前記プリント配線基板に形成された第3の導電パターンからなる第2の1次巻線と第4の導電パターンからなって前記第2の1次巻線に比べて巻数が少ない第2の2次巻線とこれら第2の1次巻線、第2の2次巻線に組み合わされた第2のコアとを有する第2のトランスと、前記第1の1次巻線に接続されている第1のスイッチング半導体素子と、前記第2の1次巻線に接続されている第2のスイッチング半導体素子と、前記第1の2次巻線に接続されている第1の半導体整流素子と、前記第2の2次巻線に接続されている第2の半導体整流素子と、前記第1の半導体整流素子と前記第2の半導体整流素子の直流出力側に接続された平滑用インダクタと平滑用コンデンサとからなる平滑用回路と、前記平滑用インダクタに蓄えられたエネルギーを循環するフライホイール用半導体素子とを前記プリント配線基板に搭載してなる電源において、前記第1のトランスと前記第2のトランスとは所定の距離を隔てて対向するように配置され、前記第1の半導体整流素子と前記第2の半導体整流素子は、前記第1のトランスと前記第2のトランスとの間に配置され、前記フライホイール用半導体素子は、前記第1のトランスと前記第2のトランスとの間に配置されると共に、前記第1の半導体整流素子と前記第2の半導体整流素子とが搭載される前記プリント配線基板の面とは反対の面に搭載されることを特徴とする電源を提供する。
第2の発明は、前記第1の発明において、前記第1の半導体整流素子が搭載される第1の導電パッドは、前記第1のトランスと前記第2のトランスとの間における前記プリント配線基板の一方の面に形成されると共に、前記第1の2次巻線を形成する前記第2の導電パターンに接続され、前記第2の半導体整流素子が搭載される第2の導電パッドは、前記第1のトランスと前記第2のトランスとの間における前記プリント配線基板の一方の面に形成されると共に、前記第2の2次巻線を形成する前記第4の導電パターンに接続され、前記フライホイール用半導体素子が搭載される第3の導電パッドは、前記第1のトランスと前記第2のトランスとの間における前記プリント配線基板の他方の面に形成されると共に、前記第1の2次巻線及び第2の2次巻線をそれぞれ形成する前記第2の導電パターン及び第4の導電パターンに接続されることを特徴とする電源提供する。
第3の発明は、前記第1の発明又は前記第2の発明において、前記プリント配線基板に形成された第5の導電パターンからなる第3の1次巻線と第6の導電パターンからなって前記第3の1次巻線に比べて巻数が少ない第3の2次巻線とこれら第3の1次巻線、第3の2次巻線に組み合わされた第3のコアとを有する第3のトランスと、前記プリント基板に形成された第7の導電パターンからなる第4の1次巻線と第8の導電パターンからなって前記第4の1次巻線に比べて巻数が少ない第4の2次巻線とこれら第4の1次巻線、第4の2次巻線に組み合わされた第4のコアとを有する第4のトランスと、前記第3の1次巻線に接続されている第3のスイッチング半導体素子と、前記第4の1次巻線に接続されている第4のスイッチング半導体素子と、前記第3の2次巻線に接続されている第3の半導体整流素子と、前記第4の2次巻線に接続されている第4の半導体整流素子とが前記プリント配線基板に付加され、前記第3のトランスは前記第1のトランスに整列配置され、前記第4のトランスは前記第2のトランスに整列配置され、前記第1の半導体整流素子ないし前記第4の半導体整流素子は、前記第1のトランス及び前記第3のトランスと前記第2のトランス及び前記第4のトランスとの間に配置され、前記フライホイール半導体素子は、前記第1のトランス及び前記第3のトランスと前記第2のトランス及び前記第4のトランスとの間に配置されると共に、前記第1の半導体整流素子ないし前記第4の半導体整流素子が搭載される前記プリント配線基板の面とは反対の面に搭載されることを特徴とする電源を提供する。
第4の発明は、前記第1の発明ないし前記第3の発明のいずれかにおいて、前記プリント配線基板は積層されている複数のプリント単板から形成され、これらプリント単板の内、内側に位置するプリント単板には前記トランスの前記1次巻線を形成する螺旋状の導電パターンが形成され、両外側に位置するプリント単板には前記トランスの前記2次巻線を形成する幅広の導電パターンが前記1次巻線を形成する前記螺旋状の導電パターンを両側から挟むように形成されていることを特徴とする電源を提供する。
前記第1の発明ないし前記第3の発明によれば、特にトランスの2次側回路における寄生インダクタンスを小さくすることによって、スイッチング半導体素子のスイッチング時に発生するスパイク電圧を低減し、スパイク電圧による電力損失及び放射ノイズを小さくすることができる。
前記第4の発明によれば、前記第1の発明ないし前記第3の発明によって得られる効果の他に、1次巻線と2次巻線間の電磁結合率を向上させることができ、また、2次巻線を形成する導電パターンを固定電位に接続すれば、別途シールド導体を備えることなく、1次巻線を2次巻線で静電シールドすることが可能であり、より放射ノイズを小さくすることができる。
[実施形態1]
図1ないし図3によって本発明の実施形態1に係る電源の実施形態1について説明する。図1は第1の電源100の主要な電子部品の配置を示す図、図2は本発明の実施形態1に係る電源100の回路構成を示す図、図3は多層のプリント配線基板を用いている電源100を説明するための図であり、プリント配線基板の一部分を示している。図1(A)はプリント配線基板の表面を示し、図1(B)はプリント配線基板の裏面を示している。先ず図2によりこの電源100の回路構成の一例を説明すると、直流入力端子1と2とに直列に第1のトランス3の1次巻線3aと第1のスイッチング用半導体素子4とが接続されている。同様に、入力端子1と2とに直列に第2のトランス5の1次巻線5aと第2のスイッチング用半導体素子6とが接続され、1次巻線3aとスイッチング用半導体素子4及び1次巻線5aとスイッチング用半導体素子6は互いに並列に接続されている。スイッチング用半導体素子4、6はそれぞれ単体で示されているが、2個以上並列接続されているものでもよい。これらスイッチング用半導体素子4、6はFET、トランジスタ、IGBTなど制御信号によってオンオフが制御される半導体素子であれば特に制限されるものではない。
トランス3の2次巻線3bとトランス5の2次巻線5bとは互いに直列に接続され、2次巻線3bの他端には半導体整流素子7のアノードが直列に接続され、2次巻線5bの他端には半導体整流素子8のアノードが直列に接続されており、これら半導体整流素子7と8とのカソードが接続点Aで互いに接続されている。2次巻線3b、2次巻線5bは1ターンないし数ターン程度である。トランス3の2次巻線3bとトランス5の2次巻線5bとの接続点Bと接続点Aの至近距離の接続点Cとの間にはフライホイール用半導体素子9が接続され、フライホイール用半導体素子9のカソードは平滑用インダクタ10を介して一方の直流出力端子11に接続されている。また、フライホイール用半導体素子9のアノードは他方の直流出力端子12に接続され、直流出力端子11と12との間に平滑用コンデンサ13が接続されている。
図2に示す回路において、電流値が大きくかつ電流が断続して流れるループは、太線で示すように、2次巻線3bの一端から半導体整流素子7を通してフライホイール用半導体素子9との接続点Cに至るまでの配線X1、2次巻線5bの一端から半導体整流素子8を通して接続点Cに至るまでの配線X2、前記接続点Bからフライホイール用半導体素子9を通して接続点Cに至るまでの配線X3、及び2次巻線3bと2次巻線5bとを接続する配線Y1であり、これら配線X1〜X3、配線Y1を極力短くすることが寄生インダクタンスによる電力損失及び放射ノイズの低減につながる。なお、スイッチング用半導体素子4、6の制御回路、電流検出回路、あるいは電圧検出回路などについては図示するのを省略している。また、半導体整流素子7と8、及びフライホイール用半導体素子9は整流用FETからなる場合もあるが、この場合における整流用FETの駆動回路についても図示するのを省略している。
この実施形態1では、図3に示すように、プリント配線基板20が3枚のプリント単板21、22、23からなる。プリント単板22はプリント単板21と23との間に位置しており、プリント単板22の両面には第1のトランス3の1次巻線3aと2次巻線3bとを形成する導電パターン、第2のトランス5の1次巻線5aと2次巻線5bとを形成する導電パターンが形成されている。プリント単板21の表面はプリント配線基板20の表面20Aを形成し、プリント単板23の表面はプリント配線基板20の裏面20Bを形成する。プリント配線基板20の表面20A及び裏面20Bには電子部品が搭載される導電パッド、及びこれら導電パッドとトランス3、5のそれぞれの巻線を形成する導電パターン間などを接続する配線パターンが形成される。なお、配線パターンについては図示するのを省略しているが、必要に応じてプリント単板22にも配線パターンを形成しても構わない。プリント単板21〜23はトランス3のコアを形成するコア部3A1とコア部3A2、トランス5のコアを形成するコア部5A1とコア部5A2のそれぞれの磁脚が挿通する挿通穴H1、H2、H3、H4などを有する。トランス3とトランス5とは同じ構造であるので、トランス5については詳述しない。図3では、見難くなるので、プリント単板21、22、23に断面を示す斜線を入れていない。また、理解し易いようにトランス3、5の向きを図示のようにしたが、トランス3と5の形状によってトランス3のコア部3A1、3A2の向き及びトランス5のコア部5A1、5A2の向きを、図示とは90度水平に回転させた方向、つまり紙面の表裏方向にしてもよく、配線パターンを短くできる方向を選択すればよい。
プリント単板22の両面には、トランス3の1次巻線3aの1/2をそれぞれ形成する螺旋状の導電パターン3aP1と導電パターン3aP2とが形成されている。導電パターン3abP1と導電パターン3aP2とは挿通穴H2を中心にしてそれぞれ必要な巻数の半分の螺旋状の導電パターンである。導電パターン3aP1の一端と導電パターン3aP2の一端とは図示しない通常の構造のスルーホールによって直列に接続され、導電パターン3aP1と導電パターン3aP2とで所望の巻数の1次巻線3aを得ている。図示しないが、好ましくは導電パターン3aP1と導電パターン3aP2とが対面する面積を小さくするよう、プリント単板22の表裏面に互いにずれて形成するのがよい。これによって1次巻線の静電容量を小さくすることができる。また、図示しないが、螺旋状の導電パターン3aP1と導電パターン3aP2とは内側に位置する導電パターンの幅を細くし、外側に位置する導電パターンの幅を広くすることにより、内側から外側まで一定幅の螺旋状導電パターンに比べて、ターン数が同じでも抵抗値の小さい巻線を得ることができる。なお、所望の巻数の導電パターンを形成することができれば、プリント単板22のいずれかの片面に導電パターン3aP1かあるいは導電パターン3aP2が形成されているだけでもよい。
プリント単板21の外面には、トランス3の2次巻線3bを形成する導電パターン3bP1が形成されている。例えば、導電パターン3bP1が1ターンの2次巻線3bを形成する場合には、導電パターン3bP1が挿通穴H2を中心にして、挿通穴H2と挿通穴H1又はH3との間隔にほぼ等しい幅で形成されたほぼ1ターンの幅広導体であることが好ましい。プリント単板23の外面には、トランス3の2次巻線3bを形成する導電パターン3bP2が形成されている。導電パターン3bP2も挿通穴H2を中心にして形成されており、導電パターン3bP1と同じである。導電パターン3bP1と導電パターン3bP2とは、図示しない通常の構造のスルーホールによって両端で互いに接続されて並列になっている。したがって、導電パターン3bP1と3bP2とが前述した1ターンの幅広導体である場合には、螺旋状の導電パターン3aP1と3aP2とは、幅広導体である導電パターン3bP1と3bP2との間に挟まれており、1次巻線と2次巻線間の電磁結合率が向上するばかりでなく、導電パターン3bP1と3bP2とが固定電位に接続されれば、導電パターン3bP1と3bP2とによって静電シールドされる。つまり、別途シールド導体を設ける必要がない。
なお、導電パターン3bP1と導電パターン3bP2とは互いに直列になるように接続されていても勿論よい。トランス5は一部分だけが示されているに過ぎないが、半導体整流素子7、8を介してトランス3からできるだけ近い位置に配置される。トランス5はコア部5A1とコア部5A2、プリント単板22の両面に形成されている螺旋状の導電パターン5aP1と導電パターン5aP2、及びプリント単板21の外面に形成されている導電パターン5bP1とプリント単板23の外面に形成されている導電パターン5bP2とからなる。また、導電パターン3bP1と3bP2とからなる2次巻線3bは、螺旋状の導電パターン3aP1と3aP2とからなる1次巻線3aに比べて巻数が少ない。同様に、導電パターン5bP1と5bP2とからなる2次巻線5bは、螺旋状の導電パターン5aP1と5aP2とからなる1次巻線5aに比べて巻数が少ない。
図1(A)に示すプリント配線基板20の表面20Aにおいて、スイッチング用半導体素子4の一方の主端子が接続されるように搭載される導電パッド4Aがトランス3の至近距離に形成されている。導電パッド4Aは、図示しない配線パターンを通して、導電パターン3aP1と3aP2とに直列に接続されている。導電パッド4Aの近傍にはスイッチング用半導体素子4の他方の主端子とゲート端子とが接続される導電パッド4b、4cが形成されている。スイッチング用半導体素子6も同様であり、スイッチング用半導体素子6の一方の主端子が接続されるように搭載される導電パッド6Aは図示しない配線パターンによって螺旋状の導電パターン5aP1と5aP2とに直列に接続される。導電パッド6Aの近傍には、スイッチング用半導体素子6の他方の主端子とゲート端子とが接続される導電パッド6b、6cが形成されている。これら導電パッドとトランス巻線とを接続する不図示の1次側配線も極力短い方が寄生インダクタンスを低減できるので好ましいが、2次側電流に比べて1次側電流は小さいので、2次側の寄生インダクタンスに比べて1次側インダクタンスの影響は小さい。したがって、この実施形態1では2次側の寄生インダクタンス、特に前述した2次側の配線X1〜X3を極力短くする構造について述べる。
トランス3とトランス5との間におけるプリント配線基板20の表面20A、つまりプリント単板21の外面には、図1及び図3に示すように半導体整流素子7と8を搭載する導電パッドなども形成されている。この電源100では1次側電流に比べて2次側電流が大きいので、半導体整流素子7として互いに並列接続されているダイオード71と72を用い、半導体整流素子8として互いに並列接続されているダイオード81と82を用いている。したがって、プリント配線基板20の表面20Aにおけるトランス3の至近距離にダイオード71、72のアノードが接続されるようにそれぞれ搭載される導電パッド71A、72Aが形成され、それらの至近距離にダイオード71、72のカソードが接続される導電パッド71a、72aが形成されている。また、プリント配線基板20の表面20Aにおけるトランス5の至近距離にダイオード81、82のアノードが接続されるようにそれぞれ搭載される導電パッド81A、82Aが形成され、それらの至近距離にダイオード81、82のカソードが接続される導電パッド81a、82aが形成されている。
また、トランス3とトランス5との間におけるプリント配線基板20の裏面20Bには、トランス3とトランス5との間にフライホイール用半導体素子9を搭載する導電パッドが形成される。フライホイール用半導体素子9は互いに並列接続されるダイオード91と92とからなり、ダイオード91と92のアノードがそれぞれの導電パッド91A、92Aに接続される。ダイオード91と92のカソードは導電パッド91A、92A近傍にそれぞれ形成されている導電パッド91a、92aに接続される。導電パッド91A、92Aは、トランス3の2次巻線3bを形成する導電パターン3bP1、3bP2とトランス5の2次巻線5bを形成する導電パターン5bP1、5bP2とを接続する配線パターン9Pにスルーホール91T、92Tを通して至近距離で接続、又は配線パターン90Pがプリント配線基板20の裏面20Bに形成されている場合には、配線パターン9P上に接続される。なお、配線パターン90Pは、図2の配線X3に相当する。
ここで、導電パッド71Aと72A、導電パッド81Aと82A、導電パッド71aと72a、導電パッド81aと82a、導電パッド91Aと92A、導電パッド91aと92aはそれぞれ単一のものであってもよい。また、半導体整流素子7、8はそれぞれ単一のダイオード、あるいは単一の整流用FETでもよい。半導体整流素子7、8が整流用FETからなる場合には、ゲートを接続するための導電パッドが追加される。トランス3と導電パッド71A、72Aとの間の距離は、トランス5と導電パッド81Aと82Aとの間の距離とほとんど同じであって極めて短くなっており、また、導電パッド71a、72aと導電パッド81a、82aとは実際には短絡されるので単体でもよいから、トランス3とトランス5及び半導体整流素子7と8のカソード間の配線パターンを極めて短くできることは明らかである。なお、実施形態1の電源100では第1のトランス3の2次巻線3bと第2のトランス5の2次巻線5bとを直列接続したが、更に直流出力電圧が低くてもよい場合には2次巻線3bと2次巻線5bとを並列接続してなる電源としてもよく、前述と同じ効果が得られる。したがって、この実施形態1では特に前述した2次側の配線X1〜X3を極力短くできるので、2次側の寄生インダクタンスを最小にすることができる。この実施形態1では、配線Y1はほぼ第1のトランス3と第2のトランス5との間の間隔に等しい長さとなる。
[実施形態2]
図4ないし図6によって、電源100に比べて出力容量の増大が可能な実施形態2に係る電源200について説明する。図4は本発明の実施形態2に係る電源200の回路構成を示す図、図5は第2の電源200の主要な電子部品の配置を示す図、図6は多層のプリント配線基板を用いている電源200を説明するための図であり、プリント配線基板の一部分を示している。図5(A)はプリント配線基板の表面20Aを示し、図5(B)はプリント配線基板の裏面20Bを示している。図4ないし図6において、図1ないし図3で用いた記号と同じ記号のものは同じ名称の部材を示すものとする。先ず、図4によりこの電源200の回路構成の一例を説明すると、第1のトランス3と第2のトランス5とに対して第3のトランス3’と第4のトランス5’とが並列配置になるようにプリント配線基板20に配置、接続されている。つまり、トランス3’の1次巻線3’a、トランス5’の1次巻線5’aはトランス3の1次巻線3a、トランス5の1次巻線5aと互いに並列になるように直流入力端子1と2との間に接続されている。トランス3’の1次巻線3’aと直列に第3のスイッチング用半導体素子4’が接続され、トランス5’の1次巻線5’aと直列に第4のスイッチング用半導体素子6’が接続されている。トランス3’の2次巻線3’bとトランス5’の2次巻線5’bとは互いに直列になるように接続点B’で接続されると共に、トランス3の2次巻線3bとトランス5の2次巻線5bとに対して並列になるように接続点D、接続点Eで接続されている。なお、スイッチング用半導体素子4’と6’とはスイッチング半導体素子4と6と同様なものである。なお、2次巻線3’bと2次巻線5’bとは2次巻線3bと2次巻線5bと同様に1ターンないし数ターン程度の巻数であることが好ましい。
図4に示す回路において、電流値が大きくかつ電流が断続して流れるループは、太線で示すように、2次巻線3bの一端からフライホイール用半導体素子9のカソード側との接続点Cに至るまでの配線X1、2次巻線5bの一端から半導体整流素子7及びフライホイール用半導体素子9を通して接続点Cに至るまでの配線X2、2次巻線3bと2次巻線5bとを接続する配線Y1、トランス3’の2次巻線3’bの一端から配線X1との接続点Dに至るまでの配線X3、トランス5’の2次巻線5’bから半導体整流素子8を通して接続点Eに至るまでの配線X4、2次巻線3’bと2次巻線5’bとを接続する配線Y2である。大きな電流が断続して流れるこれら配線X1〜X4、及び配線Y1、Y2を極力短くすることが、特に寄生インダクタンスによる電圧スパイク及び放射ノイズの低減につながるので、実施形態2の電源200ではこれら配線X1〜X4、及び配線Y1、Y2が最小になるように構成されている。
図5に示すように、トランス3、5はプリント配線基板20上に至近距離で一列になるように配列され、トランス3、5の外側にこれらに整列するようにスイッチング用半導体素子4、6がプリント配線基板20の表面20Aにそれぞれ配置される。同様に、トランス3’、5’はプリント配線基板20上に至近距離で一列になるように配列され、トランス3’、5’の外側にこれらに整列するようにスイッチング用半導体素子4’、6’がプリント配線基板20の表面20Aにそれぞれ配置される。スイッチング用半導体素子4が搭載される導電パッド4Aはトランス3の至近距離に形成され、導電パッド4Aの近傍には導電パッド4b、4cが形成されている。同様に、スイッチング用半導体素子6が搭載される導電パッド6Aはトランス5の至近距離に形成され、導電パッド6Aの近傍には導電パッド6b、6cが形成されている。また、スイッチング用半導体素子4’が搭載される導電パッド4’Aはトランス3’の至近距離に形成され、導電パッド4’Aの近傍には導電パッド4’b、4’cが形成されている。同様に、スイッチング用半導体素子6’が搭載される導電パッド6’Aはトランス5’の至近距離に形成され、導電パッド6’Aの近傍には導電パッド6’b、6’cが形成されている。
トランス3、5とトランス3’、5’との間おけるプリント配線基板20の表面20Aに第1の半導体整流素子7、第2の半導体整流素子8が配置される一方で、プリント配線基板20の裏面20Bにはフライホイール用半導体素子9が配置される。つまり、トランス3、5とトランス3’、5’との間隔は半導体整流素子7、8及びフライホイール用半導体素子9を配置できる最低限の距離であることが好ましい。半導体整流素子7は互いに並列接続された3個のダイオード71、72、73と、ダイオード71、72、73のカソードがそれぞれ接続されるように搭載される導電パッド71A、72A、73Aと、導電パッド71A、72A、73Aの近傍にそれぞれ2個ずつ形成された導電パッド71a、72a、73aとからなる。半導体整流素子8も同様であり、互いに並列接続された3個のダイオード81、82、83と、ダイオード81、82、83のカソードがそれぞれ接続されるように搭載される導電パッド81A、82A、83Aと、導電パッド81A、82A、83Aの近傍にそれぞれ2個ずつ形成された導電パッド81a、82a、83aとからなる。なお、導電パッド71A、72A、73A、及び導電パッド81A、82A、83Aは単一の導電パターンで形成されてもよい。また、ダイオード71、72、73とダイオード81、82、83のそれぞれのアノード端子となる導電パッド71a、72a、73aと、導電パッド81a、82a、83aはそれぞれ単一の導電パターンで形成されていてもよい。さらに、それら単一の導電パターンを共通にして一つの導電パターンとしてもよい。
プリント配線基板20の裏面20Bに配置されるフライホイール用半導体素子9は、互いに並列接続された3個のダイオード91、92、93と、プリント配線基板20の裏面20Bにおいてトランス3’、5’とトランス3、5との間に形成されている導電パッド91A、92A、93Aと、導電パッド91A、92A、93Aの近傍にそれぞれ2個ずつ形成された導電パッド91a、92a、93aとからなる。ダイオード91、92、93はカソードが接続されるように導電パッド91A、92A、93Aそれぞれに搭載される。ダイオード91、92、93のアノードは、導電パッド91a、92a、93aそれぞれに接続される。なお、導電パッド91A、92A、93A、及び導電パッド91a、92a、93aはそれぞれ単一のパッドで形成されていてもよい。また、半導体整流素子7、8及びフライホイール用半導体素子9はそれぞれ単体のダイオード又は整流用FETでもよく、あるいは任意の個数を並列接続したものでもよい。平滑用インダクタ10、平滑用コンデンサ13については実施形態1と同様であるので、説明を省略する。
この第2の電源200では、図6に示すように積層された5枚のプリント単板21〜25を用いたプリント配線基板20を用いている。図6において、図3で用いた記号と同じ記号は同一の名称の部材を示すものとする。プリント単板21の外面はプリント配線基板20の表面20Aを形成し、プリント単板25の外面はプリント配線基板20の裏面20Bを形成する。プリント配線基板20の表面20A、及び裏面20Bへの各導電パッド、及び電子部品の配置については実施形態1で既に述べたのとほぼ同様であるので、主にトランス3、5、3’、5’について述べる。トランス3、5、3’、5’は同一の構造であるので、主としてトランス5、5’について説明する。プリント単板21〜25はトランス5のコアを形成するコア部5A1とコア部5A2、トランス5’などのコアを形成するコア部5’A1とコア部5’A2のそれぞれの磁脚が挿通する挿通穴H2、H3、H4、H5などを有する。中間に位置するプリント単板23の両面には、トランス5の1次巻線5aを形成する螺旋状の導電パターン5aP1と導電パターン5aP2とが形成されている。導電パターン5aP1と導電パターン5aP2とは挿通穴H2を中心にしてそれぞれ必要な巻数の半分、例えば9ターンの巻線をそれぞれ形成する螺旋状の導電パターンである。
導電パターン5aP1の一端と導電パターン5aP2の一端とは図示しない通常の構造のスルーホールによって直列に接続され、導電パターン5aP1と導電パターン5aP2とで所望のターン数、例えば18ターンの1次巻線5aを得ている。図示しないが、好ましくは導電パターン5aP1と導電パターン5aP2とが対面する面積を小さくするよう、プリント単板23の表裏面に互いにずれて形成するのがよい。これによって1次巻線の静電容量を小さくすることができる。また、図示しないが、螺旋状の導電パターン5aP1と導電パターン5aP2とは内側に位置する導電パターンの幅を狭くし、外側に位置する導電パターンの幅を広くすることにより、内側から外側まで一定幅の螺旋状導電パターンに比べて、ターン数が同じでも抵抗値の小さい巻線を得ることができる。なお、所望の巻数の導電パターンを形成することができれば、プリント単板23のいずれかの片面に導電パターン5aP1かあるいは導電パターン5aP2を形成するだけでもよい。
図6において、プリント単板21の外面及びプリント単板22の上面、つまりプリント単板21と22との間には、トランス5の2次巻線5bを形成する導電パターン5bP1、5bP2がそれぞれ形成されている。例えば、導電パターン5bP1、5bP2は挿通穴H2を中心にして形成されたほぼ1ターンの幅広導体である。また、プリント単板25の外面、及びプリント単板24の下面、つまりプリント単板24と25との間には、トランス5の2次巻線5bを形成する導電パターン5bP3、5bP4がそれぞれ形成されている。導電パターン5bP3、5bP4も挿通穴H2を中心にして形成されたほぼ1ターンの幅広導体である。導電パターン5bP1と導電パターン5bP2とは、図示しない通常の構造のスルーホールによって両端で互いに接続されて並列になっている。同様に、導電パターン5bP3と導電パターン5bP4とは、図示しない通常の構造のスルーホールによって両端で互いに接続されて並列になっている。そして、導電パターン5bP1、5bP2と導電パターン5bP3、5bP4とは互いに直列となるように、図示しない通常の構造のスルーホールによって接続されている。したがって、トランス5の2次巻線5bはほぼ2ターンの巻数となる。
ほぼ1ターンの導電パターン5bP1、5bP2、5bP3、5bP4は、トランス5の磁脚が挿通する挿通穴間、例えば挿通穴H2と挿通穴H3との間隔にほぼ等しい幅を有する幅広導体である。1次巻線5aを形成する導電パターン5aP1と導電パターン5aP2とは、2次巻線5bを形成する導電パターン5bP1、導電パターン5bP2と導電パターン5bP3、5bP4との間に挟まれており、1次巻線と2次巻線間の電磁結合率を向上させるだけでなく、導電パターン5bP1、5bP2、5bP3、5bP4が固定電位に接続されれば、導電パターン5bP1、5bP2、5bP3、5bP4によって静電シールドされ、別途シールド導体を設ける必要がない。なお、導電パターン5bP1と5bP2、あるいは導電パターン5bP3と5bP4とは互いに直列になるように接続されていても勿論よい。トランス5は、プリント配線基板20の表面20A上の半導体整流素子7、8、及びプリント配線基板20の裏面20B上のフライホイール用半導体素子9を介してトランス5’からできるだけ近い位置に配置されると共に、トランス3からもできるだけ近い位置に配置される。同様に、トランス5’はコアを形成するコア部5’A1とコア部5’A2、中間のプリント単板23の両面に形成されて1次巻線5’aを形成する螺旋状の導電パターン5’aP1と5’aP2、プリント単板21、22に形成されて2次巻線5’bの半分を形成する導電パターン5’bP1と5’bP2、及びプリント単板24、25に形成されて2次巻線5’bの半分を形成する導電パターン5’bP3と5’bP4からなる。
トランス3、5とトランス3’、5’との間おけるプリント配線基板20の表面20Aに第1の半導体整流素子7、第2の半導体整流素子8が配置される一方で、プリント配線基板20の裏面20Bにはフライホイール用半導体素子9が配置されていることについては既に図5を用いて説明した。図6では、トランス5と5’との間におけるプリント配線基板20の表面20A、つまりプリント単板21の上面に、導電パッド71Aと81A、それらの間に形成された導電パッド71aと81a、及び導電パッド71Aと81Aのそれぞれに搭載されているダイオード71、81を示している。導電パッド71Aにはダイオード71のカソードが接続され、アノードは導電パッド71aに接続され、導電パッド81Aにはダイオード81のカソードが接続され、アノードは導電パッド81aに接続されている。導電パッド71Aは、不図示の短い配線パターンによりトランス5の2次巻線5bを形成する導電パターン5bP1又は5bP2に接続され、導電パッド72A、73Aも同様である。また、導電パッド81Aは、不図示の短い配線パターンによりトランス5’の2次巻線5’bを形成する導電パターン5’bP1又は5’bP2に接続され、導電パッド82A、83Aも同様である。導電パッド71a、83aなどは不図示の短い配線パターンで共通に接続されている。
図6では、トランス5と5’との間におけるプリント配線基板20の裏面20B、つまりプリント単板25の下面には、フライホイール用半導体素子9の導電パッド91A、92A、93Aが形成されている。フライホイール用半導体素子9のダイオード91、92、93は、それらのカソードが導電パッド91A、92A、93Aにそれぞれ接続されている。導電パッド91A、92A、93Aは、不図示の短い共通の配線パターンにより、トランス3の2次巻線3bを形成する不図示の導電パターンに接続される。したがって、配線X1に相当する配線パターンを短くできることは明らかである。ダイオード91、92、93のアノードがそれぞれ接続される導電パッド91a、92a、93a(図5)は、導電パッド71a、83aなどを共通に接続する不図示の短い前記配線パターンに接続される。ここで、半導体整流素子7、8及びフライホイール用半導体素子9は、トランス3、5とトランス3’、5’との間に、プリント配線基板20の表裏を利用して集中して配置されているため、導電パッド91a、92a、93aと導電パッド71a、83aなどをプリント配線基板20の内部を通して至近距離で接続することができる。図6では、それらの配線を図示するのを省略している。したがって、配線X2、X4にそれぞれ相当する配線パターンを短くできることは明らかである。また、配線X3に相当する配線パターンを短くでき、配線Y1、Y2にそれぞれ相当する配線パターンを短くできるので、2次側の寄生インダクタンスを最小にすることができる。
次に、電源200と従来の回路配置の電源との電力損失を比較した。従来の回路配置としては、スイッチング半導体素子4、6、4’、6’の次にトランス3、5、3’、5’、その後に、半導体整流素子7、8及びフライホイール用半導体素子9、更にその後段に平滑用インダクタ10と平滑用コンデンサ13とを順番に配置した構成である。電源200と従来の回路配置の電源におけるスイッチング半導体素子4、6、4’、6’、半導体整流素子7、8及びフライホイール用半導体素子9には、それぞれ並列に抵抗とコンデンサとを直列接続してなるCRスナバ回路を並列接続した。そして、電源200と従来の回路配置の電源のそれぞれにおけるそれらCRスナバ回路による電力損失の和を求めた。その結果、実施形態2の電源200では定格出力で電力損失が12.79Wであったのに対して、従来の回路配置の電源では同じ定格出力で電力損失が18.99Wであった。実施形態2の電源200では、従来の回路配置の電源に対して24.7%程度、スナバ電力損失が低減された。このスナバ電力損失の低減は寄生インダクタンスの低減によって電圧スパイクが低減したことが理由と考えられる。図示しないが、このことは電圧波形を測定したところ電圧スパイクが小さくなっていることから明らかである。
実施形態1ではトランス3の2次巻線3bとトランス5の2次巻線5bとを直列接続したが、並列接続しても勿論よい。また、実施形態2においてもトランスの3の2次巻線3bとトランス5の2次巻線5bとを並列接続してもよく、トランスの3’の2次巻線3’bとトランス5’の2次巻線5’bとを並列接続しても勿論よい。1次側回路は、スイッチング半導体素子に代えてフルブリッジインバータ又はハーフブリッジインバータなど任意の回路構成のインバータでもよく、トランスの1次巻線は直列又は並列であっても構わない。また、本発明はプリント配線基板を構成するプリント単板の枚数及び導電パターン及び配線パターンの層数に制限されない。トランスが6個以上で、それらの2次巻線が全て並列、又は直列と並列の組み合わせであってもよい。
本発明の実施形態1に係る電源100の主要な電子部品の配置を示す図である。 実施形態1に係る電源100の回路構成を示す図である。 実施形態1に係る電源100におけるプリント配線基板のトランス部分の構成を説明するための図である。 本発明の実施形態2に係る電源200の回路構成を示す図である。 実施形態2に係る電源200の主要な電子部品の配置を示す図である。 実施形態2に係る電源200におけるプリント配線基板のトランス部分の構成を説明するための図である。
符号の説明
1、2・・・直流入力端子
3、3’・・・トランス
3a、3a’・・・トランス3、3’の1次巻線
3b、3b’・・・トランス3、3’の2次巻線
3aP1、3aP2・・・トランス3の1次巻線を形成する導電パターン
3bP1、3bP2・・・トランス3の2次巻線を形成する導電パターン
3A1、3A2・・・トランス3のコア部
4、4’・・・スイッチング半導体素子
4A、4’A・・・スイッチング半導体素子4、4’の導電パッド
4b、4c・・・スイッチング半導体素子4の導電パッド
4’b、4’c・・・スイッチング半導体素子4’の導電パッド
5、5’・・・トランス
5a、5a’・・・トランス5、5’の1次巻線
5b、5b’・・・トランス5、5’の2次巻線
5aP1、5aP2・・・トランス5の1次巻線を形成する導電パターン
5bP1、5bP2・・・トランス3の2次巻線を形成する導電パターン
5A1、5A2・・・トランス5のコア部
6、6’・・・スイッチング半導体素子
6A、6’A・・・スイッチング半導体素子6、6’の導電パッド
6b、6c・・・スイッチング半導体素子6の導電パッド
6’b、6’c・・・スイッチング半導体素子6’の導電パッド
7、8・・・第1、第2の半導体整流素子
71、72・・・半導体整流素子7のダイオード
71A、72A・・・ダイオード71、72の導電パッド
71a、72a・・・ダイオード71、72の導電パッド
81、82・・・半導体整流素子8のダイオード
81A、82A・・・ダイオード81、82の導電パッド
81a、82a・・・ダイオード81、82の導電パッド
9・・・フライホイール用半導体素子
90P・・・配線パターン
91、92・・・フライホイール用半導体素子のダイオード
91A、92A・・・ダイオード91、92の導電パッド
91a、92a・・・ダイオード91、92の導電パッド
91T、92T・・・スルーホール
10・・・平滑用インダクタ
11、12・・・直流出力端子
13・・・平滑用コンデンサ
20・・・プリント配線基板
20A・・・プリント配線基板20の表面
20B・・・プリント配線基板20の裏面
21、22、23・・・プリント単板

Claims (4)

  1. プリント配線基板と、該プリント配線基板に形成された第1の導電パターンからなる第1の1次巻線と第2の導電パターンからなって前記第1の1次巻線に比べて巻数が少ない第1の2次巻線とこれら第1の1次巻線、第1の2次巻線に組み合わされた第1のコアとを有する第1のトランスと、前記プリント配線基板に形成された第3の導電パターンからなる第2の1次巻線と第4の導電パターンからなって前記第2の1次巻線に比べて巻数が少ない第2の2次巻線とこれら第2の1次巻線、第2の2次巻線に組み合わされた第2のコアとを有する第2のトランスと、前記第1の1次巻線に接続されている第1のスイッチング半導体素子と、前記第2の1次巻線に接続されている第2のスイッチング半導体素子と、前記第1の2次巻線に接続されている第1の半導体整流素子と、前記第2の2次巻線に接続されている第2の半導体整流素子と、前記第1の半導体整流素子と前記第2の半導体整流素子の直流出力側に接続された平滑用インダクタと平滑用コンデンサとからなる平滑用回路と、前記平滑用インダクタに蓄えられたエネルギーを循環するフライホイール用半導体素子とを前記プリント配線基板に搭載してなる電源において、
    前記第1のトランスと前記第2のトランスとは所定の距離を隔てて対向するように配置され、
    前記第1の半導体整流素子と前記第2の半導体整流素子は、前記第1のトランスと前記第2のトランスとの間に配置され、
    前記フライホイール用半導体素子は、前記第1のトランスと前記第2のトランスとの間に配置されると共に、前記第1の半導体整流素子と前記第2の半導体整流素子とが搭載される前記プリント配線基板の面とは反対の面に搭載されることを特徴とする電源。
  2. 請求項1において、
    前記第1の半導体整流素子が搭載される第1の導電パッドは、前記第1のトランスと前記第2のトランスとの間における前記プリント配線基板の一方の面に形成されると共に、前記第1の2次巻線を形成する前記第2の導電パターンに接続され、
    前記第2の半導体整流素子が搭載される第2の導電パッドは、前記第1のトランスと前記第2のトランスとの間における前記プリント配線基板の一方の面に形成されると共に、前記第2の2次巻線を形成する前記第4の導電パターンに接続され、
    前記フライホイール用半導体素子が搭載される第3の導電パッドは、前記第1のトランスと前記第2のトランスとの間における前記プリント配線基板の他方の面に形成されると共に、前記第1の2次巻線及び第2の2次巻線をそれぞれ形成する前記第2導電パターン及び第4の導電パターンに接続されることを特徴とする電源。
  3. 請求項1又は請求項2において、
    前記プリント配線基板に形成された第5の導電パターンからなる第3の1次巻線と第6の導電パターンからなって前記第3の1次巻線に比べて巻数が少ない第3の2次巻線とこれら第3の1次巻線、第3の2次巻線に組み合わされた第3のコアとを有する第3のトランスと、前記プリント基板に形成された第7の導電パターンからなる第4の1次巻線と第8の導電パターンからなって前記第4の1次巻線に比べて巻数が少ない第4の2次巻線とこれら第4の1次巻線、第4の2次巻線に組み合わされた第4のコアとを有する第4のトランスと、前記第3の1次巻線に接続されている第3のスイッチング半導体素子と、前記第4の1次巻線に接続されている第4のスイッチング半導体素子と、前記第3の2次巻線に接続されている第3の半導体整流素子と、前記第4の2次巻線に接続されている第4の半導体整流素子とが前記プリント配線基板に付加され、
    前記第3のトランスは前記第1のトランスに整列配置され、
    前記第4のトランスは前記第2のトランスに整列配置され、
    前記第1の半導体整流素子ないし前記第4の半導体整流素子は、前記第1のトランス及び前記第3のトランスと前記第2のトランス及び前記第4のトランスとの間に配置され、
    前記フライホイール半導体素子は、前記第1のトランス及び前記第3のトランスと前記第2のトランス及び前記第4のトランスとの間に配置されると共に、前記第1の半導体整流素子ないし前記第4の半導体整流素子が搭載される前記プリント配線基板の面とは反対の面に搭載されることを特徴とする電源。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかにおいて、
    前記プリント配線基板は積層されている複数のプリント単板から形成され、これらプリント単板の内、内側に位置するプリント単板には前記トランスの前記1次巻線を形成する螺旋状の導電パターンが形成され、両外側に位置するプリント単板には前記トランスの前記2次巻線を形成する幅広の導電パターンが前記1次巻線を形成する前記螺旋状の導電パターンを両側から挟むように形成されていることを特徴とする電源。
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