JP2013172583A - スイッチング電源装置 - Google Patents

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Atsutoshi Takada
淳年 高田
Hisashi Ishikura
寿 石倉
Takuto Yano
拓人 矢野
Shojiro Tashiro
正二郎 田代
Takashi Kumagai
隆 熊谷
Takahiro Mizuno
高博 水野
Yuji Sugaya
侑司 菅谷
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Abstract

【課題】部品共通化を実現すると共に、漏れインダクタンスのばらつきを小さくすることができるスイッチング電源装置の提供を目的とする。
【解決手段】直流電圧から交流電圧を生成するインバータ回路10と、インバータ回路10で生成された交流電圧を一次巻線11a、11bに入力し、二次巻線12a、12bから異なる交流電圧を出力する第1及び第2トランスを備え、第1トランスの一次巻線11aと第2トランスの一次巻線11bを直列接続すると共に、第1トランスの一次巻線11aと第2トランスの一次巻線11bをそれぞれプリント基板配線と箔状導体31a、31bで構成したスイッチング電源装置100において、第1トランスの一次巻線11aを構成する箔状導体31aと第2トランスの一次巻線11bを構成する箔状導体31bとを同形状の部材で形成し、プリント基板配線を介して接続する。
【選択図】図2

Description

この発明は、スイッチング電源装置に関し、さらに詳細には複数のトランスを備えた絶縁型DC−DCコンバータに関するものである。
従来から、高電圧の直流電圧を所望の直流電圧に降下させるスイッチング電源装置として、直流入力電圧をスイッチング素子により矩形波電圧に変換し、変換した矩形波電圧をトランスの1次巻線に印加し、トランスの2次巻線から取り出された矩形波電圧を整流素子、チョークコイル、コンデンサなどで構成される回路にて整流、平滑することによって所望の直流電圧を得る絶縁型DC−DCコンバータがある。
特に、近年普及が進むハイブリッド車や電気自動車などの車両に搭載される絶縁型DC−DCコンバータは、モータ駆動用の高電圧バッテリの電圧を、従来車の電源系電圧として採用されている14Vに降圧し、鉛バッテリや多くの電気負荷に電力を供給する。
上記高電圧バッテリは、モータ駆動用インバータの高出力化に伴って高電圧となることが多く、従来車の電源系電圧である14Vとの電圧比が大きい。絶縁型DC−DCコンバータでは、この電圧変換機能の大半をトランスが担っているため、トランスの1次巻線の巻数と2次巻線の巻数の比、すなわち巻数比が大きくなる。トランスの巻数比が大きい場合、特に高電圧側(以下、1次側という。)の巻線の巻数が多くなり、1次側巻線を構成しにくくなる。
この問題を解決するため、複数のトランスの1次巻線を直列に接続することで、トランス1個あたりの巻数比を抑え、所望の電圧比を得るスイッチング電源装置が、例えば特開2008−178205号公報(特許文献1)に開示されている。
特開2008−178205号公報
上記特許文献1に開示されたスイッチング電源装置を、プリント基板を用いた主回路構成で実現する場合、プリント基板上の配線パターンや、追加で設ける箔状導体の構成次第では、スイッチング電源装置の大型化を招いたり、部品共通化が実現できなくなってしまう課題がある。
この発明は、上記の問題を解決するためになされたものであり、部品共通化を実現すると共に、漏れインダクタンスのばらつきを小さくすることができるスイッチング電源装置の提供を目的とするものである。
上記目的を達成するため、この発明のスイッチング電源は、直流電圧から交流電圧を生成するインバータ回路と、上記インバータ回路で生成された交流電圧を一次巻線に入力し、二次巻線から異なる交流電圧を出力する第1及び第2トランスを備え、上記第1トランスの一次巻線と上記第2トランスの一次巻線を直列接続すると共に、上記第1トランスの一次巻線と上記第2トランスの一次巻線をそれぞれプリント基板配線と箔状導体で構成したスイッチング電源装置において、上記第1トランスの一次巻線を構成する箔状導体と上記第2トランスの一次巻線を構成する箔状導体とを同形状の部材で形成し、プリント基板配線を介して接続するものである。
この発明に係るスイッチング電源装置によれば、上記構成により、トランスの1次巻線を構成する箔状導体の部品共通化を実現することができる。また、複数のトランスの構造が等しくなるため、漏れインダクタンスのばらつきを小さくすることができる。
絶縁型スイッチング電源装置の一般的な回路方式を説明する図である。 この発明の実施の形態1に係るスイッチング電源装置のトランス巻線構成を説明する上面図である。 この発明の実施の形態1に係るスイッチング電源装置のトランス巻線構成を説明する断面図である。 この発明の実施の形態2に係るスイッチング電源装置のトランス巻線構成を説明する上面図である。 この発明の実施の形態2に係るスイッチング電源装置のトランス巻線構成を説明する断面図である。 この発明の実施の形態3に係るスイッチング電源装置のトランス巻線構成を説明する上面図である。 この発明の実施の形態3に係るスイッチング電源装置のトランス巻線構成を説明する断面図である。
以下、この発明に係るスイッチング電源装置の好適な実施の形態について図面を参照して説明する。
実施の形態1.
先ず、説明の便宜上、絶縁型スイッチング電源装置の一般的な回路方式であるフルブリッジ・センタータップ式同期整流方式について説明する。
フルブリッジ・センタータップ式同期整流方式は、一般的な全波整流回路と同等の整流波形を得ることができる整流回路の一種である。このフルブリッジ・センタータップ式同期整流方式を採用したスイッチング電源装置は、複数のトランスを設け、該複数のトランスの1次巻線が直列に接続されていることが特徴的である。この構成により、トランス1個あたりの巻数比を小さくできるため、トランスの1次巻数を減らすことが出来る。これにより1次巻線をプリント基板のパターンで構成しやすくなるなどのメリットがある。
図1は、フルブリッジ・センタータップ式同期整流方式によるスイッチング電源装置の回路図を示す。図1において、スイッチング電源装置100は、例えば車載の高圧バッテリ(図示せず)から供給される100Vから600V程度までの高電圧を入力端子A及びBに受け、出力端子C及びDより車載補機系部品の電源電圧である12Vから16V程度の電圧を出力する。なお、図1では二次側回路のグランドを金属筐体と同電位にしているため、出力電圧は出力端子Cと出力端子Dとなる金属筐体の間に出力される。
このスイッチング電源装置100の動作について説明する。入力端子A及びBより供給される直流の高電圧はインバータ回路10に入力される。インバータ回路10は、MOSFETに代表されるスイッチング素子S1、S2、S3、S4を有し、これらのスイッチング素子S1、S2、S3、S4のスイッチング動作によって直流電圧より交流電圧を生成させる。
インバータ回路10によって生成された矩形波交流電圧は、互いに直列接続された第1トランスの一次巻線11a、第2トランスの一次巻線11bに印加される。それぞれの一次巻線11a、11bに矩形波交流電圧が印加されることによって、第1トランスの二次巻線12a、第2トランスの二次巻線12bには巻数比に応じた交流電圧が発生する。なお、符号13a、13bは、例えばE型コアとI型コアで構成される第1磁性体コア及び第2磁性体コアで、第1トランスの一次巻線11aと二次巻線12a、第2トランスの一次巻線11bと二次巻線12bが、それぞれ第1磁性体コア13a、第2磁性体コア13bを構成するE型コアに設けられた中央磁脚の周囲に配置されることにより、トランス一次巻線11a、11bのそれぞれとトランス二次巻線12a、12bのそれぞれとを電磁気的に結合する。
第1トランスの二次巻線12a、第2トランスの二次巻線12bに発生した交流電圧は、整流素子14a、14bにより整流され、リップル波形電圧を出力する。このリップル波形電圧は、平滑コイル15a、15bと、コンデンサ16a、16bにより構成される平滑回路により平滑化されて出力端子C、Dから出力される。なお、図においては、整流素子14a、14bに同期整流を実現するためMOSFETを用いているが、ダイオードなどのその他の整流素子であってもよい。また、コンデンサ16a及びコンデンサ16bは、それぞれ一方の端子が平滑コイル15a、15bに接続され、他方の端子は出力端子Dとなる金属筐体に接続されている。
次に、この発明の実施の形態1に係るスイッチング電源装置について説明する。
図2は、実施の形態1に係るスイッチング電源装置のトランスの一次側の巻線構成を説明する上面図で、(a)はプリント基板の半田面(以下、S面という。)の上面図であり、(b)はプリント基板の部品実装面(以下、C面という。)の上面図である。
図2において、符号20は電気的絶縁体で構成されるプリント基板を示し、このプリント基板20には、第1磁性体コア13aを構成するE型コアの中央磁脚が貫通する貫通孔21と端部磁脚が貫通する貫通孔22a、22bがそれぞれ形成されている。また、プリント基板20には、第2磁性体コア13bを構成するE型コアの中央磁脚が貫通する貫通孔23と端部磁脚が貫通する貫通孔24a、24bがそれぞれ形成されている。なお、貫通孔21と貫通孔22a、22b、及び貫通孔23と貫通孔24a、24bは、図のように、プリント基板20の長手方向に重なるように並設配置して形成されている。
図2(a)に示すように、プリント基板20のS面には、第1トランスの一次巻線11aを構成する環状の第1パターン25、第2トランスの一次巻線11bを構成する環状の第2パターン26、及び第1トランスの一次巻線11aを構成する第1パターン25と第2トランスの一次巻線11bを構成する第2パターン26を接続するための第3パターン27が形成されている。なお、環状の第1パターン25及び環状の第2パターン26の巻数は1であり、第1パターン25は第1磁性体コア13aを構成するE型コアの中央磁脚を環状に囲み、第2パターン25は第2磁性体コア13bを構成するE型コアの中央磁脚を環状に囲む形状に構成されている。
また、図2(b)に示すように、プリント基板20のC面には、第1トランスの一次巻線11aを構成する環状の第4パターン28、第2トランスの一次巻線11bを構成する環状の第5パターン29、及び第2トランスの一次巻線11bとインバータ回路10(図1参照)とを接続する第6パターン30が形成されている。なお、第4パターン28及び第5パターン29の巻数は1であり、第4パターン28は第1磁性体コア13aを構成するE型コアの中央磁脚を環状に囲み、第5パターン29は第2磁性体コア13bを構成するE型コアの中央磁脚を環状に囲む形状に構成されている。
第4パターン28の図において上面には、図3で説明する絶縁層を介して第1箔状導体31aが形成され、第5パターン29の図において上面には、上記絶縁層を介して第2箔状導体31bが形成されている。第1箔状導体31a、第2箔状導体31bは、共に巻数が2であり、それぞれ、第4パターン28及び第5パターン29と共に、第1トランスの一次巻線11a、第2トランスの一次巻線11bを構成している。
なお、図2(a)、図2(b)において、黒丸印はプリント基板20に形成され、プリント基板20のC面のパターンとプリント基板20のS面のパターンを接続するビアホールを示している。このビアホールは、第1箔状導体31aを第4パターン28に、また、第2箔状導体31bを第5パターン29にそれぞれ電気的、機械的に固定するランドとしても用いられる。
上記による第1トランスの一次巻線13aと第2トランスの一次巻線13bは、第1トランスの一次巻線13aを構成する第1パターン25、第4パターン28、箔状導体31a、第3パターン27、第2パターン26、第5パターン29、箔状導体31b、第6パターン30の順で直列接続されることになる。
以上のように、実施の形態1では、第1トランスの1次巻線11a及び第2トランスの1次巻線11bを、プリント基板20の第4パターン28、第5パターン29と、該第4パターン28、第5パターン29上に絶縁層を介して設けられた第1箔状導体31a、第2箔状導体31bで構成している。また、トランス1個あたりの1次巻数は合計4巻である。
図3は、図2(b)のA−B線断面模式図を示している。図3において、プリント基板20の図3において上側がC面、下側がS面である。図3に見られるように、第1磁性体コア13aを構成するE型コア13a1がプリント基板20に形成された貫通孔21、22a、22bに挿入され、図3において下方でI型コア13a2と共に磁路を形成している。また、第4パターン28と第1箔状導体31aとの間には絶縁層32が設けられている。なお、上記構成については、第2磁性体コア13b側においても同様である。
以上説明したように、実施の形態1に係るスイッチング電源装置によれば、トランスの1次巻線11a、11bを構成する箔状導体31a、31bの部品共通化を実現することができる。また、複数のトランスの構造が等しくなるため、漏れインダクタンスのばらつきを小さくすることができる。
実施の形態2.
次に、この発明の実施の形態2に係るスイッチング電源装置について説明する。
図4は、実施の形態2に係るスイッチング電源装置のトランスの一次側の巻線構成を説明する上面図で、(a)はプリント基板のS面の上面図であり、(b)はプリント基板のC面の上面図である。
図4において、電気的絶縁体で構成されるプリント基板20には、第1磁性体コア13aを構成するE型コアの中央磁脚が貫通する貫通孔21と端部磁脚が貫通する貫通孔22a、22bがそれぞれ形成されている。また、プリント基板20には、第2磁性体コア13bを構成するE型コアの中央磁脚が貫通する貫通孔23と端部磁脚が貫通する貫通孔24a、24bがそれぞれ形成されている。なお、貫通孔21と貫通孔22a、22b、及び貫通孔23と貫通孔24a、24bは、図のように、プリント基板20の長手方向に重なるように並設配置して形成されている。
図4(a)に示すように、プリント基板20のS面には、第2トランスの一次巻線11bとインバータ回路10(図1参照)を接続する第7パターン40が形成されている。
また、図4(b)に示すように、プリント基板20のC面には、インバータ回路10と第1トランスの一次巻線11aを電気的に接続する第8パターン41、第1トランスの一次巻線11aと第2トランスの一次巻線11bを接続する第9パターン42がそれぞれ形成されている。更に、プリント基板20のC面には、プリント基板20の図4において上面に箔状導体からなる第1トランスの一次巻線11a、及び箔状導体からなる第2トランスの一次巻線11bがそれぞれ配置されている。第1トランスの一次巻線11aは、第1磁性体コア13aを構成するE型コアの中央磁脚を環状に囲み、第2トランスの一次巻線11bは、第2磁性体コア13bを構成するE型コアの中央磁脚を環状に囲む形状に構成されている。なお、第1トランスの一次巻線11a、第2トランスの一次巻線11bは、共に巻数が3である。
プリント基板20のC面には更に、第10パターン43が形成されており、この第10パターン43は、第2トランスの一次巻線11bとプリント基板20のS面に形成された第7パターン40を電気的に接続するものである。ここで、第1トランスの一次巻線11aと第9パターン42との間、及び第2トランスの一次巻線11bと第10パターン43との間は、ビアホール部分を除いて互いに電気的に絶縁されている。
なお、図4(a)、図4(b)において、黒丸印はプリント基板20に形成され、プリント基板20のC面のパターンとプリント基板20のS面のパターンを接続するビアホールを示している。このビアホールは、箔状導体からなる第1トランスの一次巻線11a、及び箔状導体からなる第2トランスの一次巻線11bをプリント基板20にそれぞれ電気的、機械的に固定するランドとしても用いられる。
上記による第1トランスの一次巻線13aと第2トランスの一次巻線13bは、第7パターン40、第10パターン43、箔状導体31b、第9パターン42、箔状導体31a、第8パターン41の順で直列接続されることになる。
以上のように、実施の形態2では、第1トランスの1次巻線11a及び第2トランスの1次巻線11bを、プリント基板20上に設けられた箔状導体で構成している。また、トランス1個あたりの1次巻数は合計4巻である。
図5は、図4(b)のA−B線断面模式図を示している。図5において、プリント基板20の図5において上側がC面、下側がS面である。図5に見られるように、第1磁性体コア13aを構成するE型コア13a1がプリント基板20に形成された貫通孔21、22a、22bに挿入され、図5において下方でI型コア13a2と共に磁路を形成している。なお、上記構成については、第2磁性体コア13b側においても同様である。
以上説明したように、実施の形態2に係るスイッチング電源装置によれば、トランスの1次巻線11a、11bを構成する箔状導体の部品共通化を実現することができる。また、複数のトランスの構造が等しくなるため、漏れインダクタンスのばらつきを小さくすることができる。
また、限られた基板面積で構成する必要がある場合、1次巻線11a、11bをパターンで構成しないため、その分の面積をインバータ回路10までの経路に割り当てることができる。このため、トータル基板面積を少なくすることができ、小型化に寄与する。特に複数のトランスが、プリント基板20の長手方向に重なるように配置され、かつ、インバータ回路10が片方のトランスの脇に配置される場合、インバータ回路10から遠い側に配置されたトランスの1次巻線11bをインバータ回路10側に接続するためのパターンや、新たな接続部材が必要となる。しかし、上記のような手段とすることで、インバータ回路10と、インバータ回路10から離れた側に位置するトランスの1次巻線11bとを接続しやすくなる。また、プリント基板20に電流が流れる箇所を減らすことができるため、プリント基板の温度上昇を抑制することができる。
実施の形態3.
次に、この発明の実施の形態3に係るスイッチング電源装置について説明する。
図6は、実施の形態3に係るスイッチング電源装置のトランスの一次側の巻線構成を説明する上面図で、(a)はプリント基板のS面の上面図であり、(b)はプリント基板のC面の上面図である。
図6において、電気的絶縁体で構成されるプリント基板20には、第1磁性体コア13aを構成するE型コアの中央磁脚が貫通する貫通孔21と端部磁脚が貫通する貫通孔22a、22bがそれぞれ形成されている。また、プリント基板20には、第2磁性体コア13bを構成するE型コアの中央磁脚が貫通する貫通孔23と端部磁脚が貫通する貫通孔24a、24bがそれぞれ形成されている。なお、貫通孔21と貫通孔22a、22b、及び貫通孔23と貫通孔24a、24bは、図のように、プリント基板20の長手方向に重なるように並設配置して形成されている。
図6(a)に示すように、プリント基板20のS面には、第1トランスの一次巻線11aを構成する環状の第1パターン25、第2トランスの一次巻線11bを構成する環状の第2パターン26が形成されている。なお、環状の第1パターン25及び環状の第2パターン26の巻数は1であり、第1パターン25は第1磁性体コア13aを構成するE型コアの中央磁脚を環状に囲み、第2パターン25は第2磁性体コア13bを構成するE型コアの中央磁脚を環状に囲む形状に構成されている。
また、図6(b)に示すように、プリント基板20のC面には、第1トランスの一次巻線11aを構成する環状の第4パターン28、第2トランスの一次巻線11bを構成する環状の第5パターン29が形成されている。なお、第4パターン28及び第5パターン29の巻数は1であり、第4パターン28は第1磁性体コア13aを構成するE型コアの中央磁脚を環状に囲み、第5パターン29は第2磁性体コア13bを構成するE型コアの中央磁脚を環状に囲む形状に構成されている。
第4パターン28の図において上面には、図7で説明する絶縁層を介して第1箔状導体31aが形成され、第5パターン29の図において上面には、上記絶縁層を介して第2箔状導体31bが形成されている。第1箔状導体31a、第2箔状導体31bは、共に巻数が2であり、それぞれ、第4パターン28及び第5パターン29と共に、第1トランスの一次巻線11a、第2トランスの一次巻線11bを構成している。
更に、プリント基板20のC面には第4パターン28と第5パターン29とを接続する第11パターン60、第1箔状導体31aと第2箔状導体31bとを接続する第12パターン61、及びインバータ回路10(図1参照)とプリント基板20のS面に形成された第13パターン62とを接続する第14パターン63が形成されている。なお、プリント基板20のS面に形成された第13パターン62は、第14パターン63と第1箔状導体31aとを接続している。
なお、図6(a)、図6(b)において、黒丸印はプリント基板20に形成され、プリント基板20のC面のパターンとプリント基板20のS面のパターンを接続するビアホールを示している。このビアホールは、第1箔状導体31aを第4パターン28に、また、第2箔状導体31bを第5パターン29にそれぞれ電気的、機械的に固定するランドとしても用いられる。
上記による第1トランスの一次巻線13aと第2トランスの一次巻線13bは、第1トランスの一次巻線13aを構成する第1パターン25、第4パターン28、第11パターン60、第5パターン29、第2パターン26、箔状導体31b、第12パターン61、箔状導体31a、第13パターン62、第14パターン63の順で直列接続されることになる。
以上のように、実施の形態3では、第1トランスの1次巻線11a及び第2トランスの1次巻線11bを、プリント基板20の第4パターン28、第5パターン29と、プリント基板20上に絶縁層を介して設けられた第1箔状導体31a、第2箔状導体31bで構成している。また、トランス1個あたりの1次巻数は合計4巻である。
図7は、図6(b)のA−B線断面模式図を示している。図7において、プリント基板20の図7において上側がC面、下側がS面である。図7に見られるように、第1磁性体コア13aを構成するE型コア13a1がプリント基板20に形成された貫通孔21、22a、22bに挿入され、図7において下方でI型コア13a2と共に磁路を形成している。また、第4パターン28と第1箔状導体31aとの間には絶縁層32が設けられている。なお、上記構成については、第2磁性体コア13b側においても同様である。
以上説明したように、実施の形態3に係るスイッチング電源装置によれば、トランスの1次巻線11a、11bを構成する箔状導体の部品共通化を実現することができる。また、複数のトランスの構造が等しくなるため、漏れインダクタンスのばらつきを小さくすることができる。
また、インバータ回路10と、インバータ回路10から離れた側に位置するトランスの1次巻線11a、11bとを接続しやすくなる。また、基板パターンの面積を低減できるため、小型化に寄与する。特に複数のトランスがプリント基板20の長手方向に重なるように並設配置され、かつ、インバータ回路10が片方のトランスの脇に配置される場合、インバータ回路10から遠い側に配置されたトランスの1次巻線11bをインバータ回路10側に接続するためのパターンや、新たな接続部材が必要となる。しかし、上記のような手段とすることで、インバータ回路10と、インバータ回路10から離れた側に位置するトランスの1次巻線11bとを接続しやすくなる。また、実施の形態1に比べ、プリント基板20上の電路を短くすることが出来るため、プリント基板20の温度上昇を抑制することができる。
なお、上記実施の形態1乃至3では、図1に示すような回路構成を例に上げて説明したが、その限りでなく、その他の回路方式であってもよい。また、実施の形態1乃至3では、2つトランスで構成する場合を例に上げて説明しているが、2つ以上のトランスで構成される場合であってもよい。
以上、この発明の実施の形態1乃至実施の形態3について説明したが、これらの実施の形態により発明が限定されるものではなく、その発明の範囲内において、各実施の形態を組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変更、省略することが可能である。
10 インバータ回路
11a 第1トランスの一次巻線
11b 第2トランスの一次巻線
12a 第1トランスの二次巻線
12b 第2トランスの二次巻線
13a 第1磁性体コア
13b 第2磁性体コア
14a、14b 整流素子
15a、15b 平滑コイル
16a、16b コンデンサ
20 プリント基板
21、22a、22b、23、24a、24b 貫通孔
25〜30、40〜43、60〜63 パターン
31a 第1箔状導体
31b 第2箔状導体
32 絶縁層
100 スイッチング電源装置
A、B 入力端子
C、D 出力端子
S1、S2、S3、S4 スイッチング素子

Claims (4)

  1. 直流電圧から交流電圧を生成するインバータ回路と、
    上記インバータ回路で生成された交流電圧を一次巻線に入力し、二次巻線から異なる交流電圧を出力する第1及び第2トランスを備え、
    上記第1トランスの一次巻線と上記第2トランスの一次巻線を直列接続すると共に、上記第1トランスの一次巻線と上記第2トランスの一次巻線をそれぞれプリント基板配線と箔状導体で構成したスイッチング電源装置において、
    上記第1トランスの一次巻線を構成する箔状導体と上記第2トランスの一次巻線を構成する箔状導体とを同形状の部材で形成し、プリント基板配線を介して接続することを特徴とするスイッチング電源装置。
  2. 直流電圧から交流電圧を生成するインバータ回路と、
    上記インバータ回路で生成された交流電圧を一次巻線に入力し、二次巻線から異なる交流電圧を出力する第1及び第2トランスを備え、
    上記第1トランスの一次巻線と上記第2トランスの一次巻線を直列接続すると共に、上記第1トランスの一次巻線と上記第2トランスの一次巻線をそれぞれ箔状導体で構成したスイッチング電源装置において、
    上記第1トランスの一次巻線を構成する箔状導体と上記第2トランスの一次巻線を構成する箔状導体とを同形状の部材で形成し、プリント基板配線を介して接続することを特徴とするスイッチング電源装置。
  3. 直流電圧から交流電圧を生成するインバータ回路と、
    上記インバータ回路で生成された交流電圧を一次巻線に入力し、二次巻線から異なる交流電圧を出力する第1及び第2トランスを備え、
    上記第1トランスの一次巻線と上記第2トランスの一次巻線を直列接続すると共に、上記第1トランスの一次巻線と上記第2トランスの一次巻線をそれぞれプリント基板配線と箔状導体で構成したスイッチング電源装置において、
    上記第1トランスの一次巻線と上記第2トランスの一次巻線は、上記第1トランスの一次巻線を構成するプリント基板配線、上記第2トランスの一次巻線を構成する基板配線、上記第2トランスの一次巻線を構成する箔状導体、上記第1トランスの一次巻線を構成する箔状導体の順で直列接続されることを特徴とするスイッチング電源装置。
  4. 上記第1トランスの一次巻線を構成する箔状導体及び上記第2トランスの一次巻線を構成する箔状導体は、プリント基板上に表面実装されることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載のスイッチング電源装置。
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