JP5965820B2 - 電源装置 - Google Patents
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上記主回路部を構成する複数の主回路用電子部品と、
上記ノイズフィルタを構成する複数のフィルタ用電子部品と、
上記主回路用電子部品と上記フィルタ用電子部品とを載置したベースプレートと、
上記複数の主回路用電子部品と上記複数のフィルタ用電子部品とのうち少なくとも一部の電子部品を上記ベースプレートに押圧して保持するホルダーとを備え、
上記ベースプレートは、上記主回路部と上記ノイズフィルタとの間に立設し上記主回路部から放射される放射ノイズを遮蔽するノイズ遮蔽壁を有し、
該ノイズ遮蔽壁に、上記ホルダーを固定するためのホルダー固定部が形成され、
複数の上記電子部品のうち、少なくとも一部の主回路用電子部品と、少なくとも一部のフィルタ用電子部品とを、それぞれ上記ホルダーによって保持してあり、個々の上記ホルダーを、上記ノイズ遮蔽壁に形成した個々の上記ホルダー固定部に固定してあることを特徴とする電源装置にある(請求項1)。
したがって、より多くのホルダー固定部がノイズ遮蔽壁に形成されるため、ノイズ遮蔽壁の一部をホルダー固定部として利用することによる、省スペース化の効率を高めることができる。そのため、電源装置をより小型化することができる。
この場合には、上記3個のホルダー固定部が、略一直線上に配列されることになる。そのため、ノイズ遮蔽壁のうち、両端のホルダー固定部の間に位置する部位を、大きく屈曲させなくてもすむ。したがって、ノイズ遮蔽壁の長さを短くすることができ、電源装置を軽量化することができる。
この場合には、第1ホルダー固定部と第2ホルダー固定部との間の空間を、フィルタ用電子部品の一部を配置するための空間として有効活用することができる。そのため、電源装置をより小型化しやすい。
この場合には、フィルタ用電子部品とノイズ遮蔽壁との干渉を防止しつつ、フィルタ用電子部品を主回路部側へより接近させることができる。そのため、第1ホルダー固定部と第2ホルダー固定部との間に、フィルタ用電子部品の一部を入れやすくなる。したがって、電源装置内に無駄な空間ができることを抑制でき、電源装置をより小型化することができる。
上記電源装置に係る実施例について、図1〜図8を用いて説明する。図1、図2に示すごとく、本例の電源装置1は、電力変換を行う主回路部10と、該主回路部10と外部端子13との間の電流経路に設けられたノイズフィルタ11とを備える。また、電源装置1は、主回路部10を構成する複数の主回路用電子部品2aと、ノイズフィルタ11を構成する複数のフィルタ用電子部品2bと、ベースプレート3と、ホルダー4とを備える。
ベースプレート3には、主回路用電子部品2aとフィルタ用電子部品2bとを載置してある。ホルダー4は、複数の主回路用電子部品2aと複数のフィルタ用電子部品2bとのうち少なくとも一部の電子部品2を、ベースプレート3に押圧して保持している。
このノイズ遮蔽壁5に、ホルダー4を固定するためのホルダー固定部51が形成されている。
なお、第1フィルタ用コイル24(図1参照)も同様の構造になっている。第1フィルタ用コイル24のコアは、補助ホルダー49によって、ベースプレート3に保持されている。
なお、ノイズ遮蔽壁5のうち、第1ホルダー固定部51aを設けた部位57と、第2ホルダー固定部51bを設けた部位58とは、X方向に延出している。
そのため、ノイズ遮蔽壁5とは別に、ホルダー4を固定するための専用の部位を形成する必要がなくなる。これにより、電源装置1内部を省スペース化することができ、電源装置1を小型化することが可能となる。
このようにすると、多くのホルダー固定部51がノイズ遮蔽壁5に形成されることになる。そのため、省スペース化の効率を高めることができ、電源装置1をより小型化できる。
そのため、3個のホルダー固定部51が、略一直線上に配列することになる。したがって、ノイズ遮蔽壁5のうち、両端のホルダー固定部51(第1ホルダー固定部51aおよび第2ホルダー固定部51b)の間に位置する部位59を、大きく屈曲させなくてもすむ。そのため、ノイズ遮蔽壁5の長さを短くすることができる。これにより、ベースプレート3を軽量化することが可能になる。
そのため、第1ホルダー固定部51aと第2ホルダー固定部51bとの間の空間を、第2フィルタ用コイル26の一部269を配置するための空間として、有効活用することができる。これにより、電源装置1をより小型化することが可能になる。
本例は、ノイズ遮蔽壁5の形状を変更した例である。図9、図10に示すごとく、本例のノイズ遮蔽壁5は、実施例1と同様に、第3ホルダー固定部51cを設けた部位59がX方向に延出している。この部位59から斜方延出部571が、第2フィルタ用コンデンサ27に向って斜め方向に延出している。そして、斜方延出部571から、直線状延出部572がX方向に延出している。ノイズ遮蔽壁5の端部573は、直線状延出部572からY方向に突出している。この端部573に、第2フィルタ用コンデンサ27の端子272が接続している。本例では、実施例1と比較して、第2フィルタ用コンデンサ27が、Y方向において外部端子13に近い位置に設けられている。そして、第2フィルタ用コンデンサ27の近傍に、直線状延出部572が形成されている。
本例は、ホルダー4の形状を変更した例である。図11に示すごとく、本例のホルダー4は平板状に形成されている。ホルダー4の一部は、実施例1と同様に、ホルダー固定部51に固定されている。本例では、平板状のホルダー4を、電子部品2(チョークコイル23)の上面239に接触させ、Z方向に押圧している。これにより、電子部品2をベースプレート3に保持している。
10 主回路部
11 ノイズフィルタ
2 電子部品
2a 主回路用電子部品
2b フィルタ用電子部品
3 ベースプレート
4 ホルダー
5 ノイズ遮蔽壁
51 ホルダー固定部
Claims (4)
- 電力変換を行う主回路部(10)と、該主回路部(10)と外部端子(13)との間の電流経路に設けられたノイズフィルタ(11)とを備えた電源装置(1)であって、
上記主回路部(10)を構成する複数の主回路用電子部品(2a)と、
上記ノイズフィルタ(11)を構成する複数のフィルタ用電子部品(2b)と、
上記主回路用電子部品(2a)と上記フィルタ用電子部品(2b)とを載置したベースプレート(3)と、
上記複数の主回路用電子部品(2a)と上記複数のフィルタ用電子部品(2b)とのうち少なくとも一部の電子部品(2)を上記ベースプレート(3)に押圧して保持するホルダー(4)とを備え、
上記ベースプレート(3)は、上記主回路部(10)と上記ノイズフィルタ(11)との間に立設し上記主回路部(10)から放射される放射ノイズを遮蔽するノイズ遮蔽壁(5)を有し、
該ノイズ遮蔽壁(5)に、上記ホルダー(4)を固定するためのホルダー固定部(51)が形成され、
複数の上記電子部品(2)のうち、少なくとも一部の主回路用電子部品(2a)と、少なくとも一部のフィルタ用電子部品(2b)とを、それぞれ上記ホルダー(4)によって保持してあり、個々の上記ホルダー(4)を、上記ノイズ遮蔽壁(5)に形成した個々の上記ホルダー固定部(51)に固定してあることを特徴とする電源装置(1)。 - 請求項1に記載の電源装置(1)において、上記ノイズ遮蔽壁(5)には、少なくとも3個の上記ホルダー固定部(51)が形成され、上記ベースプレート(3)の板厚方向から見たときに、それぞれの上記ホルダー固定部(51)は、その少なくとも一部が、同一直線上に位置していることを特徴とする電源装置(1)。
- 請求項1又は請求項2に記載の電源装置(1)において、上記フィルタ用電子部品(2b)と、2個の上記主回路用電子部品(2a)とを上記ホルダー(4)によって保持しており、上記2個の主回路用電子部品(2a)をそれぞれ保持する上記ホルダー(4a,4b)は第1ホルダー固定部(51a)および第2ホルダー固定部(51b)に固定され、上記フィルタ用電子部品(2b)を保持する上記ホルダー(4c)は第3ホルダー固定部(51c)に固定され、上記フィルタ用電子部品(2b)の一部(269)が、上記第1ホルダー固定部(5a)と上記第2ホルダー固定部(5b)との間に位置していることを特徴とする電源装置(1)。
- 請求項3に記載の電源装置(1)において、上記ノイズ遮蔽壁(5)のうち、上記第1ホルダー固定部(51a)と上記第2ホルダー固定部(51b)とを繋ぐ部位(59)は、上記第1ホルダー固定部(51a)および上記第2ホルダー固定部(51b)よりも上記主回路部(10)側に近づくように屈曲していることを特徴とする電源装置(1)。
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