JP5965820B2 - 電源装置 - Google Patents

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本発明は、ノイズフィルタを有する電源装置に関する。
DC−DCコンバータやAC−DCコンバータ等の電源装置として、ノイズフィルタを備えたものが知られている(下記特許文献1参照)。
ノイズフィルタには、入力フィルタと出力フィルタとがある。出力フィルタは、電源装置の主回路部と出力端子との間に設けられており、主回路部から発生し出力端子に伝わる伝導ノイズを除去する。これにより、出力端子から伝導ノイズが漏洩することを抑制している。また、入力フィルタは、入力端子と主回路部との間に設けられており、外部から入力端子を介して主回路部へ侵入する伝導ノイズを除去する。
電源装置を稼動すると、主回路部から、上記伝導ノイズと共に放射ノイズ(電磁波)が発生することが知られている。放射ノイズがノイズフィルタに鎖交すると、新たに伝導ノイズが発生し、ノイズの除去効率が低下する。そのため、下記特許文献1の電源装置では、ノイズフィルタと主回路部との間に、放射ノイズを遮蔽するためのノイズ遮蔽壁を設けている。
特開2001−44685号公報
しかしながら、上記電源装置では、ノイズ遮蔽壁を設けるために装置内にスペースが必要となり、電源装置が大型化しやすいという問題がある。そのため、ノイズ遮蔽壁を有し、かつ小型化できる電源装置が望まれている。
本発明は、かかる背景に鑑みてなされたもので、ノイズ遮蔽壁を有し、かつ小型化できる電源装置を提供しようとするものである。
本発明の一態様は、電力変換を行う主回路部と、該主回路部と外部端子との間の電流経路に設けられたノイズフィルタとを備えた電源装置であって、
上記主回路部を構成する複数の主回路用電子部品と、
上記ノイズフィルタを構成する複数のフィルタ用電子部品と、
上記主回路用電子部品と上記フィルタ用電子部品とを載置したベースプレートと、
上記複数の主回路用電子部品と上記複数のフィルタ用電子部品とのうち少なくとも一部の電子部品を上記ベースプレートに押圧して保持するホルダーとを備え、
上記ベースプレートは、上記主回路部と上記ノイズフィルタとの間に立設し上記主回路部から放射される放射ノイズを遮蔽するノイズ遮蔽壁を有し、
該ノイズ遮蔽壁に、上記ホルダーを固定するためのホルダー固定部が形成され
複数の上記電子部品のうち、少なくとも一部の主回路用電子部品と、少なくとも一部のフィルタ用電子部品とを、それぞれ上記ホルダーによって保持してあり、個々の上記ホルダーを、上記ノイズ遮蔽壁に形成した個々の上記ホルダー固定部に固定してあることを特徴とする電源装置にある(請求項1)。
上記電源装置においては、上記ホルダーを固定するためのホルダー固定部を、ノイズ遮蔽壁に形成してある。そのため、ノイズ遮蔽壁の一部を、ホルダーを固定する部分(ホルダー固定部)としても利用でき、放射ノイズを遮蔽する部分(ノイズ遮蔽壁)としても利用できる。したがって、ノイズ遮蔽壁とは別に、ホルダーを固定するための専用の部位を形成する必要がなくなり、電源装置内部を省スペース化することができる。そのため、電源装置を小型化することができる。
なお、上記「電力変換を行う」とは、例えば、直流電力と交流電力との間の変換を行ったり、変圧したりすることを意味する。
以上のごとく、本発明によれば、ノイズ遮蔽壁を有し、かつ小型化できる電源装置を提供することができる。
実施例1における、電源装置の平面図。 実施例1における、ホルダーを取り除いた電源装置の拡大平面図。 実施例1における、電源装置の回路図。 図1のIV-IV断面図。 実施例1における、ダイオードモジュールの平面図。 実施例1における、フィルタ配線とノイズ遮蔽壁を表した図。 図1のVII-VII断面図。 図1のVIII-VIII断面図。 実施例2における、電源装置の平面図。 実施例2における、ホルダーを取り除いた電源装置の平面図。 実施例3における、電源装置の断面図。
上記電源装置は、例えば、車両に搭載された高圧直流電源の電圧を降圧して、上記車両に搭載された低圧直流電源を充電するためのDC−DCコンバータとすることができる。
また、上記電源装置において、複数の上記電子部品のうち、少なくとも一部の上記主回路用電子部品と、少なくとも一部の上記フィルタ用電子部品とを、それぞれ上記ホルダーによって保持してあり、個々の上記ホルダーを、上記ノイズ遮蔽壁に形成した個々の上記ホルダー固定部に固定してある
したがって、より多くのホルダー固定部がノイズ遮蔽壁に形成されるため、ノイズ遮蔽壁の一部をホルダー固定部として利用することによる、省スペース化の効率を高めることができる。そのため、電源装置をより小型化することができる。
また、上記ノイズ遮蔽壁には、少なくとも3個の上記ホルダー固定部が形成され、上記ベースプレートの板厚方向から見たときに、それぞれの上記ホルダー固定部は、その少なくとも一部が、同一直線上に位置していることが好ましい(請求項)。
この場合には、上記3個のホルダー固定部が、略一直線上に配列されることになる。そのため、ノイズ遮蔽壁のうち、両端のホルダー固定部の間に位置する部位を、大きく屈曲させなくてもすむ。したがって、ノイズ遮蔽壁の長さを短くすることができ、電源装置を軽量化することができる。
また、上記フィルタ用電子部品と、2個の上記主回路用電子部品とを上記ホルダーによって保持しており、上記2個の主回路用電子部品をそれぞれ保持する上記ホルダーは第1ホルダー固定部および第2ホルダー固定部に固定され、上記フィルタ用電子部品を保持する上記ホルダーは第3ホルダー固定部に固定され、上記フィルタ用電子部品の一部が、上記第1ホルダー固定部と上記第2ホルダー固定部との間に位置していることが好ましい(請求項)。
この場合には、第1ホルダー固定部と第2ホルダー固定部との間の空間を、フィルタ用電子部品の一部を配置するための空間として有効活用することができる。そのため、電源装置をより小型化しやすい。
また、上記ノイズ遮蔽壁のうち、上記第1ホルダー固定部と上記第2ホルダー固定部とを繋ぐ部位は、上記第1ホルダー固定部および上記第2ホルダー固定部よりも上記主回路部側に近づくように屈曲していることが好ましい(請求項)。
この場合には、フィルタ用電子部品とノイズ遮蔽壁との干渉を防止しつつ、フィルタ用電子部品を主回路部側へより接近させることができる。そのため、第1ホルダー固定部と第2ホルダー固定部との間に、フィルタ用電子部品の一部を入れやすくなる。したがって、電源装置内に無駄な空間ができることを抑制でき、電源装置をより小型化することができる。
(実施例1)
上記電源装置に係る実施例について、図1〜図8を用いて説明する。図1、図2に示すごとく、本例の電源装置1は、電力変換を行う主回路部10と、該主回路部10と外部端子13との間の電流経路に設けられたノイズフィルタ11とを備える。また、電源装置1は、主回路部10を構成する複数の主回路用電子部品2aと、ノイズフィルタ11を構成する複数のフィルタ用電子部品2bと、ベースプレート3と、ホルダー4とを備える。
ベースプレート3には、主回路用電子部品2aとフィルタ用電子部品2bとを載置してある。ホルダー4は、複数の主回路用電子部品2aと複数のフィルタ用電子部品2bとのうち少なくとも一部の電子部品2を、ベースプレート3に押圧して保持している。
ベースプレート3は、ノイズ遮蔽壁5を有する。ノイズ遮蔽壁5は、主回路部10とノイズフィルタ11との間に立設しており、主回路部10から放射される放射ノイズを遮蔽している。
このノイズ遮蔽壁5に、ホルダー4を固定するためのホルダー固定部51が形成されている。
図3に示すごとく、本例の電源装置1はDC−DCコンバータである。電源装置1は、主回路用電子部品2aとして、複数のスイッチング素子280(MOS−FET)を内蔵した半導体モジュール28と、トランス21と、2個のダイオード220を内蔵したダイオードモジュール22と、チョークコイル23と、平滑コンデンサ29とを備える。また、電源装置1は、フィルタ用電子部品2bとして、第1フィルタ用コイル24と、第1フィルタ用コンデンサ25と、第2フィルタ用コイル26と、第2フィルタ用コンデンサ27とを備える。
主回路部10によって高圧直流電源14の電圧を降圧し、ノイズフィルタ11によって、主回路部10から発生する伝導ノイズを除去している。そして、得られた低圧直流電力を使って、低圧直流電源16を充電するよう構成されている。
本例では、半導体モジュール28に含まれる4個のスイッチング素子280によって、ブリッジ回路を構成してある。スイッチング素子280のゲート端子は制御回路基板12(図1参照)に接続している。この制御回路基板12によって、スイッチング素子280のオンオフ動作を制御し、直流電圧を交流電圧に変換する。そして、トランス21を使って、得られた交流電圧を降圧している。
トランス21の二次コイル212は、2つの出力端子214,215と、センタータップ213とを備える。センタータップ213は、ベースプレート3を介してGNDに接続されている。また、2つの出力端子214,215は、それぞれダイオード220に接続している。
トランス21の二次電圧は、ダイオード220によって整流され、さらに、チョークコイル23及び平滑コンデンサ29によって平滑化される。平滑化した直流電圧には伝導ノイズが含まれるが、これは、ノイズフィルタ11によって除去される。本例では、2個のフィルタ用コイル24,26及び2個のフィルタ用コンデンサ25,27を用いて、ローパスフィルタを2段、形成してある。これにより、高周波ノイズの除去効率を高めている。
図1、図2に示すごとく、ベースプレート3に、制御回路基板12がボルト締結されている。この制御回路基板12とベースプレート3との間に、半導体モジュール28(図3参照)と平滑コンデンサ29(図3参照)とが配されている。ベースプレート3とノイズ遮蔽壁5は金属製である。また、ベースプレート3に、トランス21を保持してある。トランス21の入力端子219は、半導体モジュール28(図3参照)に接続している。トランス21の出力端子214,215は、ダイオードモジュール22(図4参照)に接続している。ダイオードモジュール22は、チョークコイル23とベースプレート3との間に配されている。
ダイオードモジュール22の出力端子221(図5参照)は、チョークコイル23の入力端子235に接続している。チョークコイル23の出力端子230は、ノイズフィルタ11のフィルタ配線110に接続している。
図4に示すごとく、チョークコイル23は、磁性体からなる2つのコア231,232と、該コアの内部に設けられた電磁コイル233とを備える。電磁コイル233に電流が流れると磁束が発生し、コア231,232を流れる。本例のチョークコイル23は、2個のコア231,232を、ベースプレート3の板厚方向(Z方向)に重ね合わせてある。そして、ホルダー4(4b)を使って、コア231をベースプレート3に向けて押圧している。これにより、コア231,232と電磁コイル233とを一体化し、ベースプレート3に保持している。なお、トランス21も同様に複数のコアを重ね合わせた構造を有しており、このコアを、ホルダー4(4a)を使ってベースプレート3に向けて押圧し、保持してある。
図4に示すごとく、ベースプレート3には、チョークコイル23を支持するための、複数のボス39を設けてある。ボス39によって、チョークコイル23とベースプレート3との間に隙間を形成している。そして、この隙間に、ダイオードモジュール22を配してある。
図1、図6に示すごとく、ノイズフィルタ11は、バスバーからなるフィルタ配線110を備える。フィルタ配線110の一方の端部119は、上述したようにチョークコイル23の出力端子230に接続している。また、フィルタ配線110は、外部端子13に接続している。
フィルタ配線110には、磁性体からなる環状コア240,260を取り付けてある。図7に示すごとく、環状コア260は、第1コア部261と第2コア部262との、2つのコア部を有する。環状コア260の内部に配線挿通孔269が形成されている。この配線挿通孔269にフィルタ配線110を挿通してある。フィルタ配線110に電流が流れると、フィルタ配線110の周囲に磁束が発生し、環状コア260を流れる。本例ではこのように、環状コア260とフィルタ配線110とによって、第2フィルタ用コイル26を構成している。
環状コア260の第1コア部261と第2コア部262とは、Z方向に重ね合わされている。本例では、ホルダー4(4c)を使って、第1コア部261をベースプレート3に向けて押圧している。これにより、第1コア部261と第2コア部262とを一体化し、ベースプレート3に保持している。
なお、第1フィルタ用コイル24(図1参照)も同様の構造になっている。第1フィルタ用コイル24のコアは、補助ホルダー49によって、ベースプレート3に保持されている。
また、第2フィルタ用コンデンサ27は、図8に示すごとく、コンデンサ素子270と、該コンデンサ素子270に接続した端子271,272と、コンデンサ素子270を封止する封止部273とを備える。一方の端子271はフィルタ配線110に接続され、他方の端子272はノイズ遮蔽壁5に接続されている。なお、第1フィルタ用コンデンサ25も同様の構造になっている。
図6に示すごとく、フィルタ配線110は、チョークコイル23の出力端子230の突出方向(X方向)とZ方向との双方に直交する方向(Y方向)に延出する第1延出部111と、該第1延出部11に連なりX方向に延出する第2延出部112とを有する。
図2に示すごとく、ホルダー固定部51は略円柱状に形成されている。ホルダー固定部51の直径は、ノイズ遮蔽壁5のうちホルダー固定部51を形成していない部分の厚さよりも長い。また、ホルダー固定部51には、雌螺子部500が形成されている。この雌螺子部500に雄螺子を螺合することにより、ホルダー4(図1参照)を固定している。
ノイズ遮蔽壁5には、第1ホルダー固定部51aと、第2ホルダー固定部51bと、第3ホルダー固定部51cとの3個のホルダー固定部51(51a,51b,51c)が形成されている。
本例では図1に示すごとく、第1ホルダー固定部51aに第1ホルダー4a(図1参照)を螺子固定している。この第1ホルダー4aによって、トランス21のコアをZ方向に押圧し、保持している。また、第2ホルダー固定部51bに第2ホルダー4bを螺子固定している。この第2ホルダー4bによって、チョークコイル23のコア231をZ方向に押圧し、保持している。また、第3ホルダー固定部51cに第3ホルダー4cを螺子固定してある。この第3ホルダー4cによって、第2フィルタ用コイル26の環状コア260をZ方向に押圧し、保持している。
図2に示すごとく、第3ホルダー固定部51cは、X方向において、第1ホルダー固定部51aと第2ホルダー固定部51bとの間に設けられている。Z方向から見たときに、第1ホルダー固定部51aの一部と、第2ホルダー固定部51bの一部と、第3ホルダー固定部51cの一部とは、一つの直線A1上に位置している。
また、図2に示すごとく、ノイズ遮蔽壁5のうち、第1ホルダー固定部51aと第2ホルダー固定部51bとを繋ぐ部位59は、Y方向において、第1ホルダー固定部51aおよび第2ホルダー固定部51bよりも主回路部10側に近づくように屈曲している。そして、この屈曲した部位59に、環状コア260の一部269が入っている。環状コア260の一部269は、X方向において、第1ホルダー固定部51aと第2ホルダー固定部51bとの間に位置している。
なお、ノイズ遮蔽壁5のうち、第1ホルダー固定部51aを設けた部位57と、第2ホルダー固定部51bを設けた部位58とは、X方向に延出している。
図4に示すごとく、ホルダー4は、ホルダー固定部51の端面510に載置され螺子止めされる被締結部41と、該被締結部41からZ方向に立設する立設部42と、該立設部42から斜め方向に延出し電子部品2を押圧する押圧部43とを備える。電子部品2からは放射ノイズNが放射されるが、この放射ノイズNは、ノイズ遮蔽壁5(ホルダー固定部51)によって遮蔽される。放射ノイズNの一部は、ホルダー4の立設部42によって遮蔽される。また、ベースプレート3には、金属製の蓋部15を取り付けてある。この蓋部15によって、放射ノイズNを遮蔽し、放射ノイズNが外部へ放射されることを抑制している。
本例の作用効果について説明する。本例では図1、図2に示すごとく、ノイズ遮蔽壁5に、ホルダー4を固定するためのホルダー固定部51を形成してある。したがって、ノイズ遮蔽壁5の一部を、ホルダー4を固定する部分(ホルダー固定部51)としても利用でき、放射ノイズNを遮蔽する部分(ノイズ遮蔽壁5)としても利用できる。
そのため、ノイズ遮蔽壁5とは別に、ホルダー4を固定するための専用の部位を形成する必要がなくなる。これにより、電源装置1内部を省スペース化することができ、電源装置1を小型化することが可能となる。
また、本例では図1に示すごとく、主回路用電子部品2a(トランス21、チョークコイル23)と、フィルタ用電子部品2b(第2フィルタ用コイル26)との双方を、ホルダー4によって保持してある。そして、個々のホルダー4a〜4cを固定するためのホルダー固定部51a〜51cを、ノイズ遮蔽壁5に形成してある。
このようにすると、多くのホルダー固定部51がノイズ遮蔽壁5に形成されることになる。そのため、省スペース化の効率を高めることができ、電源装置1をより小型化できる。
また、図2に示すごとく、本例では、Z方向から見たときに、第1ホルダー固定部51aの一部と、第2ホルダー固定部51bの一部と、第3ホルダー固定部51cの一部とが、同一直線A1上に位置している。
そのため、3個のホルダー固定部51が、略一直線上に配列することになる。したがって、ノイズ遮蔽壁5のうち、両端のホルダー固定部51(第1ホルダー固定部51aおよび第2ホルダー固定部51b)の間に位置する部位59を、大きく屈曲させなくてもすむ。そのため、ノイズ遮蔽壁5の長さを短くすることができる。これにより、ベースプレート3を軽量化することが可能になる。
また、図2に示すごとく、本例では、第2フィルタ用コイル26(フィルタ用電子部品2b)の一部269が、第1ホルダー固定部51aと第2ホルダー固定部51bとの間に位置している。
そのため、第1ホルダー固定部51aと第2ホルダー固定部51bとの間の空間を、第2フィルタ用コイル26の一部269を配置するための空間として、有効活用することができる。これにより、電源装置1をより小型化することが可能になる。
また、本例では図2に示すごとく、ノイズ遮蔽壁5のうち、第1ホルダー固定部51aと第2ホルダー固定部51bとを繋ぐ部位59が、第1ホルダー固定部51aおよび第2ホルダー固定部51bよりもY方向において主回路部10側に近づくように屈曲している。そして、この屈曲した部位59に、環状コア260の一部269が入るようにしてある。そのため、環状コア260をより主回路部10側に近づけることができる。したがって、電源装置1内に無駄なスペースが形成されることを抑制でき、電源装置1を小型化できる。
また、本例では、図1に示すごとく、主回路用電子部品2aのうち、トランス21とチョークコイル23を、ホルダー4によって保持してある。これらトランス21とチョークコイル23は、通電により磁束を発生する部分(電磁コイル:図4参照)と、磁束が流れるコアとを備える。このような部品は、動作に伴って交流磁界等(放射ノイズN)を発生しやすい。本例のように、放射ノイズNを発生しやすい主回路用電子部品2a(トランス1、チョークコイル23)の近傍にホルダー固定部51を配置し、かつ、このホルダー固定部51にノイズ遮蔽機能を持たせると、ホルダー固定部51は直径が大きいため、放射ノイズNを効果的に遮蔽することができる。したがって、ノイズフィルタ11に放射ノイズNが伝わりにくくなり、ノイズ除去効率を高めることができる。
以上のごとく、本発明によれば、ノイズ遮蔽壁を有し、かつ小型化できる電源装置を提供することができる。
(実施例2)
本例は、ノイズ遮蔽壁5の形状を変更した例である。図9、図10に示すごとく、本例のノイズ遮蔽壁5は、実施例1と同様に、第3ホルダー固定部51cを設けた部位59がX方向に延出している。この部位59から斜方延出部571が、第2フィルタ用コンデンサ27に向って斜め方向に延出している。そして、斜方延出部571から、直線状延出部572がX方向に延出している。ノイズ遮蔽壁5の端部573は、直線状延出部572からY方向に突出している。この端部573に、第2フィルタ用コンデンサ27の端子272が接続している。本例では、実施例1と比較して、第2フィルタ用コンデンサ27が、Y方向において外部端子13に近い位置に設けられている。そして、第2フィルタ用コンデンサ27の近傍に、直線状延出部572が形成されている。
また、本例のノイズ遮蔽壁5は、斜方延出部571の中央からX方向に延出した中央延出部574を備える。この中央延出部574に、第1ホルダー固定部51aを形成してある。第1ホルダー固定部51aと第2フィルタ用コンデンサ27との間に、直線状延出部572が位置している。
本例の作用効果について説明する。本例では、第2フィルタ用コンデンサ27を、外部端子13の近傍に接続してあるため、高周波の伝導ノイズを、外部端子13の直前において、ベースプレート3に流すことができる。そのため、外部端子13に伝導ノイズがより混入しにくくなり、ノイズフィルタ11によるノイズ除去効率をより高めることができる。
また、本例では、トランス21から放射される放射ノイズを、第1ホルダー固定部51aと直線状延出部572との双方によって遮蔽することができる。そのため、第2フィルタ用コンデンサ27に鎖交する放射ノイズの量を、より低減することができる。
その他は、実施例1と同様である。また、本例に関する図面に用いた符号のうち、実施例1において用いた符合と同一のものは、特に示さない限り、実施例1と同様の構成要素等を表す。
(実施例3)
本例は、ホルダー4の形状を変更した例である。図11に示すごとく、本例のホルダー4は平板状に形成されている。ホルダー4の一部は、実施例1と同様に、ホルダー固定部51に固定されている。本例では、平板状のホルダー4を、電子部品2(チョークコイル23)の上面239に接触させ、Z方向に押圧している。これにより、電子部品2をベースプレート3に保持している。
上記構成にすると、ホルダー4が平板状に形成されているため、チョークコイル23の上面239と、ホルダー固定部51の端面510とのZ方向高さを、略同じにすることができる。すなわち、ホルダー固定部51やノイズ遮蔽壁5のZ方向長さを長くすることができる。そのため、放射ノイズNの遮蔽効果をより高めることができる。
その他は、実施例1と同様である。また、本例に関する図面に用いた符号のうち、実施例1において用いた符合と同一のものは、特に示さない限り、実施例1と同様の構成要素等を表す。
1 電源装置
10 主回路部
11 ノイズフィルタ
2 電子部品
2a 主回路用電子部品
2b フィルタ用電子部品
3 ベースプレート
4 ホルダー
5 ノイズ遮蔽壁
51 ホルダー固定部

Claims (4)

  1. 電力変換を行う主回路部(10)と、該主回路部(10)と外部端子(13)との間の電流経路に設けられたノイズフィルタ(11)とを備えた電源装置(1)であって、
    上記主回路部(10)を構成する複数の主回路用電子部品(2a)と、
    上記ノイズフィルタ(11)を構成する複数のフィルタ用電子部品(2b)と、
    上記主回路用電子部品(2a)と上記フィルタ用電子部品(2b)とを載置したベースプレート(3)と、
    上記複数の主回路用電子部品(2a)と上記複数のフィルタ用電子部品(2b)とのうち少なくとも一部の電子部品(2)を上記ベースプレート(3)に押圧して保持するホルダー(4)とを備え、
    上記ベースプレート(3)は、上記主回路部(10)と上記ノイズフィルタ(11)との間に立設し上記主回路部(10)から放射される放射ノイズを遮蔽するノイズ遮蔽壁(5)を有し、
    該ノイズ遮蔽壁(5)に、上記ホルダー(4)を固定するためのホルダー固定部(51)が形成され
    複数の上記電子部品(2)のうち、少なくとも一部の主回路用電子部品(2a)と、少なくとも一部のフィルタ用電子部品(2b)とを、それぞれ上記ホルダー(4)によって保持してあり、個々の上記ホルダー(4)を、上記ノイズ遮蔽壁(5)に形成した個々の上記ホルダー固定部(51)に固定してあることを特徴とする電源装置(1)。
  2. 請求項に記載の電源装置(1)において、上記ノイズ遮蔽壁(5)には、少なくとも3個の上記ホルダー固定部(51)が形成され、上記ベースプレート(3)の板厚方向から見たときに、それぞれの上記ホルダー固定部(51)は、その少なくとも一部が、同一直線上に位置していることを特徴とする電源装置(1)。
  3. 請求項又は請求項に記載の電源装置(1)において、上記フィルタ用電子部品(2b)と、2個の上記主回路用電子部品(2a)とを上記ホルダー(4)によって保持しており、上記2個の主回路用電子部品(2a)をそれぞれ保持する上記ホルダー(4a,4b)は第1ホルダー固定部(51a)および第2ホルダー固定部(51b)に固定され、上記フィルタ用電子部品(2b)を保持する上記ホルダー(4c)は第3ホルダー固定部(51c)に固定され、上記フィルタ用電子部品(2b)の一部(269)が、上記第1ホルダー固定部(5a)と上記第2ホルダー固定部(5b)との間に位置していることを特徴とする電源装置(1)。
  4. 請求項に記載の電源装置(1)において、上記ノイズ遮蔽壁(5)のうち、上記第1ホルダー固定部(51a)と上記第2ホルダー固定部(51b)とを繋ぐ部位(59)は、上記第1ホルダー固定部(51a)および上記第2ホルダー固定部(51b)よりも上記主回路部(10)側に近づくように屈曲していることを特徴とする電源装置(1)。
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