JP2018022737A - 磁性部品の取付構造、及び磁性部品の取付方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】板バネ部材の体格を大きくすることなく、磁性部品をベースに取り付ける際に板バネ部材を容易にベースに取り付けること。【解決手段】中間部23は、取付部21よりも磁性部品13寄りで、螺子14の軸方向に平行に延びている。これによれば、板バネ部材20が、磁性部品13をベース11に取り付ける際に変形しても、板バネ部材20における中間部23と押圧部22との間の部位である第2湾曲部25が、板バネ部材20の変形に伴って、螺子14を締め付ける工具30のスペースに入り込んでしまうことが回避されている。【選択図】図6

Description

本発明は、磁性部品の取付構造、及び磁性部品の取付方法に関する。
例えば特許文献1には、磁性部品であるトランスを、取付金具(板バネ部材)を用いて筐体(ベース)に取り付ける技術が開示されている。特許文献1の取付金具は、トランスを筐体に押圧する本体部分(押圧部)と、筐体に取り付けられる一対の取付部分(取付部)とを有する。一対の取付部分は、帯状の本体部分の両端に設けられている。そして、本体部分によってトランスを筐体に押し付け、一対の取付部分を螺子によって筐体に取り付けることにより、トランスが取付金具によって筐体に取り付けられる。
特開2001−76941号公報
ところで、例えば、帯状の板バネ部材の一端側に取付部が設けられており、他端側に押圧部が設けられている板バネ部材を用いて、磁性部品をベースに取り付ける場合がある。板バネ部材は、取付部と押圧部との間で延びる中間部を有し、取付部と中間部との間で中間部側の部位がベースとは反対側に向けて折り曲げられるとともに、中間部と押圧部との間で押圧部側の部位が磁性部品に向けて折り曲げられている。
板バネ部材は、磁性部品をベースに取り付ける際に変形する。特に、螺子を締め付ける工具のスペース側の取付部と中間部とのなす角度が鋭角になるように板バネ部材が変形すると、板バネ部材における中間部と押圧部との間の部位が、板バネ部材の変形に伴って、工具のスペースに入り込んでしまう場合がある。この場合、板バネ部材における中間部と押圧部との間の部位が工具と干渉してしまうため、工具によって螺子を締め付けることが困難となってしまう。
そこで、工具のスペース側の取付部と中間部とのなす角度が鋭角になるように板バネ部材が変形しても、板バネ部材における中間部と押圧部との間の部位が工具のスペースに入り込まないようにするためには、例えば、取付部における螺子の締結位置を中間部から極力遠ざければよい。しかし、取付部における螺子の締結位置を中間部から極力遠ざけるようにすると、取付部の体格が大きくなってしまい、板バネ部材全体の体格が大きくなってしまう。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、板バネ部材の体格を大きくすることなく、磁性部品をベースに取り付ける際に板バネ部材を容易にベースに取り付けることができる磁性部品の取付構造、及び磁性部品の取付方法を提供することにある。
上記課題を解決する磁性部品の取付構造は、帯状の板バネ部材によってベースに取り付けられる磁性部品の取付構造であって、前記板バネ部材は、前記板バネ部材の一端側に設けられ、前記ベースに螺子によって取り付けられる取付部と、前記板バネ部材の他端側に設けられ、前記磁性部品を前記ベースに押圧する押圧部と、前記取付部と前記押圧部との間で延びる中間部と、を有し、前記板バネ部材は、前記取付部と前記中間部との間で前記中間部側の部位が前記ベースとは反対側に向けて折り曲げられるとともに、前記中間部と前記押圧部との間で前記押圧部側の部位が前記磁性部品に向けて折り曲げられており、前記中間部は、前記取付部よりも前記磁性部品寄りで、前記螺子の軸方向に平行、又は前記螺子の軸方向に対して前記磁性部品寄りに傾斜して延びている。
これによれば、板バネ部材が、磁性部品をベースに取り付ける際に変形しても、中間部が、取付部よりも磁性部品寄りで、螺子の軸方向に平行、又は螺子の軸方向に対して磁性部品寄りに傾斜して延びている。このため、板バネ部材における中間部と押圧部との間の部位が、板バネ部材の変形に伴って、螺子を締め付ける工具のスペースに入り込んでしまうことが回避されている。よって、板バネ部材が変形しても、板バネ部材における中間部と押圧部との間の部位が工具のスペースに入り込まないようにするために、例えば、取付部における螺子の締結位置を中間部から極力遠ざける必要が無い。したがって、板バネ部材の体格を大きくすることなく、磁性部品をベースに取り付ける際に板バネ部材を容易にベースに取り付けることができる。
上記磁性部品の取付構造において、前記取付部には、前記ベースの複数箇所にそれぞれ係止される複数の係止部が設けられていてもよい。これによれば、複数の係止部がベースの複数箇所にそれぞれ係止されているため、取付部が螺子の軸心を回転中心として回転してしまうことを規制することができる。
上記課題を解決する磁性部品の取付方法は、帯状の板バネ部材によってベースに取り付けられる磁性部品の取付方法であって、前記板バネ部材は、前記板バネ部材の一端側に設けられ、前記ベースに螺子によって取り付けられる取付部と、前記板バネ部材の他端側に設けられ、前記磁性部品を前記ベースに押圧する押圧部と、前記取付部と前記押圧部との間で延びる中間部と、を有し、前記板バネ部材は、前記取付部と前記中間部との間で前記中間部側の部位が前記ベースとは反対側に向けて折り曲げられるとともに、前記中間部と前記押圧部との間で前記押圧部側の部位が前記磁性部品に向けて折り曲げられており、前記板バネ部材によって前記磁性部品を前記ベースに取り付ける前の前記板バネ部材の変形前の初期形状において、前記螺子を締め付ける工具のスペース側の前記取付部と前記中間部とのなす角度が鈍角になっている前記板バネ部材を用いて、前記磁性部品を前記ベースに取り付ける。
これによれば、板バネ部材が、磁性部品をベースに取り付ける際に変形しても、板バネ部材における中間部と押圧部との間の部位が、板バネ部材の変形に伴って、螺子を締め付ける工具のスペースに入り込んでしまうことが回避され易くなる。よって、板バネ部材が変形しても、板バネ部材における中間部と押圧部との間の部位が工具のスペースに入り込まないようにするために、例えば、取付部における螺子の締結位置を中間部から極力遠ざける必要が無い。したがって、板バネ部材の体格を大きくすることなく、磁性部品をベースに取り付ける際に板バネ部材を容易にベースに取り付けることができる。
この発明によれば、板バネ部材の体格を大きくすることなく、磁性部品をベースに取り付ける際に板バネ部材を容易にベースに取り付けることができる。
実施形態における磁性部品が板バネ部材によってベースに取り付けられている状態を示す斜視図。 磁性部品が板バネ部材によってベースに取り付けられている状態を示す断面図。 板バネ部材の斜視図。 板バネ部材によって磁性部品をベースに取り付ける前の板バネ部材を示す断面図。 押圧部によって磁性部品をベースに押し付けている状態を示す断面図。 工具で螺子を締め付けている状態を示す断面図。
以下、磁性部品の取付構造を電子機器に具体化した一実施形態を図1〜図6にしたがって説明する。
図1及び図2に示すように、電子機器10は、ベース11と、ベース11に支持される基板12と、基板12に実装される磁性部品13と、を備えている。ベース11は、例えば、アルミニウムで形成された金属製の放熱部材である。磁性部品13は、例えば、トランスである。ベース11は、磁性部品13が搭載される搭載面11aを有する。磁性部品13は、基板12に形成された貫通孔12aを一部分が通過して搭載面11aに搭載されている。トランスのような磁性部品13は、搭載面11aに対して直交する方向への突出長さ(高さ)が比較的大きい部品である。
本実施形態において、磁性部品13は、二つの帯状の板バネ部材20によってベース11に両端が押付けられることで取り付けられている。ベース11は、各板バネ部材20に対応して突設されるボス部11bを有する。そして、各板バネ部材20は、各ボス部11bに対して各1つの螺子14によってネジ止めされている。
図3に示すように、板バネ部材20は、帯状の金属板を折り曲げることで形成されている。板バネ部材20は、板バネ部材20の一端側に設けられる取付部21と、板バネ部材20の他端側に設けられる押圧部22と、取付部21と押圧部22との間で延びる中間部23と、を有している。
取付部21は、平面視円板状である。取付部21には、円孔状の螺子挿通孔21aが形成されている。図2に示すように、螺子挿通孔21aには、螺子14が挿通される。取付部21は、ベース11のボス部11bに螺子14によって取り付けられている。
中間部23は、直線状に延びている。中間部23の一端部と取付部21とは、弧状に湾曲する第1湾曲部24によって接続されている。第1湾曲部24は、板バネ部材20における取付部21と中間部23との間の部位である。第1湾曲部24は、取付部21からベース11とは反対側に向けて湾曲している。
中間部23の他端部と押圧部22とは、弧状に湾曲する第2湾曲部25によって接続されている。第2湾曲部25は、板バネ部材20における中間部23と押圧部22との間の部位である。第2湾曲部25は、中間部23の他端部から磁性部品13に向けて湾曲している。
したがって、板バネ部材20は、取付部21と中間部23との間で中間部23側の部位がベース11とは反対側に向けて折り曲げられるとともに、中間部23と押圧部22との間で押圧部22側の部位が磁性部品13に向けて折り曲げられている。中間部23は、取付部21よりも磁性部品13寄りで、螺子14の軸方向(螺子14の軸心L1が延びる方向)に平行に延びている。
押圧部22は、第2湾曲部25から磁性部品13におけるベース11の搭載面11aとは反対側の部位に向けて直線状に延びる延在部22aと、磁性部品13から離れる方向に向かって延びる先端部22bと、延在部22aと先端部22bとを接続する湾曲部22cと、を有する。湾曲部22cは、磁性部品13におけるベース11の搭載面11aとは反対側の部位に向けて凸となるように湾曲している。そして、押圧部22は、湾曲部22cにおけるベース11と対向する部位が、磁性部品13におけるベース11の搭載面11aとは反対側の部位に当接することで、磁性部品13をベース11に押圧している。
図1に示すように、取付部21には、ベース11の複数箇所にそれぞれ係止される複数の係止部26が設けられている。本実施形態において、取付部21には、係止部26が二つ設けられている。各係止部26は、取付部21からベース11に向かって延びる細長板状である。各係止部26の先端部は、ベース11におけるボス部11bの周囲に形成された二つの凹部11cにそれぞれ挿入されている。よって、複数の係止部26がベース11の複数箇所(本実施形態では2箇所)にそれぞれ係止され、取付部21が螺子14の軸心L1を回転中心として回転してしまうことが規制されている。なお、係止部26は、中間部23よりも短く形成されている。
次に、本実施形態の作用について説明する。
図4に示すように、板バネ部材20によって磁性部品13をベース11に取り付ける前の板バネ部材20の変形前の初期形状において、螺子14を締め付けるドライバー等の工具30(図4において二点鎖線で示す)のスペース側の取付部21と中間部23とのなす角度θ1は鈍角になっている。本実施形態では、板バネ部材20の初期形状において、螺子14を締め付ける工具30のスペース側の取付部21と中間部23とのなす角度θ1が鈍角になっている板バネ部材20を用いて、磁性部品13をベース11に取り付ける。
図5に示すように、磁性部品13の取付方法としては、まず、各係止部26の先端部を各凹部11cに挿入するとともに、押圧部22の湾曲部22cを磁性部品13におけるベース11の搭載面11aとは反対側の部位に当接させる。トランスのような磁性部品13は、搭載面11aに対して直交する方向への突出長さ(高さ)が比較的大きい部品であるため、押圧部22の湾曲部22cを磁性部品13におけるベース11の搭載面11aとは反対側の部位に当接させると、取付部21と中間部23とのなす角度θ1が小さくなるように板バネ部材20が変形する。
このとき、取付部21と中間部23とのなす角度θ1はまだ鈍角になっており、中間部23は、取付部21よりも磁性部品13寄りで、螺子14の軸方向に対して磁性部品13寄りに傾斜して延びている。よって、押圧部22を磁性部品13に当接させる前の板バネ部材20の変形前の初期形状において、取付部21と中間部23とのなす角度θ1が鈍角であったため、第2湾曲部25が、板バネ部材20の変形に伴って、螺子14を締め付ける工具30のスペースに入り込んでしまうことが回避される。
板バネ部材20は変形前の初期形状に復帰しようとする。この板バネ部材20の復帰力により、押圧部22は、磁性部品13をベース11に向けて押し付ける。取付部21が、螺子14によってボス部11bに取り付けられる前の状態では、取付部21における第1湾曲部24とは反対側の部位がボス部11bに接触しており、取付部21における第1湾曲部24側の部位がボス部11bから離れている。
図6に示すように、螺子14を螺子挿通孔21aに挿通し、螺子14を工具30によってボス部11bに締め付ける。螺子14を工具30によってボス部11bに締め付けていくと、螺子14の頭部14aが、取付部21における螺子挿通孔21aの周囲に当接する。そして、螺子14の頭部14aが、取付部21における螺子挿通孔21aの周囲をボス部11bに向けて押圧し、取付部21における第1湾曲部24側の部位がボス部11bに近づいていく。これにより、取付部21と中間部23とのなす角度θ1が小さくなるように板バネ部材20が変形していく。
そして、螺子14の頭部14aによって取付部21における螺子挿通孔21aの周囲がボス部11bに押し付けられることで、取付部21がボス部11bに螺子14によって取り付けられる。これにより、磁性部品13が板バネ部材20によってベース11に取り付けられる。
このとき、取付部21と中間部23とのなす角度θ1は90度になっており、中間部23は、取付部21よりも磁性部品13寄りで、螺子14の軸方向に平行に延びている。よって、磁性部品13を板バネ部材20によってベース11に取り付ける際に、第2湾曲部25が、板バネ部材20の変形に伴って、螺子14を締め付ける工具30のスペースに入り込んでしまうことが回避されている。
上記実施形態では以下の効果を得ることができる。
(1)中間部23は、取付部21よりも磁性部品13寄りで、螺子14の軸方向に平行に延びている。これによれば、板バネ部材20が、磁性部品13をベース11に取り付ける際に変形しても、板バネ部材20における中間部23と押圧部22との間の部位である第2湾曲部25が、板バネ部材20の変形に伴って、螺子14を締め付ける工具30のスペースに入り込んでしまうことが回避されている。よって、板バネ部材20が変形しても、第2湾曲部25が工具30のスペースに入り込まないようにするために、例えば、取付部21における螺子14の締結位置を中間部23から極力遠ざける(例えば図5及び図6において左側に締結位置を配置する)必要が無い。したがって、板バネ部材20の体格を大きくすることなく、磁性部品13をベース11に取り付ける際に板バネ部材20を容易にベース11に取り付けることができる。
(2)取付部21には、ベース11の複数箇所にそれぞれ係止される複数の係止部26が設けられている。これによれば、複数の係止部26がベース11の複数箇所にそれぞれ係止されているため、取付部21が螺子14の軸心L1を回転中心として回転してしまうことを規制することができる。また、板バネ部材20を螺子14で締め付ける前の段階において位置決めすることができる。
(3)本実施形態では、板バネ部材20によって磁性部品13をベース11に取り付ける前の板バネ部材20の変形前の初期形状において、螺子14を締め付ける工具30のスペース側の取付部21と中間部23とのなす角度θ1が鈍角になっている板バネ部材20を用いて、磁性部品13をベース11に取り付ける。これによれば、板バネ部材20が、磁性部品13をベース11に取り付ける際に変形しても、第2湾曲部25が、板バネ部材20の変形に伴って、螺子14を締め付ける工具30のスペースに入り込んでしまうことが回避され易くなる。
(4)磁性部品13が板バネ部材20によってベース11に取り付けられたときに、取付部21と中間部23とのなす角度θ1が90度になっており、中間部23は、取付部21よりも磁性部品13寄りで、螺子14の軸方向に平行に延びている。これによれば、磁性部品13が板バネ部材20によってベース11に取り付けられたときに、取付部21と中間部23とのなす角度θ1が鈍角になっている場合に比べて、電子機器10において、ボス部11bと磁性部品13との間のスペースを小さくすることができ、電子機器10の小型化を図ることができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 実施形態において、磁性部品13が板バネ部材20によってベース11に取り付けられたときに、取付部21と中間部23とのなす角度θ1が90度になっていたが、これに限らず、角度θ1が鈍角であってもよく、中間部23が、取付部21よりも磁性部品13寄りで、螺子14の軸方向に対して磁性部品13寄りに傾斜して延びていてもよい。
○ 実施形態において、例えば、ベース11の複数箇所に突起が設けられており、取付部21に、各突起に係止される孔を係止部として設けてもよい。これによれば、各孔が各突起に係止されることで、取付部21が螺子14の軸心L1を回転中心として回転してしまうことを規制することができる。
○ 実施形態において、取付部21に係止部26が3つ以上設けられていてもよい。
○ 実施形態において、取付部21に係止部26が設けられていなくてもよい。
○ 実施形態において、中間部23の一端部と取付部21との間に第1湾曲部24が設けられていなくてもよく、板バネ部材20における取付部21と中間部23との間がピン角になるように折り曲げられていてもよい。
○ 実施形態において、中間部23の他端部と押圧部22との間に第2湾曲部25が設けられていなくてもよく、板バネ部材20における中間部23と押圧部22との間がピン角になるように折り曲げられていてもよい。
○ 実施形態において、磁性部品13は、例えば、3つ以上の板バネ部材20によってベース11に取り付けられていてもよい。
○ 実施形態において、磁性部品13としては、例えば、リアクトルであってもよい。
○ 実施形態において、螺子挿通孔21aは長孔でもよい。この場合、取付部21がボス部11bに面する前の状態でも螺子14を取り付けやすい。
11…ベース、13…磁性部品、14…螺子、20…板バネ部材、21…取付部、22…押圧部、23…中間部、26…係止部、30…工具。

Claims (3)

  1. 帯状の板バネ部材によってベースに取り付けられる磁性部品の取付構造であって、
    前記板バネ部材は、
    前記板バネ部材の一端側に設けられ、前記ベースに螺子によって取り付けられる取付部と、
    前記板バネ部材の他端側に設けられ、前記磁性部品を前記ベースに押圧する押圧部と、
    前記取付部と前記押圧部との間で延びる中間部と、を有し、
    前記板バネ部材は、前記取付部と前記中間部との間で前記中間部側の部位が前記ベースとは反対側に向けて折り曲げられるとともに、前記中間部と前記押圧部との間で前記押圧部側の部位が前記磁性部品に向けて折り曲げられており、
    前記中間部は、前記取付部よりも前記磁性部品寄りで、前記螺子の軸方向に平行、又は前記螺子の軸方向に対して前記磁性部品寄りに傾斜して延びていることを特徴とする磁性部品の取付構造。
  2. 前記取付部には、前記ベースの複数箇所にそれぞれ係止される複数の係止部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の磁性部品の取付構造。
  3. 帯状の板バネ部材によってベースに取り付けられる磁性部品の取付方法であって、
    前記板バネ部材は、
    前記板バネ部材の一端側に設けられ、前記ベースに螺子によって取り付けられる取付部と、
    前記板バネ部材の他端側に設けられ、前記磁性部品を前記ベースに押圧する押圧部と、
    前記取付部と前記押圧部との間で延びる中間部と、を有し、
    前記板バネ部材は、前記取付部と前記中間部との間で前記中間部側の部位が前記ベースとは反対側に向けて折り曲げられるとともに、前記中間部と前記押圧部との間で前記押圧部側の部位が前記磁性部品に向けて折り曲げられており、
    前記板バネ部材によって前記磁性部品を前記ベースに取り付ける前の前記板バネ部材の変形前の初期形状において、前記螺子を締め付ける工具のスペース側の前記取付部と前記中間部とのなす角度が鈍角になっている前記板バネ部材を用いて、前記磁性部品を前記ベースに取り付けることを特徴とする磁性部品の取付方法。
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