JP7325316B2 - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7325316B2
JP7325316B2 JP2019226088A JP2019226088A JP7325316B2 JP 7325316 B2 JP7325316 B2 JP 7325316B2 JP 2019226088 A JP2019226088 A JP 2019226088A JP 2019226088 A JP2019226088 A JP 2019226088A JP 7325316 B2 JP7325316 B2 JP 7325316B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin case
surface side
groove
base plate
semiconductor device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019226088A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021097092A (ja
Inventor
琢郎 森
勝 古川
敬雅 小田
聖司 佐伯
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2019226088A priority Critical patent/JP7325316B2/ja
Priority to US17/005,594 priority patent/US11876033B2/en
Priority to DE102020128596.5A priority patent/DE102020128596A1/de
Priority to CN202011458404.7A priority patent/CN112992820A/zh
Publication of JP2021097092A publication Critical patent/JP2021097092A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7325316B2 publication Critical patent/JP7325316B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L23/00Details of semiconductor or other solid state devices
    • H01L23/34Arrangements for cooling, heating, ventilating or temperature compensation ; Temperature sensing arrangements
    • H01L23/40Mountings or securing means for detachable cooling or heating arrangements ; fixed by friction, plugs or springs
    • H01L23/4006Mountings or securing means for detachable cooling or heating arrangements ; fixed by friction, plugs or springs with bolts or screws
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L23/00Details of semiconductor or other solid state devices
    • H01L23/02Containers; Seals
    • H01L23/06Containers; Seals characterised by the material of the container or its electrical properties
    • H01L23/08Containers; Seals characterised by the material of the container or its electrical properties the material being an electrical insulator, e.g. glass
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L23/00Details of semiconductor or other solid state devices
    • H01L23/02Containers; Seals
    • H01L23/04Containers; Seals characterised by the shape of the container or parts, e.g. caps, walls
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L23/00Details of semiconductor or other solid state devices
    • H01L23/02Containers; Seals
    • H01L23/10Containers; Seals characterised by the material or arrangement of seals between parts, e.g. between cap and base of the container or between leads and walls of the container
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L23/00Details of semiconductor or other solid state devices
    • H01L23/34Arrangements for cooling, heating, ventilating or temperature compensation ; Temperature sensing arrangements
    • H01L23/40Mountings or securing means for detachable cooling or heating arrangements ; fixed by friction, plugs or springs
    • H01L23/4006Mountings or securing means for detachable cooling or heating arrangements ; fixed by friction, plugs or springs with bolts or screws
    • H01L2023/4037Mountings or securing means for detachable cooling or heating arrangements ; fixed by friction, plugs or springs with bolts or screws characterised by thermal path or place of attachment of heatsink
    • H01L2023/405Mountings or securing means for detachable cooling or heating arrangements ; fixed by friction, plugs or springs with bolts or screws characterised by thermal path or place of attachment of heatsink heatsink to package
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L23/00Details of semiconductor or other solid state devices
    • H01L23/34Arrangements for cooling, heating, ventilating or temperature compensation ; Temperature sensing arrangements
    • H01L23/40Mountings or securing means for detachable cooling or heating arrangements ; fixed by friction, plugs or springs
    • H01L23/4006Mountings or securing means for detachable cooling or heating arrangements ; fixed by friction, plugs or springs with bolts or screws
    • H01L2023/4075Mechanical elements
    • H01L2023/4087Mounting accessories, interposers, clamping or screwing parts

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Cooling Or The Like Of Electrical Apparatus (AREA)
  • Cooling Or The Like Of Semiconductors Or Solid State Devices (AREA)

Description

本開示は、半導体素子を収容する樹脂ケースと、樹脂ケースが固定される放熱部品とを備えた半導体装置に関するものである。
ヒートシンクなどの放熱部材に、ベース板の裏面を接触させた状態で、半導体素子が収容された樹脂ケースが固定されることにより、半導体素子で生じた熱がベース板および放熱部品を通じて外部へ効率良く放出される。
樹脂ケースを放熱部品に固定するために行われるボルトの締結時に、過剰な応力が樹脂ケースに生じると、樹脂ケースの取付用穴の周辺にクラックが発生するという問題があった。
このような問題を解消するために、例えば特許文献1には、樹脂ケースにおけるネジ留め台座の貫通孔(取付用穴に相当)周辺に突起部を設けた構成が提案されている。放熱部品に樹脂ケースをネジ留めする際に、突起部を潰しながらネジ部材を放熱部材にねじ込むことで、曲げ応力の過剰な増加が抑制される。これにより、樹脂ケースの取付用穴の周辺にクラックが発生することを抑制できる。
特開2019-161129号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、樹脂ケースは突起部の高さ分しか変形しないため応力の緩和が不十分である。そのため、樹脂ケースの取付用穴の周辺に応力が集中し樹脂ケースが割れる可能性がある。
そこで、本開示は、半導体素子が収容された樹脂ケースをボルトで放熱部品に固定する際に、樹脂ケースの取付用穴の周辺に発生する応力を緩和することが可能な技術を提供することを目的とする。
本開示に係る半導体装置は、ベース板と、前記ベース板の下面に配置された放熱部品と、前記ベース板の上面に配置され、半導体素子を収容する平面視にて矩形状の樹脂ケースとを備え、前記樹脂ケースは、前記ベース板を介して前記放熱部品に配置された状態で、前記放熱部品にボルトで取り付けられ、前記樹脂ケースは、角部に形成されかつ前記ボルトの頭部が収容される凹部と、前記凹部の下側に形成されかつ前記ボルトの軸部が挿通される取付用穴と、前記凹部を形成する内周側の壁部と前記取付用穴との間であって、平面視にて前記ボルトの頭部の外周端と前記壁部との間に形成された少なくとも1つの溝部とを備え、前記溝部の一端は前記樹脂ケースの外周端に達している。

本開示によれば、半導体素子が収容された樹脂ケースをボルトで放熱部品に固定する際に、樹脂ケースの溝部を起点に樹脂ケースの角部が下方に撓みやすくなるため、樹脂ケースの取付用穴の周辺に発生する応力を緩和することができる。
実施の形態1に係る半導体装置が備える樹脂ケースとベース板が放熱部品に取り付けられる前の状態を示す平面図である。 図1のA-A線断面図である。 実施の形態1に係る半導体装置の断面図である。 実施の形態1の変形例に係る半導体装置が備える樹脂ケースとベース板が放熱部品に取り付けられる前の状態を示す平面図である。 図4のB-B線断面図である。 実施の形態2に係る半導体装置が備える樹脂ケースとベース板が放熱部品に取り付けられる前の状態を示す平面図である。 図6のC-C線断面図である。 実施の形態2に係る半導体装置の断面図である。 ボルト締結前後における溝部周辺の拡大断面図である。 実施の形態3に係る半導体装置が備える樹脂ケースとベース板が放熱部品に取り付けられる前の状態を示す平面図である。 図10のD-D線断面図である。 実施の形態3に係る半導体装置の断面図である。 ボルト締結前後における溝部周辺の拡大断面図である。 実施の形態4に係る半導体装置が備える樹脂ケースとベース板が放熱部品に取り付けられる前の状態を示す平面図である。 図14のE-E線断面図である。
<実施の形態1>
実施の形態1について、図面を用いて以下に説明する。図1は、実施の形態1に係る半導体装置100が備える樹脂ケース2とベース板1が放熱部品13に取り付けられる前の状態を示す平面図である。図2は、図1のA-A線断面図である。図3は、半導体装置100の断面図である。
図1~図3に示すように、半導体装置100は、ベース板1、および樹脂ケース2、および放熱部品13を備えている。
ベース板1は平面視にて矩形状の金属板である。放熱部品13は、ベース板1の下面に配置された金属製のヒートシンクである。放熱部品13は、平面視にて矩形状でありかつ厚板状に形成されている。
樹脂ケース2は、ベース板1の上面に配置され、半導体素子を収容している。具体的には、ベース板1の上面に回路パターンを有する絶縁基板が配置され、回路パターンの上面に半導体素子が搭載され、これらの搭載部品が例えばエポキシ樹脂などの封止材により封止されることで、平面視にて矩形状の樹脂ケース2が形成される。半導体素子と回路パターンとの間、および回路パターンと樹脂ケース2の上面に設けられた端子電極11との間はワイヤで接続されている。
樹脂ケース2は、ベース板1を介して放熱部品13に配置された状態で、放熱部品13にボルト10で取り付けられる。
次に、樹脂ケース2の詳細について説明する。図1~図3に示すように、樹脂ケース2は、凹部3、取付用穴4、および溝部6を備えている。凹部3は樹脂ケース2の4つの角部に形成され、凹部3にはボルト10の頭部が収容される。具体的には、凹部3は、樹脂ケース2における4つの角部の表面側をくり抜いた形状であり、内周側の壁部5と、壁部5の下端と連なる底部5aとで形成されている。ここで、壁部5は平面視にて円弧状である。
取付用穴4は、凹部3における中央部の下側に凹部3と連通するように形成され、ボルト10の軸部が挿通される。実施の形態1では、ベース板1、樹脂ケース2、および放熱部品13の平面視輪郭は同じであるため、ベース板1の4つの角部に取付用穴4と連通する穴部12が形成され、放熱部品13の4つの角部に穴部12と連通する穴部(図示省略)が形成されている。これにより、樹脂ケース2は、ベース板1を介して放熱部品13にボルト10で取り付けられる。
溝部6は、樹脂ケース2の上面側、すなわち、壁部5と取付用穴4との間の部分に形成されている。具体的には、溝部6は底部5aにおいて壁部5に沿うように平面視にて円弧状に形成されており、溝部6の両端は樹脂ケース2の外周端に達している。また、溝部6は、樹脂ケース2の上面側から下面側に凹むR溝または角溝である。これにより、ボルト10で樹脂ケース2を放熱部品13に固定する際に、溝部6が広がることで溝部6を起点に樹脂ケース2の角部が下方に撓みやすくなり、樹脂ケース2の取付用穴4の周辺に発生する応力が緩和される。また、曲げモーメントの関係から、力点であるボルト10の締結箇所と支点である溝部6との距離を短くすることで応力が小さくなる。
なお、上記では、溝部6の両端が樹脂ケース2の外周部に達していると説明したが、溝部6の少なくとも一端が樹脂ケース2の外周部に達することで、ボルト10で樹脂ケース2を放熱部品13に固定する際に、溝部6が広がることから、溝部6を起点に樹脂ケース2の角部が下方に撓みやすくなる。
また、溝部6は、樹脂ケース2の下面側、すなわち、樹脂ケース2の下面における壁部5と取付用穴4との間の部分に、樹脂ケース2の下面側から上面側に凹む形状に形成されていてもよい。これにより、ボルト10で樹脂ケース2を放熱部品13に固定する際に、溝部6が狭まることで樹脂ケース2の角部が溝部6を起点に下方に撓みやすくなり、樹脂ケース2の取付用穴4の周辺に発生する応力が緩和される。または、溝部6は、樹脂ケース2の上面側と下面側に形成されていてもよい。
また、図4と図5に示すように、溝部6は、樹脂ケース2の4つの角部において上面側に2つずつ形成されていてもよい。または、樹脂ケース2の4つの角部において下面側に2つずつ形成されていてもよいし、樹脂ケース2の4つの角部において上面側と下面側に2つずつ形成されていてもよい。これにより、溝部6が1つずつ形成されている場合と比べて樹脂ケース2の角部がさらに撓みやすくなる。図4は、実施の形態1の変形例に係る半導体装置が備える樹脂ケース2とベース板1が放熱部品13に取り付けられる前の状態を示す平面図である。図5は、図4のB-B線断面図である。
以上のように、実施の形態1に係る半導体装置100は、ベース板1と、ベース板1の下面に配置された放熱部品13と、ベース板1の上面に配置され、半導体素子を収容する平面視にて矩形状の樹脂ケース2とを備え、樹脂ケース2は、ベース板1を介して放熱部品13に配置された状態で、放熱部品13にボルト10で取り付けられ、樹脂ケース2は、角部に形成されかつボルト10の頭部が収容される凹部3と、凹部3の下側に形成されかつボルト10の軸部が挿通される取付用穴4と、凹部3を形成する内周側の壁部5と取付用穴4との間に形成された少なくとも1つの溝部6とを備え、溝部6の一端は樹脂ケース2の外周端に達している。
したがって、半導体素子が収容された樹脂ケース2をボルト10で放熱部品13に固定する際に、樹脂ケース2の溝部6を起点に樹脂ケース2の角部が下方に撓みやすくなるため、樹脂ケース2の取付用穴4の周辺に発生する応力を緩和することができる。
図4と図5に示すように、半導体装置は、樹脂ケース2の少なくとも一方の面側に形成された溝部6を2つ備えたため、溝部6が1つずつ形成されている場合と比べて樹脂ケース2の角部がさらに撓みやすくなる。これにより、樹脂ケース2の取付用穴4の周辺に発生する応力が一層緩和される。
<実施の形態2>
次に、実施の形態2に係る半導体装置100Aについて説明する。図6は、実施の形態2に係る半導体装置100Aが備える樹脂ケース2Aとベース板1Aが放熱部品13Aに取り付けられる前の状態を示す平面図である。図7は、図6のC-C線断面図である。図8は、半導体装置100Aの断面図である。図9(a)は、ボルト10の締結前における溝部6周辺の拡大断面図である。図9(b)は、ボルト10の締結後における溝部6周辺の拡大断面図である。なお、実施の形態2において、実施の形態1で説明したものと同一の構成要素については同一符号を付して説明は省略する。
図6~図8に示すように、実施の形態2では、放熱部品13Aは上面が円弧状に膨出した形状であり、上面が円弧状の放熱部品13Aに樹脂ケース2Aが固定されている。
ベース板1Aの平面視輪郭は樹脂ケース2Aの平面視輪郭よりも小さく形成されており、樹脂ケース2Aの角部はベース板1Aから外周側に突出している。そのため、樹脂ケース2Aの角部はベース板1Aを介さずに放熱部品13Aに直接固定される。
図9(a)に示すように、溝部6は、樹脂ケース2Aの上面側から下面側に凹むR溝である。図8と図9(b)に示すように、ボルト10で樹脂ケース2Aを放熱部品13Aに固定する際に、溝部6が広がることで溝部6を起点に樹脂ケース2Aの角部が下方に屈曲するため、放熱部品13Aの上面の形状に沿って樹脂ケース2Aを固定することが可能となる。
以上のように、実施の形態2に係る半導体装置100Aでは、放熱部品13Aは、上面が円弧状に膨出した形状であり、溝部6は、樹脂ケース2Aの上面側から下面側に凹むR溝であり、樹脂ケース2Aの角部は、ベース板1Aから外周側に突出し、溝部6が広がった状態で、樹脂ケース2Aの角部は下方に屈曲している。
したがって、樹脂ケース2Aの角部の裏側にベース板1Aが配置されないため、樹脂ケース2をボルト10で放熱部品13に固定する際に、樹脂ケース2の角部が下方に撓みやすくなり、樹脂ケース2Aの取付用穴4の周辺に発生する応力を一層緩和することができる。このとき、溝部6が広がることで樹脂ケース2Aの角部が下方に屈曲するため、放熱部品13Aの上面の形状に沿って樹脂ケース2Aを固定することが可能となる。
<実施の形態3>
次に、実施の形態3に係る半導体装置100Bについて説明する。図10は、半導体装置100Bが備える樹脂ケース2Bとベース板1Aが放熱部品13Aに取り付けられる前の状態を示す平面図である。図11は、図10のD-D線断面図である。図12は、半導体装置100Bの断面図である。図13(a)は、ボルト10の締結前における溝部6周辺の拡大断面図である。図13(b)は、ボルト10の締結後における溝部6周辺の拡大断面図である。なお、実施の形態3において、実施の形態1,2で説明したものと同一の構成要素については同一符号を付して説明は省略する。
図10~図12に示すように、実施の形態3では、実施の形態2に対して溝部6が形成される位置が異なっている。
図13(a)に示すように、溝部6は、樹脂ケース2Bの下面側から上面側に凹むR溝である。図12と図13(b)に示すように、ボルト10で樹脂ケース2Bを放熱部品13Aに固定する際に、溝部6が狭まることで溝部6を起点に樹脂ケース2Bの角部が下方に屈曲するため、放熱部品13Aの上面の形状に沿って樹脂ケース2Bを固定することが可能となる。
以上のように、実施の形態3に係る半導体装置100Bでは、放熱部品13Aは、上面が円弧状に膨出した形状であり、溝部6は、樹脂ケース2Bの下面側から上面側に凹むR溝であり、樹脂ケース2Bの角部は、ベース板1Aから外周側に突出し、溝部6が狭まった状態で、樹脂ケース2Bの角部は下方に屈曲している。
したがって、樹脂ケース2Bの角部の裏側にベース板1Aが配置されないため、樹脂ケース2Bをボルト10で放熱部品13に固定する際に、樹脂ケース2Bの角部が下方に撓みやすくなり、樹脂ケース2Bの取付用穴4の周辺に発生する応力を一層緩和することができる。このとき、溝部6が狭まることで樹脂ケース2Bの角部が下方に屈曲するため、放熱部品13Aの上面の形状に沿って樹脂ケース2Bを固定することが可能となる。また、図13(b)に示すように、ボルト10の締結後は溝部6が狭まった状態であるため樹脂ケース2Bの角部がさらに下方へ屈曲することを抑制できる。
<実施の形態4>
次に、実施の形態4に係る半導体装置について説明する。図14は、実施の形態4に係る半導体装置が備える樹脂ケース2Cとベース板1Aが放熱部品13Aに取り付けられる前の状態を示す平面図である。図15は、図14のE-E線断面図である。なお、実施の形態4において、実施の形態1~3で説明したものと同一の構成要素については同一符号を付して説明は省略する。
図14と図15に示すように、実施の形態4では、溝部6は上側溝部6aと下側溝部6bとで構成されており、上側溝部6aと下側溝部6bは樹脂ケース2Cの上面側と下面側にそれぞれ形成されている。具体的には、上側溝部6aは、実施の形態2の場合と同様に樹脂ケース2Cの上面側から下面側に凹むR溝である。また下側溝部6bは、実施の形態3の場合と同様に樹脂ケース2Cの下面側から上面側に凹むR溝である。
実施の形態2,3の場合と同様に、ボルト10で樹脂ケース2Cを放熱部品13Aに固定する場合を考える。このとき、上側溝部6aが広がるとともに下側溝部6bが狭まることで上側溝部6aと下側溝部6bを起点に樹脂ケース2Cの角部が下方に屈曲するため、放熱部品13Aの上面の形状に沿って樹脂ケース2Cを固定することが可能となる。
なお、上側溝部6aと下側溝部6bにおける横方向の位置は一致させてもよいし、一致させなくてもよい。上側溝部6aと下側溝部6bにおける横方向の位置を一致させた場合は、樹脂ケース2Cの角部をさらに屈曲させやすくなる。
以上のように、実施の形態4に係る半導体装置では、放熱部品13Aは、上面が円弧状に膨出した形状であり、上側溝部6aは樹脂ケース2Cの上面側から下面側に凹むR溝であり、下側溝部6bは樹脂ケース2Cの下面側から上面側に凹むR溝であり、樹脂ケース2Cの角部は、ベース板1Aから外周側に突出し、樹脂ケース2Cの上面側から下面側に凹む上側溝部6aが広がるとともに樹脂ケース2Cの下面側から上面側に凹む下側溝部6bが狭まった状態で、樹脂ケース2Cの角部は下方に屈曲している。
したがって、樹脂ケース2Cの角部の裏側にベース板1Aが配置されないため、樹脂ケース2Cをボルト10で放熱部品13Aに固定する際に、樹脂ケース2Cの角部が下方に撓みやすくなるため、樹脂ケース2Cの取付用穴4の周辺に発生する応力を一層緩和することができる。このとき、上側溝部6aが広がるとともに下側溝部6bが狭まることで樹脂ケース2Cの角部が下方に屈曲するため、樹脂ケース2Cの角部の曲がり量を調整することができる。これにより、放熱部品の形状に関係なく、放熱部品の上面の形状に沿って樹脂ケース2Cを固定することが可能となる。
<その他の変形例>
溝部6は、樹脂ケースにおける4つの角部に形成された取付用穴4の周辺にそれぞれ形成されていることが望ましいが、一部の取付用穴4の周辺に溝部6が形成されていなくてもよい。例えば、放熱部品13Aのような上面が円弧状に膨出した形状を有する放熱部品が取り付けられる場合、樹脂ケースにおける平面視にて1つの辺側にある取付用穴4の周辺に溝部6を設け、それに対向する辺側にある取付用穴4の周辺に溝部6を設けない場合でも各実施の形態と同様の効果が得られる。
また、放熱部品13Aの膨出度合いが比較的小さい場合など樹脂ケースをあまり屈曲させる必要がない場合は、少なくとも1つの取付用穴4の周辺のみに溝部6を設けることで、各実施の形態と同様の効果が得られる。
また、実施の形態2~4においても、溝部6は2つずつ形成されていてもよい。溝部6が1つずつ形成されている場合と比べて樹脂ケースの角部がさらに撓みやすくなる。これにより、樹脂ケースの取付用穴4の周辺に発生する応力が一層緩和される。
なお、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
1,1A ベース板、2,2A,2B,2C 樹脂ケース、3 凹部、4 取付用穴、5 壁部、6 溝部、6a 上側溝部、6b 下側溝部、10 ボルト、13,13A 放熱部品、100,100A,100B 半導体装置。

Claims (5)

  1. ベース板と、
    前記ベース板の下面に配置された放熱部品と、
    前記ベース板の上面に配置され、半導体素子を収容する平面視にて矩形状の樹脂ケースと、を備え、
    前記樹脂ケースは、前記ベース板を介して前記放熱部品に配置された状態で、前記放熱部品にボルトで取り付けられ、
    前記樹脂ケースは、角部に形成されかつ前記ボルトの頭部が収容される凹部と、前記凹部の下側に形成されかつ前記ボルトの軸部が挿通される取付用穴と、前記凹部を形成する内周側の壁部と前記取付用穴との間であって、平面視にて前記ボルトの頭部の外周端と前記壁部との間に形成された少なくとも1つの溝部とを備え、
    前記溝部の一端は前記樹脂ケースの外周端に達している、半導体装置。
  2. 前記放熱部品は、上面が円弧状に膨出した形状であり、
    前記溝部は、前記樹脂ケースの上面側から下面側に凹むR溝であり、
    前記樹脂ケースの前記角部は、前記ベース板から外周側に突出し、
    前記溝部が広がった状態で、前記樹脂ケースの前記角部は下方に屈曲している、請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記放熱部品は、上面が円弧状に膨出した形状であり、
    前記溝部は、前記樹脂ケースの下面側から上面側に凹むR溝であり、
    前記樹脂ケースの前記角部は、前記ベース板から外周側に突出し、
    前記溝部が狭まった状態で、前記樹脂ケースの前記角部は下方に屈曲している、請求項1に記載の半導体装置。
  4. 前記放熱部品は、上面が円弧状に膨出した形状であり、
    前記溝部は、前記樹脂ケースの上面側から下面側に凹むR溝と、前記樹脂ケースの下面側から上面側に凹むR溝であり、
    前記樹脂ケースの前記角部は、前記ベース板から外周側に突出し、
    前記樹脂ケースの上面側から下面側に凹む前記溝部が広がるとともに前記樹脂ケースの下面側から上面側に凹む前記溝部が狭まった状態で、前記樹脂ケースの前記角部は下方に屈曲している、請求項1に記載の半導体装置。
  5. 前記樹脂ケースの少なくとも一方の面側に形成された前記溝部を2つ備えた、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の半導体装置。
JP2019226088A 2019-12-16 2019-12-16 半導体装置 Active JP7325316B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019226088A JP7325316B2 (ja) 2019-12-16 2019-12-16 半導体装置
US17/005,594 US11876033B2 (en) 2019-12-16 2020-08-28 Semiconductor device including resin case having groove at corner thereof
DE102020128596.5A DE102020128596A1 (de) 2019-12-16 2020-10-30 Halbleitervorrichtung
CN202011458404.7A CN112992820A (zh) 2019-12-16 2020-12-11 半导体装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019226088A JP7325316B2 (ja) 2019-12-16 2019-12-16 半導体装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021097092A JP2021097092A (ja) 2021-06-24
JP7325316B2 true JP7325316B2 (ja) 2023-08-14

Family

ID=76085295

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019226088A Active JP7325316B2 (ja) 2019-12-16 2019-12-16 半導体装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US11876033B2 (ja)
JP (1) JP7325316B2 (ja)
CN (1) CN112992820A (ja)
DE (1) DE102020128596A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114023656B (zh) * 2022-01-06 2022-06-03 浙江里阳半导体有限公司 半导体器件的制造方法及其制造设备

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019047049A (ja) 2017-09-06 2019-03-22 三菱電機株式会社 半導体装置
JP2019161129A (ja) 2018-03-16 2019-09-19 株式会社三社電機製作所 回路モジュール

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61256749A (ja) * 1985-05-10 1986-11-14 Mitsubishi Electric Corp 半導体装置の樹脂ケ−ス
IT1201836B (it) 1986-07-17 1989-02-02 Sgs Microelettronica Spa Dispositivo a semiconduttore montato in un contenitore segmentato altamente flessibile e fornite di dissipatore termico
JP3126297B2 (ja) 1995-08-02 2001-01-22 松下電子工業株式会社 樹脂封止型半導体装置
JP3272922B2 (ja) 1995-11-15 2002-04-08 株式会社東芝 半導体装置
JPH10144833A (ja) * 1996-11-06 1998-05-29 Denso Corp 半導体モジュール
CN101681907B (zh) * 2007-11-30 2012-11-07 松下电器产业株式会社 散热结构体基板和使用其的模块及散热结构体基板的制造方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019047049A (ja) 2017-09-06 2019-03-22 三菱電機株式会社 半導体装置
JP2019161129A (ja) 2018-03-16 2019-09-19 株式会社三社電機製作所 回路モジュール

Also Published As

Publication number Publication date
DE102020128596A1 (de) 2021-06-17
US20210183736A1 (en) 2021-06-17
US11876033B2 (en) 2024-01-16
CN112992820A (zh) 2021-06-18
JP2021097092A (ja) 2021-06-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6768612B2 (ja) 半導体装置
WO2009110045A1 (ja) 発熱体搭載部品の取付構造
JP6182474B2 (ja) 電子部品の固定構造および固定方法
US10861770B2 (en) Power module and semiconductor apparatus
JP4887273B2 (ja) 電子制御装置
JP7325316B2 (ja) 半導体装置
JP5787435B2 (ja) 半導体放熱装置
JP7234657B2 (ja) 電子装置
JP6421859B2 (ja) 半導体装置
JP7143096B2 (ja) 回路モジュール
EP2940718B1 (en) Assembly for cooling a power module
JP2017199756A (ja) 冷却部材、冷却装置、電子機器および冷却部材の形成方法
JP5669657B2 (ja) 半導体装置
JP5764443B2 (ja) 半導体装置
JP2008172146A (ja) 電力半導体装置
JP6409879B2 (ja) パッケージ型パワー半導体、および、パッケージ型パワー半導体の実装構造
CN217957634U (zh) 用于散热装置的连接结构、散热装置以及电子设备
CN116261259B (zh) 电路板及芯片组件
WO2023065177A1 (zh) 一种电路板组件、电子设备以及托架
JP4913762B2 (ja) 発熱電子部品の取付け構造
KR102333646B1 (ko) 전력모듈
JP2015065314A (ja) 電子装置
JP2020181954A (ja) 電子装置
JP2020181956A (ja) 電子装置
JP5541173B2 (ja) 半導体装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220204

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20221227

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230124

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230301

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230704

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230801

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7325316

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150