JPH08204370A - 発熱部品/配線基板の放熱器への実装構造 - Google Patents

発熱部品/配線基板の放熱器への実装構造

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JPH08204370A
JPH08204370A JP3459395A JP3459395A JPH08204370A JP H08204370 A JPH08204370 A JP H08204370A JP 3459395 A JP3459395 A JP 3459395A JP 3459395 A JP3459395 A JP 3459395A JP H08204370 A JPH08204370 A JP H08204370A
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heat
wiring board
generating component
radiator
mounting structure
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Tatsuhiko Kuroiwa
岩 建 彦 黒
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N F KAIRO SEKKEI BLOCK KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】安定、高精度、高効率な放熱を可能とする発熱
部品/配線基板の放熱器への実装構造を提供する。 【構成】第1の面1A、第1の面1Aの片側または両側
に第1の面1Aよりも高く少なくとも一部が平坦な第2
の面1B及び第2の面1Bよりも高い第3の面1Cを有
する熱伝導性材料から成る放熱器1の第1の面1Aと第
2の面1Bで形成される開口部100に配線基板2を保
持し、第3の面1Cに一端が固定された押圧部材4の他
端により発熱部品3を第2の面1Bに係止載置してい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、放熱するために使用さ
れる放熱器への、パワートランジスタ等の発熱部品や、
それに接続された配線基板を取り付ける発熱部品/配線
基板の実装構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】パワートランジスタ等の動作時に発熱す
る発熱部品を配線基板に実装する装置においては、発熱
部品からの発熱を効率的に放熱することが、当該装置の
安定動作のために望まれ、通常、発熱部品は、放熱器に
取り付け、実装される。
【0003】従来のこの種の発熱部品の実装構造として
は、図6に示すように、熱伝導率の高いアルミ材料から
構成される放熱器1の部品取付面に、熱伝導性の絶縁シ
ート5を介して、配線基板2にそのリード部が半田付け
されている発熱部品3が取り付けられていた。この取り
付け構造としては、図7に示すように、 発熱部品31をビス61とナット(図示せず)を用
いて放熱器1の取付面に熱伝導性の絶縁シート5を介し
て固定する。図6では、発熱器3はビス6で固定されて
いる。 バネ材71を用い、その一端側をビス62で放熱器
1の取付面に固定し、他端側の弾性自由端で発熱部品3
2を当該取付面に絶縁シート5を介して固定する。 ビス63を用いて一枚の押さえ板72で発熱部品3
3,34を押し付けて絶縁シート5,5を介して固定す
る。 等がある。
【0004】さて、図6において、発熱部品3が接続さ
れ、抵抗、コンデンサ等の他の部品8が取り付けられた
配線基板2は、発熱部品3のリード線311を放熱器1
の部品取付面とは反対側に折り曲げ、これらのリード線
を配線基板2の半田面側の所定の取付穴に挿入して部品
面側で半田付けを行うことにより配線基板2に取付けら
れていた。このような実装構造を得るためには、まず、
通常の発熱部品以外の部品8を配線基板2の部品面に取
り付けて半田槽に流して半田付けを行なった後、別の工
程で発熱部品3を通常の部品8とは反対側の半田面に取
り付けるという順序の工程が採用されていた。したがっ
て、組立工程が複雑になるだけでなく、製品の信頼性を
も低下させるという問題点があった。
【0005】他方、図6において配線基板2を、その部
品面と半田面とを裏返して取り付ける構造も考えられ
る。ところが、その場合には、放熱器1の部品取り付け
面と配線基板2の部品面との距離は通常数ミリメートル
以下であるため、この空間に部品8を実装することは困
難であり、また実装後は、部品8が配線基板2に隠れて
しまうため、メンテナンス等に困難が生ずる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記図6に示すような
放熱器1への部品の実装構造では、発熱部品3以外の部
品8を配線基板2に実装、半田付けした後、発熱部品3
を手作業による半田付けで配線基板2の半田面側から取
り付ける必要があるため、作業効率が悪いという問題点
があった。また、配線基板には必然的に両面配線を施す
必要があり、コスト高を招いていた。
【0007】一方、図7に示すような発熱部品31の放
熱器1への取り付け構造においては、のビス61によ
る取り付け構造は、発熱部品31を配線基板2に半田付
けした後にビス61で固定しようとすると、位置合わせ
のため発熱部品31を多少なりとも移動させる際、発熱
部品31のリード線(図示せず)に無理な力(ストレ
ス)が加わりリード線の接続外れ等が発生し、部品の信
頼性に関して問題が生ずる恐れがある。
【0008】また、とに示す取り付け構造では、
の構造のようなリード線へのストレス発生は無いものの
(発熱部品32はバネ材71の押圧力が効果的に働く範
囲であればタテ、ヨコとも多少の移動は可能であるた
め)、の取り付け構造ではバネ材71のA部分がその
取付け面よりも浮き上がる方向の力を受けるため、発熱
部品32に対する押圧力が減少し、その結果として、取
り付けの信頼性が低下するだけでなく、放熱効果も低減
するという問題点があった。
【0009】更に、に示す取り付け構造では、通常の
ビス63を使用する場合ビス63をどの位置まで締め付
ければ良いかの判断がつかず、場合によっては押さえ板
72がVの字状に変形してしまい、所定の取付け圧力が
得られないという問題点があった。
【0010】そこで、本発明の目的は、安定、高精度、
高効率な放熱を可能とする発熱部品/配線基板の放熱器
への実装構造を提供することにある。
【0011】本発明の他の目的は、配線基板の同一面に
発熱部品とその他の部品を一括実装可能で、これらの部
品を同時半田付け可能な発熱部品/配線基板の放熱器へ
の実装構造を提供することにある。
【0012】本発明の更に他の目的は、発熱部品に対す
る押圧力の一定化が可能な、発熱部品/配線基板の放熱
器への実装構造を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上述の問題点を解決する
ため、放熱部品/配線基板の放熱器への実装構造は、第
1の面と該第1の面の片側または両側に該第1の面より
も高く少なくとも一部が平坦な高い第2の面を有する熱
伝導性材料から成る放熱器を備え、前記第2の面に発熱
部品が係止載置され、前記第2の面から離隔され、前記
第1の面と第2の面により構成される開口部に配線基板
が保持されて構成される。
【0014】また、本発明の他の態様による発熱部品/
配線基板の放熱器への実装構造は、第1の面、該第1の
面の片側または両側に該第1の面よりも高く少なくとも
一部が平坦な第2の面及び該第2の面よりも高い第3の
面を有する熱伝導性材料から成る放熱器を備え、前記第
2の面に発熱部品が係止載置され、前記第2の面から離
隔され、前記第1の面と第2の面により構成される開口
部に配線基板が保持され、前記第3の面に一端が固定さ
れ、他端が前記発熱部品に当接して該発熱部品を押圧す
る押圧部材により前記発熱部品が係止載置されて構成さ
れる。
【0015】ここで、前記発熱部材のリード線が前記配
線基板に接続されて前記配線基板が保持され、前記配線
基板の前記開口部の内壁部との対向する所定部に突起部
が形成されても良く、また、前記突起部は、前記配線基
板の長さ方向各側部の所定距離離れた位置に少なくとも
2つ形成されたり、前記突起部は、複数個を形成され、
その中の少なくとも1つは、前記開口部の内壁部に設け
られた溝内に入り込む長さとすることができる。
【0016】また、前記押圧部材の少なくとも一部は、
弾性材料で構成され、前記押圧部材の前記発熱部品との
当接側にスリット状の切り込みを設けたり、前記開口部
の内壁部の前記第1の面の延長方向に溝が形成されてい
る構成とすることができ、前記第1の面に沿って前記溝
に入り込む部材が配設され、該部材の前記配線基板に対
向する面が絶縁性を有する構成とすることができる。
【0017】更に、前記第1の面を構成する部材と、前
記第2の面を構成する部材は、分離可能な別個の部材と
したり、前記第1の面を構成する部材、前記第2の面を
構成する部材及び前記第3の面を構成する部材とは、分
離可能な別個の部材として、積層構成とすることもでき
る。
【0018】
【作 用】本発明では、第1の面、該第1の面の片側ま
たは両側に該第1の面よりも高く少なくとも一部が平坦
な第2の面及び該第2の面よりも高い第3の面を有す
る、熱伝導性材料から成る放熱器の第1の面と第2の面
で形成される開口部に配線基板を保持し、第3の面に一
端が固定された押圧部材の他端により発熱部品を第2の
面に係止載置している。このようにして使用するとき、
配線基板上の同一面上に発熱部品と通常の部品を取り付
けることができ、ビス等を用いずにバネ材を用いて発熱
部品を押圧しているので、発熱部品の取り付けに際し
て、精度はあまり要求されず、発熱部品のリード線にも
不要なストレスが加わらない。また、配線基板に突起を
設けたことにより、放熱器のい開口部に配線基板を取り
付ける際の位置決めが容易になった。
【0019】
【実 施 例】以下、本発明の発熱部品/配線基板の放熱
器への実装構造の実施例を図面を参照しながら詳細に説
明する。
【0020】図1(A)と(B)は、本発明による放熱
部品/配線基板の放熱器への実装構造の第1の実施例を
示す要部の断面図と平面図である。図1(A)の断面図
に示す如く、放熱器1は、段差面である第1の平坦面1
Aと第2の平坦面1Bを有し、発熱部品3が第2の平坦
面1Bに良好な熱伝導性をもつ絶縁シート5を介して取
り付けられ、第1の平坦面1Aと第2の平坦面で構成さ
れる開口部100内に配線基板2が収納、保持されて取
り付けられる。放熱器1の両端部に位置し、第2の平坦
面1Bよりも高い第3の平坦面1C上には、図示の如
き、略”へ”形状のバネ材4の一端がビス6により固定
され、バネ材4の他端(自由端)の下方向の押圧力によ
り発熱部品3が押圧固定される。
【0021】ここで、発熱部品3を取り付ける第2の平
坦面1Bには、発熱部品3を取り付けるための特段の加
工を必要としない。発熱部品3を取り付けるためのバネ
材4の一端部はビス6により、第2の平坦面1Bより高
い第3の平坦面1Cに取り付けられるので、ビス6の取
り付け用のタップ加工は第3の平坦面1Cに施され、第
2の平坦面1B上のバリ等の発生が防止される。その結
果、バリ等による絶縁シート5の損傷等を生ずることが
なく、また、シート5と平坦面1Bとの密着性も良好と
なる。
【0022】配線基板2には、通常の部品8と発熱部品
3とが同一面(部品面)上に実装される。発熱部品3
は、その放熱面が放熱器1に向くようにリード線311
を折り曲げた状態で配線基板2の半田付け部7に実装/
半田付けされており、熱伝導性絶縁シート5を介して放
熱器1の第2の平坦面1B上に載置され、バネ材4によ
る押圧力によって、発熱部品3は第2の平坦面1Bに堅
固に固定される。こうして、配線基板2は、発熱部品3
のリード線311によって第1の平坦面1Aと第2の平
坦面1Bで構成される開口部100内に収納、保持され
る。このとき、第3の平坦面1Cは、発熱部品3より高
い位置にあるため、バネ材4の形状が従来例(図7のバ
ネ材71)に比較してシンプルになり、図7の場合のよ
うに、ビス62を締める際のバネ材71のA部分の浮き
上がりはなくなり、発熱部品を効果的に固定することが
可能となる。
【0023】また、発熱部品3は、バネ材4により、熱
伝導性の絶縁シート5を介して放熱器1の第2の平坦面
(取付面)1Bに固定されているため、発熱部品から発
生した熱は、従来と同様に、放熱器1の部品取付面とな
る第2の平坦面1Bから放熱されるだけでなく、バネ材
4をも通して放熱されるため、より効果的な放熱が可能
となり、実験によれば、従来と比較して発熱部品の表面
温度が数℃低下することが確認された。したがって、信
頼性の向上とともに装置の小型化を図ることができる。
【0024】本実施例では、また、図1(B)に示すよ
うに、配線基板2の側面には突起9(本例では、左右に
各2個)が設けられている。発熱部品3のリード線31
1は構造上配線基板2の端部に位置せざるを得ず、この
リード線311には、通常は、高圧電圧が印加されてい
るため、前記端部が放熱器1と近接ないし接触している
と、配線基板2の表面を通して放熱器1へリークや放電
が起こる恐れが生ずる。そこで、本実施例では、配線基
板2の端部のリード線311とは離れた位置に突起9を
設け、配線基板2と放熱器1との間にエアーギャップを
形成して、沿面距離を確保しているため、リークや放電
が防止できる。また、突起9が複数個あることにより配
線基板2の開口部100への取り付け位置も規定される
ので、エアーギャップの幅も管理しやすくなり、この結
果、前述のリークや放電防止をより効果的に行なうこと
ができる。
【0025】図2(A)と(B)には、本発明の第1の
実施例中の配線基板2の製造過程を説明するためのもの
である。発熱部品3、他の発熱部品3A、及びその他の
部品8が実装された状態の配線基板2の要部断面図と平
面図が示されている。本実施例では、配線基板2は、2
00A、200B、200Cの3つの部分に分かれてお
り、各部分は容易に部品実装後に切り離すことのできる
連結部分10で接続されている。部分200Bには、必
要な部品が実装されて配線がなされ、部分200Aと2
00Cには放熱器1に取り付ける発熱部品3及び3Aが
放熱器1に取り付けたと同様に、そのリード線311を
折り曲げた状態で部分200Aと200Cに伏対した状
態で置かれている。
【0026】従来の実装構造では、発熱部品3及び3A
は、部分200Bにその他の部品8を実装した後で手半
田をする必要があったが、本実施例では発熱部品3及び
3A、も他の部品8と同時に一括半田付けできる。一括
半田付けを行なった後に、部分200Aと200Cを折
って切り離し、これを図1(A)に示すように取り付け
れば良い。
【0027】以上説明した実施例によれば、 配線基板2を放熱器1に取り付けるに際し、発熱部
品3は放熱器1に取り付けるのと同じ位置関係で配線基
板2上に半田付けされており、発熱部品3と放熱器1と
の接する面は予め正しく位置出しができているので、発
熱部品3と放熱器1との馴染みが良好になる。 配線基板2の側部に突起を設けているので、放熱器
1との沿面距離を確保できる。 図6に示す従来技術では配線基板として部品面パタ
ーンと半田面パターンの両方を有する両面基板の使用が
必須であったが、本実施例では半田面パターンのみから
なる片面基板でよく、コスト的に有利である。
【0028】図1(B)に示したバネ材4には、スリッ
ト状の切込み等が形成されており、組立加工の簡素化が
図れるだけでなく、装置の信頼性が向上する。つまり、
発熱部品3及び3Aに加わる力を均一にして放熱効果を
向上させる。また、隣合う2つの発熱部品3及び3Aを
1枚のバネ材で押圧するような構造にすれば、取り付け
ビスの数を少なくすることができる。更に、3個以上の
の発熱部品を一枚のバネ材で押さえることもできること
は当然である。
【0029】尚、本実施例では、放熱器の面Aは平坦で
あるとしたが、この面Aは配線基板の半田面とに必要な
間隔がとれれば平坦でなくとも良い。
【0030】また、図1(A)に示すように、第1の平
坦面Aの「両側」に該第1の平坦面よりも高い第2の平
坦面Bを有しているが、これは第1の平坦面Aの「片
側」だけに該第2の平坦面よりも高い平坦面Bを有する
ものでも構わない。この場合、配線基板の放熱部品の取
り付けられていない側は、スタット等を用いて第1の平
坦面Aに固定する。
【0031】更に、上記実施例では、第1の平坦面A、
第2の平坦面B、第3の平坦面Cの3つの平坦面を必要
としたが、図7に示す従来方式の発熱部品取り付け方法
を使用する限りにおいては、第3の平坦面Cが無くとも
発熱部品と通常の部品を配線基板の同一面右R上に実装
できるため、この実装方法に伴うメリットを享受でき
る。
【0032】更にまた、上記実施例では、配線基板2に
放熱部品3のリード線311を接続するため、半田付け
を用いているが、この接続方法は半田付けに限定される
ものではなく、圧着端子やラッピング等を用いても良
い。
【0033】図3(A)と(B)には、本発明の発熱部
品/配線基板の放熱器への実装構造の他の実施例を示す
要部の断面図と平面図が示されている。上述実施例で
は、一体構造であった第1の平坦面1A、第2の平坦面
1B、第3の平坦面1Cを、本実施例では、個別の部材
11、12を組み合せて取り付け積層構造としたもので
あり、この両部材をビス14を用いて固定している。図
3(A)において、放熱器11、12以外は図1(A)
と同様な構成である。
【0034】本実施例では、放熱器の部品取付け面の形
状を段差状とすることなく、標準的に流通しているフラ
ットな部品取付面を有する放熱器を使用できるという利
点がある。従って、部材11と12との間に発生する多
少の熱抵抗を許容できる用途であれば、上述実施例のよ
うな段差構造の放熱器を使用せずとも同様なメリットを
享受できる。
【0035】尚、本実施例では放熱器1を部材11、1
2の2つに分割しているが、部材12にあるバネ材4を
取り付ける第3の平坦面(取付面)1Cを構成する部分
をさらに分割することも可能である。更に、放熱に関す
る要求に多少の余裕がある場合には、第3の平坦面1C
を構成する部材は、金属又は他の熱伝導体以外の材料で
も良いことは勿論である。また、放熱器11と放熱器1
2との接触面に熱伝導コンパウンド等を塗布することに
より熱抵抗を下げることもできる。
【0036】図4は、本発明の発熱部品/配線基板の放
熱器への実装構造の更に他の実施例を示す配線基板2の
要部平面図であり、配線基板2の側部に形成した突起の
うち少なくとも1つの突起を、図1に示す実施例よりも
長い長突起21とし、放熱器1の段差部の該突起との対
向位置に凹み20を設けて、そこに長突起21を嵌合す
ることにより放熱器1と配線基板2との位置合わせを正
確且つ容易に行なえるようにしている。また、凹み20
を図4の紙面に関し垂直方向に有限な深さに構成するこ
とにより、配線基板2を放熱器1に対して安定に支持す
ることが可能になる。
【0037】図5は、本発明の発熱部品/配線基板の放
熱器への実装構造の他の実施例の配線基板の要部断面図
であり、開口部100の内壁部の放熱器1の第1の平坦
面1Aに沿う溝15を形成し、この溝に第1の平坦面1
Aに沿って両端が挿入される絶縁板13が配設される。
これにより、配線基板2の半田面から飛び出しているリ
ード線が振動等によって第1の平坦面1Aと接触するよ
うな事故が回避できる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の発熱部品
/配線基板の放熱器への実装構造によれば、配線基板の
実装に際して通常の部品と発熱部品を同一面に実装して
同時に半田付けできるため作業効率が改善される。ま
た、発熱部品から発生した熱は従来通り放熱器の部品取
付面から放散されるだけでなくバネ材をも通して放熱さ
れるため、放熱効果が改善され、信頼性の向上や装置の
小型化を図ることができる。更に、発熱部品や配線基板
の取り付け時の細かな位置決めが不要となり、取り外し
や取付けも容易となり作業効率が向上する。また更に、
配線基板と放熱器との間にエアーギャップが形成され沿
面距離が確保されるため、配線基板と放熱器間のリーク
や放電を防止でき、放熱器の溝に配線基板を取り付ける
際、配線基板の取付位置を規定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による発熱部品/配線基板の放熱器への
実装構造の一実施例を示す要部断面図と平面図である。
【図2】本発明による発熱部品/配線基板の放熱器への
実装構造の上記実施例中の配線基板の製造過程を説明す
るための部品実装時の配線基板を示す要部の断面図と平
面図である。
【図3】本発明による発熱部品/配線基板の放熱器への
実装構造の他の実施例を示す要部の断面図と平面図であ
る。
【図4】本発明による発熱部品/配線基板の放熱器への
実装構造の更に他の実施例を示す要部の平面図である。
【図5】本発明による発熱部品/配線基板の放熱器への
実装構造の更に他の実施例を示す要部の断面図である。
【図6】従来の発熱部品/配線基板の放熱器への実装構
造を示す要部の断面図である。
【図7】従来の発熱部品/配線基板の放熱器への実装構
造における放熱部品の固定方法を説明するための図であ
る。
【符号の説明】
1,11,12 放熱器 2 配線基板 3,3A,31〜34 発熱部品 4,4A,71 バネ材 5 熱伝導性絶縁シート 6,14,61,62,63 ビス 7 半田付け部 8 部品 9 突起 10 連結部分 13 絶縁板 15 溝 20 凹み 21 長突起 72 押え板 100 開口部 311 リード線

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の面と該第1の面の片側または両側に
    該第1の面よりも高く少なくとも一部が平坦な高い第2
    の面を有する熱伝導性材料から成る放熱器を備え、 前記第2の面に発熱部品が係止載置され、前記第2の面
    から離隔され、前記第1の面と第2の面により構成され
    る開口部に配線基板が保持されて成ることを特徴とする
    発熱部品/配線基板の放熱器への実装構造。
  2. 【請求項2】第1の面、該第1の面の片側または両側に
    該第1の面よりも高く少なくとも一部が平坦な第2の面
    及び該第2の面よりも高い第3の面を有する熱伝導性材
    料から成る放熱器を備え、 前記第2の面に発熱部品が係止載置され、前記第2の面
    から離隔され、前記第1の面と第2の面により構成され
    る開口部に配線基板が保持され、前記第3の面に一端が
    固定され、他端が前記発熱部品に当接して該発熱部品を
    押圧する押圧部材により前記発熱部品が係止載置されて
    成ることを特徴とする発熱部品/配線基板の放熱器への
    実装構造。
  3. 【請求項3】前記発熱部材のリード線が前記配線基板に
    接続されて前記配線基板が保持される請求項1または2
    に記載の発熱部品/配線基板の放熱器への実装構造。
  4. 【請求項4】前記配線基板の前記開口部の内壁部との対
    向する所定部に突起部が形成されて成る請求項1または
    2に記載の発熱部品/配線基板の放熱器への実装構造。
  5. 【請求項5】前記突起部は、前記配線基板の長さ方向各
    側部の所定距離離れた位置に少なくとも2つ形成されて
    成る請求項5に記載の発熱部品/配線基板の放熱器への
    実装構造。
  6. 【請求項6】前記突起部は、複数個を形成され、その中
    の少なくとも1つは、前記開口部の内壁部に設けられた
    溝内に入り込む長さである請求項5に記載の発熱部品/
    配線基板の放熱器への実装構造。
  7. 【請求項7】前記押圧部材の少なくとも一部は、弾性材
    料で構成される請求項2に記載の発熱部品/配線基板の
    放熱器への実装構造。
  8. 【請求項8】前記押圧部材の前記発熱部品との当接側に
    スリット状の切り込みを有する請求項2に記載の発熱部
    品/配線基板の放熱器への実装構造。
  9. 【請求項9】前記開口部の内壁部の前記第1の面の延長
    方向に溝が形成されている請求項1または2に記載の発
    熱部品/配線基板の放熱器への実装構造。
  10. 【請求項10】前記第1の面に沿って前記溝に入り込む
    部材が配設され、該部材の前記配線基板に対向する面が
    絶縁性を有する請求項9に記載の発熱部品/配線基板の
    放熱器への実装構造。
  11. 【請求項11】前記第1の面を構成する部材と、前記第
    2の面を構成する部材は、分離可能な別個の部材であ
    り、積層されて成る請求項1または2に記載の発熱部品
    /配線基板の放熱器への実装構造。
  12. 【請求項12】前記第1の面を構成する部材、前記第2
    の面を構成する部材及び前記第3の面を構成する部材と
    は、分離可能な別個の部材であり、積層されて成る請求
    項2に記載の発熱部品/配線基板の放熱器への実装構
    造。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8077476B2 (en) 2007-09-12 2011-12-13 Denso Corporation Electronic device mounting structure
JP2014089994A (ja) * 2012-10-29 2014-05-15 Denso Corp 電源装置
JP2019110702A (ja) * 2017-12-19 2019-07-04 トヨタ自動車株式会社 加圧部品

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