JP2003257297A - 電磁継電器 - Google Patents

電磁継電器

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JP2003257297A
JP2003257297A JP2002060706A JP2002060706A JP2003257297A JP 2003257297 A JP2003257297 A JP 2003257297A JP 2002060706 A JP2002060706 A JP 2002060706A JP 2002060706 A JP2002060706 A JP 2002060706A JP 2003257297 A JP2003257297 A JP 2003257297A
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Japan
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wire
holding
fusing
electromagnetic relay
terminal
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JP2002060706A
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English (en)
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Motonori Okumura
元典 奥村
Koichi Tsukada
康一 塚田
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Denso Corp
Denso Electronics Corp
Original Assignee
Denso Corp
Anden Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワイヤWの端末とコイル端子10とをヒュー
ジングにより電気的に接続する電磁継電器において、す
て巻きを行わなくてもワイヤWの断線を防止可能にす
る。 【解決手段】 コイル端子10は、ワイヤWの端末を機
械的に保持する2つの保持部11、12を有し、ワイヤ
Wの最端末側に位置する第1保持部11に、ワイヤWの
端末がヒュージングにより電気的に接続されている。こ
れによると、たるみ部ワイヤW1の振動による荷重が作
用する第2保持部12は、ヒュージングされていないた
めワイヤWの強度低下がなく、ワイヤWの断線は発生し
ない。一方、保持部間ワイヤW2はたるみ部ワイヤW1
よりも短いため、保持部間ワイヤW2の振動時の振幅、
および、保持部間ワイヤW2の振動により第1保持部1
1のワイヤWに作用する荷重は小さく、従って、ヒュー
ジングによるワイヤWの強度低下があってもワイヤWの
断線は発生しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電磁コイルへの通
電制御により電気負荷への通電を断続する電磁継電器に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電磁継電器等におけるワイヤの端
末処理方法として、コイル端子の保持部にワイヤの端末
を挟み込んで保持した後、ヒュージングによりコイル端
子とワイヤの端末とを電気的に接続するものが知られて
いる(特開平5−38583号公報参照)。因みに、ヒ
ュージングとは、保持部およびワイヤに電流を流し、そ
の際の熱によりワイヤの絶縁被膜を破壊して、コイル端
子とワイヤとを電気的に接続するものである。
【0003】また、他の端末処理方法として、コイル端
子にワイヤを巻き付けて、いわゆるすて巻きを行った
後、コイル端子とワイヤの端末とを電気的に接続するも
のが知られている(実公平4−8601号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
端末処理方法の場合、ヒュージング時の熱により、ヒュ
ージング部においてワイヤの強度低下が発生する。そし
て、ワイヤには、ヒュージング部からスプールに巻き付
けられた部位までの間でたるみが持たせてあり、電磁継
電器の作動に伴って、そのワイヤのたるみ部およびコイ
ル端子が、異なる振動数で振動する。
【0005】このように、コイル端子の振動に同期しな
いワイヤの振動により、ワイヤの強度低下部位に繰り返
し荷重が作用し、ワイヤの強度低下部位にてワイヤの断
線が発生しやすいという問題があった。
【0006】また、後者の端末処理方法の場合、ワイヤ
の断線の恐れはなくなるが、すて巻きを行う分巻線工数
が増加し、電磁継電器の製造コストがアップするという
問題があった。
【0007】本発明は上記点に鑑みて、ワイヤの端末と
コイル端子とをヒュージングにより電気的に接続する電
磁継電器において、すて巻きを行わなくてもワイヤの断
線を防止可能にすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明では、スプールにワイヤ
(W)が巻かれた電磁コイル(2)と、ワイヤ(W)の
端末が接続されたコイル端子(10)とを備える電磁継
電器において、コイル端子(10)は、ワイヤ(W)の
端末を機械的に保持する2つの保持部(11、12)を
有し、2つの保持部(11、12)のうちワイヤ(W)
の最端末側に位置する一方の保持部(11)のみに、ワ
イヤ(W)の端末がヒュージングにより電気的に接続さ
れていることを特徴とする。
【0009】これによると、ワイヤのたるみ部の振動に
よる荷重は、ヒュージングされていない他方の保持部に
てワイヤに作用し、ヒュージングされた一方の保持部の
ワイヤには作用しない。そして、ワイヤのたるみ部の振
動による荷重が作用する部位は、ヒュージングされてい
ないためワイヤの強度低下がなく、ワイヤの断線は発生
しない。従って、すて巻きを行わなくてもワイヤの断線
を防止することができる。
【0010】請求項2に記載の発明では、2つの保持部
(11、12)の折り曲げ加工により、ワイヤ(W)の
端末が保持されていることを特徴とする。
【0011】これによると、折り曲げ加工の場合、2つ
の保持部を同時に加工することができるため、加工工数
の増加なしに実施することができる。
【0012】なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述
する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すも
のである。
【0013】
【発明の実施の形態】図1〜図3は本発明に係る電磁継
電器の一実施形態を示すもので、図1は電磁継電器の正
面図、図2(a)は図1のコイル端子10の拡大正面
図、図2(b)は図2(a)のA矢視図、図3は図1の
コイル端子10の拡大斜視図である。
【0014】図1において、樹脂製のベース1には図示
しない筒状のスプールが一体に形成されており、そのス
プールにワイヤWが巻かれて電磁コイル2が形成される
と共に、スプールの図示しない貫通孔に円柱状の固定鉄
心3が挿入されている。
【0015】ヨーク4は略L字状になっており、図1に
おいて紙面上下方向に延びる第1ヨーク板部4aと、図
1において第1ヨーク板部4aの下端から紙面右向きに
延びる図示しない第2ヨーク板部とを有している。そし
て、ヨーク4は第2ヨーク板部にて固定鉄心3と結合さ
れている。
【0016】可動鉄片5は、一端側が固定鉄心3と対向
し、他端が第1ヨーク板部4aに保持され、中間部がア
ーマチャばね6に保持されている。そして、可動鉄片5
は、第1ヨーク板部4aに保持された部位を支点として
回動可能になっている。
【0017】アーマチャばね6は板状で且つ略L字状に
折り曲げられており、一端が第1ヨーク板部4aに固定
され、中間部が可動鉄片5に固定され、他端の自由端部
に可動接点7が取り付けられている。この可動接点7の
一方の面(紙面下方)側に対向する位置に図示しないメ
ーク固定接点が配置され、可動接点7の他方の面側に対
向する位置にブレーク固定接点8が配置されている。
【0018】以上の構成は公知の電磁継電器と共通して
おり、電磁コイル2に通電すると、その電磁吸引力によ
り可動鉄片5が固定鉄心3に吸引されて可動接点7がメ
ーク固定接点に当接し、一方、電磁コイル2への通電を
断つと、アーマチャばね6の復元力によって可動接点7
がブレーク固定接点8側に移動され、可動接点7がブレ
ーク固定接点8に当接する作動をする。
【0019】次に、本実施形態の電磁継電器におけるワ
イヤWの端末処理方法について、図1〜図3にて説明す
る。
【0020】ワイヤWの端末が接続されたコイル端子1
0は、ワイヤWの端末を保持する第1、第2保持部1
1、12を一体的に有している。コイル端子10におけ
る両保持部11、12が形成された第1板部13は、最
初は図2(b)に一点鎖線で示すように第2板部14と
同方向に延びており、以下述べる端末処理加工後に、第
1板部13は図2(b)に実線で示すように第2板部1
4に対して約90°曲げ起こされるようになっている。
【0021】まず、両保持部11、12は板状に形成さ
れており、それらの板状部を同時に折り曲げ加工するこ
とにより、ワイヤWの端末を両保持部11、12に挟み
込んで機械的に保持する。次に、両保持部11、12の
うち、ワイヤWの最端末側に位置する第1保持部11
に、ワイヤWの端末をヒュージングにより電気的に接続
する。
【0022】この後、第1板部13を図2(b)に実線
で示すように曲げ起こす。この曲げ起こしにより、ワイ
ヤWには、第2保持部12からスプールに巻き付けられ
た部位までの間でたるみが持たせてある。因みに、W1
はそのたるみ部のワイヤを示し、W2は両保持部11、
12間のワイヤを示している。
【0023】なお、両保持部11、12間には、所定の
間隔Sを設けており、この間隔Sをなるべく短くして、
保持部間ワイヤW2をなるべく短くするようにしてお
り、その間隔Sは1mm以下が望ましい。第1保持部1
1は、ヒュージングに必要な幅(本案では1mm程度)
を確保してあれば良く、また、第2保持部12は、その
第2保持部12がプレス加工にて形成可能で、且つ前述
の折り曲げ加工が可能な幅(本案では0.5mm程度)
を確保してあれば良い。
【0024】これによると、たるみ部ワイヤW1の振動
による荷重は、第2保持部12にてワイヤWに作用する
ものの、保持部間ワイヤW2および第1保持部11のワ
イヤWには作用しない。そして、たるみ部ワイヤW1の
振動による荷重が作用する部位は、ヒュージングされて
いないためワイヤWの強度低下がなく、ワイヤWの断線
は発生しない。
【0025】一方、保持部間ワイヤW2はたるみ部ワイ
ヤW1よりも短いため、保持部間ワイヤW2の振動時の
振幅が小さく、また保持部間ワイヤW2の振動により第
1保持部11のワイヤWに作用する荷重も小さく、従っ
て、ヒュージングによるワイヤWの強度低下があっても
ワイヤWの断線は発生しない。
【0026】従って、すて巻きを行わなくてもワイヤW
の断線を防止することができる。また、両保持部11、
12を同時に折り曲げ加工するため、加工工数の増加な
しに実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態になる電磁継電器の正面図
である。
【図2】(a)は図1のコイル端子10の拡大正面図、
(b)は図2(a)のA矢視図である。
【図3】図1のコイル端子10の要部を示す拡大斜視図
である。
【符号の説明】
2…電磁コイル、10…コイル端子、11、12…保持
部、W…ワイヤ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 塚田 康一 愛知県安城市篠目町井山3番地 アンデン 株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スプールにワイヤ(W)が巻かれた電磁
    コイル(2)と、前記ワイヤ(W)の端末が接続された
    コイル端子(10)とを備える電磁継電器において、 前記コイル端子(10)は、前記ワイヤ(W)の端末を
    機械的に保持する2つの保持部(11、12)を有し、 前記2つの保持部(11、12)のうち前記ワイヤ
    (W)の最端末側に位置する一方の保持部(11)のみ
    に、前記ワイヤ(W)の端末がヒュージングにより電気
    的に接続されていることを特徴とする電磁継電器。
  2. 【請求項2】 前記2つの保持部(11、12)の折り
    曲げ加工により、前記ワイヤ(W)の端末が保持されて
    いることを特徴とする請求項1に記載の電磁継電器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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