JP2002025409A - 電磁継電器及びそのコイル形成方法 - Google Patents

電磁継電器及びそのコイル形成方法

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JP2002025409A JP2000210710A JP2000210710A JP2002025409A JP 2002025409 A JP2002025409 A JP 2002025409A JP 2000210710 A JP2000210710 A JP 2000210710A JP 2000210710 A JP2000210710 A JP 2000210710A JP 2002025409 A JP2002025409 A JP 2002025409A
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winding
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Takeshi Yamashita
武 山下
Shigemitsu Aoki
茂光 青木
Yoshio Okamoto
良夫 岡本
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Nagano Fujitsu Component Ltd
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H50/00Details of electromagnetic relays
    • H01H50/44Magnetic coils or windings
    • H01H50/443Connections to coils

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電磁継電器のコイル形成工程において、コイ
ルと線端係着部との間の巻線延長部分に生じ得る緩みを
簡便な方法で抑制する。 【解決手段】 電磁継電器の電磁石は、鉄心を収容する
コイル芯部20aを有する巻枠20と、コイル芯部20
aに支持されるコイル24とを備える。一対のコイル端
子28は、各々の線端係着部28aをコイル芯部20a
の軸線に対し横断方向へ延設される作業位置に配置して
固定的に設置される。巻線26は、その各線端26aを
各コイル端子28の作業位置にある線端係着部28aへ
接続して、コイル芯部20aに巻付けられる。巻線26
の各線端26aを接続した各コイル端子28の線端係着
部28aは、それらコイル端子28とコイル24との間
に延びる巻線延長部分26bの敷設方向を横断する仮想
平面内でα方向へ変位させられて、コイル24の軸線方
向に沿って延設される組立完了位置に配置される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電磁継電器に関す
る。本発明はさらに、電磁継電器に搭載される電磁石の
コイル形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に電磁継電器では、電気絶縁性の巻
枠(ボビン)に設けた中空円筒状のコイル芯部に、巻線
を巻付けてコイルを形成し、コイル芯部に鉄心を収容す
るとともに、巻線の両線端を一対のコイル端子にそれぞ
れ接続かつ固定することにより、電磁石を形成してい
る。各コイル端子は通常、コイルの近傍で巻枠上に固定
的に設置され、継電器使用時には所望の励磁制御回路に
接続される。この種の電磁継電器において、一対のコイ
ル端子の各々が、コイルの近傍でコイル軸線方向に沿っ
て延設される線端係着部を有し、各線端係着部に巻線の
各線端が固定される構成は知られている。この構成で
は、各コイル端子の線端係着部が巻枠の外方へ実質的に
突出しないので、電磁継電器の外形寸法を効果的に縮小
できる。
【0003】このような構成を有する電磁継電器の製造
工程においては、巻枠のコイル芯部に巻線を巻付けてコ
イルを形成する際に、巻枠に設置した一対のコイル端子
の線端係着部の存在が、巻線巻付作業の障害となる場合
がある。そこで、各コイル端子の線端係着部を予め、巻
線巻付作業の障害とならない位置、すなわち巻枠のコイ
ル芯部の軸線に対し横断方向へ延びる位置(以下、作業
位置と称する)に配置する方策が採られている。この方
策によれば、作業位置に配置した一方のコイル端子の線
端係着部に、巻線の一方の線端を絡めて仮保持させた後
に、巻線の所要長さ部分をコイル芯部に障害無く迅速に
巻付けてコイルを形成することができる。その後、巻線
の他方の線端を、作業位置に配置した他方のコイル端子
の線端係着部に絡めて仮保持させ、さらに各線端を、対
応の線端係着部にはんだ付けや溶接によって固定する。
最後に、各コイル端子を撓曲変形して、線端係着部を作
業位置から、コイルの軸線方向に沿って延設される組立
完了位置に変位させる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の電磁継
電器のコイル形成工程において、各コイル端子の線端係
着部に巻線線端を固定した後、線端係着部を作業位置か
ら組立完了位置に変位させるときに、線端係着部の変位
方向によっては、コイルと各コイル端子の線端係着部と
の間に延びる巻線の延長部分が緩みを生じることがあ
る。このような延長部分の緩みは、各線端係着部に固定
された巻線の線端と延長部分との境界点が、線端係着部
の変位に伴って移動することにより生じる。巻線の両延
長部分は、巻枠のコイル芯部と一対のコイル端子との相
対位置関係及びコイル芯部への巻線の巻付方向によって
決まる方向へ敷設されるが、このような巻線延長部分の
緩みは、特に線端係着部の変位方向が延長部分の敷設方
向に近似しているときに顕著となる。
【0005】コイル形成後に巻線の延長部分に緩みが生
じると、その後に続く継電器製造工程中や製品化後の使
用中に、コイル全体が緩んで壊れたり巻線が破断したり
する不具合が生じ易くなる。そこで従来、このような不
具合を未然に防止するために、コイル形成後にコイルの
少なくとも巻線延長部分に接着剤を塗布して巻枠上に固
定したり、各コイル端子の線端係着部の変位後に巻線延
長部分に緩みが生じないように線端係着部上での巻線線
端の絡め位置を厳格に管理したりする対策が講じられて
いた。しかしこれらの対策は、電磁継電器の製造工数を
増加させるとともに作業者の熟練を要するものであり、
結果として製造コストが上昇することが危惧されてい
た。
【0006】本発明の目的は、コイルの巻線線端を接続
したコイル端子の線端係着部が製造工程中に変位させら
れる構成を有する電磁継電器において、製造工数を増加
させたり作業者の熟練を要したりすることなく、コイル
と線端係着部との間の巻線延長部分に生じ得る緩みを可
及的に抑制でき、以て製造歩留り及び作動信頼性を向上
できる電磁継電器及びそのコイル形成方法を提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、巻枠に支持されるコイル
と、コイルを形成する巻線の両線端がそれぞれに接続さ
れる一対のコイル端子とを具備する電磁継電器におい
て、一対のコイル端子の各々は、コイルの軸線方向に沿
って延設される線端係着部を有し、線端係着部に巻線の
各線端が固定され、コイルと一対のコイル端子との間に
延びる巻線の一対の延長部分は、巻枠上で互いに重畳か
つ交差する方向へ敷設され、巻枠は、一対のコイル端子
の間の位置に、巻線の一対の延長部分の間に介在する壁
部を備えること、を特徴とする電磁継電器を提供する。
【0008】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の電磁継電器において、巻枠の壁部に隣接して、コイル
の巻始め側にある巻線の一方の延長部分を受容する溝部
が形成される電磁継電器を提供する。請求項3に記載の
発明は、請求項1又は2に記載の電磁継電器において、
コイルを形成する第2の巻線と、第2の巻線の両線端が
それぞれに接続される第2の一対のコイル端子とをさら
に具備し、それら第2のコイル端子の各々が、コイルの
軸線方向に沿って延設されるとともに一対のコイル端子
の線端係着部の各々に並設される第2の線端係着部を有
し、第2の線端係着部に第2の巻線の各線端が固定され
る電磁継電器を提供する。
【0009】請求項4に記載の発明は、電磁継電器のコ
イル形成方法であって、コイル芯部を有する巻枠を用意
し、巻線の線端を固定するための線端係着部を各々に有
する一対のコイル端子を用意し、一対のコイル端子を、
各々の線端係着部を巻枠のコイル芯部の軸線に対し横断
方向へ延設される作業位置に配置して、コイル芯部の周
辺にそれぞれ固定的に設置し、巻線の各線端を、作業位
置に配置した一対のコイル端子の各々の線端係着部へ接
続するとともに、巻線の主要長さ部分をコイル芯部に巻
付けてコイルを形成し、巻線の各線端を接続した一対の
コイル端子の各々の線端係着部を、それらコイル端子と
コイルとの間に延びる巻線の一対の延長部分の敷設方向
を横断する仮想平面内で変位させて、コイルの軸線方向
に沿って延設される組立完了位置に配置すること、を特
徴とする方法を提供する。
【0010】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
のコイル形成方法において、巻枠のコイル芯部の近傍
に、巻線の一対の延長部分の間に介在する壁部を形成
し、一対のコイル端子を、コイル芯部の周辺で壁部を挟
んだ対向位置にそれぞれ固定的に設置し、巻線の主要長
さ部分を、一対の延長部分が壁部の両側で互いに重畳か
つ交差する方向へ敷設されるように、コイル芯部に巻付
けてコイルを形成するコイル形成方法を提供する。請求
項6に記載の発明は、請求項4又は5に記載のコイル形
成方法において、巻線の各線端を接続した一対のコイル
端子の各々の線端係着部を仮想平面内で変位させる前
に、線端を線端係着部に固定するコイル形成方法を提供
する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の実施の形態を詳細に説明する。図面において、同一
又は類似の構成要素には共通の参照符号を付す。図面を
参照すると、図1及び図2は、本発明の実施の形態によ
る電磁継電器10をそれぞれ正面図及び断面図で示す。
電磁継電器10は、一例として1つのメーク接点を有す
る構成が示されているが、本発明は、有極継電器を含む
他の種々の構成の電磁継電器に適用できるものである。
【0012】図1及び図2に示すように、電磁継電器1
0は、ベース12と、ベース12に組み込まれる電磁石
14と、電磁石14によって駆動される接極子16と、
接極子16の移動に伴って開閉動作する接点部18とを
備えて構成される。ベース12は、電気絶縁性の樹脂成
形品からなる枠状部材であり、後述する電磁石14の巻
枠(ボビン)20に一体に、又は別部材として連結され
る。
【0013】電磁石14は、中空円筒状のコイル芯部2
0a及びコイル芯部20aの軸線方向両端に連結される
一対のフランジ部20bを有する巻枠20と、巻枠20
のコイル芯部20aに収容される鉄心22と、巻枠20
のコイル芯部20aに支持されるコイル24とを備えて
構成される。巻枠20は、電気絶縁性の樹脂成形品であ
り、その一方(図1で下方)のフランジ部20bでベー
ス12上に固定的に支持される。鉄心22は、例えば磁
性鋼板から所定形状に打ち抜いて形成される柱状部材で
あり、その一方(図1で上方)の軸線方向端面22aを
巻枠20のコイル芯部20aから外部に露出させて、コ
イル芯部20aの内側に固定的に支持される。
【0014】コイル24は、巻枠20のコイル芯部20
aの円筒状外面に巻線26の所要長さ部分を密に巻着し
て形成され、巻枠20の両フランジ部20bの間に固定
的に保持される。コイル24を形成する巻線26の両線
端26aは、コイル24の周辺で巻枠20の下方フラン
ジ部20bの外縁近傍に固定的に設置される一対のコイ
ル端子28にそれぞれ接続される。それらコイル端子2
8の各々は、下方フランジ部20bの上方にコイル24
すなわちコイル芯部20aの軸線方向に沿って延設され
る線端係着部28aと、下方フランジ部20bの下方に
突設される端末部28bとを一体に備える。コイル24
を形成する巻線26の各線端26aは、各コイル端子2
8の線端係着部28aに接続かつ固定される。また電磁
継電器10の使用時には、それらコイル端子28の端末
部28bが所望の励磁制御回路(図示せず)に接続され
る。
【0015】図2に示すように、コイル24と両コイル
端子28との間に延びる巻線26の一対の延長部分26
bは、巻枠20の下方フランジ部20b上で互いに重畳
かつ交差する方向へ敷設される。巻線延長部分26bの
このような敷設方向は、コイル芯部20aと一対のコイ
ル端子28との相対位置関係及びコイル芯部20aへの
巻線26の巻付方向によって決定される。さらに、巻枠
20の下方フランジ部20bには、一対のコイル端子2
8の間の位置に、巻線26の一対の延長部分26bの間
に介在する壁部30が形成される。図示実施形態では、
壁部30に隣接して、コイル24の巻始め側にある巻線
26の一方の延長部分26b(破線で示す)を受容する
溝部32が、巻枠20の下方フランジ部20bに形成さ
れる。
【0016】電磁石14の鉄心22は、露出端面22a
の反対側の端部で、例えばかしめにより継鉄34に固定
的に連結される。継鉄34は、例えば磁性鋼板から所定
形状に打ち抜いて断面L字状に撓曲形成される板状部材
であり、巻枠20の下方フランジ部20bに沿って延設
されるとともに、下方フランジ部20bの上方でコイル
24の側方に離間してコイル芯部20aに略平行に立設
される。継鉄34の自由端(図1で上端)34aは、鉄
心22の露出端面22aと略同一高さに配置され、この
自由端34aに、接極子16が揺動自在に支持される。
【0017】接極子16は、例えば磁性鋼板から所定形
状に打ち抜いて断面L字状に撓曲形成される板状部材で
あり、その一面(図1で下面)16aを鉄心22の露出
端面22aに対向させるとともに、下面16aの屈曲領
域を継鉄34の自由端34aに搭載して配置される。電
磁石14が作動すると、鉄心22、継鉄34及び接極子
16の間に磁気回路が構成される。
【0018】接極子16は、板ばね36を介して、継鉄
34に弾性的相対移動可能に連結される。板ばね36
は、それ自体のばね作用により、接極子16をその下面
16aが鉄心22の露出端面22aから離れる方向へ付
勢する。接極子16は、電磁石14の非作動時には、そ
の下方延長部分16bが板ばね36のばね力下で継鉄3
4の一側面34bに当接されることにより、下面16a
を鉄心22の露出端面22aから所定距離だけ離した復
旧位置(図1)に静止保持される。電磁石14が作動す
ると、磁気吸引力により接極子16は、その下面16a
の屈曲領域と継鉄34の自由端34aとの係合部位を中
心に、板ばね36のばね力に抗して下面16aを鉄心端
面22aに接近させる方向へ揺動する。
【0019】接極子16の下方延長部分16bには、ア
ーム38aと本体38bとを一体に備える剛性体からな
る連結部材38が、アーム38aの先端で回動自在に連
結される。連結部材38の本体38bには、可動端子4
0を有する可動ばね部材42が支持される。連結部材3
8は、接極子16の揺動動作を可動ばね部材42に伝達
するように作用する。可動ばね部材42は、例えばばね
用燐青銅の薄板から所定形状に打ち抜いて形成される導
電性板ばね部材であり、継鉄34の一側面34bから側
方へ離間かつ対面して、巻枠20の下方フランジ部20
bに固定的に立設される。可動接点40は、下方フラン
ジ部20bから離れた可動ばね部材42の上端(自由
端)領域で、接極子16から遠い方の面に膨出形成され
る。
【0020】巻枠20の下方フランジ部20bにはさら
に、可動ばね部材42から側方へ離間かつ対面して、固
定接点44を有する固定端子部材46が固定的に立設さ
れる。固定端子部材46は、例えば銅板から所定形状に
打ち抜いて形成される導電板部材である。固定接点44
は、下方フランジ部20bから離れた固定端子部材46
の上端(自由端)領域で、可動ばね部材42に対向する
面に膨出形成され、可動ばね部材42の可動接点40に
接触可能に対向して配置される。可動ばね部材42の可
動接点40と固定端子部材46の固定接点44とは、電
磁継電器10の接点部18を構成し、以下のように電磁
石14の作動に伴って開閉動作する。
【0021】図1に示す復旧位置において電磁石14が
作動すると、磁気吸引力により接極子16は、板ばね3
6及び可動ばね部材42のばね力に抗して、下面16a
が鉄心端面22aに接近する方向へ揺動する。このと
き、接極子16の下方延長部分16bに連結された連結
部材38は、下方延長部分16bと共に継鉄34から離
れる方向へ移動して、その本体38bに支持した可動ば
ね部材42を固定端子部材46に接近する方向へ押圧す
る。それにより、可動ばね部材42が弾性変形して、可
動接点40が固定端子部材46の固定接点44に接触
し、接点部18が閉成される。この状態から、電磁石1
4の励磁を解除すれば、接極子16が板ばね36及び可
動ばね部材42のばね力により復旧位置へ向けて移動
し、それに伴い可動接点40が固定接点44から離脱し
て、接点部18が開成される。
【0022】次に図3を参照して、上記構成を有する電
磁継電器10の製造工程における電磁石14のコイル形
成方法を説明する。まず、巻枠20のコイル芯部20a
の周辺で下方フランジ部20bの外縁近傍所定位置(図
では二隅)に、一対のコイル端子28を固定的に設置し
たものを用意する。これらコイル端子28は、例えば下
方フランジ部20bに設けた貫通孔に圧入して取付けた
り、インサート成形工程により巻枠20に一体的に取付
けたりすることができる。この段階で各コイル端子28
は、下方フランジ部20bの上方でL字状に屈曲した形
状を有し、線端係着部28aが予め、巻線巻付作業の障
害とならない位置、すなわち巻枠20のコイル芯部20
aの軸線に対し横断方向へ延びる作業位置に配置されて
いる(図3(a))。ここで『横断方向』とは、二者が
90°前後の角度を成して交差する方向を意味する。例
えば図示実施形態では、作業位置にあるコイル端子28
の線端係着部28aとコイル芯部20aの軸線との成す
角度は、80°〜100°程度であることが好ましい。
【0023】なお、両コイル端子28の線端係着部28
aは、作業位置において、下方フランジ部20bへの両
コイル端子28の取付箇所同士を結ぶ仮想線に略直交す
る同一方向へ互いに略平行に延設され、それらの先端が
下方フランジ部20bの一側方へ突設される。このよう
な線端係着部28aの配置は、後述する線端固定段階に
おいて、巻線線端26aのはんだ付け作業を容易にする
利点を有する。
【0024】続いて、作業位置に配置した一方のコイル
端子28の線端係着部28aに、巻線26の一方の線端
26aを絡めて接続すなわち仮保持させた後に、巻線2
6の所要長さ部分をコイル芯部20aに巻付けてコイル
24を形成する。このとき、コイル24とコイル端子2
8との間に延びる巻線26の巻始め側の延長部分26b
は、一対のコイル端子28の間の位置で下方フランジ部
20bの壁部30の下に形成される溝部32に挿入され
る(図3(b))。それに伴い、巻線26の所要長さ部
分は、コイル芯部20aの軸線方向上方から見て右巻き
に巻付けられる。ここで、図示のように溝部32は、巻
線26の巻始め側の延長部分26bをコイル端子28と
コイル芯部20aとの間に略直線状に敷設できるように
して、延長部分26bと巻枠20の特に鋭角外形部分と
の擦れ合いによって生じ得る断線を防止するように作用
する。
【0025】次に、巻線26の他方の線端26aを、作
業位置に配置した他方のコイル端子28の線端係着部2
8aに絡めて接続すなわち仮保持させる。このとき、コ
イル24とコイル端子28との間に延びる巻線26の巻
終り側の延長部分26bは、下方フランジ部20bの溝
部32の外側すなわち壁部30の上に敷設される(図3
(c))。その結果、巻線26の一対の延長部分26b
は、巻枠20の下方フランジ部20b上で相互接触する
ことなく互いに重畳かつ交差する方向へ敷設される。巻
線26の一対の延長部分26bをこのように互いに隔離
して配置すると、電磁継電器10の使用中に延長部分2
6bに生じる発熱を抑制する効果が奏される。
【0026】続いて、各コイル端子28の線端係着部2
8aに仮保持された巻線26の各線端26aを、対応の
線端係着部28aにはんだ付けやアーク放電溶接によっ
て固定する。ここで、作業位置にある両コイル端子28
の線端係着部28aは、それらの先端で下方フランジ部
20bの一側方へ突出しているから、特にはんだ付けを
実施する場合にそれら線端係着部28aを同時にはんだ
槽に漬けることができ、結果として工数を削減できる
(図3(d)にはんだ部分48を示す)。
【0027】最後に、各コイル端子28を略直線形状に
なるまで撓曲変形して、線端係着部28aを作業位置か
ら、コイル24の軸線方向に沿って延設される組立完了
位置に変位させる(図3(d))。このとき、各線端係
着部28aの変位方向αは、下方フランジ部20bへの
両コイル端子28の取付箇所同士を結ぶ仮想線に略直交
する仮想平面に沿った方向となる。このような仮想平面
は、巻線26の各延長部分26bの敷設方向に近似する
方向ではなく、むしろ敷設方向を横断する方向に広がる
ものである。したがって、各コイル端子28の線端係着
部28a上での巻線線端26aの絡め位置が厳格に管理
されておらず、線端係着部28aを作業位置から組立完
了位置に変位させる間に巻線26の線端26aと延長部
分26bとの境界点が移動してしまう場合にも、線端係
着部28aのα方向への変位に伴って各延長部分26b
はコイル24にさらに巻付けられる方向へ移動すること
になる。その結果、コイル24の形成後に巻線26の各
延長部分26bに生じ得る緩みが可及的に抑制される。
【0028】なお、各コイル端子28の線端係着部28
aを変位させる仮想平面は、巻線26の各延長部分26
bの敷設方向に対して、例えば50°〜130°、好ま
しくは70°〜110°の角度を成す方向に広がるもの
であれば、上記した巻線延長部分26bの緩み抑制効果
を十分に発揮できると考えられる。
【0029】このように、本発明に係る電磁継電器10
によれば、その電磁石14のコイル形成作業において、
巻線線端26aを固定した各コイル端子28の線端係着
部28aを作業位置から組立完了位置に変位させるとき
に、巻線延長部分26bに接着剤を塗布して巻枠20上
に固定したり線端係着部28a上での巻線線端26aの
絡め位置を厳格に管理したりすることなく、各延長部分
26bに生じ得る緩みを可及的に抑制することができ
る。したがって、製造工数の増加や作業者の熟練を排除
して製造コストの上昇を抑制しつつ、コイル形成後の継
電器製造工程中及び製品化後の使用中にコイル全体の緩
みや巻線の破断等の不具合が生じることが未然を防止で
きる。その結果、電磁継電器10は、安価にかつ歩留り
良く製造でき、しかも優れた作動信頼性を有するものと
なる。
【0030】図4は、本発明の他の実施形態として、2
つの巻線を有する電磁石を備えた電磁継電器におけるコ
イル形成方法を示す。この電磁継電器は、二組のコイル
端子50、52を有する点以外は、上記した電磁継電器
10と実質的に同一の構成を有するので、対応する構成
要素には共通の符号を付してその説明を省略する。
【0031】まず、コイル芯部20a及び壁部30を有
する巻枠20と、それぞれに線端係着部50a、52a
を有する二組のコイル端子50、52とを用意する。各
コイル端子50、52は、それぞれの線端係着部50
a、52aを巻枠20のコイル芯部20aの軸線に対し
横断方向へ延設される作業位置に配置して、コイル芯部
20aの周辺で下方フランジ部20bの外縁近傍所定位
置(図では二隅)にそれぞれ固定的に設置する(図4
(a))。このとき、全てのコイル端子50、52の線
端係着部50a、52aは、作業位置において、下方フ
ランジ部20bへの各組のコイル端子50、52の取付
箇所同士を結ぶ仮想線に略直交する同一方向へ互いに略
平行に延設され、それらの先端が下方フランジ部20b
の一側方へ突設されている。
【0032】続いて、相対的に外側に位置する組の一方
のコイル端子50の作業位置にある線端係着部50a
に、1つの巻線54の一方の線端54aを絡めて接続す
なわち仮保持させた後に、巻線54の所要長さ部分をコ
イル芯部20aに巻付ける。このとき、巻線54の所要
長さ部分は、コイル芯部20aの軸線方向上方から見て
左巻きに巻付けられる(図4(b))。さらに、巻線5
4の他方の線端54aを、同組の他方のコイル端子50
の作業位置にある線端係着部50aに絡めて接続すなわ
ち仮保持させる(図4(c))。
【0033】次に、相対的に内側に位置する組の一方
(すなわち巻線54の巻終り側のコイル端子50に隣接
する方)のコイル端子52の作業位置にある線端係着部
52aに、もう1つの巻線56の一方の線端56aを絡
めて接続すなわち仮保持させた後に、巻線56の所要長
さ部分を、コイル芯部20aに巻付けられている巻線5
4の上にさらに巻付けてコイル24を形成する。このと
き、巻線56の巻始め側の延長部分56bは、下方フラ
ンジ部20bの壁部30の下に形成される溝部32に挿
入される(図4(d))。それに伴い、巻線56の所要
長さ部分は、コイル芯部20aの軸線方向上方から見て
右巻きに巻付けられる。
【0034】さらに、巻線56の他方の線端56aを、
同組の他方のコイル端子52の作業位置にある線端係着
部52aに絡めて接続すなわち仮保持させる。このと
き、巻線56の巻終り側の延長部分56bは、下方フラ
ンジ部20bの溝部32の外側に敷設される(図4
(e))。その結果、巻線56の一対の延長部分56b
は、巻枠20の下方フランジ部20b上で相互接触する
ことなく互いに重畳かつ交差する方向へ敷設される。ま
た、先に巻付けた巻線54の一対の延長部分54bは、
後に巻付けた巻線56の存在によって、下方フランジ部
20b上で相互接触することなく敷設されることにな
る。
【0035】続いて、各コイル端子50、52の線端係
着部50a、52aに仮保持された巻線54、56の各
線端54a、56aを、対応の線端係着部50a、52
aにはんだ付けやアーク放電溶接によって固定する。こ
こで、作業位置にある全てのコイル端子50、52の線
端係着部50a、52aは、それらの先端で下方フラン
ジ部20bの一側方へ突出しているから、特にはんだ付
けを実施する場合にそれら線端係着部50a、52aを
同時にはんだ槽に漬けることができ、結果として工数を
削減できる(図4(f)にはんだ部分58を示す)。
【0036】最後に、各コイル端子50、52を略直線
形状になるまで撓曲変形して、線端係着部50a、52
aを作業位置から、コイル24の軸線方向に沿って延設
される組立完了位置に変位させる(図4(f))。この
とき、各線端係着部50a、52aの変位方向βは、下
方フランジ部20bへの各組の両コイル端子50、52
の取付箇所同士を結ぶ仮想線に略直交する仮想平面に沿
った方向となる。このような仮想平面は、巻線54、5
6の各延長部分54b、56bの敷設方向に近似する方
向ではなく、むしろ敷設方向を横断する方向に広がるも
のである。したがって、各コイル端子50、52の線端
係着部50a、52a上での巻線線端54a、56aの
絡め位置が厳格に管理されておらず、線端係着部50
a、52aを作業位置から組立完了位置に変位させる間
に巻線54、56の線端54a、56aと延長部分54
b、56bとの境界点が移動してしまう場合にも、線端
係着部50a、52aのβ方向への変位に伴って各延長
部分54b、56bはコイル24にさらに巻付けられる
方向へ移動することになる。その結果、コイル24の形
成後に巻線54、56の各延長部分54b、56bに生
じ得る緩みが可及的に抑制される。
【0037】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、コイルの巻線線端を接続したコイル端子の線
端係着部が製造工程中に変位させられる構成を有する電
磁継電器において、製造工数を増加させたり作業者の熟
練を要したりすることなく、コイルと線端係着部との間
の巻線延長部分に生じ得る緩みを可及的に抑制すること
が可能になる。したがって本発明によれば、安価にかつ
歩留り良く製造でき、しかも優れた作動信頼性を有する
電磁継電器が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による電磁継電器の正面図
である。
【図2】図1の電磁継電器の線II−IIに沿った断面図で
ある。
【図3】図1の電磁継電器に適用される本発明の実施の
形態によるコイル形成方法を、(a)〜(d)の順に概
略で示す工程図である。
【図4】本発明の他の実施形態による電磁継電器に適用
されるコイル形成方法を、(a)〜(f)の順に概略で
示す工程図である。
【符号の説明】
12…ベース 14…電磁石 16…接極子 18…接点部 20…巻枠 22…鉄心 24…コイル 26、54、56…巻線 26a、54a、56a…線端 26b、54b、56b…延長部分 28、50、52…コイル端子 28a、50a、52a…線端係着部 30…壁部 32…溝部 34…継鉄 40…可動接点 44…固定接点
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡本 良夫 東京都品川区東五反田2丁目3番5号 富 士通高見澤コンポーネント株式会社内 Fターム(参考) 5E043 AA02 AB01 EA04 EA05 EA06 EB01 EB02 EB03 EB05

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巻枠に支持されるコイルと、該コイルを
    形成する巻線の両線端がそれぞれに接続される一対のコ
    イル端子とを具備する電磁継電器において、 前記一対のコイル端子の各々は、前記コイルの軸線方向
    に沿って延設される線端係着部を有し、該線端係着部に
    前記巻線の各線端が固定され、 前記コイルと前記一対のコイル端子との間に延びる前記
    巻線の一対の延長部分は、巻枠上で互いに重畳かつ交差
    する方向へ敷設され、 前記巻枠は、前記一対のコイル端子の間の位置に、前記
    巻線の前記一対の延長部分の間に介在する壁部を備える
    こと、を特徴とする電磁継電器。
  2. 【請求項2】 前記巻枠の前記壁部に隣接して、前記コ
    イルの巻始め側にある前記巻線の一方の前記延長部分を
    受容する溝部が形成される請求項1に記載の電磁継電
    器。
  3. 【請求項3】 前記コイルを形成する第2の巻線と、該
    第2の巻線の両線端がそれぞれに接続される第2の一対
    のコイル端子とをさらに具備し、それら第2のコイル端
    子の各々が、該コイルの軸線方向に沿って延設されると
    ともに前記一対のコイル端子の前記線端係着部の各々に
    並設される第2の線端係着部を有し、該第2の線端係着
    部に該第2の巻線の各線端が固定される請求項1又は2
    に記載の電磁継電器。
  4. 【請求項4】 電磁継電器のコイル形成方法であって、 コイル芯部を有する巻枠を用意し、 巻線の線端を固定するための線端係着部を各々に有する
    一対のコイル端子を用意し、 前記一対のコイル端子を、各々の前記線端係着部を前記
    巻枠の前記コイル芯部の軸線に対し横断方向へ延設され
    る作業位置に配置して、該コイル芯部の周辺にそれぞれ
    固定的に設置し、 巻線の各線端を、前記作業位置に配置した前記一対のコ
    イル端子の各々の前記線端係着部へ接続するとともに、
    該巻線の主要長さ部分を該コイル芯部に巻付けてコイル
    を形成し、 前記巻線の前記各線端を接続した前記一対のコイル端子
    の各々の前記線端係着部を、それらコイル端子と前記コ
    イルとの間に延びる前記巻線の一対の延長部分の敷設方
    向を横断する仮想平面内で変位させて、該コイルの軸線
    方向に沿って延設される組立完了位置に配置すること、
    を特徴とする方法。
  5. 【請求項5】 前記巻枠の前記コイル芯部の近傍に、前
    記巻線の前記一対の延長部分の間に介在する壁部を形成
    し、前記一対のコイル端子を、該コイル芯部の周辺で該
    壁部を挟んだ対向位置にそれぞれ固定的に設置し、該巻
    線の前記主要長さ部分を、該一対の延長部分が該壁部の
    両側で互いに重畳かつ交差する方向へ敷設されるよう
    に、該コイル芯部に巻付けてコイルを形成する請求項4
    に記載のコイル形成方法。
  6. 【請求項6】 前記巻線の前記各線端を接続した前記一
    対のコイル端子の各々の前記線端係着部を前記仮想平面
    内で変位させる前に、該線端を該線端係着部に固定する
    請求項4又は5に記載のコイル形成方法。
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