JP2003255656A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JP2003255656A
JP2003255656A JP2002060145A JP2002060145A JP2003255656A JP 2003255656 A JP2003255656 A JP 2003255656A JP 2002060145 A JP2002060145 A JP 2002060145A JP 2002060145 A JP2002060145 A JP 2002060145A JP 2003255656 A JP2003255656 A JP 2003255656A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
time
sub
scanning direction
image formation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002060145A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4157712B2 (ja
Inventor
Yoshinobu Takeyama
佳伸 竹山
Nobuyuki Yanagawa
信之 柳川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2002060145A priority Critical patent/JP4157712B2/ja
Priority to US10/379,533 priority patent/US6891554B2/en
Publication of JP2003255656A publication Critical patent/JP2003255656A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4157712B2 publication Critical patent/JP4157712B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)
  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
  • Fax Reproducing Arrangements (AREA)
  • Laser Beam Printer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 副走査方向に移動する被走査体に対して主走
査方向に走査を行う書き込み手段を備え、複数の画像を
順次重ねてカラー画像を形成する画像形成装置におい
て、副走査方向のドット位置ずれを抑制して画質向上を
図る。 【解決手段】 書き込み手段の主走査同期信号の周期を
T、基準画像形成時における副走査方向の画像形成開始
信号の検知時刻にT/2の時間を加えた時刻tx1から、時
刻tx1後に初めて主走査同期信号が検知される時刻ty1ま
でに経過する時間(ty1−tx1)をt1、基準画像外の画像
形成時における副走査方向の画像形成開始信号の検知時
刻tx2から主走査同期信号の検知時刻ty2までの時間(ty2
−tx2)をt2としたとき、書き込み手段は、基準画像外
の画像を形成する際に(t1−t2)が正の場合、1ライ
ン分だけ画像形成の開始を遅延させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリン
タ、ファクシミリ等の画像形成装置に関し、詳しくは中
間転写体を用いた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】カラー画像形成装置では、例えば、副走
査方向に回転移動する感光体ドラム上に、書き込み手段
により主走査方向に走査を行なって画像情報に応じた静
電潜像を形成し、該静電潜像を現像手段によりトナー像
として可視像化し、該トナー像中間転写体に転写する構
成を有し、複数の画像を中間転写体上に順次重ねて転写
し、中間転写体上に重ね合わされた画像を記録媒体上に
一括転写してカラー画像を形成することが行われてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この種のカラー画像形
成装置では、書き込み手段による静電潜像形成時の副走
査方向のドット位置ずれが生じ易い。このドット位置ず
れが生じると、中間転写体上に各色毎の画像を重ね合わ
せる際に色ずれが生じ、画質低下を来たして原稿画像を
忠実に再現できないという問題があった。
【0004】本発明は、副走査方向のドット位置ずれを
抑制でき、画質向上を図れる画像形成装置の提供を、そ
の目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明では、副走査方向に移動する被
走査体に対して主走査方向に走査を行う書き込み手段を
備え、前記書き込み手段が画像情報に応じて走査を行う
ことで得られる複数の画像を順次重ねてカラー画像を形
成する画像形成装置において、前記書き込み手段は、副
走査方向の画像形成開始信号が検知された後に該書き込
み手段が生成する主走査同期信号に基づいて画像情報に
応じた走査を行う書き込み手段であり、前記副走査方向
の画像形成開始信号が検知された後所定時間が経過して
から基準画像の画像形成を開始し、該基準画像の画像形
成の開始タイミングに応じて基準画像外の画像形成の開
始タイミングを異ならせる、という構成を採っている。
【0006】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
画像形成装置において、前記書き込み手段の前記主走査
同期信号の周期をT、基準画像形成時における前記副走
査方向の画像形成開始信号の検知時刻にT/2の時間を
加えた時刻tx1から、時刻tx1後に初めて前記主走査同期
信号が検知される時刻ty1までに経過する時間(ty1−tx
1)をt1、基準画像外の画像形成時における前記副走査
方向の画像形成開始信号の検知時刻tx2から前記主走査
同期信号の検知時刻ty2までの時間(ty2−tx2)をt2と
したとき、前記書き込み手段は、基準画像外の画像を形
成する際に(t1−t2)が正の場合、1ライン分だけ画
像形成の開始を遅延させる、という構成を採っている。
【0007】請求項3記載の発明では、請求項2記載の
画像形成装置において、既に形成された複数の画像の副
走査方向の位置を平均化した仮想画像を基準画像とし、
前記副走査方向の画像形成開始信号の検知から基準画像
である前記仮想画像の走査開始までの時間をt3とした
とき、t3−t2>T/2の場合、基準画像外の画像形
成の開始を1ライン分だけ遅延させる、という構成を採
っている。
【0008】請求項4記載の発明では、請求項2記載の
画像形成装置において、前記書き込み手段が画像情報に
応じて走査を行うことで得られる画像を転写する中間転
写体を有し、前記副走査方向の画像形成開始信号は、前
記中間転写体上に設けられた画像開始基準となるマーク
をマーク検知手段により検知した際に生成され、前記書
き込み手段が、前記副走査方向の画像形成開始信号を検
知するたびに該画像形成開始信号検知後の経過時間を計
測する第1の計測手段と、予め設定された時間T/2を
記憶保持する記憶手段と、第1の計測手段の計測値を前
記T/2と比較しその大小を判定する第1の判定手段
と、前記副走査方向の画像形成開始信号を検知してから
前記第1の計測手段の計測値が前記T/2に達した後の
前記書き込み手段が生成する前記主走査同期信号までの
時間を計測保持する第2の計測手段と、基準画像外の画
像形成時の画像形成開始信号検知後から前記書き込み手
段が生成する前記主走査同期信号までの第1の計測手段
での計測時間と第2の計測手段の計測結果との差分を求
める演算手段と、演算手段の結果の正負を判定する第2
の判定手段を有し、第1の判定手段の結果、前記T/2
より経過時間が大と判定された時点で前記書き込み手段
の前記主走査同期信号に同期して基準画像の画像書込み
を開始し、第2の判定手段の結果に従い基準画像外の画
像形成の開始タイミングを遅延させる、という構成を採
っている。
【0009】請求項5記載の発明では、請求項2乃至4
の何れかに記載の画像形成装置において、基準値n(n
は正の整数)と、基準画像形成時には前記副走査方向の
画像形成開始信号検知後の経過時間が前記T/2に達し
た後の前記主走査同期信号数をカウントし、基準画像外
の画像形成時は前記副走査方向の画像形成開始信号検知
後の前記主走査同期信号を計数する計数手段を設け、該
計数手段のカウント数がnに達したら基準画像の形成を
開始し、基準画像外の画像形成開始タイミングは、第2
の判定手段が負と判定したとき前記副走査方向の画像形
成開始信号検知後n番目の前記書き込み手段の前記主走
査同期信号に同期して画像の書込みを開始し、第2の判
定手段が正と判定したときは前記副走査方向の画像形成
開始信号検知後(n+1)番目の前記書き込み手段の前記
主走査同期信号に同期して画像の形成を開始するように
制御する、という構成を採っている。
【0010】請求項6記載の発明では、請求項2乃至5
の何れかに記載の画像形成装置において、基準画像の形
成が画像データのm(mは正の整数)ラインから行われ
た場合、基準画像外の画像形成は、第2の判定手段が負
と判定したときはmライン目からの画像データを出力
し、第2の判定手段が正と判定したときは1ライン目に
空のデータを出力し、2ライン目から画像データのmラ
イン目を出力するように開始データを制御する、という
構成を採っている。
【0011】請求項5記載の画像形成装置において、前
記基準値に設定するnの値を、環境温度、プリント枚
数、使用時間によって可変とする構成とすることもでき
る。請求項4記載の画像形成装置において、第1の計測
手段の計測結果を記憶保持する第2の記憶手段を設け、
演算手段は第1の計測手段結果と前記第2の記憶手段の
記憶値との差分を求めるものとし、前記副走査方向の画
像形成開始信号を検知してから基準画像形成が開始され
るまでの経過時間を第1の計測手段により計測する構成
とすることもできる。請求項1乃至6の何れかに記載の
画像形成装置において、画像形成速度の変更が可能であ
り、速度の変更は装置内の基準となるクロックの周波数
を変更することで行い、第1の計測手段が計測結果を比
較する基準値、並びに演算手段が比較する基準値は、画
像形成装置内で生成される前記基準となるクロックのカ
ウント値により決定される構成とすることもできる。
【0012】(a):副走査方向に移動する被走査体に
対して主走査方向に走査を行う書き込み手段を備え、前
記書き込み手段が画像情報に応じて走査を行うことで得
られる複数の画像を順次重ねてカラー画像を形成する画
像形成装置において、前記書き込み手段は、副走査方向
の画像形成開始信号が検知された後に該書き込み手段が
生成する主走査同期信号に基づいて画像情報に応じた走
査を行う書き込み手段であり、該書き込み手段は1度の
走査で副走査方向に2ライン同時に走査を行い、前記書
き込み手段の前記主走査同期信号の周期をT、基準画像
形成時における前記副走査方向の画像形成開始信号の検
知時刻に前記T/2の時間を加えた時刻tx1から、時刻tx
1後に初めて前記主走査同期信号が検知される時刻ty1ま
でに経過する時間(ty1−tx1)をt1、基準画像外の画像
形成時における前記副走査方向の画像形成開始信号の検
知時刻tx2から前記主走査同期信号の検知時刻ty2までの
時間(ty2−tx2)をt2としたとき、前記書き込み手段
は、基準画像外の画像を形成する際に(t1−t2)が正
の場合には、1走査分だけ画像形成の開始を遅延させ、
|t1−t2|>T/4でかつ(t1−t2)が正の場合に
は1ライン分だけ画像情報を遅延させ、|t1−t2|>
T/4でかつ(t1−t2)が負の場合には1ライン分だ
け画像情報を繰り上げて画像形成を行う構成とすること
もできる。
【0013】(a)に記載の画像形成装置において、既
に形成された複数の画像の副走査方向の位置を平均化し
た仮想画像を基準画像とし、前記副走査方向の画像形成
開始信号の検知から基準画像である前記仮想画像の走査
開始までの時間をt3としたとき、t3−t2>T/2
の場合、基準画像外の画像形成の開始を1ライン分だけ
遅延させる構成とすることもできる。
【0014】(b):(a)に記載の画像形成装置にお
いて、前記書き込み手段が画像情報に応じて走査を行う
ことで得られる画像を転写する中間転写体を有し、前記
副走査方向の画像形成開始信号は、前記中間転写体上に
設けられた画像開始基準となるマークをマーク検知手段
により検知した際に生成され、前記書き込み手段が、前
記副走査方向の画像形成開始信号を検知するたびに該画
像形成開始信号検知後の経過時間を計測する第1の計測
手段と、予め設定された時間T/2を記憶保持する記憶
手段と、第1の計測手段の計測値を前記T/2と比較し
その大小を判定する第1の判定手段と、前記副走査方向
の画像形成開始信号を検知してから前記第1の計測手段
の計測値が前記T/2に達した後の前記書き込み手段が
生成する前記主走査同期信号までの時間を計測保持する
第2の計測手段と、基準画像外の画像形成時の画像形成
開始信号検知後から前記書き込み手段が生成する前記主
走査同期信号までの第1の計測手段での計測時間と第2
の計測手段の計測結果との差分を求める演算手段と、演
算手段の結果の正負を判定する第2の判定手段と、演算
手段の結果または第2の判定手段の結果により前記演算
手段の結果の絶対値をT/4と比較しその大小を判定す
る第4の判定手段を有し、第1の判定手段の結果、前記
T/2より経過時間が大と判定された時点で前記書き込み
手段の前記主走査同期信号に同期して基準画像の形成を
開始し、第2の判定手段の結果が正の場合、基準画像外
の画像の形成は、前記副走査方向の画像形成開始信号検
知後初めに検知される前記主走査同期信号から1つ遅れ
た前記主走査同期信号に同期して開始し、第4の判定手
段の結果に従い基準画像外の画像情報の出力順を制御す
る構成とすることもできる。
【0015】(b)に記載の画像形成装置において、基
準画像外の画像形成は、第4の判定手段の結果が小のと
きは基準画像と同じラインの画像データから出力し、第
4の判定手段の結果が大のときで演算結果と第4基準値
との差が正である場合、基準画像外の画像先頭ラインは
基準画像の画像データのラインよりも1ライン遅れたラ
インデータから出力し、第4の判定手段の結果が大のと
きで演算結果と第4基準値との差が負である場合、空の
データ(ダミーデータ)を出力し、2ライン目以降を基
準画像と同じラインの画像データから出力するように開
始データを制御する構成とすることもできる。
【0016】(a)又は(b)に記載の画像形成装置に
おいて、基準値n(nは正の整数)と、基準画像の画像形
成時には前記副走査方向の画像形成開始信号検知後の経
過時間がT/2に達した後の前記主走査同期信号数をカ
ウントし、基準画像外の画像形成時は前記副走査方向の
画像形成開始信号検知後の前記主走査同期信号を計数す
る計数手段を設け、該計数手段のカウント数がnに達し
たら基準画像の形成を開始し、基準画像外の画像形成の
開始タイミングは、第2の判定手段の結果が負の時、前
記副走査方向の画像形成開始信号検知後n番目の前記書
込み手段の前記主走査同期信号に同期して画像形成を開
始し、第2の判定手段の結果が正の時は前記副走査方向
の画像形成開始信号検知後(n+1)目の前記書込み手段
の前記主走査同期信号に同期して画像の形成を開始する
よう制御する構成とすることもできる。また、この画像
形成装置において、基準値に設定するnの値は、環境温
度、プリント枚数、使用時間によって可変とする構成と
することもできる。
【0017】(b)に記載の画像形成装置において、第
1の計測手段の計測結果を記憶保持する第2の記憶手段
を設け、演算手段は第1の計測手段結果と前記第2の記
憶手段の記憶値との差分を求めるものとし、前記副走査
方向の画像形成開始信号を検知してから前記T/2に達
して前記主走査同期信号により基準画像形成が開始され
るまでの経過時間を第1の計測手段により計測する構成
とすることもできる。上記した何れかの画像形成装置に
おいて、中間転写体と、該中間転写体の移動面に対向し
て配置した画像形成手段を複数有し、画像形成手段は1
つの像担持体と1つの書き込み手段と、前記像担持体に
前記書き込み手段により形成される静電潜像を現像する
少なくとも2つの現像手段と、該現像手段を択一的に選
択して駆動する現像切り替え手段とを有する構成とする
こともできる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施形態
(請求項1、2、4に対応)を図1乃至図3に基づいて
説明する。走査型の書き込み手段により被走査体に画像
を形成し、前記画像を中間転写体上に転写する工程を色
毎に複数回繰り返し、前記画像を色毎に順次重ね合わせ
てカラー画像を形成する画像形成装置の基本構成の一例
を図1に示す。被走査体である像担持体としての感光体
ドラム1の周囲には、感光体ドラム1の表面を一様に帯
電する帯電手段2と、帯電した感光体ドラム1の表面に
画像情報に基づいて静電潜像を形成する書き込み手段3
と、該静電潜像をトナー像として可視像化する現像手段
4と、該トナー像を中間転写体の一例としての中間転写
ベルト7上に転写するための転写手段5と、転写後に感
光体ドラム1上に残留したトナーを除去するクリーニン
グ手段6と、感光体ドラム1上の電位を初期化する図示
しない除電手段が配置されている。中間転写ベルト7
は、駆動ローラ8と従動ローラ9間に張架されて駆動さ
れるようになっている。中間転写ベルト7には画像形成
開始基準位置を示す図示しないマークが設けられてお
り、従動ローラ9側には該マークを検知するマーク検知
手段10が設けられている。
【0019】上記画像形成装置の動作を簡単に説明す
る。矢印の向きに回転する感光体ドラム1は、帯電手段
2によりその表面が一様に帯電される。中間転写ベルト
7上のマークがマーク検知手段10によって検知される
と、書き込み手段3が画像データに基づく露光を開始
し、感光体ドラム1上に潜像が形成される。潜像は現像
手段4によりトナー像として顕像化され、中間転写ベル
ト7との接点において転写手段5により中間転写ベルト
7上に転写される。転写後の感光体ドラム1はクリーニ
ング手段6により、転写後の残留トナーをクリーニング
される。現像手段4は図示しない複数色の現像器を現像
領域に任意に対応させる構成を有しており、カラー(複
数色)画像を形成する場合、図示しない切り替え手段で
現像器を切り替える等して異なる色での現像の上記工程
を、必要な色の回数分繰り返し、中間転写ベルト7に各
色の画像を重ね合わせる。
【0020】中間転写ベルト7に重ね合わされた画像は
図示しない別の転写手段により紙などの記録媒体上に転
写され、図示しない定着手段により定着された後装置外
に排出される。ここで、各色の画像形成は中間転写ベル
ト7のマークを基準に開始されるが、書き込み手段3が
レーザ走査光学系を用いた走査型である場合、中間転写
ベルト7のマーク検知と書き込み手段3の書き込み基準
となる主走査同期信号(以下、単に同期信号ともいう)
が非同期であるので、中間転写ベルト7のマーク検知を
基準に画像形成を開始しても各色の重ね画像にズレが生
じる。
【0021】本実施形態における制御構成、動作を説明
する。図2に、中間転写ベルト7のマークを検知するこ
とにより生成される副走査方向の画像形成開始信号a)
と、書き込み手段3の同期信号との関係の一例を示す。
画像形成開始信号a)と同期信号との時間差は、b)、
c)に示すように最大で同期信号の周期T分ずれる。基
準(最初)画像形成を図2のb)のタイミングの同期信号
p1で行うと、基準画像外(2色目以降)の画像形成開始
タイミングは補正の施しようがなくなり、c)のタイミ
ングの場合、同期信号p2で開始することになり、最大
1ライン分のずれが生じてしまう。そこで本実施形態で
は、まず初回の画像形成(基準画像形成)を画像形成開
始信号検知後、ある時間が経過してから行うようにし
た。
【0022】制御の構成ブロックを図3に示す。マーク
検知手段10は、中間転写ベルト7のマークを検知し、
副走査方向の画像形成開始信号を生成する。書き込み手
段3は、副走査方向の画像形成開始信号検知後の経過時
間を計測する第1の計測手段12と、予め設定された時
間T/2を記憶保持する記憶手段13と、第1の計測手段
12の計測値をT/2と比較し大小を判定する第1の判定
手段14と、マーク検知から第1の計測手段12の計測
値がT/2に達した後の同期信号までの時間を計測保持
する第2の計測手段15と、基準画像外の画像形成時の
画像形成開始信号を検知してから書き込み手段3が生成
する同期信号までの第1の計測手段12での計測時間と
第2の計測手段15との計測結果との差分を求める演算
手段16と、演算手段16の結果の正負を判定する第2
の判定手段17を有している。
【0023】第1の判定手段14により、副走査方向の
画像形成開始信号検知後T/2経過してから同期信号に
同期して基準(1色目)画像の書き込みを開始する。この
とき、基準画像の開始タイミングはe)又はf)の場合があ
り、ズレ量は最大で図の斜線部分発生する。副走査方向
の画像形成開始信号の検知時刻にT/2の時間を加えた
時刻tx1から、時刻tx1後に初めて同期信号が検知される
時刻ty1までに経過する時間(ty1−tx1)をt1、基準画
像外の画像形成時における前記副走査方向の画像形成開
始信号の検知時刻tx2から前記主走査同期信号の検知時
刻ty2までの時間(ty2−tx2)をt2とする。第2の計測手
段15は画像形成開始信号検知後T/2経ってから、書き
込みが開始されるまでの時間t1min又はt1maxを計測保持
する。図2のt11、t12は、t11=T/2+t1min、t12=T/2+t1m
axである。基準画像外の画像形成を行うとき、書き込み
手段3の同期信号の振れ幅は最大でg)、h)となる場合が
ある。第1の計測手段12は、画像形成開始信号を検知
してから書き込み手段3の同期信号が発生するまでの時
間(t21又はt22)を計測し、演算手段16が第2の計測手
段15で計測された基準画像の書き込み開始までの時間
(t1min又はt1max)と基準画像外の画像形成時の書き込
み手段3の同期信号が発生するまでの時間(t21又はt22)
との差分を求める。t21=t2min、t22=t2maxである。
【0024】第2の判定手段17により、演算手段16
の結果の正負を判定する。第2の判定手段17の判定結
果が負(t1−t2<0)の場合、つまりt11−t21=T/2+t1min
−t2min<T/2となり、ドットズレが1/2以下となるの
で副走査方向の画像形成開始信号検知後最初の同期信号
から書き込みを開始し、判定結果が正(t1−t2>0)の場
合、つまりT/2+t1min−t2min>T/2となるので、副走査
方向の画像形成開始信号検知後2つ目の同期信号から書
き込みを開始するように書き込み制御部18により書き
込み手段3を制御する。
【0025】基準画像形成をe)の同期信号のタイミング
で開始した場合、基準画像外の画像形成時の同期信号が
g)、h)どちらの場合でも、(t11−t21)又は(t11−t22)が
T/2以下となるので、最初の同期信号から画像形成を開
始する。つまりg)の場合はpg1、h)の場合はph1の同期信
号から書き込みを開始する。このときのドットのズレは
最大でも1/2となる。基準画像形成をf)の同期信号の
タイミングで開始した場合、基準画像外の画像形成時の
同期信号がg)であれば(t12−t21)はT/2より大きいの
で、2つ目の同期信号pg2から書き込みを開始し、h)の場
合は(t12−t22)がT/2より小さければ、最初の同期信号
ph1から画像形成を開始する。複数の画像のうち、最も
早く形成される画像を基準画像とすれば、重ね合わせ画
像の位置ずれを容易に(簡単な制御で)小さくすること
ができる(他の実施形態において同じ)。
【0026】次に、図4に基づいて第2の実施形態(請
求項3に対応)を説明する。なお、上記実施形態と同一
部分は同一符号で示し、特に必要がない限り既にした構
成上及び機能上の説明は省略し、要部のみ説明する(以
下の他の実施形態において同じ)。図4は、副走査方向
の画像形成開始信号a)と、書き込み手段3の同期信号と
の関係の一例を示している。副走査方向の画像形成開始
信号a)に対してb)に示すような同期信号で基準画像の
形成を行うと、画像の先頭ラインのドットD1はf)の
位置に形成される。ここで矢印の向きが副走査方向であ
る。基準画像外(2番目)の画像形成時の同期信号がd)で
ある場合、ドットD2の位置は図のg)となる。このと
き、基準画像と基準外画像とを平均化し、それを仮想画
像とすると、仮想画像のドットD3の位置は図のh)と
なる。画像形成開始信号a)からの時間をt3aとすると、t
3a=(tr+t2a)/2=(T/2+t1+t2a)/2である。
【0027】引き続き基準画像外(3番目)の画像を形成
する際、同期信号がe)であると、t3a−t2b>T/2となるの
で、1ライン遅延させ、i)の位置からドットD4の形成
を開始する。ここで、基準画像外(3番目)の画像を形成
する時の同期信号がd)であれば、t3a−t2b'>T/2を満足
しないので、そのまま画像形成を開始する。引き続き基
準画像外(4番目)の画像を形成する際は、画像形成開始
信号a)から、3番目までの仮想画像h)とi)の画像とを
平均した仮想画像のドットD5位置j)までの時間t3bを
新たに求め、同様にして画像形成の開始位置を制御す
る。また、基準画像をc)の同期信号で形成した場合に
も、後続する基準外画像を形成する際に順次仮想画像を
求め、同様にして行う。
【0028】次に、図5に基づいて第3の実施形態(請
求項5に対応)を説明する。先の説明では、副走査方向
の画像形成開始信号を検知してT/2経過後すぐの同期信
号で基準画像形成を開始しているが、これに限定する必
要は無い。本実施形態では、書き込み手段3の同期信号
をn周期分遅らせて書き込みを開始できるように基準値
nを設けることを特徴としている。基準画像の形成時に
は、副走査方向の画像形成開始信号検知後T/2が経過し
てから書き込み手段3の同期信号数をカウントし、基準
画像外の画像形成時には副走査方向の画像形成開始信号
検知後の同期信号数をカウントする計数手段19が設け
られている。計数手段19にはnが設定され、カウント
値がnに達すると書き込み制御部18に画像形成の開始
を指示する。例えばn=3とした場合、基準画像の画像
形成時の同期信号が図2のe)のタイミングであれば、pe
から画像形成が開始され、基準画像外の画像形成時の同
期信号がg)のタイミングであればpg3から、h)のタイミ
ングであればph3から開始する。これにより画像形成開
始位置を変えることができ、中間転写ベルト7のつなぎ
目部分への像形成や使用領域偏りによる劣化を避けるこ
とができる。
【0029】次に、図6に基づいて第4の実施形態を説
明する。本実施形態では、図5で示した構成において、
記憶保持制御手段20と画像形成開始位置指示手段21
を設け、基準値nを記憶保持できるようにした。具体的
には、記憶保持制御手段20が、環境温度、プリント枚
数、使用時間等により画像形成開始位置指示手段21を
制御し、予め設定された基準値nを計数手段19に設定
できるようにした。これにより、実使用状況に応じて、
中間転写ベルト7上の画像形成位置を変更できるので、
中間転写ベルト7(中間転写体)の劣化を防ぐことがで
きる。次に、図7に基づいて第5の実施形態を説明す
る。本実施形態では、図3のブロック図の第2の計測手
段15の代わりに第2の記憶手段22を用いている。第2
の記憶手段22は、T/2経過した後同期信号が発生する
までの第1の計測手段12の時間を保持する。またこの
時演算手段16は、基準画像外の画像形成開始までの第
1の計測手段12と第2の記憶手段22の記憶保持した時
間との差分を求めるものである。本実施形態によれば、
仕様に合わせて回路点数又は構成部品を選択して制御す
ることができる。
【0030】次に、図8に基づいて第6の実施形態(請
求項6に対応)を説明する。説明を簡単にするため、正
の整数mは1とする。本実施形態では、第2判定手段17
の結果に従い、出力画像データを制御するものである。
副走査方向の画像形成開始信号a)に対してb)に示すよ
うな同期信号で基準画像の形成を行うと先頭ラインのド
ットはf)の位置に形成される。ここで矢印の向きが副
走査方向である。基準画像外の画像形成時の同期信号が
d)、e)のときそれぞれドット位置は図のg)、h)とな
り、1ライン目のデータをそのまま出力しても基準画像
のドット位置に対して1/2ドットのずれで収まる。基
準画像の画像形成がc)のタイミングで行われると、先
頭ラインのドット位置はi)となる。基準画像外の画像
形成時の同期信号がd)のときは、先頭ラインのドット
位置はJ1となり、i)に示す基準画像の先頭ラインの
ドットI1とは、副走査方向に対し1ライン以上ずれるこ
とになる。
【0031】このとき、第2判定手段17の結果は正であ
り、出力データ順を制御する。第2判定手段17の結果が
正のとき、先頭ラインのドット(J1に相当)の画像デー
タを、空(印字無し)データとして出力し、2ライン目の
ドット位置に相当するJ2から先頭ラインのデータを形成
するように、1ライン分遅らせて出力するようにする。
基準画像外の画像形成時の同期信号がe)のときは、先
頭ラインのデータをそのまま出力印字しても1/2ドッ
トに収まる。
【0032】次に、第7の実施形態を説明する。本実施
形態では、装置全体の動作を制御する基本クロックの周
波数を変更することにより、ドットズレを低減したまま
印字速度を変えることを特徴としている。先に述べた第
1の計測手段12並びに演算手段16の比較対象となる
基準値を前記基本クロックのカウント値として設定す
る。このように設定することで、印字速度変更により、
書き込み手段3の同期信号周波数が変化した場合でも、
常に同期信号の半分の周期を基準値として設定すること
ができる。従って、記録速度が変わっても、常に重ね合
わせ画像の位置ずれ(色ずれ)を低減できる。
【0033】次に、図9及び図10に基づいて第8の実
施形態を説明する。図9は、副走査方向の画像形成開始
信号a)と、書き込み手段3の同期信号b)〜e)と、各
同期信号により形成される副走査方向のドット位置f)
〜j)の関係の一例を示しており、図10はその構成ブ
ロックを示している。図3の構成ブロックと異なる点
は、演算手段16の結果又は第2の判定手段17の結果
に従い、演算手段16の演算結果の絶対値を、T/4と比
較し大小を判定する第4の判定手段23を有しているこ
とである。本実施形態では、副走査方向の画像形成開始
信号の検知時刻にT/2の時間を加えた時刻tx1から、時
刻tx1後に初めて同期信号が検知される時刻ty1までに経
過する時間(ty1−tx1)をt1、基準画像外の画像形成時
における副走査方向の画像形成開始信号の検知時刻tx2
から同期信号の検知時刻ty2までの時間(ty2−tx2)をt
2としたとき、書き込み手段3は、基準画像外の画像を
形成する際に(t1−t2)が正の場合には、1走査分だ
け画像形成の開始を遅延させ、|t1−t2|>T/4で
かつ(t1−t2)が正の場合には1ライン分だけ画像情
報を遅延させ、|t1−t2|>T/4でかつ(t1−t
2)が負の場合には1ライン分だけ画像情報を繰り上げ
て画像形成を行うことを特徴とする。
【0034】基準画像の形成は、第1の判定手段14に
より副走査方向の画像形成開始信号生成後T/2経過して
からの同期信号で開始するので、基準画像の開始タイミ
ングはb)からc)の間で起こりうる。書き込み手段3は
一回の走査で副走査方向に2ライン同時に形成し、それ
ぞれのタイミングで生成されるドット位置はf)、i)の
ようになる。矢印が副走査方向であり、F1、I1がそれぞ
れ先頭ラインのドット位置、F2、I2が2番目ラインのド
ット位置である。
【0035】第2の計測手段15はT/2経過後の同期信
号により書込みが開始されるまでの時間(例えばt101ま
たはt102)を計測保持する。基準画像外の画像形成の開
始タイミングは、最大でd)とe)の区間で変動する。
第1の計測手段12は、副走査方向の画像形成開始信号
を検知してから書き込み手段3の同期信号が発生するま
での時間(例えばt201またはt202)を計測し、演算手段1
6が第2の計測手段15で計測保持した基準画像の書き
込み開始までの時間(例えばt101又はt102)から基準画像
外の画像形成時の書き込み手段3の同期信号が発生する
までの時間(例えばt201又はt202)を引き、その差を求め
る。演算手段16の結果の正負を第2の判定手段17に
より判定する。第2の判定手段17の判定結果が負の場
合、第4の判定手段23は演算手段16の結果の絶対値
をT/4と比較し、T/4より小さい場合、そのまま画像形
成を開始する。演算手段16の結果の絶対値がT/4より
大きい場合、演算手段16の結果が正であれば基準画像
外の画像開始の先頭ラインデータを空データとし、1ラ
イン遅らせて画像データを出力する。また、演算手段1
6の結果が負であれば、基準画像外の画像開始の先頭ラ
インデータに2ライン目のデータから出力するようにし
て、1ライン繰り上げた画像データを出力する。
【0036】また、第2の判定手段17の判定結果が正
の場合、1つ遅らせた同期信号から画像形成を開始する
よう書き込み手段3を制御する。そして演算結果の絶対
値を、第4の判定手段23によりT/4とその大小を比較
し、その比較結果に従い上述のように出力データを制御
する。基準画像の画像形成がb)のタイミングで開始さ
れた場合、基準画像外の画像開始がd)、e)であった
とき、第2の判定手段17の結果は負となりd)、e)
の最初の同期信号から画像形成を開始する。ここで
d)、e)共に第4の判定手段23の結果が大であった
場合、d)は演算結果が正であるので、G1のドット位置
で示される1ライン目のデータを空データとして、G2
のドット位置で示される2ライン目に画像の1ラインデ
ータを出力する。e)は演算結果が負であるので、H1
のドット位置で示される先頭ラインに画像の2ライン目
データから出力するようにする。このようにすること
で、d)の場合は基準画像の先頭ラインのドット位置F
1に対し、基準画像外の画像の先頭ラインがG2の位置
に、e)の場合は、基準画像の2ライン目のドット位置
F2に対し、2ライン目データがH1のドット位置に形
成でき、ドットズレが低減できる。
【0037】また、基準画像がc)から開始した場合、
基準画像外の画像開始がd)であると第2の判定手段1
7の結果は正となり、マーク検知後2つ目の同期信号か
ら書き込みを開始する。以下上述のようにT/4と演算結
果の絶対値を比較し出力画像データを制御する。本実施
形態によれば、2ライン同時走査の書き込み手段を用い
た場合でも、重ね合わせ画像の位置ずれ(色ずれ)を低減
できる。また、本実施形態においても請求項3、5に対
応した構成、あるいは第4、第5の実施形態に対応した
構成とすることができ、同様の効果を得ることができ
る。また、基準画像外の画像形成は、第4の判定手段2
3の結果が小のときは基準画像と同じラインの画像デー
タから出力し、第4の判定手段23の結果が大のときで
演算結果と第4基準値との差が正である場合、基準画像
外の画像先頭ラインは基準画像の画像データのラインよ
りも1ライン遅れたラインデータから出力し、第4の判
定手段23の結果が大のときで演算結果と第4基準値と
の差が負である場合、空のデータ(ダミーデータ)を出
力し、2ライン目以降を基準画像と同じラインの画像デ
ータから出力するように開始データを制御する構成とす
ることもできる。この場合、2ライン同時走査の書き込
み手段を用いた場合でも、簡単な操作で、重ね合わせ画
像の位置ずれ(色ずれ)を低減できる。
【0038】次に、図11に基づいて第9の実施形態を
説明する。本実施形態は、2ステーション方式と呼ばれ
る画像形成装置に上述した発明を適用した例であり、中
間転写ベルト7の下方に2つの画像形成手段としてのス
テーション1、ステーション2を有している。ステーショ
ン1は、1つの像担持体B1と、書き込み手段D1と、像担
持体B1上に書き込み手段D1により形成される静電潜像
を現像する少なくとも2つの現像手段E11、E12と、現像
手段E11、E12を択一的に選択して駆動する図示しない現
像切り替え手段を有している。ステーション2も同様
に、1つの像担持体B2と、書き込み手段D2と、像担持体
B2上に書き込み手段D2により形成される静電潜像を現像
する少なくとも2つの現像手段E21、E22と、現像手段E2
1、E22を択一的に選択して駆動する図示しない現像切り
替え手段を有している。
【0039】マーク検知手段10によって生成される画
像形成開始信号に従い前記複数の画像形成手段の画像を
上述したように形成することで複数色の画像を中間転写
ベルト7上に容易に精度良く重ねあわせることが可能と
なり、高品位のフルカラー画像形成装置を実現できる。
本実施形態によれば、小型、高速、かつ低コストの画像
形成装置においても、重ね合わせ画像の位置ずれ(色ず
れ)を低減した高品位な画像を形成できる。
【0040】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、副走査方
向に移動する被走査体に対して主走査方向に走査を行う
書き込み手段を備え、前記書き込み手段が画像情報に応
じて走査を行うことで得られる複数の画像を順次重ねて
カラー画像を形成する画像形成装置において、前記書き
込み手段は、副走査方向の画像形成開始信号が検知され
た後に該書き込み手段が生成する主走査同期信号に基づ
いて画像情報に応じた走査を行う書き込み手段であり、
前記副走査方向の画像形成開始信号が検知された後所定
時間が経過してから基準画像の画像形成を開始し、該基
準画像の画像形成の開始タイミングに応じて基準画像外
の画像形成の開始タイミングを異ならせる構成としたの
で、重ね合わせ画像の位置ずれ(色ずれ)を低減でき
る。
【0041】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の画像形成装置において、前記書き込み手段の前記主
走査同期信号の周期をT、基準画像形成時における前記
副走査方向の画像形成開始信号の検知時刻にT/2の時
間を加えた時刻tx1から、時刻tx1後に初めて前記主走査
同期信号が検知される時刻ty1までに経過する時間(ty1
−tx1)をt1、基準画像外の画像形成時における前記副
走査方向の画像形成開始信号の検知時刻tx2から前記主
走査同期信号の検知時刻ty2までの時間(ty2−tx2)をt
2としたとき、前記書き込み手段は、基準画像外の画像
を形成する際に(t1−t2)が正の場合、1ライン分だ
け画像形成の開始を遅延させる構成としたので、重ね合
わせ画像の位置ずれ(色ずれ)を低減できる。
【0042】請求項3記載の発明によれば、請求項2記
載の画像形成装置において、既に形成された複数の画像
の副走査方向の位置を平均化した仮想画像を基準画像と
し、前記副走査方向の画像形成開始信号の検知から基準
画像である前記仮想画像の走査開始までの時間をt3と
したとき、t3−t2>T/2の場合、基準画像外の画
像形成の開始を1ライン分だけ遅延させる構成としたの
で、画像を3回以上重ね合わせた場合でも位置ずれ(色
ずれ)を高精度に低減できる。
【0043】請求項4記載の発明によれば、請求項2記
載の画像形成装置において、前記書き込み手段が画像情
報に応じて走査を行うことで得られる画像を転写する中
間転写体を有し、前記副走査方向の画像形成開始信号
は、前記中間転写体上に設けられた画像開始基準となる
マークをマーク検知手段により検知した際に生成され、
前記書き込み手段が、前記副走査方向の画像形成開始信
号を検知するたびに該画像形成開始信号検知後の経過時
間を計測する第1の計測手段と、予め設定された時間T
/2を記憶保持する記憶手段と、第1の計測手段の計測
値を前記T/2と比較しその大小を判定する第1の判定
手段と、前記副走査方向の画像形成開始信号を検知して
から前記第1の計測手段の計測値が前記T/2に達した
後の前記書き込み手段が生成する前記主走査同期信号ま
での時間を計測保持する第2の計測手段と、基準画像外
の画像形成時の画像形成開始信号検知後から前記書き込
み手段が生成する前記主走査同期信号までの第1の計測
手段での計測時間と第2の計測手段の計測結果との差分
を求める演算手段と、演算手段の結果の正負を判定する
第2の判定手段を有し、第1の判定手段の結果、前記T
/2より経過時間が大と判定された時点で前記書き込み
手段の前記主走査同期信号に同期して基準画像の画像書
込みを開始し、第2の判定手段の結果に従い基準画像外
の画像形成の開始タイミングを遅延させる構成としたの
で、重ね合わせ画像の位置ずれ(色ずれ)を簡易な構成
で実現できる。
【0044】請求項5記載の発明によれば、請求項2乃
至4の何れかに記載の画像形成装置において、基準値n
(nは正の整数)と、基準画像形成時には前記副走査方
向の画像形成開始信号検知後の経過時間が前記T/2に
達した後の前記主走査同期信号数をカウントし、基準画
像外の画像形成時は前記副走査方向の画像形成開始信号
検知後の前記主走査同期信号を計数する計数手段を設
け、該計数手段のカウント数がnに達したら基準画像の
形成を開始し、基準画像外の画像形成開始タイミング
は、第2の判定手段が負と判定したとき前記副走査方向
の画像形成開始信号検知後n番目の前記書き込み手段の
前記主走査同期信号に同期して画像の書込みを開始し、
第2の判定手段が正と判定したときは前記副走査方向の
画像形成開始信号検知後(n+1)番目の前記書き込み手
段の前記主走査同期信号に同期して画像の形成を開始す
るように制御する構成としたので、中間転写体上の画像
形成位置を変更できるので、中間転写体の劣化を防止す
ることができる。
【0045】請求項6記載の発明によれば、請求項2乃
至5の何れかに記載の画像形成装置において、基準画像
の形成が画像データのm(mは正の整数)ラインから行
われた場合、基準画像外の画像形成は、第2の判定手段
が負と判定したときはmライン目からの画像データを出
力し、第2の判定手段が正と判定したときは1ライン目
に空のデータを出力し、2ライン目から画像データのm
ライン目を出力するように開始データを制御する構成と
したので、簡単な操作(制御)で、重ね合わせ画像の位
置ずれ(色ずれ)を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態における画像形成装置
の概要正面図である。
【図2】副走査方向の画像形成開始信号と主走査同期信
号との関係のタイミングチャートである。
【図3】制御ブロック図である。
【図4】第2の実施形態における副走査方向の画像形成
開始信号と主走査同期信号との関係のタイミングチャー
トである。
【図5】第3の実施形態における制御ブロック図であ
る。
【図6】第4の実施形態における制御ブロック図であ
る。
【図7】第5の実施形態における制御ブロック図であ
る。
【図8】第6の実施形態における副走査方向の画像形成
開始信号と主走査同期信号との関係のタイミングチャー
トである。
【図9】第8の実施形態における副走査方向の画像形成
開始信号と主走査同期信号との関係のタイミングチャー
トである。
【図10】第8の実施形態における制御ブロック図であ
る。
【図11】第9の実施形態における画像形成装置の概要
正面図である。
【符号の説明】
1 被走査体としての感光体ドラム 3 書き込み手段 10 マーク検知手段 12 第1の計測手段 13 記憶手段 14 第1の判定手段 15 第2の計測手段 16 演算手段 17 第2の判定手段 19 計数手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 15/16 B41J 3/00 M 5C072 21/14 G03G 21/00 372 5C074 H04N 1/04 H04N 1/04 D 1/29 Fターム(参考) 2C362 BB38 BB50 CA22 2H027 DA13 DA21 DA39 DA46 DE02 DE07 DE10 EB06 EC06 ED04 ED06 ED24 EE01 EE02 EF09 2H030 AA01 AB02 AD11 AD16 AD17 BB02 BB16 BB24 BB42 BB56 BB63 2H076 AB05 AB12 AB31 AB67 AB68 EA01 2H200 FA04 GA23 GA34 GA40 GA47 GB01 GB11 GB21 JC03 JC20 PB15 PB39 5C072 AA03 BA19 HA02 HB11 HB13 QA14 QA17 RA07 UA13 UA18 XA01 XA04 5C074 AA02 AA10 BB17 BB26 DD15 DD21 EE06 FF15 GG14 HH02

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】副走査方向に移動する被走査体に対して主
    走査方向に走査を行う書き込み手段を備え、前記書き込
    み手段が画像情報に応じて走査を行うことで得られる複
    数の画像を順次重ねてカラー画像を形成する画像形成装
    置において、 前記書き込み手段は、副走査方向の画像形成開始信号が
    検知された後に該書き込み手段が生成する主走査同期信
    号に基づいて画像情報に応じた走査を行う書き込み手段
    であり、前記副走査方向の画像形成開始信号が検知され
    た後所定時間が経過してから基準画像の画像形成を開始
    し、該基準画像の画像形成の開始タイミングに応じて基
    準画像外の画像形成の開始タイミングを異ならせること
    を特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の画像形成装置において、 前記書き込み手段の前記主走査同期信号の周期をT、基
    準画像形成時における前記副走査方向の画像形成開始信
    号の検知時刻にT/2の時間を加えた時刻tx1から、時刻
    tx1後に初めて前記主走査同期信号が検知される時刻ty1
    までに経過する時間(ty1−tx1)をt1、基準画像外の画
    像形成時における前記副走査方向の画像形成開始信号の
    検知時刻tx2から前記主走査同期信号の検知時刻ty2まで
    の時間(ty2−tx2)をt2としたとき、前記書き込み手段
    は、基準画像外の画像を形成する際に(t1−t2)が正
    の場合、1ライン分だけ画像形成の開始を遅延させるこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の画像形成装置において、 既に形成された複数の画像の副走査方向の位置を平均化
    した仮想画像を基準画像とし、前記副走査方向の画像形
    成開始信号の検知から基準画像である前記仮想画像の走
    査開始までの時間をt3としたとき、t3−t2>T/
    2の場合、基準画像外の画像形成の開始を1ライン分だ
    け遅延させることを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】請求項2記載の画像形成装置において、 前記書き込み手段が画像情報に応じて走査を行うことで
    得られる画像を転写する中間転写体を有し、前記副走査
    方向の画像形成開始信号は、前記中間転写体上に設けら
    れた画像開始基準となるマークをマーク検知手段により
    検知した際に生成され、前記書き込み手段が、前記副走
    査方向の画像形成開始信号を検知するたびに該画像形成
    開始信号検知後の経過時間を計測する第1の計測手段
    と、予め設定された時間T/2を記憶保持する記憶手段
    と、第1の計測手段の計測値を前記T/2と比較しその
    大小を判定する第1の判定手段と、前記副走査方向の画
    像形成開始信号を検知してから前記第1の計測手段の計
    測値が前記T/2に達した後の前記書き込み手段が生成
    する前記主走査同期信号までの時間を計測保持する第2
    の計測手段と、基準画像外の画像形成時の画像形成開始
    信号検知後から前記書き込み手段が生成する前記主走査
    同期信号までの第1の計測手段での計測時間と第2の計
    測手段の計測結果との差分を求める演算手段と、演算手
    段の結果の正負を判定する第2の判定手段を有し、第1
    の判定手段の結果、前記T/2より経過時間が大と判定
    された時点で前記書き込み手段の前記主走査同期信号に
    同期して基準画像の画像書込みを開始し、第2の判定手
    段の結果に従い基準画像外の画像形成の開始タイミング
    を遅延させることを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】請求項2乃至4の何れかに記載の画像形成
    装置において、 基準値n(nは正の整数)と、基準画像形成時には前記
    副走査方向の画像形成開始信号検知後の経過時間が前記
    T/2に達した後の前記主走査同期信号数をカウント
    し、基準画像外の画像形成時は前記副走査方向の画像形
    成開始信号検知後の前記主走査同期信号を計数する計数
    手段を設け、該計数手段のカウント数がnに達したら基
    準画像の形成を開始し、基準画像外の画像形成開始タイ
    ミングは、第2の判定手段が負と判定したとき前記副走
    査方向の画像形成開始信号検知後n番目の前記書き込み
    手段の前記主走査同期信号に同期して画像の書込みを開
    始し、第2の判定手段が正と判定したときは前記副走査
    方向の画像形成開始信号検知後(n+1)番目の前記書き
    込み手段の前記主走査同期信号に同期して画像の形成を
    開始するように制御することを特徴とする画像形成装
    置。
  6. 【請求項6】請求項2乃至5の何れかに記載の画像形成
    装置において、 基準画像の形成が画像データのm(mは正の整数)ライ
    ンから行われた場合、基準画像外の画像形成は、第2の
    判定手段が負と判定したときはmライン目からの画像デ
    ータを出力し、第2の判定手段が正と判定したときは1
    ライン目に空のデータを出力し、2ライン目から画像デ
    ータのmライン目を出力するように開始データを制御す
    ることを特徴とする画像形成装置。
JP2002060145A 2002-03-06 2002-03-06 画像形成装置 Expired - Fee Related JP4157712B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002060145A JP4157712B2 (ja) 2002-03-06 2002-03-06 画像形成装置
US10/379,533 US6891554B2 (en) 2002-03-06 2003-03-06 Method and device for writing control and image forming device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002060145A JP4157712B2 (ja) 2002-03-06 2002-03-06 画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003255656A true JP2003255656A (ja) 2003-09-10
JP4157712B2 JP4157712B2 (ja) 2008-10-01

Family

ID=28669594

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002060145A Expired - Fee Related JP4157712B2 (ja) 2002-03-06 2002-03-06 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4157712B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006227039A (ja) * 2005-02-15 2006-08-31 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2006235132A (ja) * 2005-02-24 2006-09-07 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2007121496A (ja) * 2005-10-26 2007-05-17 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
US7450138B2 (en) 2005-02-09 2008-11-11 Ricoh Company, Ltd. Controlling timing for starting image formation
JP2009008798A (ja) * 2007-06-27 2009-01-15 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
US7528853B2 (en) 2004-07-29 2009-05-05 Ricoh Company, Limited Color image forming apparatus and process cartridge
JP2011180378A (ja) * 2010-03-01 2011-09-15 Canon Inc 画像形成装置、画像形成方法、及びプログラム

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7528853B2 (en) 2004-07-29 2009-05-05 Ricoh Company, Limited Color image forming apparatus and process cartridge
US7450138B2 (en) 2005-02-09 2008-11-11 Ricoh Company, Ltd. Controlling timing for starting image formation
US7656420B2 (en) 2005-02-09 2010-02-02 Ricoh Company, Ltd. Controlling timing for starting image formation
JP2006227039A (ja) * 2005-02-15 2006-08-31 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP4693035B2 (ja) * 2005-02-15 2011-06-01 株式会社リコー 画像形成装置
JP2006235132A (ja) * 2005-02-24 2006-09-07 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP4689298B2 (ja) * 2005-02-24 2011-05-25 株式会社リコー 画像形成装置
JP2007121496A (ja) * 2005-10-26 2007-05-17 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP4724531B2 (ja) * 2005-10-26 2011-07-13 株式会社リコー 画像形成装置
JP2009008798A (ja) * 2007-06-27 2009-01-15 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2011180378A (ja) * 2010-03-01 2011-09-15 Canon Inc 画像形成装置、画像形成方法、及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP4157712B2 (ja) 2008-10-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001272835A (ja) カラー画像形成装置
US7583281B2 (en) Image forming apparatus
US7502584B2 (en) Image forming apparatus sensing displacement of an intermediate image transfer body
US7502041B2 (en) Method and apparatus for image forming capable of synthesizing a full color image without causing deviations of color layers
JP4157712B2 (ja) 画像形成装置
JPH11311885A (ja) 画像形成装置
JP2006276428A (ja) 画像形成方法及びこれを用いた装置
JP2002214865A (ja) 画像出力装置の制御装置及びこれを用いた画像形成装置
JP2001005245A (ja) カラー画像形成装置
US7061514B2 (en) Scanning system
JP3743274B2 (ja) 画像形成装置および画像形成方法
JP4693035B2 (ja) 画像形成装置
EP1696276B1 (en) A color image forming apparatus capable of effectively matching registration between elementary color toners
JP2003205645A (ja) カラー画像形成装置
JP2000194176A (ja) 画像形成装置および画像形成装置の制御方法
JP2001016883A (ja) 回動体駆動装置、回動体駆動方法及び画像形成装置
JP2001154560A (ja) 画像形成装置の駆動制御方法及びその駆動制御装置、並びに画像形成装置
JP2004251955A (ja) 画像形成装置および画像処理装置
JP2001134034A (ja) カラー画像形成位置ずれ検出装置及びこれを用いた画像形成装置
KR100497487B1 (ko) 화상형성장치
JP3247456B2 (ja) カラー画像形成装置
JP2006251407A (ja) 画像形成装置及び画像形成方法
JP4139543B2 (ja) 画像形成装置および画像形成方法
JP2742064B2 (ja) 画像形成装置
JP2010197842A (ja) 画素信号生成方法および装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041203

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080212

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080401

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080602

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080708

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080714

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110718

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120718

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120718

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130718

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees