JP2003254622A - 暖房装置 - Google Patents

暖房装置

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JP2003254622A
JP2003254622A JP2002056971A JP2002056971A JP2003254622A JP 2003254622 A JP2003254622 A JP 2003254622A JP 2002056971 A JP2002056971 A JP 2002056971A JP 2002056971 A JP2002056971 A JP 2002056971A JP 2003254622 A JP2003254622 A JP 2003254622A
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air
heating
temperature gas
radiator
air passage
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JP2002056971A
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English (en)
Inventor
Motohiko Kitamura
基彦 北村
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Direct Air Heating By Heater Or Combustion Gas (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、室内を暖房する暖房装置に関する
もので、温風暖房と輻射暖房および温風と輻射の同時運
転を簡単に切り替えられるようにし、温風暖房では温風
吹き出し量の増加、輻射暖房時は輻射量の増加を実現
し、使用者に快適性の高い暖房機の提供を目的としたも
のである。 【解決手段】 輻射暖房時、時燃焼筒14から放出され
た高温ガスは偏向フィン13bにより無駄なく輻射体加
熱風路12に誘導され輻射量を増加させ、温風暖房時は
送風手段16からの気流を偏向フィン13bにより輻射
体加熱風路13に流出しないよう整流し、温風吹き出し
口15より温風を強力に本体外部に放出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、輻射暖房を用いた
暖房装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種の暖房装置は実公昭63−1
1548号公報に記載されているようなものが一般的で
あった。この暖房装置は図7に示すように、本体下部に
設けられたバーナー1と、前記バーナー1で発生した燃
焼ガスを通過させる中空の薄型箱状熱交換器2と、前記
熱交換器2の両側に形成された縦状の開口3と、前記熱
交換器2の少なくとも前面に塗装された遠赤外線塗料
と、室内空気を前記熱交換器2に送風して熱交換し温風
として本体吐出口より吐出する対流ファン5からなり、
上記熱交換器2は内部を中空にして上記バーナー1から
の燃焼ガス6が通過するように中空形成された通路7を
設け、熱交換器2の各部に上記燃焼ガス6が行き渡るよ
うに通路7の一部に凹形のビード8を設けて開口3から
燃焼ガスを排出する構成となっていた。
【0003】そしてバーナーで発生した燃焼ガスを熱交
換器2に通過させて300℃〜500℃に加熱すること
により、遠赤外線塗料で塗装された輻射板4より遠赤外
線を輻射し輻射暖房を行なう。また、同時に熱交換器2
の後面に沿って対流ファン5で取り入れた室内空気を送
風し、熱交換器2の開口3で排出される燃焼ガスと混合
して室内へ温風として吐出し温風暖房を行なう。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の暖房装置では、輻射暖房と温風暖房を同時に行なう構
成であるので、それぞれの暖房形態を単独で運転するこ
とが出来ない。
【0005】また輻射暖房単独であれば、温風による気
流感がなくマイルドな暖房感が得らるが、上記従来例は
同時に温風も出るので気流感による不快感が発生する。
また上記従来例では温風が本体の側面から左右水平方向
に吹出しているので、部屋の温度分布は本体正面の足元
が寒い傾向となる。
【0006】温風暖房単独であれば、温風により足元か
ら力強く部屋の温度を上昇させることが出来るが、上記
従来例では輻射暖房を併用して温風を分割しているので
温風の温度が下がり、温風吹出しが本体の左右から成さ
れるので足元から力強く暖房することができない。
【0007】また従来の一般的な輻射暖房では、冷時の
部屋を設定温度にするまで時間がかかり、部屋の温度分
布も足元が寒く頭は暖かい不快なものとなる。更に従来
の温風暖房では設定温度に達してからも比較的流速の速
い温風が吹出されるので機本体正面は不快となり、部屋
の温度分布も部屋の中央が暖かく隅は寒い傾向となる。
【0008】本発明は上記課題を解決するものであり、
暖房開始から設定室温に達するまでは暖房を温風モード
として強力にすばやく部屋を暖め、設定温度に到達して
からは、暖房を輻射モードに切り替え、機器の正面にお
いては輻射および微温風によりマイルドに採暖でき、さ
らに輻射と温風モードを同時に行い輻射モード時の足元
が寒いという問題を解決しかつ部屋全体は微温風の循環
で均一に保温されるという快適な暖房を提供するもので
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、高温ガスを発生する高温ガス発生手段と、
上記高温ガスを上方に導くよう設置された燃焼筒と、上
記高温ガス発生手段からの高温ガスにより加熱され採熱
した熱を輻射エネルギーとして発生する輻射体と、上記
輻射体に高温ガスを導く輻射体加熱風路と、上記輻射体
を冷却する空気流と高温ガス発生手段からの高温ガスと
を混合し温風として温風吹き出し口から排出する空気流
を供給する送風手段と、上記送風手段からの空気を本体
冷却風路を介し輻射体加熱風路と機器の間に流し機器へ
の熱の伝わりを遮断する輻射体冷却風路と、上記送風手
段からの空気流を輻射体冷却風路側かあるいは温風吹き
出し口側へ切り替える高温ガス切り替え手段をそなえ、
上記輻射体加熱風路の高温ガス入り口を開け、この高温
ガス入り口に温風を誘導する偏向フィンを備え、上記高
温ガス切り替え手段が温風吹き出し口側に切り替わった
時、送風手段からの空気流を輻射体加熱風路側へ流出し
にくくし温風吹き出し口へガイドするようにし、上記高
温ガス切り替え手段が輻射体冷却風路側に切り替った時
は燃焼筒からの高温ガスを、輻射体加熱風路にガイドす
るようにした暖房装置としている。
【0010】上記構成により本発明は、輻射暖房を主体
とする輻射モードと温風暖房を主体とする温風モードを
それぞれ単独に運転することができる。
【0011】すなわち輻射モードは、高温ガス切替手段
を輻射体冷却風路側に切り替え、高温ガスが燃焼筒から
輻射体加熱風路を通過しながら採熱面を加熱し輻射体よ
り本体の外部に流出しドラフト効果により輻射体にそっ
て上部に流れ、輻射体表面から輻射熱が放出される。こ
の時燃焼筒から放出された高温ガスは偏向フィンにより
無駄なく輻射体加熱風路に誘導されている。一方送風手
段から送られる空気は本体冷却風路と輻射体冷却風路を
通過し本体冷却風路から機器に伝わる熱および輻射手段
から機器に伝わる熱を遮断しながら本体上部より流出す
る。
【0012】そして温風モードは、高温ガス切り替え手
段を温風吹き出し口側に切り替え、本体冷却風路を温風
吹出口に連結させ、送風手段からの気流を偏向フィンに
より輻射体加熱風路に流出しないよう整流し、高温ガス
と混合させ温風吹出口より温風を本体外部に放出する。
【0013】このように本発明は使用状況により輻射モ
ードと温風モードの2通りの暖房形態を単独で運転する
ことができ、さらに偏向フィンがそれぞれのモードの性
能アップに貢献(輻射モード時は輻射量アップに、温風
モードは温風風量アップ)し、効果的に部屋全体を快適
にあるいは効果的に採暖することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】請求項1に記載の発明は、高温ガ
スを発生する高温ガス発生手段と、上記高温ガスを上方
に導くよう設置された燃焼筒と、上記高温ガス発生手段
からの高温ガスにより加熱され採熱した熱を輻射エネル
ギーとして発生する輻射体と、上記輻射体に高温ガスを
導く輻射体加熱風路と、上記輻射体を冷却する空気流と
高温ガス発生手段からの高温ガスとを混合し温風として
温風吹き出し口から排出する空気流を供給する送風手段
と、上記送風手段からの空気を、本体冷却風路を介し輻
射体加熱風路と機器の間に流し機器への熱の伝わりを遮
断する輻射体冷却風路と、上記送風手段からの空気流を
輻射体冷却風路側かあるいは温風吹き出し口側へ切り替
える高温ガス切り替え手段をそなえ、上記輻射体加熱風
路に高温ガス流入用の高温ガス入り口を開け、高温ガス
入り口には高温ガスあるいは温風を誘導する偏向フィン
を備え、上記高温ガス切り替え手段が温風吹き出し口側
に切り替わった時、送風手段からの空気流を輻射体加熱
風路側へ流出しにくくし温風吹き出し口へガイドするよ
うにし、上記高温ガス切り替え手段が輻射体冷却風路側
に切り替った時は燃焼筒からの高温ガスを、輻射体加熱
風路にガイドするようにした。
【0015】上記構成により本発明は、輻射暖房を主体
とする輻射モードと温風暖房を主体とする温風モードを
それぞれ単独に運転することができる。
【0016】すなわち輻射モードは、高温ガス切替手段
を輻射体冷却風路側に切り替え、高温ガスが燃焼筒から
輻射体加熱風路を通過しながら採熱面を加熱し輻射体よ
り本体の外部に流出しドラフト効果により輻射体にそっ
て上部に流れ、輻射体表面から輻射熱が放出される。こ
の時燃焼筒から放出された高温ガスは偏向フィンにより
無駄なく輻射体加熱風路に誘導されている。一方送風手
段から送られる空気は本体冷却風路と輻射体冷却風路を
通過し本体冷却風路から機器に伝わる熱および輻射手段
から機器に伝わる熱を遮断しながら本体上部より流出す
る。
【0017】この暖房形態は部屋の温度が設定温度で安
定しているときに有効で、本体の正面には気流感のない
マイルドな輻射エネルギーを放出し快適に採暖すること
ができ、また輻射体により放出された高温ガスと自然対
流によりドラフト効果で本体上部に上昇した熱気を送風
手段からの輻射体冷却風路を介して本体上部より排出さ
れる空気流により本体上部斜め上方に気流感のない微温
風として流す。この微温風の室内循環により部屋内は温
度差の少ない快適な空間となる。
【0018】そして温風モードは、高温ガス切り替え手
段を温風吹き出し口側に切り替え、本体冷却風路を温風
吹出口に連結させ、送風手段からの気流を偏向フィンに
より輻射体加熱風路に流出しないよう整流し、高温ガス
と混合させ温風吹出口より温風を本体外部に放出する。
【0019】この暖房形態は部屋を冷時から急速に暖め
たい時に有効で、本体正面の下部に配置された温風吹き
出し口より温風を力強く放出することにより、足元から
効果的に部屋内を暖める。また広い部屋あるいは吹き抜
けになった部屋等で部屋全体を暖めるのではなく個人暖
房として効率的に機器正面のみで採暖するときにも有効
となる。
【0020】このように本発明は使用状況により輻射モ
ードと温風モードの2通りの暖房形態を単独で運転する
ことができ、さらに偏向フィンがそれぞれのモードの性
能アップに貢献(輻射モード時は輻射量アップに、温風
モードは温風風量アップ)し、効果的に部屋全体を快適
にあるいは効果的に採暖することができる。
【0021】請求項2に記載した発明は、高温ガス入り
口を上下方向に複数設けた構成としている。
【0022】そして複数の高温ガス入り口を設けること
により、輻射体加熱風路への高温ガス入り口面積をふや
し輻射モード時の輻射量をアップさせ、一方温風モード
時は複数の偏向フィンにより送風手段からの空気流の輻
射体加熱風路への流出を防ぐ。
【0023】これは請求項1の構成よりも輻射モード時
の輻射量をアップしつつ、温風モード時の温風吹き出し
口からの温風量も減少しない。
【0024】請求項3に記載した発明は、高温ガス入り
口を縦方向とし、偏向フィンは輻射体側に設けられた構
成としている。
【0025】そして、輻射モード時の高温ガスの輻射体
加熱風路への流出を上下方向に均一に行うことができ
る。
【0026】これは、輻射モード時の輻射体を均一に過
熱することができ、快適性が向上するとともに局部過熱
による機器破損防止にもなる。
【0027】請求項4に記載した発明は、高温ガス入り
口を縦方向とし、偏向フィンは燃焼筒側に設けられた構
成としている。
【0028】そして、温風モード時の温風吹き出し口へ
流れる気流を整流する効果がある。
【0029】これは、温風モード時の温風吹き出し口か
らの温風が水平方向に均一になり、快適性の向上が図れ
る。
【0030】請求項5に記載した発明は、高温ガス入り
口は切り起こし部穴よりなり、切り起こし部を偏向フィ
ンとする構成としている。
【0031】そして切り起こしを設けた開口部とフィン
部を簡易に形成することができる。
【0032】請求項6に記載した発明は、輻射体加熱風
路の下面に温風吹き出し口に連通する連通穴を設けた構
成としている。
【0033】そして輻射体加熱風路の下面の連通穴によ
り、輻射モード時は燃焼筒から温風吹き出し口に流れた
高温ガスをドラフト効果により輻射体加熱風路に導き輻
射量の増量が図れる。一方温風モード時には輻射体加熱
風路より侵入した送風手段から送られる空気流を温風吹
き出し口にバイパスし温風風量の増加を図ることができ
る。
【0034】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を用いて
説明する。
【0035】(実施例1)図1は本発明の実施例1の暖
房装置の輻射暖房(以下輻射モードとする)時の断面図
であり、図2は温風暖房(以下温風モードとする)時の
断面図である。
【0036】図1、2において11は高温ガスを発生す
る燃焼部(高温ガス発生手段)で、燃焼部11で発生し
た高温ガスを上方に導くように配置した燃焼筒14で覆
われている。
【0037】12は燃焼部11からの高温ガスにより加
熱され採熱した熱を輻射エネルギーとして発生する輻射
体であり上記輻射体12の前面には高温ガスを機器の外
に排出する小さな排気孔12aが全面に開いている。そ
して上記輻射体12に高温ガスを燃焼筒14を介して導
く輻射体加熱風路13が設けられている。また前記輻射
体加熱風路13の燃焼筒側の面には高温ガス入口13a
が設けられ、高温ガス入口13aの上端部には偏向フィ
ン13bが備えられている。
【0038】機器の背部には送風手段として送風手段1
6が配置されており、上記輻射体12を冷却する空気流
と、燃焼部11からの高温ガスを混合し温風として機器
の外に排出する温風吹き出し口15から排出する空気流
を供給する。
【0039】そして燃焼筒14の上部に本体冷却風路1
7を設け、この本体冷却風路17を介して輻射体加熱風
路13と機器の間に流し機器への熱の伝わりを遮断する
輻射体冷却風路18に送風手段からの空気流を供給する
ようになっている。
【0040】19は送風手段16からの空気流を輻射体
冷却風路18側かあるいは温風吹き出し口15側へ空気
流の流れを切り替える高温ガス切り替え手段である。そ
して上記高温ガス切り替え手段19に連動して、高温ガ
ス切り替え手段19が送風手段16からの空気流を輻射
手段冷却手段風路8側へ切り替えた時に、燃焼部11か
らの高温ガスを輻射体加熱風路13へ導き、温風吹き出
し口15側に漏れないように燃焼筒14と温風吹き出し
口15につながる空間を閉塞し、また高温ガス切り替え
手段19が送風手段からの空気流を温風吹き出し口15
側へ切り替えた時は、燃焼部11からの高温ガスを温風
吹き出し口15へ導く。
【0041】図中のA、B、Cの各々の矢印はA高温ガ
ス、B温風、C空気流を示す。
【0042】そして上記構成により、該機器の運転を輻
射体12から輻射エネルギーを発生させて暖房する輻射
モードと温風吹き出し口15から温風を排出して暖房す
る温風モードと輻射温風モードへと切り替える構成とし
ている。
【0043】上記した構成により輻射モードを図1を用
いて説明すると、高温ガス切替手段19で燃焼筒14と
本体冷却風路17を遮断することにより、高温ガスが燃
焼筒14から輻射体加熱風路13を通過しながら採熱面
を加熱し輻射体12の排気孔12aより本体の外部に流
出しドラフト効果により輻射体12にそって上部に流れ
時輻射体12の表面から輻射熱が放出される。この時燃
焼筒14から放出された高温ガスは偏向フィン13bに
より無駄なく輻射体加熱風路12に誘導されている。一
方送風手段16から送られる空気は本体冷却風路17と
輻射体冷却風路18を通過し燃焼筒14から機器に伝わ
る熱および輻射体12から機器に伝わる熱を遮断しなが
ら本体上部より流出する。
【0044】この暖房形態は部屋の温度が設定温度で安
定しているときに有効で、本体の正面には気流感のない
マイルドな輻射エネルギーを放出し快適に採暖すること
ができ、また輻射体により放出された高温ガスと自然対
流によりドラフト効果で本体上部に上昇した熱気を送風
手段からの輻射体冷却風路を介して本体上部より排出さ
れる空気流により本体上部斜め上方に気流感のない微温
風として流す。この微温風の室内循環により部屋内は温
度差の少ない快適な空間となる。
【0045】次に温風モードを図2を用いて説明する
と、高温ガス切り替え手段19により輻射体冷却風路1
8と本体冷却風路17を遮断し、送風手段16からの気
流を偏向フィン13bにより輻射体加熱風路13に流出
しないよう整流し、本体冷却風路17と燃焼筒14を温
風吹き出し口15に連結させることにより燃焼部11か
らの高温ガスと送風手段より送られる空気流を混合させ
温風吹き出し口15より温風を本体外部に放出する。
【0046】この暖房形態は部屋を冷時から急速に暖め
たい時に有効で、本体正面の下部に配置された温風吹き
出し口15より温風を力強く放出することにより、足元
から効果的に部屋内を暖める。また広い部屋あるいは吹
き抜けになった部屋等で部屋全体を暖めるのではなく個
人暖房として効率的に機器正面のみで採暖するときにも
有効となる。
【0047】このように本実施例は使用状況により輻射
モードと温風モードの2形態の暖房を運転することがで
き効果的に部屋全体を快適にあるいは効果的に採暖する
ことができる。
【0048】(実施例2)図3は本発明の実施例2の暖
房装置の要部断面図である。実施例1と同一部品は同一
番号を付記して説明を省略する。
【0049】実施例1で示した構成において、輻射体加
熱風路13の高温ガス入り口部に水平方向に複数の切り
起こしフィン20が燃焼筒14側に切り起こしされ、フ
ィン切り起こし部穴より高温ガスを輻射体加熱風路13
に導くものとしている。
【0050】上記構成により、輻射モード時上下方向の
切り起こしフィン20により、高温ガスの輻射体加熱風
路13への流出を水平方向に均一に行うことができる。
一方温風モード時は複数の切り起こしフィン20により
送風手段16からの空気流の輻射体加熱風路13への流
出を防ぐ。
【0051】これは、輻射モード時の輻射体12を均一
に過熱することができ、快適性が向上するとともに局部
過熱による機器破損防止にもなる。また温風モード時の
輻射体加熱風路13へ空気流の漏れも抑えられ強力な温
風が温風吹き出し口より得られる。
【0052】(実施例3)図4は本発明の実施例3の暖
房装置の要部断面図である。実施例1と同一部品は同一
番号を付記して説明を省略する。
【0053】実施例1で示した構成において、輻射体加
熱風路13の高温ガス入り口13aを上下方向に複数設
け、それぞれの高温ガス入り口13aの上端に偏向フィ
ン13bを備えたものとしている。
【0054】上記構成により、輻射モード時は複数の高
温ガス入り口13aを設けることにより、輻射体加熱風
路13への高温ガス入り口面積をふやし高温ガスの流入
量増加により輻射量をアップさせ、一方温風モード時は
複数の偏向フィン13bにより送風手段16からの空気
流の輻射体加熱風路13への流出を防ぐ。これは実施例
1の構成よりも輻射モード時の輻射量をアップしつつ、
温風モード時の温風吹き出し口からの温風量も減少しな
い。
【0055】(実施例4)図5(a)は本発明の実施例
4の暖房装置の要部断面図である。実施例1と同一部品
は同一番号を付記して説明を省略する。
【0056】実施例1で示した構成において、輻射体加
熱風路13入り口部に上下方向に複数の開口21が設け
られ、それぞれの開口21の左右端の内一端が外向きに
切り起こされた高温ガス整流フィン21aを設けたもの
としている。
【0057】そして高温ガス整流フィン21aにより、
輻射モード時の高温ガスの輻射体加熱風路13への流出
を上下方向に均一に行うことができる。
【0058】これは、輻射モード時の輻射体12を均一
に過熱することができ、快適性が向上するとともに局部
過熱による機器破損防止にもなる。
【0059】(実施例5)図5(b)は本発明の実施例
5の暖房装置の要部断面図である。実施例1と同一部品
は同一番号を付記して説明を省略する。
【0060】実施例1で示した構成において、輻射体加
熱風路13入り口部には上下方向に複数の開口21が設
けられ、それぞれの開口21の左右端の内一端が内向に
切り起こされた温風整流フィン21bを設けたものとし
ている。
【0061】そして温風整流フィン21bにより、温風
モード時の温風吹き出し口15へ流れる気流を整流する
効果がある。
【0062】これは、温風モード時の温風吹き出し口1
5からの温風が水平方向に均一になり、快適性の向上が
図れる。
【0063】(実施例6)図6(a)は本発明の実施例
6の暖房装置の輻射モード時要部断面図である。図6
(b)は本発明の実施例6の暖房装置の温風モード時要
部断面図である。実施例1と同一部品は同一番号を付記
して説明を省略する。
【0064】実施例1で示した構成において、輻射体加
熱風路13の下面に温風吹き出し口15に連通する連通
穴22を設けた構成としている。
【0065】連通穴22により、輻射モード時は燃焼筒
14から温風吹き出し口15に流れた高温ガスをドラフ
ト効果により輻射体加熱風路13に導き輻射量の増量が
図れる。一方温風モード時には輻射体加熱風路13より
侵入した送風手段16から送られる空気流を温風吹き出
し口15にバイパスし温風風量の増加を図ることができ
る。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、高
温ガスを発生する高温ガス発生手段と、上記高温ガスを
上方に導くよう設置された燃焼筒と、上記高温ガス発生
手段からの高温ガスにより加熱され採熱した熱を輻射エ
ネルギーとして発生する輻射体と、上記輻射体に高温ガ
スを導く輻射体加熱風路と、上記輻射体を冷却する空気
流と高温ガス発生手段からの高温ガスとを混合し温風と
して温風吹き出し口から排出する空気流を供給する送風
手段と、上記送風手段からの空気を、本体冷却風路を介
し輻射体加熱風路と機器の間に流し機器への熱の伝わり
を遮断する輻射体冷却風路と、上記送風手段からの空気
流を輻射体冷却風路側かあるいは温風吹き出し口側へ切
り替える高温ガス切り替え手段をそなえ、上記輻射加熱
風路の高温ガス入口の上端は本体冷却風路側に切り起こ
された偏向フィンを備え、上記高温ガス切り替え手段が
温風吹き出し口側に切り替わった時、送風手段からの空
気流を輻射体加熱風路側へ流出しにくくし温風吹き出し
口へガイドするようにし温風暖房を行い、上記高温ガス
切り替え手段が輻射体冷却風路側に切り替った時は燃焼
筒からの高温ガスを、輻射体加熱風路にガイドし輻射暖
房を行う暖房装置としている。
【0067】このように本発明は使用状況により輻射モ
ードと温風モードの2通りの暖房形態を単独で運転する
ことができ、さらに偏向フィンがそれぞれのモードの性
能アップに貢献(輻射モード時は輻射量アップに、温風
モードは温風風量アップ)し、効果的に部屋全体を快適
にあるいは効果的に採暖することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における暖房装置の輻射暖房
運転時の断面図
【図2】本発明の実施例1における暖房装置の温風暖房
時の断面図
【図3】本発明の実施例2における温風モード時の暖房
装置の要部切断斜視図
【図4】本発明の実施例3における輻射モード時の暖房
装置の要部切断斜視図
【図5】(a)本発明の実施例4における輻射モード時
の暖房装置の要部切断斜視図 (b)本発明の実施例5における温風モード時の暖房装
置の要部切断斜視図
【図6】(a)本発明の実施例6における暖房装置の輻
射モード時の断面図 (b)本発明の実施例6における暖房装置の温風モード
時の断面図
【図7】従来の暖房装置の構成図
【符号の説明】
11 燃焼部(高温ガス発生手段) 12 輻射体 13 輻射体加熱風路 13a 高温ガス入り口 13b 偏向フィン 14 燃焼筒 15 温風吹き出し口 16 送風手段 17 本体冷却風路 18 輻射体冷却風路 19 高温ガス切り替え手段 20 切起こしフィン(偏向フィン) 21 縦開口 21a 高温ガス整流フィン(偏向フィン) 21b 温風整流フィン(偏向フィン) 22 連結口(連通穴)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高温ガスを発生する高温ガス発生手段
    と、上記高温ガスを上方に導くよう設置された燃焼筒
    と、上記高温ガス発生手段からの高温ガスにより加熱さ
    れ採熱した熱を輻射エネルギーとして発生する輻射体
    と、上記輻射体に高温ガスを導く輻射体加熱風路と、上
    記輻射体を冷却する空気流と高温ガス発生手段からの高
    温ガスとを混合し温風として温風吹き出し口から排出す
    る空気流を供給する送風手段と、上記送風手段からの空
    気を本体冷却風路を介し輻射体加熱風路と機器の間に流
    し機器への熱の伝わりを遮断する輻射体冷却風路と、上
    記送風手段からの空気流を輻射体冷却風路側かあるいは
    温風吹き出し口側へ切り替える高温ガス切り替え手段を
    そなえ、上記輻射体加熱風路に高温ガス流入用の高温ガ
    ス入り口を設け、高温ガス入り口には高温ガスあるいは
    温風を誘導する偏向フィンを備え、上記高温ガス切り替
    え手段が温風吹き出し口側に切り替わった時、送風手段
    からの空気流を輻射体加熱風路側へ流出しにくくし温風
    吹き出し口へガイドし、上記高温ガス切り替え手段が輻
    射体冷却風路側に切り替った時は燃焼筒からの高温ガス
    を、輻射体加熱風路にガイドするようにした暖房装置。
  2. 【請求項2】 高温ガス入り口は複数備えられた請求項
    1記載の暖房装置。
  3. 【請求項3】 高温ガス入り口を縦方向とし、偏向フィ
    ンは輻射体側に設けた請求項1または2記載の暖房装
    置。
  4. 【請求項4】 高温ガス入り口を縦方向とし、偏向フィ
    ンは燃焼筒側に設けた請求項1〜3のいずれか1項記載
    の暖房装置。
  5. 【請求項5】 高温ガス入り口には、切り起こし部穴よ
    りなり、切り起こし部を偏向フィンとする請求項1〜4
    のいずれか1項記載の暖房装置。
  6. 【請求項6】 輻射体加熱風路の下面に温風吹き出し口
    に連通する連通穴を設けた請求項1〜5のいずれか1項
    記載の暖房装置。
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