JP2001330316A - 暖房装置 - Google Patents

暖房装置

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JP2001330316A
JP2001330316A JP2000149386A JP2000149386A JP2001330316A JP 2001330316 A JP2001330316 A JP 2001330316A JP 2000149386 A JP2000149386 A JP 2000149386A JP 2000149386 A JP2000149386 A JP 2000149386A JP 2001330316 A JP2001330316 A JP 2001330316A
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temperature gas
air
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hot
gas generating
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JP2000149386A
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English (en)
Inventor
Motohiko Kitamura
基彦 北村
Takehiko Shigeoka
武彦 重岡
Toshiya Fujito
稔也 藤戸
Hiroshi Takeyama
寛 竹山
Seiichi Yasuki
誠一 安木
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B30/00Energy efficient heating, ventilation or air conditioning [HVAC]
    • Y02B30/12Hot water central heating systems using heat pumps

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  • Direct Air Heating By Heater Or Combustion Gas (AREA)
  • Central Heating Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 温風暖房と輻射暖房を簡単に切り替えられる
ようにするとともに、輻射暖房運転時には循環流および
足元微温風を形成し、使用者が気流感を感じない快適性
の高い暖房機の実現を目的としたものである。 【解決手段】 送風手段28からの空気流を輻射体23
側かあるいは温風吹き出し口27側へ切り替える高温ガ
ス切り替え手段30を配設し、これを切り替えることに
よって、輻射暖房運転と温風暖房運転を簡単に切り替え
ができるようにするとともに、輻射暖房運転時に、循環
送風手段31からの空気流を該機器の上方に排出し、か
つ温風吹出し口27からも微温風を足元に排出すること
により室内の空気が循環して部屋全体の空気が混ざり合
い、輻射のみの暖房に比べ、部屋全体温度がほぼ均一と
なり暖房感が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、輻射熱と温風を用
いた暖房装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の暖房装置は熱で温風を実
開昭61−74718号公報に記載されているようなも
のが一般的であった。
【0003】この暖房装置は図8に示すように送風手段
1にて室内空気が循環される加熱室2内にバーナーを含
む燃焼筒3を設けた石油燃焼暖房機において、燃焼筒3
に連通して燃焼ガス通路を有するパネル部材4と、温風
を吹き出す温風吹出し口5を設けた構成としてある。
【0004】そして、燃焼筒3からの燃焼ガスは、パネ
ル部材4を加熱し赤外線を室内に発生し輻射暖房を行う
とともに、加熱室2内に入り、送風手段1によって温風
として温風吹出し口5から室内に循環され、常に温風と
輻射併用による暖房を行うようになる。
【0005】また、図9に示す特公平6−21689号
公報のでは吸込口からの空気を温風吹出口6から排出す
るファンおよび熱線を輻射する輻射体8を設けた燃焼式
暖房機において吹出口6から排出する空気を加熱する第
1バーナー7と輻射体8を加熱する第2バーナー9を設
け加熱能力を個別に変更する能力調整部10を設け、輻
射暖房状態を適切に調整することができる構成が開示さ
れている。
【0006】また図10に示す特公平3−267621
号公報では、バーナー11から発生する燃焼ガスを温風
用燃焼ガス通路12と輻射用燃焼ガス通路13に分ける
燃焼ガス分配手段14と、輻射用燃焼ガス通路13の一
部を構成し輻射熱を発生する輻射熱発生手段15と、輻
射用燃焼ガス通路13と温風用燃焼ガス通路12を通過
した燃焼ガスを吹出すファン16からなる構成にしてい
た。
【0007】そして、上記構成により燃焼ガス分配手段
14を調整することにより輻射熱発生手段15で発生す
る輻射熱を調整することが可能となっていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら実開昭6
1−74718号公報の暖房装置では、パネル部材4の
終端は加熱室2内に向けて開放され燃焼筒3から流出し
た燃焼ガスとともに温風吹出し口5から室内に向けて送
り出される構成であり、輻射と温風の暖房能力の比率が
変更できない構成であった。
【0009】また、特公平6−21689号公報の暖房
装置ではバーナー7、8や能力調整部が2台必要など構
造が複雑になる課題があった。
【0010】さらに特公平3−267621号公報の暖
房装置では輻射用燃焼ガス通路13と温風用燃焼ガス通
路12を通過した燃焼ガスを吹出すファン16を設けた
構成なので輻射暖房を行っている場合においても常に温
風を下方に吹き出す構成であった。
【0011】温風による暖房は、部屋が寒いときなどに
一気に室温を立ち上げるときは有効であり、また、輻射
による暖房は室内全体は暖まるのに時間がかかるが、気
流感を感じない暖房として根強い人気がある。
【0012】しかし近年、暖房使用者の要求は、温風が
巻き上げるダニの糞等のアレルゲン物質の問題もあり、
温風を使った暖房では気流感が嫌われる傾向が生じてき
た。
【0013】そこで本発明は温風暖房と輻射暖房を簡単
に切り替えられるようにするとともに、輻射暖房運転時
には室内の空気の循環流を形成し、さらに足元にも気流
感のない温風を排出することにより、使用者が気流感を
感じないで室内全体も暖房することのできる快適性の高
い暖房機の実現を目的としたものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため、燃焼部で発生した燃焼ガスを用いて高温ガス
を発生させる高温ガス発生手段と、前記高温ガスにより
加熱される採熱面を有しその採熱した熱を輻射エネルギ
ーとして発生する輻射体と、空気流を供給する送風手段
と、前記送風手段からの空気流と高温ガスを混合し温風
として排出する温風吹き出し口と、前記高温ガス発生手
段からの高温ガスを輻射体側かあるいは温風吹き出し口
側へ切り替える高温ガス切り替え手段と、前記高温ガス
が輻射体側へ供給されているとき室内空気を循環させる
ための空気流を発生する循環送風手段と、この循環送風
手段からの空気流を前方上方に排出する排出口とを備
え、前記高温ガス発生手段からの高温ガスを輻射体側へ
切り替えたときに、送風手段からの空気の一部を高温ガ
ス発生手段の下部側壁を介して温風吹き出し口から排出
する連通口を配設している。
【0015】上記構成において、高温ガス発生手段から
の高温ガスを輻射体側かあるいは温風吹き出し口側へ切
り替える高温ガス切り替え手段を配設してあるので、高
温ガス切り替え手段が高温ガス発生手段からの高温ガス
を輻射体側へ切り替えたときには輻射暖房運転となり、
高温ガス発生手段からの高温ガスが輻射体へ導かれるよ
うになる。そして、高温ガスで輻射体の採熱面を高温と
し、高温となった輻射体よりその採熱した熱を輻射エネ
ルギーとして発生し、輻射暖房をすることができるよう
になる。
【0016】また、高温ガス切り替え手段が高温ガス発
生手段からの高温ガスを温風吹き出し口側へ切り替えた
ときには温風暖房運転となり、高温ガス発生手段からの
高温ガスが温風吹き出し口側へ導かれるようになる。そ
して、送風手段からの空気流と高温ガス発生手段からの
高温ガスを混合して、温風として温風吹き出し口からを
排出する温風暖房をすることができるようになる。
【0017】さらに、輻射暖房運転時に、循環送風手段
からの空気流の一部あるいは全てを排出口から該機器の
上方に排出し、部屋の空気の循環流を形成するようにし
てあるので、室内の空気が循環して部屋全体の空気が混
ざり合い、輻射のみの暖房に比べ、部屋全体温度がほぼ
均一となり暖房感が向上する。
【0018】また、循環流も機器の上方に排出するよう
にしてあるので、該機器の上方に気流感があるだけで、
該機器の前方つまり使用者の居住空間には気流感がな
く、気流による不快感を使用者が感じることがなくなり
暖房感が向上する。
【0019】さらに、上述の輻射暖房運転時には送風手
段からの気流の一部を高温ガス発生手段の下部側壁に連
結した連結口を通し高温ガス発生手段の側壁と熱交換し
た温風を温風吹出し口より機器前方の足元に排出するよ
うにしてあるので、機器の前方足元にも気流感のない温
風が循環し暖房感が向上する。
【0020】
【発明の実施の形態】請求項1に記載した発明は、燃焼
部で発生した燃焼ガスを用いて高温ガスを発生させる高
温ガス発生手段と、前記高温ガスにより加熱される採熱
面を有しその採熱した熱を輻射エネルギーとして発生す
る輻射体と、空気流を供給する送風手段と、前記送風手
段からの空気流と高温ガスを混合し温風として排出する
温風吹き出し口と、前記高温ガス発生手段からの高温ガ
スを輻射体側かあるいは温風吹き出し口側へ切り替える
高温ガス切り替え手段と、前記高温ガスが輻射体側へ供
給されているとき室内空気を循環させるための空気流を
発生する循環送風手段と、この循環送風手段からの空気
流を前方上方に排出する排出口とを備え、前記高温ガス
発生手段からの高温ガスを輻射体側へ切り替えたとき
に、送風手段からの空気の一部を高温ガス発生手段の下
部側壁を介して温風吹き出し口から排出する連通口を配
設している。
【0021】そして、高温ガス発生手段からの高温ガス
を輻射体側かあるいは温風吹き出し口側へ切り替える高
温ガス切り替え手段を配設してあるので、高温ガス切り
替え手段が高温ガス発生手段からの高温ガスを輻射体側
へ切り替えたときには輻射暖房運転となり、高温ガス発
生手段からの高温ガスが輻射体へ導かれるようになる。
そして、高温ガスで輻射体の採熱面を高温とし、高温と
なった輻射体よりその採熱した熱を輻射エネルギーとし
て発生し、輻射暖房をすることができるようになる。
【0022】また、高温ガス切り替え手段が高温ガス発
生手段からの高温ガスを温風吹き出し口側へ切り替えた
ときには温風暖房運転となり、高温ガス発生手段からの
高温ガスが温風吹き出し口側へ導かれるようになる。そ
して、送風手段からの空気流と高温ガス発生手段からの
高温ガスを混合して、温風として温風吹き出し口からを
排出する温風暖房をすることができるようになる。
【0023】さらに、上述の輻射暖房運転時に、上記循
環送風手段からの空気流の一部あるいは全てを排出口か
ら該機器の上方に排出し、部屋の空気の循環流を形成す
るようにしてあるので、室内の空気が循環して部屋全体
の空気が混ざり合い、輻射のみの暖房に比べ、部屋全体
温度がほぼ均一となり暖房感が向上する。
【0024】また、循環流も機器の上方に排出するよう
にしてあるので、該機器の上方に気流感があるだけで、
該機器の前方つまり使用者の居住空間には気流感がな
く、気流による不快感を使用者が感じることがなくなり
暖房感が向上する。
【0025】さらに、上述の輻射暖房運転時に、上記送
風手段からの気流の一部を高温ガス発生手段の下部側壁
に連結した連結口を通し高温ガス発生手段の側壁と熱交
換した温風を温風吹出し口より機器前方の足元に排出す
るようにしてあるので、機器の前方足元にも気流感のな
い温風が循環し暖房感が向上する。
【0026】請求項2に記載した発明は、高温ガス発生
手段からの高温ガスを輻射体側へ切り替えたときに、送
風手段からの空気の一部を高温ガス発生手段の下部側壁
を介して温風吹き出し口から排出する連通口を配設する
とともに、前記連通口上部に制風板を設け、前記送風手
段からの空気流により高温ガス発生手段からの高温ガス
を吸引しないようにしている。
【0027】そして、制風板により輻射暖房運転時に連
通口から温風吹出し口に流れる送風手段からの空気流に
高温ガス発生手段からの高温ガスを吸引されないので、
輻射体に流入する高温ガス量は減少しない。従って輻射
量を減少させることなく足元にも温風を流すので暖房効
果の向上につながる。
【0028】請求項3に記載した発明は、高温ガス発生
手段からの高温ガスを輻射体側へ切り替えたときに、送
風手段からの空気の一部を高温ガス発生手段の下部側壁
を介して温風吹き出し口から排出する連通口を配設する
とともに、前記連通口上部から連結口下部にかけて複数
枚のフィンを高温ガス発生手段の側壁に設け、前記送風
手段からの空気流により高温ガス発生手段からの高温ガ
スを吸引しないようにするとともに、熱交換効率を高め
るようにしている。
【0029】そして、複数のフィンにより請求項2の発
明と同様の効果が得られるとともに、さらに高温ガス発
生手段の側壁と送風手段からの空気流の熱交換作用が請
求項2の発明に比べ大きいので温風温度が上がり、温風
吹出し口からの温風による冷風感の減少につながり快適
性の向上につながる。
【0030】請求項4に記載した発明は、高温ガス発生
手段からの高温ガスを輻射体側へ切り替えたときに、送
風手段からの空気の一部を高温ガス発生手段の下部側壁
を介して温風吹き出し口から排出する連通口を配設する
とともに、上記連通口に連結し高温ガス発生手段の側壁
表面を蛇行し温風吹出し口に導くダクトを配置した構成
となっている。
【0031】そして、ダクトにより請求項2の発明と同
様の効果を得られるとともに、ダクトが高温ガス発生手
段の側壁を蛇行しダクトの通路抵抗によりダクト内を通
過する空気流の流速が低下し、かつ十分高温ガス発生手
段の側面と熱交換できるので、気流感のない暖かい温風
を機器前方の足元に排出でき快適性の向上につながる。
【0032】請求項5に記載した発明は、高温ガス発生
手段からの高温ガスを輻射体側へ切り替えたときに、送
風手段からの空気の一部を高温ガス発生手段の下部側壁
を介して温風吹き出し口から排出する連通口を配設する
とともに、上記連通口に連結し高温ガス発生手段の側壁
表面を伝熱効果を高めるため凹凸形状とした構成となっ
ている。
【0033】そして、高温ガス発生手段側壁の凹凸部に
より請求項2の発明と同様の効果が得られるとともに、
さらに高温ガス発生手段の側壁と送風手段からの空気流
の熱交換作用が請求項2の発明に比べ大きいので温風温
度が上がり、温風吹出し口からの温風による冷風感の減
少につながり快適性の向上につながる。
【0034】請求項6に記載した発明は、高温ガス発生
手段からの高温ガスを輻射体側へ切り替えたときに、送
風手段からの空気の一部を高温ガス発生手段の下部側壁
を介して温風吹き出し口から排出する連通口を配設する
とともに、上記連通口に連結し高温ガス発生手段の側壁
に高温ガス流出用の流出孔を設けた構成となっている。
【0035】そして、流出孔により輻射暖房運転時に連
通口から温風吹出し口に流れる送風手段からの空気流に
高温ガス発生手段からの高温ガスを流出孔より混合し温
風吹き出し口から排出される温風温度を高くすることが
出来る。
【0036】また、流出孔の大きさにより輻射体に流入
する高温ガス量と温風吹き出し口に流出する高温ガス量
を規制できるので更に使用環境に対応できる輻射体から
の輻射量と温風吹き出し口からの温風温度を微調整でき
快適性を向上できる。
【0037】請求項7に記載した発明は、連通口の開口
を開閉させるダンパを設けるとともに、送風手段からの
空気流を輻射手段冷却風路側へ切り替えたときに、その
開口を小さくあるいは閉塞するように、また送風手段か
らの空気流を温風吹き出し口側へ切り替えたときに、そ
の開口を大きくなるよう構成したものとなっている。
【0038】そして上記連通口の開口を開閉できるダン
パにより輻射暖房運転時は連通口の開口を小さくし温風
吹き出し口から排出される温風を気流感が感じられない
ようにすることにより部屋内が足元から全身にわたり温
度差無く快適に暖房することが出来る。
【0039】また温風暖房運転時は連通口の開口を大き
くして温風吹き出し口からの温風を強力にすることによ
り部屋を力強く暖める効果を高める。
【0040】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を用いて
説明する。
【0041】(実施例1)図1は本発明の実施例1の暖
房装置の輻射暖房運転時の断面図、図2は温風暖房運転
時の暖房装置の断面図である。図1、2において、21
は燃料を燃焼させる燃焼部で、燃焼部21を覆う形で燃
焼ガスを上方に導く燃焼筒22を有し燃焼部21と燃焼
筒22で高温ガス発生手段を形成している。
【0042】そして23は、上記高温ガス発生手段から
の高温ガスにより加熱される採熱面24を有しその採熱
した熱を輻射エネルギーとして発生する輻射体である。
【0043】28は空気流を供給する送風手段であり、
上記送風手段28からの空気流を燃焼部21からの高温
ガスと混合して温風として排出する温風吹き出し口27
を配置している。
【0044】30は上記高温ガス発生手段からの高温ガ
スを輻射体23側かあるいは温風吹き出し口27側へ切
り替える高温ガス切り替え手段30であり、上記燃焼部
21からの高温ガスを輻射体23側へ切り替えたとき
に、室内の空気を吸引口32より吸引し排出して空気流
を生じさせる循環送風手段31を設けている。そして上
記循環送風手段31からの空気流の一部あるいは全てを
該機器の前方上方に排出する排出口33を設けている。
【0045】さらに上記高温ガス発生手段からの高温ガ
スを輻射体23側へ切り替えたときに、送風手段28か
らの空気の一部を燃焼筒22の下部側壁を介して温風吹
き出し口27から排出する連通口34を配設した構成と
なっている。またこのときに、上記送風手段28からの
温風吹き出し口27から排出する空気流が燃焼部21か
ら燃焼筒22の上部より流出する多量の高温ガスを吸引
し、温風吹き出し口27から排出しないように連通口3
4上部に制風板35を配設した構成となっている。
【0046】上記した構成において、上記燃焼部21か
らの高温ガスを輻射体23側かあるいは温風吹き出し口
27側へ切り替える高温ガス切り替え手段30を配設し
てあるので、高温ガス切り替え手段30が燃焼部21か
らの高温ガスを輻射体23側へ切り替えたときには輻射
暖房運転となり、燃焼部21からの高温ガスが輻射体2
3へ導かれるようになる。そして、高温ガスで輻射体の
採熱面24を高温とし、高温となった輻射体23よりそ
の採熱した熱を輻射エネルギーとして発生し、輻射暖房
をおこなうことができるようになる。
【0047】また、高温ガス切り替え手段30が燃焼部
21からの高温ガスを温風吹き出し口27側へ切り替え
たときには温風暖房運転となり、燃焼部21からの高温
ガスが温風吹き出し口27側へ導かれるようになる。そ
して、送風手段28からの空気流と燃焼部21からの高
温ガスを混合して、温風として温風吹き出し口27から
を排出する温風暖房をおこなうことができるようにな
る。
【0048】さらに、上述の輻射暖房運転時に、上記循
環送風手段31からの空気流の一部あるいは全てを排出
口33から該機器の上方に排出し、部屋の空気の循環流
を形成するようにしてあるので、室内の空気が循環して
部屋全体の空気が混ざり合い、輻射のみの暖房に比べ、
部屋全体温度がほぼ均一となり暖房感が向上する。
【0049】また、循環流も機器の上方に排出するよう
にしてあるので、該機器の上方に気流感があるだけで、
該機器の前方つまり使用者の居住空間には気流感がな
く、気流による不快感を使用者が感じることがなくなり
暖房感が向上する。
【0050】さらに、上述の輻射暖房運転時に、上記送
風手段28からの気流の一部を燃焼筒22の下部側壁に
連結した連結口34を通し燃焼筒22の側壁と熱交換し
た温風を温風吹出し口27より機器前方の足元に排出す
るようにしてあるので、機器の前方足元にも気流感のな
い温風が循環し暖房感が向上する。
【0051】そして上記制風板35により輻射暖房運転
時に連通口34から温風吹出し口27に流れる送風手段
28からの空気流に燃焼部21からの高温ガスを吸引さ
れないので、輻射体23に流入する高温ガス量は減少し
ない。従って輻射量を減少させることなく足元にも温風
を流すので暖房効果の向上につながる。
【0052】(実施例2)図3は本発明の実施例2の暖
房装置の要部断面図である。実施例1と同一部品は同一
番号を付与して説明を省略する。
【0053】図3において、燃焼部21からの高温ガス
を輻射体23側へ切り替えたときに、送風手段28から
の空気の一部を燃焼筒22の下部側壁を介して温風吹き
出し口27から排出する連通口34を配設するととも
に、上記送風手段28からの温風吹き出し口27から排
出する空気流が燃焼部21より発生し燃焼筒22の上部
より流出する多量の高温ガスを吸引し、温風吹き出し口
27から排出しないようにすることと燃焼部21より燃
焼筒22側面に伝わった熱を送風手段28からの空気流
に伝えるため連通口34上部から連結口34下部かけ数
枚のフィン36を高燃焼筒22の側壁に配設した構成と
なっている。
【0054】そして上記複数のフィン36により、燃焼
筒22の側壁と送風手段28からの空気流の熱交換作用
が大きいので温風温度が上がり、温風吹出し口27から
の温風による冷風感の減少につながり快適性の向上につ
ながる。
【0055】(実施例3)図4は本発明の実施例3の暖
房装置の要部断面図である。実施例1と同一部品は同一
番号を付与して説明を省略する。
【0056】図4において、上記燃焼部21からの高温
ガスを輻射体23側へ切り替えたときに、送風手段28
からの空気の一部を燃焼筒22の下部側壁を介して温風
吹き出し口27から排出する連通口34を配設するとと
もに、上記連通口34に連結し燃焼筒22の側壁表面を
蛇行し温風吹出し口27に導くダクト39を配置した構
成となっている。
【0057】そして上記ダクト39が燃焼筒22の側壁
を蛇行しダクト39の通路抵抗によりダクト39内を通
過する空気流の流速が落とされかつ充分燃焼筒22の側
面と熱交換できるので、気流感のない暖かい温風を機器
前方の足元に排出でき快適性の向上につながる。
【0058】(実施例4)図5は本発明の実施例4の暖
房装置の要部断面図である。実施例1と同一部品は同一
番号を付与して説明を省略する。
【0059】図5において、上記燃焼部21からの高温
ガスを輻射体23側へ切り替えたときに、送風手段28
からの空気の一部を燃焼筒22の下部側壁を介して温風
吹き出し口27から排出する連通口34を配設するとと
もに、上記連通口34に連結し燃焼筒22の側壁表面を
伝熱効果を高めるため凹凸形状とした構成となってい
る。
【0060】そして燃焼筒22側壁の凹凸部により、さ
らに燃焼筒22の側壁と送風手段28からの空気流の熱
交換作用が大きくなり温風温度が上がり、温風吹出し口
27からの温風による冷風感の減少につながり快適性の
向上につながる。
【0061】(実施例5)図6は本発明の実施例5の暖
房装置の要部断面図である。実施例1と同一部品は同一
番号を付与して説明を省略する。
【0062】図6において、上記燃焼部21からの高温
ガスを輻射体23側へ切り替えたときに、送風手段28
からの空気の一部を燃焼筒22の下部側壁を介して温風
吹き出し口27から排出する連通口34を配設するとと
もに、上記連通口34に連結し燃焼筒22の側壁に高温
ガス流出用の流出孔37を設けた構成となっている。
【0063】そして上記流出孔37により輻射暖房運転
時に連通口34から温風吹出し口27に流れる送風手段
28からの空気流に燃焼部21からの高温ガスを流出孔
37より流出させ混合し温風吹き出し口27から排出さ
れる温風温度を高くすることが出来る。
【0064】また流出孔37の大きさにより輻射体23
に流入する高温ガス量と温風吹き出し口27に流出する
高温ガス量を規制できるので更に使用環境に対応できる
輻射体23からの輻射量と温風吹き出し口27からの温
風温度を微調整でき快適性を向上できる。
【0065】(実施例6)図7は本発明の実施例4の暖
房装置の要部断面図である。実施例1と同一部品は同一
番号を付与して説明を省略する。
【0066】図7において、連通口34の開口を開閉さ
せるダンパ38を設けるとともに、送風手段28からの
空気流を輻射体23へ切り替えたときに、その開口を小
さくあるいは閉塞するように、また送風手段28からの
空気流を温風吹き出し口27側へ切り替えたときに、そ
の開口を大きくなるよう構成したものとなっている。
【0067】そして上記連通口34の開口を開閉できる
ダンパ38により輻射暖房運転時は連通口34の開口を
小さくし温風吹き出し口27から排出される温風を気流
感が感じられないようにすることにより部屋内が足元か
ら全身にわたり温度差無く快適に暖房することが出来
る。
【0068】また温風暖房運転時は連通口34の開口を
大きくして温風吹き出し口27からの温風を強力にする
ことにより部屋を力強く暖める効果を高める。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
高温ガス発生手段からの高温ガスを輻射体側かあるいは
温風吹き出し口側へ切り替える高温ガス切り替え手段を
配設してあるので、高温ガス切り替え手段が高温ガス発
生手段からの高温ガスを輻射体側へ切り替えたときには
輻射暖房運転となり、高温ガス発生手段からの高温ガス
が輻射体へ導かれるようになる。そして、高温ガスで輻
射体の採熱面を高温とし、高温となった輻射体よりその
採熱した熱を輻射エネルギーとして発生し、輻射暖房を
することができるようになる。
【0070】また、高温ガス切り替え手段が高温ガス発
生手段からの高温ガスを温風吹き出し口側へ切り替えた
ときには温風暖房運転となり、高温ガス発生手段からの
高温ガスが温風吹き出し口側へ導かれるようになる。そ
して、送風手段からの空気流と高温ガス発生手段からの
高温ガスを混合して、温風として温風吹き出し口からを
排出する温風暖房をすることができるようになる。
【0071】さらに、上述の輻射暖房運転時に、上記循
環送風手段からの空気流の一部あるいは全てを排出口か
ら該機器の上方に排出し、部屋の空気の循環流を形成す
るようにしてあるので、室内の空気が循環して部屋全体
の空気が混ざり合い、輻射のみの暖房に比べ、部屋全体
温度がほぼ均一となり暖房感が向上する。
【0072】また、循環流も機器の上方に排出するよう
にしてあるので、該機器の上方に気流感があるだけで、
該機器の前方つまり使用者の居住空間には気流感がな
く、気流による不快感を使用者が感じることがなくなり
暖房感が向上する。
【0073】さらに、上述の輻射暖房運転時に、上記送
風手段からの気流の一部を高温ガス発生手段の下部側壁
に連結した連結口を通し高温ガス発生手段の側壁と熱交
換した温風を温風吹出し口より機器前方の足元に排出す
るようにしてあるので、機器の前方足元にも気流感のな
い温風が循環し暖房感が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の暖房装置の輻射暖房運転時
の断面図
【図2】同温風暖房運転時の暖房装置の温風暖房運転時
の断面図
【図3】本発明の実施例2における暖房装置の要部断面
【図4】本発明の実施例3における暖房装置の要部断面
【図5】本発明の実施例4における暖房装置の要部断面
【図6】本発明の実施例5における暖房装置の要部断面
【図7】本発明の実施例6における暖房装置の要部断面
【図8】従来の暖房装置の断面図
【図9】他の従来の暖房装置の断面図
【図10】他の従来の暖房装置の断面図
【符号の説明】
21 燃焼部(高温ガス発生手段) 22 燃焼筒(高温ガス発生手段) 23 輻射体 24 採熱面 25 輻射体加熱風路 26 輻射体冷却風路 27 温風吹出口 28 送風手段 30 高温ガス切り替え手段 31 循環送風手段 32 吸入口 33 排出口 34 連通口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤戸 稔也 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 竹山 寛 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 安木 誠一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 3L028 AB01 AB05 AC06 3L072 AA08 AB10 AC01 AD19 AE03

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】燃焼部で発生した燃焼ガスを用いて高温ガ
    スを発生させる高温ガス発生手段と、前記高温ガスによ
    り加熱される採熱面を有しその採熱した熱を輻射エネル
    ギーとして発生する輻射体と、空気流を供給する送風手
    段と、前記送風手段からの空気流と高温ガスを混合し温
    風として排出する温風吹き出し口と、前記高温ガス発生
    手段からの高温ガスを輻射体側かあるいは温風吹き出し
    口側へ切り替える高温ガス切り替え手段と、前記高温ガ
    スが輻射体側へ供給されているとき室内空気を循環させ
    るための空気流を発生する循環送風手段と、この循環送
    風手段からの空気流を前方上方に排出する排出口とを備
    え、前記高温ガス発生手段からの高温ガスを輻射体側へ
    切り替えたときに、送風手段からの空気の一部を高温ガ
    ス発生手段の下部側壁を介して温風吹き出し口から排出
    する連通口を配設してなる暖房装置。
  2. 【請求項2】高温ガス発生手段からの高温ガスを輻射体
    側へ切り替えたときに、送風手段からの空気の一部を高
    温ガス発生手段の下部側壁を介して温風吹き出し口から
    排出する連通口を配設するとともに、前記連通口上部に
    制風板を設け、前記送風手段からの空気流により高温ガ
    ス発生手段からの高温ガスを吸引しないようにした請求
    項1記載の暖房装置。
  3. 【請求項3】高温ガス発生手段からの高温ガスを輻射体
    側へ切り替えたときに、送風手段からの空気の一部を高
    温ガス発生手段の下部側壁を介して温風吹き出し口から
    排出する連通口を配設するとともに、前記連通口上部か
    ら連結口下部にかけて複数枚のフィンを高温ガス発生手
    段の側壁に設け、前記送風手段からの空気流により高温
    ガス発生手段からの高温ガスを吸引しないようにすると
    ともに、熱交換効率を高めるようにした請求項1記載の
    暖房装置。
  4. 【請求項4】高温ガス発生手段からの高温ガスを輻射体
    側へ切り替えたときに、送風手段からの空気の一部を高
    温ガス発生手段の下部側壁を介して温風吹き出し口から
    排出する連通口を配設するとともに、前記連通口に連結
    し高温ガス発生手段の側壁表面を蛇行し温風吹出し口に
    導くダクトを配置した請求項1記載のの暖房装置。
  5. 【請求項5】高温ガス発生手段からの高温ガスを輻射体
    側へ切り替えたときに、送風手段からの空気の一部を高
    温ガス発生手段の下部側壁を介して温風吹き出し口から
    排出する連通口を配設するとともに、前記連通口に連結
    し高温ガス発生手段の側壁表面を凹凸形状として伝熱効
    果を高めるようにした請求項1記載の暖房装置。
  6. 【請求項6】高温ガス発生手段からの高温ガスを輻射体
    側へ切り替えたときに、送風手段からの空気の一部を高
    温ガス発生手段の下部側壁を介して温風吹き出し口から
    排出する連通口を配設するとともに、前記連通口に連結
    し高温ガス発生手段の側壁に高温ガス流出用の穴を設
    け、高温ガスの一部と混合して排出するようにした請求
    項1記載の暖房装置。
  7. 【請求項7】連通口の開口を開閉させるダンパを設ける
    とともに、送風手段からの空気流を輻射手段冷却風路側
    へ切り替えたときに、その開口を小さくあるいは閉塞す
    るように、また送風手段からの空気流を温風吹き出し口
    側へ切り替えたときに、その開口を大きくなるよう構成
    した請求項1記載の暖房装置。
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