JP2001215057A - 暖房装置 - Google Patents

暖房装置

Info

Publication number
JP2001215057A
JP2001215057A JP2000025021A JP2000025021A JP2001215057A JP 2001215057 A JP2001215057 A JP 2001215057A JP 2000025021 A JP2000025021 A JP 2000025021A JP 2000025021 A JP2000025021 A JP 2000025021A JP 2001215057 A JP2001215057 A JP 2001215057A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
temperature gas
temperature
blower
room
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000025021A
Other languages
English (en)
Inventor
Takehiko Shigeoka
武彦 重岡
Toshiro Ogino
俊郎 荻野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2000025021A priority Critical patent/JP2001215057A/ja
Publication of JP2001215057A publication Critical patent/JP2001215057A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Direct Air Heating By Heater Or Combustion Gas (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 温風暖房と輻射暖房を簡単に切り替えられる
ようにするとともに、輻射暖房運転時には循環流を形成
し、快適性の向上を図る。 【解決手段】 送風機29からの空気流を輻射手段冷却
風路26側かあるいは温風吹出口28側へ切り替える高
温ガス切り替え手段33を配設し、これを切り替えるこ
とによって、輻射暖房運転と温風暖房運転を簡単に切り
替えができるようにするとともに、輻射暖房運転時に送
風機29からの空気流を該機器の上方に排出し、部屋の
空気の循環流を形成し、かつ送風手段29の空気取入口
27に温度検出手段28を設けた構成としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、輻射熱と温風を用
いた暖房装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の輻射熱と温風を用いた暖房装置
は、実開昭61−74718号公報に記載されているよ
うなものが一般的であった。
【0003】この暖房装置は図4に示すように送風機1
にて室内空気が循環される加熱室2内にバーナーを含む
燃焼筒3を設けた石油燃焼暖房機において、燃焼筒3に
連通して燃焼ガス通路を有するパネル部材4と、温風を
吹き出す温風吹出口5を設けた構成としてある。
【0004】そして、燃焼筒3からの燃焼ガスは、パネ
ル部材4を加熱し赤外線を室内に発生し輻射暖房を行う
とともに、加熱室2内に入り、送風機1によって温風と
して温風吹出口5から室内に循環され、常に温風と輻射
併用による暖房を行うようになる。
【0005】また、図5に示す特公平6−21689号
公報のでは吸込口からの空気を温風吹出口6から排出す
るファンおよび熱線を輻射する輻射体8を設けた燃焼式
暖房機において温風吹出口6から排出する空気を加熱す
る第1バーナー7と輻射体8を加熱する第2バーナー9
を設け加熱能力を個別に変更する能力調整部10を設
け、輻射暖房状態を適切に調整することができる構成が
開示されている。
【0006】また図6に示す特公平3−267621号
公報では、バーナー11から発生する燃焼ガスを温風用
燃焼ガス通路12と輻射用燃焼ガス通路13に分ける燃
焼ガス分配手段14と、輻射用燃焼ガス通路13の一部
を構成し輻射熱を発生する輻射熱発生手段15と、輻射
用燃焼ガス通路13と温風用燃焼ガス通路12を通過し
た燃焼ガスを吹出すファン16からなる構成にしてい
た。
【0007】そして、上記構成により燃焼ガス分配手段
14を調整することにより輻射熱発生手段15で発生す
る輻射熱を調整することが可能となっていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実開昭
61−74718号公報の暖房装置では、パネル部材4
の終端は加熱室2内に向けて開放され燃焼筒3から流出
した燃焼ガスとともに温風吹出口5から室内に向けて送
り出される構成であり、輻射と温風の暖房能力の比率が
変更できない構成であった。
【0009】また、特公平6−21689号公報の暖房
装置ではバーナー7、8や能力調整部が2台必要など構
造が複雑になる課題があった。
【0010】さらに、特公平3−267621号公報の
暖房装置では輻射用燃焼ガス通路13と温風用燃焼ガス
通路12を通過した燃焼ガスを吹出すファン16を設け
た構成なので輻射暖房を行っている場合においても常に
温風を下方に吹き出す構成であった。
【0011】温風による暖房は、部屋が寒いときなどに
一気に室温を立ち上げるときは有効であり、また、輻射
による暖房は室内全体は暖まるのに時間がかかるが、気
流感を感じない暖房として根強い人気がある。
【0012】しかし 近年、暖房使用者の要求は、温風
が巻き上げるダニの糞等のアレルゲン物質の問題もあ
り、温風を使った暖房では気流感が嫌われる傾向が生じ
てきた。
【0013】そこで本発明は温風暖房と輻射暖房を簡単
に切り替えられるようにするとともに、輻射暖房運転時
には室内の空気の循環流を形成し、使用者が気流感を感
じないで室内全体も暖房することのできる快適性の高い
暖房機の実現を目的としたものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため、燃料を燃焼させる燃焼部を有しその燃焼ガス
を用いて高温ガスを発生させる高温ガス発生手段と、上
記高温ガス発生手段からの高温ガスにより加熱される採
熱面を有しその採熱した熱を輻射エネルギーとして発生
する輻射体と、空気流を供給する送風機と、上記送風機
からの空気流を高温ガス発生手段からの高温ガスと混合
して温風として排出する温風吹出口と、上記高温ガス発
生手段からの高温ガスを輻射体側かあるいは温風吹出口
側へ切り替える高温ガス切り替え手段と、上記高温ガス
発生手段からの高温ガスを輻射体側へ切り替えたとき
に、該機器の上部に位置させ室内の空気を吸引し該機器
の前方上方に排出して空気流を生じさせる循環送風手段
とを備え、上記循環送風手段の取り入れ口部に室温を検
知する温度検出手段を配設した構成としてある。
【0015】上記発明によれば、高温ガス切り替え手段
が高温ガス発生手段からの高温ガスを輻射体側へ切り替
えたときには輻射暖房運転となり、高温ガス発生手段か
らの高温ガスが輻射体へ導かれ、高温ガスで輻射体の採
熱面を高温とし、高温となった輻射体よりその採熱した
熱を輻射エネルギーとして発生し、輻射暖房をすること
ができるようになる。
【0016】また、高温ガス切り替え手段が高温ガス発
生手段からの高温ガスを温風吹出口側へ切り替えたとき
には温風暖房運転となり、高温ガス発生手段からの高温
ガスが温風吹出口側へ導かれ、送風機からの空気流と高
温ガス発生手段からの高温ガスを混合して、温風として
温風吹出口からを排出する温風暖房運転をすることがで
きるようになる。
【0017】さらに、上述の輻射暖房運転時に、該機器
の上部に位置させ室内の空気を吸引し該機器の前方上方
に排出して空気流を生じさせる循環送風手段を設けてあ
るので、室内の空気が該機器の前方上方へ流れ、部屋の
上部の空気を下に押しやり再びそれを該機器が吸い込む
ような上から下への室内空気の循環流が形成され、部屋
全体の空気が混ざり合い、輻射のみの暖房に比べ、部屋
全体温度がほぼ均一となり暖房感が向上する。
【0018】また、循環流も機器の上方に排出するよう
にしてあるので、該機器の上方に気流感があるだけで、
該機器の前方つまり使用者の居住空間には気流感がな
く、気流による不快感を使用者が感じることがなくなり
暖房感が向上する。
【0019】さらに上述の上から下への室内空気の循環
流が部屋の障害物などで遮られ、機器の部分が局所的に
室内温度と異なって低くなったとしても、送風機の取り
入れ口部に室温を検知する温度検出手段を配設してある
ので、送風機で多量に吸い込まれる部屋の空気流の温度
を温度検出手段で検知できるようになるので、機器での
室内温度の検知が正確にできるようになり、それを基準
として機器による室内温度制御を行うことができるよう
になる。
【0020】
【発明の実施の形態】請求項1記載の暖房装置は、燃料
を燃焼させる燃焼部を有しその燃焼ガスを用いて高温ガ
スを発生させる高温ガス発生手段と、上記高温ガス発生
手段からの高温ガスにより加熱される採熱面を有しその
採熱した熱を輻射エネルギーとして発生する輻射体と、
空気流を供給する送風機と、上記送風機からの空気流を
高温ガス発生手段からの高温ガスと混合して温風として
排出する温風吹出口と、上記高温ガス発生手段からの高
温ガスを輻射体側かあるいは温風吹出口側へ切り替える
高温ガス切り替え手段と、上記高温ガス発生手段からの
高温ガスを輻射体側へ切り替えたときに、該機器の上部
に位置させ室内の空気を吸引し該機器の前方上方に排出
して空気流を生じさせる循環送風手段とを備え、上記循
環送風手段の取り入れ口部に室温を検知する温度検出手
段を配設した構成としてある。
【0021】そして、高温ガス発生手段からの高温ガス
を輻射体側かあるいは温風吹出口側へ切り替える高温ガ
ス切り替え手段を配設しあるので、高温ガス切り替え手
段が高温ガス発生手段からの高温ガスを輻射体側へ切り
替えたときには輻射暖房運転となり、高温ガス発生手段
からの高温ガスが輻射体へ導かれ、高温ガスで輻射体の
採熱面を高温とし、高温となった輻射体よりその採熱し
た熱を輻射エネルギーとして発生し、輻射暖房をするこ
とができるようになる。
【0022】また、高温ガス切り替え手段が高温ガス発
生手段からの高温ガスを温風吹出口側へ切り替えたとき
には温風暖房運転となり、高温ガス発生手段からの高温
ガスが温風吹出口側へ導かれ、送風機からの空気流と高
温ガス発生手段からの高温ガスを混合して、温風として
温風吹出口からを排出する温風暖房運転をすることがで
きるようになる。
【0023】さらに、上述の輻射暖房運転時に、該機器
の上部に位置させ室内の空気を吸引し該機器の前方上方
に排出して空気流を生じさせる循環送風手段を設けてあ
るので、室内の空気が該機器の前方上方へ流れ、部屋の
上部の空気を下に押しやり再びそれを該機器が吸い込む
ような上から下への室内空気の循環流が形成され、部屋
全体の空気が混ざり合い、輻射のみの暖房に比べ、部屋
全体温度がほぼ均一となり暖房感が向上する。
【0024】また、循環流も機器の上方に排出するよう
にしてあるので、該機器の上方に気流感があるだけで、
該機器の前方つまり使用者の居住空間には気流感がな
く、気流による不快感を使用者が感じることがなくなり
暖房感が向上する。
【0025】さらに上述の上から下への室内空気の循環
流が部屋の障害物などで遮られ、機器の部分が局所的に
室内温度と異なって低くなったとしても、送風機の取り
入れ口部に室温を検知する温度検出手段を配設してある
ので、送風機で多量に吸い込まれる部屋の空気流の温度
を温度検出手段で検知できるようになるので、機器での
室内温度の検知が正確にできるようになり、それを基準
として機器による室内温度制御を行うことができるよう
になる。
【0026】また、請求項2記載の暖房装置は、燃料を
燃焼させる燃焼部を有しその燃焼ガスを用いて高温ガス
を発生させる高温ガス発生手段と、上記高温ガス発生手
段からの高温ガスにより加熱される採熱面を有しその採
熱した熱を輻射エネルギーとして発生する輻射体と、上
記輻射体に高温ガスを導く輻射体加熱風路と、空気流を
供給する送風機と、上記送風機からの空気流を本体冷却
風路を介し輻射体加熱風路と機器筐体の間に流し機器筐
体への熱伝導を低減する輻射手段冷却風路と、上記送風
機からの空気流を高温ガス発生手段からの高温ガスと混
合して温風として排出する温風吹出口と、上記送風機か
らの空気流を輻射手段冷却風路側かあるいは温風吹出口
側へ切り替えることによって上記高温ガス発生手段から
の高温ガスを輻射体側かあるいは温風吹出口側へ切り替
える高温ガス切り替え手段とを備え、上記輻射手段冷却
風路の排出口を該機器の上部に配設し、送風機からの空
気流を輻射手段冷却風路側へ切り替えたときに、上記送
風機からの空気流を該機器の上方に排出し部屋の空気の
循環流を形成させるとともに、送風機の取り入れ口部に
室温を検知する温度検出手段を配設した構成としてあ
る。
【0027】そして、請求項1と同様な効果が得られ、
送風機からの空気流を輻射手段冷却風路側かあるいは温
風吹出口側へ切り替える高温ガス切り替え手段を配設し
あるので、高温ガス切り替え手段が送風機からの空気流
を輻射手段冷却風路側へ切り替えたときには輻射暖房運
転となり、送風機からの空気流が輻射手段冷却風路へ流
れ、高温ガス発生手段からの高温ガスに温風吹出口へ流
れる力が働かなり、その熱によるドラフトで高温ガスは
上方へ流れ、輻射体加熱風路へ導かれるようになる。そ
して、高温ガスで輻射体の採熱面を高温とし、高温とな
った輻射体よりその採熱した熱を輻射エネルギーとして
発生し、輻射暖房をすることができるようになる。
【0028】また、高温ガス切り替え手段が送風機から
の空気流を温風吹出口側へ切り替えたときには温風暖房
運転となり、送風機からの空気流が温風吹出口へ流れ高
温ガス発生手段からの高温ガスを温風吹出口側へ導き、
送風機からの空気流と高温ガス発生手段からの高温ガス
を混合して、温風として温風吹出口からを排出する温風
暖房運転をすることができるようになる。
【0029】さらに、輻射暖房運転時には、輻射体と輻
射体の取り付けられた機器筐体の間に送風機からの空気
流を本体冷却風路を介して流す輻射手段冷却風路機器筐
体を配設してあるので、高温となった輻射体からの熱か
らの機器筐体への熱伝導を低減することができるように
なる。
【0030】さらに、上述の輻射暖房運転時に、上記送
風機からの空気流を該機器の上方に排出し部屋の空気の
循環流を形成するようにしてあるので、室内の空気が該
機器の前方上方へ流れ、部屋の上部の空気を下に押しや
り再びそれを該機器が吸い込むような上から下への室内
空気の循環流が形成され、部屋全体の空気が混ざり合
い、輻射のみの暖房に比べ、部屋全体温度がほぼ均一と
なり暖房感が向上する。
【0031】また、循環流も機器の上方に排出するよう
にしてあるので、該機器の上方に気流感があるだけで、
該機器の前方つまり使用者の居住空間には気流感がな
く、気流による不快感を使用者が感じることがなくなり
暖房感が向上する。
【0032】さらに上述の上から下への室内空気の循環
流が部屋の障害物などで遮られ、機器の部分が局所的に
室内温度と異なって低くなったとしても、送風機の取り
入れ口部に室温を検知する温度検出手段を配設してある
ので、送風機で多量に吸い込まれる部屋の空気流の温度
を温度検出手段で検知できるようになるので、機器での
室内温度の検知が正確にできるようになり、それを基準
として機器による室内温度制御を行うことができるよう
になる。
【0033】また、請求項3記載の暖房装置は、送風機
の取り入れ口部に設けた室温を検知する温度検出手段の
近傍に高温ガス発生手段からの輻射熱等の熱気を遮るよ
うに遮熱カバーを設けた構成としてある。
【0034】そして、上記送風機の取り入れ口部に設け
た室温を検知する温度検出手段の近傍に高温ガス発生手
段からの輻射熱等の熱気を遮るように遮熱カバーを設け
てあるので、高温ガス発生手段からの輻射熱等の熱気に
よって、温度検出手段の検知温度が高めになりやすい
が、遮熱されるのでさらに機器での室内温度の検知を精
度よく正確にできるようになり、それを基準として機器
による室内温度制御を行うことができるようになる。
【0035】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を用いて
説明する。
【0036】(実施例1)図1は本発明の実施例1の暖
房装置の輻射暖房運転時の断面図であり、図2は温風暖
房運転時の暖房装置の断面図、図3は制御ブロック図で
ある。
【0037】図1〜図3において、21は燃料を燃焼さ
せる燃焼部で、この燃焼部21で生じた燃焼排ガスを上
方へ導くように配設した燃焼筒22で覆われていて、こ
の燃焼部21と燃焼筒22で高温ガスを発生させる高温
ガス発生手段を形成している。
【0038】23は、輻射体加熱風路24を介し沿って
流れる上記の高温の燃焼排ガスをその採熱面25で採熱
し、その採熱した熱を輻射エネルギーとして発生する輻
射体である。
【0039】26は、上記輻射体加熱風路24と機器筐
体27の間に空気流を流し、輻射暖房運転時に機器筐体
27への熱伝導を低減する輻射手段冷却風路で、その流
した空気流は該機器の上部に配設した輻射手段冷却風路
26を流れ、部屋の空気の循環流を形成するようにして
ある。
【0040】28は、輻射手段冷却風路26下方に位置
させ、輻射体23の下部に配置した温風吹出口で、燃焼
部21生じた燃焼排ガスと室内空気流を混合して温風と
して排出するようになっている。
【0041】29は、室内空気を空気流として供給する
送風機で、その取り入れ口部に室温を検知する温度検出
手段30を配設してあり、この温度検出手段30の近傍
に燃焼部21からの輻射熱等の熱気を遮るように遮熱カ
バー31を設けてある。上記空気流は本体冷却風路32
を介して高温ガス切り替え手段33で、輻射手段冷却風
路26側かあるいは温風吹出口28側へ切り替えられ、
流れていくようになっている。
【0042】また、高温ガス切り替え手段33は、上記
送風機29の空気流を切り替えると同時に、送風機29
の空気流を輻射手段冷却風路26側に流すときには、温
風吹出口28につながる空間を閉塞して輻射体加熱風路
24と輻射手段冷却風路26の入り口を開口し、燃焼筒
22から排出される高温の燃焼排ガスを輻射体加熱風路
24へ導き、送風機29の空気流を温風吹出口28側へ
流すときには、輻射体加熱風路24と輻射手段冷却風路
26の入り口を閉塞して温風吹出口28につながる空間
を開口し、燃焼筒22から排出される高温の燃焼排ガス
を温風吹出口28へ導くようにしてある。
【0043】34は制御部で、送風機29や高温ガス切
り替え手段33をあらかじめ決められたシーケンスで室
温を検知する温度検出手段30やあらかじめ設定された
条件に基づいて制御する制御部である。
【0044】上記した構成において、高温ガス切り替え
手段33が送風機29からの空気流を輻射手段冷却風路
26側へ切り替えたときには輻射暖房運転となり、温風
吹出口28につながる空間を閉塞して輻射体加熱風路2
4と輻射手段冷却風路26の入り口を開口し、送風機2
9からの空気流が輻射手段冷却風路26へ流れ、燃焼部
21で生じた燃焼排ガスは、下方へ流れる力が働かな
り、燃焼筒22の上方へ流れていき、その熱によるドラ
フトでさらに上方へ流れ、輻射体加熱風路24へ導かれ
るようになる。
【0045】そして、燃焼部21で生じた高温の燃焼排
ガスで輻射体23の採熱面25を高温とし、その採熱面
25で採熱した熱を輻射体23より輻射エネルギーとし
て発生し、輻射暖房をすることができるようになる。ま
たそれと同時に、輻射手段冷却風路26へ流れた空気流
が輻射体23から上昇してくる高温ガスと混合室26B
で混合して排出口26Aより前方上方へ温風として排出
され、部屋の空気の循環流を形成するようにしてあるの
で、室内の空気が循環して部屋全体の空気が混ざり合
い、輻射のみの暖房に比べ、部屋全体温度がほぼ均一と
なり暖房感が向上する。
【0046】さらに、循環流も該機器の上方に排出する
ようにしてあるので、該機器の上方に気流感があるだけ
で、該機器の前方つまり使用者の居住空間には気流感が
なく、気流による不快感を使用者が感じることがなくな
り暖房感が向上する。
【0047】また、高温ガス切り替え手段33が送風機
29からの空気流を温風吹出口28側へ切り替えたとき
には温風暖房運転となり、輻射体加熱風路24と輻射手
段冷却風路26の入り口を閉塞して温風吹出口28につ
ながる空間を開口し、送風機29からの空気流が燃焼筒
22の前面下方へ流れ燃焼部21で生じた燃焼排ガスを
温風吹出口28側へ導き、送風機29からの空気流と燃
焼部21で生じた燃焼排ガスを混合して、温風として温
風吹出口28からを排出する温風暖房をすることができ
るようになる。
【0048】さらにまた、上記循環送風手段は高温ガス
発生手段からの高温ガスと混合して温風として温風吹出
口28より排出する空気流を供給する送風機29を用い
てあるので、他の送風機等の空気流を供給する循環送風
手段が不要となり、その構成も簡単となりコンパクトに
することができるとともに、他の送風機等を用い個別に
制御した場合に比べ、それぞれのバラツキの要素も減
り、温風暖房運転時の温風風量と輻射暖房運転時の循環
風量が同等に得られそのバランスもとれ、機器の暖房性
能が安定するようになる。
【0049】さらに、輻射暖房運転時には、輻射体23
と輻射体23の取り付けられた機器筐体27の間に送風
機29からの空気流を本体冷却風路32を介して流す輻
射手段冷却風路26を配設してあるので、高温となった
輻射体からの熱からの機器筐体27への熱伝導を低減す
ることができるようになる。
【0050】さらに、上述の輻射暖房運転時に、上記送
風機29からの空気流を該機器の上方に排出し部屋の空
気の循環流を形成するようにしてあるので、室内の空気
が該機器の前方上方へ流れ、部屋の上部の空気を下に押
しやり再びそれを該機器が吸い込むような上から下への
室内空気の循環流が形成され、部屋全体の空気が混ざり
合い、輻射のみの暖房に比べ、部屋全体温度がほぼ均一
となり暖房感が向上する。
【0051】また、循環流も機器の上方に排出するよう
にしてあるので、該機器の上方に気流感があるだけで、
該機器の前方つまり使用者の居住空間には気流感がな
く、気流による不快感を使用者が感じることがなくなり
暖房感が向上する。
【0052】さらに上述の上から下への室内空気の循環
流が部屋の障害物などで遮られ、機器の部分が局所的に
室内温度と異なって低くなったとしても、送風機29の
取り入れ口部に室温を検知する温度検出手段30を配設
してあるので、送風機29で多量に吸い込まれる部屋の
空気流の温度を温度検出手段30で検知できるようにな
るので、機器での室内温度の検知が正確にできるように
なり、それを基準として機器による室内温度制御を行う
ことができるようになる。
【0053】そして、上記送風機29の取り入れ口部に
設けた室温を検知する温度検出手段30の近傍に燃焼部
21からの輻射熱等の熱気を遮るように遮熱カバー31
を設けてあるので、燃焼部21からの輻射熱等の熱気に
よって、温度検出手段30の検知温度が高めになりやす
いが、遮熱されるのでさらに機器での室内温度の検知を
精度よく正確にできるようになり、それを基準として機
器による室内温度制御を行うことができるようになる。
【0054】なお上記実施例では、循環送風手段は高温
ガス発生手段からの高温ガスと混合して温風として排出
する空気流を供給する送風機29を用いたもので説明し
たが、これは他の送風機でもよく、その他各部の構成も
本発明の目的を達成する範囲であればその構成はどのよ
うなものであってもよい。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、高温ガス発生手段からの高温ガスを輻射体
側かあるいは温風吹出口側へ切り替える高温ガス切り替
え手段を配設しあるので、高温ガス切り替え手段が高温
ガス発生手段からの高温ガスを輻射体側へ切り替えたと
きには輻射暖房運転となり、高温ガス発生手段からの高
温ガスが輻射体へ導かれ、高温ガスで輻射体の採熱面を
高温とし、高温となった輻射体よりその採熱した熱を輻
射エネルギーとして発生し、輻射暖房をすることができ
るようになる。
【0056】また、高温ガス切り替え手段が高温ガス発
生手段からの高温ガスを温風吹出口側へ切り替えたとき
には温風暖房運転となり、高温ガス発生手段からの高温
ガスが温風吹出口側へ導かれ、送風機からの空気流と高
温ガス発生手段からの高温ガスを混合して、温風として
温風吹出口からを排出する温風暖房運転をすることがで
きるようになる。
【0057】さらに、上述の輻射暖房運転時に、該機器
の上部に位置させ室内の空気を吸引し該機器の前方上方
に排出して空気流を生じさせる循環送風手段を設けてあ
るので、室内の空気が該機器の前方上方へ流れ、部屋の
上部の空気を下に押しやり再びそれを該機器が吸い込む
ような上から下への室内空気の循環流が形成され、部屋
全体の空気が混ざり合い、輻射のみの暖房に比べ、部屋
全体温度がほぼ均一となり暖房感が向上する。
【0058】また、循環流も機器の上方に排出するよう
にしてあるので、該機器の上方に気流感があるだけで、
該機器の前方つまり使用者の居住空間には気流感がな
く、気流による不快感を使用者が感じることがなくなり
暖房感が向上する。
【0059】さらに上述の上から下への室内空気の循環
流が部屋の障害物などで遮られ、機器の部分が局所的に
室内温度と異なって低くなったとしても、送風機の取り
入れ口部に室温を検知する温度検出手段を配設してある
ので、送風機で多量に吸い込まれる部屋の空気流の温度
を温度検出手段で検知できるようになるので、機器での
室内温度の検知が正確にできるようになり、それを基準
として機器による室内温度制御を行うことができるよう
になる。
【0060】また、請求項2記載の発明によれば、請求
項1と同様な効果が得られ、上記送風機からの空気流を
輻射手段冷却風路側かあるいは温風吹出口側へ切り替え
る高温ガス切り替え手段を配設しあるので、高温ガス切
り替え手段が送風機からの空気流を輻射手段冷却風路側
へ切り替えたときには輻射暖房運転となり、送風機から
の空気流が輻射手段冷却風路へ流れ、高温ガス発生手段
からの高温ガスに温風吹出口へ流れる力が働かなり、そ
の熱によるドラフトで高温ガスは上方へ流れ、輻射体加
熱風路へ導かれるようになる。そして、高温ガスで輻射
体の採熱面を高温とし、高温となった輻射体よりその採
熱した熱を輻射エネルギーとして発生し、輻射暖房をす
ることができるようになる。
【0061】また、高温ガス切り替え手段が送風機から
の空気流を温風吹出口側へ切り替えたときには温風暖房
運転となり、送風機からの空気流が温風吹出口へ流れ高
温ガス発生手段からの高温ガスを温風吹出口側へ導き、
送風機からの空気流と高温ガス発生手段からの高温ガス
を混合して、温風として温風吹出口からを排出する温風
暖房運転をすることができるようになる。
【0062】さらに、輻射暖房運転時には、輻射体と輻
射体の取り付けられた機器筐体の間に送風機からの空気
流を本体冷却風路を介して流す輻射手段冷却風路機器筐
体を配設してあるので、高温となった輻射体からの熱か
らの機器筐体への熱伝導を低減することができるように
なる。
【0063】さらに、上述の輻射暖房運転時に、上記送
風機からの空気流を該機器の上方に排出し部屋の空気の
循環流を形成するようにしてあるので、室内の空気が該
機器の前方上方へ流れ、部屋の上部の空気を下に押しや
り再びそれを該機器が吸い込むような上から下への室内
空気の循環流が形成され、部屋全体の空気が混ざり合
い、輻射のみの暖房に比べ、部屋全体温度がほぼ均一と
なり暖房感が向上する。
【0064】また、循環流も機器の上方に排出するよう
にしてあるので、該機器の上方に気流感があるだけで、
該機器の前方つまり使用者の居住空間には気流感がな
く、気流による不快感を使用者が感じることがなくなり
暖房感が向上する。
【0065】さらに上述の上から下への室内空気の循環
流が部屋の障害物などで遮られ、機器の部分が局所的に
室内温度と異なって低くなったとしても、送風機の取り
入れ口部に室温を検知する温度検出手段を配設してある
ので、送風機で多量に吸い込まれる部屋の空気流の温度
を温度検出手段で検知できるようになるので、機器での
室内温度の検知が正確にできるようになり、それを基準
として機器による室内温度制御を行うことができるよう
になる。
【0066】また、請求項3記載の発明によれば、上記
送風機の取り入れ口部に設けた室温を検知する温度検出
手段の近傍に高温ガス発生手段からの輻射熱等の熱気を
遮るように遮熱カバーを設けてあるので、高温ガス発生
手段からの輻射熱等の熱気によって、温度検出手段の検
知温度が高めになりやすいが、遮熱されるのでさらに機
器での室内温度の検知を精度よく正確にできるようにな
り、それを基準として機器による室内温度制御を行うこ
とができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の暖房装置の輻射暖房運転時
の断面図
【図2】同温風暖房運転時の暖房装置の温風暖房運転時
の断面図
【図3】同輻射暖房運転時の暖房装置の制御ブロック図
【図4】従来の暖房装置の断面図
【図5】他の従来の暖房装置の断面図
【図6】他の従来の暖房装置の断面図
【符号の説明】
21 燃焼部(高温ガス発生手段) 23 輻射体 25 採熱面 28 温風吹出口 29 送風機(循環送風手段) 30 温度検出手段 33 高温ガス切り替え手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】燃料を燃焼させる燃焼部を有しその燃焼ガ
    スを用いて高温ガスを発生させる高温ガス発生手段と、
    上記高温ガス発生手段からの高温ガスにより加熱される
    採熱面を有しその採熱した熱を輻射エネルギーとして発
    生する輻射体と、空気流を供給する送風機と、上記送風
    機からの空気流を高温ガス発生手段からの高温ガスと混
    合して温風として排出する温風吹出口と、上記高温ガス
    発生手段からの高温ガスを輻射体側かあるいは温風吹出
    口側へ切り替える高温ガス切り替え手段と、上記高温ガ
    ス発生手段からの高温ガスを輻射体側へ切り替えたとき
    に、該機器の上部に位置させ室内の空気を吸引し該機器
    の前方上方に排出して空気流を生じさせる循環送風手段
    とを備え、上記循環送風手段の取り入れ口部に室温を検
    知する温度検出手段を配設してなる暖房装置。
  2. 【請求項2】燃料を燃焼させる燃焼部を有しその燃焼ガ
    スを用いて高温ガスを発生させる高温ガス発生手段と、
    上記高温ガス発生手段からの高温ガスにより加熱される
    採熱面を有しその採熱した熱を輻射エネルギーとして発
    生する輻射体と、上記輻射体に高温ガスを導く輻射体加
    熱風路と、空気流を供給する送風機と、上記送風機から
    の空気流を本体冷却風路を介し輻射体加熱風路と機器筐
    体の間に流し機器筐体への熱伝導を低減する輻射手段冷
    却風路と、上記送風機からの空気流を高温ガス発生手段
    からの高温ガスと混合して温風として排出する温風吹出
    口と、上記送風機からの空気流を輻射手段冷却風路側か
    あるいは温風吹出口側へ切り替えることによって上記高
    温ガス発生手段からの高温ガスを輻射体側かあるいは温
    風吹出口側へ切り替える高温ガス切り替え手段とを備
    え、上記輻射手段冷却風路の排出口を該機器の上部に配
    設し、送風機からの空気流を輻射手段冷却風路側へ切り
    替えたときに、上記送風機からの空気を該機器の上方に
    排出し部屋の空気の循環流を形成させるとともに、送風
    機の取り入れ口部に室温を検知する温度検出手段を配設
    してなる暖房装置。
  3. 【請求項3】送風機の取り入れ口部に設けた室温を検知
    する温度検出手段の近傍に高温ガス発生手段からの輻射
    熱等の熱気を遮るように遮熱カバーを設けてなる請求項
    2記載の暖房装置。
JP2000025021A 2000-02-02 2000-02-02 暖房装置 Withdrawn JP2001215057A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000025021A JP2001215057A (ja) 2000-02-02 2000-02-02 暖房装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000025021A JP2001215057A (ja) 2000-02-02 2000-02-02 暖房装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001215057A true JP2001215057A (ja) 2001-08-10

Family

ID=18550938

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000025021A Withdrawn JP2001215057A (ja) 2000-02-02 2000-02-02 暖房装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001215057A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005090904A (ja) * 2003-09-19 2005-04-07 Hitachi Plant Eng & Constr Co Ltd 空調用ヒータ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005090904A (ja) * 2003-09-19 2005-04-07 Hitachi Plant Eng & Constr Co Ltd 空調用ヒータ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001215057A (ja) 暖房装置
US4928667A (en) Gas fire heating unit
JP3701074B2 (ja) 室内暖房方法及びその装置
JP3269495B2 (ja) 暖房装置
JP2001215060A (ja) 暖房装置
JP2001215059A (ja) 暖房装置
JP2001336763A (ja) 暖房装置
JP2001336775A (ja) 暖房装置
KR200312234Y1 (ko) 상하부토출 오일용 자립형난방기
JP3295924B2 (ja) 温風機構付放射形暖房機
JP2001215063A (ja) 暖房装置
JP2001215058A (ja) 暖房装置
JP3287358B1 (ja) 暖房装置
JP2858225B2 (ja) 暖房装置
JP2001215062A (ja) 暖房装置
JP2001330320A (ja) 暖房装置
KR200312232Y1 (ko) 하부토출 오일난방용 자립형냉난방기
JPH0363431A (ja) 空気調和機
JPH05196304A (ja) 電気暖房機
JP3287355B1 (ja) 暖房装置
JP3287357B1 (ja) 暖房装置
KR200312235Y1 (ko) 상하부토출 가스용 자립형난방기
JP3287356B1 (ja) 暖房装置
JP2001336830A (ja) 暖房装置
KR200312229Y1 (ko) 하부토출 가스용 자립형난방기

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061114

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20061213

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080201

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20080407