JP3701074B2 - 室内暖房方法及びその装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、家屋室内の暖房を効果的かつ効率的に図ることができる方法及びそのための装置構成に関する。より具体的には、家屋室内をより安全にかつより熱量損失の少ない状態で均一に暖房することができる方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の室内暖房装置の一例としてファンヒーター41を図6に主要部分の概略図で示した。このファンヒーター41は、その外装ケース42内にバーナー45をバーナーケース46内に支持された状態で備える。このバーナーケース46内には連継されたダクト48内に配設されている送気ファン50の動作によって外装ケース42の後方面上に露出する通気孔47…を介して外気を取り入れることができる。
【0003】
この外気の存在下でバーナー45上にて燃料ガスが燃焼され、これによって生じた加熱気流は送気ファン50による送気作用によってダクト48内に及ぶが、この際同時にダクト48上に設けられたスリット孔49…から、外装ケース42面上の外気孔43…を介して流入した外気をこのダクト48内に流入する。この流入した外気は冷気であるから前記した加熱気流と混合状態でダクト48内を対流するうちに温度低下が図られ、この結果ダクト48を介して吐出口44からは温風が吐出されることになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記した従来のファンヒーター41によれば、迅速に暖房効果を得るため、また機構上、気流の通路内における対流が単一のファン50によって生じることから、前記吐出される温風が70〜80℃の比較的に高い温度状態が設定されていた。つまり、ファン50による送風力が過大であると、バーナー45における燃焼効率が低下し、吐出される温風の温度が極端に低下し、また不完全燃焼の原因となる。
【0005】
このように吐出される温風がこのように比較的に高い温度状態となると、図2に示すように、室屋16の室部17内においては、温風aは速い上昇気流で天井板21付近にまで達し、しかも、その高温気流は主に室部17内の上部域にて滞留することになる。このため、室部17内の下部域との温度差が4〜5℃以上にもなる。またこの室部17内の床部20面付近とこの床部20から160cm前後の中部域との温度差が3℃以上となる。
【0006】
室部17内にこのような温度差が生じると寒けが感じられたり、人体の頭部のみが暖められて不快感を覚えたりすることが経験から認められる。
【0007】
また、室部17に特に高い温度域が偏在するときには、屋外への放熱量が多くなる。また室部17の窓部19からの放熱量は特に大きい。このことは、暖房効率の低下を招く原因ともなる。
【0008】
また、吐出される温風aの温度が高いと、配置される床面を焦したり、また火傷を生じさせたりする危険性も大きい。特に、乳幼児が接触しないようにその配置使用場所が大きく制限されることにもなる。
【0009】
そこで、鋭意、研究、実験を重ね、室部内において直立状態で足元と頭部との位置での温度差が1℃以内であれば前記したような不快感が生じないことを発見し、特にガスや石油を燃料とする室内暖房装置について、室部内を効率的かつより均一にしかも安全に使用できる暖房方法と、その方法を実施し得る装置を提供することを目的とした。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するため、本発明では室内暖房方法につき次のように構成した。
即ち、取り入れた外気の存在下に燃料を燃焼させて熱源とする室内暖房装置を用いた室内暖房方法であって、前記室内暖房装置における外装ケースの前面部の最下部位置に形成された吐出口に面して外装ケース内に設けられた混合室に対し、混合室内上部空間に略水平方向に外気を送り込むと共に、混合室内下部空間に略水平方向に熱気流を送り込み、この混合室内で下降する外気と上昇する熱気流とを混合することにより25℃以上45℃以下の温風として前記吐出口から吐出することを特徴とする。
【0011】
この本発明の方法においては、適用すべき装置として、メタンガス、プロパンガス等の燃料ガスや灯油等の液体燃料のいずれの燃料を燃焼原料としたものであってもよい。即ち、取り入れた外気の存在下に燃料を燃焼させて熱源とする装置であれば、ファンヒーターあるいはストーブと呼ばれると否とにかかわらず適用することができる。
【0012】
このような装置の吐出口から吐出される25℃以上45℃以下の温度状態にまで低温化された温風によれば、適用される室内空間において、その吐出後の温風の上昇速度が抑えられる結果、特に室内の下部領域での温風の滞留時間が長くなり、その結果、この温風は室内の全域に行き渡ることになる。これによって室内の上昇温度の均一化を図ることができる。
【0013】
また、この室内の上昇温度の均一化は、上記の温風が前記装置の最下部から吐出される場合に最も効率的に発揮される。つまり、その吐出される温風が床部の面上付近にも十分行き渡ることになるからである。
【0014】
また、この室内温度の均一化は、前記吐出される温風の温度が比較的に低いことと相俟って、室外への熱量の散逸を低める。この結果、室内温度の上昇効率が高められ、またこのため室内温度も短時間内により高くなる。
【0015】
なお、吐出口での温風温度は実用上設定温度(例えば、22℃)以上であれば所要の暖房効果が得られるが、その温風温度が25℃未満である場合、暖房に必要な熱量を得るのに吐出すべき温風量が過大となって、却ってこの風量の増大に伴なう欠点が生じることになる。またその温風の温度が45℃を超える場合には、前記した従来装置における場合と同様に、対象とする室内温度の温度上昇に偏りが生じて、室外への熱量の散逸が過多となって暖房効率の低下を招くことになる。また、特にその温風の温度が40℃以下であるときには、火傷のおそれが極めて低くなるからより好ましい。従って、吐出される温風の好ましい温度は30℃〜40℃の範囲である。
【0016】
上記した室内暖房方法は、次に示す本発明に係る室内暖房装置の適用により達成することができる。
即ち、外気を取り入れて燃料を燃焼させるバーナーを備え、このバーナーにて生じる熱気流を温風として外装ケース面上の吐出口から吐出させる装置において、前記吐出口は前記外装ケースの前面部の最下部位置に形成されており、前記吐出口に面する前記外装ケース内に前記熱気流が外気と混合する混合室を設けると共に、この混合室内に至端口部が及ぶ外気ダクトとこの外気ダクト内に外気を送気する外気ファンとからなる低温化機構が備えられており、この低温化機構の外気ダクトは前記混合室に対して略水平方向に外気を送り込む一方、前記熱気流もダクトによって混合室に対して略水平方向に送り込まれるようになっており、前記低温化機構の外気ダクトは混合室内の上部空間に、熱気流用のダクトは混合室内の下部空間にそれぞれ接続されていて、混合室内で下降する外気と混合室内で上昇する熱気流とが混合室内で混合されることにより25℃以上45℃以下の温風が吐出口から吐出される構成となっていることを特徴とする。
【0017】
この装置においてバーナーは燃料ガスあるいは液体燃料を燃料とするのに適合している。
【0018】
また、前記した外気ファンは、外気の取り入れが可能なように、例えば、当該装置の外装ケースの壁面上に配設される。なお、前記の外気ダクトは外気ファンからの外気を誘導でき、またその誘導された外気を前記滞留室に及ばせることが可能なようにその至端口部がその滞留室に及んでいれば足りる。従って、その主体部分の配設は上記外装ケースの内外いずれであってもよい。
【0019】
また、上記の外気ファンは、その送風量を調節できるように電気的に制御できることが好ましい。つまり、この送風量に応じて前記バーナーにて生じる熱気流の温度が直線的に加減されることになるからである。なお、この温度調節には吐出口付近に設けた温度センサーによって実現できる。
【0020】
また、前記外気ダクトの至端口部は前記混合室内にあるように設けられる。従って、この至端口部から送出される外気は混合室内にあって降下するように流動する。この結果、この混合室内において流入される高い温度状態の熱気流の上昇傾向に対向して両者は速やかに混合状態となって均一化され、その温度低下が図られる。
【0021】
なお、この混合室における気流の滞留時間は、上記の両気流の流速によって左右されるから一概には定まらないが、この両気流が均一な温風として得られるに適した時間が設定される。このように両者の混合気流は均一温度状態で当該装置の吐出口を介してその気流の流速に応じて家屋の室部内に25℃〜45℃好ましくは30℃〜40℃の温風として吐出される。
【0022】
また、上記した本発明の室内暖房装置については、前記したように吐出される温風は25℃以上45℃以下の温度状態に低温化されることから、使用に際し載置される床面を焦がすおそれは少ない。従って、その吐出口を当該装置側面の最下部位置に配設することもできる。またこの場合、吐出口の整流板はこの装置を配置すべき床面に沿って配設できる。
【0023】
このように室内暖房装置が構成される場合には、対象とする室内の暖房効果がより高められること、また吐出される温風が40℃以下に設定される場合には使用時に火傷の障害を生じさせることなく安全に使用できることは、前記したとおりである。
【0024】
また、対象とする室内全体が効率的に暖房されるには、吐出される温風の風速による影響を少なくすることが好ましい。つまり、この風速が過大であると、利用者にとって不快感を生じさせる原因となるからである。従って、対象とする室部の広さに応じて吐出される風量を増大させる場合には、吐出される温風の風速を増大させないように、その吐出口面を大きくすることが好ましい。この好ましい例としては、風速50〜200m/分とする場合である。
【0025】
【実施の態様】
次に、本発明の方法及び装置の実施の態様を図に基いて説明する。
図1に、室内暖房装置の第一の構成例を示した。図示した装置は、ガスを燃料とするファンヒーター1である。このファンヒーター1は、前面下部に沿って吐出口3を有する外装ケース2内にバーナー4を備える。
【0026】
このバーナー4は、外装ケース2内の中空位置に配設されたバーナーケース5内に支持されている。また外装ケース2の後方壁上には通気孔7…を有する端面を外部に露出する状態で配設されたファンケース8内に電気により動作する送風ファン6を備え、この送風ファン6による送風を流入できるようにファンケース8の開口部はバーナーケース5上の一方の開口部と連継されている。
【0027】
また、外装ケース2内の吐出口3内面に面した位置には混合室10が隔壁11により仕切られることによって設けられ、この混合室10内にバーナーケース5上の他方の開口部に連継された送風ダクト9の至端口部が及んでいる。従って、送風ファン6の動作により通気孔7…から外気をファンケース8を介してバーナーケース5内に取り入れることができ、この外気の存在下にバーナー4にて供給されたガスが燃焼する。この燃焼によって生じた熱気流は、その加熱流及び上記の外気流に伴ってダクト9を介して混合室10内に及ぶ。
【0028】
また、外装ケース2内には、外気孔14…を有する一至端面をそのケース2の後方面に露出し、また他至端口部を滞留室10内の上部に及ぶように外気ダクト13が配設されている。またこの外気ダクト13内の上記至端口部寄りの位置には、筒状軸の周面上に翼を外数備える外気ファン15が配設されていて、外気孔14…から取り入れた外気をダクト13の至端口部にまで強制的に誘導することができる。またこの外気ファン15は、電気的に制御されてその送風量が加減される。
【0029】
このダクト13の至端口部からは外気が低温のまま流出されるから、ダクト9の至端口部からの高温の加熱気体を低温化するように作用する。この低温化作用は滞留室10内での両者の混合によって生じるが、ダクト13の至端口部及びダクト9の至端口部の各口面が面する中空位置に配設されていて、これら両者からの気流によって他律的に回転する混合ファン12によってその混合作用を受ける。なお、この混合ファン12は混合状態に応じて2以上設けることができる。
【0030】
また冷気は降下しまた高温気体は上昇する傾向にあるから、滞留室10内に位置するダクト13の至端口部から流出する外気はダクト9からの高温気流と積極的に混合される。この結果、滞留室10内において両気流は十分均一に混合されて25℃以上45℃以下の温度状態の温風として吐出口3から流出される。
【0031】
図2には、このファンヒーター1を使用した際の上記の温風の室部17内における対流状態を示した。つまり、ファンヒーター1の吐出口3から吐出される温風bは35℃〜45℃の温度状態に低温化されているから、吐出口3が外装ケース2前面の最下部位置に配設されていることと相俟って、室部17内はその床面20付近の下部領域を含めて全体として均一に及ぶ。従って、室部17内に生じる温度差は減少する。
【0032】
次に、室内暖房装置の第二の構成例として、灯油を燃料とするファンヒーター25を図3に示した。
このファンヒーター25はその外装ケース26内にバーナー28を備える。また外装ケース26の前面最下部位置に沿っては吐出口27が設けられている。
【0033】
バーナー28は、図示していない燃料の供給管を伴ってバーナーケース29内に支持されている。またこのバーナーケース29の下部には給気ファン31がファンケース32内に設けられ、このファンケース32にはパイプ30がバーナーケース29内に通じるように設けられ、給気ファン31によって流入された外気がバーナーケース29内に供給され、これによってバーナー28上での燃料の完全燃焼が図られることになる。
【0034】
また、バーナー28に対してはその燃焼状態の安定化のため、その上方域を包囲する燃焼筒33が設けられ、さらにこの燃焼筒33は風胴34によって仕切られた空間内にある。
【0035】
この風胴34はバーナー28で生じた熱気流を外装ケース26の前方部に誘導するように開放されていて、この開放部は外装ケース26内の吐出口27に対面する空間部分を仕切っている誘導壁35によって形成される混合室36内の上部位置に及んでいる。
【0036】
また、外装ケース26の後方面の上部位置には外気ファン37が配設され、この外気ファン37を包囲するケース端には至端口部が混合室36内上部であって前記風胴34の開放部に対応する位置に達する外気ダクト38が連継されている。この外気ファン37は電気的に制御されて、これによって取り入れられた外気は外気ダクト38を介して混合室36内の上部領域に送り込まれる。
【0037】
また、上記した風胴34の開放部及び外気ダクト38の至端口部が対面する混合室36内の中空位置には混合ファン39が備えられ、この混合ファン39によって前記送り込まれてきた外気と熱気流とが混合される。またこの際、外気は降下傾向、また熱気流は上昇傾向の作用を呈することから、混合室36内においてこれら両者の混合状態は一層均一化される。この結果、混合室36の下部に位置する吐出口27からは所定温度にまで低温化された温風として吐出される。
【0038】
【実施例】
次に、前記したファンヒーター1の構成態様であって、次の仕様により構成されたものを、約80m3の容積(20畳)の室部に図2に示した態様で、室内温度8℃、室外温度5℃の環境条件下で使用し、その暖房効果を試験した。
【0039】
(ファンヒーター1の仕様)
燃料;都市ガス(メタン99.8%)
バーナー4での燃料消費量及び発生熱量;最大300l/hr、最大3000
Kcal/hr
対流ファン6の送風量;最大60l/min
外気ファン15の送風量;最大6m3/min
吐出口3の面積;20×30cm
吐出口3からの温風の風量;最大6m3/min
吐出口3での温風の温度;40℃
【0040】
(試験方法)
上記した仕様のファンヒーター1を180分間に亘って動させて、室部17内の床部20面中央位置での室内温度の経時変化を測定してその結果を図に示した。なお、図中、A1は床面から15cm、A2は同160cm、及びA3は同240cmの位置での温度の経時変化特性である。
【0041】
また、外気ファン15、外気ダクト13及び滞留室10を除いて、前記仕様と同一に構成した従来のファンヒーター41について、上記同一の条件で室内温度の経時変化を測定してその結果を図5に示した。なお、図中、B1は床面から15cm、B2は同160cm、及びB3は同240cmの位置での温度の経時変化特性である。また吐出口44付近での温風温度は約75℃であった。
【0042】
図4に示した結果から、本発明に係る装置によれば、室内温度を人の頭部位置に対応する床面から160cmの位置で10℃上昇させるのに約30分の時間で達成されたことが確認され、これは従来装置によれば約70分を要したこととの対比において室内暖房が迅速に得られることが確認される。
【0043】
また、本発明に係る装置によれば、約45分後には足元に位置する床面から15cm付近でも約10℃上昇しているが、従来装置によれば、測定時間内でその温度に達し得ないことが確認される。このことから、本発明に係る装置によれば極めて暖房効率が高いことが判る。
【0044】
また、本発明に係る装置によれば、各測定位置間での温度差がほぼ1℃以内となっている。特に床面から15cmと160cmとの位置間における温度差が1℃以内に抑えられている。このため、室内床面上に直立した状態で体感的にも寒けが生じることなく快適に感じられた。これは従来装置による場合とは大きく異なる点であった。
【0045】
【発明の効果】
本発明は上述したように構成されることから、次のような効果が発揮される。本発明によれば、室内暖房装置の吐出口から吐出される温風が35℃〜45℃の低温状態にあることから、熱量損失を低減して効率的かつ迅速に暖房効果が得られ、しかも安全に利用できる。より具体的には、この吐出される温風温度の低温化により従来装置と比較して30%以上の燃料消費の低減化を図り得る。
【0046】
また、その室内の暖房状態はより均一な温度状態で、特に、人が直立状態にある場合でその足元と頭部との間の温度差が1℃以内に抑えられることから、寒けや頭部のみ暖められることによる不快感を生じさせることもない。
【0047】
また、本発明に係る装置において、外気をバーナー部での燃焼系とは別途の外気ファンによって取り入れて、それを熱気流と混合させる構成であり、しかもこの外気ファンは電気的に制御されるから、吐出口からの吐出温風の温度を直線的に調整できる。また、この装置における滞留室では、上記の温風温度を正確に設定値に維持する効果が発揮される。
【0048】
また、吐出口からの温風温度の低減は装置構成上において、吐出口位置を外装ケース前面の最下位置に設けることが可能となり、この場合も床面等を焦がすことなく安全に使用することができ、また温風を床面に沿って直接及ぼすことができる。この結果、室内暖房の均一温度化がより一層高められることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の室内暖房装置の縦断面側面図
【図2】温風の対流状態を示す縦断面図
【図3】本発明の暖房装置の縦断面図
【図4】本発明の室内暖房装置による温度特性図
【図5】従来の室内暖房装置による温度特性図
【図6】従来の室内暖房装置の縦断面部分側面図
【符号の説明】
1,25 ファンヒーター
2,26 外装ケース
3,27 吐出口
4,28 バーナー
5,29 バーナーケース
10,36 混合室
13,38 外気ダクト
15,37 外気ファン

Claims (2)

  1. 取り入れた外気の存在下に燃料を燃焼させて熱源とする室内暖房装置を用いた室内暖房方法であって、
    前記室内暖房装置における外装ケースの前面部の最下部位置に形成された吐出口に面して外装ケース内に設けられた混合室に対し、混合室内上部空間に略水平方向に外気を送り込むと共に、混合室内下部空間に略水平方向に熱気流を送り込み、この混合室内で下降する外気と上昇する熱気流とを混合することにより25℃以上45℃以下の温風として前記吐出口から吐出することを特徴とする室内暖房方法。
  2. 外気を取り入れて燃料を燃焼させるバーナーを備え、このバーナーにて生じる熱気流を温風として外装ケース面上の吐出口から吐出させる装置において、
    前記吐出口は前記外装ケースの前面部の最下部位置に形成されており、
    前記吐出口に面する前記外装ケース内に前記熱気流が外気と混合する混合室を設けると共に、この混合室内に至端口部が及ぶ外気ダクトとこの外気ダクト内に外気を送気する外気ファンとからなる低温化機構が備えられており、
    この低温化機構の外気ダクトは前記混合室に対して略水平方向に外気を送り込む一方、前記熱気流もダクトによって混合室に対して略水平方向に送り込まれるようになっており、
    前記低温化機構の外気ダクトは混合室内の上部空間に、熱気流用のダクトは混合室内の下部空間にそれぞれ接続されていて、混合室内で下降する外気と混合室内で上昇する熱気流とが混合室内で混合されることにより25℃以上45℃以下の温風が吐出口から吐出される構成となっていることを特徴とする室内暖房装置。
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