JP2001108305A - 温風暖房機 - Google Patents
温風暖房機Info
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02B—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
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- Direct Air Heating By Heater Or Combustion Gas (AREA)
- Housings, Intake/Discharge, And Installation Of Fluid Heaters (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 冷風と熱風とが十分に混合されて温度むらの
ない均一な温風を吹き出し、吹き出し口の一部が高温に
なることなく安全で効率的な温風暖房機を提供する。 【解決手段】 吹き出し口４に送風機８を設け、送風機
８は、吸い込み口１１から通風路１２を介して室内空気
を吸い込むとともに、バーナ部５と燃焼筒６とで発生す
る高温ガスを通風路１２を介して吸い込み、前記室内空
気と前記高温ガスとを撹拌しながら温風として吹き出し
口４から放出する。この撹拌により温風は温度むらのな
い均一なものとなり、快適な暖房を可能とするととも
に、高温ガスが偏って放出されないために高温ガスの温
度を低く設定しても暖房効果に必要な熱量を確保でき、
また、吹き出し口４の一部が高温となることもなく、火
傷のおそれなどのない安全な温風暖房機を実現すること
ができる。
ない均一な温風を吹き出し、吹き出し口の一部が高温に
なることなく安全で効率的な温風暖房機を提供する。 【解決手段】 吹き出し口４に送風機８を設け、送風機
８は、吸い込み口１１から通風路１２を介して室内空気
を吸い込むとともに、バーナ部５と燃焼筒６とで発生す
る高温ガスを通風路１２を介して吸い込み、前記室内空
気と前記高温ガスとを撹拌しながら温風として吹き出し
口４から放出する。この撹拌により温風は温度むらのな
い均一なものとなり、快適な暖房を可能とするととも
に、高温ガスが偏って放出されないために高温ガスの温
度を低く設定しても暖房効果に必要な熱量を確保でき、
また、吹き出し口４の一部が高温となることもなく、火
傷のおそれなどのない安全な温風暖房機を実現すること
ができる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、バーナ部で発生し
た高温の燃焼熱を空気と混合して室内などに吹き出して
暖房に供する温風暖房機に関する。
た高温の燃焼熱を空気と混合して室内などに吹き出して
暖房に供する温風暖房機に関する。
【０００２】
【従来の技術】以下、従来の温風暖房機について図面を
参照しながら説明する。従来のこの種の温風暖房機は、
ファンヒータと称し、特開平６−２４１５６９号公報に
記載されているようなものが知られていた。
参照しながら説明する。従来のこの種の温風暖房機は、
ファンヒータと称し、特開平６−２４１５６９号公報に
記載されているようなものが知られていた。
【０００３】図６は上記従来の温風暖房機の構成を示す
断面図である。図６において、１は置き台２の上に設け
られたケースであり、ケース１の前面には前面パネル３
が設けられるとともに、前面パネル３の下方に吹き出し
口４が形成されている。５はケース１内に設けたバーナ
部であり、バーナ部５の上方には燃焼筒６が立設し、燃
焼筒６の上部外側を覆うように送風ダクト７を設けてあ
る。送風ダクト７は、吹き出し口４に連通し、送風ダク
ト７の後ろ側には対流用の送風機８が設けられ、燃焼筒
６で発生した高温ガスを送風機８からの送風とともに吹
き出し口４から熱風として吹き出す。温風の吹き出し口
４にはルーバー９を複数個設けるとともに開口両積を変
化させる開口面積可変機構１０を設けてある。
断面図である。図６において、１は置き台２の上に設け
られたケースであり、ケース１の前面には前面パネル３
が設けられるとともに、前面パネル３の下方に吹き出し
口４が形成されている。５はケース１内に設けたバーナ
部であり、バーナ部５の上方には燃焼筒６が立設し、燃
焼筒６の上部外側を覆うように送風ダクト７を設けてあ
る。送風ダクト７は、吹き出し口４に連通し、送風ダク
ト７の後ろ側には対流用の送風機８が設けられ、燃焼筒
６で発生した高温ガスを送風機８からの送風とともに吹
き出し口４から熱風として吹き出す。温風の吹き出し口
４にはルーバー９を複数個設けるとともに開口両積を変
化させる開口面積可変機構１０を設けてある。
【０００４】上記構成において、開口面積可変機構１０
を１０から１０’に移動させて吹き出し口４の面積を変
えることによって、吹き出し口４から吹き出される温風
の方向が変化でき、室内温度上昇を早くし、かつ床面の
畳などの変色を防止できる。
を１０から１０’に移動させて吹き出し口４の面積を変
えることによって、吹き出し口４から吹き出される温風
の方向が変化でき、室内温度上昇を早くし、かつ床面の
畳などの変色を防止できる。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の温風
暖房機では、吹き出し口４から出る温風の風向を変える
ことにより床の異常温度上昇を防止する効果はあるが、
送風機８から送風した冷風とバーナ部５から出てくる高
温の熱風とが十分に混合する前に温風の吹き出し□４か
ら出てくるため、吹き出し口４からの温風は高温部分と
室温に近い低温部分とが混在しており、著しい温度むら
があった。そのため、吹き出し口４に設けたルーバー９
の一部は温風温度と同じ高温となり、これに手などが触
れると火傷する恐れもあり、また、温度むらは暖房の快
適性を損なう不快感を生じる問題があった。
暖房機では、吹き出し口４から出る温風の風向を変える
ことにより床の異常温度上昇を防止する効果はあるが、
送風機８から送風した冷風とバーナ部５から出てくる高
温の熱風とが十分に混合する前に温風の吹き出し□４か
ら出てくるため、吹き出し口４からの温風は高温部分と
室温に近い低温部分とが混在しており、著しい温度むら
があった。そのため、吹き出し口４に設けたルーバー９
の一部は温風温度と同じ高温となり、これに手などが触
れると火傷する恐れもあり、また、温度むらは暖房の快
適性を損なう不快感を生じる問題があった。
【０００６】本発明は上記の課題を解決するもので、温
度むらがなく、快適かつ安全で効率のよい温風暖房機を
提供することを目的とする。
度むらがなく、快適かつ安全で効率のよい温風暖房機を
提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】請求項１に係わる本発明
は、燃焼熱により高温ガスを発生するバーナ部と、室内
空気を吸い込む吸い込み口と、送風機を備えた吹き出し
口と、前記吸い込み口と前記バーナ部と前記吹き出し口
とを連通する風通路とを備え、前記送風機は前記吹き出
し口から外部に吹き出すように設けられている温風暖房
機である。
は、燃焼熱により高温ガスを発生するバーナ部と、室内
空気を吸い込む吸い込み口と、送風機を備えた吹き出し
口と、前記吸い込み口と前記バーナ部と前記吹き出し口
とを連通する風通路とを備え、前記送風機は前記吹き出
し口から外部に吹き出すように設けられている温風暖房
機である。
【０００８】本発明により、温風に温度むらがなくて快
適であり、また、吹き出し口におけるルーバーに高温部
分ができないため火傷の恐れがなく安全であり、かつ温
風が均一温度であるため暖房効果に必要な熱量を確保で
きる。
適であり、また、吹き出し口におけるルーバーに高温部
分ができないため火傷の恐れがなく安全であり、かつ温
風が均一温度であるため暖房効果に必要な熱量を確保で
きる。
【０００９】請求項２に係わる本発明は、吸い込み口と
吹き出し口とに連通する第２の通風路と、前記第２の通
風路の通路面積を可変とするダンパとを備えた請求項１
に係わる温風暖房機である。
吹き出し口とに連通する第２の通風路と、前記第２の通
風路の通路面積を可変とするダンパとを備えた請求項１
に係わる温風暖房機である。
【００１０】本発明により、第２の通風路を流れる空気
流量をダンパで増減でき、吹き出し口から出る温風温度
を任意に変えて快適に調節することができる。
流量をダンパで増減でき、吹き出し口から出る温風温度
を任意に変えて快適に調節することができる。
【００１１】請求項３に係わる本発明は、送風機は風向
を可変とする構成とした請求項１に係わる温風暖房機で
ある。
を可変とする構成とした請求項１に係わる温風暖房機で
ある。
【００１２】本発明により、暖房時採暖のため風向を人
に向けるのに本体を移動させる必要がなく、送風機の方
向を変えるだけでよい。
に向けるのに本体を移動させる必要がなく、送風機の方
向を変えるだけでよい。
【００１３】請求項４に係わる本発明は、送風機は風向
を時間とともに変化させる構成とした請求項３に係わる
温風暖房機である。
を時間とともに変化させる構成とした請求項３に係わる
温風暖房機である。
【００１４】本発明により、温風を周期的に幅広く吹き
出すことができ、暖房したいエリアに広く温風を当てる
ことができる。
出すことができ、暖房したいエリアに広く温風を当てる
ことができる。
【００１５】請求項５に係わる本発明は、吸い込み口と
吹き出し口とに連通する第２の通風路を備え、前記第２
の通風路内に送風機のモータを設けた請求項１に係わる
温風暖房機である。
吹き出し口とに連通する第２の通風路を備え、前記第２
の通風路内に送風機のモータを設けた請求項１に係わる
温風暖房機である。
【００１６】本発明により、送風機のモータの周囲温度
は室温に近い環境となり、運転中のモータコイルの温度
上昇を低減でき、電気絶縁の信頼性と耐久性の向上を図
ることができる。
は室温に近い環境となり、運転中のモータコイルの温度
上昇を低減でき、電気絶縁の信頼性と耐久性の向上を図
ることができる。
【００１７】請求項６に係わる本発明は、送風機はバー
ナ部を停止しても動作できる構成とした請求項１に係わ
る温風暖房機である。
ナ部を停止しても動作できる構成とした請求項１に係わ
る温風暖房機である。
【００１８】本発明により、暖房以外に、夏期に扇風機
としても使用することができ、利便性が向上する。
としても使用することができ、利便性が向上する。
【００１９】
【発明の実施の形態】請求項１に係わる本発明におい
て、バーナ部により燃焼熱で高温ガスを発生させ、室内
空気を取り入れる吸い込み口と前記バーナ部と吹き出し
口とを連通するように通風路を形成し、前記吹き出し口
には送風機を室内に吹き出すように設ける。前記送風機
は、前記通風路を経由する前記吸い込み口からの室内空
気と前記バーナ部からの高温ガスとを吹き出し口から室
内に放出する。このとき、前記送風機は室内空気と高温
ガスとを撹拌しながら放出するように機能し、温度むら
のない均一な温風を放出する。したがって、吹き出し口
におけるルーバーの一部が高温になることもない。
て、バーナ部により燃焼熱で高温ガスを発生させ、室内
空気を取り入れる吸い込み口と前記バーナ部と吹き出し
口とを連通するように通風路を形成し、前記吹き出し口
には送風機を室内に吹き出すように設ける。前記送風機
は、前記通風路を経由する前記吸い込み口からの室内空
気と前記バーナ部からの高温ガスとを吹き出し口から室
内に放出する。このとき、前記送風機は室内空気と高温
ガスとを撹拌しながら放出するように機能し、温度むら
のない均一な温風を放出する。したがって、吹き出し口
におけるルーバーの一部が高温になることもない。
【００２０】請求項２に係わる本発明において、吸い込
み口と吹き出し口とを連通する第２の通風路と、その通
路面積を可変とするダンパとを請求項１に係わる温風暖
房機に加えて設け、送風機は、バーナ部を経由する通風
路による温風と前記第２の通風路を経由する室内空気と
を室内に放出する。前記第２の通風路は室内空気を吹き
出し口に直接に導くように機能し、そのダンパはその室
内空気量を可変とするように機能する。したがって、吹
き出し口からの温風の温度は前記ダンパにより可変とな
る。このとき、送風機は前記通風路からの温風と前記第
２の通風路からの室内空気とを撹拌しながら放出するよ
うに機能し、前記ダンパにより温風温度を調整しても、
つねに温度むらのない均一な温風を放出する。
み口と吹き出し口とを連通する第２の通風路と、その通
路面積を可変とするダンパとを請求項１に係わる温風暖
房機に加えて設け、送風機は、バーナ部を経由する通風
路による温風と前記第２の通風路を経由する室内空気と
を室内に放出する。前記第２の通風路は室内空気を吹き
出し口に直接に導くように機能し、そのダンパはその室
内空気量を可変とするように機能する。したがって、吹
き出し口からの温風の温度は前記ダンパにより可変とな
る。このとき、送風機は前記通風路からの温風と前記第
２の通風路からの室内空気とを撹拌しながら放出するよ
うに機能し、前記ダンパにより温風温度を調整しても、
つねに温度むらのない均一な温風を放出する。
【００２１】請求項３に係わる本発明において、請求項
１に係わる温風暖房機の吹き出し口における送風機の向
きを可変とする。このとき、送風機の向きは風向を決定
し、温風の風向を可変とするように機能する。たとえ
ば、送風機を縦方向の軸で支え、その軸を中心に回転可
能とすることにより送風機の方向を左右に可変とする構
成が可能である。
１に係わる温風暖房機の吹き出し口における送風機の向
きを可変とする。このとき、送風機の向きは風向を決定
し、温風の風向を可変とするように機能する。たとえ
ば、送風機を縦方向の軸で支え、その軸を中心に回転可
能とすることにより送風機の方向を左右に可変とする構
成が可能である。
【００２２】請求項４に係わる本発明において、請求項
３に係わる温風暖房機における送風機の方向を時間とと
もに変化させ、温風を室内の広い範囲に放出させる。た
とえば、送風機を支える軸を周期的に往復回動させ、時
間とともに左右に変化させる構成が可能である。
３に係わる温風暖房機における送風機の方向を時間とと
もに変化させ、温風を室内の広い範囲に放出させる。た
とえば、送風機を支える軸を周期的に往復回動させ、時
間とともに左右に変化させる構成が可能である。
【００２３】請求項５に係わる本発明において、請求項
１に係わる温風暖房機に、室内空気を取り入れる吸い込
み口と吹き出し口とを連通する第２の通風路を加えて設
け、そこには送風機のモータを収納する。前記第２の通
風路は室内空気を吹き出し口に直接に導くように機能す
るとともに、前記モータを低温の室内空気で冷却するよ
うに機能する。
１に係わる温風暖房機に、室内空気を取り入れる吸い込
み口と吹き出し口とを連通する第２の通風路を加えて設
け、そこには送風機のモータを収納する。前記第２の通
風路は室内空気を吹き出し口に直接に導くように機能す
るとともに、前記モータを低温の室内空気で冷却するよ
うに機能する。
【００２４】請求項６に係わる本発明において、請求項
１に係わる温風暖房機における送風機は、バーナ部を停
止しても動作可能とする。このとき、送風機は単に室内
空気を放出することにより扇風機として機能する。
１に係わる温風暖房機における送風機は、バーナ部を停
止しても動作可能とする。このとき、送風機は単に室内
空気を放出することにより扇風機として機能する。
【００２５】以下、本発明の実施例について説明する。
【００２６】
【実施例】（実施例１）以下、本発明の温風暖房機の実
施例１について図面を参照しながら説明する。本発明は
請求項１に係わる。
施例１について図面を参照しながら説明する。本発明は
請求項１に係わる。
【００２７】図１は本実施例の構成を示す要部断面図で
ある。図１において、１は置き台２の上に設けられたケ
ースであり、ケース１には温風の吹き出し口４と吸い込
み口１１が形成されている。５は前記ケース１内に設け
たバーナ部であり、バーナ部５の上方には燃焼筒６が立
設し、燃焼筒６の外側を覆うように送風ダクト７を設け
てある。送風ダクト７は、一方を吸い込み口１１に、他
方を吹き出し口４に連通し、吸い込み口１１とバーナ部
５と吹き出し口４とを連通する通風路１２を形成してい
る。吹き出し口４には対流用の送風機８が設けられてい
て、燃焼筒６で発生した高温ガスを吸い込み口１１から
の冷風とともに吹き出し口４に吸引し、温風として吹き
出す。送風機８は、バーナ部５の発熱量や室温の設定に
より風量を適時変更できるように送風機８の回転数を制
御し、送風機８は外部に臨んで設けている。
ある。図１において、１は置き台２の上に設けられたケ
ースであり、ケース１には温風の吹き出し口４と吸い込
み口１１が形成されている。５は前記ケース１内に設け
たバーナ部であり、バーナ部５の上方には燃焼筒６が立
設し、燃焼筒６の外側を覆うように送風ダクト７を設け
てある。送風ダクト７は、一方を吸い込み口１１に、他
方を吹き出し口４に連通し、吸い込み口１１とバーナ部
５と吹き出し口４とを連通する通風路１２を形成してい
る。吹き出し口４には対流用の送風機８が設けられてい
て、燃焼筒６で発生した高温ガスを吸い込み口１１から
の冷風とともに吹き出し口４に吸引し、温風として吹き
出す。送風機８は、バーナ部５の発熱量や室温の設定に
より風量を適時変更できるように送風機８の回転数を制
御し、送風機８は外部に臨んで設けている。
【００２８】上記構成における動作と作用について説明
する。運転中、バーナ部５で発生した熱により高温の温
風が吹き出し口４から出るが、吹き出し口４には送風機
８を設けて、送風機８で吸い込み口１１から入る室内の
空気とバーナ部５からの高温空気とを吸引しながら十分
に撹拌することにより、吹き出し口４から出る温風を均
一な温度とし、部分的な高温部分を無くした構成とした
ものである。したがって、吹き出し口４から出る温風温
度を火傷防止のために低く設定した場合でも温風が均一
温度であるため暖房効果に必要な熱量を確保でき、ま
た、温度むらによる不快感も防止することができる。
する。運転中、バーナ部５で発生した熱により高温の温
風が吹き出し口４から出るが、吹き出し口４には送風機
８を設けて、送風機８で吸い込み口１１から入る室内の
空気とバーナ部５からの高温空気とを吸引しながら十分
に撹拌することにより、吹き出し口４から出る温風を均
一な温度とし、部分的な高温部分を無くした構成とした
ものである。したがって、吹き出し口４から出る温風温
度を火傷防止のために低く設定した場合でも温風が均一
温度であるため暖房効果に必要な熱量を確保でき、ま
た、温度むらによる不快感も防止することができる。
【００２９】以上のように本実施例によれば、温度むら
がなく快適で、かつ火傷を防止した安全な温風暖房機を
実現することができる。
がなく快適で、かつ火傷を防止した安全な温風暖房機を
実現することができる。
【００３０】（実施例２）以下、本発明の温風暖房機の
実施例２について図面を参照しながら説明する。本実施
例は請求項２に係わる。
実施例２について図面を参照しながら説明する。本実施
例は請求項２に係わる。
【００３１】図２は本実施例の構成を示す要部縦断面図
である。本実施例が実施例１と異なる点は、室内空気の
吸い込み口１１と温風の吹き出し口４とに連通する第２
の通風路１３と、第２の通風路１３の通路面積を可変す
るダンパ１４とを備えた構成としたものである。ダンパ
１４はダンパ軸１５を中心に可動に構成し、室温、燃焼
量または設定指示により手動または電気制御により角度
を変えて第２の通風路１３の通路面積を変化させて流れ
る室内空気量を調節する。
である。本実施例が実施例１と異なる点は、室内空気の
吸い込み口１１と温風の吹き出し口４とに連通する第２
の通風路１３と、第２の通風路１３の通路面積を可変す
るダンパ１４とを備えた構成としたものである。ダンパ
１４はダンパ軸１５を中心に可動に構成し、室温、燃焼
量または設定指示により手動または電気制御により角度
を変えて第２の通風路１３の通路面積を変化させて流れ
る室内空気量を調節する。
【００３２】上記構成における動作について説明する。
本実施例では、実施例１の動作に加えて、運転中、送風
機８に吸引されて第２の通風路１３を流れる空気流量を
ダンパ１４で増減することにより温風の吹き出し口４か
ら出る温風温度を任意に可変できる。また、第２の通風
路１３を流れる室内空気量を増加すると温風の温度は急
激に低下する。
本実施例では、実施例１の動作に加えて、運転中、送風
機８に吸引されて第２の通風路１３を流れる空気流量を
ダンパ１４で増減することにより温風の吹き出し口４か
ら出る温風温度を任意に可変できる。また、第２の通風
路１３を流れる室内空気量を増加すると温風の温度は急
激に低下する。
【００３３】以上のように本実施例によれば、温風温度
を快適に調節することができるとともに、第２の通風路
１３を流れる室内空気量を増加することにより温風の温
度を急激に低下でき、火傷を防止できて安全性を向上さ
せることができる。
を快適に調節することができるとともに、第２の通風路
１３を流れる室内空気量を増加することにより温風の温
度を急激に低下でき、火傷を防止できて安全性を向上さ
せることができる。
【００３４】（実施例３）以下、本発明の温風暖房機の
実施例３について図面を参照しながら説明する。本実施
例は請求項３に係わる。
実施例３について図面を参照しながら説明する。本実施
例は請求項３に係わる。
【００３５】図３は本実施例の構成を示す要部縦断面図
である。本実施例が実施例１と異なる点は、温風の吹き
出し口４に取り付けた送風機８を風向を可変できる構成
としたことにある。すなわち、送風機８は軸１６により
本体と位置を変えるように動く。
である。本実施例が実施例１と異なる点は、温風の吹き
出し口４に取り付けた送風機８を風向を可変できる構成
としたことにある。すなわち、送風機８は軸１６により
本体と位置を変えるように動く。
【００３６】上記構成における動作について説明する。
本実施例では、実施例２の動作に加えて、運転中、温風
の方向を変えたいとき、暖房時採暖のために風向を人に
向けるのに本体を移動せずに送風機８の方向を変えるだ
けでよい。また、軸１６に駆動部１７と制御部１８とを
設け、送風機８は風向を時間とともに変化させた構成に
した。したがって、温風を周期的に幅広く吹き出すこと
が可能となり、暖房したいエリアに広く温風を当てるこ
とができ、快適感の向上と運転の省エネルギーによるラ
ンニングコストの低減を図ることができる。
本実施例では、実施例２の動作に加えて、運転中、温風
の方向を変えたいとき、暖房時採暖のために風向を人に
向けるのに本体を移動せずに送風機８の方向を変えるだ
けでよい。また、軸１６に駆動部１７と制御部１８とを
設け、送風機８は風向を時間とともに変化させた構成に
した。したがって、温風を周期的に幅広く吹き出すこと
が可能となり、暖房したいエリアに広く温風を当てるこ
とができ、快適感の向上と運転の省エネルギーによるラ
ンニングコストの低減を図ることができる。
【００３７】以上のように本実施例によれば、本体の向
きを変えることなく温風を幅広いエリアに吹き出すこと
ができて快適性を向上させるとともに、運転エネルギー
の低減を図ることができる。
きを変えることなく温風を幅広いエリアに吹き出すこと
ができて快適性を向上させるとともに、運転エネルギー
の低減を図ることができる。
【００３８】（実施例４）以下、本発明の温風暖房機の
実施例４について図面を参照しながら説明する。本実施
例は請求項４に係わる。
実施例４について図面を参照しながら説明する。本実施
例は請求項４に係わる。
【００３９】図４は本実施例の構成を示す要部縦断面図
である。本実施例が実施例１と異なる点は、吸い込み口
１１と吹き出し口４とに連通する第２の通風路１３を設
けるとともに、第２の通風路１３内に送風機８のモータ
１９を設ける構成とした。
である。本実施例が実施例１と異なる点は、吸い込み口
１１と吹き出し口４とに連通する第２の通風路１３を設
けるとともに、第２の通風路１３内に送風機８のモータ
１９を設ける構成とした。
【００４０】上記構成における動作と作用について説明
する。本実施例では、実施例１に加えて、運転中、バー
ナ部５で発生した熱により高温の温風が吹き出し口４か
ら出るが、吸い込み口１１から第２の通風路１３を通
り、吹き出し口４に加熱されない室内空気が送風機８に
より吸引される。この室内空気は送風機８のモータ１９
の周囲を流れる。したがって、送風機８のモータ１９の
周囲温度は室温に近い環境となり、運転中のモータコイ
ルの温度上昇を低減でき、電気絶縁の信頼性と耐久性の
向上を図ることができる。なお、第２の通風路１３は前
面パネル３に設けた吸い込み口１１ａと吹き出し口４と
の間に設けると、第２の通風路１３内を流れる空気の温
度上昇が少なくより、効果的である。
する。本実施例では、実施例１に加えて、運転中、バー
ナ部５で発生した熱により高温の温風が吹き出し口４か
ら出るが、吸い込み口１１から第２の通風路１３を通
り、吹き出し口４に加熱されない室内空気が送風機８に
より吸引される。この室内空気は送風機８のモータ１９
の周囲を流れる。したがって、送風機８のモータ１９の
周囲温度は室温に近い環境となり、運転中のモータコイ
ルの温度上昇を低減でき、電気絶縁の信頼性と耐久性の
向上を図ることができる。なお、第２の通風路１３は前
面パネル３に設けた吸い込み口１１ａと吹き出し口４と
の間に設けると、第２の通風路１３内を流れる空気の温
度上昇が少なくより、効果的である。
【００４１】（実施例５）以下、本発明の温風暖房機の
実施例５について図面を参照しながら説明する。本実施
例は請求項５に係わる。
実施例５について図面を参照しながら説明する。本実施
例は請求項５に係わる。
【００４２】図５は本実施例の構成を示す要部縦断面図
である。本実施例５が実施例１と異なる点は、バーナ部
５を停止しても送風機８が動作するようにしたことにあ
る。すなわち、送風機８の単独運転制御部２０を設け、
送風機８をバーナ部５と連動して制御する他に、単独運
転制御部２０を任意に選ぶことにより、暖房運転などの
バーナ部５の動作以外に送風のみを行える。したがっ
て、暖房以外に、夏期に扇風機としての使用が可能とな
り、オールシーズンに使用でき、利便性を向上させるこ
とができる。
である。本実施例５が実施例１と異なる点は、バーナ部
５を停止しても送風機８が動作するようにしたことにあ
る。すなわち、送風機８の単独運転制御部２０を設け、
送風機８をバーナ部５と連動して制御する他に、単独運
転制御部２０を任意に選ぶことにより、暖房運転などの
バーナ部５の動作以外に送風のみを行える。したがっ
て、暖房以外に、夏期に扇風機としての使用が可能とな
り、オールシーズンに使用でき、利便性を向上させるこ
とができる。
【００４３】以上のように本実施例によれば、単独運転
制御部２０を設け、送風機８を単独でも運転制御できる
ようにしたことにより、夏期に扇風機としても使用で
き、利便性のよい温風暖房機とすることができる。
制御部２０を設け、送風機８を単独でも運転制御できる
ようにしたことにより、夏期に扇風機としても使用で
き、利便性のよい温風暖房機とすることができる。
【００４４】
【発明の効果】請求項１に係わる本発明は、燃焼熱によ
り高温ガスを発生するバーナ部と、室内空気を吸い込む
吸い込み口と、送風機を備えた吹き出し口と、前記吸い
込み口と前記バーナ部と前記吹き出し口とを連通する風
通路とを備え、前記送風機は前記吹き出し口から外部に
吹き出すように設けられている温風暖房機とすることに
より、前記送風機で室内の空気とバーナ部からの高温空
気を吸引しながら撹拌して放出するので、吹き出し口か
ら出る温風を均一な温度とし、部分的な高温部分を無く
し、吹き出し口から出る温風温度を火傷防止のため低く
設定しても温風が均一温度であるため暖房効果に必要な
熱量を確保でき、また、温度むらによる不快感も防止す
ることができる。
り高温ガスを発生するバーナ部と、室内空気を吸い込む
吸い込み口と、送風機を備えた吹き出し口と、前記吸い
込み口と前記バーナ部と前記吹き出し口とを連通する風
通路とを備え、前記送風機は前記吹き出し口から外部に
吹き出すように設けられている温風暖房機とすることに
より、前記送風機で室内の空気とバーナ部からの高温空
気を吸引しながら撹拌して放出するので、吹き出し口か
ら出る温風を均一な温度とし、部分的な高温部分を無く
し、吹き出し口から出る温風温度を火傷防止のため低く
設定しても温風が均一温度であるため暖房効果に必要な
熱量を確保でき、また、温度むらによる不快感も防止す
ることができる。
【００４５】請求項２に係わる本発明は、吸い込み口と
吹き出し口とに連通する第２の通風路と、前記第２の通
風路の通路面積を可変とするダンパとを備えた請求項１
に係わる温風暖房機とすることにより、第２の通風路を
流れる空気流量をダンパで増減でき吹き出し口から出る
温風温度を任意に可変でき快適に調節することができ
る。
吹き出し口とに連通する第２の通風路と、前記第２の通
風路の通路面積を可変とするダンパとを備えた請求項１
に係わる温風暖房機とすることにより、第２の通風路を
流れる空気流量をダンパで増減でき吹き出し口から出る
温風温度を任意に可変でき快適に調節することができ
る。
【００４６】請求項３に係わる本発明は、送風機は風向
を可変とする構成とした請求項１に係わる温風暖房機と
することにより、暖房時採暖のため風向を人に向けるの
に本体を移動せずに送風機の方向を変えるだけでよい。
を可変とする構成とした請求項１に係わる温風暖房機と
することにより、暖房時採暖のため風向を人に向けるの
に本体を移動せずに送風機の方向を変えるだけでよい。
【００４７】請求項４に係わる本発明は、送風機は風向
を時間とともに変化させる構成とした請求項３に係わる
温風暖房機とすることにより、温風を周期的に幅広く吹
き出すことが可能となり、暖房したいエリアに広く温風
を当てることができる。
を時間とともに変化させる構成とした請求項３に係わる
温風暖房機とすることにより、温風を周期的に幅広く吹
き出すことが可能となり、暖房したいエリアに広く温風
を当てることができる。
【００４８】請求項５に係わる本発明は、吸い込み口と
吹き出し口とに連通する第２の通風路を備え、前記第２
の通風路内に送風機のモータを設けた請求項１に係わる
温風暖房機とすることにより、送風機のモータの周囲温
度は室温に近い環境となり、運転中のモータコイルの温
度上昇を低減でき、電気絶縁の信頼性と耐久性の向上を
図ることができる。
吹き出し口とに連通する第２の通風路を備え、前記第２
の通風路内に送風機のモータを設けた請求項１に係わる
温風暖房機とすることにより、送風機のモータの周囲温
度は室温に近い環境となり、運転中のモータコイルの温
度上昇を低減でき、電気絶縁の信頼性と耐久性の向上を
図ることができる。
【００４９】請求項６に係わる本発明は、送風機はバー
ナ部を停止しても動作できる構成とした請求項１に係わ
る温風暖房機とすることにより、暖房以外に、夏期に扇
風機としても使用が可能となりオールシーズン使用で
き、利便性を向上させることができる。
ナ部を停止しても動作できる構成とした請求項１に係わ
る温風暖房機とすることにより、暖房以外に、夏期に扇
風機としても使用が可能となりオールシーズン使用で
き、利便性を向上させることができる。
【図１】本発明の温風暖房機の実施例１の構成を示す要
部縦断面図
部縦断面図
【図２】本発明の温風暖房機の実施例２の構成を示す要
部縦断面図
部縦断面図
【図３】本発明の温風暖房機の実施例３および実施例４
の構成を示す要部縦断面図
の構成を示す要部縦断面図
【図４】本発明の温風暖房機の実施例５の構成を示す要
部縦断面図
部縦断面図
【図５】本発明の温風暖房機の実施例６の構成を示す要
部縦断面図
部縦断面図
【図６】従来の温風暖房機の構成を示す要部縦断面図
１ ケース ２ 置き台 ３ 前面パネル ４ 吹き出し口 ５ バーナ部 ６ 燃焼筒 ７ 送風ダクト ８ 送風機 ９ ルーバー １０ 開口面積可変機構 １１、１１ａ 吸い込み口 １２ 通風路 １３ 第２の通風路 １４ ダンパ １５ ダンパ軸 １６ 軸 １７ 駆動部 １８ 制御部 １９ モータ ２０ 単独運転制御部
Claims (6)
- 【請求項１】燃焼熱により高温ガスを発生するバーナ部
と、室内空気を吸い込む吸い込み口と、送風機を備えた
吹き出し口と、前記吸い込み口と前記バーナ部と前記吹
き出し口とを連通する風通路とを備え、前記送風機は前
記吹き出し口から外部に吹き出すように設けられている
温風暖房機。 - 【請求項２】吸い込み口と吹き出し口とに連通する第２
の通風路と、前記第２の通風路の通路面積を可変とする
ダンパとを備えた請求項１記載の温風暖房機。 - 【請求項３】送風機は風向を可変とする構成とした請求
項１記載の温風暖房機。 - 【請求項４】送風機は風向を時間とともに変化させる構
成とした請求項３記載の温風暖房機。 - 【請求項５】吸い込み口と吹き出し口とに連通する第２
の通風路を備え、前記第２の通風路内に送風機のモータ
を設けた請求項１記載の温風暖房機。 - 【請求項６】送風機はバーナ部を停止しても動作できる
構成とした請求項１記載の温風暖房機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28272699A JP2001108305A (ja) | 1999-10-04 | 1999-10-04 | 温風暖房機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28272699A JP2001108305A (ja) | 1999-10-04 | 1999-10-04 | 温風暖房機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001108305A true JP2001108305A (ja) | 2001-04-20 |
Family
ID=17656254
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28272699A Pending JP2001108305A (ja) | 1999-10-04 | 1999-10-04 | 温風暖房機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001108305A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN113983687A (zh) * | 2021-11-01 | 2022-01-28 | 镇江市博德电气设备有限公司 | 一种智能控制加热取暖暖风机及其控制方法 |
-
1999
- 1999-10-04 JP JP28272699A patent/JP2001108305A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN113983687A (zh) * | 2021-11-01 | 2022-01-28 | 镇江市博德电气设备有限公司 | 一种智能控制加热取暖暖风机及其控制方法 |
| CN113983687B (zh) * | 2021-11-01 | 2023-04-18 | 镇江市博德电气设备有限公司 | 一种智能控制加热取暖暖风机及其控制方法 |
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