JP2001336776A - 暖房装置 - Google Patents

暖房装置

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JP2001336776A
JP2001336776A JP2000156347A JP2000156347A JP2001336776A JP 2001336776 A JP2001336776 A JP 2001336776A JP 2000156347 A JP2000156347 A JP 2000156347A JP 2000156347 A JP2000156347 A JP 2000156347A JP 2001336776 A JP2001336776 A JP 2001336776A
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JP
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temperature gas
air
heating
hot air
radiator
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Withdrawn
Application number
JP2000156347A
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English (en)
Inventor
Motohiko Kitamura
基彦 北村
Takehiko Shigeoka
武彦 重岡
Toshiro Ogino
俊郎 荻野
Noriyuki Komeno
範幸 米野
Seiichi Yasuki
誠一 安木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B30/00Energy efficient heating, ventilation or air conditioning [HVAC]
    • Y02B30/12Hot water central heating systems using heat pumps

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  • Direct Air Heating By Heater Or Combustion Gas (AREA)
  • Central Heating Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 温風暖房と輻射暖房および温風と輻射の同時
運転を簡単に切り替えれるようにし、使用者および使用
環境に応じた暖房形態で運転し快適性の高い暖房機の実
現を目的としたものである。 【解決手段】 高温ガス切り替え手段19および高温ガ
ス閉塞手段20を切り替えることにより、機器の運転を
輻射体12より輻射エネルギーを放出する輻射暖房運転
と、温風吹き出し口15より温風を排出する温風暖房さ
らに、高温ガス切り替え手段19および高温ガス閉塞手
段20を複数設け輻射暖房と温風暖房を同時に行うこと
ができ、使用者のニーズに合う暖房形態を提供できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、輻射暖房を用いた
暖房装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種の暖房装置は実公昭63−1
1548号公報に記載されているようなものが一般的で
あった。この暖房装置は図8に示すように、本体下部に
設けられたバーナー1と、前記バーナー1で発生した燃
焼ガスを通過させる中空の薄型箱状熱交換器2と、前記
熱交換器2の両側に形成された縦状の開口3と、前記熱
交換器2の少なくとも前面に塗装された遠赤外線塗料
と、室内空気を前記熱交換器2に送風して熱交換し温風
として本体吐出口より吐出する対流ファン5からなり、
上記熱交換器2は内部を中空にして上記バーナー1から
の燃焼ガス6が通過するように中空形成された通路7を
設け、熱交換器2の各部に上記燃焼ガス6が行き渡るよ
うに通路7の一部に凹形のビード8を設けて開口3から
燃焼ガスを排出する構成となっていた。
【0003】そしてバーナーで発生した燃焼ガスを熱交
換器2に通過させて300℃〜500℃に加熱すること
により、遠赤外線塗料で塗装された前面より遠赤外線を
輻射し輻射暖房を行なう。また、同時に熱交換器2の後
面に沿って対流ファン5で取り入れた室内空気を送風
し、熱交換器2の開口3で排出される燃焼ガスと混合し
て室内へ温風として吐出し温風暖房を行なう。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の暖房装置では、輻射暖房と温風暖房を同時に行なう構
成であるので、それぞれの暖房形態を単独で運転するこ
とが出来ない。
【0005】輻射暖房単独であれば、温風による気流感
がなくマイルドな暖房感が得らるが、上記従来例は同時
に温風も出るので気流感による不快感が発生する。また
上記従来例では温風が本体の側面から左右水平方向に吹
出しているので、部屋の温度分布は本体正面の足元が寒
い傾向となる。
【0006】温風暖房単独であれば、温風により足元か
ら力強く部屋の温度を上昇させることが出来るが、上記
従来例では輻射暖房を併用している分温風温度下がるこ
とと温風吹出しが本体の左右から成されるので足元から
力強く暖房することができない。
【0007】また従来の一般的な輻射暖房では、冷時の
部屋を設定温度にするまで時間がかかり、部屋の温度分
布も足元が寒く頭は暖かい不快なものとなる。更に従来
の温風暖房では設定温度に達してからも比較的流速の速
い温風が吹出されるので機本体正面は不快となり、部屋
の温度分布も部屋の中央が暖かく隅は寒い傾向となる。
【0008】本発明はこのような従来の課題を解決する
ものであり、暖房開始から設定室温に達するまでは暖房
を温風モードとして強力にすばやく部屋を暖め、設定温
度に到達してからは、暖房を輻射モードに切り替え、機
器の正面においては輻射および微温風によりマイルドに
採暖でき、さらに輻射と温風モードを同時に行い輻射モ
ード時の足元が寒いという問題を解決しかつ部屋全体は
微温風の循環で均一に保温されるという快適な暖房を提
供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、高温ガスを発生する高温ガス発生手段と、
上記高温ガス発生手段からの高温ガスにより加熱され採
熱した熱を輻射エネルギーとして発生する輻射体と、上
記輻射体に高温ガスを導く輻射体加熱風路と、上記輻射
体加熱風路に高温ガス発生手段からの高温ガスを導く連
結風路と、上記輻射体を冷却する空気流と高温ガス発生
手段からの高温ガスとを混合し温風として温風吹き出し
口から排出する空気流を供給する送風手段と、上記送風
手段からの空気を本体冷却風路を介し輻射体加熱風路と
機器の間に流し機器への熱の伝わりを遮断する輻射体冷
却風路と、上記送風手段からの空気流を輻射体冷却風路
側かあるいは温風吹き出し口側へ切り替える高温ガス切
り替え手段を備え、上記高温ガス切り替え手段に連動し
て、高温ガス切り替え手段が送風手段からの空気流を輻
射手段冷却手段側へ切り替えた時に、高温ガス発生手段
からの高温ガスを輻射体加熱風路へ導き、温風吹き出し
口側に漏れないように高温ガス発生手段と温風吹き出し
口につながる空間を閉塞し、また、高温ガス切り替え手
段が送風手段からの空気流を温風吹き出し口側へ切り替
えた時は、高温ガス発生手段からの高温ガスを温風吹き
出し口へ導き、輻射体加熱風路側に高温ガスが漏れない
ように、輻射体加熱風路の高温ガス発生手段からの高温
ガス取り入れ口を閉塞する高温ガス閉塞手段を配置し、
該機器の運転を輻射体から輻射エネルギーを発生させて
暖房する輻射モードと温風吹き出し口から温風を排出し
て暖房する温風モードへ切り替える構成としている。
【0010】上記構成により、輻射暖房を主体とする輻
射モードと温風暖房を主体とする温風モードをそれぞれ
単独に運転することができる。
【0011】すなわち輻射モードは、高温ガス切替手段
で連結風路と本体冷却風路を遮断することおよび高温ガ
ス閉塞手段を連結風路と吹き出し口を遮断することによ
り、高温ガスが連結風路から輻射体加熱風路を通過しな
がら採熱面を加熱し輻射体より本体の外部に流出しドラ
フト効果により輻射体にそって上部に流れる。この時輻
射体から輻射熱が放出される。一方送風手段から送られ
る空気は本体冷却風路と輻射体冷却風路を通過し連結風
路から機器に伝わる熱および輻射手段から機器に伝わる
熱を遮断しながら本体上部より流出する。
【0012】この暖房形態は部屋の温度が設定温度で安
定しているときに有効で、本体の正面には気流感のない
マイルドな輻射エネルギーを放出し快適に採暖すること
ができ、また輻射体により放出された高温ガスと自然対
流によりドラフト効果で本体上部に上昇した熱気を送風
手段からの輻射体冷却風路を介して本体上部より排出さ
れる空気流により本体上部斜め上方に気流感のない微温
風として流す。この微温風の室内循環により部屋内は温
度差の少ない快適な空間となる。
【0013】そして温風モードは、高温ガス切り替え手
段を輻射体冷却風路と本体冷却風路を遮断し、高温ガス
閉塞手段で輻射手段加熱風路と連結風路を遮断し、本体
冷却風路と連結風路を温風吹出口に連結させることによ
り高温ガスと送風手段より送られる空気流を混合させ温
風吹出口より温風を本体外部に放出する。
【0014】この暖房形態は部屋を冷時から急速に暖め
たい時に有効で、本体正面の下部に配置された温風吹き
出し口より温風を力強く放出することにより、足元から
効果的に部屋内を暖める。また広い部屋あるいは吹き抜
けになった部屋等で部屋全体を暖めるのではなく個人暖
房として効率的に機器正面のみで採暖するときにも有効
となる。
【0015】このように本発明は使用状況により輻射モ
ードと温風モードの2通りの暖房形態を単独で運転する
ことができ効果的に部屋全体を快適にあるいは効果的に
採暖することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】上記課題を解決するため、請求項
1に記載した発明は、高温ガスを発生する高温ガス発生
手段と、上記高温ガス発生手段からの高温ガスにより加
熱され採熱した熱を輻射エネルギーとして発生する輻射
体と、上記輻射体に高温ガスを導く輻射体加熱風路と、
上記輻射体加熱風路に高温ガス発生手段からの高温ガス
を導く連結風路と、上記輻射体を冷却する空気流と高温
ガス発生手段からの高温ガスとを混合し温風として温風
吹き出し口から排出する空気流を供給する送風手段と、
上記送風手段からの空気を本体冷却風路を介し輻射体加
熱風路と機器の間に流し機器への熱の伝わりを遮断する
輻射体冷却風路と、上記送風手段からの空気流を輻射体
冷却風路側かあるいは温風吹き出し口側へ切り替える高
温ガス切り替え手段を備え、上記高温ガス切り替え手段
に連動して、高温ガス切り替え手段が送風手段からの空
気流を輻射手段冷却手段側へ切り替えた時に、高温ガス
発生手段からの高温ガスを輻射体加熱風路へ導き、温風
吹き出し口側に漏れないように高温ガス発生手段と温風
吹き出し口につながる空間を閉塞し、また、高温ガス切
り替え手段が送風手段からの空気流を温風吹き出し口側
へ切り替えた時は、高温ガス発生手段からの高温ガスを
温風吹き出し口へ導き、輻射体加熱風路側に高温ガスが
漏れないように、輻射体加熱風路の高温ガス発生手段か
らの高温ガス取り入れ口を閉塞する高温ガス閉塞手段を
配置し、該機器の運転を輻射体から輻射エネルギーを発
生させて暖房する輻射モードと温風吹き出し口から温風
を排出して暖房する温風モードへ切り替える構成として
いる。
【0017】そして、輻射暖房を主体とする輻射モード
と温風暖房を主体とする温風モードをそれぞれ単独に運
転することができる。
【0018】すなわち輻射モードは、高温ガス切替手段
で連結風路と本体冷却風路を遮断することおよび高温ガ
ス閉塞手段を連結風路と吹き出し口を遮断することによ
り、高温ガスが連結風路から輻射体加熱風路を通過しな
がら採熱面を加熱し輻射体より本体の外部に流出しドラ
フト効果により輻射体にそって上部に流れる。この時輻
射体から輻射熱が放出される。一方送風手段から送られ
る空気は本体冷却風路と輻射体冷却風路を通過し連結風
路から機器に伝わる熱および輻射手段から機器に伝わる
熱を遮断しながら本体上部よりに流出する。
【0019】この暖房形態は部屋の温度が設定温度で安
定しているときに有効で、本体の正面には気流感のない
マイルドな輻射エネルギーを放出し快適に採暖すること
ができ、また輻射体により放出された高温ガスと自然対
流によりドラフト効果で本体上部に上昇した熱気を送風
手段からの輻射体冷却風路を介して本体上部より排出さ
れる空気流により本体上部斜め上方に気流感のない微温
風として流す。この微温風の室内循環により部屋内は温
度差の少ない快適な空間となる。
【0020】そして温風モードは、高温ガス切り替え手
段を輻射体冷却風路と本体冷却風路を遮断し、高温ガス
閉塞手段で輻射手段加熱風路と連結風路を遮断し、本体
冷却風路と連結風路を温風吹出口に連結させることによ
り高温ガスと送風手段より送られる空気流を混合させ温
風吹出口より温風を本体外部に放出する。
【0021】この暖房形態は部屋を冷時から急速に暖め
たい時に有効で、本体正面の下部に配置された温風吹き
出し口より温風を力強く放出することにより、足元から
効果的に部屋内を暖める。また広い部屋あるいは吹き抜
けになった部屋等で部屋全体を暖めるのではなく個人暖
房として効率的に機器正面のみで採暖するときにも有効
となる。
【0022】このように本発明は使用状況により輻射モ
ードと温風モードの2通りの暖房形態を単独で運転する
ことができ効果的に部屋全体を快適にあるいは効果的に
採暖することができる。
【0023】請求項2に記載した発明は、高温ガスを発
生する高温ガス発生手段と、上記高温ガス発生手段から
の高温ガスにより加熱され採熱した熱を輻射エネルギー
として発生する輻射体と、上記輻射体に高温ガスを導く
輻射体加熱風路と、上記輻射体加熱風路に高温ガス発生
手段からの高温ガスを導く連結風路と、上記輻射体を冷
却する空気流と高温ガス発生手段からの高温ガスとを混
合し温風として温風吹き出し口から排出する空気流を供
給する送風手段と、上記送風手段からの空気を本体冷却
風路を介し輻射体加熱風路と機器の間に流し機器への熱
の伝わりを遮断する輻射体冷却風路と、上記送風手段か
らの空気流を輻射体冷却風路側かあるいは温風吹き出し
口側へ切り替える高温ガス切り替え手段を備え、上記高
温ガス切り替え手段を機器の水平方向に複数枚配置し、
複数枚の高温ガス切り替え手段をそれぞれ上記送風手段
からの空気流を輻射体冷却風路側かあるいは温風吹き出
し口側へ切り替えることにより、該機器の運転を輻射体
から輻射エネルギーを発生させて暖房する輻射モードと
温風吹き出し口から温風を排出して暖房する温風モード
と、輻射体からの輻射エネルギーの発生と温風吹き出し
口からの温風排出を同時に行う輻射温風モードを切り替
える構成としている。
【0024】そして、本発明は使用状況により輻射モー
ドと温風モードと輻射と温風を同時に行う輻射温風モー
ドの3通りの暖房形態で運転することができる。
【0025】つまり輻射モードは、複数の高温ガス切り
替え手段すべてを連結風路と本体冷却風路を遮断するこ
とにより、高温ガスが連結風路から輻射体加熱風路を通
過しながら採熱面を加熱し輻射体より本体の外部に流出
しドラフト効果により輻射体にそって上部に流れる。こ
の時輻射体から輻射熱が放出される。一方送風手段から
送られる空気は本体冷却風路と輻射体冷却風路を通過し
連結風路から機器に伝わる熱および輻射手段から機器に
伝わる熱を遮断しながら本体上部よりに流出する。
【0026】また温風モードは、複数の高温ガス切り替
え手段すべてを輻射体冷却風路と本体冷却風路を遮断
し、本体冷却風路と連結風路を温風吹出口に連結させる
ことにより高温ガスと送風手段より送られる空気流を混
合させ温風吹出口より温風を本体外部に放出する。
【0027】そして輻射温風モードは、複数の高温切り
替え手段の一部は輻射モード側にし、その外は温風モー
ド側にすることにより、輻射体から輻射エネルギー放出
と、温風吹き出し口からの温風排出を同時に行う。
【0028】この輻射温風モードは機器の水平方向で輻
射モードと温風モードをそれぞれ同時に行うことがで
き、例えば水平方向に3つの高温ガス切り替え手段があ
れば、中央の高温ガス切り替え手段は輻射モードとし両
サイドの高温ガス切り替え手段を温風モードとして、機
器の正面中央では気流感のない快適な輻射暖房により採
暖し同時に機器温風吹き出しぐちの両サイドより排出さ
れる温風により部屋を早く設定温度に暖めるというよう
なきめ細やかな暖房のニーズにも答えられる。
【0029】請求項3に記載した発明は、請求項2の発
明における複数枚の水平方向に配置した高温ガス切り替
え手段に連動する高温ガス閉塞手段を機器の水平方向に
複数枚配置し、高温ガス閉塞手段は、それぞれの高温ガ
ス閉塞手段の上流に位置する高温ガス切り替え手段の運
転モードに合わせ輻射体加熱風路を部分的に開閉する構
成としている。
【0030】そして、複数の高温ガス閉塞手段により、
輻射モード時は高温ガスの吹き出し口からの漏れを防
ぎ、温風モード時は高温ガスおよび送風手段からの空気
流の輻射手段加熱風路への漏れを防止する。さらに輻射
温風モード時には上流に位置する高温ガス切り替え手段
モードに合わせ開閉を行う。
【0031】これは上記請求項2の発明で説明した輻射
温風モード時に隣り合う高温ガス切り替え手段のそれぞ
れの暖房モードの干渉を受け難くし、それぞれ設定され
た暖房モードを正確に行うことができる。
【0032】請求項4に記載した発明は、高温ガス切り
替え手段を輻射体冷却風路側に切り替えた時に、送風手
段からの空気流の一部を温風吹き出し口に導く連通口を
配置し、該機器がの運転が輻射モード時にも温風吹き出
し口から温風を排出する構成としている。
【0033】そして、高温ガス切り替え手段を輻射モー
ド側にした時も、送風手段からの空気流の一部が連通口
を通り高温ガスの一部と混合し温風吹き出し口から排出
される。
【0034】これは輻射モード時の部屋内の温度分布は
ほぼ均一となり椅子を使って生活する部屋には快適とな
るが、畳の部屋など床に座って生活する部屋での足元が
より暖かい温度分布がほしいというニーズにマッチした
暖房となる。しかも温風吹き出し口から温風は排出され
るが従来の温風暖房のように気流感が在り不快となるも
のではなく気流感のない温風を排出することにより快適
感を保ちつつより足元が暖かい温度分布を提供できるも
のである。
【0035】請求項5に記載した発明は、請求項1の発
明において高温ガス切り替え手段に連動して、高温ガス
切り替え手段が送風手段からの空気流を温風吹き出し口
側へ切り替えた時に、送風手段からの空気流を連結風路
の側面を通過し温風吹き出し口に導くバイパス経路を形
成し、高温ガス切り替え手段が送風手段からの空気流を
輻射体冷却風路側へ切り替えた時に前記バイパス経路を
閉塞する温風増加手段を連結風路の送風手段側に配置し
た構成としている。
【0036】そして、温風モード時に、温風吹き出し口
からは、送風手段からの空気流の大部分を高温ガス切り
替え手段を介して高温ガスと混合されたものと送風手段
からの空気流の一部をバイパス経路を連結風路の側面と
熱交換しながら通過したものを排出する。
【0037】これは温風モード時により強力に暖房を行
う時に有効となる。すなわち暖房効果を上げる手段とし
ては高温ガス量を増量すれば良いがこの時温風として高
温ガスに混合される送風手段からの空気流の量も増量し
なければ温風吹き出し口から排出される温風の温度が上
昇し不快となるとともにドラフト効果により温風が部屋
の隅まで到達することなく上昇し部屋内も分布も足元か
ら暖まる状態をつくりにくい。
【0038】従って温風暖房効果を上げるため高温ガス
量の増加にともない送風手段からの空気流の一部をバイ
パス経路を介して温風吹き出し口から排出し温風温度の
最適化を行う。
【0039】また高温ガスの増量にともない高温ガスの
通る連結風路も高温となるがバイパス経路を送風手段か
ら空気流が連結風路と熱交換しながら通過することによ
り連結風路の過昇を防止することができ機器の安全性を
向上させる。
【0040】請求項6に記載した発明は、温風吹き出し
口が輻射体の前面に設置され、前記温風吹出し口は上記
高温ガス切り替え手段に連動する温風吹き出し開閉手段
を配置し、前記温風吹き出し開閉手段は、該機器が温風
モードの時に開放状態となり、該機器が輻射モードの時
は閉塞状態となる暖房装置としている。
【0041】そして、輻射モードは高温ガス切替手段で
連結風路と本体冷却風路を遮断することおよび温風吹出
し開閉手段を閉塞することにより、高温ガスが連結風路
から輻射体加熱風路を通過しながら採熱面を加熱し輻射
体より本体の外部に流出しドラフト効果により輻射体に
そって上部に流れる。この時輻射体から輻射熱が放出さ
れる。一方送風手段から送られる空気は本体冷却風路と
輻射体冷却風路を通過し連結風路から機器に伝わる熱お
よび輻射手段から機器に伝わる熱を遮断しながら本体上
部よりに流出する。
【0042】また温風モードは、高温ガス切り替え手段
を輻射体冷却風路と本体冷却風路を遮断し、温風吹出し
開閉手段を開放し、高温ガスと送風手段より送られる空
気流を混合させ輻射体前面の温風吹出口より温風を本体
外部に放出する。
【0043】本発明の構成では独立した温風吹き出し口
を持たないので機器のシンプル化およびコンパクト化が
できるとともに、輻射体の面積を機器の正面下方に広げ
ることができ輻射暖房の効果を向上できる。
【0044】請求項7に記載した発明は、請求項6の発
明における温風吹き出し開閉手段を、温風モード時に開
放角度を任意に調節し温風の吹き出し方向を制御するも
のとした暖房装置としている。
【0045】そして、温風モード時に送風手段からの空
気流と高温ガスが混合された温風は輻射体前面の吹出し
口より排出され、この時温風吹出し開閉手段の開閉角度
を任意に調節し温風の排出される角度を変えることがで
きる。
【0046】従って部屋の温度分布により温風の吹き出
し角度をかえることが出来るので効率的に部屋の温度を
設定温度にすばやく到達することができる。
【0047】請求項8に記載した発明は、請求項6の発
明における温風吹き出し開閉手段を、輻射モード時に閉
塞した状態で閉塞部も有効に輻射エネルギーを放出する
ものとした暖房装置としている。
【0048】そして、輻射モード時に高温ガス発生手段
からの高温ガスは連結風路を通過し高温ガス切り替え手
段にガイドされ輻射手段加熱風路に導かれる。この時高
温ガス開閉手段は閉塞状態となっており高温ガスを輻射
手段加熱風路上方に導き前記高温ガス閉塞手段自身も高
温ガスにより加熱され輻射エネルギーを放出する。
【0049】従って輻射モード時には高温ガス閉塞手段
を含んだ輻射体前面から輻射エネルギーが放出されるの
で、さらに輻射暖房効果の向上が図れる。
【0050】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を用いて
説明する。
【0051】(実施例1)図1は本発明の実施例1の暖
房装置の輻射モード時の断面図、図2は温風モード時の
断面図、図3は輻射温風モードの要部斜視図である。
【0052】図1〜3において1は高温ガスを発生する
燃焼部で、燃焼部11で発生した高温ガスを上方に導く
ように配置した燃焼筒14で覆われている。
【0053】2は燃焼部11からの高温ガスにより加熱
され採熱した熱を輻射エネルギーとして発生する輻射体
であり上記輻射体12の前面には高温ガスを機器の外に
排出する小さな排気孔12aが全面に開いている。そし
て上記輻射体12に高温ガスを燃焼筒14を介して導く
輻射体加熱風路13が設けられている。
【0054】機器の背部には送風手段として送風手段1
6が配置されており、上記輻射体12を冷却する空気流
と、燃焼部11からの高温ガスを混合し温風として機器
の外に排出する温風吹き出し口15から排出する空気流
を供給する。
【0055】そして燃焼筒14の上部に本体冷却風路1
7を設け、この本体冷却風路17を介して輻射体加熱風
路13と機器の間に流し機器への熱の伝わりを遮断する
輻射体冷却風路18に送風手段からの空気流を供給する
ようになっている。
【0056】9は送風手段16からの空気流を輻射体冷
却風路18側かあるいは温風吹き出し口15側へ空気流
の流れを切り替える高温ガス切り替え手段であり、機器
の水平方向に2個設けてありそれぞれが任意に動作でき
るようにしている。そして上記高温ガス切り替え手段1
9に連動して、高温ガス切り替え手段19が送風手段1
6からの空気流を輻射手段冷却手段風路8側へ切り替え
た時に、燃焼部11からの高温ガスを輻射体加熱風路1
3へ導き、温風吹き出し口15側に漏れないように燃焼
筒14と温風吹き出し口15につながる空間を閉塞し、
また高温ガス切り替え手段19が送風手段からの空気流
を温風吹き出し口15側へ切り替えた時は、燃焼部11
からの高温ガスを温風吹き出し口15へ導き、輻射体加
熱風路13側に高温ガスが漏れないように、輻射体加熱
風路13の燃焼筒14からの高温ガス取り入れ口を閉塞
する高温ガス閉塞手段20を2個上記2個の高温ガス切
り替え手段の下流に配置している。
【0057】そして上記2個づつ配置した高温ガス切り
替え手段19と高温ガス閉塞手段20により、該機器の
運転を輻射体12から輻射エネルギーを発生させて暖房
する輻射モードと温風吹き出し口15から温風を排出し
て暖房する温風モードと輻射温風モードへと切り替える
構成としている。
【0058】上記した構成により輻射モードを図1を用
いて説明すると、両方の高温ガス切替手段9で燃焼筒1
4と本体冷却風路17を遮断することおよび両方の高温
ガス閉塞手段20を燃焼筒14と温風吹き出し口15を
遮断することにより、高温ガスが燃焼筒14から輻射体
加熱風路13を通過しながら採熱面を加熱し輻射体12
の排気孔12aより本体の外部に流出しドラフト効果に
より輻射体12にそって上部に流れる。この時輻射体1
2から輻射熱が放出される。一方送風手段16から送ら
れる空気は本体冷却風路17と輻射体冷却風路18を通
過し燃焼筒14から機器に伝わる熱および輻射体12か
ら機器に伝わる熱を遮断しながら本体上部より流出す
る。
【0059】この暖房形態は部屋の温度が設定温度で安
定しているときに有効で、本体の正面には気流感のない
マイルドな輻射エネルギーを放出し快適に採暖すること
ができ、また輻射体により放出された高温ガスと自然対
流によりドラフト効果で本体上部に上昇した熱気を送風
手段からの輻射体冷却風路を介して本体上部より排出さ
れる空気流により本体上部斜め上方に気流感のない微温
風として流す。この微温風の室内循環により部屋内は温
度差の少ない快適な空間となる。
【0060】そして温風モードを図2を用いて説明する
と、両方の高温ガス切り替え手段19を輻射体冷却風路
18と本体冷却風路17を遮断し、両方の高温ガス閉塞
手段20で輻射手段加熱風路3と燃焼筒14を遮断し、
本体冷却風路17と燃焼筒14を温風吹き出し口15に
連結させることにより燃焼部11からの高温ガスと送風
手段より送られる空気流を混合させ温風吹き出し口15
より温風を本体外部に放出する。
【0061】この暖房形態は部屋を冷時から急速に暖め
たい時に有効で、本体正面の下部に配置された温風吹き
出し口15より温風を力強く放出することにより、足元
から効果的に部屋内を暖める。また広い部屋あるいは吹
き抜けになった部屋等で部屋全体を暖めるのではなく個
人暖房として効率的に機器正面のみで採暖するときにも
有効となる。
【0062】そして輻射温風モードを図3を用いて説明
すると、左側の高温ガス切り替え手段19および高温ガ
ス閉塞手段20を輻射モード側にし、右側の高温ガス切
り替え手段19および高温ガス閉塞手段20を温風モー
ド側にすることにより、輻射体12の左半分から輻射エ
ネルギー放出と、温風吹き出し口15の右半分からの温
風排出を同時に行う。
【0063】すなわち左側の高温ガス切り替え手段19
および高温ガス閉塞手段20は輻射モードとし右側の高
温ガス切り替え手段19および高温ガス閉塞手段20は
温風モードとして、機器の正面左側では気流感のない快
適な輻射暖房により採暖し同時に機器の正面右側では温
風吹き出し口15より排出される温風により部屋を早く
設定温度に暖めるというようなきめ細やかな暖房のニー
ズにも答えられる。
【0064】このように本実施例は使用状況により輻射
モードと温風モードおよび輻射温風モードの3形態の暖
房を運転することができ効果的に部屋全体を快適にある
いは効果的に採暖することができる。
【0065】(実施例2)図4は本発明の実施例2の輻
射暖房運転時の暖房装置の断面図、図5は温風暖房時の
断面図である。実施例1と同一部品は同一番号を付記し
て説明を省略する。
【0066】図4、図5において高温ガス切り替え手段
19を輻射体冷却風路18側に切り替えた時に、送風手
段16からの空気流の一部を温風吹き出し口15に導く
連通口21を配置し、該機器がの運転が輻射モード時に
も温風吹き出し口15から温風を排出する構成としてい
る。
【0067】また高温ガス切り替え手段19に連動し
て、高温ガス切り替え手段19が送風手段16からの空
気流を温風吹き出し口15側へ切り替えた時に、送風手
段16からの空気流を燃焼筒14の側面を通過し温風吹
き出し口15に導くバイパス経路22を形成し、高温ガ
ス切り替え手段19が送風手段16からの空気流を輻射
体冷却風路18側へ切り替えた時に上記バイパス経路2
2を閉塞する温風増加手段23を燃焼筒14両サイドの
送風手段16側に配置した暖房装置としている。
【0068】そして上記高温ガス切り替え手段19を輻
射モード側にした時も、送風手段16からの空気流の一
部が連通口21を通り燃焼部11からの高温ガスの一部
と混合し温風吹き出し口15から排出される。
【0069】上記構成によると、上記高温ガス切り替え
手段を輻射モード側にした時も、送風手段からの空気流
の一部が連通口を通り高温ガスの一部と混合し温風吹き
出し口から排出される。
【0070】これは輻射モード時の部屋内の温度分布は
ほぼ均一となり椅子を使って生活する部屋には快適とな
るが、畳の部屋など床に座って生活する部屋での足元が
より暖かい温度分布がほしいというニーズにマッチした
暖房となる。しかも温風吹き出し口15から温風は排出
されるが従来の温風暖房のように気流感が在り不快とな
るものではなく気流感のない温風を排出することにより
快適感を保ちつつより足元が暖かい温度分布を提供でき
るものである。
【0071】さらに温風モード時に、温風吹き出し口1
5からは、送風手段16からの空気流の大部分を高温ガ
ス切り替え手段19を介して高温ガスと混合されたもの
と送風手段16からの空気流の一部をバイパス経路22
を燃焼筒14の側面と熱交換しながら通過したものを排
出する。
【0072】これは温風モード時により強力に暖房を行
う時に有効となる。すなわち暖房効果を上げる手段とし
ては高温ガス量を増量すれば良いがこの時温風として高
温ガスに混合される送風手段16からの空気流の量も増
量しなければ温風吹き出し口15から排出される温風の
温度が上昇し不快となるとともにドラフト効果により温
風が部屋の隅まで到達することなく上昇し部屋内の分布
も足元から暖まる状態をつくりにくい。
【0073】従って温風暖房効果を上げるため高温ガス
量の増加にともない送風手段16からの空気流の一部を
バイパス経路22を介して温風吹き出し口15から排出
し温風温度の最適化を行う。
【0074】また高温ガスの増量にともない高温ガスの
通る燃焼筒14も高温となるがバイパス経路22を送風
手段16から空気流が燃焼筒14と熱交換しながら通過
することにより燃焼筒14の過昇を防止することができ
機器の安全性を向上させる。
【0075】(実施例3)図6は本発明の実施例3の輻
射暖房時の暖房装置の断面図、図7は温風暖房時の断面
図である。実施例1と同一部品は同一番号を付記して説
明を省略する。
【0076】図6、図7において、温風吹き出し口15
が輻射体12の前面に設置され、前記温風吹出し口15
は高温ガス切り替え手段19に連動する温風吹き出し開
閉手段24を配置し、前記温風吹き出し開閉手段14
は、該機器が温風モードの時に開放状態となり、該機器
が輻射モードの時は閉塞状態となる。
【0077】そして上記温風吹き出し開閉手段24を、
温風モード時に開放角度を任意に調節し温風の吹き出し
方向を制御するものとし、また温風吹き出し開閉手段2
4を輻射モード時に閉塞した状態で閉塞部も有効に輻射
エネルギーを放出するものとした暖房装置としている。
【0078】上記構成により輻射モードは高温ガス切替
手段19で燃焼筒14と本体冷却風路17を遮断するこ
とおよび温風吹出し開閉手段24を閉塞することによ
り、高温ガスが燃焼筒14から輻射体加熱風路13を通
過しながら輻射体12を加熱し排出孔12aより本体の
外部に流出しドラフト効果により輻射体12にそって上
部に流れる。この時輻射体12から輻射熱が放出され
る。一方送風手段2から送られる空気は本体冷却風路1
7と輻射体冷却風路18を通過し燃焼筒14から機器に
伝わる熱および輻射体12から機器に伝わる熱を遮断し
ながら本体上部より流出する。この時前記高温ガス閉塞
手段自身24も高温ガスにより加熱され輻射エネルギー
を放出する。
【0079】また温風モードは、高温ガス切り替え手段
19を輻射体冷却風路18と本体冷却風路17を遮断
し、温風吹出し開閉手段14を開放し、高温ガスと送風
手段16より送られる空気流を混合させ輻射体12前面
の温風吹出口15より温風を本体外部に放出し、この時
温風吹出し開閉手段24の開閉角度を任意に調節し温風
の排出される角度を変えることができる。
【0080】本発明の構成では独立した温風吹き出し口
を持たないので機器のシンプル化およびコンパクト化が
できるとともに、輻射体12の面積を機器の正面下方に
広げることができ輻射暖房の効果を向上できる。
【0081】そして温風暖房時には部屋の温度分布によ
り温風の吹き出し角度をかえることが出来るので効率的
に部屋の温度を設定温度にすばやく到達することができ
る。
【0082】さらに輻射暖房時には温風吹き出し開閉手
段24を含んだ輻射体12全面から輻射エネルギーが放
出されるので、さらに輻射暖房効果の向上が図れる。
【0083】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
輻射暖房を主体とする輻射モードと温風暖房を主体とす
る温風モードをそれぞれ単独に運転することができる。
【0084】すなわち輻射モードは、高温ガス切替手段
で連結風路と本体冷却風路を遮断することおよび高温ガ
ス閉塞手段を連結風路と吹き出し口を遮断することによ
り、高温ガスが連結風路から輻射体加熱風路を通過しな
がら採熱面を加熱し輻射体より本体の外部に流出しドラ
フト効果により輻射体にそって上部に流れる。この時輻
射体から輻射熱が放出される。一方送風手段から送られ
る空気は本体冷却風路と輻射体冷却風路を通過し連結風
路から機器に伝わる熱および輻射手段から機器に伝わる
熱を遮断しながら本体上部よりに流出する。
【0085】この暖房形態は部屋の温度が設定温度で安
定しているときに有効で、本体の正面には気流感のない
マイルドな輻射エネルギーを放出し快適に採暖すること
ができ、また輻射体により放出された高温ガスと自然対
流によりドラフト効果で本体上部に上昇した熱気を送風
手段からの輻射体冷却風路を介して本体上部より排出さ
れる空気流により本体上部斜め上方に気流感のない微温
風として流す。この微温風の室内循環により部屋内は温
度差の少ない快適な空間となる。
【0086】そして温風モードは、高温ガス切り替え手
段を輻射体冷却風路と本体冷却風路を遮断し、高温ガス
閉塞手段で輻射手段加熱風路と連結風路を遮断し、本体
冷却風路と連結風路を温風吹出口に連結させることによ
り高温ガスと送風手段より送られる空気流を混合させ温
風吹出口より温風を本体外部に放出する。
【0087】この暖房形態は部屋を冷時から急速に暖め
たい時に有効で、本体正面の下部に配置された温風吹き
出し口より温風を力強く放出することにより、足元から
効果的に部屋内を暖める。また広い部屋あるいは吹き抜
けになった部屋等で部屋全体を暖めるのではなく個人暖
房として効率的に機器正面のみで採暖するときにも有効
となる。
【0088】このように本発明は使用状況により輻射モ
ードと温風モードの2通りの暖房形態を単独で運転する
ことができ効果的に部屋全体を快適にあるいは効果的に
採暖することができる。
【0089】また、使用状況により輻射モードと温風モ
ードと輻射と温風を同時に行う輻射温風モードの3通り
の暖房形態で運転することができる。
【0090】つまり輻射モードは、複数の高温ガス切り
替え手段すべてを連結風路と本体冷却風路を遮断するこ
とにより、高温ガスが連結風路から輻射体加熱風路を通
過しながら採熱面を加熱し輻射体より本体の外部に流出
しドラフト効果により輻射体にそって上部に流れる。こ
の時輻射体から輻射熱が放出される。一方送風手段から
送られる空気は本体冷却風路と輻射体冷却風路を通過し
連結風路から機器に伝わる熱および輻射手段から機器に
伝わる熱を遮断しながら本体上部よりに流出する。
【0091】また温風モードは、複数の高温ガス切り替
え手段すべてを輻射体冷却風路と本体冷却風路を遮断
し、本体冷却風路と連結風路を温風吹出口に連結させる
ことにより高温ガスと送風手段より送られる空気流を混
合させ温風吹出口より温風を本体外部に放出する。
【0092】そして輻射温風モードは、複数の高温切り
替え手段の一部は輻射モード側にし、その外は温風モー
ド側にすることにより、輻射体から輻射エネルギー放出
と、温風吹き出し口からの温風排出を同時に行う。
【0093】この輻射温風モードは機器の水平方向で輻
射モードと温風モードをそれぞれ同時に行うことがで
き、例えば水平方向に3つの高温ガス切り替え手段があ
れば、中央の高温ガス切り替え手段は輻射モードとし両
サイドの高温ガス切り替え手段を温風モードとして、機
器の正面中央では気流感のない快適な輻射暖房により採
暖し同時に機器温風吹き出しぐちの両サイドより排出さ
れる温風により部屋を早く設定温度に暖めるというよう
なきめ細やかな暖房のニーズにも答えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における暖房装置の輻射暖房
運転時の断面図
【図2】同温風暖房時の暖房装置の断面図
【図3】同輻射温風暖房時の暖房装置の要部切断斜視図
【図4】本発明の実施例2における暖房装置の輻射暖房
運転時の断面図
【図5】本発明の実施例2における温風暖房時の暖房装
置の断面図
【図6】本発明の実施例3における暖房装置の輻射暖房
運転時の断面図
【図7】本発明の実施例2における温風暖房時の暖房装
置の断面図
【図8】従来の暖房装置の断面斜視図
【符号の説明】
11 燃焼部 12 輻射体 12a 排気孔 13 輻射体加熱風路 14 燃焼筒 15 温風吹き出し口 16 送風手段 17 本体冷却風路 18 輻射体冷却風路 19 高温ガス切り替え手段 20 高温ガス閉塞手段 21 連通口 22 バイパス経路 23 温風増加手段 24 温風吹き出し開閉手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 荻野 俊郎 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 米野 範幸 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 安木 誠一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 3L028 EB01 EC04 3L072 AA08 AC01 AE01 AE05 AG05

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高温ガスを発生する高温ガス発生手段
    と、上記高温ガス発生手段からの高温ガスにより加熱さ
    れ採熱した熱を輻射エネルギーとして発生する輻射体
    と、上記輻射体に高温ガスを導く輻射体加熱風路と、上
    記輻射体加熱風路に高温ガス発生手段からの高温ガスを
    導く連結風路と、上記輻射体を冷却する空気流と高温ガ
    ス発生手段からの高温ガスとを混合し温風として温風吹
    き出し口から排出する空気流を供給する送風手段と、上
    記送風手段からの空気を本体冷却風路を介し輻射体加熱
    風路と機器の間に流し機器への熱の伝わりを遮断する輻
    射体冷却風路と、上記送風手段からの空気流を輻射体冷
    却風路側かあるいは温風吹き出し口側へ切り替える高温
    ガス切り替え手段を備え、上記高温ガス切り替え手段に
    連動して、高温ガス切り替え手段が送風手段からの空気
    流を輻射手段冷却手段側へ切り替えた時に、高温ガス発
    生手段からの高温ガスを輻射体加熱風路へ導き、温風吹
    き出し口側に漏れないように高温ガス発生手段と温風吹
    き出し口につながる空間を閉塞し、また、高温ガス切り
    替え手段が送風手段からの空気流を温風吹き出し口側へ
    切り替えた時は、高温ガス発生手段からの高温ガスを温
    風吹き出し口へ導き、輻射体加熱風路側に高温ガスが漏
    れないように、輻射体加熱風路の高温ガス発生手段から
    の高温ガス取り入れ口を閉塞する高温ガス閉塞手段を配
    置し、該機器の運転を輻射体から輻射エネルギーを発生
    させて暖房する輻射モードと温風吹き出し口から温風を
    排出して暖房する温風モードへ切り替える暖房装置。
  2. 【請求項2】 高温ガスを発生する高温ガス発生手段
    と、上記高温ガス発生手段からの高温ガスにより加熱さ
    れ採熱した熱を輻射エネルギーとして発生する輻射体
    と、上記輻射体に高温ガスを導く輻射体加熱風路と、上
    記輻射体加熱風路に高温ガス発生手段からの高温ガスを
    導く連結風路と、上記輻射体を冷却する空気流と高温ガ
    ス発生手段からの高温ガスとを混合し温風として温風吹
    き出し口から排出する空気流を供給する送風手段と、上
    記送風手段からの空気を本体冷却風路を介し輻射体加熱
    風路と機器の間に流し機器への熱の伝わりを遮断する輻
    射体冷却風路と、上記送風手段からの空気流を輻射体冷
    却風路側かあるいは温風吹き出し口側へ切り替える高温
    ガス切り替え手段を備え、上記高温ガス切り替え手段を
    機器の水平方向に複数枚配置し、複数枚の高温ガス切り
    替え手段をそれぞれ上記送風手段からの空気流を輻射体
    冷却風路側かあるいは温風吹き出し口側へ切り替えるこ
    とにより、該機器の運転を輻射体から輻射エネルギーを
    発生させて暖房する輻射モードと温風吹き出し口から温
    風を排出して暖房する温風モードと、輻射体からの輻射
    エネルギーの発生と温風吹き出し口からの温風排出を同
    時に行う輻射温風モードを切り替える暖房装置。
  3. 【請求項3】 複数枚の水平方向に配置した高温ガス切
    り替え手段に連動する高温ガス閉塞手段を機器の水平方
    向に複数枚配置し、高温ガス閉塞手段は、それぞれの高
    温ガス閉塞手段の上流に位置する高温ガス切り替え手段
    の運転モードに合わせ輻射体加熱風路を部分的に開閉し
    てなる請求項2記載の暖房装置。
  4. 【請求項4】 高温ガス切り替え手段を輻射体冷却風路
    側に切り替えた時に、送風手段からの空気流の一部を温
    風吹き出し口に導く連通口を配置し、該機器がの運転が
    輻射モード時にも温風吹き出し口から温風を排出する請
    求項1記載の暖房装置。
  5. 【請求項5】 高温ガス切り替え手段に連動して、高温
    ガス切り替え手段が送風手段からの空気流を温風吹き出
    し口側へ切り替えた時に、送風手段からの空気流を連結
    風路の側面を通過し温風吹き出し口に導くバイパス経路
    を形成し、高温ガス切り替え手段が送風手段からの空気
    流を輻射体冷却風路側へ切り替えた時に前記バイパス経
    路を閉塞する温風増加手段を連結風路の送風手段側に配
    置した請求項1記載の暖房装置。
  6. 【請求項6】 吹出し口は、輻射体の前面に設置され、
    前記吹出し口は上記高温ガス切り替え手段に連動する温
    風吹き出し開閉手段を配置し、前記温風吹き出し開閉手
    段は、該機器が温風モードの時に開放状態となり、該機
    器が輻射モードの時は閉塞状態となる請求項1記載の暖
    房装置。
  7. 【請求項7】 温風吹き出し開閉手段は、温風モード時
    に開放角度を任意に調節し温風の吹き出し方向を制御す
    るものとした請求項6記載の暖房装置。
  8. 【請求項8】 温風吹き出し開閉手段は、輻射モード時
    に閉塞した状態で閉塞部も有効に輻射エネルギーを放出
    するものとした請求項6記載の暖房装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007283038A (ja) * 2006-04-20 2007-11-01 Matsushita Electric Works Ltd 浴槽

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JP2007283038A (ja) * 2006-04-20 2007-11-01 Matsushita Electric Works Ltd 浴槽

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