JP3003458B2 - 温風暖房機 - Google Patents

温風暖房機

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JP3003458B2
JP3003458B2 JP5137297A JP13729793A JP3003458B2 JP 3003458 B2 JP3003458 B2 JP 3003458B2 JP 5137297 A JP5137297 A JP 5137297A JP 13729793 A JP13729793 A JP 13729793A JP 3003458 B2 JP3003458 B2 JP 3003458B2
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督郎 ▲かり▼田
徹 上野
正 山崎
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Panasonic Holdings Corp
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Panasonic Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は室内開放型の温風暖房機
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に室内開放型の温風暖房機は、図3
に示すようにバーナ部21とバーナ部21からの燃焼ガ
スを案内する燃焼筒22、ダクト23からなり、かつそ
の燃焼筒22の後方に設けた対流用送風機24からの風
と混合せしめて吹出口25より温風を吹き出し、室内を
暖房するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが最近の温風暖
房機は小型化が要望されているところから、上記燃焼筒
22と対流用送風機24との間及びダクト23内面と燃
焼筒22との間の間隔は年々狭くなってきている。特に
燃焼筒22は同径筒状であるためダクト23内面と燃焼
筒22との間の間隔は燃焼筒22の上下方向全域にわた
って狭いものとなってきている。そのため対流用送風機
24から吹出口25へと流れる風の抵抗は大きくなり、
その分対流用送風機24の回転数を上げる等しなければ
ならなくなって、送風機騒音が高くなるという課題があ
った。また、対流用送風機24からの風の量が少なくな
るとともに、この風と燃焼筒22上部から放出される燃
焼ガスとの混合状態が不均一となりやすく、温風に温度
むらが生じやすいという課題もあった。
【0004】本発明は上記課題を解決するもので、送風
騒音の低減と温風温度の均一化を目的としたものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の課題
を解決するため、バーナと、このバーナを覆うごとく設
けた燃焼筒と、前記バーナ及び燃焼筒を覆うごとく設け
た箱状のダクトと、前記ダクト内に温風用の空気を供給
するごとく本体背面に取り付けた対流用送風機とを備
え、上記燃焼筒は上すぼまり状のテーパ筒とした構成と
してある。
【0006】
【作用】本発明は上記構成によって、燃焼筒とダクト内
面ならびに対流用送風機との間の間隔は燃焼筒が上すぼ
まり状となっている分大きくなり、対流用送風機からの
風に対する抵抗が小さくなる。したがって対流用送風機
の回転数を上げる等しなくても風量を増大させることが
でき、送風騒音を低減させることができると共に温風量
も増大させることができる。また、燃焼ガスが放出され
る燃焼筒の上部ほど燃焼筒とダクト内面との間の間隔が
広くなり、燃焼ガスとの混合が無理なく行えるようにな
るので温風温度むらも少なくなる。
【0007】
【実施例】以下本発明の一実施例の温風暖房機につい
て、図面を参照しながら説明する。図1において、1は
前面に温風の吹出口2を有する本体、3はこの本体1の
置台4上に脚5を介して設けたバーナで、本実施例では
液体燃料を気化して燃焼させるバーナが用いてある。6
は上記バーナ3の上方を覆う燃焼筒で、上部にいくほど
小径となる上すぼまり四角筒状のテーパー筒としてあ
り、下部周壁には複数の空気取入口8が形成してある。
9は上記空気取入口8への空気の取入れをよくする案内
板、10は上記燃焼筒6を囲む如く本体内に設けた馬蹄
形状のダクトで、後部内方にベルマウス板11が取付け
てある。12は前記ダクト10内に温風用の空気を供給
する対流用送風機で、本体後面にファンガード13を介
して取付けてある。この対流用送風機にはそのプロペラ
ファン12aをダクト10内に位置させてベルマウス板
11に対向させてあり、その分本体背面からの出張り寸
法は小さくなっている。14はファンガード13の後面
と全周面に多数設けた空気取入穴、15はベルマウス板
11より後方のダクト周壁部に多数形成した通気穴で、
対流用送風機12はこの通気穴15からも空気を吸引す
るようになる。なお図中16はダクト10の上壁に設け
た過熱防止装置、17は制風板である。
【0008】上記構成において、バーナ3に形成された
燃焼炎は、対流用送風機12によってファンガード13
に設けた対流用空気取入穴14を介し、またベルマウス
板11後方のダクト周壁に設けた通気穴15を介して得
た室内空気を燃焼筒6下部の空気吸入用穴8より供給さ
れて完全燃焼炎となる。この燃焼炎による燃焼熱で燃焼
筒6が加熱され、また燃焼ガスが上部開口7を通り燃焼
筒6外に放出される。
【0009】一方、前記対流用送風機12から送られて
くる空気は燃焼筒6と熱交換され、かつ燃焼ガスと混合
し、ダクト10に案内されて吹出口2から温風として室
内に放出され室内を暖房する。
【0010】ここで上記ダクト10内は燃焼筒6が上す
ぼまり状になっているから、従来の同径筒状燃焼筒の場
合に比べてダクト10内面と燃焼筒6との間の間隔は広
く、対流用送風機12から送られてくる空気はそれほど
大きな抵抗を受けることなくスムーズに流れることにな
る。従って対流用送風機12の回転数を上げるなどの送
風量増強手段を講じなくても必要十分な温風量を供給す
ることができ、送風騒音の低減が可能となる。
【0011】また、上記ダクト10内面と燃焼筒6との
間の間隔は燃焼ガスが対流用送風機12からの空気と混
合される割合の多い上部ほど広くなっているから、この
部分での対流用送風機12からの空気と燃焼ガスとの混
合が良好なものとなり、温風温度の均一化が促進でき
る。
【0012】しかも、燃焼筒6上部の開口面積が自動的
に小さくなるので、従来の同径筒状燃焼筒の上部開口に
設けられていた絞り板26を必要とせず、構成の簡素化
が図れるとともに、燃焼筒6の上部壁と燃焼ガスとの接
触も良好なものとなってこの部分も比較的高温に維持で
き、対流用送風機12からの空気を効率よく温風に変換
できて温風温度の均一化をより一層促進することができ
る。
【0013】また、燃焼筒6を上すぼまり状として燃焼
筒6とダクト10内面及び対流用送風機12との間の間
隔を広く確保できるから、温風量を従来と同じとすれば
その分機器本体のコンパクト化が可能となる。
【0014】また、燃焼筒6が上すぼまり状になってい
るため、従来の同径筒状燃焼筒の場合に比べて、対流送
風機12と燃焼筒6との間の間隔が広く、対流送風機1
2は燃焼筒6からの熱影響を受けにくくなるので、使用
時の温度を下げることができ、対流送風機12の長寿命
化が可能となる。
【0015】
【発明の効果】以上実施例の説明から明らかなように本
発明によれば、機器のコンパクト化を図りつつ送風騒音
の低減と温風温度の均一化が促進でき、コンパクト機器
にありがちな高騒音、温風温度ムラのない快適な温風暖
房機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における温風暖房機の断面図
【図2】同温風暖房機を正面から見たときの断面図
【図3】従来の温風暖房機の断面図
【符号の説明】
1 本体 3 バーナ 6 燃焼筒 10 ダクト 12 対流用送風機
フロントページの続き (56)参考文献 実開 平1−82454(JP,U) 実開 平4−106453(JP,U) 実公 昭49−4020(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24H 3/04 301 F23J 13/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バーナと、このバーナを覆うごとく設け
    た燃焼筒と、前記バーナ及び燃焼筒を覆うごとく設けた
    箱状のダクトと、前記ダクト内に温風用の空気を供給す
    るごとく本体背面に取り付けた対流用送風機とを備え、
    かつ上記燃焼筒は上すぼまり状のテーパ筒とした温風暖
    房機。
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CN113091307B (zh) * 2021-05-13 2022-11-11 烟台大学 一种兼具低噪声、净化消毒、均匀升温的电磁加热装置

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