JP2005090904A - 空調用ヒータ - Google Patents

空調用ヒータ Download PDF

Info

Publication number
JP2005090904A
JP2005090904A JP2003327572A JP2003327572A JP2005090904A JP 2005090904 A JP2005090904 A JP 2005090904A JP 2003327572 A JP2003327572 A JP 2003327572A JP 2003327572 A JP2003327572 A JP 2003327572A JP 2005090904 A JP2005090904 A JP 2005090904A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heater
air
temperature sensor
air conditioning
duct
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003327572A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Tanaka
真 田中
Ryusuke Gotoda
龍介 後藤田
Yoshito Hosokawa
義人 細川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Plant Technologies Ltd
Original Assignee
Hitachi Plant Technologies Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Plant Technologies Ltd filed Critical Hitachi Plant Technologies Ltd
Priority to JP2003327572A priority Critical patent/JP2005090904A/ja
Publication of JP2005090904A publication Critical patent/JP2005090904A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Direct Air Heating By Heater Or Combustion Gas (AREA)
  • Central Heating Systems (AREA)

Abstract

【課題】温度制御の精度及び即応性を向上させることのできる空調用ヒータを提供する。【解決手段】空調用ヒータ10は、ハロゲンランプ18を点灯することによって空気を加熱するランプヒータ12を備え、このランプヒータ12は、下流側に設置した温度センサ13の検出値に基づいてフィードバック制御される。ランプヒータ12と温度センサ13との間には、通気性を有する遮光装置14が配設され、ハロゲンランプ18の光が温度センサ13に照射されないようになっている。ランプヒータ12、温度センサ13、及び遮光装置14は、短尺ダクト24に取り付けられる。短尺ダクト24は上流側ダクト16A、下流側ダクト16Bに着脱自在に装着される。
【選択図】 図1

Description

本発明は空調用ヒータに係り、特に、電球を点灯させたときに生じる熱によって、空調室に供給する空気の温度を制御する空調用ヒータに関する。
近年の半導体製造用クリーンルームの精密環境チャンバ室は、半導体の大規模集積化に伴い、室内の温度管理が厳しく要求されている。特に、実際に検査解析作業を行なう空間では、検査解析精度を上げるために室温の変動を±1/1000度以下に抑えることが要求されている。このため、精密環境チャンバ室用の空調設備においては、高精度な温度管理が実施されている。
従来の空調設備において、空調室に供給する空気をハロゲンランプヒータによって温度制御する空調用ヒータが提案されている(特許文献1参照)。この空調用ヒータによれば、ハロゲンランプヒータを通過した空気の温度を温度センサで検出し、この検出温度に基づいてハロゲンランプヒータの出力をヒータ制御部によってフィードバック制御するものである。
特開2002−149243号公報
しかしながら、特許文献1は、ハロゲンランプヒータのすぐ下流側に温度センサを設けているため、ハロゲンランプヒータの光が温度センサに照射されて温度センサの検出温度が上昇し、測定精度が低下するという問題があった。このため、温度センサはハロゲンランプヒータから離れた位置に配置しなければならず、この場合には温度制御に対する即応性が低下するという問題があった。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、温度制御の精度及び即応性を向上させることのできる空調用ヒータを提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は前記目的を達成するために、ダクト内に設けられ、点灯することによって前記ダクト内を流れる空気を加熱する電球と、前記ダクト内を流れる空気の温度を検出する温度センサと、前記温度センサの検出値に基づいて前記電球の点滅を制御する制御装置とを備えた空調用ヒータにおいて、前記電球と前記温度センサとの間に、通気性を有する遮光装置が設けられたことを特徴とする空調用ヒータ。
請求項1に記載の発明によれば、電球と温度センサとの間に遮光装置が設けられているので、電球の光が温度センサに照射されることを防止することができ、温度センサの測定精度を向上させることができる。
また、請求項1に記載の発明によれば、遮光装置を設けたことによって、電球と温度センサとの距離を短縮することができ、空調用ヒータを小型化することができる。さらに、電球と温度センサとの距離を短縮したことによって、温度制御の即応性を向上させることができる。
請求項2に記載の発明は請求項1の発明において、前記電球、前記温度センサ、及び前記遮光装置は、前記ダクトに着脱自在に装着されるとともに前記ダクトの一部を構成する短尺ダクトに取り付けられてユニット化されることを特徴としている。
請求項2の発明によれば、電球や遮光装置等を修理、交換する場合には短尺ダクトをダクトの本体から取り外すだけでよいので、交換作業やメンテナンス作業を容易に行うことができる。
また請求項2の発明によれば、ユニット化によって電球と温度センサとの関係が固定されるので、常に同一の制御特性となり、制御の最適化を図ることができる。
請求項3に記載の発明は請求項1または2の発明において、前記電球からの輻射熱によって加熱されるとともに、前記ダクト内を流れる空気に放熱する金属放熱板を備えることを特徴としている。
請求項3に記載の発明によれば、電球からの輻射熱によって金属放熱板が加熱されるので、ダクト内を流れる空気を金属放熱板によって加熱することができる。これにより、温度制御に対する即応性を向上させることができる。
請求項4に記載の発明は請求項1〜3のいずれか1の発明において、前記電球と前記温度センサとの間に、前記電球によって加熱された空気を混合する混合部を設けたことを特徴としている。
請求項4に記載の発明によれば、電球によって加熱された空気を混合するので、均一に分布した空気の温度を温度センサによって検出することができ、温度制御の精度を向上させることができる。
本発明に係る空調用ヒータによれば、電球と温度センサとの間に遮光装置が設けられているので、電球の光が温度センサに照射されることを防止し、温度センサの測定精度を向上させることができるとともに、電球と温度センサとの距離を短縮して、温度制御に対する即応性を向上させることができる。したがって、本発明に係る空調用ヒータを用いることによって、高精度な温度管理を実施することができる。
以下、添付図面に従って本発明に係る空調用ヒータの好ましい実施の形態について詳説する。
図1、図2に示すように、実施の形態の空調用ヒータ10は、ランプヒータ12、温度センサ13、遮光装置14で構成され、ダクト16の所定の位置に取り付けられている。
ランプヒータ12は、図1の如く、複数個のハロゲンランプ(電球)18、18…を矩形枠状の支持フレーム20に固定することによって構成される。ハロゲンランプ18、18…は一定の間隔で配置されるとともに、ダクト16の中心に向けて取り付けられている。また、ハロゲンランプ18は、ケーブル22を介して図3のサイリスタ70に接続され、このサイリスタ70によって印加される電圧(出力)が制御されて発光量が制御される。ハロゲンランプ18に印加する電圧と空気昇温とは線形関係にあるので、ハロゲンランプ18に印加する電圧を制御することによって空気の温度を十分に制御することができる。なお、ランプヒータ12の構成は上記のものに限定されず、例えばハロゲンランプ18、18…を縦横に整列配置してもよい。また、ハロゲンランプ18、18…の向きは上記のものに限定されず、ダクト16内を流れる気流の向きに対して上流方向であったり、下流方向であってもよい。さらに、本実施の形態ではランプヒータ12を用いたが、大きな輻射熱を発生する輻射型のヒータ、例えば、赤外線ヒータ、カーボンヒータ、ハロゲンヒータ等であれば、本発明を適用することができる。
温度センサ13は、気流の向きに対してランプヒータ12の下流側に所定量離間した位置に設けられている。また、温度センサ13は、不図示の支持部材によってダクト16の中央部(すなわち、ダクト壁面から離れた位置)に支持されている。この温度センサ13は、図3のデジタル調節計68に接続され、このデジタル調節計68によって前記サイリスタ70が制御される。これにより、温度センサ13の測定値に応じてハロゲンランプ18がフィードバック制御され、空気が所定の温度(通常、一定の温度)に制御される。
遮光装置14は、図1に示すように、ランプヒータ12と温度センサ13との間に配置される。この遮光装置14は、矩形枠状のフレーム15に遮光シート(遮光ネットともいう)17を取り付けることによって構成される。遮光シート17は、縦糸17aと横糸17bとが互いに編織されることによって構成される。縦糸17a及び横糸17bは例えばポリオレフィン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系の樹脂、或いはその他の樹脂から成り、数ミリの幅を成す細長い黒色帯状に形成される。そして、縦糸17aが縦方向に複数本配列されるとともに、横糸17bが縦糸17aによって高密度に編織されることにより、遮光シート17が形成される。この遮光シート17は、図1では、縦糸17a、17a同士の隙間、及び横糸17b、17b同士の隙間が均一にあいている状態が図示されているが、実際には縦糸17a、横糸17bが細長く且つ薄い帯糸状であるので、前記隙間は不均一で且つ小さな隙間となり、十分な遮光性が得られる。遮光シート17の遮光性は、編織の密度の大小によって調節され、例えば本実施例では、遮光シート17の通気性を十分に保持するために、遮光性が85〜95%、好ましくは90%程度のものが選択される。
図2に示すように、ランプヒータ12、温度センサ13、及び遮光装置14は、短尺ダクト24に取り付けられてユニット化されている。この短尺ダクト24は、ダクト16の一部を構成し、上流側ダクト16A及び下流側ダクト16Bの端部に留め金26によって着脱自在に取り付けられている。よって、上流側ダクト16Aから供給されてきた空気は空調用ヒータ10からの熱が伝えられた後、下流側ダクト16Bに流される。なお、ダクト16A、16Bの内壁及び外壁には、熱の遮断・保温に用いる断熱材28、30が貼り付けられている。
上記の如く構成された空調用ヒータ10によれば、ランプヒータ12と温度センサ13との間に遮光装置14を設けたので、ハロゲンランプ18の光が温度センサ13に直接照射されることを防止することができる。したがって、温度センサ13がハロゲンランプ18の光に照射されて温度上昇することを防止できるので、温度センサ13によって空気の温度を精度良く測定することができる。このため、温度センサ13の測定値に基づいてランプヒータ12を制御すると、より高精度な温度制御を行うことができる。
また、本実施の形態によれば、遮光装置14を設けたことによって、ランプヒータ12と温度センサ13との距離を縮めることができる。したがって、短尺ダクト24の長さを短くすることができ、空調用ヒータ10を小型化することができる。また、ランプヒータ12と温度センサ13との距離を縮めたことによって、ランプヒータ12で加熱した直後の空気の温度を温度センサ13によって測定することになるので、温度制御の即応性を向上させることができる。
さらに、空調用ヒータ10は、ランプヒータ12、温度センサ13、遮光装置14を短尺ダクト24に取り付けてユニット化したので、ハロゲンランプ18や遮光装置14を修理、交換する場合には、短尺ダクト24をダクト16から取り外すだけでよい。よって、交換作業やメンテナンス作業が容易になる。
また、空調用ヒータ10は、ユニット化によってランプヒータ12と温度センサ13との関係が固定されるので、常に同一の制御特性となる。すなわち、制御特性は、ランプヒータ12の種類や温度センサ13の位置等、様々な要因によって制御特性が異なるが、ユニット化してランプヒータ12、温度センサ13の関係を固定することによって、制御特性が同定できる。したがって、ランプヒータ12、温度センサ13、遮光装置14の種類や位置等の最適化を図ることができる。また、制御特性に応じて調整する期間(試運転調整期間)を短縮することができる。
次に、空調用ヒータ10を用いた空調設備について説明する。
図3は、精密環境チャンバ室(空調室)用の空調設備40の構成を示したブロック図である。同図に示す精密環境チャンバ室42は、区画壁44によって外部と隔離されており、この精密環境チャンバ室42の内部に、不図示の精密機械の製造ラインや検査解析装置等が設置される。精密環境チャンバ室42の内部は、高い精度で一定の温度に維持されることが要求される。
区画壁44の右壁面には空気供給パネル46が設けられ、左壁面には空気吸気パネル48が設けられる。これらパネル46、48には例えばパンチングメタルが用いられ、空気が通過した際に整流効果が得られるようになっている。
空気吸気パネル48はダクト50を介して空調装置58の入口側に接続される。空調装置58の出口側はダクト16Aを介して本実施の形態の空調用ヒータ10に接続されており、この空調用ヒータ10はダクト16Bを介して空気供給パネル46に接続されている。これにより、精密環境チャンバ室42内の空気は、空調装置58、及び空調用ヒータ10を介して循環される。
前述したように、空調用ヒータ10は温度センサ13がデジタル調節計68に接続されており、このデジタル調節計68がサイリスタ70に接続されている。そして、デジタル調節計68が温度センサ66の温度情報に基づいてサイリスタ70を制御することによって、電源部(不図示)からランプヒータ12に所定の電圧の電力が供給される。これにより、空調用ヒータ10を通過する空気が精度良く温度制御されて精密環境チャンバ室42に供給される。
このような空調用ヒータ10による温度制御を安定して行うため、空調用ヒータ10の前段において空調装置58によって大まかな温度制御を行う必要がある。
空調装置58は、送風機52、冷却器54、及び加熱器56によって構成される。そして、送風機52が作動されることによって、空気吸気パネル48から精密環境チャンバ室42内の空気がダクト50を介して空調装置58に吸引される。
吸引された空気は、冷却器54によって所定の温度まで冷却される。冷却器54は、冷水パイプ72によって形成される循環水路上に配設されており、この循環水路上には、冷水パイプ72の他にクッションタンク74、ポンプP、及び加熱器78が配設されている。そして、ポンプPを駆動することによって、クッションタンク74内の冷水が加熱器78に送液され、さらに冷却器54を通ってクッションタンク74に返送される。
クッションタンク74は、区分けされた2槽の冷水槽74A、74Bを備え、冷却器54から返送された冷水は冷水槽74Aに溜められる。そして、冷水槽74Aの冷水がパイプ80を介して冷水製造装置76に送液される。冷水製造装置76は冷水を製造し、この冷水がパイプ82を介して冷水槽74Bに送液される。この冷水は、冷水槽74Bに溜められた後、ポンプPによって加熱器78に送液される。
加熱器78は、コイル状の伝熱ワイヤを備え、この伝熱ワイヤに通電することによって、冷水が所望の温度まで加熱される。加熱器78の下流側の冷水パイプ72には温度センサ84が設けられ、この温度センサ84はデジタル調節計86を介してサイリスタ88に接続され、サイリスタ88によって加熱器78がフィードバック制御される。これにより、冷水パイプ72内の冷水が±1/100度以内の精度で温度制御されて冷却器54に供給される。したがって、空調装置58の内部に吸引された空気は冷却器54によって所定の温度まで冷却される。
冷却された空気は加熱器56によって加熱される。加熱器56は、ハロゲンランプを備えたランプヒータであり、サイリスタ64によって印加電圧(出力)が制御される。加熱器56の直後のダクト16A内には温度センサ60が設けられ、この温度センサ60は、デジタル調節計62に接続される。デジタル調節計62は、温度センサ60の温度情報に基づいてサイリスタ64を制御し、これにより、電源部(不図示)から加熱器56に所定の電圧の電力が供給される。なお、デジタル調節計62における分解能の性能としては±1/100度である。このような構成の加熱器56によって、冷却器54で冷却された空気が、要求される温度の近傍まで加熱される。例えば、要求温度に対して±3/100度の範囲に加熱制御される。
こうして空調装置58によって加熱制御された空気は空調用ヒータ10によってさらに厳密に温度制御される。そして、この空調空気が精密環境チャンバ室42内に供給される。その際、空調空気は、空気供給パネル46から吹き出され、空気吸気パネル48から吸引される。これにより、精密環境チャンバ室42の内部には、空調空気の水平層流が形成され、精密環境チャンバ室42の内部が所望する温度に精度良く制御される。
ところで、空調用ヒータ10は、上述したように、ランプヒータ12と温度センサ13との間に遮光装置14が設けられている。したがって、温度制御の精度及び即応性が良く、精密環境チャンバ室42の内部を目標温度に対して非常に高い精度で制御することができる。
なお、上述した実施の形態では、遮光装置14として遮光シート17を用いたが、遮光装置14の構成はこれに限定するものではなく、ランプヒータ12のハロゲンランプ18の光が温度センサ13に照射されることを防止するものであればよい。
図4(A)、図4(B)に示す遮光装置14は、二枚のパンチングプレート100、102によって構成される。二枚のパンチングプレート100、102は、図4(A)に示すように平行に配置される。また、図4(B)に示すように、パンチングプレート100の孔100A、100A…とパンチングプレート102の孔102A、102A…は異なる位置に形成されており、パンチングプレート100、102を正面から見た際に孔100Aと孔102Aの位置が重ならないようになっている。したがって、ランプヒータ12のハロゲンランプ18から照射された光は、パンチングプレート100、102によって遮光されるので、温度センサ13に照射されることがない。これにより、温度センサ13の測定精度を向上させることができ、温度制御の精度を向上させることができる。
また、図4(A)、図4(B)に示した遮光装置14は、パンチングプレート100、102によって整流効果が得られる。したがって、ダクト16を流れる空気を均一な温度分布にすることができ、温度センサ13で測定する温度の測定精度を向上させることができる。
なお、パンチングプレート100、102は、放熱効果の大きい材質で形成することが好ましい。放熱効果の大きい材質とは、熱容量が大きく、電熱面積が広く、且つ光の反射率が小さい材質であり、例えば、黒色のアルミニウム板が用いられる。これにより、ハロゲンランプ18によってパンチングプレート100、102が加熱され、このパンチングプレート100、102から空気に放熱されるので、空気が温度上昇しやすくなり、温度制御に対する即応性を向上させることができる。また、パンチングプレート100、102からの反射光を抑制することができるので、遮光性能を向上させることができる。
なお、パンチングプレート100、102の数は二枚に限定されるものではなく、三枚以上のパンチングプレートを用いてもよい。
図5に示す遮光装置14は、遮光板110、112、114、116によって迷路状に形成されている。すなわち、四枚の遮光板110〜116が平行に取り付けられ、且つ、遮光板110、114が短尺ダクト24の下面に取り付けられ、遮光板112、116が短尺ダクト24の上面に取り付けられることによって、空気が直線的に流れないようになっている。このような遮光板110〜116を設けることによって、ハロゲンランプ18の光が温度センサ13に照射されることを防止できる。
図5に示す遮光装置14においても、遮光板110〜116を黒色の金属板によって構成することによって、反射光を防止して遮光性を向上させることができるとともに、遮光板110〜116による放熱効果を得ることができる。
放熱効果が得られる遮光装置14の他の実施例としては、多数の空気通過孔を有するハニカム構造体(不図示)を用いることができる。この場合、短尺ダクト24の軸方向に対して空気通過孔が斜めになるようにしてハニカム構造体を配置することによって遮光性を得ることができる。
なお、遮光装置14と別体で放熱板を設けるようにしてもよい。図6は、遮光装置14と別体の放熱板120を設けた例である。放熱板120は、黒色の金属板から成り、空気の流れ方向に沿って設置されるとともに、空気の流れ方向と直交する方向において一定の間隔で複数枚が配置されている。ハロゲンランプ18は、放熱板120、120同士の間に配置され、空気の流れ方向に対して上流側を向いて取り付けられている。ハロゲンランプ18と放熱板120の上流側、及び下流側には、遮光装置14が設けられている。この遮光装置14は、図1に示した遮光シート17であっても、或いは図4に示したパンチングプレート100、102であってもよく、必要に応じて複数枚が設置される。
上記の如く構成された空調用ヒータでは、放熱板120、120…が設けられているので、温度制御に対する即応性を向上させることができる。
なお、図6に示す例において、放熱板120を、短尺ダクト24の軸方向に見て格子状に形成し、その格子空間の間にハロゲンランプ18を設置するようにしてもよい。
図7は、図6に示した空調用ヒータにおいて、遮光装置14を放熱板120、120同士の間に配置した例である。すなわち、遮光装置14は、各ハロゲンランプ18に対して設けられ、放熱板120、120同士の間に配置されている。遮光装置14としては、遮光シート17(図1参照)、パンチングプレート100、102(図4参照)、或いは黒色の金属板等が用いられる。
このように構成された空調用ヒータによれば、各ハロゲンランプ18に対して遮光装置14を設けているので、遮光装置14を小さくすることができ、遮光装置14による圧力損失を減少させることができる。
また、上記の空調用ヒータは、放熱板120を長くすることによって、大きな放熱効果が得られるとともに、空気の整流効果を得ることができる。
図8に示す空調用ヒータは、図7に示した空調用ヒータにおいて、さらに遮光性能を高めた例である。図8に示す放熱板122は屈曲しており、放熱板122、122同士の間隔が、ハロゲンランプ18の位置において広く、且つ、上流側の端部と下流側の端部において狭くなっている。
このように構成された空調用ヒータでは、ハロゲンランプ18から照射された光は、放熱板122によって反射されるにつれて、短尺ダクト24の軸方向に対する角度が徐々に大きくなる。したがって、ハロゲンランプ18の光は何度も反射を繰り返さなければ温度センサ13に到達することができない。このため、温度センサ14は、反射光による影響が殆どなくなり、測定精度がさらに向上する。
図9〜図12はそれぞれ、ハロゲンランプ18で加熱した空気の混合機能を有する空調用ヒータの例である。
図9に示す空調用ヒータは、遮光装置14がノズル部130とバッフル板132とから構成される。ノズル部130は、中央部に向けて流路が徐々に狭くなるように構成され、ノズル部130の先端開口130Aの下流側にバッフル板132が設けられる。バッフル板132は、先端開口130Aよりも大きな面積を有し、空気の流れ方向と直交するように配設されている。したがって、ハロゲンランプ18の光は、ノズル部130とバッフル板132とによって完全に遮光されるので、温度センサ13に光が照射されることが防止される。また、ノズル部130によって絞られた空気の流れがバッフル板132に衝突することによって拡散されるので、空気を混合する効果が得られる。したがって、ハロゲンランプ18で加熱された空気は混合されて均一な温度分布になる。温度センサ13はこの空気の温度を測定するので、フィードバック制御した際の精度を向上させることができる。
なお、ノズル部130、及びバッフル板132を黒色の金属板によって形成すると、ノズル部130、及びバッフル板132によって放熱効果を得ることができ、温度制御の即応性を向上させることができる。
図10に示す空調用ヒータは、バッフル板132が円錐状に形成され、その頂点が下流側になるように配置されている。また、ノズル部130は、頂点部分が開口された円錐状に形成され、その開口がバッフル板132を向くようにして配置されている。
このように構成された空調用ヒータでは、空気の混合効果が大きくなるので、空気の温度分布をより均一化することができる。
図11に示す空調用ヒータは、短尺ダクト24に絞り部24Aが形成され、この絞り部24Aに放熱板120とハロゲンランプ18が設けられる。そして、絞り部24Aの下流側にバッフル板132が設けられる。このように構成された空調用ヒータによっても混合効果が得られる。また、バッフル板132によって、ハロゲンランプ18の光が遮光され、温度センサ13に照射されることを防止できる。さらに、バッフル板132を黒色の金属板とすることによって大きな放熱効果が得られる。
図12に示す空調用ヒータは、図11に示す空調用ヒータに対して、絞り部24Aの下流側の流路が徐々に大きくなるように形成されている。したがって、圧力損失を小さくすることができる。
本発明に係る空調用ヒータの構成を示す斜視図 本発明に係る空調用ヒータの側面断面図 本発明に係る空調用ヒータを用いた空調設備の構成を示すブロック図 図1と異なる構成の遮光装置を備えた空調用ヒータの説明図 図1と異なる構成の遮光装置を備えた空調用ヒータの側面断面図 放熱板を備えた空調用ヒータの側面断面図 図6と異なる構造の空調用ヒータの側面断面図 図7と異なる形状の放熱板を備えた空調用ヒータの側面断面図 混合機能を備えた空調用ヒータの側面断面図 混合機能を備えた空調用ヒータの側面断面図 混合機能を備えた空調用ヒータの側面断面図 混合機能を備えた空調用ヒータの側面断面図
符号の説明
10…空調用ヒータ、12…ランプヒータ、13…温度センサ、14…遮光装置、16…ダクト、18…ハロゲンランプ、20…支持フレーム、22…ケーブル、24…短尺ダクト、26…留め金、40…空調設備、42…精密環境チャンバ室、44…区画壁、46…空気供給パネル、48…空気吸気パネル、50…ダクト、52…送風機、54…冷却器、56…加熱器、58…空調装置、60…温度センサ、62…デジタル調節計、64…サイリスタ、66…温度センサ、68…デジタル調節計、70…サイリスタ、72…冷水パイプ、74…クッションタンク、76…冷水製造装置、78…加熱器、80…パイプ、82…パイプ、84…温度センサ、86…デジタル調節計、88…サイリスタ、100、102…パンチングプレート、110、112、114、116…遮光板、120…放熱板、130…ノズル部、132…バッフル板

Claims (4)

  1. ダクト内に設けられ、点灯することによって前記ダクト内を流れる空気を加熱する電球と、前記ダクト内を流れる空気の温度を検出する温度センサと、前記温度センサの検出値に基づいて前記電球の点滅を制御する制御装置とを備えた空調用ヒータにおいて、
    前記電球と前記温度センサとの間に、通気性を有する遮光装置が設けられたことを特徴とする空調用ヒータ。
  2. 前記電球、前記温度センサ、及び前記遮光装置は、前記ダクトに着脱自在に装着されるとともに前記ダクトの一部を構成する短尺ダクトに取り付けられてユニット化されることを特徴とする請求項1に記載の空調用ヒータ。
  3. 前記電球からの輻射熱によって加熱されるとともに、前記ダクト内を流れる空気に放熱する金属放熱板を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の空調用ヒータ。
  4. 前記電球と前記温度センサとの間に、前記電球によって加熱された空気を混合する混合部を設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1に記載の空調用ヒータ。
JP2003327572A 2003-09-19 2003-09-19 空調用ヒータ Pending JP2005090904A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003327572A JP2005090904A (ja) 2003-09-19 2003-09-19 空調用ヒータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003327572A JP2005090904A (ja) 2003-09-19 2003-09-19 空調用ヒータ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005090904A true JP2005090904A (ja) 2005-04-07

Family

ID=34457406

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003327572A Pending JP2005090904A (ja) 2003-09-19 2003-09-19 空調用ヒータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005090904A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008262494A (ja) * 2007-04-13 2008-10-30 Sony Corp 情報処理装置のフロント構造
JP2013004891A (ja) * 2011-06-21 2013-01-07 Shibaura Mechatronics Corp ヒータユニット、ファンフィルタユニット及び基板処理装置
JP2020011655A (ja) * 2018-07-19 2020-01-23 株式会社イノアックコーポレーション Ptcヒータ入り空調ダクト

Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5776240U (ja) * 1980-10-30 1982-05-11
JPH04356915A (ja) * 1991-06-03 1992-12-10 Nissin Electric Co Ltd ガスソースセル
JPH0771745A (ja) * 1993-06-25 1995-03-17 Orion Mach Co Ltd 温風発生機の燃焼室構造
JPH09243176A (ja) * 1996-03-13 1997-09-16 Nippon Dennetsu Co Ltd 電気温風機
JPH09250813A (ja) * 1996-03-15 1997-09-22 Fuiibuasu Kenkyusho:Kk 室内暖房方法及びその装置
JP2000047736A (ja) * 1998-07-27 2000-02-18 Komatsu Ltd 流体用熱交換装置
JP2001215057A (ja) * 2000-02-02 2001-08-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd 暖房装置
JP2002081748A (ja) * 2000-09-01 2002-03-22 Fuji Photo Film Co Ltd 流体加熱供給装置
JP2002149243A (ja) * 2000-11-09 2002-05-24 Komatsu Ltd 温度制御装置
JP2003172514A (ja) * 2001-12-03 2003-06-20 Noritz Corp 燃焼装置
JP2003202158A (ja) * 2002-01-04 2003-07-18 Shizuo Minagawa 液体又は流体物質を、電磁誘導加熱方式で瞬時に又は非常に短時間で加熱又は加温するシステム。

Patent Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5776240U (ja) * 1980-10-30 1982-05-11
JPH04356915A (ja) * 1991-06-03 1992-12-10 Nissin Electric Co Ltd ガスソースセル
JPH0771745A (ja) * 1993-06-25 1995-03-17 Orion Mach Co Ltd 温風発生機の燃焼室構造
JPH09243176A (ja) * 1996-03-13 1997-09-16 Nippon Dennetsu Co Ltd 電気温風機
JPH09250813A (ja) * 1996-03-15 1997-09-22 Fuiibuasu Kenkyusho:Kk 室内暖房方法及びその装置
JP2000047736A (ja) * 1998-07-27 2000-02-18 Komatsu Ltd 流体用熱交換装置
JP2001215057A (ja) * 2000-02-02 2001-08-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd 暖房装置
JP2002081748A (ja) * 2000-09-01 2002-03-22 Fuji Photo Film Co Ltd 流体加熱供給装置
JP2002149243A (ja) * 2000-11-09 2002-05-24 Komatsu Ltd 温度制御装置
JP2003172514A (ja) * 2001-12-03 2003-06-20 Noritz Corp 燃焼装置
JP2003202158A (ja) * 2002-01-04 2003-07-18 Shizuo Minagawa 液体又は流体物質を、電磁誘導加熱方式で瞬時に又は非常に短時間で加熱又は加温するシステム。

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008262494A (ja) * 2007-04-13 2008-10-30 Sony Corp 情報処理装置のフロント構造
JP4518097B2 (ja) * 2007-04-13 2010-08-04 ソニー株式会社 情報処理装置のフロント構造
JP2013004891A (ja) * 2011-06-21 2013-01-07 Shibaura Mechatronics Corp ヒータユニット、ファンフィルタユニット及び基板処理装置
JP2020011655A (ja) * 2018-07-19 2020-01-23 株式会社イノアックコーポレーション Ptcヒータ入り空調ダクト
JP2023030095A (ja) * 2018-07-19 2023-03-07 株式会社イノアックコーポレーション Ptcヒータ入り空調ダクト
JP7256613B2 (ja) 2018-07-19 2023-04-12 株式会社イノアックコーポレーション Ptcヒータ入り空調ダクト

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8844608B2 (en) Heating and cooling unit, and heating and cooling apparatus
US7815327B2 (en) Integrated light fixture and ventilation means
US11369038B2 (en) Light irradiation device
JP4141441B2 (ja) 急速熱処理装置の加熱モジュール
JP2011021808A (ja) 空気式輻射層流ユニット
JP2005090904A (ja) 空調用ヒータ
JP2019062769A (ja) 植物工場の風路構造及び空調制御方法
JP2668257B2 (ja) 赤外線放射要素
JP6413570B2 (ja) 光源装置
EP4215219B1 (en) Air sterilization device and air conditioning apparatus using same
KR20170105148A (ko) 전열히터
TWI767435B (zh) 具有內嵌式加熱器的離子源腔室
KR100509564B1 (ko) 공기조화용 히터
US6868680B2 (en) Air-conditioning control apparatus using heater
JP2009192097A (ja) ヒーター装置
JP2007003107A (ja) 局所空間を精密に温度制御するための空調システム
KR102230541B1 (ko) 난방용 벽판넬
JP5890237B2 (ja) 遠赤外線加熱機
JP4920368B2 (ja) 放熱暖房器
SE523648C2 (sv) Tilluftbaffel för placering invid ett rumstak för tillförsel av luft till ett rum
CN217441459U (zh) 一种具有除雾功能的舞台灯
KR101611069B1 (ko) 차량용 블로어 모터의 방열장치
JP6947675B2 (ja) 天井空調照明ユニット及び天井空調照明システム
CN107234043B (zh) 一种uv固化装置
KR101454785B1 (ko) 측벽고정식 원적외선 난방기

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050913

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070302

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070605

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070731

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071016

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071212

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080401