JPH10246458A - パーソナル空調装置およびその使用方法 - Google Patents

パーソナル空調装置およびその使用方法

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JPH10246458A
JPH10246458A JP9049972A JP4997297A JPH10246458A JP H10246458 A JPH10246458 A JP H10246458A JP 9049972 A JP9049972 A JP 9049972A JP 4997297 A JP4997297 A JP 4997297A JP H10246458 A JPH10246458 A JP H10246458A
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JP
Japan
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heat
air
air conditioner
conditioned air
conditioned
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Pending
Application number
JP9049972A
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English (en)
Inventor
Makoto Saito
信 斉藤
Yuka Yokota
由佳 横田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Publication of JPH10246458A publication Critical patent/JPH10246458A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型軽量で設置スペースをとらず、レイアウ
ト変更に柔軟に対応できる可搬性を有し、少ないエネル
ギーでその空調領域にいる人の温冷感を操作できる空調
装置を得る。 【解決手段】 熱電素子1の吸熱側と放熱側の両側に連
結するヒートパイプ2を備え、前記それぞれのヒートパ
イプ2に排熱側放熱フィン7および調和空気供給側放熱
フィン8を設け、前記排熱側放熱フィン7および調和空
気供給側放熱フィン8の両方と熱授受する空気を供給す
る送風機3とを設けたパーソナル空調装置20である。
また、前記パーソナル空調装置20からの調和空気の供
給が人体近傍にむけられるように調和空気供給口5を配
置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】オフィスや列車など不特定多
数の人間が存在する居住空間において、個人個人の周囲
の局部空間を個人個人が好みの温度に調節可能なパーソ
ナル空調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記のような居住空間のパーソナ
ル空調装置は、熱搬送路を用いるものとして、例えば特
開平3−13745号公報に示されるように、机の下床
面に、調和空気供給源に連通し、かつ上部が高熱伝導性
の通風ダクトを形成し、前記ダクト上部にダクト空間と
室とを連通する複数個の吹出口を設けるとともに開口部
を椅子の背面下部後方に設けたものがある(従来例
1)。
【0003】また、熱搬送路を用いないパーソナル空調
装置としては、例えば特公平7−59993号公報に示
されるように、熱電素子を用いて冷却板を冷却し、ペル
チエ効果による輻射冷房と、微風吹き出しによって対流
冷房を行うものがある(従来例2)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような熱搬送路
を用いる従来例1においては、熱搬送のために配管ある
いはチャンバからの吹出口を施工する必要があるため、
レイアウト変更に容易に対応できないという問題点があ
った。また、冷房と暖房が同時に行えず、居住者全員の
快適性が保証されなかった。
【0005】また、熱搬送路を用いない従来例2におい
ては、空調用途には高価で効率の良くない熱電素子が複
数個必要であるため、得られる空調効果に対してエネル
ギーロスが大きいこと、また、輻射面を構成するため比
較的大型であり、例えば事務室の執務者全員に配置する
のはスペース的に困難であった。
【0006】この発明は、小型軽量で設置スペースをと
らず、レイアウト変更に柔軟に対応できる可搬性を有
し、少ないエネルギーでその空調領域にいる人の温冷感
を操作できる空調装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の第1の発明に
係るパーソナル空調装置は、1個あるいは複数個の熱電
素子と、前記熱電素子の発熱側と吸熱側のそれぞれに連
結されたヒートパイプと、前記ヒートパイプのそれぞれ
と熱授受した調和空気の供給および排熱処理用空気の排
出を行う送風機とを設けたものである。
【0008】また、この発明の第2の発明に係るパーソ
ナル空調装置は、前記ヒートパイプが吸放熱面積を増加
させる調和空気供給側放熱フィンおよび排熱側放熱フィ
ンを設けたものである。
【0009】また、この発明の第3の発明に係るパーソ
ナル空調装置は、前記ヒートパイプが備えた調和空気供
給側放熱フィンに結露したドレインを排熱側放熱フィン
へ移動させるドレイン搬送手段を設けたものである。
【0010】また、この発明の第4の発明に係るパーソ
ナル空調装置の使用方法は、前記パーソナル空調装置か
らの調和空気の供給が人体近傍に向けられるように調和
空気供給口を配置するものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1は、この発明の実施の形態1のパー
ソナル空調装置の内部構造を示し、(1)が側面断面説
明図、(2)が平面断面説明図である。図1において、
1は熱電素子、2はヒートパイプ、3は送風機、4は吸
気口、5は調和空気供給口である。前記熱電素子1は方
形になっており、その対向する両面のそれぞれに端部が
連結されたヒートパイプ2と熱授受が行われる。前記ヒ
ートパイプ2は、送風機3により吸気口4から取り入れ
た空気を冷却または加熱して、所望温度の調和空気を得
ると共に、前記調和空気に見合う加熱または冷却された
空気が排出される。すなわち、前記ヒートパイプ2の一
方によって得られた所望温度の調和空気は、調和空気供
給口5から居住空間の人体に向けて供給される。また、
前記ヒートパイプ2の他方では、前記調和空気供給口5
から供給した所望温度の調和空気を得るための加熱に見
合う冷却、または冷却に見合う加熱のための排熱処理用
空気が、冷風または温風として排熱口6から居住空間に
排出される。
【0012】前記ヒートパイプ2は吸放熱面積を増加さ
せるために、排熱側放熱フィン7、および調和空気供給
側放熱フィン8が多数枚設けられて、それぞれ熱効率が
向上するようになっている。居住空間の人間に向けて供
給される調和空気は、コントローラ9によって制御され
る。前記各機器は一体的に組み込まれて、パーソナル空
調装置20を構成している。
【0013】次に、上記のように構成されたパーソナル
空調装置20の動作について説明する。送風機3の運転
により、4の吸気口からパーソナル空調装置20内に流
入した空気は、調和空気供給口5側と排熱口6側に分け
られて流れ、ヒートパイプ2との間で熱授受が行われ
る。使用者が冷房を希望する場合は、調和空気供給口5
側の経路に配置された一方のヒートパイプ2が、吸熱に
働くような電流を熱電素子1へ流す制御を、コントロー
ラ9によって実施することによって、調和空気供給口5
から冷風を送給する。この際、排熱口6側の経路に配置
された他方のヒートパイプ2には、調和空気供給口5側
の吸熱に見合う排熱が発生し、温風が排熱口6から排出
される。
【0014】また、使用者の要求が暖房ならば、一方の
ヒートパイプ2が放熱に働くよう熱電素子1に電流を流
す制御を、コントローラ9によって実施することによ
り、加熱された空気が調和空気供給口5から人体に向け
て送給し、排熱口6から冷風が排出される。
【0015】このように、熱源に熱電素子1を用いるこ
とで、ダクト配管等の熱搬送手段を必要としないことか
らレイアウト変更に容易に対応できる可搬性を有する。
また、ヒートパイプを利用し、これに調和空気供給側放
熱フィンおよび排熱側放熱フィンを備え、吸放熱面積を
増加させることで、少ない個数の熱電素子で空調を行え
ることから小型軽量でかつ高効率な運転が行える。ま
た、調和空気の供給と排熱処理を1台の送風機で行うこ
とで本空調装置のコンパクト化が図れる。
【0016】実施の形態2.図2は、この発明の実施の
形態2を示すパーソナル空調装置の内部構造説明図であ
る。図において、10はドレイン搬送手段で、調和空気
供給側放熱フィン8の表面と排熱側放熱フィン7の表面
とを連結するように貼り付けられた布状の部材である。
前記ドレイン搬送手段10は、例えば低温となる吸熱側
の調和空気供給側放熱フィン8に結露したドレインを、
毛細管現象により高温となる放熱側の排熱側放熱フィン
7に運ぶ機能を有したものである。この結果、高温とな
る放熱側の排熱側放熱フィン7で、ドレインが気化する
ことによってドレイン処理を不要とするとともに、水の
気化熱を利用することで放熱量が上昇し、熱電素子のエ
ネルギー効率を向上させることができる。
【0017】実施の形態3.図3はこの発明の実施の形
態3を示すパーソナル空調装置の実用状態説明図であ
る。図において、30はオフィスや列車など不特定多数
の人間が存在する居住空間で、例えばオフィスにおいて
は、衝立等で仕切られたワークスペースである。このよ
うな場所に設けたパーソナル空調装置20は、人体近
傍、特に顔面付近に調和空気が供給されるように調和空
気供給口5を配置することで、小さな空調能力でもその
空調領域にいる人の温冷感を効果的に調節できる。上記
のような温冷感を得るためには、調和空気供給口5をパ
ーソナル空調装置20の横側または下側の部位に配置す
ることが効果的である。なお、排熱口6から放出される
温風は上部に向かって上昇するが、調和空気供給口5か
ら吹き出され、周囲と熱交換した後の空気、その他居住
空間内に漂う空気と混合して熱拡散する。
【0018】
【発明の効果】この発明は以上説明したように、1個あ
るいは複数個の熱電素子と、前記熱電素子の発熱側と吸
熱側のそれぞれに連結されたヒートパイプと、前記ヒー
トパイプのそれぞれと熱授受した調和空気の供給および
排熱処理用空気の排出を行う送風機とを設けたので、ダ
クト配管等の熱搬送手段を必要とせず、レイアウト変更
に容易に対応できる可搬性を有するパーソナル空調装置
を提供できる。また、調和空気の供給と排熱処理を1台
の送風機で行うことでさらなるコンパクト化が図れる。
【0019】また、前記ヒートパイプが吸放熱面積を増
加させる調和空気供給側放熱フィンまたはおよび排熱側
放熱フィンを設けたので、少ない個数の熱電素子で空調
を行えることから小型軽量化が可能で、かつ高効率な運
転が行える。
【0020】また、この発明は前記ヒートパイプが備え
た調和空気供給側放熱フィンに結露したドレインを排熱
側放熱フィンへ移動させるドレイン搬送手段を設けたの
で、放熱側の放熱量を増加でき、熱電素子のエネルギー
効率を高めると共に、ドレイン処理が不要となる。
【0021】また、この発明は前記調和空気の供給が人
体近傍になされるように調和空気供給口を設けたので、
微弱な空調能力でもその空調領域にいる人の温冷感を効
果的に調節することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示すパーソナル空
調装置の内部構造説明図である。
【図2】 この発明の実施の形態2を示すパーソナル空
調装置の内部構造説明図である。
【図3】 この発明の実施の形態3を示すパーソナル空
調装置の実用状態説明図である。
【符号の説明】
1 熱電素子、2 ヒートパイプ、3 送風機、4 吸
気口、5 調和空気供給口、6 排熱口、7 排熱側放
熱フィン、8 調和空気供給側放熱フィン、9コントロ
ーラ、10 ドレイン搬送手段、20 パーソナル空調
装置、30居住空間。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1個あるいは複数個の熱電素子と、前記
    熱電素子の発熱側と吸熱側のそれぞれに連結されたヒー
    トパイプと、前記ヒートパイプのそれぞれと熱授受した
    調和空気の供給および排熱処理用空気の排出を行う送風
    機とを設けたことを特徴とするパーソナル空調装置。
  2. 【請求項2】 前記ヒートパイプが吸放熱面積を増加さ
    せる調和空気供給側放熱フィンおよび排熱側放熱フィン
    を設けたことを特徴とする請求項1記載のパーソナル空
    調装置。
  3. 【請求項3】 前記ヒートパイプが備えた調和空気供給
    側放熱フィンに結露したドレインを排熱側放熱フィンへ
    移動させるドレイン搬送手段を設けたことを特徴とする
    請求項1または請求項2記載のパーソナル空調装置。
  4. 【請求項4】 前記パーソナル空調装置からの調和空気
    の供給が人体近傍に向けられるように調和空気供給口を
    配置することを特徴とするパーソナル空調装置の使用方
    法。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006177634A (ja) * 2004-12-24 2006-07-06 Daikin Ind Ltd 空気処理装置
CN102221245A (zh) * 2011-05-13 2011-10-19 南京工程学院 一种基于热管换热的恒温型风机盘管
WO2018110138A1 (ja) * 2016-12-12 2018-06-21 株式会社デンソー 冷風装置
KR20200062513A (ko) * 2018-11-27 2020-06-04 엘지전자 주식회사 열전모듈이 구비된 공기청정기
CN113644575A (zh) * 2021-08-10 2021-11-12 山东钢铁集团永锋临港有限公司 一种配电室降温的送风系统

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