JP3321859B2 - 空調機 - Google Patents

空調機

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Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】本発明は、ペルチェ素子等の熱電
変換素子を用いた空調機に関するものである。
【従来の技術】従来より、ペルチェ素子等の熱電変換素
子を用いた空調機が考案されている。例えば、実開昭6
3−190374号公報に開示される冷房装置では、ペ
ルチェ素子の吸熱面に直接フィンを突設してダクト内に
露出させ、フィンの冷却とともに冷やされたダクト内の
空気をファンで外部に送り出して、室内を冷却するよう
になっている。
【発明が解決しようとする課題】ペルチェ素子は面状吸
熱体であるため、このようにフィンを突設してダクト内
の空気流を冷却する必要があるが、実際には、ペルチェ
素子と接触するフィンの根本の部分が強く冷却されるだ
けで、フィンの先端の部分まで同じように冷却できない
ため、ダクト内の空気流を効率よく冷やすことができな
い。本発明は上記した問題点に鑑みて発明されたもので
あり、フィン全体を冷却(あるいは加熱)して、熱電変
換素子の熱を効率よくフィン全体に伝達させることを技
術的課題とする。
【発明の構成】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に講じた技術的解決手段は、「第1熱変換面と第2熱変
換面を有する熱電変換素子と、前記第1熱変換面と熱交
換して大気中に熱交換した空気を吐出する第1熱交換手
段と、前記第2熱変換面と熱交換する第2熱交換手段を
備えるトイレ用の空調機において、前記第1熱交換手段
は、ダクトと、該ダクトに形成される送風口と、前記ダ
クトに配設されるファンと、前記ダクトに配設され前記
ダクト内を流れる空気流と平行に配設される複数枚のフ
ィンと、該フィンを貫通し該フィンと熱的に接触する複
数本の熱伝導パイプと、該熱伝導パイプに連通するとと
もに前記第1熱変換面と熱的に接触する熱交換室と、前
記熱伝導パイプと前記熱交換室の間を循環する流体と、
該流体を循環させるポンプ手段とを備え、前記第2熱交
換手段は、便器の水タンクへ水道水を供給する導水パイ
プから分岐し前記第2熱交換面へ熱交換用の水道水を供
給する供給パイプと、該供給パイプに配設され前記第2
熱交換面への水道水の供給を制御する電磁弁と、前記第
2熱交換面と熱交換した後の水を便器内へ排出する排出
パイプとを備えること、を特徴とするトイレ用の空調
機」である。
【作用】上記手段は次のように作用する。即ち、熱電変
換素子の第1熱変換面の熱は、まず熱交換室内の流体と
熱交換される。流体はポンプ手段によって熱伝導パイプ
内へ運ばれ、熱伝導パイプを介してフィンと熱交換を行
う。熱伝導パイプはフィンに対して複数本貫通している
ため、フィンと熱伝導パイプとの熱的な接触部分が多
く、フィン全体が熱伝導パイプ内の流体と効率よく熱交
換される。
【実施例】本発明の実施例を図1に基づいて説明する。
図1は本発明の空調機を配設した便座装置Bの側面図で
ある。便座装置Bは、人体局部を洗浄する洗浄ユニッ
ト、温風を吐出する温風乾操ユニット、便座52を暖房
する暖房便座ユニット(ともに図示せず)等を内蔵する
ものであり、そのケーシング50は便器51の後方上面
に固定されている。空調機は、ケーシング50の側方に
配設されており、ペルチェ素子21の第1熱変換面21
a、第2熱変換面21bとそれぞれ熱交換を行う第1熱
交換装置30、第2熱交換装置40を備えている。ま
ず、第1熱交換装置30について説明する。空調機は、
ケーシング50内のベースプレート23で仕切られた上
方の空間をダクト35として使用している。ダクト35
内には、フィン34とモータ37により作動するファン
36が配設されており、ファン36はフィン34によっ
て熱交換された空気を吸引して、ダクト35の端部に形
成された送風口38より吐出するようになっている。フ
ィン34を貫通するパイプ32については、フィン34
を貫通する熱伝導パイプ32aと該熱伝導パイプ32a
を連結するU字型パイプ32bを有しており、パイプ3
2はペルチェ素子21の第1熱変換面21aと熱的に接
触する熱交換室31と連通している。また、パイプ32
と熱交換室31内の流体は、パイプ32に配設されたポ
ンプ33によってパイプ32と熱交換室31を循環する
ようになっている。次に、ペルチェ素子21の第2熱変
換面21bと熱交換する第2熱交換装置40について説
明する。便器51の後方の水タンク55には水道水を供
給する導水パイプ47が結合されているが、この導水パ
イプ47には分岐栓48を介して供給パイプ46の一端
が接続されている。そして、供給パイプ46の他端はペ
ルチェ素子21の第2熱変換面21bに略垂直に対向し
て配設され、供給パイプ46に配設された電磁弁49が
開くと、第2熱変換面21bに対して水道水を噴出する
ようになっている。水道水は第2熱変換面21bと熱交
換した後、排出パイプ45を通って便器51内に排出さ
れる。尚、便座装置Bには、空調機を作動させる操作パ
ネル53が設けられており、操作パネル53には空調機
をオン・オフさせるスイッチ54の他、ペルチェ素子2
1への電流の流れる方向を切り換えて送風口38より吐
出される風を温風あるいは冷風に切り換える切換スイッ
チ(図示せず)や、吐出される風量を調節する風量調節
スイッチ(図示せず)が配設されている。また、制御装
置56は、これらのスイッチからの指示を受けると、モ
ータ37、ポンプ33、電磁弁49に信号を出力して作
動させるようになっている。次に、第1熱変換面21a
が吸熱面として、第2熱変換面21bが発熱面として作
用する場合を例にとって説明する。使用者がスイッチ5
4を入れると、ペルチェ素子21に通電が行われ、第1
熱変換面21aは熱交換室31内の流体を冷却させ、流
体はパイプ32を通ってフィン34を冷却する。そし
て、フィン34と熱交換を行った空気はファン36によ
って送風口38より吐出され、トイレ室内の冷房が行わ
れる。また、ペルチェ素子21への通電とともに電磁弁
49も開弁し、第2熱変換面21bに向かって水道水を
吐出させる。このため、第2熱変換面21bより発熱し
た熱は水道水によって奪われ、熱交換が行われる。本発
明の実施例では、空調機をトイレの便座装置B内に配設
してトイレの空調を行う例を示したが、本発明の空調機
はトイレに限らず、一般の室内にも適用することができ
る。
【発明の効果】本発明によれば、フィンを複数のパイプ
が貫通しているため、フィンとパイプとの接触部分が多
い。従って、フィンの全体を同時に熱交換することが可
能となる。また、フィンの全体を短時間で冷却あるいは
加温できるため、ペルチェ素子に通電を初めてから冷風
あるいは温風が吐出されるまでの時間を短縮できる。さ
らに、フィンと熱電変換素子との間をパイプで連結した
ため、パイプの長さを調節することで熱電変換素子とフ
ィンとの間の距離を自由に設定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の空調機を配設した便座装置の側面図を
示す。
【符号の説明】
B 便座装置 21 ペルチェ素子 21a 第1熱変換面 21b 第2熱変換面 30 第1熱交換装置 31 熱交換室 32 パイプ 32a 熱伝導パイプ 32b U字型パイプ 33 ポンプ 34 フィン 35 ダクト 36 ファン 37 モータ 38 送風口 40 第2熱交換装置 45 排出パイプ 46 供給パイプ 49 電磁弁

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1熱変換面と第2熱変換面を有する熱
    電変換素子と、前記第1熱変換面と熱交換して大気中に
    熱交換した空気を吐出する第1熱交換手段と、前記第2
    熱変換面と熱交換する第2熱交換手段を備えるトイレ用
    の空調機において、 前記第1熱交換手段は、ダクトと、該ダクトに形成され
    る送風口と、前記ダクトに配設されるファンと、前記ダ
    クトに配設され前記ダクト内を流れる空気流と平行に配
    設される複数枚のフィンと、該フィンを貫通し該フィン
    と熱的に接触する複数本の熱伝導パイプと、該熱伝導パ
    イプに連通するとともに前記第1熱変換面と熱的に接触
    する熱交換室と、前記熱伝導パイプと前記熱交換室の間
    を循環する流体と、該流体を循環させるポンプ手段とを
    備え、 前記第2熱交換手段は、便器の水タンクへ水道水を供給
    する導水パイプから分岐し前記第2熱交換面へ熱交換用
    の水道水を供給する供給パイプと、該供給パイプに配設
    され前記第2熱交換面への水道水の供給を制御する電磁
    弁と、前記第2熱交換面と熱交換した後の水を便器内へ
    排出する排出パイプとを備えること、 を特徴とするトイレ用の空調機。
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