JP2003252699A - ビスマス置換型希土類鉄系ガーネット単結晶の製造方法 - Google Patents

ビスマス置換型希土類鉄系ガーネット単結晶の製造方法

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JP2003252699A JP2002055339A JP2002055339A JP2003252699A JP 2003252699 A JP2003252699 A JP 2003252699A JP 2002055339 A JP2002055339 A JP 2002055339A JP 2002055339 A JP2002055339 A JP 2002055339A JP 2003252699 A JP2003252699 A JP 2003252699A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 挿入損失0.05dB以下の、希土類元素と
してTbを主成分とするビスマス置換希土類鉄系ガーネ
ット厚膜単結晶を得る製造方法を提供すること。 【解決手段】 ガーネット単結晶基板上に、液相エピタ
キシャル成長法により育成されたビスマス置換希土類鉄
系ガーネット厚膜単結晶、一般式(R,Bi)3(F
e,M)512(但し、RはTbを主成分とする希土類
元素を示す。また、MはAl、Ga又はその両方を示す
が、その量はゼロでもよい)を、雰囲気が0.2〜2.0
vol%のH2を含むN2もしくはArガス、保持温度が
460〜540℃、保持時間5時間以上の熱処理におい
て、前記ビスマス置換希土類鉄系ガーネット厚膜単結晶
を、Pt及びPdを含まない材質の板により挟み込んだ
状態で熱処理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファラデー回転効
果を有する光学用ガーネットの製造方法に関し、詳しく
は、液相エピタキシャル成長法にて育成した、希土類元
素としてTbを主成分とする、ビスマス置換希土類鉄系
ガーネット厚膜単結晶の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光通信や光情報処理において、フ
ァラデー回転を応用したデバイスが開発、実用化されて
いる。半導体レーザー発振器を使用した光通信装置で
は、光ファイバーケーブルやコネクタなどの端部からの
反射光がレーザー発振器に戻ると、ノイズが増加し、発
振が不安定になる。このような戻り光を遮断し、安定し
た発振状態を確保するために、ファラデー回転の非相反
性を利用した光アイソレータが使用されている。
【0003】現在、光ファイバーケーブルを用いた通信
システムにおいては、波長が1.31μmや1.55μm
の帯域が利用されており、このような帯域で用いられる
近赤外用ファラデー回転素子材料として、厚膜状の希土
類-鉄系ガーネット単結晶があり、厚膜単結晶として希
土類元素にビスマスBiを置換したビスマス置換希土類
-鉄系ガーネットが実用化されており、(Tb,Bi)−
鉄系ガーネットや(Gd,Bi)−鉄系ガーネットが主
に用いられている。これらの厚膜単結晶を一般にビスマ
ス置換希土類鉄系ガーネットもしくは磁性ガーネットと
呼んでいる(以下、磁性ガーネットと記す)。
【0004】これらの磁性ガーネットはフラックス法に
より製造され、現在ではフラックス法の一種で、生産性
に優れた液相エピタキシャル成長法(以下、LPE法と
記す)により、ほとんどが製造されている。
【0005】ところで、LPE法で育成された、Tbを
主成分として、かつYを含む希土類元素によるビスマス
置換希土類-鉄系ガーネット(以下、TbBi系ガーネ
ットと記す)においては、Tbイオンが+2価と+3価
の価数を有することから、LPE法の育成条件により、
+2価と+3価の価数が存在する。これらの価数の比率
に連動して磁性ガーネット中のもう一つの正イオンであ
るFeイオンの価数も+3価以外に+2価と+4価が生
じる。Feイオンにおいて+3価以外の価数のイオンの
存在比率が上昇すると、上記光通信の波長帯域でFeイ
オンによる光吸収が生じる。
【0006】従って、Feイオンを+3価に制御する価
数制御が、光通信波長帯での光吸収を抑止することのポ
イントとなる。
【0007】本発明者は、Feイオンの+3価以外の価
数の存在比率が上昇することにより、光通信波長帯での
光吸収が生じたTbBi系ガーネット(例えば、両面に
無反射コート膜を施した状態で1.31μmの挿入損失
が0.25dB)に対し、少量(例えば0.5vol%)
のHを含む不活性ガス(例えばNガス)雰囲気での
熱処理(例えば480℃10時間保持)により、光吸収
が低減する現象(例えば、挿入損失が0.25dBから
0.05〜0.15dBにまで減少)を確認した。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】現在の光アイソレータ
に求められる光学特性として、光信号の減衰を抑えるこ
とができる低い挿入損失が挙げられる。このことから、
光アイソレータを構成するガーネットにも同様の光学特
性が求められる。
【0009】ところで、前述した熱処理により挿入損失
を低減できることが分かったが、熱処理後の挿入損失が
0.05〜0.15dBと大きくばらついており、均一に
光吸収が低減されない状態であった。
【0010】このことから、上記問題に鑑み、本発明
は、光吸収の低減が均一となる、挿入損失0.05dB
以下の、Yを含む希土類元素としてTbを主成分とする
ビスマス置換希土類鉄系ガーネット厚膜単結晶を得るこ
とができる製造方法を提供することを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者による種々の検
討の結果、LPE法により育成したTbBi系ガーネッ
トを、Pt、Pdを含まない板材により挟んだ状態で、
0.2〜2.0vol%のHを含む不活性ガス雰囲気で
の、460〜540℃、保持時間5時間以上の熱処理に
より、光通信波長帯域(例えば1.3〜1.5μm)にお
ける+3価以外のFeイオンによる光吸収を均一に抑制
した、すなわち0.05dB以下の挿入損失を均一に有
するTbBi系ガーネットを得るに至った。
【0012】TbBi系ガーネットを挟む板材は、石
英、アルミナ、Gd3Ga512(以下、GGGと記
す)、Nd3Ga512(以下、NGGと記す)やSUS
304ステンレス、Tiを検討したがいずれの場合にお
いても、上記熱処理条件において、波長1.31μmに
おける挿入損失が0.05dB以下を示した。
【0013】なお、Pt、Pdでは挿入損失が5〜6d
Bと悪化することから、本発明の熱処理には不適応であ
ることが分かった。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。
【0015】(実施例1)純度99.99%の酸化テル
ビウムTb23、酸化第二鉄Fe2 3、酸化アルミニウ
ムAl23、及び酸化鉛PbO、酸化ビスマスBi
23、酸化硼素B23の粉末を使用し、PbO−Bi2
3−B23系をフラックスとして、LPE法にて、格
子定数a=12.496Åの置換型Gd3Ga512(以
下、SGGGと記す)基板に、一般式Tb2.1Bi0.9
4.98Al0.0212のTbBi系ガーネットを500μ
m育成した。
【0016】育成後、11mm×11mm角に切断した
後、SGGG基板を研磨により除去し、試料を得た。
【0017】ここで、本発明の実施例と比較例に関する
図面の説明を行う。図1は、本発明の実施例及び比較例
のTbBi系ガーネットの熱処理における試料の配置を
示す図ある。図1(a)は、試料をガラス板で挟み込ん
だ状態を示す図、図1(b)は、ガラス板上に試料を置
いた状態を示す図、図1(c)は半円管状のガラス管に
試料を置いた状態を示す図、そして、図1(d)は図1
(c)の半円管状のガラス管上にガラス板を置いた状態
を示す図である。
【0018】図1において、1はTbBi系ガーネット
試料、2はガラス板、そして、3は半円管状ガラス管を
示す。
【0019】また、図2は、本発明の実施例における電
気管状炉と電気管状炉内の試料の配置を示す図であり、
電気管状炉の中心線を通る断面の切り口が示されてい
る。
【0020】図2おいて、4は電気管状炉内に配置した
試料、5は石英管、6は石英管端部蓋(ガス導入口付
き)、7はガス導入口、8は石英管端部蓋(ガス排出口
付き)、9はガス排出口、そして、10は無誘導巻きヒ
ーター部を示す。
【0021】図1及び図2を参照して熱処理の説明を行
う。11mm×11mm角に切断した試料について、図
1(a)に示すように試料をガラス板に挟み、不活性ガ
スとしてN2を用い、N2に配合するH2を0.6vol
%、480℃、10時間保持の熱処理を行った。
【0022】熱処理は、図2に示すような電気管状炉に
より行った。熱処理の後、1.31μmでファラデー回
転角が45deg.となる厚さ350μmに研磨により両面
を鏡面に仕上げ、波長1.31μm用の無反射コート膜
を両面に施し、挿入損失を測定した。
【0023】比較例として、図1(b)〜図1(d)に
示すように、比較例1として試料をガラス板上に配置し
た場合、比較例2として試料を半円管状のガラス管に配
置した場合、比較例3として比較例2の半円管状ガラス
管の上にガラス板を配置した場合、各々について実施例
と同様に挿入損失測定を行った。
【0024】なお、挿入損失の測定は、図3に示すよう
に1枚の試料について9点で行い、実施例及び比較例の
各々について各2枚で、挿入損失のバラツキを評価し
た。ここで、図3は11mm×11mm角のTbBi系
ガーネット試料の挿入損失の測定個所を示す概念図であ
り、符号〜で示した点が挿入損失の測定箇所であ
る。
【0025】その挿入損失の測定結果を表1に示す。
【0026】
【表1】
【0027】表1に示すように、本実施例による挿入損
失が0.02〜0.03dBであったのに対し、比較例1
が0.05〜0.20dB、比較例2及び3が0.08〜
0.25dBであった。
【0028】以上のように、本発明によれば、TbBi
系ガーネットをガラス板で挟むことにより、0.05d
B以下の挿入損失が安定して得られる。
【0029】(実施例2)実施例1と同様に得たTbB
i系ガーネットについて、試料をガラス板に挟み、N
に配合するH濃度を0〜3.0vol%、熱処理温度
を350〜650℃、熱処理温度における保持時間(以
下、保持時間と記す)を1〜50時間の熱処理を行っ
た。
【0030】なお、試料は実施例1と同様に各々2枚の
挿入損失を測定し、平均値を評価した。図4〜図6に、
その結果を示す。
【0031】図4は、本実施例2における、挿入損失
I.L.の熱処理温度の依存性を示す図である。
【0032】図4に示すように、熱処理温度350〜6
50℃、H濃度0.6vol%、保持時間10時間の
条件において、熱処理温度を440〜560℃とするこ
とにより、0.05dB以下の挿入損失が安定して得ら
れることが分かった。
【0033】図5は、本実施例2における挿入損失I.
L.の保持時間の依存性を示す図である。図5に示すよ
うに、保持時間1〜50時間、H濃度0.6vol
%、熱処理温度500℃の条件において、保持時間を5
時間以上とすることにより、0.05dB以下の挿入損
失が安定して得られることが分かった。
【0034】図6は、本実施例2における、挿入損失
I.L.の水素濃度の依存性を示す図である。図6に示す
ように、熱処理温度480℃、10時間において、H
を0.2〜2.0vol%とすることにより、0.05d
Bの挿入損失が安定して得られることが分かった。
【0035】以上のように、本発明によれば、H濃度
は0.2〜2.0vol%、熱処理温度は440〜560
℃、保持時間は5時間以上が適している。
【0036】(実施例3)実施例1と同様に得たTbB
i系ガーネットについて、試料を挟む材質として、ガラ
ス板、アルミナ板、GGG板、NGG板、SUS304
板、Ti板、Pt板、及びPd板を用い、Nに配合す
るH濃度を0.6vol%、熱処理温度500℃、保
持時間10時間の熱処理を行った。
【0037】なお、試料は実施例1と同様に各々2枚の
挿入損失を測定し、平均値を評価した。この結果を表2
に示す。
【0038】
【表2】
【0039】表2に示すように、ガラス板、アルミナ
板、GGG板、NGG板、SUS304板、及びTi板
では、挿入損失0.02〜0.03dBが得られた。ま
た、Pt板、Pd板では挿入損失が4.9〜6.2dBで
あった。
【0040】以上の結果から、本発明によれば、TbB
i系ガーネットを挟む材質として、Pt、Pd以外の材
質が適している。
【0041】(実施例4)純度99.99%の酸化テル
ビウムTb23、酸化イットリウムY23、酸化第二鉄
Fe23、酸化アルミニウムAl23、及び酸化鉛Pb
O、酸化ビスマスBi23、酸化硼素B23の粉末を使
用し、PbO−Bi23−B 23系をフラックスとし
て、LPE法にて、格子定数a=12.496ÅのSG
GG基板に、一般式Tb1.80.2Bi1.0Fe512であ
る希土類元素にTbを主成分とするガーネットを500
μm育成した。
【0042】また、純度99.99%の酸化テルビウム
Tb23、酸化イッテルビウムYb23、酸化第二鉄F
23、酸化アルミニウムAl23、及び酸化鉛Pb
O、酸化ビスマスBi23、酸化硼素B23の粉末を使
用し、PbO−Bi23−B23系をフラックスとし
て、LPE法にて、格子定数a=12.496AのSG
GG基板に、一般式Tb1.8Yb0.2Bi1.0Fe512
ある希土類元素にTbを主成分とするガーネットを50
0μm育成した。
【0043】さらに、純度99.99%の酸化テルビウ
ムTb23、酸化ガドリニウムGd23、酸化第二鉄F
23、酸化ガリウムGa23、及び酸化鉛PbO、酸
化ビスマスBi23、酸化硼素B23の粉末を使用し、
PbO−Bi23−B23系をフラックスとして、LP
E法にて、格子定数a=12.509AのNGGに、一
般式Tb1.8Gd0.2Bi1.0Fe4.9Ga0.112である
希土類元素にTbを主成分とするガーネットを500μ
m育成した。
【0044】次に、実施例1と同様に試料を取得し、ガ
ラス板に挟みN2に配合するH2濃度を0.6vol%、
500℃、10時間保持の熱処理を行い、熱処理の後、
1.31μmでファラデー回転角が45deg.となる厚さ
340μmの研磨により両面を鏡面に仕上げ、波長1.
31μm用の無反射コート膜を両面に施し、挿入損失を
測定した。
【0045】なお、試料は実施例1と同様に各々2枚の
挿入損失を測定し、平均値を評価した。その結果を表3
に示す。
【0046】
【表3】
【0047】表3に示すように、各々のガーネットの挿
入損は0.02〜0.04dBで、希土類元素としてTb
を用いた実施例1と同等の挿入損失が得られた。
【0048】以上のように、本発明によれば、Tbを主
成分として、Yを含む希土類元素からなるビスマス置換
希土類-鉄ガーネットでも、0.05dB以下の挿入損失
が得られる。
【0049】ところで、格子定数を合わせるためにFe
サイトをGaだけでなく、Alを加えて置換したビスマ
ス置換希土類鉄系ガーネット厚膜単結晶においても、上
記の実施例と同様の熱処理効果が得られることは容易に
分かる。
【0050】また、熱処理雰囲気のベースになる不活性
ガスとして、N2に換えてArを用いてもよい。
【0051】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、一般式(R,Bi)3(Fe,M)512(但し、R
はTbを主成分とする、Yを含む希土類元素を示す。ま
た、MはAl、Ga又はその両方を示すが、その量はゼ
ロであってもよい)で表されるビスマス置換希土類鉄系
ガーネット厚膜単結晶において、0.05dB以下の挿
入損失が安定して得られる製造方法を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における実施例及び比較例のTbBi系
ガーネットの熱処理における試料の配置を示す図。図1
(a)は、試料をガラス板で挟み込んだ状態を示す図。
図1(b)は、ガラス板上に試料を置いた状態を示す
図。図1(c)は半円管状のガラス管に試料を置いた状
態を示す図。図1(d)は図1(c)の半円管状のガラ
ス管上にガラス板を置いた状態を示す図。
【図2】本発明の実施例における電気管状炉と電気管状
炉内の試料の配置を示す図。
【図3】11mm×11mm角のTbBi系ガーネット
の挿入損失の測定個所を示す概念図。
【図4】本発明の実施例2における挿入損失I.L.の熱
処理温度の依存性を示す図。
【図5】本発明の実施例2における挿入損失I.L.の保
持時間の依存性を示す図。
【図6】本発明の実施例2における挿入損失I.L.の水
素濃度の依存性を示す図。
【符号の説明】
1 TbBi系ガーネット試料 2 ガラス板 3 半円管状ガラス管 4 電気管状炉内に配置した試料 5 石英管 6 石英管端部蓋(ガス導入口付き) 7 ガス導入口 8 石英管端部蓋(ガス排出口付き) 9 ガス排出口 10 無誘導巻きヒーター部 〜 挿入損失の測定箇所

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(R,Bi)3(Fe,M)5
    12(但し、RはTbを主成分とする、Yを含む希土類元
    素を示す。また、MはAl、Gaまたはその両方を示す
    が、その量はゼロでもよい)で表され、単結晶基板上に
    液相エピタキシャル成長法により育成されたビスマス置
    換希土類鉄系ガーネット厚膜単結晶の熱処理において、
    前記ビスマス置換希土類鉄系ガーネット厚膜単結晶を、
    PtおよびPdを含まない材質の板で挟み込んで熱処理
    することを特徴とするビスマス置換希土類鉄系ガーネッ
    ト厚膜単結晶の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記熱処理は、0.2〜2.0vol%の
    2を含むN2もしくはArガス雰囲気で行われることを
    特徴とする請求項1に記載のビスマス置換希土類鉄系ガ
    ーネット厚膜単結晶の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記熱処理は、460〜540℃で行わ
    れることを特徴とする請求項1に記載のビスマス置換希
    土類鉄系ガーネット厚膜単結晶の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記熱処理は、保持時間が5時間以上で
    あることを特徴とする請求項1に記載のビスマス置換希
    土類鉄系ガーネット厚膜単結晶の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記板は、ガラス、石英、アルミナ、G
    3Ga512、Nd 3Ga512、SUS304ステンレ
    ス、またはTiの板であることを特徴とする請求項1に
    記載のビスマス置換希土類鉄系ガーネット厚膜単結晶の
    製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009016548A (ja) * 2007-07-04 2009-01-22 Granopt Ltd ビスマス置換希土類鉄ガーネット単結晶の製造方法

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