JP2003252350A - 注出口付包装容器 - Google Patents

注出口付包装容器

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JP2003252350A
JP2003252350A JP2002053666A JP2002053666A JP2003252350A JP 2003252350 A JP2003252350 A JP 2003252350A JP 2002053666 A JP2002053666 A JP 2002053666A JP 2002053666 A JP2002053666 A JP 2002053666A JP 2003252350 A JP2003252350 A JP 2003252350A
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spout
edge seal
packaging container
upper edge
seal portion
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JP2002053666A
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English (en)
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Morihiro Sugiyama
守広 杉山
Kenji Sakae
賢治 栄
Yasumasa Takamura
康正 高村
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Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】詰替え用の注出口付包装容器で、それを手指で
掴む位置が定められ、他の容器へスムースに安定して注
出でき、かつ切断されたノズル部の切れ端が、廃棄物と
ならない環境保全に配慮された注出口付包装容器の提供
にある。 【解決手段】方形状の表裏2枚の側面シート10の両側
縁と上縁でシールされた側縁シール部12と上縁シール
部16を有し、上縁一方のコーナー端部に切断線20a
を有するノズル部50を有する注出口付包装容器1にお
いて、前記ノズル部50を有するコーナー端部側と反対
側の側縁シール部12に、括れ部12bが施されてい
て、前記ノズル部50は、先端に切断線20aが施さ
れ、上縁シール部16に施された切り欠き部16aと側
縁シール部12に施された切り抜き孔12cで形成され
ているものとするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液体洗剤やシャン
プー等を収納する包装袋に関するものであり、特に内容
物を他の容器(ボトル等)に詰め替えるための注出口が
付いた詰替用包装容器に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、廃棄物の増加に係わる環境問題等
から、省資源や廃棄物の減容化を目的として、プラスチ
ックフィルムをベースにした2層以上の積層包装材料の
周縁を熱接着し、液体洗剤やシャンプー等トイレタリー
品を収納する袋とし、その使用に際し、突出したノズル
部の先端を鋏等で切断して注出口とし、その注出口から
内容物を例えばポンプ方式ディスペンサー付のプラスチ
ックボトルに注ぎ、容易に詰め替えが可能な注出口付詰
替袋(ほとんどが自立するタイプのスタンディングパウ
チとなっている)が数多く使用されるようになってい
る。
【0003】上記のような詰め替えが可能な注出口付詰
替袋としては、従来、例えば図5の正面図に示すよう
に、表裏2枚の方形状の側面シート(10)の両側縁と
上縁でシールされた側縁シール部(12)と上縁シール
部(16)を有し、該側面シートの下縁のシーラント層
面で前記側面シート(10)と略同一の構成でなる底面
シート(18)がシールされた下縁シール部(14)を
有し、前記上縁の一方のコーナー端部の上縁シール部
(16)とその上縁の一方のコーナー端部側の側縁シー
ル部(12)とに施されている切り欠き部(16a、1
2a)によりそのコーナーに突出したノズル部(50)
を形成している注出口付包装容器(2)がある。
【0004】上記従来の注出口付包装容器(2)におい
て、内容物を他のボトル等への注出に際し、ノズル部
(50)の先端の切断線(20a)を鋏等で切断して開
口し、容器胴部を手指で掴み、ノズル部(50)の先端
が下方になるように回転させながらなされるものである
が、この時の手指で掴む位置が定まらず、よってノズル
部(50)の先端が回転によって所望の方向へ向き難く
かったりし、また、上記切断線(20a)で切断された
ノズル部(50)の先端部は、ゴミ(廃棄物)となると
いう環境保全に係わる問題点があった。
【0005】上記注出時における手指で掴む位置が定ま
らないという問題点を解消するものとして、例えば図6
の正面図に示すように、表裏2枚の略方形状の側面シー
ト(10)の両側縁の略中央にくびれ部(12b)を有
する注出口付包装容器(3)がある。
【0006】しかしながら、上記従来の両側縁略中央に
くびれ部(12b)を有する注出口付包装容器(3)に
おいて、内容物を他のボトル等へ注出するに際し、上縁
シール部(16)の下部にある切断線(20a)を鋏等
で切断して開口し、図7の斜視図に示すように、容器胴
部の両側縁に施されたくびれ部(12b)を手指で掴
み、開口された注出口(20)を下方になるように回転
させながらなされるものであるが、この手指(30)で
掴んだ時の手の平が手前の側面シート(10)に接触す
るように持つことになる。この時の注出口(20)の回
転は人間工学の観点からすると、自然に後方にスムース
に回転し易いことになり、そのため実質的には、図示し
ないが手の平が接触している手前の側面シート(10)
が上向きになるような持ち方をし、自然に注出口(2
0)を下方に回転させ、注出するようになる。この場合
の注出口(20)は横長になり、よって注出される内容
物が横に広がり過ぎて、他のボトル等へ注出するのに困
難で零したりするという問題があった。
【0007】しからば、図6に示す上縁シール部(1
6)を短くして注出口の横幅(W)を小さくするという
方法もとれるが、この場合の内容物の充填に際し、充填
用ノズルが挿入し難い、あるいは出来ないという問題が
あった。さらに開口で切断された上縁シール部(16)
を含む切れ端は、ゴミ(廃棄物)となるという環境保全
に係わる問題点もあった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる従来
技術の問題点を解決するものであり、その課題とすると
ころは、液体洗剤やシャンプー等の内容物を収納し、そ
の内容物を他の容器(ボトル等)に詰め替えるための注
出口付包装容器において、その包装容器の手指で掴む位
置が定められ、他のボトル等へスムースに注出を可能に
し、かつ注出口の開口で切断された切れ端が、ゴミ(廃
棄物)とならない、即ち人間工学的観点から誰でも使い
易いという面と、廃棄物に係わる環境保全面とを配慮し
た注出口付包装容器を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に於いて上記課題
を達成するために、まず請求項1の発明では、少なくと
も最内層がシーラント層で、方形状の複合フィルムでな
る表裏2枚の側面シートの両側縁と上縁のシーラント層
面でシールされた側縁シール部と上縁シール部を有し、
該上縁の一方のコーナー端部に切断線で先端を切断して
内容物を注ぎ出すための注出口とする突出したノズル部
を有し、前記複合フィルムでなる側面シートの下縁のシ
ーラント層面で該側面シートと略同一の構成でなる底面
シートがシールされている注出口付包装容器において、
前記上縁の一方のコーナー端部に突出したノズル部を有
するコーナー端部側と反対側の側縁シール部に、切り欠
きでなる括れ部が施されていることを特徴とする注出口
付包装容器としたものである。
【0010】上記請求項1の発明によれば、上縁の一方
のコーナー端部に突出したノズル部を有するコーナー端
部側と反対側の側縁シール部に、切り欠きでなる括れ部
が施されているので、内容物を他のボトル等へ注出(詰
め替え)するに際し、ノズル部を有する側縁と反対側の
側縁シール部に施された括れ部に自然に手の平が接触す
るようにして掴むようになり、それによって上縁の一方
のコーナー端部に有するノズル部の注出口が下方に回転
され、他のボトル等の口元にスムースに注出できるよう
になる注出口付包装容器とすることができる。
【0011】また、請求項2の発明では、前記切り欠き
でなる括れ部が側縁シール部の中央部より下方に施され
ていることを特徴とする請求項1記載の注出口付包装容
器としたものである。
【0012】上記請求項2の発明によれば、上記切り欠
きでなる括れ部が側縁シール部の中央部より下方に施さ
れていると、充填されている内容物で下部が膨らんでい
るので、内容物を他のボトル等へ注出(詰め替え)する
に際し、手で掴み易く、より安定して注出作業ができる
注出口付包装容器を提供できる。
【0013】また、請求項3の発明では、少なくとも最
内層がシーラント層で、方形状の複合フィルムでなる表
裏2枚の側面シートの両側縁と上縁のシーラント層面で
シールされた側縁シール部と上縁シール部を有し、該上
縁の一方のコーナー端部に切断線で先端を切断して内容
物を注ぎ出すための注出口とする突出したノズル部を有
し、前記複合フィルムでなる側面シートの下縁のシーラ
ント層面で該側面シートと略同一の構成でなる底面シー
トがシールされている注出口付包装容器において、前記
ノズル部は、上縁の一方のコーナー端部の上縁シール部
に施された切り欠き部と上縁の一方のコーナー端部側の
側縁シール部に施された切り抜き孔で形成されているこ
とを特徴とする請求項1記載の注出口付包装容器とした
ものである。
【0014】さらにまた、請求項4の発明では、前記ノ
ズル部の先端を切断する切断線が、上縁シール部に施さ
れた切り欠き部と側縁シール部に施された切り抜き孔と
を結んだ線でなることを特徴とする請求項3記載の注出
口付包装容器としたものである。
【0015】上記請求項3または4の発明によれば、上
記上縁の一方のコーナー端部に有するノズル部は、上縁
の一方のコーナー端部の上縁シール部に施された切り欠
き部と上縁の一方のコーナー端部側の側縁シール部に施
された切り抜き孔で形成され、前記ノズル部の先端を切
断する切断線を、上縁シール部に施された切り欠き部と
側縁シール部に施された切り抜き孔とを結んだ線とする
ことによって、この切断線に沿って切断して開口する
と、切断されたノズル部の先端が、切り抜き孔を形成す
る外側の側縁シール部で容器本体と連結されているの
で、ゴミ(廃棄物)とならない所謂廃棄物に係わる環境
保全に配慮された注出口付包装容器とすることができ
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面を
用いながら詳細に説明する。本発明の注出口付包装容器
は、図1の正面図に示すように、例えば略長方形状の複
合フィルムでなる表裏2枚の側面シート(10)が左右
両側縁でシールされた側縁シール部(12)と上縁でシ
ールされた上縁シール部(16)を有し、この上縁シー
ル部(16)の左側のコーナー端部に、先端を切断する
位置を指示する切断線(20a)が施された突出したノ
ズル部(50)を有し、上記側面シート(10)の下縁
でこの側面シート(10)と略同一の構成でなる底面シ
ート(18)がシールされた下縁シール部(14)を有
する注出口付包装容器(1)であり、上記請求項1に係
わる発明においては、上記突出したノズル部(50)が
設けられている左側の側縁シール部(12)と反対側の
側縁シール部(12)に、切り欠きでなる括れ部(12
b)を施した注出口付包装容器(1)とするものであ
る。
【0017】また、図8の正面図に示すように、上記突
出したノズル部(50)が設けられている左側の側縁シ
ール部(12)と反対側の側縁シール部(12)に、切
り欠きでなる括れ部(12b)を施し、その括れ部(1
2b)に沿って側縁シール部(12)の形状もくびれて
いるようにした注出口付包装容器(1)とするものであ
る。
【0018】また、上記請求項2に係わる発明において
は、図1に示すように、例えば右側の側縁シール部(1
2)に切り欠きで施された括れ部(12b)の中心線
(CL)がこの側縁シール部(12)の中心線(TL)
より下方にあるようにするものである。
【0019】上記のようなノズル部(50)を有する左
側の側縁シール部(12)と反対側の側縁シール部(1
2)に括れ部(12b)が施された注出口付包装容器
(1)から、その内容物を他のボトル等へ注出(詰め替
え)する場合、例えば図2の斜視図に示すように、ノズ
ル部(50)が施されている側縁シール部(12)と反
対側の側縁シール部(12)に施された括れ部(20
b)を認識し、その部分を自然に手指(30)で掴み手
の平がその括れ部(20b)に接触するようにする。こ
のような掴み方とすることによって、ノズル部(50)
の開口された注出口(20)が自然に回転し易い方向
(下方)に回転(傾け)され、細い注出口(20)から
他のボトル等の口元(図示せず)にスムースに注出でき
るようにした注出口付包装容器(1)とするものであ
る。
【0020】また、請求項3または4に係わる発明にお
いては、例えば図1に示すように、上縁シール部(1
6)の左端部には切り欠き部(16a)を施し、左側の
側縁シール部(12)の上端部には切り抜き孔(12
c)を施して、それらの間に先端が突出した非接着部
(23)でなるノズル部(50)を形成し、その非接着
部(23)の先端を切断して注出口(図示せず)とする
切断線(20a)を上記切り欠き部(16a)と切り抜
き孔(12c)とを結ぶように設けた注出口付包装容器
(1)とするものである。
【0021】上記のような上縁シール部(16)の左端
部の切り欠き部(16a)と、左側の側縁シール部(1
2)の上端部の切り抜き孔(12c)との間に形成され
たノズル部(50)の先端を、切断線(20a)に沿っ
て切断して開口すると、図2に示すように、例えば切断
されたノズル部の先端の切れ端(50a)が、切り抜き
孔(12c)を形成している外側の側縁シール部(1
2)の連結部(12d)で容器本体と連結されているの
で、このノズル部の先端の切れ端(50a)がゴミ(廃
棄物)とならない所謂廃棄物に係わる環境保全に配慮さ
れていて、さらに連結部(12d)を介して内側に折り
曲げられたこの切れ端(50a)を形成する切り抜き孔
(12c)の一部を、隣接する側縁シール部(12)に
引っかけることによって、注出口(20)の邪魔になら
ず容易に注出を可能にする注出口付包装容器(1)とす
ることができる。
【0022】また、図3(a)の正面図に示すように、
例えば側縁シール部(12)に穿設されている切り抜き
孔(12c)の下にスリット孔(12s)を設けた構成
とし、あるいは図3(b)の正面図に示すように、側縁
シール部(12)に穿設されている切り抜き孔(12
c)の下にパンチ孔(12p)を設けておき、これらス
リット孔(12s)またはパンチ孔(12p)に切断さ
れたノズル部の先端の切れ端(50a)を差し込んで引
っかける構成としてもよい。
【0023】以下に本発明の注出口付包装容器(1)を
構成する材料や製造法等について具体的に説明する。ま
ず上記本発明の注出口付包装容器(1)を構成する切断
線(20a)としては、例えば印刷で線を施し、鋏等を
入れる表示をするか、あるいはノズル部(50)を構成
する非接着部(23)の先端の側面シート(10)表面
に炭酸ガスレーザーやロータリー刃によるハーフカット
を施し、引き裂きを表示してもよく、この場合は、図1
に示すように、この切断線(20a)の端部で、上縁シ
ール部(16)に設けられた切り欠き部(16a)側に
Vノッチ(V)を施しておくことが望ましい。
【0024】また、本発明の注出口付包装容器(1)を
構成する複合フィルムの材料構成は、シーラント層のみ
でなる単層プラスチックフィルムとして、例えば結晶性
ポリプロピレン、結晶性プロピレン−エチレン共重合
体、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度
ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、イオン
架橋オレフィン共重合体などのポリオレフィン類が挙げ
られる。
【0025】また、図4の側断面図に示すように、例え
ば複合フィルム(40)を構成する表面層(42)とし
ては、例えば厚さ12μm程度のポリエチレンテレフタ
レートフィルム、ナイロンフィルムなどが用いられ、そ
の裏面に切断支持線等を含めた印刷が施される。
【0026】また、上記複合フィルム(40)を構成す
るシーラント層(41)としては、厚さ50μm程度の
上記低密度ポリエチレン等単層プラスチックフィルムが
使用され、ドライラミネーション用接着剤を介して表面
層(42)のフィルムとラミネートするか、前記低密度
ポリエチレン樹脂等の溶融押し出しラミネーション法で
ラミネートして得られるものである。
【0027】さらに充填される内容物によって3層、4
層とすることができ、例えば、注出口付包装容器(1)
に強度を付与する場合は、表面層(42)とシーラント
層(41)の間に厚さ12μm程度の延伸ナイロン(O
N)を中間層(43)としてラミネートで施したり、ガ
スバリア性が要求される注出口付パウチには、例えば表
面層(42)とシーラント層(41)の間に、アルミニ
ウム箔(7μm)/ポリエチレンテレフタレートフィル
ム(12μm)やセラミック蒸着フィルム(例えばSi
O2 蒸着層/ポリエチレンテレフタレートフィルム
(12μm))を中間層(43)としてラミネートで施
した複合フィルム(40)とすることもできる。
【0028】
【発明の効果】本発明は以上の構成であるから、下記に
示す如き効果がある。即ち、上記請求項1に係わる発明
においては、少なくとも最内層がシーラント層で、方形
状の複合フィルムでなる表裏2枚の側面シートの両側縁
と上縁のシーラント層面でシールされた側縁シール部と
上縁シール部を有し、該上縁の一方のコーナー端部に切
断線で先端を切断して内容物を注ぎ出すための注出口と
する突出したノズル部を有し、前記複合フィルムでなる
側面シートの下縁のシーラント層面で該側面シートと略
同一の構成でなる底面シートがシールされている注出口
付包装容器において、上記上縁の一方のコーナー端部に
突出したノズル部を有するコーナー端部側と反対側の側
縁シール部に、切り欠きでなる括れ部が施されているの
で、その内容物を他のボトル等へ注出(詰め替え)する
に際し、ノズル部を有する側縁と反対側の側縁シール部
に施された括れ部に自然に手の平が接触するようにして
掴むようになり、それによって上縁の一方のコーナー端
部に有するノズル部の注出口が下方に回転され、他のボ
トル等の口元にスムースに注出できるように、所謂人間
工学的観点から誰でも使い易いという面が配慮された注
出口付包装容器とすることができる。
【0029】また、上記請求項2に係わる発明において
は、上記切り欠きでなる括れ部が側縁シール部の中央部
より下方に施されているものとすることによって、充填
されている内容物で下部が膨らむので、その内容物を他
のボトル等へ注出(詰め替え)するに際し、手で掴み易
く、より安定して注出作業ができる注出口付包装容器を
提供できる。
【0030】さらにまた、上記請求項3または4に係わ
る発明においては、少なくとも最内層がシーラント層
で、方形状の複合フィルムでなる表裏2枚の側面シート
の両側縁と上縁のシーラント層面でシールされた側縁シ
ール部と上縁シール部を有し、該上縁の一方のコーナー
端部に切断線で先端を切断して内容物を注ぎ出すための
注出口とする突出したノズル部を有し、前記複合フィル
ムでなる側面シートの下縁のシーラント層面で該側面シ
ートと略同一の構成でなる底面シートがシールされてい
る注出口付包装容器において、上記上縁の一方のコーナ
ー端部に有するノズル部は、上縁の一方のコーナー端部
の上縁シール部に施された切り欠き部と上縁の一方のコ
ーナー端部側の側縁シール部に施された切り抜き孔で形
成され、上記ノズル部の先端を切断する切断線を、上縁
シール部に施された切り欠き部と側縁シール部に施され
た切り抜き孔とを結んだ線とすることによって、この切
断線に沿って切断して開口すると、切断されたノズル部
の先端が、切り抜き孔を形成する外側の側縁シール部で
容器本体と連結されているので、ゴミ(廃棄物)となら
ない所謂廃棄物に係わる環境保全に配慮された注出口付
包装容器とすることができる。さらに連結されているシ
ール部を介して内側に折り曲げられたこの切れ端(ノズ
ル先端部)を形成する切り抜き孔の一部を、隣接する側
縁シール部に引っかけることによって、注出口の邪魔に
ならず容易に注出を可能にする注出口付包装容器とする
こともできる。
【0031】従って本発明は、液体洗剤やシャンプー等
内容物を収納し、この内容物を他の容器(ボトル等)に
詰め替えるための注出口付包装容器の如き用途として、
優れた実用上の効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の注出口付包装容器の一実施の形態を説
明するため正面で表した説明図である。
【図2】本発明の注出口付包装容器の使用する際の一実
施の形態を説明する斜視図である。
【図3】本発明の注出口付包装容器の他の一実施の形態
を説明する正面図であり、(a)は、側縁シール部にス
リット孔を有する図であり、(b)は、側縁シール部に
パンチ孔を有する図である。
【図4】本発明の注出口付包装容器を構成する複合フィ
ルムの一事例を示す側断面図である。
【図5】従来の注出口付包装容器の一事例を正面で表し
た説明図である。
【図6】従来の注出口付包装容器の他の一事例を正面で
表した説明図である。
【図7】上記図6に示す従来の注出口付包装容器の使用
する際の一事例を説明する斜視図である。
【図8】本発明の注出口付包装容器を構成する括れ部の
他の一実施の形態を正面で表した説明図である。
【符号の説明】
1‥‥注出口付包装容器 2‥‥従来の注出口付包装容器 3‥‥従来の両側縁に括れ部を有する注出口付包装容器 10‥‥側面シート 12‥‥側縁シール部 12a‥‥側縁シール部に施された切り欠き部 12b‥‥括れ部 12c‥‥切り抜き孔 12d‥‥連結部 12p‥‥パンチ孔 12s‥‥スリット孔 14‥‥下縁シール部 16‥‥上縁シール部 16a‥‥上縁シール部に施された切り欠き部 18‥‥底面シート 20‥‥注出口 20a‥‥切断線 23‥‥非接着部 30‥‥手指 40‥‥複合フィルム 41‥‥シーラント層 42‥‥表面層 43‥‥中間層 50‥‥注出口 50a‥‥切れ端 TL‥‥側縁シール部の中心線 CL‥‥括れ部の中心線 V‥‥Vカット W‥‥注出口の横幅
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E064 AB13 BA21 BB03 BC18 EA12 FA04 HJ10 HK01 HM01 HN05 HS05

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも最内層がシーラント層で、方形
    状の複合フィルムでなる表裏2枚の側面シートの両側縁
    と上縁のシーラント層面でシールされた側縁シール部と
    上縁シール部を有し、該上縁の一方のコーナー端部に切
    断線で先端を切断して内容物を注ぎ出すための注出口と
    する突出したノズル部を有し、前記複合フィルムでなる
    側面シートの下縁のシーラント層面で該側面シートと略
    同一の構成でなる底面シートがシールされている注出口
    付包装容器において、前記上縁の一方のコーナー端部に
    突出したノズル部を有するコーナー端部側と反対側の側
    縁シール部に、切り欠きでなる括れ部が施されているこ
    とを特徴とする注出口付包装容器。
  2. 【請求項2】前記切り欠きでなる括れ部が側縁シール部
    の中央部より下方に施されていることを特徴とする請求
    項1記載の注出口付包装容器。
  3. 【請求項3】少なくとも最内層がシーラント層で、方形
    状の複合フィルムでなる表裏2枚の側面シートの両側縁
    と上縁のシーラント層面でシールされた側縁シール部と
    上縁シール部を有し、該上縁の一方のコーナー端部に切
    断線で先端を切断して内容物を注ぎ出すための注出口と
    する突出したノズル部を有し、前記複合フィルムでなる
    側面シートの下縁のシーラント層面で該側面シートと略
    同一の構成でなる底面シートがシールされている注出口
    付包装容器において、前記ノズル部は、上縁の一方のコ
    ーナー端部の上縁シール部に施された切り欠き部と上縁
    の一方のコーナー端部側の側縁シール部に施された切り
    抜き孔で形成されていることを特徴とする注出口付包装
    容器。
  4. 【請求項4】前記ノズル部の先端を切断する切断線が、
    上縁シール部に施された切り欠き部と側縁シール部に施
    された切り抜き孔とを結んだ線でなることを特徴とする
    請求項3記載の注出口付包装容器。
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