JP2000072155A - 四面体状の小袋包装体 - Google Patents

四面体状の小袋包装体

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JP2000072155A
JP2000072155A JP24538598A JP24538598A JP2000072155A JP 2000072155 A JP2000072155 A JP 2000072155A JP 24538598 A JP24538598 A JP 24538598A JP 24538598 A JP24538598 A JP 24538598A JP 2000072155 A JP2000072155 A JP 2000072155A
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JP
Japan
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tetrahedral
pouch package
flat
flat rib
package
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JP24538598A
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English (en)
Inventor
Yuji Sugiyama
有二 杉山
Kuniaki Tanaka
邦明 田中
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 治具を使用しないで、手だけで容易に開封が
可能で、開封後も形状が維持され、注出し易い四面体状
の小袋包装体を提供する。 【解決手段】 縦長の筒状胴部の両開放端部を互いに直
交する方向にヒートシールして、両端に偏平リブ2、
2’が形成されてなる四面体状の小袋包装体において、
いずれか一方の前記偏平リブ2にヒートシール幅を変え
て段差3を形成し、該段差3を通過するように前記偏平
リブ2を該偏平リブ2の端辺に沿って一直線に切り離
し、引き裂かれた切り口の一部に非開封部Bを残して注
出口9となる開封部Aを形成するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、四面体形状を有す
る小袋包装体に関する。
【0002】
【従来の技術】図2は、従来の四面体状の小袋包装体の
説明図である。従来の四面体状の小袋包装体20は、帯
状の包装材料を成形、充填機に上から供給し、先ず、筒
状胴部を胴貼りし、筒状胴部を筒状胴部の長手方向と直
交する方向に水平にシールして胴部を閉鎖し、上方から
内容物を充填し、次いで先の水平シールと直交する方向
の水平シールを施して封緘し、各水平シール部の幅内で
個々に切断して、図2(a)に示すような両端部に互い
に直交する偏平リブ2が形成されてなるものであって、
テトラパックに代表されるものである。このような四面
体状の小袋包装体20は、これまでに、主として、ミル
ク、クリーム、菓子等の食品類を対象に使用されてお
り、包装材料の使用効率の良さとコンパクトで、ユニー
クな形状が評価されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、液状の内容
物が充填された四面体状の小袋包装体を開封する場合
に、図2(a)に示すように、偏平リブ2の直下を水平
にカットしたのでは、図2(b)に示すように四面体形
状は失われ(下部には稜線8がかすかに残る)、胴部の
剛性がなくなり、持ちにくく、注ぎにくくなるという問
題がある。これに対して、図2(a)に示すようなコー
ナーカットを行い、図2(c)に示すようなコーナー部
のみが開口した状態にすれば、理想的で、持ちやすく、
注ぎ易くなるが、鋏等の治具なしでこのようなカットを
施すことは、レーザー光によるハーフカット等の加工を
施すことにより技術的に可能であっても、工程が増え、
不安定要素も加わるという問題がある。従来の四面体状
の小袋包装体を手だけで開封しようとして、例えば、偏
平リブ2の上端の上部ノッチ(切り込み)7から引き裂
こうとすると、上記のような加工がない限り引き裂きが
斜め方向に向かう保証はなく、複雑な開口形状を呈し、
開封と同時に中身がこぼれてしまう問題がある。また胴
貼り用の縦シール部5に設けられた余端片8を摘まみ片
として胴部を周回するように輪切りにする方法もある
が、一方向に引き裂き直進性が顕著な特殊フィルムを使
用する必要があり、開封結果は、前述の図2(b)を用
いて説明した場合と同じことになり、この方法は意味が
ない。本発明は、前述の問題点に鑑みてなされたもの
で、手で引き裂いて開封し、しかも持ちやすく、注ぎ易
い四面体状の小袋包装体の提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
になされた本発明による四面体状の小袋包装体は、縦長
の筒状胴部の両開放端部を互いに直交する方向にヒート
シールして両端に形成された偏平リブのいずれか一方に
ヒートシール幅を変えて段差が形成され、該段差を通過
して、前記偏平リブの側端に設けられたノッチから該偏
平リブの端辺に沿って該偏平リブを一直線に引き裂ける
もの構成とし、また、前記偏平リブの長手方向に切り裂
き直進性のあるフィルムが使用されていることを構成と
する。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、図面によって本発明による
四面体状の小袋包装体をさらに詳細に説明する。図1
は、本発明による四面体状の小袋包装体の説明図であ
る。図1(a)は、正面図、図1(b)は、注出時の斜
視図、図1(c)は開封後の静置状態の斜視図である。
本発明による四面体状の小袋包装体10は、図1(a)
に示すように、帯状の包装材料を胴貼りして縦長の筒状
体とし、その筒状胴部1の両開放端部を互いに直交する
方向にヒートシールして偏平リブ2、2’を形成してな
る四面体状の小袋包装体であって、開封しようとするい
ずれか一方の偏平リブ2には、ヒートシール幅を途中で
変えて段差3が形成されている。このような段差3は、
成形・充填機におけるヒートシールバーを段差のあるも
のに交換するだけで得られる。なお、胴貼り部5は、縦
方向に合掌シールされて、いずれか一方に折り畳まれて
いる。また、偏平リブ2のヒートシール幅の広い方の側
端にノッチ(切り込み)4が設けられている。その形状
はI型、V型等任意であるが、その位置は、ノッチ4か
ら始まる偏平リブ2の端辺に沿った平行線Kが、段差3
の略中央と交差するように決めることが好ましい。この
ノッチ4から偏平リブ2を平行線Kに沿って引き裂く
と、偏平リブ2のヒートシール幅の広い部分に次いで非
ヒートシール部分が一直線に切り離され、引き裂きによ
る切り口の一部に非開封部Bを残して開封部Aが形成さ
れる。開封部Aは、胴部1の包装材料の復元性によっ
て、涙型に開いて注出口9を形成し、これに対して、非
開封部Bは、開封前の四面体形状を維持し、小袋包装体
全体に剛性を残すように機能する。しかし、非開封部B
の割合が小さくなるほど、剛性がなくなり、最初の四面
体形状はくずれ易くなる。従って、実用上、非開封部B
の偏平リブ2の全長(A+B)に占める割合は25%以
下にならないことが好ましい。また、開封部Aの長さ
は、液状内容物を緩やかに注出したり、何回かに分けて
小出しするような場合には小さい方がよく、一度に使い
切る場合とか、注出口9を口に当てて飲み干すような場
合には大きい方がよい。従って開封部Aの大きさを、上
記の限界を越えない範囲で、小袋包装体の大きさ、内容
物の流動特性、用途等を勘案して最適なものに設定する
ことができる。本発明による四面体状の小袋包装体10
からの液体の注出は、図1(b)に示すように、上部を
指で摘むか、小袋包装体全体を緩く手で持って内容物を
注出させることができる。また、何回かに分けて小出し
する場合には、その途中で、図1(c)に示すように、
注出口9を上側にして一旦静置させることができる。本
発明による四面体状の小袋包装体10は、液体以外に
も、粘性のあるもの、顆粒状のもの等、幅広い内容物に
対して適用することができる。
【0006】本発明による四面体状の小袋包装体10に
使用される包装材料は、少なくとも内面にヒートシーラ
ント層があり、引き裂き方向に直進性があるものが好ま
しい。例えば、ロールの巻き方向に対する直交方向(T
D)に直線的に引き裂けるカラリアンY(横一軸延伸高
密度ポリエチレンフィルム、東洋化学株式会社製)のよ
うな腰が強く、他基材(アルミ、紙、ポリエチレンテレ
フタレートフィルム、延伸ポリプロピレンフィルム、ナ
イロンフィルム、セロハン等)と積層しても直線的易引
裂性が失われないフィルム素材を強度層として使用し、
最内面に、ヒートシーラント層として、線状低密度ポリ
エチレン、エチレン−酢酸ビニルコポリマー等からなる
ポリオレフィン系樹脂層を設けたものであれば好適に使
用することができる。具体例として、次の層構成を挙げ
る事ができる。 PE20μm/上質紙/PE15μm/カラリアンY
18μm/LLDPE20μm Ny15μm/PE15μm/カラリアンY20μm
/LLDPE30μmまた、本発明による四面体状の小
袋包装体10の形状が小型化、若しくは細長い、いわゆ
るスティック状となり、偏平リブ2の長さが小さくなる
と、偏平リブ2の端辺に沿った一直線の切り裂きの精度
は余り必要なくなり、ブロー成形時のブローレイショを
変えてTD方向に配向させた延伸ポリプロピレンフィル
ムであっても充分に使用することができる。従って、次
のようなシンプルな積層構成の積層材でも使用すること
ができる。 OPP30μm/LLDPE20μm PE ; ポリエチレン LLDPE ; 線状低密度ポリエチレン OPP ; 延伸ポリプロピレン Ny ; ナイロン
【0007】
【発明の効果】本発明による四面体状の小袋包装体10
によれば、治具を使わずに手だけで、偏平リブ2をその
長手方向の端辺に沿って一直線に引き裂いて、非開封部
Bを残して開封することができるので、最初の四面体形
状が開封後も保持され、全体に剛性が残っているので、
持ちやすく、容易に内容物を注出させることができる。
また、一般のパウチ包装と異なり、何回かに分けて抽出
する場合、注出口9を上側にして一旦静置させることが
できる。また、極めて幅広い内容物に対して、適用する
ことができ、製造加工は簡単であり、低コストで供給す
ることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による四面体状の小袋包装体の説明図
【図2】従来の四面体状の小袋包装体の説明図
【符号の説明】
1 胴部 2 偏平リブ 3 段差 4 ノッチ 5 胴貼り部 6 稜線 7 上部ノッチ 8 余端片 9 注出口 10 本発明による四面体状の小袋包装体 20 従来の四面体状の小袋包装体 K 平行線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E049 AA06 BA01 DB01 FA04 3E064 AA09 AD15 BA27 BA28 BA29 BA30 BA36 BC18 EA04 EA12 FA04 HP01 HP05 HS05 3E086 AA23 AC15 AC16 AD01 BA15 CA11

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縦長の筒状胴部の両開放端部を互いに直
    交する方向にヒートシールして両端に形成された偏平リ
    ブのいずれか一方にヒートシール幅を変えて段差が形成
    され、該段差を通過して、前記偏平リブの側端に設けら
    れたノッチから該偏平リブの端辺に沿って該偏平リブを
    一直線に引き裂けることを特徴とする四面体状の小袋包
    装体。
  2. 【請求項2】 前記偏平リブの長手方向に配向された切
    り裂き直進性のあるフィルムが使用されていることを特
    徴とする請求項1記載の四面体状の小袋包装体。
JP24538598A 1998-08-31 1998-08-31 四面体状の小袋包装体 Pending JP2000072155A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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