JP2003251257A - 塗布装置および塗布方法ならびにプラズマディスプレイ部材の製造装置および製造方法 - Google Patents

塗布装置および塗布方法ならびにプラズマディスプレイ部材の製造装置および製造方法

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JP2003251257A
JP2003251257A JP2002061713A JP2002061713A JP2003251257A JP 2003251257 A JP2003251257 A JP 2003251257A JP 2002061713 A JP2002061713 A JP 2002061713A JP 2002061713 A JP2002061713 A JP 2002061713A JP 2003251257 A JP2003251257 A JP 2003251257A
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徳夫 久田
Takashi Yoshiyama
高史 吉山
Toshio Yasuda
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ノズル塗布時における基板の傾き調整と位置決
めを精度良く、かつ少ない動作でノズルとの位置合わせ
を可能としてタクトを短縮するとともに、異なったサイ
ズの基板にも容易に切り替え対応できる塗布装置を提供
する。 【解決手段】ノズル内のペーストを吐出孔から基板上の
溝へ吐出させながら、ノズルと基板を相対移動させて、
基板上の溝にペーストを塗布する塗布装置において、基
板の位置を計測する第1の手段、基板の基準溝の位置を
計測する第2の手段、およびノズルの基準孔の位置を計
測する第3の手段とを有し、第1の手段で得られた基板
の位置情報に基づき基板の角度を調整するとともに基板
を所定位置に位置決めし、かつ、第2の手段で得られた
基板の基準溝の位置情報と第3の手段で得られたノズル
の基準孔の位置情報により基板とノズルの位置を相対的
に位置合わせを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ペーストを塗布す
る場所が予め溝などにより規定されたガラスなどの基板
に、ペーストを塗布する装置および方法に関し、特にプ
ラズマディスプレイパネル背面板などの大型高精度が要
求される塗布装置および塗布方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、基板上に形成された溝にペースト
を塗布するためには、溝の中心にノズルの吐出孔を位置
合わせした後、リブに平行して相対移動させながらペー
ストを吐出していた。こうした装置において、複数の吐
出孔を有したノズルにより塗布する装置が、特開平10
−27543に記載されている。
【0003】かかる装置では、溝と吐出孔の位置合わせ
において、溝の位置は基板に設けた位置決めマークまた
はリブの先端により判断されるが、吐出孔の位置は直接
判断されず、取り付けられたノズルの位置情報に基づき
位置合わせされる。従って、多数の吐出孔を有するノズ
ルを使用した場合は、ノズルの加工精度の限界による吐
出孔のピッチバラツキや、基板のリブパターンの歪みな
どが影響して、ノズルの孔と溝の位置が正確に合わせら
れないという問題があった。
【0004】またこの結果、ノズルは大型化できず、1
枚の基板を塗布するには複数回の塗布動作が必要とな
り、時間がかかり量産装置としては不十分であった。
【0005】また、基板の位置決めは、基板の端面を位
置決めピンに押し当てる方法で行われているため、端面
と溝の平行精度のバラツキや基板歪みなどが影響して、
ノズルと基板を相対移動したときに基板の溝に平行走査
できず、溝の頂部や隣接する溝に塗布してしまう問題も
あった。
【0006】さらに、異なるサイズの基板に塗布する場
合に、位置決め用のカメラを基板のマークに合わせて移
動すると、カメラの移動による位置の精度が影響して、
溝とノズルとの位置合わせ精度を低下させる問題があっ
た。
【0007】ここで、塗布基板の量産化、製造コストの
低減を図るにはタクトの短縮が必要である。タクトの短
縮には、ノズルを基板幅のマルチ型として、1回の塗布
動作で基板の全幅に渡り一括塗布することが望まれる。
しかし、基板サイズの大型化や溝の狭幅化に伴って、ノ
ズルの加工精度には限界があり、基板の全幅に渡ってリ
ブの間に正確に蛍光体ペーストを塗布することが困難に
なっている。また一方では、異なる基板サイズにも容易
に対応でき、精度良く塗布できる装置が要求されてい
た。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来技術に
おける上記した問題点に鑑みてなされたもので、その目
的とするところは、基板の傾き調整と位置決めを精度良
く行い、基板幅のノズルに対して少ない動作で位置合わ
せを行い、全幅一括の塗布を可能としてタクトを短縮す
るとともに、異なったサイズの基板にも容易に切り替え
対応できる装置を提供することにある。さらに、塗布す
る基板のロット毎の歪みによる誤差を吸収し、塗布不良
となる問題を低減する装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ため、本発明の塗布装置は、以下の構成を有する。すな
わち、ノズル内のペーストを吐出孔から基板上の溝へ吐
出させながら、ノズルと基板を相対移動させて、基板上
の溝にペーストを塗布する塗布装置において、基板の位
置を計測する第1の手段、基板の基準溝の位置を計測す
る第2の手段、およびノズルの基準孔の位置を計測する
第3の手段とを有し、第1の手段で得られた基板の位置
情報に基づき基板の角度を調整するとともに基板を所定
位置に位置決めし、かつ、第2の手段で得られた基板の
基準溝の位置情報と第3の手段で得られたノズルの基準
孔の位置情報により基板とノズルの位置を相対的に位置
合わせすることを特徴とする塗布装置である。
【0010】また、ノズル内のペーストを吐出孔から基
板上の溝へ吐出させながら、ノズルと基板を相対移動さ
せることによって、基板上の溝にペーストを塗布する塗
布方法において、基板の位置情報に基づき、基板の相対
移動方向と溝の方向が平行となるよう基板の角度を調整
するとともに基板を所定位置に位置決めし、基板の基準
溝の位置情報とノズルの基準孔の位置情報により、基板
とノズルの位置を相対的に位置合わせして、基板とノズ
ルを相対移動させながら塗布することを特徴とする塗布
方法である。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。図1は、本発明に係るペ
ースト塗布装置の一例の概略斜視図である。図1におい
て、基板1はテーブル2の上に載置され、テーブル2に
設けた吸着装置(図示しない)により吸着して固定され
る。テーブル2はその中心を軸として、回転を可能とす
るθ軸3(破線で示す)により支持されている。このθ
軸3はY軸搬送部4に搭載され、Y軸搬送部4はX軸搬
送部5に設けられたリニアガイド4a,4bに沿って機
台6のY軸方向に移動する。X軸搬送部5は、機台6に
設けられたリニアガイド5a,5bに沿って機台6のX
軸方向に移動する。このX、Y軸搬送部は直交するよう
に調整されている。X軸搬送部5は基板にペーストを塗
布するための相対移動手段であって、塗布動作において
テーブル2をX軸移動させる。
【0012】機台6の中央部上方には、X軸搬送部5に
よって移動されるテーブル2が通過するように門型の支
持台7が、X軸と直交する形で設けられている。支持台
7の奥側(以下、下流側と称する)側面の両サイドに
は、テーブル2の面に対して垂直方向に移動するZ軸搬
送部8a,8bが設けられ、Z軸搬送部にはペーストを
吐出するノズル9が機台6のY軸方向中央を基準にして
取り付けられる。ノズル9は着脱式で、Z軸搬送部に取
り付けたときに、テーブル2のX軸移動方向に直交し
て、Z軸搬送部に設けたチャック(図示しない)により
固定される。
【0013】このノズルは、塗布する基板のサイズに合
わせて選択され、その基板に形成された所望の全ての溝
に対して1回の塗布動作で塗布を完了するための吐出孔
が略一直線状に配列して設けられていることが好まし
い。例えば、塗布する基板がプラズマディスプレイの背
面板の場合は、R,G,B何れか1色の蛍光体を含んだ
ペーストを塗布する。従って、ノズルにはその塗布する
溝に対応したピッチで吐出孔が設けられる。
【0014】ノズル9は内部にペースト溜まり部を有
し、ペーストを供給するための配管が接続され、この配
管の反対側先にはペーストの供給をコントロールする開
閉バルブ10を介して、ペーストタンク12が接続され
る。ペーストタンクには所望圧力の気体圧力源13が配
管を介して接続されている。また、ノズル9には、吐出
孔からペーストを吐出させるための気体圧力を供給する
配管が接続され、この配管の反対側先は気体圧力の切換
バルブ11を介して、一方は所望圧力の気体圧力源13
に接続され、他の一方は大気に開放されている。
【0015】ノズル9へのペースト供給は、切換バルブ
11を大気開放にした状態で開閉バルブ10を開くこと
により行われる。このときペーストは、例えば液面高さ
を検出するセンサを設けておき、ペーストの溜まり部上
部に空間を残す形で所定量が蓄えられる。ペーストの吐
出は切換バルブを気体圧力源13に切り換えて、この空
間に気体圧力を供給することにより行われる。
【0016】支持台7の手前側(以下、上流側と称す
る)側面には、基板の位置を計測する第1の手段の位置
センサとしてカメラ17,19が取り付けられ、基板の
基準溝の位置を計測する第2の手段の位置センサとして
カメラ18が取り付けられている。また、これらの手段
は複数のカメラを有していても良い。これらのカメラ
は、各々XおよびZ軸方向の微調整機構を介して、支持
台7のY軸方向に独立して移動可能なY1搬送部14、
Y3搬送部16、Y2搬送部15に取り付けられてい
る。このY1〜Y3搬送部はリニアガイド7a,7bに
よって、Y軸方向に移動した場合においてもテーブル面
からの高さが一定になるよう調整されている。なお、こ
れら搬送部のX、Z軸方向の微調整機構は、後で述べる
カメラの基準位置合わせにおいて用いる。
【0017】以上これまでに述べた全ての軸は、図示さ
れないサーボモータにより駆動され、サーボモータは制
御部からの制御信号によりコントロールされることが一
般的である。また、制御部はマイクロコンピュータやR
AM、ハードディスクなどにて構成され、基板やノズル
の位置計測、ノズルへのペースト供給および吐出口から
の吐出制御を行うとともに、塗布条件を入力表示するタ
ッチパネル部を有している。また、通常、各カメラはモ
ニタテレビに接続され視野の画像を表示できるように構
成される。
【0018】図2は基板1を上から見た一例の図であ
る。パターン領域には基板の長手方向に直交して、図示
しない直線状のリブが全面に渡り所定間隔で形成され、
リブの間に溝を構成している。さらに、リブ間に溝を分
断するための横リブを形成したものもある。基板の四隅
付近には、基板面に形成されたリブパターンとの位置関
係を示すアライメントマークA1〜A4が設けられてい
る。このアライメントマークはリブパターンを形成する
ときに一緒に作成される。こうすることによりパターン
との位置関係が精度良く形成される。
【0019】アライメントマークは、A1とA3を結ぶ
直線がリブのパターンと平行になるように、また、A1
とA2を結ぶ直線がリブのパターンと直交するように設
けられる。アライメントマークの間隔XA,YAおよび
基準溝位置Ysは基板情報として制御部に与える。基準
溝位置YsはYAのほぼ中央リブ間の溝中心であって、
次に述べるノズル基準孔とのY軸方向の位置合わせを行
う位置とし、アライメントマークA1からの距離で与え
る。
【0020】図3は装置を上および横から見た一部分の
図である。X軸搬送部5の上流側端面には、ノズル9の
位置を検出する位置センサとしてカメラ20が、機台の
Y軸方向中央の位置に取り付けられている。また、ノズ
ル9の下面には、略一線状に並べられた吐出孔の中央近
傍に、基板の基準溝と位置あわせする基準孔の位置を示
すマークMが付されている。従って、X軸を操作するこ
とにより、カメラ20によってノズルの基準孔の位置が
計測される。
【0021】一方、基板においては、機台のY軸方向中
央を基準にしてあらかじめ基板情報に基づき位置決めし
たカメラ17,19の位置に、テーブルのX軸を操作し
て下流側2個のアライメントマークA1,A2を移動さ
せ、各々の位置を計測して、カメラ17を基準に位置決
めする。さらに、カメラ18により基板の基準溝Y軸方
向の位置を測定する。こうして求めたノズルと基板の基
準位置情報を基に、各々の相対位置合わせを行う。
【0022】このように、Y軸方向を基板とノズルの中
央を基準に位置合わせすることで、基板の歪みやノズル
の加工精度による位置ずれ誤差が半減され、基板に形成
された塗布する全ての溝中心に対向して、ノズルの吐出
孔が位置合わせできることになる。
【0023】以下、装置の具体的な調整手順および動作
について、図5に示すフローチャートに従って説明す
る。まず、装置の立ち上げ時に初期調整を行うかを判断
する(ステップ100)。初期の立ち上げ時は基板の位
置を計測するカメラ17〜19と、ノズルの位置を計測
するカメラ20との位置関係が定まっていないため、基
板とノズルの位置合わせはできない。従って、これらカ
メラの基準位置調整(ステップ200)を行う。
【0024】このステップ200の詳細を図6に従って
説明する。図3に示したように、基準マーク付き治具
(以下、基準マークと称する)21をカメラ20の上に
セットする(ステップ201)。基準マーク21は、例
えば透明ガラスの表面にクロスヘアーラインを描いたも
のを用い、高さはテーブル面に基板を搭載したときの基
板面の位置に合わせるものとする。本装置では、基準マ
ークは着脱式であってテーブルに取り付けることができ
る。この基準マークは、カメラまたはテーブルに可動式
として取り付け、カメラの上に移動するようにしても良
い。基準マーク21またはカメラ20の位置を調整し
て、カメラ20の視野中心と基準マーク21の中心を位
置合わせする(ステップ202)。このとき、テーブル
2のY軸とθ軸は中央ゼロの位置にしておく。
【0025】次に、基準マーク21をテーブル2に固定
した状態で、X軸搬送部5を操作してカメラ18の下に
移動する。(ステップ203)。カメラ18のY2軸1
5とテーブル2のX軸を調整して、基準マーク21の位
置にカメラ18の視野中心を合わせる。(ステップ20
4)。このときのY2軸の座標とテーブル2のX軸座標
を記憶し保存する。このY2軸座標は同カメラの基準点
とする。X軸座標はアライメント検出カメラ位置(X
a)とする(ステップ205)。
【0026】次は、カメラ18を基準マーク上から退避
し、カメラ17を基準マーク21の上に移動する。(以
降、この位置調整が終了するまでテーブルは移動しな
い)(ステップ206)。カメラ17のY1軸14を調
整して、基準マーク21にカメラ17のY軸方向視野中
心を合わせる。X軸方向については、カメラ17のX軸
微調整機構を調整して、基準マーク21がX軸方向の視
野中心になるよう位置合わせする(ステップ207)。
カメラ17のY1軸の座標を記憶する。この座標は同カ
メラの基準点とする(ステップ208)。
【0027】続けて、カメラ17を基準マーク21の上
から退避し、カメラ19を基準マーク21の上に移動す
る(ステップ209)。同様に、カメラ19のY3軸1
6を調整して、基準マーク21にカメラ19のY軸方向
視野中心を合わせる。X軸方向はカメラ19のX軸微調
整機構を調整して、マークがX軸方向視野中心になるよ
う位置合わせする(ステップ210)。カメラ19のY
3軸座標を記憶する。この座標は同カメラの基準点とす
る(ステップ211)。テーブルおよび各カメラを初期
位置に戻し基準マークを外す(ステップ212)。
【0028】以上の調整によってカメラ20の位置、つ
まりテーブルのX座標とカメラ17〜19の相対位置関
係が決定される。なお、この位置調整において、基準マ
ークとカメラ17〜19の焦点合わせを、各々のZ軸微
調整機構を調整して行う。このステップ200の基準位
置調整で得られたカメラの位置情報は、制御部に記憶保
存しておくことで、装置を立ち上げる度にこの調整を行
う必要がなくなる。
【0029】図5に戻り、次は装置の初期設定(ステッ
プ300)を行う。この初期設定では、塗布する基板情
報や塗布条件を設定した後、カメラ17〜19を各々の
検出位置に移動する。この基板情報や塗布条件は、基板
の型式や品種名などに対応して事前に装置に記憶してお
き、その型式や品種名を選択することで呼び出すように
すれば、設定の操作を省略することができる。
【0030】ステップ300の詳細を図7に従って説明
する。基板サイズ、アライメントマークの間隔、基準溝
位置などの基板情報を制御部に設定する(ステップ30
1)。これらの情報は、カメラ17および19の位置を
決める情報として使用する。塗布開始位置や終了位置、
ペースト吐出圧力などの塗布条件を設定する(ステップ
302)。塗布開始および終了位置は、アライメントマ
ークからのX軸方向の距離で設定する。基板はアライメ
ントマークをカメラ17の位置を基準にして位置決めす
るので、この塗布位置はテーブルの位置(X軸座標)に
相対設定することになる。さらに、後で説明するステッ
プ800のノズル位置計測で測定記憶した基板位置決め
カメラからノズル孔までの距離を加えることで、ノズル
の位置に対して塗布位置を相対設定が可能となる。
【0031】カメラ18をステップ205で記憶した同
カメラの基準点に位置決めする(ステップ303)。次
に、カメラ17を同カメラの基準点からプラス方向に、
基準溝位置Ysの値だけ移動する。なお、カメラのY軸
は基準点をゼロとして、ノズルに向かって左方向をプラ
ス、右方向をマイナスとする(ステップ304)。さら
に、カメラ19を同カメラの基準点からマイナス方向
に、アライメント間隔YAから基準溝位置Ysを減じた
値だけ移動する(ステップ305)。以上で機台6のY
軸方向中央を基準にして、基板の基準溝とアライメント
位置に対応した位置検出カメラの位置が定まる。
【0032】再び図5に戻って、前記の初期設定で基板
サイズを変え、基板の検出位置が変更されたかを判断
(ステップ400)し、変更された場合は次の補正量測
定(ステップ500)を行う。なお、初めて初期設定を
行った場合もこの補正量測定を行う。
【0033】前記の初期設定にて、基板のアライメント
間隔YAが変わると、YAに対応してカメラ17,19
の位置がY軸方向に移動される。これらカメラのY軸は
X軸と直交するよう構成されているが、機械精度の限界
によりY軸の位置によってX軸方向に、例えば20μm
程度の僅かなずれが生じる。基板の位置はこのカメラを
基準に測定するため、ずれがあると基板の傾きを求めた
ときに誤差を生じ、その結果により傾きを調整してもテ
ーブルのX軸と基板のリブ方向が平行にならず、リブに
沿って塗布できなくなる。リブのピッチが狭くこのずれ
量が大きいと隣接する溝に斜め塗布することにもなる。
補正量測定ではこうした問題をなくすため、カメラのX
軸方向の位置ずれ量を求めておき、位置ずれした位置に
おいても、正確に基板の位置を測定できるようにする。
【0034】ところで、基板はサイズが大きくなると、
パターンのマスク精度や基板の歪みが原因で、リブ方向
とアライメントマークのY軸方向の直交精度が無視でき
なくなる。この問題は、カメラのX軸ずれと同じ問題と
なって現れる。従って、この補正量測定においては塗布
する品種のロットの代表基板を用い、その基板のアライ
メントマークを利用することでパターンの歪みによる誤
差も吸収するように調整する。この代表基板は、例えば
品種を切り替えたときや、同じ品種でもパターンのマス
クを更新した場合、パターンを焼き付ける温度などの製
造条件を変更した場合に、その製造ロットの初期の安定
した基板を用いる。
【0035】次に、この補正量測定のステップ500に
ついて、図8を用いて詳細説明する。カメラ17〜19
はステップ300の初期設定において、アライメントマ
ークの位置に対応して位置決めされている状態とする。
【0036】テーブル2を上流側端部に移動し、Y軸お
よびθ軸は中央ゼロの位置でテーブル面のほぼ中央に塗
布する代表基板を搭載し、リブがテーブルのX軸方向と
ほぼ平行となる状態にして吸着固定する(ステップ50
1)。基板をテーブルの中央に、かつリブとテーブルの
X軸方向をほぼ平行状態にするには、例えばテーブル2
の両サイドおよび上流側に、基板の端面をサイズに対応
して押し出しする機構(以下、センタリング装置と称す
る)を設けて位置寄せする方法などにより行う。テーブ
ル2のX,Y軸を操作して、基板のアライメントマーク
A1をカメラ17の視野中心に位置合わせする。なお、
このときのX,Y軸座標をアライメント検出位置X,Y
として記憶しておく(ステップ502)。
【0037】次に、図4に示すように、テーブル2を下
流方向にアライメントマーク間隔XAだけX軸移動し
て、基板のアライメントマークA3をカメラ17の視野
に入れる(ステップ503)。カメラ17の視野中心か
らA3(図ではA3´)のY軸方向位置を測定する(ス
テップ504)。この位置がカメラ視野のY軸中心にあ
れば、テーブル2のX軸走査方向と基板のリブが平行状
態にあると判断(ステップ505)されるのでステップ
506に移る。
【0038】Y軸方向位置にずれがあると判断(ステッ
プ505)される場合、例えば5μm以上ある場合は、
そのずれ量とテーブルの移動量XAから基板の傾きθ´
を計算し、その角度に応じてテーブルのθ軸を回転(ス
テップ506)した後、再び前項のステップ502の動
作に戻りY軸方向のずれが無いと判断されるまで繰り返
す。
【0039】Y軸方向の位置にずれがない場合は、図4
に示したようにカメラ19の視野にはアライメントマー
クA2が確認されるので、視野中心からのX軸方向ずれ
量を測定し補正値dXAとして記憶保存する(ステップ
507)。このアライメントマークA2の位置は、X軸
とリブが平行となる位置なので、基板の位置を測定する
ときは、この位置を基準にする。つまり、カメラの視野
中心からアライメントマークA2の位置を求め、補正値
dXAを減算することで、基板の正確な位置が測定でき
ることになる。ところで、このA2の位置がカメラ視野
のY軸方向中心からずれることがある。このずれは、カ
メラの位置決め精度や基板の歪みなどが原因して発生す
るが、基板の傾きを求める場合において無視できるもの
である。つまり、基板の位置測定における基板の傾きθ
は、アライメントマークA1とA2のX軸方向のずれ量
(図4においてはdX)と、アライメントマーク間隔Y
Aにより求められ、Y軸方向のずれはYAに比べて十分
小さいためである。
【0040】さらにこの時点で、カメラ18の視野内ほ
ぼ中央に基準溝の画像が確認されるので、溝の中心を基
準にして画像登録する(ステップ508)。但し、リブ
はアライメントマークA1とA2を結ぶ直線の位置まで
形成されているものとする。この場合も、カメラの視野
中心から少しずれた位置に基準溝がくる場合が多い。原
因は前記の基板歪みなどによるものであるが、ずれ量は
溝幅より十分小さいため視野の中央に位置する溝を基準
溝と判断して差し支えない。ここで画像を登録するの
は、基準溝の位置を測定するときに、パターンマッチン
グ法により判断するためであって、画像処理により溝幅
を測定しその中心位置を求める方法で行っても良い。
【0041】この補正量測定が終わると図5に戻って、
ノズル交換を行うかの判断(ステップ600)をする。
基板サイズを変えた場合やペーストを交換する場合はノ
ズルの交換を行う。ノズルがまだ取り付けられていない
場合は取り付ける。ノズルを取り付けたあとはノズル位
置計測を行う。一度ノズルを取り付けて位置計測を行え
ば、次にノズルを交換するまで位置計測の必要はなく、
塗布を開始するかの判断(ステップ900)に移る。
【0042】ノズルの交換作業(ステップ700)は先
に述べたようにZ軸搬送部に設けたチャックを開閉する
ことにより行う。ノズルはチャックにより固定すると、
中央基準孔のX・Y軸方向の位置が機台6の所定位置に
所定範囲内(例えば±0.5mm以内)で取り付けられ
る。ノズルを取り付けた後は、ノズルの吐出面がテーブ
ル面に対して平行で所望の高さになるようZ軸搬送部に
より調整する。なお、ノズルの交換は、ペーストを供給
する配管部を外してノズルだけ交換する場合や、タンク
ごと交換を行う場合がある。
【0043】ノズルを交換した後は、ノズルの位置計測
(ステップ800)を行う。ノズルを交換すると基準孔
の位置は、前記の所定範囲内でバラツキを生じる。この
精度では基板の基準溝と位置合わせができないので、ノ
ズルの基準孔の正確な位置を測定する。
【0044】このステップ800の詳細を図9に従って
説明する。図3の波線で示したように、X軸搬送部5を
移動して、カメラ20をノズル検出位置(Xn)に移動
する(ステップ801)。Z軸を操作してノズルの基準
孔がカメラ焦点に合うようノズル高さを調整する(ステ
ップ802)。カメラで撮影した画像を画像処理するこ
とにより、基準孔のマークを判断して基準孔を認識する
(ステップ803)。マークの判断は、例えば事前にそ
の画像を登録しておき、パターンマッチング法により判
断する。なお、マークは基準孔から所定位置に刻んでお
くものとし、マークから所定の位置にある孔を基準孔と
して判断するものとする。カメラ20の視野中心から
の、基準孔の中心位置ΔX、ΔYを測定する(ステップ
804)。
【0045】この結果より、ノズルの位置データは次の
ように記憶する。ΔYのついては、そのままノズルY軸
位置ΔYとして記憶し、カメラ18により基板の基準溝
Y軸方向を位置合わせするときに用いる。つまり、カメ
ラ18と20のY軸方向の位置は、ステップ200の基
準位置調整にて同じ位置に合わせているので、カメラ1
8の視野中心からΔYずらせた位置に基準溝の位置を合
わせることでノズルの基準孔とのY軸方向位置合わせが
行える。なお、この位置合わせについては、カメラ18
の位置に基板を位置合わせした後に基板をΔYだけ移動
させる方法や、カメラ18をΔY移動してカメラの視野
中心に基板を位置合わせする方法などがあり、いずれの
方法によってΔYの位置に基板を移動しても差し支えな
い。
【0046】一方、ΔXは、ノズル検出位置(Xn)か
らステップ205で記憶したアライメント検出カメラ位
置(Xa)を減じた値Xanと加算して、基板位置決め
カメラとノズル間距離XOとして記憶する(ステップ8
05)。この距離XOは、後で説明するステップ120
0の中で、基板に塗布するときのペーストの吐出開始位
置および停止位置に反映する。
【0047】なお、これまでに記憶した全てのデータは
装置の電源をOFFしても消えないものとする。
【0048】再び図5に戻り、次に塗布を開始するかの
判断(ステップ900)をする。この時点で塗布を行わ
ず一旦終了し、装置を立ち上げ直し全く同じ条件で塗布
する場合は、ステップ200の基準位置調整はもちろ
ん、ステップ500のカメラ位置補正、ステップ700
のノズル交換、ステップ800のノズル位置計測の全て
を省略して基板搭載から開始することが可能である。
【0049】以上のこれまで記載した動作については、
主に手動の操作で行う。以下に記載する動作は、制御部
にあらかじめプログラムしておき、自動で動作させるも
のである。
【0050】塗布を開始する場合はまず、ノズル内にペ
ーストを供給する(ステップ1000)。ペーストの供
給は前述したように図1の切換バルブ11を大気開放に
した状態で開閉バルブ10を開いて、所定の量に達する
まで供給する。
【0051】次に、ステップ1100の基板搭載に移
る。この動作はノズル内へのペースト供給と並行して行
うことが可能で、ペースト供給の待ち時間を少なくする
ことができる。
【0052】テーブル2を上流側端部に移動する。Y軸
およびθ軸は中央ゼロの位置でテーブル面のほぼ中央に
外部移載機により塗布する基板を搭載し、リブがテーブ
ルのX軸方向とほぼ平行となる状態にして吸着固定す
る。外部移載機は例えば多軸のロボットを用い、ロボッ
トのアームで基板をテーブル上部に横持ちする。テーブ
ルには複数の昇降可能なピンを設け、このピンを上昇し
て基板を受け取り、アームを退避させてピンを下降する
ことにより基板をテーブル面に受け取る。なお、リブと
テーブルの平行出しはステップ500の補正量測定の中
で述べたセンタリング装置により行う。
【0053】次にステップ1200の基板位置決めを行
う。この詳細を図10に従って説明する。テーブル2を
ステップ502で記憶したアライメント検出位置X,Y
の位置に移動して、基板のアライメントマークA1,A
2をカメラ17,19の視野に入れる(ステップ120
1)。
【0054】次に、カメラ17の視野中心を基準にアラ
イメントマークA1のX,Y方向のずれ量を求める。ま
た、カメラ19の視野中心からアライメントマークA2
のX,Y方向のずれ量を求める。このX軸方向のずれに
ついては、ステップ507で記憶したX軸方向ずれ量の
補正値dXAを減じた値をずれ量とする。このずれ量
は、図4において、アライメントマークA2がA2´の
位置にあったとするとdXとなる(ステップ120
2)。この2つのX軸方向のずれ量とアライメントマー
クの間隔YAから基板の傾きと、傾きを修正したときの
アライメントマークA1の移動量を求める(ステップ1
203)。算出した結果に応じ、テーブルのθ軸を回転
して基板の傾きを修正し、X,Y軸を移動してカメラ1
7の視野中心にアライメントマークA1を位置合わせす
る(ステップ1204)。
【0055】この時点で、カメラ18の視野内には基板
の基準溝が観測されるので、ステップ508で登録した
基準溝の画像と一致する溝の中心位置を判断し、カメラ
視野中心からのY軸方向の位置ΔYSを測定する。(ス
テップ1205)。そして、ステップ804で測定記憶
したノズルY軸位置ΔYからこのΔYSを減じた値だけ
テーブル2のY軸を移動することで、ノズルの基準孔と
基板の基準溝中心とのY軸方向の位置を合わせる(ステ
ップ1206)。
【0056】次にX軸方向の位置、つまり塗布開始位置
および終了位置に対応するテーブル2のX軸座標を計算
する。ステップ302で設定した塗布開始位置および終
了位置の各々に、ステップ805で記憶保存した基板位
置決めカメラとノズル間距離XOと現在のX軸座標値を
加算して、ペースト吐出位置および停止位置として一時
記憶する(ステップ1207)。一時記憶とするのは、
基板位置決め毎にX軸座標が変化するため、ペーストの
吐出および停止位置の計算データを更新するからであ
る。
【0057】基板位置決めが終わるとペースト塗布(ス
テップ1300)の動作に移る。ノズル内へのペースト
供給が完了していることを確認し(未完の場合は待
ち)、テーブルのX軸を基板の位置決め位置から下流方
向に予めプログラムした速度で移動させる。X軸座標が
前記の一時記憶したペースト吐出位置になったらノズル
からペーストを吐出し、吐出停止位置になれば吐出を停
止する。ペーストの吐出および停止は、図1に示した切
換バルブ11により行う。なお、ここで予めプログラム
した速度とは、例えば、ペースト吐出位置の少し手前ま
では高速移動、吐出位置および吐出停止位置付近では低
速移動、吐出中は中速での定速移動として、塗布開始ま
での時間短縮をはかるとともに、ペーストの塗布開始端
から終了端までの塗布状態を均一に仕上げるように動作
させる。各速度および速度の切り替え位置を制御部入力
から設定できるようにすれば、塗布状態を容易に調整す
ることが可能となる。
【0058】ところで、ペーストの吐出中はノズルと基
板間の距離を所定の範囲に保つことで、より均一な塗布
状態を得られることが知られている。本実施の形態にお
いても基板面の変位を検出するセンサをノズルの上流側
に設け、この信号によりZ軸搬送部を制御して基板面と
ノズル間の距離を一定に保つようにすることは容易に達
成可能である。
【0059】塗布を終了すると、基板排出(ステップ1
400)に移る。基板の排出はテーブルを下流端に移動
し、吸着した基板を解除し、ピンを上昇して移載機によ
り取り出す。移載機は上流側の基板搬入と下流側の排出
専用に各1台配置することで、基板排出中に次に塗布す
る基板が準備できるので、基板搬入から排出までのタク
トを短縮することができる。基板を排出した時点で一連
の動作が終了となり、動作を停止するかの判断をする
(ステップ1500)。停止の判断は、例えば制御部に
あらかじめ塗布する基板の枚数を設定しておき、1枚塗
布する毎に減算してゼロとなった時点で終了とする。連
続して同じ仕様の基板に塗布する場合は、ステップ10
00のペースト供給から開始する。
【0060】
【実施例】次に、本発明の実施の形態に従って、プラズ
マディスプレイ背面板にペーストを塗布した場合の実施
例を示す。
【0061】基板は、サイズ990×600mm、アラ
イメント間隔970×580mm、基板面には高さ10
0μmで頂部の幅70μmのリブが、ピッチ250μm
(溝幅180μm)で3840本形成されたものを用い
た。またノズルは、吐出孔が径100μm、ピッチ75
0μm、ピッチバラツキ12μmの精度で1282個設
けられたものを用いた。一方、装置の各軸位置決め精度
は±5μm(θ軸の場合はR500mmの位置における
精度)、各カメラの位置測定精度は±1μm、各カメラ
Y軸のX軸方向振れ幅は最大18μm、テーブルの塗布
相対移動時における直交方向の振れ幅は最大8μmの性
能のものを用いた。この条件において、以下のような結
果を得た。なお、ノズルの孔の位置は、溝を中心として
±40μmの範囲に入らないと、リブの頂部に塗布して
しまうことになる。
【0062】初期設定にて基板情報を設定し、検出位置
の変更に伴って補正量の測定を行った。代表基板を用い
てアライメントA1,A2のX軸方向ずれを確認したと
ころ、カメラの位置ずれ分を含んで35μm認められ
た。この補正量を0μmとして記憶し、図4のフローに
従ってノズルを交換して、10枚の基板に塗布を行っ
た。その結果7枚の基板に、基板全体の塗布終了位置付
近のリブ頂上にペーストの付着が認められた。次に、こ
の補正量をカメラY軸のX軸方向振れ幅の18μmと記
憶して、10枚の基板に塗布を行ったところ、2枚の基
板で一部の塗布終了位置付近のリブ頂上にペーストの付
着が認められた。
【0063】そこでこの補正量を測定結果の35μmに
記憶して、再び10枚の基板に塗布を行ったところ、ペ
ーストのリブ頂部への付着は皆無となった。このことか
ら、アライメントA1,A2によるX軸方向のずれ補正
によって、テーブルのX軸とリブの平行出しが精度良く
行われたことが証明された。
【0064】また、前記の良好な塗布が行える状態か
ら、塗布前の基板位置決め動作において、アライメント
マークにより基板を位置決めした後に基準溝の位置を測
定せず、ノズルと基板の位置合わせは、単にノズルのY
軸位置のずれ量だけ基板をY軸移動するように変更し
た。このように基板を位置決めして塗布した場合は、基
板面の多くの箇所でリブの頂部にペーストの付着が認め
られた。さらにこの後、基準溝の位置を測定するように
戻し、その位置データを確認できるようにして10枚の
基板のデータを採ったところ26〜34μmであった。
この結果から、ノズルの孔が溝の中心に合わされていな
いため、ノズル孔のピッチ精度や基板の歪み、さらには
テーブルX軸のヨーイングなどが影響して、リブの頂部
にペーストの付着が発生したものと判断される。従っ
て、基準溝の中心をノズルの基準孔に位置合わせするこ
とで、基板全体の所望の溝にノズルの全孔が位置合わせ
されていると言える。
【0065】また、基板の位置決めは3台の固定のカメ
ラにより5秒程度の1回で完了し、塗布は基板幅のノズ
ルによって約20秒の1回塗布で終了した。従来技術に
おいては、複数回の塗布動作で塗布をおこなうため、例
えば4回で塗布する場合は、少なくとも3回の塗布開始
位置への移動と3回の塗布動作が余分に必要となる。従
来技術の装置において、塗布開始位置への移動および塗
布動作の時間が、本実施例の装置と同じ時間であれば、
本発明により約70秒の時間短縮ができたことになる。
【0066】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、2台の移動可能な位置検出カメラによって、
異なるサイズの基板に対しても容易に切り替え可能で、
精度良く基板の位置を測定でき、角度の調整が正確に行
える。さらに、別に設けた1台の位置検出カメラで、ノ
ズルとの位置合わせを行う基板の基準溝の位置を測定
し、ノズルとの正確な位置合わせを可能として、基板の
全幅に渡り一括塗布できるノズルを用いることが可能と
なる。その結果、ノズルと基板の位置合わせを1回の動
作で済ませ、所望の溝に1回の塗布動作でペーストを塗
布することができ、タクトを短縮することができる。
【0067】また、位置検出カメラの位置補正に、塗布
する品種のロット毎の代表基板を用いることにより、そ
のロットのパターンの歪みによる誤差も吸収して調整さ
れ、より正確な角度の調整を行うことができ、リブ頂部
にペーストが塗布されるなどの塗布不良の問題が低減で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施態様に係わる塗布装置全体の概
略斜視図である。
【図2】ペーストを塗布する基板の一例を示す概略図で
ある。
【図3】図1に示した装置の一部を上からと横から見た
模式図である。
【図4】図8の補正量測定ステップにおける測定位置ず
れ量の測定方法を説明するための図である。
【図5】図1に示した装置の調整および塗布動作の全体
を示すフローチャートである。
【図6】図5における基準位置調整ステップの詳細を示
すフローチャートである。
【図7】図5における初期設定ステップの詳細を示すフ
ローチャートである。
【図8】図5における補正量測定ステップの詳細を示す
フローチャートである。
【図9】図5におけるノズル位置計測ステップの詳細を
示すフローチャートである。
【図10】図5における基板位置決めステップの詳細を
示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 基板 2 テーブル 3 θ軸 4 Y軸搬送部 4a,4b リニアガイド 5 X軸搬送部 5a,5b リニアガイド 6 機台 7 支持台 7a,7b リニアガイド 8a,8b Z軸搬送部 9 ノズル 10 開閉バルブ 11 切換バルブ 12 ペーストタンク 13 気体圧力源 14 Y1搬送部 15 Y2搬送部 16 Y3搬送部 17 カメラ(基板の位置を計測する第1の手段) 18 カメラ(基板の位置を計測する第2の手段) 19 カメラ(基板の位置を計測する第1の手段)) 20 カメラ(ノズルの位置を計測する第3の手段) 21 基準マーク付き治具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B05D 3/00 B05D 3/00 D 7/00 7/00 H H01J 9/227 H01J 9/227 E 11/02 11/02 B Fターム(参考) 4D075 AC06 AC07 AC73 AC86 CA47 CB09 DA07 DA32 DB13 DC24 EA07 EA10 EA14 EA45 EC11 4F041 AA02 AA17 AB01 BA13 BA23 BA34 4F042 AA02 AA06 AB00 BA08 BA10 DD19 DD44 DF07 5C028 FF16 5C040 FA10 GG09 JA13 MA23 MA26

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ノズル内のペーストを吐出孔から基板上の
    溝へ吐出させながら、ノズルと基板を相対移動させて、
    基板上の溝にペーストを塗布する塗布装置において、基
    板の位置を計測する第1の手段、基板の基準溝の位置を
    計測する第2の手段、およびノズルの基準孔の位置を計
    測する第3の手段とを有し、第1の手段で得られた基板
    の位置情報に基づき基板の角度を調整するとともに基板
    を所定位置に位置決めし、かつ、第2の手段で得られた
    基板の基準溝の位置情報と第3の手段で得られたノズル
    の基準孔の位置情報により基板とノズルの位置を相対的
    に位置合わせすることを特徴とする塗布装置。
  2. 【請求項2】第1の手段が、基板に設けられた複数カ所
    の位置決めマークを同時に計測する複数台の位置センサ
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の塗布装置。
  3. 【請求項3】第1の手段が、基板面に対向して基板の相
    対移動方向と直交する方向に配置することを特徴とする
    請求項1に記載の塗布装置。
  4. 【請求項4】第2の手段が、ノズルの基準孔と位置合わ
    せをする基板のパターン画像を判断して位置を計測する
    手段であって、第1の手段で配置した2つの位置センサ
    の中間位置に配置されていることを特徴とする請求項2
    に記載の塗布装置。
  5. 【請求項5】ノズルが、長手方向に吐出孔が略一線状に
    設けられ、中央の吐出孔の近傍に基板と位置合わせする
    基準孔を示すマークが設けられ、かつ、長手方向が、基
    板の溝と直交する方向に配置されることを特徴とする請
    求項1に記載の塗布装置。
  6. 【請求項6】第3の手段が、ノズルの基準孔の画像によ
    り位置を計測するセンサを備え、テーブルの相対移動方
    向と直交する方向のノズルの中央に配置されていること
    を特徴とする請求項1に記載の塗布装置。
  7. 【請求項7】第1の手段により基板の2カ所の位置決め
    マークを計測し、計測位置からの相対移動方向およびそ
    の直交方向のずれ量により基板のθ方向のずれ量を求
    め、搭載するテーブルにより基板の角度および位置の調
    整を行うことを特徴とする請求項2に記載の塗布装置。
  8. 【請求項8】ノズルの基準孔の相対移動方向の位置情報
    をペーストの吐出開始および停止位置に反映させる情報
    として記憶する手段と、ノズルの基準孔の直交方向の位
    置情報を基板とノズルの相対位置に反映する情報として
    記憶する手段を有することを特徴とする請求項1に記載
    の塗布装置。
  9. 【請求項9】第1、第2の手段が、基板の相対移動方向
    と直交する方向に各々独立して移動可能であることを特
    徴とする請求項1に記載の塗布装置。
  10. 【請求項10】第3の手段と位置合わせした基準マーク
    付き治具に、第1、第2の手段を位置合わせしたときの
    位置データを記憶する手段を設け、その位置情報を基準
    として基板またはノズルの位置を計測することを特徴と
    する請求項1に記載の塗布装置。
  11. 【請求項11】2台の位置センサに生じる相対移動方向
    のずれ量を計測して記憶する手段を設け、基板の位置を
    計測したときにそのずれ量に応じて位置情報を補正する
    ことを特徴とする請求項4記載の塗布装置。
  12. 【請求項12】2台の位置センサにおける相対移動方向
    のずれ量が、塗布する品種の代表基板を用いて測定され
    ることを特徴とする請求項11記載の塗布装置。
  13. 【請求項13】蛍光体粉末を含むペーストを用いてプラ
    ズマディスプレイを製造する装置であって、請求項1〜
    12記載の塗布装置を用いることを特徴とするプラズマ
    ディスプレイ部材の製造装置。
  14. 【請求項14】ノズル内のペーストを吐出孔から基板上
    の溝へ吐出させながら、ノズルと基板を相対移動させる
    ことによって、基板上の溝にペーストを塗布する塗布方
    法において、基板の位置情報に基づき、基板の相対移動
    方向と溝の方向が平行となるよう基板の角度を調整する
    とともに基板を所定位置に位置決めし、基板の基準溝の
    位置情報とノズルの基準孔の位置情報により、基板とノ
    ズルの位置を相対的に位置合わせして、基板とノズルを
    相対移動させながら塗布することを特徴とする塗布方
    法。
  15. 【請求項15】ノズルは、吐出孔が略一線状に設けら
    れ、リブと直交する方向に配置され、1回の相対移動で
    基板上に形成された所望の全ての溝に塗布することを特
    徴とする請求項14に記載の塗布方法。
  16. 【請求項16】ノズルの基準孔の相対移動方向位置情報
    により、ペースト吐出の開始および停止位置を算出し、
    相対移動中におけるペーストの吐出制御を行うことを特
    徴とする請求項14に記載の塗布方法。
  17. 【請求項17】蛍光体粉末を含むペーストを用いてプラ
    ズマディスプレイを製造する方法であって、請求項14
    〜16のいずれかの塗布方法を用いることを特徴とする
    プラズマディスプレイ部材の製造方法。
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