JP2003250986A - 遊技機の回路基板装置 - Google Patents

遊技機の回路基板装置

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JP2003250986A
JP2003250986A JP2002055970A JP2002055970A JP2003250986A JP 2003250986 A JP2003250986 A JP 2003250986A JP 2002055970 A JP2002055970 A JP 2002055970A JP 2002055970 A JP2002055970 A JP 2002055970A JP 2003250986 A JP2003250986 A JP 2003250986A
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Koji Ejima
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Sanyo Bussan Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 交換許容部品を保護しつつ、交換要否の視覚
確認を容易とした遊技機の回路基板装置を提供する。 【解決手段】 パチンコ遊技機1のヒューズ110を実
装した電源スイッチ基板11と、ヒューズ110を含む
ように電源スイッチ基板11を覆うとともに着脱自在に
固定される電源スイッチ基板ボックス111とを備え、
その電源スイッチ基板ボックス111は、ヒューズ11
0に対向する部分にレンズ部111dを備えている。よ
って、ヒューズ110の溶断体110bをレンズ部11
1dにより拡大して視ることができるので、ヒューズ1
10の交換要否を容易に視覚確認することができる。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、遊技機の回路基板
装置に関し、特に、遊技機の交換許容部品を実装した回
路基板と、前記交換許容部品を含むように前記回路基板
を覆うとともに着脱自在に固定されるカバー部材とを備
えた遊技機の回路基板装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来より、電子制御式のパチンコ遊技機
は、打球発射用モータ、装飾ランプ、並びに各種の制御
回路基板等、駆動用電力の供給を必要とする他種類の電
力消費機器を有している。そして、これらの電力消費機
器へ給電するために、交流電源に接続されるとともに電
源スイッチを備えた電源中継基板としての電源スイッチ
基板や、その電源スイッチ基板から供給される交流電圧
を直流電圧に変換して各種電力消費機器へ給電する電源
回路基板が設けられている。また、電源スイッチ基板に
は、通常、透明なガラス管内に溶断体を収納してなるヒ
ューズが交換可能に実装され、電源回路基板等への過電
流を防止するように構成されている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来
は、電源スイッチ基板上に取り付けられたヒューズが外
部に露出していたために、ヒューズのガラス管に球が当
たってヒューズを破損するという事態が発生する場合が
あった。より具体的には、パチンコ遊技機裏面上部に配
設されて台管理装置から供給される球が一旦貯留される
球タンクや、球タンクと連設されて球払出し装置へ球を
誘導するタンクレール等から球がこぼれて落下すると
き、球の落下経路上に電源スイッチ基板が位置している
場合には、偶発的に落下球がヒューズに命中することに
よりヒューズが破損する場合がある。 【0004】このような問題点に鑑みて、従来より電源
スイッチ基板を覆うカバー部材を設けてヒューズを保護
する構成とすることが提案されている。しかしながら、
電源スイッチ基板を覆うカバー部材を設けた場合には、
ヒューズ交換の要否の視覚確認が困難になるという新た
な問題が生じている。すなわち、ヒューズは、ガラス管
内の溶断体が溶断した場合に交換される交換許容部品で
あるが、カバー部材を設けたためにかえって溶断体の溶
断の有無、つまりヒューズの交換要否を外部から視覚確
認することが困難になってしまうという問題がある。 【0005】本発明は、かかる課題に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、交換許容部品を保護しつつ、交
換要否の視覚確認を容易とした遊技機の回路基板装置を
提供することである。 【0006】 【課題を解決するための手段】以下、上記目的等を解決
するのに適した各手段につき、必要に応じて作用効果等
を付記しつつ説明する。 【0007】1.遊技機の交換許容部品を実装した回路
基板と、前記交換許容部品を含むように前記回路基板を
覆うとともに着脱自在に固定されるカバー部材とを備え
た遊技機の回路基板装置において、前記カバー部材は、
前記交換許容部品の交換要否の視覚確認を容易にさせる
視認容易化部材を備えたことを特徴とする遊技機の回路
基板装置。 【0008】手段1によれば、交換許容部品を含むよう
に回路基板を覆うとともに着脱自在に固定されるカバー
部材が、交換許容部品の交換要否の視覚確認を容易にさ
せる視認容易化部材を備えているので、交換許容部品を
確実に保護することができるとともに、交換許容部品の
交換要否をカバー部材の外部から容易に視覚確認するこ
とができ、遊技機の点検作業乃至メンテナンス作業を迅
速且つ容易に行うことができる。 【0009】2.前記交換許容部品は、透明なガラス管
内に溶断体を収納してなるヒューズであり、前記視認容
易化部材は、前記ヒューズにおける溶断体の溶断の有無
を視認容易とするように構成されたことを特徴とする手
段1に記載の遊技機の回路基板装置。 【0010】手段2によれば、交換許容部品が、透明な
ガラス管内に溶断体を収納してなるヒューズであり、視
認容易化部材が、ヒューズにおける溶断体の溶断の有無
を視認容易とするように構成されているので、ヒューズ
の溶断体が溶断して交換の必要が生じたことをカバー部
材の外部から容易に視覚確認でき、ヒューズの点検作業
を迅速且つ容易に行うことができる。 【0011】3.前記視認容易化部材は、少なくとも前
記交換許容部品に対向する部分に設けられたレンズ部材
であることを特徴とする手段1又は2に記載の遊技機の
回路基板装置。 【0012】手段3によれば、視認容易化部材が少なく
とも交換許容部品に対向する部分に設けられたレンズ部
材であるので、カバー部材内の交換許容部品を拡大して
視認することができ、交換の要否を容易に視覚確認する
ことができる。特に、交換許容部品がヒューズである場
合には、細くて見難い溶断体を大きく拡大して視認する
ことができるので、溶断体の溶断の有無、つまりヒュー
ズの交換の要否を極めて容易に視覚確認することができ
る。 【0013】4.前記レンズ部材は、前記カバー部材に
対して一体的に設けられていることを特徴とする手段3
に記載の遊技機の回路基板装置。 【0014】手段4によれば、レンズ部材は、カバー部
材に対して一体的に設けられているので、レンズ部材を
安価且つ容易に製造することができる。さらに、カバー
部材に対するレンズ部材の取り付け強度が高く、衝撃に
よってレンズ部材が外れることがない。 【0015】5.前記カバー部材は透明材料からなり、
前記レンズ部材は前記カバー部材の少なくとも前記交換
許容部品に対向する部分をレンズ状に形成したものであ
ることを特徴とする手段4に記載の遊技機の回路基板装
置。 【0016】手段5によれば、カバー部材は透明材料か
らなり、レンズ部材は前記カバー部材の少なくとも交換
許容部品に対向する部分をレンズ状に形成したものであ
るので、透明樹脂材料等によるカバー部材の成型と同時
にレンズ部材を形成することができる。 【0017】6.前記レンズ部材は、前記カバー部材に
対して着脱可能に設けられていることを特徴とする手段
3に記載の遊技機の回路基板装置。 【0018】手段6によれば、レンズ部材が、カバー部
材に対して着脱可能に設けられているので、レンズが損
傷した場合でも容易に交換することができる上、適宜、
拡大倍率の異なるレンズに取り替えることもできる。 【0019】7.前記レンズ部材は、前記ヒューズのガ
ラス管の外径と略同等若しくはそれ以上の幅寸法を有
し、且つ前記ガラス管の略全長に亘るように設けられた
ことを特徴とする手段2乃至6のいずれかに記載の遊技
機の回路基板装置。 【0020】手段7によれば、レンズ部材は、ヒューズ
のガラス管の外径と略同等若しくはそれ以上の幅寸法を
有し、且つガラス管の略全長に亘るように設けられてい
るので、ガラス管内の溶断体が全体に亘って視認容易と
なっており、溶断体のどの部位に溶断が生じた場合で
も、容易且つ確実に視覚確認することができる。 【0021】8.前記回路基板の、少なくとも前記ヒュ
ーズのガラス管に対向する部分に、前記回路基板の色よ
りも明るい色を有する背景着色部が形成されたことを特
徴とする手段2乃至7のいずれかに記載の遊技機の回路
基板装置。 【0022】手段8によれば、回路基板の、少なくとも
ヒューズのガラス管に対向する部分に、回路基板の色よ
りも明るい色を有する背景着色部が形成されているの
で、背景着色部での光の反射によりヒューズのガラス管
内を明るくすることができるため、周囲の光がガラス管
の表面で反射するのを抑制することができる。従って、
視認容易化部材によりヒューズが容易に視認されるのに
加えて、ガラス管表面における光の反射が抑制され、よ
り一層、ガラス管内を容易に視認することができ、溶断
体の溶断の有無を極めて容易に視覚確認することができ
る。尚、背景着色部の色としては白色や淡い黄色、淡い
水色などの淡色を選ぶのが好ましい。 【0023】9.前記背景着色部は、前記ヒューズのガ
ラス管の外径と略同等若しくはそれ以上の幅寸法を有
し、且つ前記ガラス管の略全長に亘るように設けられた
ことを特徴とする手段8に記載の遊技機の回路基板装
置。 【0024】手段9によれば、背景着色部は、ヒューズ
のガラス管の外径と略同等若しくはそれ以上の幅寸法を
有し、且つガラス管の略全長に亘るように設けられてい
るので、ガラス管内を全体に亘って明るくすることがで
き、溶断体のどの部位に溶断が生じた場合でも、容易且
つ確実に視覚確認することができる。 【0025】10.前記回路基板は、交流電源と電気的
に接続され、遊技機に設けられた各種の電力消費部材に
給電を行う電源中継基板であり、前記ヒューズは前記各
種の電力消費部材への過電流を防止するものであること
を特徴とする手段2乃至9のいずれかに記載の遊技機の
回路基板装置。 【0026】手段10によれば、回路基板は、交流電源
と電気的に接続され、遊技機に設けられた各種電力消費
部材に給電を行う電源中継基板であり、ヒューズは各種
の電力消費部材への過電流を防止するものであるので、
電源中継基板におけるヒューズの破損を確実に防止する
とともに、当該基板におけるヒューズの交換要否の視覚
確認を容易に行うことができる。 【0027】11.前記回路基板は、外部に設けられた
プリペイドカードユニットへ給電を行うカードユニット
中継基板であり、前記ヒューズは、前記プリペイドカー
ドユニットへの過電流を防止するものであることを特徴
とする手段2乃至9のいずれかに記載の遊技機の回路基
板装置。 【0028】手段11によれば、回路基板は、外部に設
けられたプリペイドカードユニットへ給電を行うカード
ユニット中継基板であり、ヒューズは、プリペイドカー
ドユニットへの過電流を防止するものであるので、カー
ドユニット中継基板におけるヒューズの破損を確実に防
止するとともに、当該基板におけるヒューズの交換要否
の視覚確認を容易に行うことができる。 【0029】12.前記カバー部材は、一部が開閉若し
くは取外し可能であり、前記カバー部材の一部が開放若
しくは取り外された状態において前記交換許容部品を交
換可能に構成されていることを特徴とする手段1乃至1
1のいずれかに記載の遊技機の回路基板装置。 【0030】手段12によれば、カバー部材は、一部が
開閉若しくは取外し可能であり、カバー部材の一部が開
放若しくは取り外された状態において交換許容部品を交
換可能に構成されているので、カバー部材全体を取り外
すことなく、簡単且つ容易に交換許容部品の交換を行う
ことができる。尚、開閉の方式としては、片開き式やス
ライド式等の種々の方式を採用することが可能である。
また、視認容易化部材としてレンズ部材を採用した場合
には、レンズ部材を開閉若しくは取外し可能に構成して
もよい。 【0031】 【発明の実施の形態】以下、本発明の遊技機の回路基板
装置を適用したパチンコ遊技機(以下、単に「パチンコ
機」と称する)の一実施の形態について図面を参照しつ
つ説明する。 【0032】図1は、パチンコ機1の正面斜視図であ
り、図2は、パチンコ機1の側面図である。図1乃至図
2に示すように、パチンコ機1は、外枠2と、その外枠
2の前部に設けられ外枠2の一側部にて開閉可能に支持
された前面枠3とを備えている。外枠2は、パチンコ機
1のベースとなる枠であり、板材により全体として矩形
状に構成されている。尚、本実施の形態では、外枠2は
木製であって、上下方向の長さは808mm、左右方向
の長さは520mmとなっている(従来と同等サイ
ズ)。 【0033】前面枠3は、パチンコ機1の前面外周に周
設される枠状体であり、ABS(アクリロニトリル−ブ
タジエン−スチレン)樹脂等の合成樹脂材料等で略矩形
額縁状に形成されている。前面枠3の前面側にはガラス
42及び上受皿54を設けたガラス扉枠4が開閉自在に
取り付けられ、下部には、遊技球発射用ハンドル52、
下受皿53、キーシリンダ55、灰皿56を設けた下受
皿ユニット51が設けられている。前面枠3の裏面側に
は、上部略中央に遊技盤5の外形に適合した略矩形状の
開口である収容空間が設けられている。この収容空間が
設けられた前面枠3の一側縁部には、後述する機構盤9
に設けられた4個のヒンジピン9bがそれぞれ回動可能
に軸支されるピン係合部が4箇所に設けられている(図
示せず)。 【0034】遊技盤5は、木製の合板等で略矩形平板状
に形成されており、その前面に球が打ち込まれる遊技領
域が形成されている。この遊技盤5は、前面枠3の収容
空間に着脱可能に収容されている。また、遊技盤5の裏
面には、ランプ制御基板7及び音声制御基板8が着脱可
能に取着されている。 【0035】ランプ制御基板7は、前面枠3、遊技盤
5、ガラス扉枠4等に配設される複数のランプの点灯又
は消灯を制御する回路基板であり、各種の電気部品や電
子部品で構成されたランプ制御回路を備えている。ま
た、音声制御基板8は、前面枠3に配設されるスピーカ
から発生される音声を生成する回路基板であり、各種の
電気部品や電子部品で構成された音声制御回路を備えて
いる。 【0036】ところで、これらの各制御基板7,8に
は、その各制御基板7,8に搭載された各種の電気部品
や電子部品を駆動するための直流(以下、「DC」と称
す。)電圧を供給する電源回路が搭載されておらず、か
かる駆動用のDC電圧は後述する電源回路基板13(図
3参照)から主制御基板15(図3参照)を経由して供
給される。 【0037】図3は、機構盤9の裏面図である。なお、
図3では、各種の基板11,13,15,17,21に
接続される接続線の図示を省略している。 【0038】図2乃至図3に示すように、機構盤9は、
賞球や貸し球の払い出しを行う球払出装置10が搭載さ
れた部材であり、合成樹脂材料等で略矩形額縁状に形成
された枠フレーム9aを備えている。 【0039】枠フレーム9aの一側(図3右側)であっ
て、その上側および下側部分には、上述した前面枠3の
各ピン係合部に回動可能に軸支される4個のヒンジピン
9bが設けられている。このヒンジピン9bは機構盤9
を前面枠3の裏面側に開閉可能に軸支するための軸部材
である。 【0040】枠フレーム9aの略中央部分には、略矩形
状の開口である開口窓9cが枠フレーム9aの厚さ方向
(図3の紙面に対する垂直方向)に貫通形成されてい
る。この開口窓9cは、機構盤9が前面枠3に取着され
た場合に、遊技盤5の裏面に取着されたセーフ球集合カ
バーの一部を機構盤9の裏面側に露出させるための開口
であり、この開口窓9cから各配設穴に配設される表示
装置や各種入賞装置、並びに、ランプ制御基板7及び音
声制御基板8が機構盤9の裏側に露出される。 【0041】機構盤9の枠フレーム9aの上部には台管
理装置(図示せず)から供給される球が一旦貯留される
球タンク9dが配設され、この球タンク9dの下方には
球タンクレール9eが連設されている。球タンクレール
9eは、球タンク9dへ供給された球をケースレール9
fを介して球払出装置10へ誘導する樋状の部材であ
り、この球タンクレール9eの下流側端部にケースレー
ル9fの上部が連接され、ケースレール9fの下流側端
部に球払出装置10の上部が連設されている(図3右
側)。 【0042】球払出装置10は、後述する払出制御基板
17からの電気信号を受けて、賞球や貸し球を所定個数
払い出す装置である。この球払出装置10によれば、払
出制御基板17からの電気信号を受信すると、球タンク
レール9e及びケースレール9fにより球払出装置10
の内部へ導かれた球が1個ずつ図示しない払出樋へ払い
出すのである。払出樋は、球払出装置10により払い出
された賞球や貸し球をガラス扉枠4に設けられる上受皿
54または前面枠3に設けられる下受皿53へ誘導する
樋状の部材であり、この払出樋の内部には球払出装置1
0から払い出された球が通過可能な通路が設けられてい
る。 【0043】枠フレーム9aにおける球払出装置10の
下方には、枠フレーム9aの裏面側に取着された電源中
継基板としての電源スイッチ基板11及び電源スイッチ
基板ボックス111が配設されている。尚、電源スイッ
チ基板11が本発明の回路基板を、電源スイッチ基板ボ
ックス111がカバー部材を、電源スイッチ基板11及
び電源スイッチ基板ボックス111が回路基板装置をそ
れぞれ構成するものである。 【0044】電源スイッチ基板11は、台管理装置から
供給される交流(以下、「AC」と称す。)電圧24V
を中継して、後述する電源回路基板13及びカードユニ
ット中継基板21へ供給する中継基板である。電源スイ
ッチ基板11は、図4に示すように、プリント基板11
a上に、電源入力端子11bと、電源出力端子11c、
11dと、ヒューズ110と、スライド部材11fを備
えた電源スイッチ11eと、アース線用コネクタ11
g、11h、金属端子11j、11jとが取り付けられ
て構成されている。尚、ヒューズ110が、本発明の交
換許容部品を構成するものである。 【0045】プリント基板11aは、茶色、茶褐色、暗
緑色等の暗色系の色を有する絶縁基板上に銅箔などによ
り所定の回路パターンを形成したものからなり、プリン
ト基板11a上に取り付けられた各部品は回路パターン
により電気的に接続されて所定の電気回路を構成してい
る。また、プリント基板11aには、ヒューズ110に
対向する部分に、上述したプリント基板11aの色(暗
緑色等)よりも明るい色を有する背景着色部11iが、
ヒューズ110のガラス管110aの外径と略同等の幅
寸法を有し、且つガラス管110aの略全長に亘るよう
に形成されている。 【0046】電源入力端子11bは、台管理装置のAC
電源と電気的に接続可能な図示しないACコードが接続
される端子部材である。よって、電源スイッチ基板11
は、電源入力端子11bに接続されたACコードを介し
て台管理装置からAC電圧24Vの供給を受けることが
できるのである。 【0047】電源出力端子11cは、電源回路基板13
へAC電圧24Vを供給するためのコードが接続される
端子部材であり、電源出力端子11dは、カードユニッ
ト中継基板21へAC電圧24Vを供給するためのコー
ドが接続される端子部材である。 【0048】ヒューズ110は、透明なガラス管110
a内に溶断体110bを収納して構成され、プリント基
板11a上に植設された金属端子11j、11jに両端
を支持されて交換可能に取り付けられている。ヒューズ
110は、電源スイッチ基板11がAC電圧24Vを電
源回路基板13へ供給する場合において、溶断体110
bに過電流が流れるとその溶断体110bが溶断するこ
とにより電源回路基板13への過電流を防止する作用を
有するものである。従って、ヒューズ110は、溶断体
110bの溶断の有無を視覚確認することによりヒュー
ズ110の交換要否が確認され、溶断体110bが溶断
している場合にはヒューズ110の交換が必要であるの
で新しいものと交換される。 【0049】電源スイッチ11eは、電源入力端子11
bを介して供給されるAC電圧24Vをオン・オフする
スイッチである。電源スイッチ11eは、スライド部材
11fが上下にスライド可能に設けられ、スライド部材
11fが上方にスライドされた状態で電源オンとなり、
スライド部材11fが下方にスライドされた状態で電源
オフとなるように構成されている。 【0050】アース線用端子11g、11hは、ともに
図示しない金属製のアース板に接続されるアース線を接
続するための端子部材である。アース板は、アース線用
端子11g、11hを介して電源スイッチ基板11上に
形成された回路と接続されることにより電気的ノイズを
遮蔽する。 【0051】次に、電源スイッチ基板ボックス111に
ついて、図5乃至図9を参照しつつ説明する。ここで、
図5は、電源スイッチ基板ボックス111の平面図、図
6は正面図、図7は側面図、図8は図5におけるA−A
線断面図である。電源スイッチ基板ボックス111は、
透明な合成樹脂材料等で略中空箱状体に形成され、上半
分を占める中継基板収納部111mには各種コネクタを
備えた図示しない中継基板が、下半分を占める電源スイ
ッチ基板収納部111nには上述した電源スイッチ基板
11がそれぞれ着脱自在に取り付けられる。中継基板が
取り付けられる中継基板収納部111mの上面は、全体
が大きく開口している。一方、電源スイッチ基板11が
取り付けられる電源スイッチ基板収納部111nの上面
は、交換許容部品であるヒューズ110を含んで全体を
覆うように構成されるとともに、電源入力端子11bに
対向する部分に開口部111aが、アース線用端子11
g、11hに対向する部分に開口部111bが、電源ス
イッチ11eに対向する部分に開口部111cがそれぞ
れ形成されている。従って、ACコードは開口部111
aに挿通されて電源入力端子11bに、アース線は開口
部111bに挿通されてアース線用端子11g、11h
にそれぞれ接続される。また、開口部111cにおいて
露出する電源スイッチ11eのスライド部材11fに指
を押し当てながら上下にスライドさせることにより、電
源(AC電圧24V)のオン・オフを切り替えることが
できる(図9参照)。 【0052】また、電源スイッチ基板ボックス111上
面には、ヒューズ110に対向する部分に、内面側に突
出する凸レンズ形状を有するレンズ部111dが形成さ
れている。レンズ部111dは、左右方向の幅がヒュー
ズ110のガラス管110aの外径と略同等若しくはや
や大きくなっており、上下方向の長さがガラス管110
aの長さと略同一となっている。従って、ヒューズ11
0の溶断体110bは、電源スイッチ基板ボックス11
1の外部からレンズ部111dを通して拡大して視認す
ることができる。尚、レンズ部111dが、本発明の視
認容易化部材を構成するものである。 【0053】電源スイッチ基板ボックス111の右側面
の電源出力端子11c、11dに対向する部分には、図
7に示すように、それぞれ開口部111e、111fが
形成されている。従って、各接続コードは、開口部11
1e、111fに挿通されて電源出力端子11c、11
dにそれぞれ接続される。 【0054】電源スイッチ基板11の下方には、図3に
示すように、カードユニット中継基板21及びカードユ
ニット中継基板ボックス210が設けられている。カー
ドユニット中継基板21は、図示しないプリペイドカー
ドユニット(以下、カードユニットと略記する)に、電
源スイッチ基板11から供給されたAC電圧24Vを供
給するとともに、接続線を介してデータの送受信を行う
ための回路基板である。尚、カードユニットは、金銭と
同等の有価価値を有するプリペイドカード等の有価価値
媒体に記録された残高金額のデータを読み取るための装
置である。カードユニット中継基板21は、プリント基
板21a上に、3個のコネクタ21bと、ヒューズ21
0が取り付けられて構成されている。コネクタ21b
は、図示しない接続コードを介して電源スイッチ基板1
1、カードユニット、払出し制御基板17にそれぞれ接
続される。ヒューズ210は、AC電圧24Vをカード
ユニットへ供給する場合にカードユニットへの過電流を
防止する作用を有する部品であり、ヒューズ110と同
様の構成を有している。 【0055】カードユニット中継基板ボックス211
は、透明な合成樹脂材料等で略中空箱状体に形成され、
カードユニット中継基板21全体を覆うように着脱自在
に取り付けられている。カードユニット中継基板ボック
ス211の上面には、ヒューズ210に対向する部分に
レンズ部211aが形成されるとともに、前記各コネク
タ21bに対向する部分にそれぞれ開口部211bが形
成されている。レンズ部211aは、レンズ部111d
と同様の構成であるので、詳細な説明を省略する。 【0056】電源スイッチ基板11は、枠フレーム9a
の裏面下部に取着された電源回路基板ボックス12に収
容される電源回路基板13と接続線(図示せず)を介し
て電気的に接続されている。 【0057】電源回路基板ボックス12は、後述する主
制御基板15及び払出制御基板17等を駆動するための
DC電圧を一括して供給する電源回路基板13を収容す
るものであり、透明な合成樹脂材料等で略中空箱状体に
形成されている。 【0058】また、電源回路基板ボックス12の上側縁
部からは、電源回路基板13に搭載されたコネクタ13
aが電源回路基板ボックス12の外部に突出されてお
り、かかるコネクタ13aを介して電源回路基板13に
接続線を接続することができる。よって、電源回路基板
13は、各コネクタ13aに接続される接続線を介し
て、後述する主制御基板15及び払出制御基板17等と
それぞれ電気的に接続されるのである。 【0059】電源回路基板13は、図3に示すように、
電源回路基板ボックス12内に収容されている。電源回
路基板13は、電源スイッチ基板11で中継されたAC
電圧24Vを所定値のDC電圧に変換して、そのDC電
圧を主制御基板15及び払出制御基板17へ供給する電
源回路を備えている。この電源回路は、多数の電気部品
や電子部品で構成されており、主に、AC電圧を全波整
流するダイオードブリッジと、そのダイオードブリッジ
により全波整流された電圧値波形を平滑化するコンデン
サーと、そのコンデンサーにより平滑化された電圧を所
定の電圧値に安定化して出力するレギュレータと、その
レギュレータの放熱を行う放熱フィンとで構成されてい
る。 【0060】この電源回路基板13によれば、その電源
回路で変換されるDC電圧の値は、例えば、DC電圧5
V、DC電圧12V、DC電圧24V、DC電圧30V
であり、これらの各DC電圧がコネクタ13aに接続さ
れる接続線を介して、主制御基板15及び払出制御基板
17等へ供給され、更に、この各制御基板15,17を
経由して、他の制御基板7,8,19へ供給されるので
ある。 【0061】電源回路基板ボックス12の上方であっ
て、枠フレーム9aにおける開口窓9cの下縁部分に
は、図示しない主制御基板ボックス取付ベースを介し
て、主制御基板ボックス14が配設されている。 【0062】主制御基板ボックス14は、パチンコ機1
における遊技全体の制御を行う主制御基板15を収容す
るものであり、透明な合成樹脂材料等で略中空箱状体に
形成されている。この主制御基板ボックス14の下縁部
分(図3下側)からは、主制御基板15に搭載されるの
コネクタ15aが主制御基板ボックス14の外部に突出
されている。このコネクタ15aに接続される接続線を
介して、主制御基板15は電源回路基板13と電気的に
接続されるのである。 【0063】一方、主制御基板ボックス14の上縁部分
(図3上側)からは、主制御基板15に搭載される複数
のコネクタ15bが主制御基板ボックス14の外部に突
出されている。この複数のコネクタ15bに接続される
各接続線(図示せず)を介して、主制御基板15は、遊
技盤5に配設される表示装置や各種入賞装置、ランプ制
御基板7および音声制御基板8等とそれぞれ電気的に接
続されるのである。 【0064】ここで、主制御基板15は、パチンコ機1
の遊技全体を制御するため、MPUなどの各種の電気部
品や電子部品で構成された主制御回路を備えている。一
方で、主制御基板15には、その主制御回路を構成する
電気部品や電子部品を駆動するためのDC電圧を供給す
る電源回路が搭載されていない。このため、かかる主制
御基板15は、コネクタ15aに接続される接続線を介
して、電源回路基板13から駆動用のDC電圧の供給を
受けるように構成されている。 【0065】具体的には、電源回路基板13の電源回路
で変換された各種のDC電圧は、接続線を介して主制御
基板15の主制御回路へ供給される一方、その主制御基
板15を経由して、表示装置、各種入賞装置、ランプ制
御基板7および音声制御基板8へ供給されるのである。
また、主制御基板15を収容する主制御基板ボックス1
4の右方には、枠フレーム9aの裏面右下部(図3右下
側)に取着された払出制御基板ボックス16が配設され
ている。 【0066】払出制御基板ボックス16は、上述した球
払出装置10等の制御を行う払出制御基板17を収容す
るものであり、透明な合成樹脂材料等で略中空箱状体に
形成されている。 【0067】図3に示すように、払出制御基板ボックス
16の上縁部(図3下側)からは、払出制御基板17に
搭載される1のコネクタ17aが払出制御基板ボックス
16の外部に突出されている。このコネクタ17aに接
続される接続線を介して、払出制御基板17は電源回路
基板13と電気的に接続されるのである。 【0068】また、払出制御基板ボックス16からは、
コネクタ17aの他に、払出制御基板17に搭載される
複数のコネクタ17bが払出制御基板ボックス16の外
部に突出されている。この複数のコネクタ17bに接続
される接続線(図示せず)を介して、払出制御基板17
は、球貸操作ユニット、カードユニット、球払出装置1
0、発射制御基板19等とそれぞれ電気的に接続される
のである。 【0069】払出制御基板17は、前面枠3の前面に配
設される球貸操作ユニット(図示せず)、カードユニッ
ト、並びに、機構盤9に配設される球払出装置10及び
発射制御基板19(後述する)などの各種装置の制御を
行う回路基板であり、これらの各種装置を制御するため
に各種の電気部品や電子部品で構成された払出制御回路
を備えている。一方で、払出制御基板17は、その払出
制御回路を構成する電気部品や電子部品を駆動するため
の直流電圧を供給する電源回路が搭載されていない。こ
のため、かかる払出制御基板17は、コネクタ17aに
接続される接続線を介して、電源回路基板13から駆動
用のDC電圧の供給を受けるように構成されている。 【0070】具体的には、電源回路基板13の電源回路
で変換された各種のDC電源は、接続線を介して払出制
御基板17の払出制御回路へ供給される一方、その払出
制御基板17を経由して、球貸操作ユニット、カードユ
ニット、球払出装置10及び発射制御基板19等へ供給
されるのである。 【0071】また、払出制御基板17を収容する払出制
御基板ボックス16の左方には、枠フレーム9aの裏面
左下部(図3左下側)に取着された発射制御基板ボック
ス18が配設されている。 【0072】発射制御基板ボックス18は、後述する球
発射装置23の制御を行う発射制御基板19を収容する
ものであり、透明な合成樹脂材料等で略中空箱状体に形
成されている。発射制御基板ボックス18の下縁部(図
3下側)からは、発射制御基板19に搭載される複数の
コネクタ19aが発射制御基板ボックス18の外部に突
出されており、これらの各コネクタ19aを介して、発
射制御基板19に接続線を接続することができる。この
各コネクタ19aに接続される接続線を介して、発射制
御基板19は、球発射装置23及び払出制御基板17と
それぞれ電気的に接続されるのである。 【0073】発射制御基板19は、球の発射を許可を示
す発射許可信号等を払出制御基板17から受信すること
によって、図示しない球発射装置の発射モータを駆動す
るドライブ電圧を生成し、球発射装置へ送信する回路基
板であり、各種の電気部品や電子部品で構成された発射
制御回路を備えている。また、機構盤9の開口窓9cに
は役物カバー20が被せられている。 【0074】役物カバー20は、機構盤9の開口窓9c
から露出される遊技盤5の裏面を覆う部材であり、図示
しないカバー支持部材により開閉可能に支持されてい
る。このように役物カバー20で開口窓9cが覆い塞が
れることによって、遊技盤5に配設される表示装置や各
種入賞装置、ランプ制御基板7、音声制御基板8が覆わ
れている。 【0075】電源回路基板13の一のコネクタ13aに
は接続線の一端側が接続され、この接続線の他端側には
主制御基板15のコネクタ15aが接続されている。か
かる接続線の接続により電源回路基板13と主制御基板
15とは電気的に接続されるので、電源回路基板13か
ら主制御基板15へDC電圧を供給することができるの
である。 【0076】一方、電源回路基板13の他のコネクタ1
3aには接続線の一端側が接続され、この接続線の他端
側には払出制御基板17のコネクタ17aが接続されて
いる。かかる接続線の接続により電源回路基板13と払
出制御基板17とは電気的に接続されるので、電源回路
基板13から払出制御基板17へDC電圧を供給するこ
とができるのである。 【0077】また、前面枠3の下部には、遊技盤5の遊
技領域へ球を打ち込むための図示しない球発射装置が配
設されている。この球発射装置は、主に、球を発射する
ための動力を発生させる発射モータを備え、上述した発
射制御基板19(図3参照)の発射制御回路で生成され
たドライブ電圧を受信することにより発射モータが駆動
されるのである。 【0078】次に、上述した構成を有するパチンコ機1
における各部の作用効果について説明する。電源スイッ
チ基板ボックス111は、交換許容部品であるヒューズ
110の交換要否の視覚確認を容易にさせる視認容易化
部材としてのレンズ部111dを備えている(図5乃至
図8参照)。ここで、図10は、溶断体110bが溶断
したヒューズ110をレンズ部111dを通して視た様
子を表した図である。図10に示すように、細くて見難
いヒューズ110の溶断体110bを大きく拡大して視
認することができるので、電源スイッチ基板ボックス1
11の外部から溶断体110bの溶断の有無、つまりヒ
ューズ110の交換の要否を極めて容易に視覚確認する
ことができる。よって、パチンコ機1の点検作業乃至メ
ンテナンス作業を迅速且つ容易に行うことができる。 【0079】同様に、カードユニット中継基板ボックス
211は、ヒューズ210に対向する部分にレンズ部2
11aを備えているので、カードユニット中継基板ボッ
クス211の外部から溶断体の溶断の有無、つまりヒュ
ーズ210の交換の要否を極めて容易に視覚確認するこ
とができる。尚、カードユニット中継基板11及びカー
ドユニット中継基板ボックス211における作用効果
は、電源スイッチ基板11及び電源スイッチ基板ボック
ス111における作用効果と同様であるので、以下は電
源スイッチ基板11及び電源スイッチ基板ボックス11
1における作用効果についてのみ説明する。 【0080】また、レンズ部111dは、電源スイッチ
基板ボックス111に対して一体的に設けられているの
で、レンズ部111dを安価且つ容易に製造することが
できる。さらに、電源スイッチ基板ボックス111に対
する取り付け強度が高く、衝撃によってレンズ部111
dが外れることがない。 【0081】また、電源スイッチ基板ボックス111は
透明樹脂材料からなり、レンズ部111dは電源スイッ
チ基板ボックス111のヒューズ110に対向する部分
をレンズ状に形成したものであるので、電源スイッチ基
板ボックス111の成型と同時にレンズ部111dを形
成することができる。 【0082】また、レンズ部111dは、ヒューズ11
0のガラス管110aの外径と略同等若しくはそれ以上
の幅寸法を有し、且つガラス管110aの略全長に亘る
ように設けられているので、ガラス管110a内の溶断
体110bが全体に亘って視認容易となっており、溶断
体110bのどの部位に溶断が生じた場合でも、容易且
つ確実に視覚確認することができる。尚、レンズ部11
1dの形状は図5等に示したものに限られず、レンズ部
111dの大きさも適宜変更して実施可能であることは
言うまでもない。 【0083】また、プリント基板11aの、ヒューズ1
10のガラス管110aに対向する部分に、プリント基
板11aの色(暗緑色等)よりも明るい色を有する背景
着色部11iが形成されているので、背景着色部11i
での光の反射によりヒューズ110のガラス管110a
内を明るくすることができるため、周囲の光がガラス管
110aの表面で反射するのを抑制することができる。
従って、レンズ部111dにより溶断体110bが拡大
されて視認されるのに加えて、ガラス管110aの表面
における反射が抑制されてガラス管110a内を容易に
視認することができ、溶断体110bの溶断の有無を容
易に確認することができる。尚、背景着色部11iの色
としては白色や淡い黄色、淡い水色などの淡色を選ぶの
が好ましい。 【0084】さらに、背景着色部11iは、ヒューズ1
10のガラス管110aの外径と略同等若しくはそれ以
上の幅寸法を有し、且つガラス管110aの略全長に亘
るように設けられているので、ガラス管110a内を全
体に亘って明るくすることができ、溶断体110bのど
の部位に溶断が生じた場合でも、容易且つ確実に視覚確
認することができる。尚、背景着色部11iの幅は、ガ
ラス管110aの外径より大きく又は小さく設定しても
よく、長さはガラス管110aの全長より長く又は短く
設定してもよい。 【0085】尚、本発明は上述した各実施の形態に限定
されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で
種々の変更を施すことが可能である。例えば、次のよう
に変更して実施してもよい。 【0086】(a)前記実施の形態では、レンズ部材と
してのレンズ部111dを電源スイッチ基板ボックス1
11と一体的に設けたが、別体のレンズ部材を形成して
電源スイッチ基板ボックス111に対して着脱可能に設
ける構成としてもよい。かかる構成によれば、レンズ部
材が損傷した場合でも容易に交換することができる上、
適宜、拡大倍率の異なるレンズ部材に取り替えることも
できる。 【0087】(b)電源スイッチ基板ボックス111の
一部を開閉若しくは取外し可能とし、その一部が開放若
しくは取り外された状態においてヒューズ110を交換
可能に構成してもよい。尚、電源スイッチ基板ボックス
111上面のヒューズ110に対向して設けられたレン
ズ部を含む領域を開閉若しくは取外し可能とするのがよ
り好ましい。 【0088】かかる構成によれば、電源スイッチ基板ボ
ックス111全体を電源スイッチ基板11から取り外す
ことなく、一部を開放若しくは取り外すのみで簡単且つ
容易にヒューズ110の交換を行うことができる。ま
た、レンズ部を含む領域を開閉若しくは取外し可能とし
た場合には、レンズの交換も可能となるという効果も奏
する。尚、開閉の方式としては、片開き式やスライド式
等の種々の方式を採用することが可能である。 【0089】(c)前記実施の形態では、プリント基板
11aのヒューズ110のガラス管110aに対向する
部分に、プリント基板11aの色よりも明るい色を有す
る背景着色部11iを設けたが、必ずしも設ける必要は
ない。 【0090】(d)前記実施の形態では、電源スイッチ
基板ボックス111及びカードユニット中継基板ボック
ス211にそれぞれレンズ部111d、211aを設け
たがいずれか一方にのみ設ける構成でも構わない。 【0091】(e)本発明は、前記各実施の形態とは異
なるタイプのパチンコ機にも適用できる。従って、可変
表示装置9等のないパチンコ機や、他の役物を備えたパ
チンコ機、また、アレパチと称されるアレンジパチンコ
機、雀球と称されるパチンコ遊技機にも応用できる。 【0092】 【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
カバー部材が、交換許容部品の交換要否の視覚確認を容
易にさせる視認容易化部材を備えているので、交換許容
部品の交換要否をカバー部材の外部から容易に視覚確認
することができ、遊技機の点検作業乃至メンテナンス作
業を迅速且つ容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】 本発明の実施の形態におけるパチンコ機を示
す正面図である。 【図2】 パチンコ機の右側面図である。 【図3】 機構盤の裏面図である。 【図4】 電源スイッチ基板の平面図である。 【図5】 電源スイッチ基板ボックスの平面図である。 【図6】 電源スイッチ基板ボックスの正面図である。 【図7】 電源スイッチ基板ボックスの側面図である。 【図8】 図5のA−A線における断面図である。 【図9】 電源スイッチ基板に電源スイッチ基板ボック
スを装着した状態を示す平面図である。 【図10】 溶断体に溶断が生じたヒューズを電源スイ
ッチ基板ボックスのレンズ部を通して視た様子を表した
図である。 【符号の説明】 1…パチンコ遊技機、110…ヒューズ(交換許容部
品)、110a…ガラス管、110b…溶断体、11…
電源スイッチ基板(回路基板)、11i…背景着色部、
111…電源スイッチ基板ボックス(カバー部材)、1
11d…レンズ部(視認容易化部材)、210…ヒュー
ズ(交換許容部品)、21…カードユニット中継基板
(回路基板)、211…カードユニット中継基板ボック
ス(カバー部材)、211a…レンズ部(視認容易化部
材)。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 遊技機の交換許容部品を実装した回路基
    板と、前記交換許容部品を含むように前記回路基板を覆
    うとともに着脱自在に固定されるカバー部材とを備えた
    遊技機の回路基板装置において、 前記カバー部材は、前記交換許容部品の交換要否の視覚
    確認を容易にさせる視認容易化部材を備えたことを特徴
    とする遊技機の回路基板装置。
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