JP2003250980A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

Info

Publication number
JP2003250980A
JP2003250980A JP2002053201A JP2002053201A JP2003250980A JP 2003250980 A JP2003250980 A JP 2003250980A JP 2002053201 A JP2002053201 A JP 2002053201A JP 2002053201 A JP2002053201 A JP 2002053201A JP 2003250980 A JP2003250980 A JP 2003250980A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
board
substrate
base member
gaming machine
hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002053201A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3445264B1 (ja
Inventor
Yuji Mochizuki
雄司 望月
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sansei R&D Co Ltd
Original Assignee
Sansei R&D Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sansei R&D Co Ltd filed Critical Sansei R&D Co Ltd
Priority to JP2002053201A priority Critical patent/JP3445264B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3445264B1 publication Critical patent/JP3445264B1/ja
Publication of JP2003250980A publication Critical patent/JP2003250980A/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板を傾斜させて取付ける作業が容易にな
り、構成部品の配置等に関する設計自由度が高い遊技機
を提供する。 【解決手段】 基板25と、前記基板25を基板取付部
39で保持するベース部材31とを含む遊技機構成部材
を備える遊技機において、前記ベース部材31は遊技機
の他構成部材への固定面32aを有し、該固定面32a
から前記基板取付部39が垂直に突出し、前記基板取付
部39には、前記基板25と当接して該基板25の向き
を規定すると共に当該基板25を保持する基板取付面4
2が形成され、前記基板取付面42が前記固定面32a
に対し傾斜している。また、前記基板25には発光体2
3を垂直に配置することにより、発光体23の光を効果
的に遊技者へ届かせることができるようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技機に関し、特
には基板と該基板を保持するベース部材とを含む遊技機
構成部材を備える遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】パチンコ遊技機等の遊技機においては、
種々の基板が用いられている。前記基板の中には、傾斜
させて設けるのが好ましいものがある。
【0003】従来の遊技機において基板を傾斜させて取
付ける構造として、特開2001−246114には、
遊技機に取り付けられる基板ケースの内部に斜めのガイ
ド溝を設け、前記ガイド溝に沿って基板をスライドさせ
ることにより基板ケース内に収容する構造が示されてい
る。
【0004】しかし、スライドにより基板を取付ける構
造においては、基板を取付ける際に基板をスライドさせ
ねばならず、作業が煩わしく、しかもスライド用のスペ
ースが必要なため、狭い場所では作業がしずらくなる。
【0005】また、その他の方法として、遊技機の基板
取付面に軸方向を傾斜させた筒状突部(ボスとも称され
る)を設け、前記軸方向に対して垂直となっている筒状
突部先端面に基板を螺子で取付けることが考えられる。
【0006】しかし、前記傾斜させた筒状突部に基板を
取付ける構造においては、傾斜させた筒状突部の軸方向
に沿って基板を移動させて基板の着脱を行うことになる
ので、基板の着脱時に基板が遊技機内の他の構成部品と
干渉しないように構成部品等の配置を設計する必要があ
り、遊技機の設計に制約が加わる。さらに、筒状突部先
端面へ基板を取付けるための螺子の軸方向も、筒状突部
の軸方向と同様に遊技機の前後方向に対して斜めになる
ため、螺子回し作業を行い難い。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記の点に
鑑みなされたもので、基板を傾斜させて取付ける作業が
容易になり、構成部品の配置等に関する設計自由度が高
い遊技機を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、基板
と、前記基板を基板取付部で保持するベース部材とを含
む遊技機構成部材を備える遊技機において、前記ベース
部材は遊技機の他構成部材への固定面を有し、該固定面
に対して前記基板取付部が垂直に形成され、前記基板取
付部には、前記基板と当接して該基板の向きを規定する
と共に当該基板を保持する基板取付面が形成され、前記
基板取付面が前記固定面に対し傾斜していることを特徴
とする。
【0009】請求項2の発明は、請求項1において、ベ
ース部材の基板取付部との間で基板を挟持する挟持用基
板取付部が形成された挟持部材を、前記ベース部材に対
する組み付け部材として有し、前記挟持用基板取付部に
は、前記ベース部材の基板取付部における基板取付面に
対して平行な基板挟持面が形成され、前記基板取付面と
基板挟持面間で基板を挟持したことを特徴とする。
【0010】請求項3の発明は、請求項2において、挟
持部材が、基板のベース側を残して当該基板を覆う形状
からなることを特徴とする。
【0011】請求項4の発明は、請求項2または3にお
いて、ベース部材には、他構成部材への固定面に対して
垂直な係止用穴が基板取付面から基板取付部内にかけて
形成され、挟持部材には、前記ベース部材の固定面に対
して垂直な係止部材貫通穴が挟持用基板取付部に形成さ
れ、基板には取付用貫通穴が形成され、前記挟持部材の
係止部材貫通穴から前記基板の取付用貫通穴を通って前
記ベース部材の係止用穴に至る棒状係止部材が挿入係止
されていることを特徴とする。
【0012】請求項5の発明は、請求項2または3にお
いて、ベース部材の基板取付面または挟持部材の基板挟
持面の何れか一方に係合用突部、他方に前記係合用突部
の挿入される係合用穴が設形成され、基板に形成された
取付用貫通穴に前記係合用突部が挿通されて前記係合用
穴に係合していることを特徴とする。
【0013】請求項6の発明は、請求項2または3にお
いて、ベース部材には基板取付部、挟持部材には挟持用
基板取付部、基板には取付用貫通穴が、それぞれ互いに
対応して複数組形成され、前記複数組における少なくと
も一組については、前記ベース部材に、遊技機の他構成
部材への固定面に対して垂直な係止用穴が基板取付面か
ら基板取付部内にかけて形成され、同組における前記挟
持部材には、前記ベース部材の固定面に対して垂直な係
止部材貫通穴が挟持用基板取付部に形成され、同組にお
ける前記挟持部材の係止部材貫通穴から前記基板の取付
用貫通穴を通って前記ベース部材の係止用穴に至る棒状
係止部材が挿入係止され、前記複数組における残りの少
なくとも一組については、前記ベース部材の基板取付面
および挟持部材の基板挟持面の何れか一方に係合用突
部、他方に前記係合用突部の挿入される係合用穴が形成
され、同組における前記係合用突部が基板の取付用貫通
穴を通って前記係合用穴に係合されていることを特徴と
する。
【0014】請求項7の発明は、請求項1から6の何れ
か一項において、基板には発光体が基板前方へ向けて該
基板に対し垂直に配設され、前記基板とベース部材の基
板取付面との当接によって前記基板が遊技機の前方中央
側へ向いていることを特徴とする。
【0015】請求項8の発明は、請求項7における発光
体がLEDからなることを特徴とする。
【0016】請求項9の発明は、請求項1から8のいず
れか一項において、遊技領域を有する遊技盤を備え、ベ
ース部材における遊技機他構成部材への固定面を、前記
遊技盤に対し平行にして該遊技盤に固定したことを特徴
とする。
【0017】
【発明の実施の形態】以下図面を用いて本発明の実施形
態を説明する。図1は本発明の一実施例に係る遊技機を
示す正面図、図2は図1の遊技機におけるサイドランプ
付近を示す拡大図、図3は図1の遊技機におけるサイド
ランプの斜視図、図4は図1の遊技機におけるサイドラ
ンプの分解斜視図、図5はサイドランプにおけるベース
部材の正面、左右側面、背面、A−A切断面、BッB切
断面を示す図、図6はサイドランプにおける基板カバー
部材の正面、C−C切断面、D−D切断面を示す図、図
7は図2のE−E切断面を示す図、図8は図2のF−F
切断面を示す図、図9は図1の遊技機における発光状態
を示す図である。
【0018】図1および図2に示す本発明の一実施例に
係る遊技機1は、パチンコ遊技機からなり、遊技盤3の
前面には略円形のガイドレール5によって遊技領域7が
区画形成され、前記遊技領域7の中央に判定用画像装置
9、その周辺に入賞口11や始動口13等が設けられて
いる。そして、発射装置Hから遊技領域7へ発射された
遊技球が前記入賞口11に入球すると、所定数の遊技球
が賞品として球受け皿15に払い出され、また始動口1
3に入球すると、判定用画像表示装置9で図柄が変動表
示し、その後の停止により表示された図柄が特定の図柄
となった場合に大当たりを構成するようになっている。
【0019】また、前記遊技盤3の前面には、中央の判
定用画像表示装置9から離れた左右の縁に、遊技機構成
部材の一つとしてのサイドランプ21が設けられてい
る。前記サイドランプ21は、遊技の進行状態に応じて
発光や点滅をして遊技の趣向性を高めたり、発光や点滅
によって遊技者に遊技情報を伝えたりする発光体装置か
らなる。なお、この実施例におけるサイドランプ21
は、左サイドランプ21Lと右サイドランプ21Rとで
形状が左右対称となっているだけであって、その他の構
成は互いに同じであるため、以下の説明では特に必要が
あるときを除いて左右を区別することなく記載する。
【0020】前記サイドランプ21は、図3の組み立て
後の斜視図および図4の分解斜視図に示すように、発光
体23、基板25、ベース部材31、挟持部材47、反
射部材55、レンズ部材59、レンズカバー部材65よ
りなる。
【0021】発光体23は、適宜のものが用いられる
が、特に周辺方向よりも中央方向が明るい指向特性を有
するものが好ましい。発光体23の数は、発光体装置の
サイズ等に応じて、適宜の数用いられる。発光体装置を
前記サイドランプ21とするこの例においては、縦方向
に所要間隔で5個用いられている。さらに、LED(発
光ダイオード)は、前記の指向特性を備え、寿命が長い
ため、本発明における発光体23として好ましいもので
ある。特にLEDとしては光の指向特性が15度から7
0度程度のものが好ましい。
【0022】基板25は、前記発光体23を保持するた
めのもので、この例ではサイドランプ21の形状に合わ
せた縦長な基板からなり、所要間隔で5個の発光体23
が基板25の前面26に垂直に固定されている。また、
基板25の上部と下部には取付用貫通穴27,28が貫
通形成されている。符号29はハーネス取付用コネクタ
である。
【0023】ベース部材31は、前記基板25をレンズ
部材59やレンズカバー部材65等と共に、この遊技機
1の他構成部材である遊技盤3へ取付けるためのもの
で、この例では非透光性樹脂で構成され、図5からより
よく理解されるように、前面外周に遊技盤3への固定部
32が鍔(つば)状に張り出して形成されている。前記
固定部32の裏面は遊技盤3前面への固定面32aとな
っている。また、前記固定部32の上部及び下部に遊技
盤3への固定穴33,34と、レンズカバー部材取付穴
35,36が形成されている。前記ベース部材31の前
面中央は、後方へ陥没して反射板収容部37とされ、前
記発光体23のための貫通穴38が、発光体23の位置
および数に合わせて形成されている。また、前記ベース
部材31における反射板収容部37の後面上部と下部に
は、前記基板25の取付用貫通穴27,28と対応する
位置に基板取付部39,43が、固定面32aに対して
垂直に形成されている。なおこの発明において用いる
「垂直」の語句は、正確な垂直状態と正確な垂直に近い
状態との両方を含む、通称「略垂直」の意味である。
【0024】上側の基板取付部39は、基部側の大径柱
状部分40と先端側の小径ピン形状をした係合用突部4
1との二段の柱形状からなる。前記係合用突部41は、
前記固定面32aに対して垂直になっていて、前記基板
25における上部位置の取付用貫通穴27に挿通され
る。前記大径柱状部分40と係合用突部41との境界面
は、前記基板25の前面26と当接して当該基板25の
向きを規定すると共に基板25を保持する基板取付面4
2を構成しており、前記固定面32aに対して所定角度
傾斜し、このベース部材31の固定面32aを遊技盤3
の前面と平行にして該遊技盤3の前面所定位置に固定し
た際に、前記基板取付面42が遊技機1の前方中央側へ
所定角度傾斜するようになっている。なお、前記遊技機
1の前方中央とは、前記遊技領域7の中央を通り前記遊
技盤3の前面に垂直な中心線およびその付近を言う。
【0025】下側の基板取付部43は、筒状からなり、
先端面が基板25の前面26と当接して当該基板25の
向きを規定すると共に該基板25を保持する基板取付面
44を構成しており、前記上側の基板取付部39におけ
る基板取付面42と同一の角度で固定面32aに対して
傾斜している。また、この下側の基板取付部43におけ
る基板取付面44には、前記固定面32aに対して垂直
な係止用穴45が基板取付部43内にかけて形成されて
いる。
【0026】挟持部材47は、前記基板25の側面およ
び後面を覆う形状からなり、この例では透光性樹脂で構
成され、前記ベース部材31への組み付けによりベース
部材31の固定面32aと平行になる垂直な後壁47a
には、図6からよりよく理解されるように、前記基板2
5のコネクタ29のためのコネクタ用開口48が形成さ
れ、該コネクタ用開口48の上下に、前記基板25の取
付用貫通穴27,28に対応して位置を合わせた挟持用
基板取付部49,52が筒状にされて、前記後壁47a
の前面から該後壁47aとは垂直に形成されている。前
記挟持用基板取付部49,52の先端は、前記基板25
の後面と当接して前記ベース部材31の基板取付面4
2,44との間で基板25を挟持する基板挟持面50,
53となっており、前記ベース部材の基板取付面42,
44と平行に形成されている。なおこの発明において用
いる「平行」の語句は、正確な平行状態と、正確な平行
に近い状態との両方を含む、いわゆる「略平行」の意味
である。また、前記上方の挟持用基板取付部49には、
前記ベース部材31の係合用突部41の挿入される係合
用穴51が前記後壁47aに対して垂直に、すなわち前
記ベース部材31の固定面32aに対して垂直にして基
板挟持面50に形成され、それに対して前記下方の挟持
用基板取付部52には係止部材貫通穴54が、前記後壁
47aに対して垂直に、すなわち前記ベース部材31の
固定面32aに対して垂直にして挟持用基板取付面53
に貫通形成されている。
【0027】前記のように、この例では、前記ベース部
材31の基板取付部39,43と、前記挟持部材47の
挟持用基板取付部49,52と、前記基板25の取付用
貫通穴27,28とが、それぞれ互いに対応して二組形
成され、下側位置の一組については、前記ベース部材3
1の基板取付部43に係止用穴45、前記挟持部材47
の挟持用基板取付部52に係止部材貫通穴54がそれぞ
れ形成され、他方、上側位置の組については、前記ベー
ス部材31の基板取付部39に係合用突部41、前記挟
持部材47の挟持用基板取付部49に係合用穴51がそ
れぞれ形成されているが、前記上側の組と下側の組を逆
にして構成してもよい。
【0028】前記ベース部材31と基板25と挟持部材
47とは、前記ベース部材31の係合用突部41を基板
25の上側の取付用貫通穴27および挟持部材47の係
合用穴51に挿入すると共に、前記ベース部材31の下
側の基板取付部43における係止用穴45を基板25の
下側の取付用貫通穴28および挟持部材47の係止部材
貫通穴54に位置を合わせて、前記基板25をベース部
材31の基板取付面42,44と挟持部材47の基板取
付面50,53との間で挟み、前記挟持部材47の後面
側から係止部材貫通穴54に挿入した螺子からなる棒状
係止部材B1をベース部材31の係止用穴45に螺合係
止させることにより組み合わされる。その際、前記基板
25および発光体23は、前記基板取付面42,44,
50,53の傾斜にしたがってベース部材31の固定面
32aに対し傾斜した状態となる。
【0029】反射板55は、前面が鏡面処理によって反
射面57とされた金属メッキ板あるいは金属板等で形成
され、また、厚みが遊技機1の外方側56aで厚く、内
方側56bで薄くされ、さらに、前記発光体23の頭部
が挿入されて突出する開口58が、前記発光体23の数
および位置に合わせて形成されている。この反射板55
は、反射面57を前方にして前記ベース部材31の反射
板収容部37の内面に接着等で固定され、その際、前記
反射板55の遊技機外方側56aと内方側56bの厚み
差によって前記反射面57が遊技機1の前方中央側へ傾
斜するようになっている。
【0030】レンズ部材59は、前記発光体23の光を
効率良く集光して強めるため等のものであり、透光性樹
脂で構成され、前記発光体23の光を通す部分が凸レン
ズ60となっている。このレンズ部材59は前記ベース
部材31の前面に配置されて反射板収容部37に蓋をす
る形状からなり、前記ベース部材31のレンズカバー部
材取付穴35,36と対応する位置に取付穴61,62
が形成されている。さらに、前記レンズ59部材の後面
には、レンズ位置決めピン63が突設され、前記ベース
部材31に形成されているレンズ部材位置決め穴46に
挿入される。
【0031】レンズカバー部材65は、このサイドラン
プ21を遊技盤3に取付けた際に最も遊技者の目に触れ
る部分であり、透光性樹脂で構成され、表面には装飾が
施されて装飾部材としての役割をする。このレンズカバ
ー部材65には、前記ベース部材31のレンズカバー部
材取付穴35,36と対応する位置に螺子穴66,67
が形成され、前記ベース部材31の後面側から螺子B2
で前記レンズ部材59と共にベース部材31の前面に固
定される。
【0032】このようにしてなる前記サイドランプ21
は、前記ベース部材31の後側に位置する基板25及び
挟持部材47が、前記遊技領域7の左右の縁におけるサ
イドランプ取付穴(図7および図8の符号15で示す部
分)に挿入されると共に、前記ベース部材31の固定部
32が遊技盤3前面のサイドランプ取付穴周縁に配置さ
れて固定部32後側の固定面32aが遊技盤3に対して
平行にされる。そして、前記ベース部材31の固定穴3
3,34に通した螺子B3(図2に示す)を利用して遊
技盤3の前面所定位置に固定される。図7はサイドラン
プ21を遊技盤3へ取付けた状態における図2のE−E
切断面、すなわち前記ベース部材31における上側の基
板取付部39位置での切断面図、図8は図2のF−F切
断面、すなわち前記ベース部材31における下側の基板
取付部43位置での切断面図である。
【0033】前記のようにして遊技盤3の前面に取付け
られたサイドランプ21は、前記ベース部材31の基板
取付面42,44と挟持部材47の基板挟持面50,5
3間に挟持された基板25が遊技機1の前方中央側へ所
定角度(m度)傾斜し、しかも前記基板25には発光体
23が垂直に取付けられているため、前記発光体23の
中心線Pが遊技機1の前面に垂直な線Rから遊技機1の
前方中央側へ所定角度(m度)傾斜した状態となる。前
記発光体23の中心線Pが遊技機1の前方中央側へ傾斜
したことにより、図9に示すように遊技機1の前方に位
置する遊技者にサイドランプ21から発光体の光が効率
よく届くようになり、遊技者が発光体の光を認識し易く
なる。さらに、前記発光体は周辺方向よりも中央方向が
明るい指向特性を有するため、より効率よく発光体の光
が遊技者に到達するようになる。これに対し、図10お
よび図11に示す従来の遊技機80のように、遊技機8
0の前面に垂直な線Rと、サイドランプ81における発
光体の中心線(図示せず)が平行な場合には、遊技機8
0の前方に位置する遊技者に発光体の光が効率よく届き
にくくなる。符号82は遊技盤、84は判定用画像装置
である。
【0034】前記実施例の説明では、基板を傾斜させて
保持する遊技機構成部材として、サイドランプからなる
発光体装置を取り上げたが、本発明では基板を傾斜させ
て保持する遊技機構成部材はサイドランプ等の発光体装
置に限られず、その他の遊技機構成部材にも適用され、
また位置も限定されるものではない。例えば、遊技領域
の上部に発光体装置等の遊技機構成部材を配置し、その
遊技機構成部材における基板を遊技機の前方中央側(そ
の場合下方側)へ傾斜させてもよい。また、発光体が前
方中央方向への指向特性を有するものとしてはLEDに
限られるものではなく、レーザー等のようなその他の発
光体を用いてもよい。さらに、本発明はパチンコ遊技機
に限定されるものではなく、基板を傾斜させて保持する
遊技機全般に適用される。さらにまた、前記実施例では
棒状係止部材と係合用突部の両方によってベース部材と
挟持部材を組み付けているが、棒状係止部材または係合
用突部の何れか一方にしたり、その他の方法を併用した
り、他の方法で行ったりしてもよい。また、ベース部材
の遊技盤への固定やレンズカバー部材等の組み付けに螺
子を用いたが、螺子に代えてカシメ部材や接着剤を使用
してもよい。また、棒状係止部材として螺子を用いた
が、螺子に限られるものではない。さらに、ベース部材
の基板取付部や挟持部材の挟持用基板取付部の数も限定
されるものではない。
【0035】
【発明の効果】前記のように、請求項1に係る発明によ
れば、遊技構成部材のベース部材における基板取付面が
ベース部材の固定面に対して傾斜しているため、基板を
スライドさせる等の面倒な作業や広いスペースを必要と
することなく基板を傾斜させてベース部材に取付けるこ
とができ、しかも遊技機構成部材を遊技機の他構成部材
に固定することによって、容易に基板を傾斜させて遊技
機に取付けることができる。また、基板のスライドスペ
ースを必要としないため、遊技機における構成部品の配
置等に関する設計自由度も高くなる。
【0036】請求項2に係る発明によれば、基板をベー
ス部材の基板取付面と挟持部材の基板挟持面とで基板を
挟持するため、基板を確実に傾斜させて保持することが
できる。
【0037】請求項3に係る発明によれば、挟持部材が
基板を覆う形状からなるため、構成部品の着脱作業等の
際に基板を保護することができる。
【0038】請求項4に係る発明によれば、ベース部材
の固定面に対して垂直な係止用穴がベース部材の基板取
付面から基板取付部内にかけて形成され、また挟持部材
には、前記ベース部材の固定面に対して垂直な係止部材
貫通穴が挟持用基板取付部に形成され、他方、基板には
取付用貫通穴が形成され、前記挟持部材の係止部材貫通
穴から前記基板の取付用貫通穴を通って前記ベース部材
の係止用穴に至る棒状係止部材を挿入係止しているた
め、基板が確実にベース部材と挟持部材間に傾斜して保
持される。しかも、ベース部材の固定面に対してベース
部材の係止用穴及び挟持部材の係止部材貫通穴が垂直に
なっているため、前記棒状係止部材の係止作業及び係止
解除作業をベース部材の固定面に対して垂直方向で行う
ことができ、基板の交換等の際の作業を容易に行うこと
ができる。
【0039】請求項5に係る発明によれば、ベース部材
の基板取付面および挟持部材の基板挟持面の何れか一方
には係合用突部、他方には前記係合用突部の挿入される
係合用穴が形成され、基板に形成された取付用貫通穴に
前記係合用突部が挿通されて係合用穴に係合しているた
め、ベース部材と挟持部材との位置決めを容易かつ正確
に行うことができる。
【0040】請求項6に係る発明によれば、請求項4の
棒状係止部材と請求項5の係合用突部の両方によりベー
ス部材と挟持部材を組み合わせて基板を挟持しているた
め、ベース部材と挟持部材の位置決めが容易で、しかも
基板を確実に傾斜させて保持でき、さらに基板の交換等
の際における作業も容易である。
【0041】請求項7に係る発明によれば、基板の傾斜
によって発光体の光を遊技機前方の遊技者に効率よく届
くようにできるため、発光による遊技の趣向性をさらに
向上させ、また、発光により伝えられる遊技情報を遊技
者に一層届きやすくすることができる。
【0042】請求項8に係る発明によれば、発光体とし
てLEDを用いており、このLEDは、中央方向の指向
特性を有し、しかも強い光を放つことができ、加えて寿
命が長いので、効率的及び経済的に発光体の光を遊技者
に届かせることができる。
【0043】請求項9に係る発明によれば、ベース部材
の固定面を遊技盤に平行に取り付けることによって、基
板を遊技機に傾斜させて取付けることができるので、遊
技機構成部材全体を傾斜させて取付ける必要がなくな
り、遊技機構成部材の固定や取り外し作業を簡単に行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る遊技機を示す正面図で
ある。
【図2】図1の遊技機におけるサイドランプ付近を示す
拡大図である。
【図3】図1の遊技機におけるサイドランプの斜視図で
ある。
【図4】図1の遊技機におけるサイドランプの分解斜視
図である。
【図5】ベース部材の正面、左右側面、背面、A−A切
断面、BッB切断面を示す図である。
【図6】挟持部材の正面、C−C切断面、D−D切断面
を示す図である。
【図7】図2のE−E切断面を示す図である。
【図8】図2のF−F切断面を示す図である。
【図9】図1の遊技機における発光状態を示す図であ
る。
【図10】従来の遊技機における発光状態を示す斜視図
である。
【図11】従来の遊技機における発光状態を示す平面図
である。
【符号の説明】
1 遊技機 3 遊技盤 7 遊技領域 21 サイドランプ 23 発光体 25 基板 27,28 取付用貫通穴 31 ベース部材 32 ベース部材の固定部 32a ベース部材の固定面 39,43 ベース部材の基板取付部 41 係合用突部 42,44 ベース部材の基板取付面 47 挟持部材 49,52 挟持部材の挟持用基板取付部 50,53 挟持部材の基板挟持面 51 係合用穴 54 係止部材貫通穴 55 反射板 57 反射面 B1 棒状係止部材(螺子)
【手続補正書】
【提出日】平成15年5月16日(2003.5.1
6)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 遊技機
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技機に関し、特
には基板と該基板を保持するベース部材とを含む遊技機
構成部材を備える遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】パチンコ遊技機等の遊技機においては、
種々の基板が用いられている。前記基板の中には、傾斜
させて設けるのが好ましいものがある。
【0003】従来の遊技機において基板を傾斜させて取
付ける構造として、特開2001−246114には、
遊技機に取り付けられる基板ケースの内部に斜めのガイ
ド溝を設け、前記ガイド溝に沿って基板をスライドさせ
ることにより基板ケース内に収容する構造が示されてい
る。
【0004】しかし、スライドにより基板を取付ける構
造においては、基板を取付ける際に基板をスライドさせ
ねばならず、作業が煩わしく、しかもスライド用のスペ
ースが必要なため、狭い場所では作業がしずらくなる。
【0005】また、その他の方法として、遊技機の基板
取付面に軸方向を傾斜させた筒状突部(ボスとも称され
る)を設け、前記軸方向に対して垂直となっている筒状
突部先端面に基板を螺子で取付けることが考えられる。
【0006】しかし、前記傾斜させた筒状突部に基板を
取付ける構造においては、傾斜させた筒状突部の軸方向
に沿って基板を移動させて基板の着脱を行うことになる
ので、基板の着脱時に基板が遊技機内の他の構成部品と
干渉しないように構成部品等の配置を設計する必要があ
り、遊技機の設計に制約が加わる。さらに、筒状突部先
端面へ基板を取付けるための螺子の軸方向も、筒状突部
の軸方向と同様に遊技機の前後方向に対して斜めになる
ため、螺子回し作業を行い難い。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記の点に
鑑みなされたもので、基板を傾斜させて取付ける作業が
容易になり、構成部品の配置等に関する設計自由度が高
い遊技機を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、基板
と、前記基板を基板取付部で保持するベース部材とを含
む遊技機構成部材を備える遊技機において、前記ベース
部材は遊技機の他構成部材への固定面を有し、該固定面
に対して前記基板取付部が垂直に形成され、前記基板取
付部には、前記基板と当接して該基板の向きを規定する
と共に当該基板を保持する基板取付面が形成されて
記基板取付面が前記固定面に対し傾斜しており、前記ベ
ース部材の基板取付部との間で基板を挟持する挟持用基
板取付部が形成された挟持部材を、前記ベース部材に対
する組み付け部材として有し、前記挟持用基板取付部に
は、前記ベース部材の基板取付部における基板取付面に
対して平行な基板挟持面が形成され、前記基板取付面と
基板挟持面間で基板を挟持し前記ベース部材には、他
構成部材への固定面に対して垂直な係止用穴が基板取付
面から基板取付部内にかけて形成され、前記挟持部材に
は、前記ベース部材の固定面に対して垂直な係止部材貫
通穴が前記挟持用基板取付部に形成され、前記基板に
は、取付用貫通穴が形成され、前記挟持部材の係止部材
貫通穴から前記基板の取付用貫通穴を通って前記ベース
部材の係止用穴に至る棒状係止部材を挿入係止させるこ
とを特徴とする。
【0009】請求項2の発明は、請求項1において、
基板には発光体が基板前方へ向けて該基板に対し垂直
に配設され、前記基板と前記ベース部材の基板取付面と
の当接によって前記基板が遊技機の前方中央側へ向いて
いることを特徴とする。
【0010】請求項3の発明は、請求項1又は2におい
て、遊技領域を有する遊技盤を備え、前記ベース部材に
おける遊技機他構成部材への固定面を、前記遊技盤に平
行に固定したことを特徴とする。
【0011】請求項4の発明は、請求項1から3の何れ
か一項において、前記挟持部材は、前記ベース部材への
組み付けにより前記ベース部材の固定面と平行になる後
壁を有し、前記係止部材貫通穴が前記後壁から形成され
ていることを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】以下図面を用いて本発明の実施形
態を説明する。図1は本発明の一実施例に係る遊技機を
示す正面図、図2は図1の遊技機におけるサイドランプ
付近を示す拡大図、図3は図1の遊技機におけるサイド
ランプの斜視図、図4は図1の遊技機におけるサイドラ
ンプの分解斜視図、図5はサイドランプにおけるベース
部材の正面、左右側面、背面、A−A切断面、B−B切
断面を示す図、図6はサイドランプにおける基板カバー
部材の正面、C−C切断面、D−D切断面を示す図、図
7は図2のE−E切断面を示す図、図8は図2のF−F
切断面を示す図、図9は図1の遊技機における発光状態
を示す図である。
【0018】図1および図2に示す本発明の一実施例に
係る遊技機1は、パチンコ遊技機からなり、遊技盤3の
前面には略円形のガイドレール5によって遊技領域7が
区画形成され、前記遊技領域7の中央に判定用画像装置
9、その周辺に入賞口11や始動口13等が設けられて
いる。そして、発射装置Hから遊技領域7へ発射された
遊技球が前記入賞口11に入球すると、所定数の遊技球
が賞品として球受け皿15に払い出され、また始動口1
3に入球すると、判定用画像表示装置9で図柄が変動表
示し、その後の停止により表示された図柄が特定の図柄
となった場合に大当たりを構成するようになっている。
【0019】また、前記遊技盤3の前面には、中央の判
定用画像表示装置9から離れた左右の縁に、遊技機構成
部材の一つとしてのサイドランプ21が設けられてい
る。前記サイドランプ21は、遊技の進行状態に応じて
発光や点滅をして遊技の趣向性を高めたり、発光や点滅
によって遊技者に遊技情報を伝えたりする発光体装置か
らなる。なお、この実施例におけるサイドランプ21
は、左サイドランプ21Lと右サイドランプ21Rとで
形状が左右対称となっているだけであって、その他の構
成は互いに同じであるため、以下の説明では特に必要が
あるときを除いて左右を区別することなく記載する。
【0020】前記サイドランプ21は、図3の組み立て
後の斜視図および図4の分解斜視図に示すように、発光
体23、基板25、ベース部材31、挟持部材47、反
射部材55、レンズ部材59、レンズカバー部材65よ
りなる。
【0021】発光体23は、適宜のものが用いられる
が、特に周辺方向よりも中央方向が明るい指向特性を有
するものが好ましい。発光体23の数は、発光体装置の
サイズ等に応じて、適宜の数用いられる。発光体装置を
前記サイドランプ21とするこの例においては、縦方向
に所要間隔で5個用いられている。さらに、LED(発
光ダイオード)は、前記の指向特性を備え、寿命が長い
ため、本発明における発光体23として好ましいもので
ある。特にLEDとしては光の指向特性が15度から7
0度程度のものが好ましい。
【0022】基板25は、前記発光体23を保持するた
めのもので、この例ではサイドランプ21の形状に合わ
せた縦長な基板からなり、所要間隔で5個の発光体23
が基板25の前面26に垂直に固定されている。また、
基板25の上部と下部には取付用貫通穴27,28が貫
通形成されている。符号29はハーネス取付用コネクタ
である。
【0023】ベース部材31は、前記基板25をレンズ
部材59やレンズカバー部材65等と共に、この遊技機
1の他構成部材である遊技盤3へ取付けるためのもの
で、この例では非透光性樹脂で構成され、図5からより
よく理解されるように、前面外周に遊技盤3への固定部
32が鍔(つば)状に張り出して形成されている。前記
固定部32の裏面は遊技盤3前面への固定面32aとな
っている。また、前記固定部32の上部及び下部に遊技
盤3への固定穴33,34と、レンズカバー部材取付穴
35,36が形成されている。前記ベース部材31の前
面中央は、後方へ陥没して反射板収容部37とされ、前
記発光体23のための貫通穴38が、発光体23の位置
および数に合わせて形成されている。また、前記ベース
部材31における反射板収容部37の後面上部と下部に
は、前記基板25の取付用貫通穴27,28と対応する
位置に基板取付部39,43が、固定面32aに対して
垂直に形成されている。なおこの発明において用いる
「垂直」の語句は、正確な垂直状態と正確な垂直に近い
状態との両方を含む、通称「略垂直」の意味である。
【0024】上側の基板取付部39は、基部側の大径柱
状部分40と先端側の小径ピン形状をした係合用突部4
1との二段の柱形状からなる。前記係合用突部41は、
前記固定面32aに対して垂直になっていて、前記基板
25における上部位置の取付用貫通穴27に挿通され
る。前記大径柱状部分40と係合用突部41との境界面
は、前記基板25の前面26と当接して当該基板25の
向きを規定すると共に基板25を保持する基板取付面4
2を構成しており、前記固定面32aに対して所定角度
傾斜し、このベース部材31の固定面32aを遊技盤3
の前面と平行にして該遊技盤3の前面所定位置に固定し
た際に、前記基板取付面42が遊技機1の前方中央側へ
所定角度傾斜するようになっている。なお、前記遊技機
1の前方中央とは、前記遊技領域7の中央を通り前記遊
技盤3の前面に垂直な中心線およびその付近を言う。
【0025】下側の基板取付部43は、筒状からなり、
先端面が基板25の前面26と当接して当該基板25の
向きを規定すると共に該基板25を保持する基板取付面
44を構成しており、前記上側の基板取付部39におけ
る基板取付面42と同一の角度で固定面32aに対して
傾斜している。また、この下側の基板取付部43におけ
る基板取付面44には、前記固定面32aに対して垂直
な係止用穴45が基板取付部43内にかけて形成されて
いる。
【0026】挟持部材47は、前記基板25の側面およ
び後面を覆う形状からなり、この例では透光性樹脂で構
成され、前記ベース部材31への組み付けによりベース
部材31の固定面32aと平行になる垂直な後壁47a
には、図6からよりよく理解されるように、前記基板2
5のコネクタ29のためのコネクタ用開口48が形成さ
れ、該コネクタ用開口48の上下に、前記基板25の取
付用貫通穴27,28に対応して位置を合わせた挟持用
基板取付部49,52が筒状にされて、前記後壁47a
の前面から該後壁47aとは垂直に形成されている。前
記挟持用基板取付部49,52の先端は、前記基板25
の後面と当接して前記ベース部材31の基板取付面4
2,44との間で基板25を挟持する基板挟持面50,
53となっており、前記ベース部材の基板取付面42,
44と平行に形成されている。なおこの発明において用
いる「平行」の語句は、正確な平行状態と、正確な平行
に近い状態との両方を含む、いわゆる「略平行」の意味
である。また、前記上方の挟持用基板取付部49には、
前記ベース部材31の係合用突部41の挿入される係合
用穴51が前記後壁47aに対して垂直に、すなわち前
記ベース部材31の固定面32aに対して垂直にして基
板挟持面50に形成され、それに対して前記下方の挟持
用基板取付部52には係止部材貫通穴54が、前記後壁
47aに対して垂直に、すなわち前記ベース部材31の
固定面32aに対して垂直にして挟持用基板取付面53
に貫通形成されている。
【0027】前記のように、この例では、前記ベース部
材31の基板取付部39,43と、前記挟持部材47の
挟持用基板取付部49,52と、前記基板25の取付用
貫通穴27,28とが、それぞれ互いに対応して二組形
成され、下側位置の一組については、前記ベース部材3
1の基板取付部43に係止用穴45、前記挟持部材47
の挟持用基板取付部52に係止部材貫通穴54がそれぞ
れ形成され、他方、上側位置の組については、前記ベー
ス部材31の基板取付部39に係合用突部41、前記挟
持部材47の挟持用基板取付部49に係合用穴51がそ
れぞれ形成されているが、前記上側の組と下側の組を逆
にして構成してもよい。
【0028】前記ベース部材31と基板25と挟持部材
47とは、前記ベース部材31の係合用突部41を基板
25の上側の取付用貫通穴27および挟持部材47の係
合用穴51に挿入すると共に、前記ベース部材31の下
側の基板取付部43における係止用穴45を基板25の
下側の取付用貫通穴28および挟持部材47の係止部材
貫通穴54に位置を合わせて、前記基板25をベース部
材31の基板取付面42,44と挟持部材47の基板取
付面50,53との間で挟み、前記挟持部材47の後面
側から係止部材貫通穴54に挿入した螺子からなる棒状
係止部材B1をベース部材31の係止用穴45に螺合係
止させることにより組み合わされる。その際、前記基板
25および発光体23は、前記基板取付面42,44,
50,53の傾斜にしたがってベース部材31の固定面
32aに対し傾斜した状態となる。
【0029】反射板55は、前面が鏡面処理によって反
射面57とされた金属メッキ板あるいは金属板等で形成
され、また、厚みが遊技機1の外方側56aで厚く、内
方側56bで薄くされ、さらに、前記発光体23の頭部
が挿入されて突出する開口58が、前記発光体23の数
および位置に合わせて形成されている。この反射板55
は、反射面57を前方にして前記ベース部材31の反射
板収容部37の内面に接着等で固定され、その際、前記
反射板55の遊技機外方側56aと内方側56bの厚み
差によって前記反射面57が遊技機1の前方中央側へ傾
斜するようになっている。
【0030】レンズ部材59は、前記発光体23の光を
効率良く集光して強めるため等のものであり、透光性樹
脂で構成され、前記発光体23の光を通す部分が凸レン
ズ60となっている。このレンズ部材59は前記ベース
部材31の前面に配置されて反射板収容部37に蓋をす
る形状からなり、前記ベース部材31のレンズカバー部
材取付穴35,36と対応する位置に取付穴61,62
が形成されている。さらに、前記レンズ59部材の後面
には、レンズ位置決めピン63が突設され、前記ベース
部材31に形成されているレンズ部材位置決め穴46に
挿入される。
【0031】レンズカバー部材65は、このサイドラン
プ21を遊技盤3に取付けた際に最も遊技者の目に触れ
る部分であり、透光性樹脂で構成され、表面には装飾が
施されて装飾部材としての役割をする。このレンズカバ
ー部材65には、前記ベース部材31のレンズカバー部
材取付穴35,36と対応する位置に螺子穴66,67
が形成され、前記ベース部材31の後面側から螺子B2
で前記レンズ部材59と共にベース部材31の前面に固
定される。
【0032】このようにしてなる前記サイドランプ21
は、前記ベース部材31の後側に位置する基板25及び
挟持部材47が、前記遊技領域7の左右の縁におけるサ
イドランプ取付穴(図7および図8の符号15で示す部
分)に挿入されると共に、前記ベース部材31の固定部
32が遊技盤3前面のサイドランプ取付穴周縁に配置さ
れて固定部32後側の固定面32aが遊技盤3に対して
平行にされる。そして、前記ベース部材31の固定穴3
3,34に通した螺子B3(図2に示す)を利用して遊
技盤3の前面所定位置に固定される。図7はサイドラン
プ21を遊技盤3へ取付けた状態における図2のE−E
切断面、すなわち前記ベース部材31における上側の基
板取付部39位置での切断面図、図8は図2のF−F切
断面、すなわち前記ベース部材31における下側の基板
取付部43位置での切断面図である。
【0033】前記のようにして遊技盤3の前面に取付け
られたサイドランプ21は、前記ベース部材31の基板
取付面42,44と挟持部材47の基板挟持面50,5
3間に挟持された基板25が遊技機1の前方中央側へ所
定角度(m度)傾斜し、しかも前記基板25には発光体
23が垂直に取付けられているため、前記発光体23の
中心線Pが遊技機1の前面に垂直な線Rから遊技機1の
前方中央側へ所定角度(m度)傾斜した状態となる。前
記発光体23の中心線Pが遊技機1の前方中央側へ傾斜
したことにより、図9に示すように遊技機1の前方に位
置する遊技者にサイドランプ21から発光体の光が効率
よく届くようになり、遊技者が発光体の光を認識し易く
なる。さらに、前記発光体は周辺方向よりも中央方向が
明るい指向特性を有するため、より効率よく発光体の光
が遊技者に到達するようになる。これに対し、図10お
よび図11に示す従来の遊技機80のように、遊技機8
0の前面に垂直な線Rと、サイドランプ81における発
光体の中心線(図示せず)が平行な場合には、遊技機8
0の前方に位置する遊技者に発光体の光が効率よく届き
にくくなる。符号82は遊技盤、84は判定用画像装置
である。
【0034】前記実施例の説明では、基板を傾斜させて
保持する遊技機構成部材として、サイドランプからなる
発光体装置を取り上げたが、本発明では基板を傾斜させ
て保持する遊技機構成部材はサイドランプ等の発光体装
置に限られず、その他の遊技機構成部材にも適用され、
また位置も限定されるものではない。例えば、遊技領域
の上部に発光体装置等の遊技機構成部材を配置し、その
遊技機構成部材における基板を遊技機の前方中央側(そ
の場合下方側)へ傾斜させてもよい。また、発光体が前
方中央方向への指向特性を有するものとしてはLEDに
限られるものではなく、レーザー等のようなその他の発
光体を用いてもよい。さらに、本発明はパチンコ遊技機
に限定されるものではなく、基板を傾斜させて保持する
遊技機全般に適用される。さらにまた、前記実施例では
棒状係止部材と係合用突部の両方によってベース部材と
挟持部材を組み付けているが、棒状係止部材または係合
用突部の何れか一方にしたり、その他の方法を併用した
り、他の方法で行ったりしてもよい。また、ベース部材
の遊技盤への固定やレンズカバー部材等の組み付けに螺
子を用いたが、螺子に代えてカシメ部材や接着剤を使用
してもよい。また、棒状係止部材として螺子を用いた
が、螺子に限られるものではない。さらに、ベース部材
の基板取付部や挟持部材の挟持用基板取付部の数も限定
されるものではない。
【0035】
【発明の効果】前記のように、請求項1に係る発明によ
れば、遊技構成部材のベース部材における基板取付面が
ベース部材の固定面に対して傾斜しているため、基板を
スライドさせる等の面倒な作業や広いスペースを必要と
することなく基板を傾斜させてベース部材に取付けるこ
とができ、しかも遊技機構成部材を遊技機の他構成部材
に固定することによって、容易に基板を傾斜させて遊技
機に取付けることができる。また、基板のスライドスペ
ースを必要としないため、遊技機における構成部品の配
置等に関する設計自由度も高くなる。
【0036】また、基板をベース部材の基板取付面と挟
持部材の基板挟持面とで挟持するため、基板を確実に傾
斜させて保持することができる。
【0038】さらに、ベース部材の固定面に対して垂直
な係止用穴がベース部材の基板取付面から基板取付部内
にかけて形成され、また挟持部材には、前記ベース部材
の固定面に対して垂直な係止部材貫通穴が挟持用基板取
付部に形成され、他方、基板には取付用貫通穴が形成さ
れ、前記挟持部材の係止部材貫通穴から前記基板の取付
用貫通穴を通って前記ベース部材の係止用穴に至る棒状
係止部材を挿入係止しているため、基板が確実にベース
部材と挟持部材間に傾斜して保持される。しかも、ベー
ス部材の固定面に対してベース部材の係止用穴及び挟持
部材の係止部材貫通穴が垂直になっているため、前記棒
状係止部材の係止作業及び係止解除作業をベース部材の
固定面に対して垂直方向で行うことができ、基板の交換
等の際の作業を容易に行うことができる。
【0038】請求項2に係る発明によれば、基板の傾斜
によって発光体の光を遊技機前方の遊技者に効率よく届
くようにできるため、発光による遊技の趣向性をさらに
向上させ、また、発光により伝えられる遊技情報を遊技
者に一層届きやすくすることができる。
【0039】請求項3に係る発明によれば、ベース部材
の固定面を遊技盤に平行に取り付けることによって、基
板を遊技機に傾斜させて取付けることができるので、遊
技機構成部材全体を傾斜させて取付ける必要がなくな
り、遊技機構成部材の固定や取り外し作業を簡単に行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る遊技機を示す正面図で
ある。
【図2】図1の遊技機におけるサイドランプ付近を示す
拡大図である。
【図3】図1の遊技機におけるサイドランプの斜視図で
ある。
【図4】図1の遊技機におけるサイドランプの分解斜視
図である。
【図5】ベース部材の正面、左右側面、背面、A−A切
断面、B−B切断面を示す図である。
【図6】挟持部材の正面、C−C切断面、D−D切断面
を示す図である。
【図7】図2のE−E切断面を示す図である。
【図8】図2のF−F切断面を示す図である。
【図9】図1の遊技機における発光状態を示す図であ
る。
【図10】従来の遊技機における発光状態を示す斜視図
である。
【図11】従来の遊技機における発光状態を示す平面図
である。
【符号の説明】 1 遊技機 3 遊技盤 7 遊技領域 21 サイドランプ 23 発光体 25 基板 27,28 取付用貫通穴 31 ベース部材 32 ベース部材の固定部 32a ベース部材の固定面 39,43 ベース部材の基板取付部 41 係合用突部 42,44 ベース部材の基板取付面 47 挟持部材 49,52 挟持部材の挟持用基板取付部 50,53 挟持部材の基板挟持面 51 係合用穴 54 係止部材貫通穴 55 反射板 57 反射面 B1 棒状係止部材(螺子)
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正内容】
【図8】

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板と、前記基板を基板取付部で保持す
    るベース部材とを含む遊技機構成部材を備える遊技機に
    おいて、 前記ベース部材は遊技機の他構成部材への固定面を有
    し、該固定面に対して前記基板取付部が垂直に形成さ
    れ、前記基板取付部には、前記基板と当接して該基板の
    向きを規定すると共に当該基板を保持する基板取付面が
    形成され、前記基板取付面が前記固定面に対し傾斜して
    いることを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 ベース部材の基板取付部との間で基板を
    挟持する挟持用基板取付部が形成された挟持部材を、前
    記ベース部材に対する組み付け部材として有し、 前記挟持用基板取付部には、前記ベース部材の基板取付
    部における基板取付面に対して平行な基板挟持面が形成
    され、前記基板取付面と基板挟持面間で基板を挟持した
    ことを特徴とする請求項1に記載された遊技機。
  3. 【請求項3】 挟持部材が、基板のベース側を残して当
    該基板を覆う形状からなることを特徴とする請求項2に
    記載された遊技機。
  4. 【請求項4】 ベース部材には、他構成部材への固定面
    に対して垂直な係止用穴が基板取付面から基板取付部内
    にかけて形成され、挟持部材には、前記ベース部材の固
    定面に対して垂直な係止部材貫通穴が挟持用基板取付部
    に形成され、 基板には、取付用貫通穴が形成され、前記挟持部材の係
    止部材貫通穴から前記基板の取付用貫通穴を通って前記
    ベース部材の係止用穴に至る棒状係止部材が挿入係止さ
    れていることを特徴とする請求項2または3に記載され
    た遊技機。
  5. 【請求項5】 ベース部材の基板取付面および挟持部材
    の基板挟持面の何れか一方には係合用突部、他方には前
    記係合用突部の挿入される係合用穴が形成され、基板に
    形成された取付用貫通穴に前記係合用突部が挿通されて
    前記係合用穴に係合していることを特徴とする請求項2
    または3に記載された遊技機。
  6. 【請求項6】 ベース部材には基板取付部、挟持部材に
    は挟持用基板取付部、基板には取付用貫通穴が、それぞ
    れ互いに対応して複数組形成され、前記複数組における
    少なくとも一組については、前記ベース部材に、遊技機
    の他構成部材への固定面に対して垂直な係止用穴が基板
    取付面から基板取付部内にかけて形成され、同組におけ
    る前記挟持部材には、前記ベース部材の固定面に対して
    垂直な係止部材貫通穴が挟持用基板取付部に形成され、
    同組における前記挟持部材の係止部材貫通穴から前記基
    板の取付用貫通穴を通って前記ベース部材の係止用穴に
    至る棒状係止部材が挿入係止され、前記複数組における
    残りの少なくとも一組については、前記ベース部材の基
    板取付面および挟持部材の基板挟持面の何れか一方に係
    合用突部、他方に前記係合用突部の挿入される係合用穴
    が形成され、同組における前記係合用突部が基板の取付
    用貫通穴を通って前記係合用穴に係合されていることを
    特徴とする請求項2または3に記載された遊技機。
  7. 【請求項7】 基板には発光体が基板前方へ向けて該基
    板に対し垂直に配設され、前記基板とベース部材の基板
    取付面との当接によって前記基板が遊技機の前方中央側
    へ向いていることを特徴とする請求項1から6の何れか
    一項に記載された遊技機。
  8. 【請求項8】 発光体がLEDからなることを特徴とす
    る請求項7に記載された遊技機。
  9. 【請求項9】 遊技領域を有する遊技盤を備え、ベース
    部材における遊技機他構成部材への固定面を、前記遊技
    盤に平行に固定したことを特徴とする請求項1から8の
    何れか一項に記載された遊技機。
JP2002053201A 2002-02-28 2002-02-28 遊技機 Expired - Fee Related JP3445264B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002053201A JP3445264B1 (ja) 2002-02-28 2002-02-28 遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002053201A JP3445264B1 (ja) 2002-02-28 2002-02-28 遊技機

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003138207A Division JP2003290525A (ja) 2003-05-16 2003-05-16 遊技機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP3445264B1 JP3445264B1 (ja) 2003-09-08
JP2003250980A true JP2003250980A (ja) 2003-09-09

Family

ID=28664687

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002053201A Expired - Fee Related JP3445264B1 (ja) 2002-02-28 2002-02-28 遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3445264B1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007307186A (ja) * 2006-05-19 2007-11-29 Aruze Corp 遊技機
JP2007313154A (ja) * 2006-05-29 2007-12-06 Olympia:Kk 遊技機

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007307186A (ja) * 2006-05-19 2007-11-29 Aruze Corp 遊技機
JP2007313154A (ja) * 2006-05-29 2007-12-06 Olympia:Kk 遊技機
JP4584188B2 (ja) * 2006-05-29 2010-11-17 株式会社オリンピア 遊技機

Also Published As

Publication number Publication date
JP3445264B1 (ja) 2003-09-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5152577B2 (ja) リング状発光体を用いた照明装置
JP2002306688A (ja) 遊技機の電飾装置
JP2001286608A (ja) パチンコ機のイルミネーション装置
JP3445264B1 (ja) 遊技機
JP4811744B2 (ja) ヘッドアップディスプレイの照明装置
JP3995640B2 (ja) 遊技機
JP4632291B2 (ja) 遊技機の装飾部品
JP2003290525A (ja) 遊技機
JP3725142B2 (ja) 遊技機
JP3737500B2 (ja) 遊技機
JP2003245412A (ja) 遊技機
WO2013102996A1 (ja) 車室内照明装置
JPH1028753A (ja) 遊技機の遊技部用表示装置
JP3796683B2 (ja) パチンコ遊技機の照明表示装置
JP2005204797A (ja) 発光飾り装置
US7476007B1 (en) Light source lens
JP4169349B2 (ja) 遊技機の装飾部品
JP2935677B2 (ja) パチンコ遊技機のレール装飾体
JP4985966B2 (ja) 照明装置
JP2005038807A (ja) マーカーランプ,光源ユニットおよびリフレクタ
WO2022206110A1 (zh) 方向盘
JP2004290295A (ja) 遊技機装飾用発光素子の回路基板
JP2008167878A (ja) 装飾装置、電飾ユニット、電飾装置、遊技盤及びパチンコ遊技機
JP2001041777A (ja) 計器装置
JP2000061048A (ja) 遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3445264

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080627

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090627

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090627

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100627

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100627

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110627

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120627

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120627

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130627

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130627

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140627

Year of fee payment: 11

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees