JP2003250916A - 磁気治療機能を有する衣料 - Google Patents

磁気治療機能を有する衣料

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JP2003250916A
JP2003250916A JP2002059807A JP2002059807A JP2003250916A JP 2003250916 A JP2003250916 A JP 2003250916A JP 2002059807 A JP2002059807 A JP 2002059807A JP 2002059807 A JP2002059807 A JP 2002059807A JP 2003250916 A JP2003250916 A JP 2003250916A
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permanent magnet
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JP2002059807A
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Inventor
Kunio Shoji
庄子邦男
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Hoyu Co Ltd
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Hoyu Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 肩こりなどの筋肉疲労に対する治療効果を備
えた衣料を提供すること。 【解決手段】 たとえばブラジャーの場合、肩紐の内部
に、稜の長さの合計が100mm以下で、焼結もしくは
鋳造で作製される永久磁石の板状小片を複数個配列させ
て用いる。前記永久磁石の板状小片は高分子フィルムの
チューブに挿入し、個々の永久磁石の間に仕切りを設け
た形態で用いる。肩紐に取り付けた永久磁石から発生す
る磁力線の作用で、肩こりを起こしている部位の血行を
促進し、肩こりを緩和することができる。また、エラス
トマーのシートに永久磁石の小片を並べて埋め込むこと
で、様々な衣料に取り付けることが容易となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気治療機能を具
備した衣料に関し、具体的には、肩こりの治療効果が従
来よりも大幅に向上したブラジャーや、その他の衣料に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、筋肉の疲労やそれに伴う、肩こ
りなどの筋肉の痛みには、筋肉への疲労物質の蓄積が関
係していると言われている。具体的には、筋肉などの生
体の所要の部位で、糖類の化学反応で熱エネルギーを取
り出す結果、乳酸などの疲労物質が生成するためであ
る。
【0003】このため、肩こりなどを起こしている部位
の血行を促進して新陳代謝を活発にし、速やかに疲労物
質を筋肉などから除去することで、疲労の回復を早める
ことができる。血行の促進には、マッサージを施した
り、湿布薬を貼り付けたりすることなどが顕著な効果を
奏し、従来盛んに行われてきた。
【0004】また、近年磁気治療法も実施されるように
なってきているが、これは、肩こりなどを起こしている
部位に磁力線を作用させ、血行を促進するものである。
血液には鉄を含む化合物であるヘモグロビンが含まれる
ことから、磁力線がヘモグロビン中の鉄に作用して血行
を促進すると言われていて、これが磁気治療法が、効果
を発現する理由である。
【0005】一方で、イタリアのガルバーニによる著名
な実験以来、生体には電流が作用を及ぼすことが知ら
れ、現在では、生体内には生体電流と称される微量の電
流があることが確認されている。これは神経細胞の情報
伝達に基づくもので、身体に異常があるときは、生体電
流にも異常が生じ、肩こり、腰痛、神経痛などをひき起
こす一因となる。
【0006】そして、周知のように、電気と磁気との間
には密接な相互作用があり、生体電流を整えるにも、磁
力線が効果を発現する。磁気治療法が様々な効果を発現
するのはこのためであり、粒状の永久磁石を、粘着剤が
塗布されたシールで患部に貼り付けたり、可撓性を有す
るゴム磁石を衣類に取り付けたりする磁気治療器が実用
化され、市販されている。特に肩こりに対しては、ブラ
ジャーの肩紐に取り付け、患部に当接させた磁気治療器
の例が開示されている。
【0007】しかしながら、粘着剤を用いる場合は、た
とえば入浴の際に取り外し、その後は廃棄するという、
使い捨てが殆どであり、省資源の観点から改善の余地が
ある。また、このような磁気治療器を、患部に長期間貼
り付けておくと、皮膚が炎症を起こす可能性がある。さ
らに、粒状の永久磁石を用いるので、一つの治療器で患
部に広く効果を及ぼすことができないという欠点を有す
る。
【0008】一方、ゴム磁石を用いる場合では、広く患
部を覆うことができる反面、ゴム磁石が永久磁石粉末を
高分子化合物などの結合材分散した構造であることか
ら、鋳造や焼結による永久磁石よりも高磁場が得られな
いという欠点を有する。特にブラジャーの肩紐のように
細い部材にゴム磁石を用い場合は、この欠点が顕在化す
る。またゴム磁石では、永久磁石粉末が高充填率で充填
されていることから、ゴムの酸化劣化による機械的強度
の低下などにより、長期間の連続使用が困難であるとい
う問題も指摘されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の技術
的な課題は、肩こりなどの筋肉痛を起こしている部位に
適合した形状を有し、長期間使用しても患部に炎症など
の支障を生じることなく、効果の大きい磁気治療機能を
具備した衣料を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記の課題を
解決するため、磁気治療機能を有する衣料における、永
久磁石の形状及び衣料への装着方法を検討した結果なさ
れたものである。
【0011】即ち、本発明は、永久磁石の小片を少なく
とも1個取り付けてなることを特徴とする衣料である。
【0012】また、本発明は、前記の衣料において、前
記永久磁石の小片は、チューブ状の高分子材料のフィル
ムに収納され、永久磁石の小片の間に仕切りが形成され
てなることを特徴とする衣料である。
【0013】また、本発明は、前記の衣料において、前
記永久磁石の小片は、シート状もしくはテープ状の高分
子材料に埋め込まれてなることを特徴とする衣料であ
る。
【0014】また、本発明は、前記の衣料において、前
記高分子材料はエラストマーであることを特徴とする衣
料である。
【0015】また、本発明は、前記の衣料において、前
記永久磁石の小片は、1辺が8mm以下の立方体より小
なる寸法を有することを特徴とする衣料である。
【0016】
【作用】本発明の衣料においては、永久磁石として小片
を用いるので、鋳造や焼結によって得られる高特性の永
久磁石を用いることができる。また、このような形状の
永久磁石を用いるのは、小片を多数並べて用いることに
より、たとえば、ブラジャーの肩紐に用いる場合、永久
磁石を肩の形状に追従させた状態で、肩こりを起こして
いる部位に当接させることができるからである。
【0017】また、前記ブラジャーの肩紐の他に、リス
トバンド、ヘッドバンド、肩パッド、膝や肘などの部位
に装着するサポーター類にも、永久磁石小片を取り付け
て、本発明の磁器治療衣料とすることができる。
【0018】従って、本発明に用いることのできる永久
磁石の大きさには上限があり、全体の寸法を1辺が8m
mの立方体以下とする必要があり、望ましくは、1辺が
6mmの正方形以下の大きさで、厚さは2mm以下であ
る。
【0019】また、形状については、特に限定されるも
のではないが、板状、球状、円盤状、楕円を軸を中心に
回転して得られる形状などを用いることができる。この
ような形状とすることで、可撓性もしくは屈曲性を有す
るゴム磁石を用いた場合と同様の用法が可能となる。し
かも前記永久磁石の磁気特性、殊に磁石表面の磁束密度
は、同一の材質で比較すると、ゴム磁石の約2倍となる
ので、磁気治療器としての効果が大幅に向上する。
【0020】また、本発明では、永久磁石の小片をチュ
ーブ状高分子フィルムに挿入し、個々の永久磁石の小片
の間が仕切られた状態で用いる。このような使用法とす
ることで、永久磁石をブラジャーの肩紐に取り付ける際
に、永久磁石を並べる作業の効率を向上できるととも
に、仕切りの部分を挟みなどで切断することができるか
ら、必要な個数の準備が容易となる。なお、仕切りは熱
融着などの方法で形成できる。
【0021】また、同様の目的のために、本発明では、
永久磁石小片を高分子材料からなるテープもしくはシー
トに並べて埋め込んだ状態でも用いることができる。そ
して高分子材料としては、各種の熱可塑性、熱硬化性の
高分子が使用可能であるが、エラストマーを用いること
で、伸縮性を付与することができるので、本発明の磁気
治療衣料の利便性を向上することができる。
【0022】使用可能な材料としては、一定の可撓性や
成形性が必要なので、熱可塑性高分子材料としては、ポ
リエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体などが、熱
硬化性高分子材料としては、ポリウレタンなどが挙げら
れる。また、エラストマーとしては、天然ゴム、イソプ
レンゴム、スチレン−ブタジエンゴムなどが挙げられ
る。エラストマーでは、特にシリコンゴムが生体への適
合性などの点で優れている。
【0023】また、前記以外にも、一定の可撓性や成形
性を具備した高分子材料やエラストマーであれば、使用
可能であるのは勿論であるが、環境への負荷を考慮し
て、ハロゲンを含むポリ塩化ビニルや、クロロプレンゴ
ムなどは使用を避けた方がよい。
【0024】そして、本発明に使用できる永久磁石とし
ては、バリウムフェライト、ストロンチウムフェライト
などの酸化物系や、希土類コバルトやネオジム−鉄−ホ
ウ素などの合金系の永久磁石などが挙げられる。これら
は、コストや要求される特性によって使い分けられる
が、これらに限定されるものでないことは勿論である。
【0025】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を、図
を参照して説明する。
【0026】図1は、本発明のブラジャー101を示し
た図である。このブラジャー101の肩紐102はチュ
ーブ状に形成されていて、内部に永久磁石(図示せず)
が取り付けられている。また、図2は、ブラジャー10
1の肩紐102の内部に装着されている、永久磁石20
2を高分子フィルムのチューブ203の中に配列したテ
ープ状部材201を示した図である。
【0027】図2における永久磁石202は、幅が2m
m、長さが3mm、厚みが1mmという寸法で、ネオジ
ム−鉄−ホウ素系の焼結磁石であり、表面にアルミニウ
ムを用いたイオンプレーティングで防錆処理を施してあ
る。また、高分子フィルムのチューブ203は、厚さが
50μmの低密度ポリエチレンからなり、永久磁石20
2の間隙が3mmとなるように、熱融着による仕切り2
04が形成されている。
【0028】図1に示したブラジャー101の肩紐10
2には、図2に示したテープ201を120mmの長さ
に切断して装着してある。つまり、肩紐1本に永久磁石
202が24個配列されていることになる。そして、こ
のブラジャーの磁気治療効果を検証するために、普段肩
こりの症状を訴えている女性に試着させ、1週間経過後
の効果を確認したところ、68%の被験者から症状の緩
和が認められたという回答が得られた。
【0029】図3は円盤形状の永久磁石301を、シリ
コンゴムのシート302に埋め込んだ状態を示す図であ
る。図3に示した永久磁石301は、希土類コバルトの
焼結磁石であり、直径が5mm、厚みが1mmという寸
法で、5mmの間隔をおいて並べてある。また、シリコ
ンゴムシートの厚みは、1.5mmである。
【0030】このように、エラストマーに永久磁石小片
を並べて埋め込んだシートは、任意の大きさに切断が可
能で、屈曲性に優れているので、肩パッドやサポーター
などの、広い面積を有し、身体の動作に形状を追従させ
る必要のある用途に使用できる。また、テープ状に成形
したエラストマーに永久磁石を並べて埋め込んだ場合
は、リストバンドやヘッドバンドに応用できる。
【0031】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明による衣
料の中で、ブラジャーの例では、肩こりに対する磁気治
療効果を有し、従来多用されてきた接着タイプと異な
り、長期間使用しても特別な障害が認められないもので
ある。そして、通常の洗濯機を用いたり手洗いしたりす
れば、装着した永久磁石を損傷することがないので、洗
濯しても支障なく使用できる。
【0032】また、永久磁石を配列したテープやシート
の形態で提供することにより、通常のブラジャーや肩パ
ッド、その他の衣料に簡単に永久磁石を装着して、磁気
治療機能を付与することも可能である。さらに、従来の
接着タイプの磁気治療器のように使い捨てではないの
で、省資源の観点からも有用であると言える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のブラジャーを示した図
【図2】永久磁石を高分子フィルムのチューブの中に配
列したテープ状部材を示す図
【図3】円盤形状の永久磁石を、シリコンゴムのシート
に埋め込んだ状態を示す図
【符号の説明】
101 ブラジャー 102 肩紐 201 テープ状部材 202、301 永久磁石 203 高分子フィルムのチューブ 204 仕切り 302 シリコンゴムシート

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 永久磁石の小片を少なくとも1個取り付
    けてなることを特徴とする衣料。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の衣料において、前記永
    久磁石の小片は、チューブ状の高分子材料のフィルムに
    収納され、永久磁石の小片の間に仕切りが形成されてな
    ることを特徴とする衣料。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の衣料において、前記永
    久磁石の小片は、シート状もしくはテープ状の高分子材
    料に埋め込まれてなることを特徴とする衣料。
  4. 【請求項4】 請求項2もしくは請求項3に記載の衣料
    において、前記高分子材料はエラストマーであることを
    特徴とする衣料。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4のいずれかに記
    載の衣料において、前記永久磁石の小片は、1辺が8m
    m以下の立方体より小なる寸法を有することを特徴とす
    る衣料。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005328907A (ja) * 2004-05-18 2005-12-02 Hokoen Shoji:Kk 磁気治療器
JP2012019897A (ja) * 2010-07-13 2012-02-02 Shin Etsu Polymer Co Ltd 磁気治療具
JP2016047222A (ja) * 2014-08-27 2016-04-07 光昭 井原 磁気封入アルミ盤

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