JP2003265630A - 磁気治療具 - Google Patents

磁気治療具

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JP2003265630A
JP2003265630A JP2002077323A JP2002077323A JP2003265630A JP 2003265630 A JP2003265630 A JP 2003265630A JP 2002077323 A JP2002077323 A JP 2002077323A JP 2002077323 A JP2002077323 A JP 2002077323A JP 2003265630 A JP2003265630 A JP 2003265630A
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Nobuhide Ikeyama
信秀 池山
Shigefumi Nishiyama
茂文 西山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】磁石の磁力や体積を変えることなく、磁石が本
来有する磁力を最大限に利用して、より高い治療効果を
発揮できるようにした磁気治療具を提供する。 【解決手段】磁気治療具A3は、磁性板1cと、磁性板
1cの一方側の面に接し、且つ、相互に所要間隔をおい
て縦横方向に複数列で設けてある複数の永久磁石2,…
と、を備えている。各永久磁石2,…は、磁性板1cと
接する面側である裏面側の極性と、該裏面側と反対の面
側である表面側の極性とが互いに異なっている。各永久
磁石2,…の上記表面側の極性は、縦または横の何れか
の方向にそれぞれ列を構成して同じ極が配置され、他方
向にそれぞれ列を構成して異なる極が交互に配置されて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は磁気治療具に係り、
更に詳しくは、磁石の磁力や体積を変えることなく、磁
石が本来有する磁力を最大限に利用して、より高い治療
効果を発揮できるようにしたものに関する。
【0002】
【従来技術】従来より、肩こりや腰痛などの解消を目的
とする磁気治療具が多数提案されている。磁気治療具の
磁力が人体にどのように作用しているかは、現在のとこ
ろ明確な定義はなされていないが、磁気が病気の治療や
健康増進に利用できることは薬事法でも認められている
通り、周知の事実である。
【0003】現在、一般に出回っている代表的な磁気治
療具としては、円形の粘着シートに固い粒状の永久磁石
((以下、単に「磁石」と称することもある)を設けた
磁気治療具を挙げることができる。
【0004】また、例えば実用新案登録第3010880号公
報には、永久磁石の磁力を人体に効果的に作用させるこ
とを目的として、図10に示すような磁気治療具が提案
されている。この磁気治療具では、人体に対し、複数の
永久磁石7,…をその極性が交互に反転(S極,N極,
S極,・・・)するように配置している。そして、この磁
気治療具によれば、磁力の弱い磁石を使用した場合で
も、人体の広い範囲に優れた血行促進効果を発揮させる
ことが可能であると開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たような従来の磁気治療具では次のような課題があっ
た。即ち、一般に出回っている代表的な磁気治療具は、
粒状の永久磁石を単に粘着シートに載置しただけの単純
な構成であり、磁石が本来有する磁力を最大限に利用で
きるような構造とは言えなかった。
【0006】また、図10に示す永久磁石の配列で構成
される磁気治療具では、隣り合う永久磁石7の異極同士
が隙間なく接して設けてあるため、接する永久磁石7の
側面部分の磁力が互いに打ち消され、永久磁石7が有す
る本来の磁力が十分に人体に作用していない。
【0007】このことは、現に磁石の製造業者間で、磁
力が強く、体積の大きな磁石を納品する際に、磁石が安
定して運搬や保管が容易になるよう、図10に示す配列
を採用している点からも明らかである。つまり、図10
に示す配列によれば、隣り合う磁石の磁力が打ち消され
ることで、磁石が安定する。
【0008】以上説明したように、従来の磁気治療具で
は、磁石7が有する本来の磁力が十分に生かされていな
い。このため、人体に磁力を効果的に作用させるには、
磁石の磁力を大きくしたり、あるいは体積の大きな磁石
を採用せざるを得なかった。
【0009】そこで、本発明者は、磁石の磁力や体積を
変えることなく、磁石が本来有する磁力を最大限に利用
して、より高い治療効果を発揮できる磁気治療具の開発
に着手し、研究を重ねていたところ、永久磁石に鉄など
の磁性体を設けることによって、例えば95〜97ミリテス
ラを示す永久磁石表面の磁束密度を、約20〜30%増の11
2〜128ミリテスラに高めることができることを知見し
た。かかる知見に基づき、本発明者は更に研究を進めた
結果、上記した課題を解決することができる磁気治療具
の開発に成功し、本発明を完成したものである。
【0010】(発明の目的)本発明の目的は、磁石の磁
力や体積を変えることなく、磁石が本来有する磁力を最
大限に利用して、より高い治療効果を発揮できるように
した磁気治療具を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】第1の発明にあっては、
永久磁石と、該永久磁石のN極またはS極の何れか一方
側の面に設けてある板状の磁性体と、を備えていること
を特徴とする、磁気治療具である。
【0012】第2の発明にあっては、板状の磁性体と、
該磁性体の一方側の面に接し、且つ、相互に所要間隔を
おいて設けてある複数の永久磁石と、を備えており、上
記各永久磁石は、上記磁性体と接する面側である裏面側
の極性と、該裏面側と反対の面側である表面側の極性と
が互いに異なっており、且つ、 隣り合う各永久磁石の
上記表面側の極性は互いに異なっていることを特徴とす
る、磁気治療具である。
【0013】第3の発明にあっては、板状の磁性体と、
該磁性体の一方側の面に接し、且つ、相互に所要間隔を
おいて縦横方向に複数列で設けてある複数の永久磁石
と、を備えており、上記各永久磁石は、上記磁性体と接
する面側である裏面側の極性と、該裏面側と反対の面側
である表面側の極性とが互いに異なっており、且つ、各
永久磁石の上記表面側の極性は、縦または横の何れかの
方向にそれぞれ列を構成して同じ極が配置され、他方向
にそれぞれ列を構成して異なる極が交互に配置されてい
ることを特徴とする、磁気治療具である。
【0014】第4の発明にあっては、磁性体の表裏面の
うち、永久磁石が接する面と反対の面側には、人体の所
要箇所に固定するための手段が設けてあることを特徴と
する、第1,2または第3の発明に係る磁気治療具であ
る。
【0015】第5の発明にあっては、磁性体の表裏面の
うち、永久磁石が接する面と反対の面側には、人体の所
要箇所に固定する粘着シートが設けてあり、該粘着シー
トには、永久磁石を備えた磁性体が単数または所要間隔
をおいて複数設けてあることを特徴とする、 第1,
2または第3の発明に係る磁気治療具である。
【0016】第6の発明にあっては、磁性体の表裏面の
うち、永久磁石が接する面と反対の面側には、人体の所
要箇所に固定する粘着シートが設けてあり、該粘着シー
トには、永久磁石を備えた磁性体が所要間隔をおいて複
数設けてあり、隣り合う磁性体と磁性体の間の粘着シー
トには、粘着シート付きの各磁性体を分離するための手
段が設けてあることを特徴とする、第1,2または第3
の発明に係る磁気治療具である。
【0017】第7の発明にあっては、板状の磁性体と、
該磁性体の一方側の面に接し、且つ、相互に所要間隔を
おいて設けてある複数の永久磁石と、上記磁性体を所要
間隔をおいて複数連結する手段と、複数連結された上記
磁性体を人体の所要箇所に固定するための手段と、を備
えており、上記各永久磁石は、上記磁性体と接する面側
である裏面側の極性と、該裏面側と反対の面側である表
面側の極性とが互いに異なっており、更に上記各永久磁
石は、上記磁性体が複数連結されることで縦横方向に複
数列で配置され、且つ、各永久磁石の上記表面側の極性
は、縦または横の何れかの方向にそれぞれ列を構成して
同じ極が配置され、他方向にそれぞれ列を構成して異な
る極が交互に配置されていることを特徴とする、磁気治
療具である。
【0018】第8の発明にあっては、板状の磁性体と、
該磁性体の一方側の面に接し、且つ、相互に所要間隔を
おいて設けてある複数の永久磁石と、上記磁性体を所要
間隔をおいて複数連結する面ファスナーの一方と、上記
永久磁石の表面を覆う被覆材と、を備えており、上記各
永久磁石は、上記磁性体と接する面側である裏面側の極
性と、該裏面側と反対の面側である表面側の極性とが互
いに異なっており、更に上記各永久磁石は、上記磁性体
が複数連結されることで縦横方向に複数列で配置され、
且つ、各永久磁石の上記表面側の極性は、縦または横の
何れかの方向にそれぞれ列を構成して同じ極が配置さ
れ、他方向にそれぞれ列を構成して異なる極が交互に配
置されており、上記面ファスナーの一方に取り付け可能
な帯状の面ファスナーの他方を、人体の所要の位置に巻
いて使用できるようにしたことを特徴とする、磁気治療
具である。
【0019】「板状の磁性体」としては、例えば鉄、ニ
ッケル、コバルト及びそれらの合金を使用したもの、珪
素鋼、磁性ステンレス鋼(例えばSUS430等)、あるいは
それらの組み合わせ等やその他の材料を使用することが
できる。なお、上記した磁性体のうち、鉄、ニッケル、
コバルト及びそれらの合金等の強磁性体を使用すること
が望ましい。
【0020】(作 用)本発明に係る磁気治療具は次の
ように作用する。永久磁石に板状の磁性体が設けてある
ので、永久磁石から発せられる磁力を磁性体の裏面側等
の外部に漏洩させることなく、磁性体の表面側に位置す
る人体側へ高めさせることが可能である。
【0021】永久磁石が相互に所要間隔をおいて複数設
けてあり、隣り合う各永久磁石の表面側の極性は互いに
異なっているものでは、従来例と相違して隣り合う永久
磁石の磁力が打ち消されるようなことはなく、永久磁石
が有する磁力を最大限に利用できる。
【0022】永久磁石が縦横方向に複数列で設けてある
ものでは、人体のより広い範囲に磁力を均一に作用させ
ることができる。
【0023】磁気治療具に人体の所要箇所に固定するた
めの手段が設けてあるものでは、磁気治療具を肩や腰部
に簡単に固定することができる。
【0024】粘着シートに永久磁石を備えた磁性体が所
要間隔をおいて複数設けてあるもの、あるいは永久磁石
を備えた磁性体を所要間隔をおいて複数連結し、且つ、
人体の所要箇所に固定するための手段を有しているもの
では、湾曲する人体の形状に合わせて磁気治療具を折り
曲げて使用することができる。
【0025】隣り合う磁性体と磁性体の間の粘着シート
に、粘着シート付きの各磁性体を分離するための手段が
設けてあるものでは、分離することにより、患部の大き
さに応じて磁気治療具の大きさを変えることができる。
【0026】面ファスナーにより、磁気治療具を人体に
巻いて使用できるようにしたものでは、磁気治療具を簡
単に装着することができる。
【0027】
【発明の実施の形態】本発明を図面に示した実施の形態
に基づき更に詳細に説明する。 [実施の形態1]図1は本発明に係る磁気治療具の第1
の施の形態を示す斜視説明図である。磁気治療具A1
は、鉄製で板状の磁性体である磁性板1と、円形状の永
久磁石2を備えている。
【0028】永久磁石2の大きさは、直径が約1.5c
m、厚みが約0.5cmであるが、特にこれに限定するも
のではない。また、永久磁石2は円形状に形成されてい
るがこれに限定するものではなく、例えば楕円形状、長
方形状や正方形状あるいはその他の多角形状にに形成す
ることもできる。
【0029】永久磁石2は、図1で磁気治療具A1の表
面側にN極、反対の磁性板1側にS極を有する両面2極
の磁石である。なお、磁気治療具A1の表面側がS極、
反対の磁性板1側がN極となるように、永久磁石2を配
置しても良い。
【0030】磁性板1は、永久磁石2の形状に合わせて
円形状に形成されている。磁性板1の大きさは、直径が
約2.5cm、厚みが約0.1cmであるが、特にこれに限定
するものではない。また、磁性板1の形状は円形状に限
定するものではなく、例えば楕円形状、長方形状や正方
形状あるいはその他の多角形状に形成することもでき
る。
【0031】永久磁石2は、磁性板1に接着剤(または
粘着剤)等で固定されている。永久磁石2が固定された
磁性板1は、柔軟性または変形性を有する方形状の粘着
剤である粘着シート3のほぼ中央位置に粘着によって固
定されている。
【0032】粘着シート3には、孔状の通気部(以下、
「通気孔31」と称することもある)が所要間隔をおい
て多数設けてある。この通気孔31,…により、磁気治
療具A1を人体に貼付した際の蒸れが防止される。な
お、通気孔31,…は、粘着シート3自体が通気性を有
していたり、粘着シートの面積が小さくて蒸れがそれ程
生じないようであれば、必ずしも設ける必要はない。
【0033】なお、本実施の形態では、粘着シート3は
方形状に形成されているが、これに限定するものではな
く、例えば楕円形状、長方形状や正方形状あるいはその
他の多角形状に形成することもできる。
【0034】また、永久磁石2が人体に直接的に接する
ことを防止するために、永久磁石2の表面にプラスチッ
ク製フィルムやシート、薄いスポンジやフェルト等の非
磁性体で形成された被覆材または緩衝体などを固定して
設けることもできる。これについては、後述する他の実
施の形態についても同様である。なお、プラスチック製
フィルムとして、粘着テープを採用することもできる。
【0035】(作 用)図2は、図1に示す磁気治療具
を人体の表面に貼った際の拡大断面を示す説明図であ
る。そのうち、図2(a)は本実施の形態に係る磁気治療
具A1を示す説明図であり、図2(b)は公報に開示され
ている従来の磁気治療具B1を示す説明図である。
【0036】図2に示すように、永久磁石2の一方の面
(磁気治療具A1の裏側)に磁性板1を設けることで、
磁気治療具A1の表面の磁束密度がどのように変化する
かを、以下のような実験で確認した。
【0037】即ち、磁性板1を設けた磁気治療具A1表
面の磁束密度(図2(a)参照)と、磁性板1を設けてい
ない磁気治療具B1表面の磁束密度(図2(b)参照)を
それぞれ測定し、その値の比較検討を行った。
【0038】磁束密度の測定には、磁束密度計(カネテ
ック株式会社製、製品名「テスラメーター TM-501」)
を用いた。なお、具体的には、磁束密度計で永久磁石2
の表面の磁束密度を測定した。表1にその実験結果を示
す。
【0039】
【表1】
【0040】表1から明らかなように、磁性板1を設け
ていない従来の磁気治療具B1の95〜97ミリテスラに対
し、磁性板1を設けた本実施の形態では、約20〜30%増
の112〜128ミリテスラの値を示した。即ち、磁気治療具
A1の裏側となる永久磁石2の一方の面に磁性板1を設
けることで、永久磁石2の表面側(図2(a)では下側)
の磁力を高めることができることを確認した。
【0041】以上の結果から、永久磁石2に磁性板1を
設けることにより、永久磁石2から発せられる磁力を磁
性板1の裏面側等の外部に漏洩させることなく、磁性板
1の表面側(図2(a)で下側)に位置する人体側へ高め
させることが可能であることが確認された。これによ
り、磁力が人体内部の血管に強く作用して、血行が促進
され、こりや疲れ、痛み等の改善または解消が期待でき
る。
【0042】そこで、肩こりの症状を有する男女30名
に対し、磁気治療具A1及び磁気治療具B1を肩部にそ
れぞれ1ヶ月間貼付し、痛みの緩解効果を比較試験し
た。30名中の15名に対し、磁気治療具A1を左肩
に、磁気治療具B1を右肩にそれぞれ貼付した。また残
りの15名に対し、上記試験と逆に、磁気治療具A1を
右肩に、磁気治療具B1を左肩にそれぞれ貼付した。
【0043】その結果、30名中27名の被験者につい
て、従来の磁気治療具B1よりも本実施の形態の磁気治
療具A1の方が、肩こりの症状を和らげる効果が高いこ
とが判明した。
【0044】このように、磁気治療具A1によれば、永
久磁石2から発せられる磁力を最大限に利用できるの
で、永久磁石2を小さくして磁気治療具A1を小型軽量
化しても、従来と同じまたはそれ以上の磁気治療の効果
が期待できる。
【0045】なお、磁束密度計で、磁気治療具A1の裏
側(磁性板1が永久磁石2と接する面の反対側)を測定
したところ、磁束密度はゼロに近い値を示すため、磁性
板1はシールド(遮蔽部材)としての役割を果たしてい
ると考えられる。
【0046】ところで、地球上に存在する物質はその程
度の差はあるものの、その物質の殆どが磁性を示す。ま
た、磁力が人体血液中のヘモグロビンに作用することも
知られており、このことからも明らかなとおり、物質の
複雑な集合体である人体も一種の磁性体と言うことがで
きる。この点を考慮しながら、従来例と本実施の形態と
を比較し、磁気治療具の人体への作用を説明する。
【0047】図2を参照する。以上のように、人体を一
種の磁性体と考えると、磁気治療具A1,B1の表面側
(永久磁石2の表面側)にも、磁性板1と同様にシール
ド(遮蔽部材)として機能する磁性体が存在しているこ
ととなる。
【0048】このため、図2(b)に示す従来例では、シ
ールドとして機能する人体表面の影響により、永久磁石
2から発せられる磁力が人体表面で遮られていると考え
られる。したがって、磁力は、人体内部の血管まで強く
作用(深く浸透)することができず、血行が十分に促進
されていないものと思われる。
【0049】これに対し、図2(a)に示す本実施の形態
では、人体の反対側である永久磁石2の裏面側に、強磁
性体である鉄製の磁性板1が設けられているため、磁性
板1と比べ常磁性体とも言える人体のシールド機能の影
響を殆ど受けず、磁力は人体の内部の血管までに強く作
用(深く浸透)するものと考えられる。これにより、血
行が十分に促進され、こりや疲れ、痛み等が改善される
ものと推測できる。
【0050】[実施の形態2]図3は本発明に係る磁気
治療具の第2の実施の形態を示す斜視説明図である。な
お、第1の実施の形態と同一または同等箇所には同一の
符号を付して示している。また、第1の実施の形態で示
してある箇所については、説明を省略し、主に相異点を
説明する。
【0051】磁気治療具A2では、第1の実施の形態に
係る磁気治療具A1(図1参照)と相違して、磁性板1
aに永久磁石2が所要間隔をおいて三箇所設けてある。
なお、説明の都合上、磁性板1aの両側に配置されてい
るものを永久磁石2b,2b、磁性板1aの中央部分に
配置されているものを永久磁石2cとする。
【0052】更に、図3に示すように、磁気治療具A2
は、通常、切取線32,…を介して連続的に複数に繋が
り、連続体A(以下、「磁気連続体A」と称することも
ある)を構成している。詳しくは、磁気治療具A2の長
辺部側が切取線32となっている。そして、患部の大き
さに応じて、所望の位置で磁気治療具A2を切り離して
使用する。
【0053】なお、切取線32を介した磁気治療具A
2,…の連結方向はあくまでも一つの例であり、特にこ
れに限定するものではない。例えば、磁気治療具A2,
…を縦横方向に複数列で連結することもできる。
【0054】また、切取線32,…は必ずしも必要では
なく、ハサミ等で任意の大きさに切断して使用できる構
成でも良い。これについては、1つの永久磁石2で構成
される磁気治療具A1(図1参照)についても同様に採
用できる。
【0055】以下、磁気治療具A2について、順を追っ
て詳しく説明する。磁性板1aは長方形状に形成されて
いる。磁性板1aの大きさは、縦が約2cm、横が約6.5
cm、厚みが約0.1cmであるが、特にこれに限定する
ものではない。
【0056】永久磁石2b,2bと永久磁石2cの間に
は、空間部4,4(隙間)が設けてある。永久磁石2
b,2c同士の間隔は約2〜6mmであるが、永久磁石の
大きさ(永久磁石が発する磁力密度)によって適宜設定
される。
【0057】永久磁石2b,2cは、隣り合う位置にあ
る永久磁石と、極性が異なるように配置されている。即
ち、N極とS極の極性が交互に反転するように配置され
ている。なお、本実施の形態では、図3に示すように、
N極とN極の間にS極が配置されているが、S極とS極
の間にN極が配置されるように構成することもできる。
【0058】(作 用)例えば肩の一部分に磁気治療具
A2を貼る場合には、図3に示すように、磁気連続体A
から磁気治療具A2を切り離して使用する。その際、磁
気治療具A2のN極とS極の極性が交互に反転する方向
(N極 →S極 →N極の方向)が、血液の流れる方向
(肩で言えば首から腕の付け根を結ぶ方向、後述する図
6の矢印I方向)と一致するように貼る。このようにし
て使用すれば、N極からS極へ発せされる磁力が血液の
流れ方向と一致するので、血液が磁力の作用を受けやす
くなり、血行の促進がより一層高められる。
【0059】一方、肩全体に磁気治療具を貼る場合は、
磁気連続体Aを小さく切り離さないで、そのまま使用す
る。この場合の貼付方向も上記した場合と同様であり、
血液の流れる方向(肩で言えば、首から腕の付け根を結
ぶ方向)と図3で磁気連続体Aの短辺方向が一致するよ
うにして貼る。
【0060】また、永久磁石2b,2c,2bを備えた
磁性板1a,…は、柔軟性または変形性を有する粘着シ
ート3で連結されているので、湾曲する肩の形状に合わ
せて磁気連続体Aを折り曲げて密着させることができ
る。
【0061】図4は、図3に示す磁気治療具を人体の表
面に貼った場合の拡大断面を示す説明図である。そのう
ち、図4(a)は本実施の形態に係る磁気治療具A2を示
す説明図であり、図4(b)は公報に開示されている従来
の磁気治療具B2を示す説明図である。
【0062】図4を参照しながら、従来例と本実施の形
態とを比較し、磁気治療具の人体への作用を説明する。
【0063】図4(b)で示す従来の磁気治療具B2で
は、第1の実施の形態で既に説明したように、永久磁石
2b,2c,2bに磁性板1aが設けられていないの
で、血行促進の効果が十分に得られない。また、永久磁
石2b,2c,2bの異極同士が隙間なく接して設けて
あるので、接する永久磁石2b,2cの側面部分の磁力
が打ち消され、永久磁石2b,2c,2bが有する磁力
が人体に十分に作用しない。
【0064】これに対し、図4(a)に示す本実施の形態
では、人体の反対側である永久磁石2の裏面側に、強磁
性体である鉄製の磁性板1が設けられているため、磁力
は人体の内部の血管までに強く作用(深く浸透)する。
また、永久磁石2bと永久磁石2cの間には空間部4,
4(隙間)が設けてあるので、従来例と相違して磁力が
打ち消されるようなことはなく、永久磁石2b,2c,
2bが有する磁力は最大限に利用される。
【0065】その他の作用・効果については、第1の実
施の形態に係る磁気治療具A1とほぼ同様であるので、
説明を省略する。
【0066】[実施の形態3]図5は本発明に係る磁気
治療具の第3の実施の形態を示す斜視説明図である。図
6は、図5に示す磁気治療具を腰部に当てた場合を示す
説明図である。そのうちの図6(a)は磁気治療具の装着
方向を示す説明図であり、図6(b)は腰の表面に当てた
磁気治療具の拡大断面を示す側面視説明図である。
【0067】なお、第2の実施の形態と同一または同等
箇所には同一の符号を付して示している。また、第2の
実施の形態で示してある箇所については、説明を省略
し、主に相異点を説明する。
【0068】磁気治療具A3では、第2の実施の形態に
係る磁気治療具A2(図3参照)と相違して、面積の広
い長方形状の磁性板1cに永久磁石2,…が所要間隔を
おいて複数設けてある。また、磁気治療具A3は、例え
ば直接手で持って人体に当てて使用したり、布製等のベ
ルトの内部に収容して腰部に巻いて使用するため、粘着
シートは使用していない。
【0069】磁性板1cは長方形状に形成されている。
磁性板1cの大きさは、縦が約8cm、横が約18cm、
厚みが約0.1cmであるが、特にこれに限定するもので
はない。また、磁性板1cは、人体の表面(特に腰)に
合わせてやや湾曲して形成されているが、特にこれに限
定するものではなく、平板状、波板状、曲板状、凹凸状
に形成したものを採用することもできる。
【0070】永久磁石2,…は、第2の実施の形態と同
様に、磁気治療具A3の短辺方向に隣り合う永久磁石2
と、極性が異なるように配置されている(異なる極が交
互に配置されている)。そして、本実施の形態では、磁
気治療具A3を平面から見ると、磁性板1cの長手方向
に同じ極が並ぶように(N極,N極,N極・・・あるい
はS極,S極,S極・・・)配置されている。
【0071】本実施の形態では、永久磁石2,…は、短
辺方向に5列、長辺方向に8列規則正しく並んで配置さ
れているが、永久磁石2の配置数は特にこれに限定する
ものではない。
【0072】また、本実施の形態では、磁気治療具A3
の長手方向の中央部分には永久磁石2,…が設けらてお
らず、多少隙間が設けてある。これにより、磁気治療具
A3を腰部に当てて使用する際に、永久磁石2,…が背
骨に直接的に当たらないので、磁気治療具A3を腰部に
密着させやすい。ただし、永久磁石2,…の配置は特に
これに限定するものではない。
【0073】(作 用)磁気治療具A3では、第2の実
施の形態に係る磁気治療具A2及び磁気連続体A(図3
参照)と相違して、一枚の磁性板1cに永久磁石2,…
を縦・横に複数列並べて配置している。また、第2の実
施の形態と同様、各永久磁石2間にはそれぞれ空間部
4,4(隙間)が設けてある。したがって、人体のより
広い範囲に磁力を均一に作用させることができる。ま
た、人体の広い範囲で血行が促進されるため、人体のエ
ネルギー代謝が盛んになり、ダイエット効果も期待でき
る。
【0074】なお、磁気治療具A3を使用する場合は、
図6に示すように、磁気治療具A3のN極とS極の極性
が交互に反転する方向(N極 →S極 →N極の方向)
が、人体の上下方向に流れる動脈系と一致するように配
置する。
【0075】また、磁気治療具A3を肩に当てて使用す
る場合は、肩の全体に磁気が当たるように、磁気治療具
の長手方向を首から腕の付け根を結ぶ方向に合わせて使
用する。ただし、磁気治療具のN極とS極の極性が交互
に反転する方向(N極 →S極 →N極の方向)が、血液
の流れる方向(首から腕の付け根を結ぶ方向)と一致す
るように、永久磁石2の縦横の配列を図5と逆にして構
成することが望ましい。
【0076】腰痛の症状を有する男女30名に対し、磁
気治療具A3を腰部に2ヶ月間当て、痛みの緩解効果を
試験した。その結果、30名中28名の被験者の腰痛が
解消または改善した。また、足のむくみや関節痛の症状
を持つ患者に対しても、同様に試験を行ったところ、腰
痛と同様、殆どの患者に解消または改善が認められた。
【0077】なお、本実施の形態では、磁気治療具A3
を腰部に当てて使用する場合を例に挙げて説明したが、
形態や大きさ等を適宜設計することにより、枕(腰枕、
足枕も含む)、座布団、敷き布団、椅子の座部、肩当
て、膝当て、首当て、腰以外の胴当て(腹巻き、コルセ
ット)、ブレスレット、アンクレット、衣類、バンド、
ベルト、サポータ、カーペット、マッサージ器具、青竹
等の踏み具等に採用することもできる。
【0078】その他の作用・効果については、第1及び
第2の実施の形態に係る磁気治療具とほぼ同様であるの
で、説明を省略する。
【0079】[実施の形態4]図7は本発明に係る磁気
治療具の第4の実施の形態を示し、磁気治療具を大腿部
に取り付けて使用している状態を示す斜視説明図、図8
は図7に示す磁気治療具の裏側を示し、磁気治療具の一
部を開いた状態を表す斜視説明図、図9は図7に示す磁
気治療具に設けてある永久磁石の配列を説明する図で、
磁気治療具を図8の底面側から見た状態を表している。
なお、図9では説明の都合上、永久磁石2,…表面を覆
うフェルト等の非磁性体で形成された被覆材5(緩衝
体)を点線で表している。
【0080】なお、第3の実施の形態と同一または同等
箇所には同一の符号を付して示している。また、第3の
実施の形態で示してある箇所については、説明を省略
し、主に相異点を説明する。
【0081】図7に示す磁気治療具A4では、第3の実
施の形態に係る磁気治療具A3(図5参照)と相違し
て、大腿部などに巻き付けて装着できるように、磁気治
療具A4を湾曲させることができる。
【0082】以下、磁気治療具A4の各構成部材につい
て、順を追って詳しく説明する。図8及び図9に示すよ
うに、磁気治療具A4は、複数の永久磁石2,…を備え
た磁性板1dを長板状に形成し、次いでその磁性体1d
を所要間隔をおいて複数並べ、更に各磁性板1d,…の
中央部分を帯状の面ファスナーの一方6aで連結するこ
とで主に構成される。
【0083】磁性板1dの大きさは、縦が約12cm、横
が約2.5cmであるが、特にこれに限定するものではな
い。また、磁性板1の形状は長板状に限定するものでは
なく、例えば楕円形状やその他の形状に形成することも
できる。
【0084】図9に示すように、磁性板1dの表面には
永久磁石2,…が所要間隔をおいて5箇所固定して設け
てある。これにより、各永久磁石2の間には空間部4,
4(隙間)が構成される。本実施の形態では、永久磁石
2は磁性板1dの長手方向に対して、N極とS極の極性
が交互に反転するように配置されている。
【0085】磁気治療具A4の長手方向に所要間隔をお
いて複数(本実施の形態では9箇所)並べられた磁性板
1d,…は、上記したように、その長手方向の中央部分
が面ファスナー6aによって連結されている。この面フ
ァスナー6aは、磁性板1d,…の表裏面のうち、永久
磁石2,…が接する面と反対の側に固定されている。磁
性体1d,…と面ファスナー6aの固定は、例えば接着
剤を使用して行うことができるが、容易に製造できるよ
うに、予め裏面に粘着面を有する面ファスナーを使用す
ることもできる。
【0086】更に、図8に示すように、永久磁石2,…
が設けてある磁性板1d,…の表面を覆うように、フェ
ルト製の被覆材5(緩衝体)の短辺方向の両側部分が裏
面へ折り返して固定されている。磁性体1d,…と被覆
材5の固定は、面ファスナー6aと同様に、例えば接着
剤を使用して行うことができるが、予め裏面に粘着面を
有するフェルトを使用することもできる。
【0087】なお、被覆材5の材料としては、スポン
ジ、布あるいはそれらの組み合わせ等やその他の材料で
形成することもできる。
【0088】そして、面ファスナーの一方6aに、更に
帯状の面ファスナーの他方6bを取り付け(付着し)、
固定して使用する。具体的には、面ファスナーの他方6
bの先部側を面ファスナーの一方6aの中央付近で固定
した後、磁気治療具A4を大腿部に巻き、次いで面ファ
スナー6bの残りの他端側を更に面ファスナー6aに固
定する。なお、帯状の面ファスナーの他方6bの代わり
に、ベルトを使用することもできる。その場合、ベルト
の所要の位置に面ファスナーの他方を設けても良い。
【0089】図7のように磁気治療具A4を大腿部に固
定すれば、既に説明したように、N極とS極の極性が交
互に反転する方向(N極 →S極 →N極の方向)と血液
の流れる方向と一致して、血行がより効果的に促進され
る。
【0090】本実施の形態では、磁性板1dを所要間隔
をおいて複数連結する手段として面ファスナーを使用し
ているが、特に限定するものではなく、ベルトや紐を使
用すともできる。ベルトを使用した場合は、ベルトの一
部分だけに(例えば両端部だけ)に面ファスナーの一方
6aを設けることもできる。また、面ファスナーの代わ
りに、ホック、ボタン、留め具、ピン、バックル、フッ
ク、スナップ・ボタン、ファスナー等の他の固定手段を
採用することもできる。
【0091】なお、本明細書で使用している用語と表現
はあくまで説明上のものであって、限定的なものではな
く、上記用語、表現と等価の用語、表現を除外するもの
ではない。また、本発明は図示の実施の形態に限定され
るものではなく、技術思想の範囲内において種々の変形
が可能である。
【0092】
【発明の効果】本発明は上記構成を備え、次の効果を有
する。 (a)本発明によれば、永久磁石に板状の磁性体を設け
ることにより、永久磁石から発せられる磁力を磁性体の
裏面側等の外部に漏洩させることなく、磁性体の表面側
に位置する人体側へ高めさせることができる。よって、
永久磁石の磁力や体積を変えることなく、永久磁石が本
来有する磁力を最大限に利用できるので、より高い治療
効果が期待できる。
【0093】(b)永久磁石が相互に所要間隔をおいて
複数設けてあり、隣り合う各永久磁石の表面側の極性は
互いに異なっているものでは、従来例と相違して隣り合
う永久磁石の磁力が打ち消されるようなことはなく、永
久磁石が有する磁力を最大限に利用できる。
【0094】(c)永久磁石が縦横方向に複数列で設け
てあるものでは、人体のより広い範囲に磁力を均一に作
用させることができる。
【0095】(d)磁気治療具に人体の所要箇所に固定
するための手段が設けてあるものでは、磁気治療具を肩
や腰部に簡単に固定することができるので、使い勝手が
良い。
【0096】(e)粘着シートに永久磁石を備えた磁性
体が所要間隔をおいて複数設けてあるもの、あるいは磁
性体を所要間隔をおいて複数連結する面ファスナーの一
方を備えているものでは、湾曲する人体の形状に合わせ
て磁気治療具を折り曲げて密着させることができる。
【0097】(f)隣り合う磁性体と磁性体の間の粘着
シートに、粘着シート付きの各磁性体を分離するための
手段が設けてあるものでは、分離することにより、患部
の大きさに応じて磁気治療具の大きさを変えることがで
きる。
【0098】(g)面ファスナーにより、磁気治療具を
人体に巻いて使用できるようにしたものでは、磁気治療
具を簡単に装着することができるので、使い勝手が良
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る磁気治療具の第1の実施の形態
を示す斜視説明図。
【図2】 図1に示す磁気治療具を人体の表面に貼った
際の拡大断面を示す説明図。
【図3】 本発明に係る磁気治療具の第2の実施の形態
を示す斜視説明図。
【図4】 図3に示す磁気治療具を人体の表面に貼った
場合の拡大断面を示す説明図
【図5】 本発明に係る磁気治療具の第3の実施の形態
を示す斜視説明図。
【図6】 図5に示す磁気治療具を腰部に当てた場合を
示す説明図。
【図7】 本発明に係る磁気治療具の第4の実施の形態
を示し、磁気治療具を大腿部に取り付けて使用している
状態を示す斜視説明図。
【図8】 図7に示す磁気治療具の裏側を示し、磁気治
療具の一部を開いた状態を表す斜視説明図。
【図9】 図7に示す磁気治療具に設けてある永久磁石
の配列を説明する図。
【図10】 公報に開示されている従来の磁気治療具の
一例を示す説明図。
【符号の説明】
1,1a,1c 磁性板 2,2b,2c 永久磁石 3,3b 粘着シート 4 空間部 5 被覆材 6a 面ファスナーの一方 6b 面ファスナーの他方 A1,A2,A3,A4 磁気治療具 A 磁気連続体 B1,B2 磁気治療具
フロントページの続き Fターム(参考) 4C106 AA01 BB01 CC02 CC12 CC14 CC17 CC22 CC23 CC24 CC25 CC34 CC35 DD01 EE07 FF01 FF02 FF04

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 永久磁石と、該永久磁石のN極またはS
    極の何れか一方側の面に設けてある板状の磁性体と、を
    備えていることを特徴とする、磁気治療具。
  2. 【請求項2】 板状の磁性体と、 該磁性体の一方側の面に接し、且つ、相互に所要間隔を
    おいて設けてある複数の永久磁石と、を備えており、 上記各永久磁石は、上記磁性体と接する面側である裏面
    側の極性と、該裏面側と反対の面側である表面側の極性
    とが互いに異なっており、且つ、 隣り合う各永久磁石
    の上記表面側の極性は互いに異なっていることを特徴と
    する、磁気治療具。
  3. 【請求項3】 板状の磁性体と、 該磁性体の一方側の面に接し、且つ、相互に所要間隔を
    おいて縦横方向に複数列で設けてある複数の永久磁石
    と、を備えており、 上記各永久磁石は、上記磁性体と接する面側である裏面
    側の極性と、該裏面側と反対の面側である表面側の極性
    とが互いに異なっており、且つ、各永久磁石の上記表面
    側の極性は、縦または横の何れかの方向にそれぞれ列を
    構成して同じ極が配置され、他方向にそれぞれ列を構成
    して異なる極が交互に配置されていることを特徴とす
    る、磁気治療具。
  4. 【請求項4】 磁性体の表裏面のうち、永久磁石が接す
    る面と反対の面側には、人体の所要箇所に固定するため
    の手段が設けてあることを特徴とする、 請求項1,2または3記載の磁気治療具。
  5. 【請求項5】 磁性体の表裏面のうち、永久磁石が接す
    る面と反対の面側には、人体の所要箇所に固定する粘着
    シートが設けてあり、該粘着シートには、永久磁石を備
    えた磁性体が単数または所要間隔をおいて複数設けてあ
    ることを特徴とする、 請求項1,2または3記載の磁気治療具。
  6. 【請求項6】 磁性体の表裏面のうち、永久磁石が接す
    る面と反対の面側には、人体の所要箇所に固定する粘着
    シートが設けてあり、該粘着シートには、永久磁石を備
    えた磁性体が所要間隔をおいて複数設けてあり、隣り合
    う磁性体と磁性体の間の粘着シートには、粘着シート付
    きの各磁性体を分離するための手段が設けてあることを
    特徴とする、 請求項1,2または3記載の磁気治療具。
  7. 【請求項7】 板状の磁性体と、 該磁性体の一方側の面に接し、且つ、相互に所要間隔を
    おいて設けてある複数の永久磁石と、 上記磁性体を所要間隔をおいて複数連結する手段と、 複数連結された上記磁性体を人体の所要箇所に固定する
    ための手段と、を備えており、 上記各永久磁石は、上記磁性体と接する面側である裏面
    側の極性と、該裏面側と反対の面側である表面側の極性
    とが互いに異なっており、 更に上記各永久磁石は、上記磁性体が複数連結されるこ
    とで縦横方向に複数列で配置され、且つ、各永久磁石の
    上記表面側の極性は、縦または横の何れかの方向にそれ
    ぞれ列を構成して同じ極が配置され、他方向にそれぞれ
    列を構成して異なる極が交互に配置されていることを特
    徴とする、 磁気治療具。
  8. 【請求項8】 板状の磁性体と、 該磁性体の一方側の面に接し、且つ、相互に所要間隔を
    おいて設けてある複数の永久磁石と、 上記磁性体を所要間隔をおいて複数連結する面ファスナ
    ーの一方と、 上記永久磁石の表面を覆う被覆材と、を備えており、 上記各永久磁石は、上記磁性体と接する面側である裏面
    側の極性と、該裏面側と反対の面側である表面側の極性
    とが互いに異なっており、 更に上記各永久磁石は、上記磁性体が複数連結されるこ
    とで縦横方向に複数列で配置され、且つ、各永久磁石の
    上記表面側の極性は、縦または横の何れかの方向にそれ
    ぞれ列を構成して同じ極が配置され、他方向にそれぞれ
    列を構成して異なる極が交互に配置されており、 上記面ファスナーの一方に取り付け可能な帯状の面ファ
    スナーの他方を、人体の所要の位置に巻いて使用できる
    ようにしたことを特徴とする、 磁気治療具。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012001794A1 (ja) * 2010-06-30 2012-01-05 小松 克巳 紐状磁石
JP2015033513A (ja) * 2013-08-09 2015-02-19 アシスト株式会社 除電磁気健康パッド
JP2016129763A (ja) * 2016-04-19 2016-07-21 幸子 仲谷 除電磁気健康パッド
JP2017023286A (ja) * 2015-07-17 2017-02-02 株式会社コラントッテ 磁気治療具および磁気治療具の製造方法
CN108721785A (zh) * 2017-04-13 2018-11-02 信越聚合物株式会社 磁性治疗器具及其制造方法

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