JP2000342699A - 磁気治療器 - Google Patents

磁気治療器

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JP2000342699A
JP2000342699A JP11157242A JP15724299A JP2000342699A JP 2000342699 A JP2000342699 A JP 2000342699A JP 11157242 A JP11157242 A JP 11157242A JP 15724299 A JP15724299 A JP 15724299A JP 2000342699 A JP2000342699 A JP 2000342699A
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sheet
magnetic sheet
magnetized
therapy device
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JP11157242A
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Yoshiaki Kudo
圭晃 工藤
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Tokin Corp
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Tokin Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 患部に貼り付ける場合の不快感をなくし、快
適で、かつ効果的に作用する磁気治療器を得る。 【解決手段】 磁気シート1aと、ベースシートである
粘着シート5とが貼り合わされて構成された磁気治療器
であって、前記磁気シート1aは、磁性材料粉末と樹脂
とを混練した磁気ペーストをシート状に形成したもので
あり、磁気シート1aは、着磁されて所定の着磁パター
ンを形成している磁気治療器とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気効果を利用し
た磁気治療器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】磁石から放射される磁力線を利用し、磁
石を人体各部、衣服、寝具等に貼り付け、もしくは埋め
込むことにより、肩こり、腰痛、神経痛の治療、及び血
行の改善を目的とし、筋肉疲労等の症状が緩和されると
考えられており、様々な磁気治療器が開発、市販されて
いた。
【0003】これらの磁気治療器は、肩などのこりをほ
ぐす磁気治療効果を簡易に得ることができ、様々な年代
層の人々の治療用として使用されている。この中で、特
に一般的な磁気治療器としては、人体に張り付けるタイ
プ、すなわち、フェライト系永久磁石や希土類系永久磁
石などの錠剤形状磁石を粘着テープに付着した構造が一
般的であり、前記粘着テープ部を直接患部に張り付ける
ことにより、肩こりの治療や筋肉疲労の回復治療に用い
られていた。
【0004】図10に、従来の磁気治療器を示す。図1
0(a)は、磁気治療器の平面図であり、図10(b)
は、そのF−F’断面図である。図より、磁気治療器1
9は、軟質ゴム21上に、錠剤形状磁石22を貼り付け
たものであり、錠剤形状磁石22は、図10(b)のご
とく着磁されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、錠剤形
状とする磁石を用いた磁気治療器では、次のような問題
があった。
【0006】(イ)錠剤形状磁石の大きさは、通常直径
3mm程度と非常に小さいものであり、家庭療法として
素人が使う際、磁石をツボにあて効果的な治療を行うこ
とが困難で、そのため、多くの磁気治療器を貼り付ける
必要があり、経済的でない。 (ロ)背中や腰等に貼って寝たような場合、硬い粒状の
突起が身体に当たって痛みを感じるなどの不快感があ
る。 (ハ)錠剤形状磁石は、微粒で簡単に粘着シートから取
り外すことが可能なため、幼児が口に入れるといった恐
れが考えられる。
【0007】また、このような錠剤形状磁石を人体に貼
り付ける以外にも、図10のような柔軟性のある軟質樹
脂のシート等に前記錠剤形状磁石を設け、患部に張り付
ける方法があったが、同様に、上記(ロ)のような問題
があった。
【0008】従って、本発明は、患部に貼り付ける場合
の不快感をなくし、快適で、かつ効果的に作用する磁気
治療器を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の磁気治療器で
は、前記問題点を解決するため、磁気シートとベースシ
ートとの貼り合わせの構造を基本とする磁気治療器を提
供するものである。ここで、磁気シートは、磁性材料粉
末と樹脂とを混練した磁気ペーストをシート状に形成し
たものであり、磁気シートは、着磁されて所定の着磁パ
ターンを形成している。また、前記ベースシートは、粘
着シート、あるいは不織布、あるいは湿布剤シートのい
ずれか1つを選択する。
【0010】本発明の磁気治療器は、従来の錠剤形状磁
石の代わりに、磁気シートを用いるので、人体への貼り
付け時に、凹凸による不快感なしに使用できる。
【0011】また、磁気シートを人体のツボ及びその周
辺部を覆うように貼り付けることにより、容易にかつツ
ボを覆うように磁気を作用させることができる。また、
磁気シートが突起物のないシートからできており、背
中、腰等に貼り付けて寝た際など、人体に食い込むよう
な痛みによる不快感がない。また、錠剤形状磁石と違
い、磁気シートがベースシートからはずれた際に幼児が
口に入れるなどの心配はない。
【0012】本発明の磁気治療器において、磁気シート
の着磁パターンを変えることにより、様々な磁力線のパ
ターンが得られ、人体の症状に応じた磁気治療効果が手
軽に実現できる。
【0013】また、本発明の磁気治療器によれば、磁気
シートに用いる磁性材料粉末を、選択することにより、
低磁場から高磁場まで、あらゆる人体の症状に対応でき
ることを特徴とした磁気治療シートが得られる。具体的
に、磁性材料粉末としては、フェライト系磁性材料、ま
たは希土類金属系磁性材料等を用いる。
【0014】また、本発明によれば、上記磁気治療器に
おいて、磁気シート上に更に磁気ペースト等を人体の症
状に適した形で印刷することにより、着磁しない磁気シ
ート層を形成し、先の磁気シートとの相乗効果による高
磁場と人体の症状に応じた効果的な磁気治療を特徴とし
た磁気治療器が得られる。
【0015】即ち、本発明は、磁気シートとベースシー
トとが貼り合わされて構成されている磁気治療器であっ
て、前記磁気シートは、磁性材料粉末と樹脂とを混練し
た磁気ペーストをシート状に形成したものであり、磁気
シートは、着磁されて所定の着磁パターンを形成してい
る磁気治療器である。
【0016】また、本発明は、磁気シートと、ベースシ
ートと、固定用磁気シートとで構成されている磁気治療
器であって、前記磁気シートは、磁性材料粉末と樹脂と
を混練した磁気ペーストをシート状に形成したものであ
り、磁気シートは、着磁されて所定の着磁パターンを形
成しており、前記磁気シートと前記ベースシートとは互
いに貼り合わされており、一方、固定用磁気シートは、
一様に着磁されていて、前記磁気シートとベースシート
の一体物と分離、密着ができる磁気治療器である。
【0017】また、本発明は、磁気シートと固定用磁気
シートとで構成された磁気治療器であって、前記磁気シ
ートは、磁性材料粉末と樹脂とを混練した磁気ペースト
をシート状に形成したものであり、磁気シートは、着磁
されて所定の着磁パターンを形成しており、一方、固定
用磁気シートは、一様に着磁されていて、前記磁気シー
トと分離、密着ができる磁気治療器である。
【0018】また、本発明は、前記磁気治療器におい
て、磁気シートの磁性材料粉末をフェライト系磁性材料
とする磁気治療器である。
【0019】また、本発明は、前記磁気治療器におい
て、磁気シートの磁性材料粉末を希土類金属系磁性材料
とする磁気治療器である。
【0020】また、本発明は、前記磁気治療器におい
て、磁気シートの着磁パターンは、N極とS極がストラ
イプ状に交互配列された着磁パターンである磁気治療器
である。
【0021】また、本発明は、前記磁気治療器におい
て、磁気シートの着磁パターンは、N極とS極が碁盤の
目状に交互配列された着磁パターンである磁気治療器で
ある。
【0022】また、本発明は、前記磁気治療器におい
て、ベースシートは、粘着シート、あるいは不織布、あ
るいは湿布剤シートのいずれか1つを選択する磁気治療
器である。
【0023】また、本発明は、前記磁気治療器におい
て、前記磁気シートとベースシートを貫通して、複数個
の通気孔が設けられたことを特徴とする磁気治療器であ
る。
【0024】また、本発明は、前記磁気治療器の磁気シ
ート上には、さらに着磁しない磁気シート層が形成され
る磁気治療器である。
【0025】また、本発明は、前記磁気治療器におい
て、固定用磁気シートの外側面に布地または図柄シート
を貼りつけた磁気治療器である。
【0026】また、本発明は、前記磁気治療器におい
て、前記固定用磁気シートと前記磁気シートの露出面と
を衣類を介して互いに密着させた磁気治療器である。
【0027】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態による磁気治
療器について、以下、実施例により説明する。
【0028】
【実施例】(実施例1)本発明による実施例1の磁気治
療器の例を図1に示す。図1(a)は平面図を示し、図
1(b)はA−A’断面図を示す。図1にて、磁気治療
器11は、磁気シート1aと、ベースシートである粘着
シート5が貼り合わされた構造となっている。
【0029】図2は、先の磁気シート1aをさらに詳し
く説明した図である。図2(a)は、磁気シート1aの
平面図であり、図2(b)は、N極とS極がストライプ
状に交互配列されるように着磁した後の着磁パターンを
磁気シート1aの平面方向から見た図を示し、図2
(c)は、N極とS極が碁盤の目状に交互配列されるよ
うに着磁した後の着磁パターンを磁気シート1aの平面
方向から見た図であり、さらに、図2(d)は、先の図
2(b)の着磁パターンを磁気シートの側面方向から見
た図である。
【0030】本磁気治療器11については、粘着シート
5を、直接、人体に貼り付けることにより、図2
(b)、図2(c)に示す磁気シートからの磁力線が、
人体に作用して磁気治療効果を発生すると考えられる。
【0031】ここで、磁気シートに使用される磁性材料
粉末としては、一般的に、フェライト系磁性材料が挙げ
られるが、高磁場磁力線を発生する磁気シートを得るた
めには、希土類金属系磁性材料が使用される。
【0032】前記フェライト系磁性材料粉末としては、
Baフェライト、Srフェライト、前記希土類金属系磁
性材料としては、例えば、SmCo型、SmCo
17型等の希土類コバルト、NdFe14B、あるい
は、SmFe17等が挙げられる。
【0033】前記磁性材料粉末に分散させる樹脂として
は、人体の曲線に密着させるため、柔軟性に優れている
ものが好ましい。このような目的に合う材質として、軟
質な熱可塑性樹脂、つまりは低密度ポリエチレン、熱可
塑性ポリウレタン、ポリブタジエン、酢酸ビニル、エチ
レン酢酸ビニル共重合体(EVA)等が使用できる。
【0034】磁気シート1aの製造方法としては、前記
磁性材料粉末と樹脂を混練し、圧延成形、あるいは押出
成形して、シート状の形状を得る方法が取られる。磁気
シート1aの大きさは、違和感がなく、充分人体のツボ
を覆うことのできる大きさ、つまり、通常の場合、25
〜200cm程度の面積が好ましい。また、人体に貼
り付けるために、図1のように、磁気シート1aより一
回り大きい粘着シート5を用いて、人体の患部に固定す
る。
【0035】形状においても、使用者及び患部の形状に
応じ、様々な形状が選択可能である。また、厚さは人体
に貼り付けるため、違和感などの点から厚すぎることが
なく、かつ磁気治療の効果が現れる厚さ、つまりは0.
5〜1.5mm程度にするのが好ましい。
【0036】(実施例2)本発明による実施例2の磁気
治療器の例を図3に示す。図3(a)は平面図を示し、
図3(b)はB−B’断面図を示す。
【0037】図3より、磁気治療器12は、ベースシー
トである粘着シート5の上に、磁気シート1bが形成さ
れ、さらにその上に、不織布6aが貼り付けられてい
る。ここで、不織布6aは、その形状を磁気シート1b
と同一としている。不織布6aの材質としては、綿、羊
毛等の天然繊維や、ナイロン、ポリエチレン、ポリプロ
ピレンポリエステル、アクリル、レーヨン等の合成繊維
でも良い。不織布の厚さは、用途により異なるが、0.
5〜1.5mm程度が好ましい。
【0038】本実施例では、磁気シート1bが人体に接
する部分に、肌触りが良好な材質の薄地の不織布6aを
設けている。なお、磁気シート1bについては、材質、
および製造方法、着磁パターンについては、先の図2に
示した磁気シート1aと同様である。また、磁気治療器
12の、人体への貼り付け方法は、先の実施例の場合と
同様である。
【0039】(実施例3)本発明による実施例3の磁気
治療器の例を図4に示す。図4(a)は平面図を示し、
図4(b)はC−C’断面図を示す。図4より、磁気治
療器13は、磁気シート1cの表面に、湿布剤7aを塗
布したものである。ここで、磁気治療器13を人体に貼
り付ける場合は、湿布剤7a側を直接、人体へ貼り付け
る方法を取る。なお、磁気シート1cについては、材
質、および製造方法、着磁パターンについては、先の図
2に示した磁気シート1aと同様である。また、磁気治
療器13の、人体への貼り付け方法は、先の実施例の場
合と同様である。なお、湿布剤7aには、ハッカ剤等の
各種薬剤が入っており、磁気シート1cと共に、治療効
果を及ぼす。
【0040】(実施例4)本発明の実施例4の磁気治療
器の例を図5に示す。図5(a)は平面図を、図示し、
図5(b)はD−D’断面図を示す。図5より、磁気治
療器14は、ベースシートである粘着シート5の上に、
磁気シート1dが形成され、さらにその上に、不織布6
bが貼り付けられていて、磁気治療器14の厚み方向に
貫通して、複数個の通気孔8aがもうけられたものであ
る。
【0041】通気孔8aは、磁気治療器の通気性向上を
目的とするものである。ここで、その大きさ、および間
隔は直径1.0〜2.0mm程度で、通気孔を5〜20
mm間隔に配置するのが最適である。
【0042】本実施例での磁気治療器14の、各材料、
寸法のデータを以下に示す。 磁性材料粉末 :SmCo系磁性粉 樹脂 :塩素化ポリエチレン 着磁方法 :ストライプ状の着磁パターン 不織布 :綿 大きさ :75cm 通気孔 :直径1mm、 間隔10mm 全体の厚さ :15mm 磁気シート厚さ:10mm
【0043】また、他の場合の各材料、寸法の場合のデ
ータを以下に示す。 磁性材料粉末 :Srフェライト磁性粉 樹脂 :エチレン酢酸ビニル共重合体 着磁方法 :碁盤の目状の着磁パターン 不織布 :綿 大きさ :75cm 通気孔 :直径1mm、 間隔10mm 全体厚さ :15mm 磁気シート厚さ:10mm
【0044】なお、磁気シート1dについては、材質、
および製造方法、着磁パターンについては、先の図2の
磁気シート1aの場合と同様である。また、磁気治療器
14の、人体への貼り付け方法は、先の実施例の場合と
同様である。
【0045】(実施例5)本発明の実施例5の磁気治療
器の例を図6に示す。図6(a)は平面図を示し、図6
(b)は断面図を示す。
【0046】図4より磁気治療器15は、磁気シート1
eの一方の表面に、湿布剤7bを塗布し、他方の表面
に、着磁しない磁気シート層3を形成させたものであ
る。ここで、磁気治療器15を人体に貼り付ける場合
は、湿布剤7a側を直接、人体へ貼り付ける方法を取
る。従って、着磁しない磁気シート層3は、外部表面に
露出している。ここで着磁しない磁気シート層3は、磁
気シート1eに対して、ヨークとしての効果があり、磁
気シート1eからの人体への磁界強度を強める効果があ
る。なお、磁気シート1eについては、材質、および製
造方法、着磁パターンについては、先の図2の磁気シー
ト1aの場合と同様である。
【0047】(実施例6)本発明の実施例6の磁気治療
器の例を図7に示す。図7より、 磁気治療器16は、
磁気シート2aと、固定用磁気シート4aとで構成され
ている。前記磁気シート2aは、磁性材料粉末と樹脂と
を混練した磁気ペーストをシート状に形成したものであ
り、磁気シート2aは、着磁されて所定の着磁パターン
を形成しており、一方、固定用磁気シート4aは、一様
に着磁されていて、衣類9を介して前記磁気シート2a
と密着している磁気治療器である。
【0048】このように、固定用磁気シート4aによっ
て、磁気治療器16全体が、衣類9の所定位置に固定保
持されて、人体20に密着している。なお、磁気シート
1eについては、材質、および製造方法、着磁パターン
については、先の磁気シート1aの場合と同様である。
【0049】(実施例7)本発明の実施例7の磁気治療
器の例を図8に示す。図8より、磁気治療器17は、磁
気シート2bと、ベースシートである不織布6cと、固
定用磁気シート4bとで構成されていて、前記磁気シー
ト2bは、磁性材料粉末と樹脂とを混練した磁気ペース
トをシート状に形成したものであり、磁気シート2b
は、着磁されて所定の着磁パターンを形成しており、磁
気シート2bとベースシートである不織布6cとは、互
いに貼り合わされており、一方、固定用磁気シート4b
は、一様に着磁されていて、衣類9を介して前記磁気シ
ート2bと密着している磁気治療器である。
【0050】このように、固定用磁気シート4bによっ
て、磁気治療器17全体が、衣類9の所定位置に固定保
持されて、人体20に密着している。ここで、磁気シー
ト2bと、不織布6cとの貼りあわせたものに、厚み方
向に通気孔8bが複数個もうけられている。
【0051】このように、N極とS極が碁盤の目状に交
互に着磁した磁気シートを人体の肩の部分に粘着シート
で装着したところ、肩の形状に柔軟に密着し、かつツボ
周辺を覆うように装着可能なため良好な磁気治療効果が
得られ、錠剤磁石のようにシート上に凹凸がないため背
中、腰に貼り付けて寝た際に痛みを感じることなく快適
に使用できた。
【0052】(実施例8)本発明の実施例8の磁気治療
器の例を図9に示す。図9より、磁気治療器18は、磁
気シート2cと、ベースシートである不織布6cと、固
定用磁気シート4cとで構成されていて、前記磁気シー
ト2cは、磁性材料粉末と樹脂とを混練した磁気ペース
トをシート状に形成したものであり、磁気シート2c
は、着磁されて所定の着磁パターンを形成しており、磁
気シート2cとベースシートである不織布6cとは互い
に貼り合わされており、一方、固定用磁気シート4c
は、一様に着磁されていて、衣類9を介して前記磁気シ
ート2cと密着している磁気治療器であり、かつ固定用
磁気シート4cの衣類9と反対側の面上には、図柄シー
ト91が貼り付けられて構成されている。
【0053】このように、N極とS極が碁盤の目状に交
互に着磁した磁気シートを人体の肩の部分に粘着シート
で装着したところ、肩の形状に柔軟に密着し、かつツボ
周辺を覆うように装着可能なため良好な磁気治療効果が
得られ、錠剤磁石のようにシート上に凹凸がないため背
中、腰に貼り付けて寝た際に痛みを感じることなく快適
に使用できた。
【0054】以上、詳述した通り、本発明の磁気治療シ
ートは、肩の形状に柔軟に密着し、かつツボ周辺を覆う
ように装着可能なため良好な磁気治療効果が得られる。
また、錠剤形状磁石を用いないため、人体にあたる不快
感もなく快適に使用できる。
【0055】また、磁気シート自体が磁性体でできてお
り、人体へ効果的に働くように着磁できたり、この磁気
シート上に磁気ペースト等を印刷することにより、磁気
の相乗効果により高磁場の磁気治療効果が得られる。
【0056】
【発明の効果】以上、本発明によれば、患部に貼り付け
る場合の不快感をなくし、快適で、かつ効果的に作用す
る磁気治療器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による磁気治療器を示す
図。図1(a)は平面図、図1(b)は、A−A’断面
図。
【図2】本発明の実施の形態による磁気治療器の磁気シ
ートを示す図。図2(a)は、磁気シートの平面図、図
2(b)は、N極とS極がストライプ状に交互配列され
た着磁パターンを、磁気シートの平面方向から見た図、
図2(c)は、N極とS極が碁盤の目状に交互配列され
た着磁パターンを、磁気シートの平面方向から見た図、
図2(d)は、図2(b)の着磁パターンを磁気シート
の側面方向から見た図。
【図3】本発明の実施の形態による他の磁気治療器を示
す図。図3(a)は平面図、図3(b)は、B−B’断
面図。
【図4】本発明の実施の形態による他の磁気治療器を示
す図。図4(a)は平面図、図4(b)は、C−C’断
面図。
【図5】本発明の実施の形態による他の磁気治療器を示
す図。図5(a)は平面図、図5(b)は、D−D’断
面図。
【図6】本発明の実施の形態による他の磁気治療器を示
す図。図6(a)は平面図、図6(b)は、断面図。
【図7】本発明の実施の形態による他の磁気治療器を示
す図。
【図8】本発明の実施の形態による他の磁気治療器を示
す図。
【図9】本発明の実施の形態による他の磁気治療器を示
す図。
【図10】従来の磁気治療器を示す図。図10(a)は
平面図、図10(b)はF−F’断面図。
【符号の説明】
11,12,13,14,15,16,17,18,1
9 磁気治療器 1a,1b,1c,1d,1f,2a,2b,2c
磁気シート 3 着磁しない磁気シート層 4a,4b,4c 固定用磁気シート 5 粘着シート 6a,6b,6c 不織布 7a,7b 湿布剤 8a,8b,8c 通気孔 9 衣類 91 布地、図柄シート 21 軟質ゴム 22 錠剤形状磁石 20 人体 10 磁力線 30,40 着磁パターン

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気シートとベースシートとが貼り合わ
    されて構成されている磁気治療器であって、前記磁気シ
    ートは、磁性材料粉末と樹脂とを混練した磁気ペースト
    をシート状に形成されてなり、着磁されて所定の着磁パ
    ターンを形成していることを特徴とする磁気治療器。
  2. 【請求項2】 磁気シートとベースシートと固定用磁気
    シートとで構成されている磁気治療器であって、前記磁
    気シートは、磁性材料粉末と樹脂とを混練した磁気ペー
    ストをシート状に形成されてなり、着磁されて所定の着
    磁パターンを形成しており、前記磁気シートと前記ベー
    スシートとは互いに貼り合わされて一体物を形成してお
    り、一方、固定用磁気シートは、一様に着磁されてい
    て、前記磁気シートとベースシートの一体物と分離、密
    着ができることを特徴とする磁気治療器。
  3. 【請求項3】 磁気シートと、固定用磁気シートとで構
    成されている磁気治療器であって、前記磁気シートは、
    磁性材料粉末と樹脂とを混練した磁気ペーストをシート
    状に形成したものであり、磁気シートは、着磁されて所
    定の着磁パターンを形成しており、一方、固定用磁気シ
    ートは、一様に着磁されていて、前記磁気シートと分
    離、密着ができることを特徴とする磁気治療器。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかに記載の磁
    気治療器において、磁気シートの磁性材料粉末をフェラ
    イト系磁性材料とすることを特徴とする磁気治療器。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし3のいずれかに記載の磁
    気治療器において、磁気シートの磁性材料粉末を希土類
    金属系磁性材料とすることを特徴とする磁気治療器。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれかに記載の磁
    気治療器において、磁気シートの着磁パターンは、N極
    とS極がストライプ状に交互配列された着磁パターンで
    あることを特徴としする磁気治療器。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし5のいずれかに記載の磁
    気治療器において、磁気シートの着磁パターンは、N極
    とS極が碁盤の目状に交互配列された着磁パターンであ
    ることを特徴とする磁気治療器。
  8. 【請求項8】 請求項1または2に記載の磁気治療器に
    おいて、ベースシートは、粘着シート、あるいは不織
    布、あるいは湿布剤シートのいずれか1つを選択するこ
    とを特徴とする磁気治療器。
  9. 【請求項9】 請求項1または2に記載の磁気治療器に
    おいて、磁気シートとベースシートを貫通して、複数個
    の通気孔が設けられたことを特徴とする磁気治療器。
  10. 【請求項10】 請求項1ないし3のいずれかに記載の
    磁気治療器の磁気シート上には、さらに着磁しない磁気
    シート層が形成されることを特徴とする磁気治療器。
  11. 【請求項11】 請求項2または3に記載の磁気治療器
    において、固定用磁気シートの外側面に布地または図柄
    シートを貼りつけたことを特徴とする磁気治療器。
  12. 【請求項12】 請求項2または3に記載の磁気治療器
    において、前記固定用磁気シートと前記磁気シートの露
    出面とは、衣類を介して互いに密着されることを特徴と
    する磁気治療器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008104588A (ja) * 2006-10-24 2008-05-08 National Univ Corp Shizuoka Univ 絆創膏
CN107932995A (zh) * 2017-11-14 2018-04-20 惠州市丰圣实业有限公司 一种释放生物磁的面料

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