JP3034381U - 衣類などの肌接触調整構造 - Google Patents

衣類などの肌接触調整構造

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JP3034381U JP1996006233U JP623396U JP3034381U JP 3034381 U JP3034381 U JP 3034381U JP 1996006233 U JP1996006233 U JP 1996006233U JP 623396 U JP623396 U JP 623396U JP 3034381 U JP3034381 U JP 3034381U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 肌への接触感覚を良好にする。衛生的に長期
使用を可能にする。健康増進に極めて有効にする。 【解決手段】 衣類1などの肌に直接的または間接的に
接触する部分に散点的に接着された基盤層2と、基盤層
2に植毛された起毛3と、基盤層2に混入された消臭剤
4,抗菌剤5,マイナスイオン発生剤6とからなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】 本考案は、下着,靴下などからなる衣類などに 一体的に装着され、衣類等の肌への接触状態を調整する構造に係る技術分野に属 する。
【0002】
【従来の技術】 従来、衣類などの肌接触調整構造としては、例えば、図4 に示すものが知られている。
【0003】 この従来の衣類などの肌接触調整構造は、衣類aなどの肌に接触する部分に樹 脂材で形成された半球形の小突起bを固着してなるもので、衣類aなどの肌への 接触面に凹凸構造を備え、衣類aなど,肌の密着を防止し通気間隙を確保して肌 の蒸れを防止したり、ツボを刺激して血行,ホルモンの分泌などを円滑にする。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】 前述の従来の衣類などの肌接触調整構造 では、小突起bが樹脂材で表面が平滑であるため、肌への接触感覚が不良である という問題点がある。さらに、小突起bが樹脂材で汗,垢などが付着しやすいた め、長期使用すると雑菌が繁殖したり異臭を発して非衛生的になるという問題点 がある。さらに、小突起bによって無用のツボを刺激してしまうことがあるため 、逆に健康を損ねてしまうことがあるという問題点がある。
【0005】 本考案の目的は、このような問題点を考慮してなされたもので、肌への接触感 覚が良好で衛生的に長期使用が可能であり、しかも健康増進に極めて有効である 衣類等の肌接触調整構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前述の課題を解決するため、本考案に係る衣類などの肌接触調整構造は、次の ような手段を採用する。
【0007】 上記目的は、衣類などの肌に直接的または間接的に接触する部分に散点的に接 着された基盤層と、基盤層の表面に植毛された起毛と、基盤層に混入された消臭 剤,抗菌剤,マイナスイオン発生剤とからなることにより達成される。 この手段では、起毛は、柔軟な構造体として、肌への接触感覚を良好にする。 また、消臭剤,抗菌剤は、臭いを消し雑菌の繁殖を阻止して、長期の衛生的な状 態の確保を可能にする。また、マイナスイオン発生剤は、マイナスイオンを自律 神経などに作用させて、血行,ホルモンの分泌などを含む全体の新陳代謝を活性 化させる。
【0008】 上記目的は、衣類等の肌に直接的または間接的に接触する部分に加熱接着され る感熱性接着剤である基盤層と、基盤層の表面に植毛された起毛と、粒状または 粉状または液状に形成され基盤層となる感熱接着剤に混練された消臭剤,抗菌剤 ,マイナスイオン発生剤とからなることにより達成される。 この手段では、基盤層は、別個の接着剤,接着部材を用いることなく衣類など に接着される。また、起毛は、柔軟な構造体として、肌への接触感覚を良好にす る。また、消臭剤,抗菌剤は、基盤層の内部に均等に分散して臭いを消し雑菌の 繁殖を阻止し、長期の衛生状態の確保を可能にする。また、マイナスイオン発生 剤は、基盤層の内部に均等に分散してマイナスイオンを自律神経等に作用させ、 血行,ホルモンの分泌等の円滑化を含む全体の新陳代謝を活性化させる。
【0009】
【考案の実施の形態】 以下、本考案に係る衣類などの肌接触調整構造の実 施の形態を図1〜図3に基づいて説明する。
【0010】 この実施の形態は、図1に示すように、装着される衣類1などに加えて、基盤 層2,起毛3,消臭剤4,抗菌剤5,マイナスイオン発生剤6の各部,各剤で構 成されている。
【0011】 衣類1などは、肌に直接的に接触する下着,靴下の他に、下着,靴下などを介 して肌に間接的に接触する腹巻,サポータ,女性用ガードル,靴中敷などが対象 となる。この衣類1などの材質については、特に制約はない。
【0012】 基盤層2は、衣類1などの肌に直接的または間接的に接触する部分に点在的に 接着される薄性の盤形からなる。この基盤層2は、起毛3を植毛することのでき る厚さを有し、植毛された起毛3を保持することのできる材質特性を有している 。
【0013】 起毛3は、短繊維素子などからなる。この起毛3は、基盤層2の衣類1などへ の接着面2aの反対側の非接着面2bに植毛され、非接着面2bから一定の高に 毛羽立った格好になっている。
【0014】 消臭剤4は、活性炭などからなる。この消臭剤4は、基盤層2の内部に混入さ れ、基盤層2の周囲で発生する臭気を吸収分解する。
【0015】 抗菌剤5は、抗菌性合成樹脂材などからなる。この抗菌材5は、基盤層2の内 部に混入され、基盤層2の周囲での雑菌の繁殖を阻止する。
【0016】 マイナスイオン発生剤6は、マイナスイオンを放出する天然の鉱石,宝石など からなる。このマイナスイオン発生剤6は、基盤層2の内部に混入されて、基盤 層2の周囲にマイナスイオンを放出する。
【0017】 この実施の形態によると、起毛3が柔軟な構造体として基盤層2の非接着面2 bを覆うため、肌への接触感覚が良好になる。特に、起毛3が基盤層2の肌への 密着を防止して通気性を確保するため、肌からの発汗が抑制されるととともに、 汗の滞留による肌の気触れが防止される。
【0018】 また、汗,垢などが基盤層2,起毛3に付着しても、消臭剤4,抗菌剤5によ り臭いが消され雑菌の繁殖が阻止されて、長期に衛生的な状態が確保される。
【0019】 また、マイナスイオン発生剤6は、マイナスイオンを体の自律神経,膠質,細 胞の原形質膜などに作用させて、血行,ホルモンの分泌などの円滑化を含む全体 の新陳代謝を活性化させる。この新陳代謝の活性化は、前述の従来例のツボの刺 激による血行,ホルモンの分泌などの円滑化よりもはるかに顕著な健康増進をも たらし、基盤層2,起毛3で無用のツボを刺激してしまうことがあっても、健康 増進が得られる。
【0020】 また、衣類1などに基盤層2,起毛3が積層された構造となるため、衣類1な どが補強されて耐久性が向上する。
【0021】 図2には、前述の実施の形態について、衣類1などに基盤層2,起毛3,消臭 剤4,抗菌剤5,マイナスイオン発生剤6を装着する実施工作例が示されている 。なお、この実施工作例は、実公昭54−38963号公報に記載の転写技術を 利用したものである。
【0022】 即ち、まず、図2(A)に示すように、不織布などからなる強靭な支持シート 10に仮植毛用接着剤20を塗布する。これ等の支持シート10,仮植毛用接着 剤20の材質は、塗布された仮植毛用接着剤20の一部が支持シート10に含浸 されるものが選択される。従って、これ等の支持シート10,仮植毛用接着剤2 0は、仮植毛用接着剤含浸層30を介して一体化され簡単には剥離しないことに なる。
【0023】 次に、図2(B)に示すように、支持シート10に塗布された仮植毛用接着剤 20に起毛3を植毛する。この植毛は、例えば、静電気を用いた静電植毛で行わ れる。なお、この植毛については、固定した支持シート10,起毛3の間に仮植 毛用接着剤20を流込むことにより、仮植毛用接着剤20の塗布と同時工作する ことも可能である。なお、仮植毛用接着剤20の植毛された起毛3の保持力は、 かなり小さく、起毛3に少しの引張力を掛けると起毛3が引抜かれる程度である 。
【0024】 次に、図2(C)に示すように、起毛3の上に感熱接着剤40を積層する。こ の積層は、例えば、ホットメルト加工で行われる。なお、感熱接着剤40には、 予め消臭剤4,抗菌剤5,マイナスイオン発生剤6を粒状または粉状または液状 に形成して混練しておく。
【0025】 而後、図2(D)に示すように、衣類1などの肌に直接的または間接的に接触 する部分に感熱接着剤40を当接して支持シート10側から加熱(必要に応じて 加圧する。)してから、支持シート10を衣類1などから引剥す。この結果、感 熱接着剤40は、衣類1などに加熱接着されて基盤層2となる。そして、基盤層 2には、非接着面2bに感熱接着剤40から引抜かれた起毛3が残り、内部に消 臭剤4,抗菌剤5,マイナスイオン発生剤6が均等に分散して混入することにな る。
【0026】 この実施工作例を採用すると、衣類1などへの基盤層2の接着や基盤層2への 起毛3の植毛が容易になる。また、消臭剤4,抗菌剤5,マイナスイオン発生剤 6の均等な分散により、各剤の機能を基盤層2の周囲で偏りなく発揮させること ができる。
【0027】 図3には、前述の実施の形態の用途例が示されている。
【0028】 即ち、衣類1などとして靴下が選択され、靴下の足裏の周囲部分に規則的な散 点配置で装着されている。なお、基盤層2は、円盤形になっている。
【0029】 この用途例によると、散点配置された基盤層2,起毛3が滑止としても機能す る。
【0030】 以上、図示した実施の形態の外に、基盤層2を衣類1などの必要な部分全面に 接着することも可能である。
【0031】 さらに、基盤層2の厚さの異なるものを配置することも可能である。
【0032】
【考案の効果】 以上のように、本考案の構成によれば、次のような効果が 得られる。 (a)本考案に係る衣類などの肌接触調整構造は、請求項1,2共通として、基 盤層が起毛で覆われているため、肌への接触感覚が良好になる効果がある。 (b)請求項1,2共通として、起毛により衣類など,肌の間に通気性が確保さ れるため、肌からの発汗が抑制されるとともに、汗の滞留による肌の気触れが防 止される効果がある。 (c)請求項1,2共通として、消臭剤,抗菌剤の機能により、長期に衛生的な 状態が確保される効果がある。 (d)請求項1,2共通として、マイナスイオン発生剤の機能により、無用のツ ボの刺激があったとしても、健康が増進される効果がある。 (e)請求項1,2共通として、衣類などに基盤層,起毛が積層されるため、衣 類等が補強されて耐久性が向上する効果がある。 (f)請求項2のみとして、転写技術,加熱接着技術を利用することができるた め、衣類などへの装着が容易となる効果がある。 (g)請求項2のみとして、消臭剤,抗菌剤,マイナスイオン発生剤を基盤層の 内部に均等に分散させることができるため、各剤の機能を基盤層の周囲で偏りな く発揮させることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案に係る衣類等の肌接触調整構造の実施
の形態を示す断面図である。
【図2】 図1の実施工作例を示す断面図で、(A)〜
(D)の順に工作工程を示してある。
【図3】 図1の用途例を示す一部切断の正面図であ
る。
【図4】 従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 衣類等 2 基盤層 3 起毛 4 消臭剤 5 抗菌剤 6 マイナスイオン発生剤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 D06C 11/00 D06C 11/00 // A41B 9/12 A41B 9/12 Z

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 衣類などの肌に直接的または間接的に接
    触する部分に散点的に接着された基盤層と、基盤層の表
    面に植毛された起毛と、基盤層に混入された消臭剤,抗
    菌剤,マイナスイオン発生剤とからなることを特徴とす
    る衣類などの肌接触調整構造。
  2. 【請求項2】 衣類等の肌に直接的または間接的に接触
    する部分に加熱接着される感熱性接着剤である基盤層
    と、基盤層の表面に植毛された起毛と、粒状または粉状
    または液状に形成され基盤層となる感熱接着剤に混練さ
    れた消臭剤,抗菌剤,マイナスイオン発生剤とからなる
    ことを特徴とする衣類などの肌接触調整構造。
JP1996006233U 1996-06-11 1996-06-11 衣類などの肌接触調整構造 Expired - Lifetime JP3034381U (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008240237A (ja) * 1998-08-07 2008-10-09 Tamicare Ltd 保護下着

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