JP2670979B2 - 押圧部つき貼着膏 - Google Patents

押圧部つき貼着膏

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JP2670979B2
JP2670979B2 JP6163383A JP16338394A JP2670979B2 JP 2670979 B2 JP2670979 B2 JP 2670979B2 JP 6163383 A JP6163383 A JP 6163383A JP 16338394 A JP16338394 A JP 16338394A JP 2670979 B2 JP2670979 B2 JP 2670979B2
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稔 田中
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稔 田中
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、肩、腕その他の箇所に
凝りや痛み等の患部を有する人の患部の皮膚表面に貼り
つけて、皮膚に刺激を与えるとともに、患部皮膚面に薬
液等を浸透させることにより、その患部の凝りや痛みを
除去するための貼着膏に関するものである。
【0002】
【従来の技術】本発明は本出願人が先に出願した公開実
用新藁第60−141834号の改良に関するものであ
。従来の貼着膏としては、(イ)磁気を帯びた金属片
又は粒子等を絆創膏に接着して患部に貼着するもの、
(ロ)指圧代用器具として表面にゆるい凸面を有する金
属粒子又はプラスチック片等を絆創膏に接着して患部に
貼着するもの、(ハ)灸代用器具として表面に鋭い凸面
を有する金属片又はばね付針を絆創膏に接着して患部に
貼着するもの等が用いられていた。これら従来の貼着膏
は、貼着した人が入浴したり、汗をかいたりすると、皮
膚面から剥がれ易いという問題があった。また、鋭い凸
部を有する金属片又はばね付針を備えた貼着膏では、そ
の形状から皮膚を強く刺激して長時間貼っておくことが
できず、かつ痛みを伴うという問題があった。実開昭第
60−141834号の考案は上記の ような問題点を解
決するためになされたもので、その要旨は、皮膚に貼付
されるばんそうこうの糊面の内側中央部に金属性または
プラスチック等の材料を素材として作られた円盤の表面
に球面様の突起部を有し、内部が空洞でばんそうこうと
の接着面に数か所の通気溝が施してなる磁石片または指
圧代用の器具つきばんそうこうである。
【0003】実開昭第60−141834号の指圧代用
の器具つきばんそうこうでは、指圧代用器具を構成する
円盤の内部に空洞を設け、かつその円盤のばんそうこう
との接着面に数カ所の通気溝を設けることにより、ばん
そうこうを貼着した人が入浴したり、汗をかいたりした
時、皮膚から剥がれ易くなるという問題を解決し、ま
た、円盤の表面に設けた球面様の突起部の高さを調節す
ることにより、強い刺激による痛みを伴うことなくばん
そうこうを長時間貼っておくことができるようにしたも
のである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、人の凝り
や痛みのある皮膚面に貼着した際、実開昭第60−14
1834号の指圧代用の器具つきばんそうこうと同様
に、貼着力が強く、かつ長時間貼っても皮膚に苦痛を与
えることなく、快適な刺激により患部の凝りや痛みを治
癒するとが出来るだけでなく、薬品による治癒効果を得
ることができて患部の治癒期間を従来より短縮すること
のできる貼着膏の提供を課題とするものである。
【0005】
【発明を解決するための手段】本発明は、所定の高さを
有し内部に下面側から空洞の形成された盤状の座部とこ
の座部の上面の略中央部から突出して形成された突起と
からなり、かつ前記座部の外側面に前記空洞と連通する
溝が適数設けられている押圧部が、その下面を人の皮膚
面に貼着される貼着剤の塗布された貼着布の表面の略中
央部に貼りつけられてなる押圧部つき貼着膏において、
前記座部の空洞内には体温により温められた時気化又は
溶出する薬液または薬品が塗布または挿入されている
とを特徴とすものである。
【0006】
【発明の作用】この貼着膏を人の患部若しくはその近傍
の皮膚表面に貼着すると、その押圧部の突起並びに座部
が皮膚面に食い込むことにより、皮膚に刺激を与えて指
圧的な治療をする。この貼着膏は時間の経過につれて、
座部の空洞内の空気が体温により膨張させられて皮膚に
吸収されるとともに、外気の空洞への進入は貼着布によ
り阻止されるため空洞内の空気が希薄になるので、貼着
布が空洞側に引き寄せられて、貼着膏の皮膚に対する貼
着力が強化される。また、座部の空洞内の薬液等は体温
により温められて気化又は溶出し、さらに気圧の低下し
た空洞内に進入した貼着布により押し出されて座部の複
数の溝からこの溝の周辺の皮膚面に流出し、皮膚呼吸に
より皮膚組織に吸収されるので、貼着膏は押圧部による
刺激に加えて薬品による治癒の相乗効果を発揮すること
が可能である。
【0007】
【実施例】つぎに、この発明を実施例を示す図面に基づ
いて説明する。図1〜図3において、貼着膏Aは布又は
紙で製作されて円盤状をした貼着布1と、アルミニュウ
ム板から形成された押圧部2とから構成されている。貼
着布1はその表面に、人の皮膚に貼着するための貼着剤
1aが塗布されている。押圧部2は貼着布1より小
で、所定の高さを有して八角形をした座部5を有し、こ
の座部5の上面の中心部には旭日形の突起3が上面5か
ら上方へ突出して形成されている。座部5はその八角形
の角に当たる部分が円弧状に形成されている。座部5の
内部には、その下面から突起3方向へ向けて凹部が形成
されて空洞4になっている。そして、座部5の円弧状の
角部を連結する部分には、座部5の厚さ方向に溝6がそ
れぞれ形成されており、この各溝6は座部5の下面側に
おいて空洞4に連通している。この押圧部2はその座部
5の下面が貼着剤1aを介して貼着布1の略中央部に
着されると押圧部つき貼着膏Aが形成される。
【0008】この押圧部つき貼着膏A(以下貼着膏Aと
いう)は、図4に示すように、その押圧部2を人の患部
(凝りや痛みのある箇所)の皮膚側にむけて、皮膚面B
に貼着1が貼り着けられる。この時、貼着膏Aは、図
5に示すように、その押圧部2の突起3が皮膚面Bに当
した後、押圧部2全体、すなわち突起3及び座部5
皮膚面Bに食い込む。この時、押圧部2は座部5の皮膚
面Bに対する接触面積が突起3より広いため、突起3の
皮膚面Bへの食い込みは座部5により制限される。この
様に、貼着膏Aの皮膚面Bに食い込んだ突起3及び座部
5が皮膚面Bに刺激を与えて患部の治療をするのは従来
のものと変わりない。
【0009】貼着膏Aを人の皮膚面Bに貼着すると、押
部2の空洞4内には空気が閉じこめられた状態になる
(図5参照)。この空洞4内に閉じ込められた空気は体
温により温められて膨張し、座部5の複数の溝6を通っ
て押圧部2から皮膚面B側に流出し、皮膚面Bにおける
皮膚呼吸により皮膚面Bの内部に吸収されるとともに、
外気の空洞への進入は貼着布1により阻止される。この
ため、空洞4内の気圧が外気の気圧より低くなり、図6
に示すように、空洞4内並びに押圧部2の下面に貼着布
1が密接した状態になり、貼着膏Aはその貼着力が皮膚
面Bに貼着した後さらに強化される。この貼着膏Aは
その空洞4内に予め薬液等(図示しない)が塗布または
挿入されているので、体温により空洞4内の空気が温め
られる際、薬液等も同時に温められて気化又は溶融す
る。このように、気化又は溶融した薬液等は空洞4内に
進入する貼着布1により押し出さて、座部5の複数の溝
6〜を通って座部5の外部へ流出して、各溝6の周辺
の皮膚面Bからその内部へ吸収される。図7は貼着膏A
を人の肩や腰に貼着した状態を示し、図8は貼着膏Aを
人の腕の肘に貼着した状態を示し、また、図9は人の脚
部に貼着した状態を示している。
【0010】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の押圧部つ
き貼着膏は、皮膚面に貼着されると、押圧部の座部に設
けた空洞内の空気が体温により上昇させられて座部外側
の複数の溝から外部に流出し、皮膚呼吸により体内に吸
収されるので、空洞内の気圧が外気圧より低くなり、貼
着布が皮膚面に対して吸着された状態になるので、貼着
膏の貼着力を増すとともに、押圧部の空洞内に設けた薬
液または薬品等は体温により気化又は溶出し、気圧の低
下により空洞内に進入する貼着布により押し出されて押
圧部の複数の溝から外部に流出し、この溝部周辺の皮膚
組織に吸収されるので、貼着膏における押圧部の皮膚へ
の刺激による指圧的効果に対して薬による薬効を加える
ことができ、患部の痛みを従来より早く和らげて治癒の
期間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】押圧部つき貼着膏の斜視図である。
【図2】押圧部つき貼着膏の押圧部を表面側から見た斜
視図である。
【図3】押圧部つき貼着膏の押圧部を裏面側から見た斜
視図である。
【図4】押圧部つき貼着膏を皮膚に張り付けた状態を示
す図である。
【図5】図4のイ−イ線断面拡大図である。
【図6】図5の状態から時間の経過後の状態を示す図で
ある。
【図7】押圧部つき貼着膏を人の肩や腰に貼着した状態
を示す図である。
【図8】押圧部つき貼着膏を人の腕の肘に貼着した状態
を示す図である。
【図9】押圧部つき貼着膏を人の脚部に貼着した状態を
示す図である。
【符号の説明】
A:押圧部つき貼着膏 B:皮膚面 1:貼着布 1a:貼着剤 2:押圧部 3:突起 4:空洞 5:座部 6:溝

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の高さを有し内部に下面側から空洞
    の形成された盤状の座部とこの座部の上面の略中央部か
    ら突出して形成された突起とからなり、かつ前記座部の
    外側面に前記空洞と連通する溝が適数設けられている押
    圧部が、その下面を人の皮膚面に貼着される貼着剤の塗
    布された貼着布の表面の略中央部に貼りつけられてなる
    押圧部つき貼着膏であって、前記座部の空洞内には体温
    により温められた時気化又は溶出する薬液または薬品が
    塗布または挿入されていることを特徴とする押圧部つき
    貼着膏。
JP6163383A 1994-06-10 1994-06-10 押圧部つき貼着膏 Expired - Lifetime JP2670979B2 (ja)

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