JP3206259U - 磁気鋲及び磁気装着具 - Google Patents

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誠治 大岸
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Abstract

【課題】磁石を取り外すことができる磁石鋲を提供すると共に、磁石が動かないように固定されることにより特定の患部に一定の磁力線を当てることができる磁気装着具を提供する。【解決手段】磁気装着具100は、貫通孔115を有し、使用者の身体の一部に巻き付けられて固定される帯体110と、貫通孔に差し込まれる軸部122a及び軸部に取り付けられ身体と帯体との間で固定される磁石121を有する磁気鋲と、を備える。【選択図】図4

Description

本考案は、身体に磁力線を当てる磁気鋲及びその磁気鋲を有する磁気装着具に関する。
磁力線は、人体に浸透して血液の循環を促進し、肩こりや腰痛等を改善することが知られている。このような磁力線を人体に浸透させるために、例えば、磁石を粘着テープ等で身体に貼り付けて磁力線を人体に当てる方法がある。しかし、粘着テープ等を肌に直接貼る場合には、かぶれ等の症状が起こる場合があり、人によっては使用し難い場合があった。これに対して、特許文献1では、サポータのポケットに2枚のシート状基材間に複数個の永久磁石を挟んだ磁石カードを挿入し、サポータを身体に装着することで、足裏に磁力線を当てて血行促進効果を得ることができる磁気サポータが示されている。
実用新案登録第3112140号
しかし、特許文献1では、磁石がカード状に形成されているためどの部分から主に磁力線が出ているのかが分かり難くまた磁気が弱く、特定の患部に所定の磁力線を当てることが困難な場合がある。また、磁石と身体との間には、磁石カードの一部であるシート及びサポータが挟まれるため、シート及びサポータによって磁石の磁力線が遮られて身体の血行促進効果が弱くなることが懸念される。さらに、磁気サポータの装着中にサポータがずれること、及びサポータのポケット内で磁気カードが動き、磁石カードの装着がずれること等によって患部への磁力線の当たり方が変わり、血行促進効果にムラが出ることが懸念される。
そこで本考案は、磁石を取り外すことができる磁気鋲と共に、その磁気鋲が動かないように固定されることにより特定の患部に所定の磁力線を当てることができる磁気装着具を提供することを目的とする。
第1観点の磁気鋲は、第1直径の開口を有する磁石と、磁石を抑えるため第1直径より大きな抑え部、第1直径と同等の第1外径を有し抑え部から伸びる第1軸部、及び該第1外径と同じ又は第1外径よりも小さい第2外径を有し第1軸部と同軸の第2軸部を有する固定部と、備える。
また、固定部は、第2軸部の先端に、第2外径よりも大きい第3外形を有するフック部を配置する。
第2観点の磁気装着具は、貫通孔を有し、使用者の身体の一部に巻き付けられて固定される帯体と、上記記載の磁気鋲と、を備える。
また、磁石は円環状に形成されて中心に第2軸部が貫通され、磁気鋲は、磁石が帯体と抑え部とに挟まれることにより帯体に固定される。
さらに抑え部には穴が形成され、磁石は穴を介して外部に露出する。
また抑え部の外径は、磁石の外径よりも小さい。
さらに帯体には貫通孔が複数形成され、磁石は棒状の磁石であって両端に軸部が固定され、各軸部は異なる貫通孔に差し込まれる。
本考案の磁気鋲は、装着具に取付け取外しをすることができる。また、磁気装着具は磁石が動かないように固定されることにより特定の患部に所定の磁力線を当てることができる。
(a)は、足裏を装着部位とした磁気装着具100の正面図である。 (b)は、足裏を装着部位とした磁気装着具100の側面図である。 (a)は、磁気装着具100が装着された足裏の図である。 (b)は、磁気装着具100が装着された足の甲の図である。 (c)は、磁気装着具100が装着された足の側面図である。 (a)は、磁石121の斜視図である。 (b)は、固定部122の側面図である。 (c)は、磁気鋲120の側面図である。 (d)は、磁気鋲120の上面図である。 (e1)〜(e3)は、磁石121の着磁方向を示した図である。 (a)は、帯体110の平面図である。 (b)は、図4(a)のB−B断面図である。 (c)は、図1(a)のA−A断面図である。 (d)は、磁気装着具100Rを示した断面図である。 (a)は、帯体210の平面図である。 (b)は、磁気装着具200の平面図である。 (c)は、磁気鋲220の斜視図である。 (a)は、磁気鋲320の斜視図である。 (b)は、帯体310の拡大断面図である。 (c)は、磁気装着具300の拡大断面図である。 (a)は、帯体410の平面図である。 (b)は、磁気鋲520の平面図である。 (c)は、図7(b)のC−C断面図である。 (d)は、磁気装着具400の平面図である。 (a)は、磁気装着具500の平面図である。 (b)は、磁気装着具500aの平面図である。 (a)は、磁気装着具600の平面図である。 (b)は、磁気装着具600の側面図である。 (c)は、帯体610aの平面図である。 (d)は、帯体610aの平面図である。 (a)は、磁石カバー630の上面図である。 (b)は、図10(a)のD−D断面図である。 (c)は、固定部622の側面図である。 (d)は、磁気鋲620及び磁石カバー630の断面図である。 (a)は、磁気装着具700の正面図である。 (b)は、磁気装着具700の概略展開図である。 (a)は、磁気装着具800の平面図である。 (b)は、磁気装着具800が使用されている状態が示された図である。
以下に、図面を参照して、本考案を適用した装着具の実施の形態を説明する。なお、本考案の範囲は以下の説明において特に本考案を限定する旨の記載がない限り、これらの形態に限られるものではない。
(第1実施形態)
<磁気装着具100の構成>
図1(a)は、足裏を装着部位とした磁気装着具100の正面図である。磁気装着具100は、帯体110及び磁気鋲120を含んで構成されている。磁気装着具100は、就寝時等に足裏に装着され、足裏に磁力線を当てることができる装着具である。帯体110は、帯体110を足に巻き付けることにより磁石及び磁石カバーが土踏まずにあてがわれる土踏まず部111及び磁気装着具100を足に固定するためのバンド部112を有している。帯体110は、シリコン、ゴム、プラスチック等の樹脂又は、革、もしくは布繊維等の素材で形成されても良い。土踏まず部111には磁力を帯びる磁気鋲120が装着されており、バンド部112には磁気装着具100を足に取り付けるための雄ホック113a及び雌ホック113bが形成されている。以下の説明では、バンド部112が伸びる方向をX軸方向、バンド部112の幅の方向をY軸方向、X軸及びY軸に垂直な方向をZ軸方向として説明する。
図1(b)は、足裏を装着部位とした磁気装着具100の側面図である。磁気装着具100の土踏まず部111は+Z軸方向に凸状に膨らんで形成されている。図1(b)では、土踏まず部111の表面から突出しないように土踏まず部111に嵌め込まれている磁気鋲120が点線で示されている。磁気鋲120は身体の近くに配置されるように、磁気鋲120の+Z軸側の表面が土踏まず部111の表面と略同一面となるように配置されることが好ましい。
図2(a)は、磁気装着具100が装着された足裏の図である。図2(a)に示されるように、磁気装着具100では土踏まず部111が磁気装着具111を装着した人の土踏まずに当たるように装着される。
図2(b)は、磁気装着具100が装着された足の甲の図である。磁気装着具100は、足の甲側で雄ホック113aと雌ホック113bとが留められることにより、足に装着される。雄ホック113aを複数取り付けて磁気装着具100のサイズ調整(長さ調整)ができるようにすることもある。ホックの代わりに、菊穴(Eylet Work)、鳩目(Grommet)などでもよく、またサイズ調整は、ホック等以外のアジャスターや紐などを使ってもよい。
図2(c)は、磁気装着具100が装着された足の側面図である。図2(c)に示されるように、磁気装着具100は土踏まず部111が土踏まずにフィットするように足に装着される。そのため、磁気鋲120が足裏の患部に合うように足に装着された場合に、磁気装着具100が足に装着された状態でずれにくく、患部に所定の磁力線を安定して当てることができる。
図3(a)は、磁石121の斜視図である。磁気鋲120は、磁力線を出す磁石121と磁石121を帯体110に固定する固定部122とを含んで構成される。磁石121は円環状に形成されており、中心には貫通孔121aが形成される。磁石121は、例えば、外径MOが25mm±30%に形成され、内径MIが8mm±30%に形成され、高さMHが5mm±30%に形成される。また、磁石121は、例えばフェライト磁石、アルニコ磁石、希土類磁石、ボンド磁石等により形成され、身体に接触する部分の表面の最大磁束密度が35mT以上200mT以下になるように適切な磁束密度を有する磁石が選択される。
図3(b)は、固定部122の側面図である。固定部122は、磁石121の貫通孔121aに通される軸部122aと、軸部122aの+Z軸側の端に形成される抑え部122bと、軸部122aの−Z軸側の端に形成されるフック部122cと、を有している。抑え部122bは円盤状に形成され、外径FO1が磁石121の外径MOと同じ大きさになるように形成される。軸部122aは抑え部122bの中心から−Z軸方向に伸び、外径FO2が磁石121の内径MIよりも小さく形成される。軸部122aは抑え部122bから磁石121の厚み分だけ、磁石121の内径MIとほぼ同等の外形FO3で形成される。フック部122cの外径FO4は軸部122aの外径FO2よりも大きく、外形FO3よりも小さくなるように形成される。固定部122に磁石121を入れる際に、フック部122cの外径FO4が磁石121の内径MIよりも小さいため入れやすく、また軸部122aの外形FO3が磁石121の内径MIと同等なので、磁石121がXY軸方向に動いたりしない。固定部122は、例えば、シリコン、ゴム、プラスチック等の樹脂又は金属で形成される。
図3(c)は、磁気鋲120の側面図である。磁気鋲120は、磁石121の貫通孔121aに軸部122aが通されることにより形成される。磁気鋲120は、磁石121と固定部122とが密着され互いに固定された状態で用いることができる。また、磁気鋲120は、磁石121と固定部122とが別々に分かれた状態からフック部122cを磁石121の貫通孔121aに通すことにより用いられても良い。この場合、1つの固定部122に対して磁力の強度等に応じて磁石121を変えて用いることができる。またこの場合、フック部122cを貫通孔121aに通し易くするために、固定部122が柔軟性のある素材で形成されることが望ましい。また、フック部を柔軟性のある素材にすることにより、菊穴(Eylet Work)、鳩目(Grommet)などを施した帯体に装着することもできる。また、帯体のサイズ調整穴をフック部で留めることにより、サイズ調整機能を持たせることができる。
図3(d)は、磁気鋲120の上面図である。抑え部122bには軸部122aが接続される箇所を囲むようにZ軸方向に貫通する複数の穴123が形成されており、穴123からは磁石121が露出している。磁気鋲120では、抑え部122bの+Z軸側の面に磁気装着具100の使用者の身体の一部が接するが、抑え部122bに穴123が形成されることにより、磁石121の磁力線が抑え部122bで妨げられることが防がれている。穴123はデザインを施すことができる。
図3(e1)から(e3)は、磁石121の着磁方向を示した図である。図3(e1)は、磁石121が、Z軸方向にS極とN極とが二極化された図である。図3(e2)は、磁石121が円周方向に多極化された図である。図3(e3)は、磁石121が円周方向に内外周が多極化された図である。これらいずれの着磁方向であっても、磁力線が人体に浸透するが、(e3)の着磁方向が一番磁力線が人体に浸透しやすい。
図4(a)は、帯体110の平面図である。帯体110の土踏まず部111は帯体110と一体成形することもできる。土踏まず部111のX軸方向の長さBX及びY軸方向の長さBYは、例えば90mm、或はφ40mm〜φ90mm等で形成される。また、バンド部112のY軸方向の幅及び帯体110のX軸方向の全体の長さは任意の長さに形成することができる。帯体110の土踏まず部111には磁気鋲120が嵌め込まれる凹部114が形成されており、凹部114の中心には帯体110を貫通する貫通孔115が形成されている。
図4(b)は、図4(a)のB−B断面図である。凹部114の外径HOは磁気鋲120の外径と略同じ大きさに形成され、貫通孔115の直径HIは磁気鋲120の軸部122aの外径FO2と略同じ大きさ又はこれよりも大きく形成される。
図4(c)は、図1(a)のA−A断面図である。図4(c)は図4(b)に示される帯体110に磁気鋲120を装着した状態が示されている。磁気鋲120の磁石121は、凹部114に配置され、磁石121の+Z軸側の面が抑え部122bにより帯体110側に抑えられることにより帯体110に固定される。また、軸部122aが貫通孔115に通され、フック部122cが貫通孔115の下に引っ掛けられることにより、磁気鋲120が帯体110から容易に外れないように固定される。抑え部122bには穴123が形成されているため、磁石121の磁力線は、抑え部122bで大きく遮られることなく身体側に抜けることができる。
磁気装着具100では、磁気鋲120が帯体110から取り外し可能に形成されており、磁気鋲120を磁力の異なる他の磁気鋲、又は後述される磁気鋲320等の突起を有する磁気鋲に交換することができる。これにより、症状に応じて様々な磁気鋲を使い分けることができる。また、磁気鋲120を帯体110から取り外すことができることにより、磁気鋲120及び帯体110の細かい部分まで洗い易く、磁気装着具100を清潔に保つことができる。
また、磁気装着具100では、土踏まず部111が土踏まずにフィットすることにより磁気装着具100が足裏でずれにくく、磁石121が帯体110の凹部121に固定され軸部122aが貫通孔115に固定されるため、磁気鋲120を土踏まず部111にしっかりと固定することができる。これにより、磁気装着具100の装着時に磁気鋲120が患部からずれることが防がれ、所定の磁力線を安定して患部に当てることができる。
図4(d)は、磁気装着具100の変形例である磁気装着具100Rを示した断面図である。帯体110は土踏まず部111とバンド部112とが一体に形成されていたが、磁気装着具100Rは、土踏まず部111Rとバンド部112Rとがそれぞれ別に形成されている。磁気鋲120の軸部122aが土踏まず部111Rの貫通孔115R及びバンド部112Rの貫通孔115Rに通され、フック部122cが貫通孔115の下に引っ掛けられることにより、磁気鋲120が帯体110Rから容易に外れないように固定される。これにより、土踏まず部111Rとバンド部112Rとが外れない。
(第2実施形態)
帯体及び磁気鋲は、様々な形状に形成されることができる。以下に、帯体及び磁気鋲の変形例について説明する。
<帯体210の構成>
図5(a)は、帯体210の平面図である。帯体210は、土踏まず部211及びバンド部112を含んで構成されている。土踏まず部211は、4つの凹部114及び4つの貫通孔115を有している点で土踏まず部111(図4(a)参照)とは異なっており、その他の構成は土踏まず部111と同じである。
図5(b)は、磁気装着具200の平面図である。磁気装着具200は、帯体210と磁気鋲120とを含んで形成されている。図5(b)では、2つの磁気鋲120が帯体210に装着されている状態が示されている。磁気装着具200では、複数の磁気鋲120を装着させることにより、同時に複数の箇所に磁力線を当てることができるため好ましい。また、磁気装着具200では、凹部114及び貫通孔115が複数の箇所に形成されているため、使用者の患部の位置に合わせて磁気鋲120の位置を調整できるため好ましい。
<磁気鋲220の構成>
図5(c)は、磁気鋲220の斜視図である。磁気鋲220は磁石121と固定部222とを備えており、固定部222は軸部122a、抑え部222b、及びフック部122cを有している。抑え部222bは、外径がFO5の円盤状に形成されている。外形FO5は磁石121の外径MOよりも小さく、磁石121の内径MIよりも大きく形成されており、図5(c)に示されるように、磁気鋲220は磁石121の外周が露出する。磁石では端の磁力が強くなるため、磁気鋲220では磁石121の端が露出されることにより磁石121の磁力を大きく遮ることなく用いることができるため好ましい。
<磁気鋲320の構成>
図6(a)は、磁気鋲320の斜視図である。磁気鋲320は磁石121と固定部322とを備えており、固定部322は軸部122a、抑え部322b、及びフック部122cを有している。抑え部322bは、固定部322が磁石121と組み合わされた場合に+Z軸方向に突き出る突起が形成されるように凸状に形成されている。磁気鋲320は、例えば帯体110(図1(b)参照)に取り付けられた場合に、土踏まず部111の表面から抑え部322bの一部が突き出て、使用者の身体の一部を押圧する。磁気鋲320では、凸状の抑え部322bが身体の一部を押すことにより使用者に指圧効果及びマッサージ効果を与えることができると共に、磁石121により使用者の身体に磁力線を当てることができる。
<帯体310の構成>
図6(b)は、帯体310の拡大断面図である。帯体310はバンド部112と土踏まず部311とにより構成され、土踏まず部311には凹部114及び貫通孔315が形成されている。帯体310は、帯体110とは貫通孔の形状のみが異なっており、図6(b)では、帯体110の図4(b)の断面に相当する帯体310の部分断面図が示されている。帯体310の貫通孔315は、+Z軸側の開口の直径がHUに形成され、−Z軸側の開口の直径がHUよりも小さいHLに形成されている。帯体310は、例えば柔軟性のあるゴム等の樹脂で形成され、軸部の直径が直径HLよりも大きい磁気鋲が装着された場合に、磁気鋲を強く固定することができる。
<磁気装着具300の構成>
図6(c)は、磁気装着具300の拡大断面図である。磁気装着具300は、帯体310及び磁気鋲320を備えており、帯体310の凹部114及び貫通孔315に磁気鋲320が嵌め込まれることにより容易に動かないように固定されている。また、磁気装着具300を使用する場合には、磁気鋲320が使用者の身体と帯体310とに挟まれるため、磁気鋲320が磁気装着具300の使用中に外れることがない。磁気装着具300は、磁気鋲320の凸状の抑え部322bが土踏まず部311の表面から突き出るように形成されており、凸状の抑え部322bが身体の一部を押すことにより使用者に指圧効果及びマッサージ効果を与えることができると共に、磁気鋲320自体の磁力により使用者の身体に磁力線を当てて血行促進を図ることができる。
<帯体410の構成>
図7(a)は、帯体410の平面図である。帯体410はバンド部112と土踏まず部411とにより構成され、土踏まず部411には凹部414及び貫通孔115が形成されている。凹部414は平面形状がY軸方向に長い長方形に形成されている。また、凹部414の+Y軸側及び−Y軸側にはそれぞれ貫通孔115が形成されている。
<磁気鋲520の構成>
図7(b)は、磁気鋲520の平面図である。磁気鋲520は、Y軸方向に伸びる磁石521と、磁石521を保持する固定部522と、により構成されている。磁石521は略直方体に形成されており、固定部522は磁石521の+Y軸側及び−Y軸側にそれぞれ取り付けられている。
図7(c)は、図7(b)のC−C断面図である。固定部522は、環状に形成される抑え部522bと、抑え部522bの−Z軸側に取り付けられる軸部522aと、を有している。抑え部522bは環状の中心に磁石521が通されることにより磁石521に取り付けられている。
<磁気装着具400の構成>
図7(d)は、磁気装着具400の平面図である。磁気装着具400は、帯体410と磁気鋲520とにより構成されている。軸部522aが貫通孔115に挿入され、磁石521が凹部414に嵌め込まれることにより、磁気鋲520が帯体410に取り付けられている。磁気装着具400では、磁石521がZ軸方向に磁化されている場合には広い範囲に渡って身体に磁力線を当てることができ、磁石521がY軸方向に磁化されている場合には1つの磁気鋲520で磁石521の+Y軸側と−Y軸側との離れた2箇所に同時に磁力線を当てることができる。
<磁気装着具500及び磁気装着具500aの構成>
図8(a)は、人体の腰に装着する磁気装着具500の平面図である。磁気装着具500は腰に磁力線を当てるための装着具であり、磁気鋲120及び帯体510を含んで構成される。帯体510は、帯状に形成され、両端にマジックテープ(登録商標)等の面ファスナー513a、513bが形成されている。また、帯体510の中央には例えば8個の磁気鋲120が配置されている。
帯体510の中央には磁気鋲120を取り付けるための凹部114及び貫通孔115(図4(b)参照)が形成されており、図8では磁気鋲120が帯体510の+Z軸側の面に取り付けられている状態が示されている。また、面ファスナー513aは例えばフック状に起毛された面を有して帯体510の−X軸側の端の−Z軸側の面に貼り付けられ、面ファスナー513bは例えばループ状に起毛された面を有して帯体510の+X軸側の端の+Z軸側の面に貼り付けられている。磁気装着具500は、磁気鋲120が腰の患部に当たるように腰回りに巻き付けられ、面ファスナー513a、513bにより腰回りに固定される磁気装着具である。
帯体510は例えばシリコン、ゴム、プラスチック等の樹脂又は布繊維等で形成される。
また、帯体510の中央の磁気鋲120を取り付ける領域のみがシリコン、ゴム、プラスチック等の樹脂で形成される。帯体510の両端が金属、革、又は布繊維等の素材で形成されても良い。帯体510に取り付けられる磁気鋲120は、患部の位置によって磁力線の強さが変えられても良い。また例えば、帯体510が3〜8mmの穴を有する網でできており、帯体510の両端が布繊維で補強されていたら、磁気鋲120を任意の網の穴に配置することもできる。また、患部に指圧効果及びマッサージ効果を与えるために磁気鋲320のような突起のある磁気鋲が用いられても良い。さらに、腰の形状に合わせて、磁気鋲が取り付けられる帯体510の中央領域全体が、+Z軸方向に凸状に膨らむように形成されていても良い。
図8(b)は、人体の腰に装着する磁気装着具500aの平面図である。磁気装着具500aは、磁気鋲120及び帯体510aを含んで構成されている。帯体510aは、帯体510と同様の材質により形成されるが、外形が帯体510とは異なっている。帯体510aは、帯状に形成され、両端にマジックテープ(登録商標)等の面ファスナー513a、513bが形成されている。また、帯体510aの中央には例えば8個の磁気鋲120が配置されている。磁気装着具500aでは、Y軸方向に伸び4個の磁気鋲120から成る列が2列形成されている。
磁気装着具500を装着した場合には磁気鋲120を腰回りに配置することができ、磁気装着具500aを装着した場合には磁気鋲120が背骨の両側に並ぶように配置することができる。このように磁気装着具500及び磁気装着具500aでは、磁気鋲の取り付け位置を調整することで患部に近い場所に磁気鋲を配置することができるため好ましい。また、患部が複数個所に渡る場合でも、患部ごとに磁力線の強さ、突起の有無及び大きさ等を変えて対応することができるため好ましい。
<磁気装着具600の構成>
図9(a)は、磁気装着具600の平面図である。磁気装着具600は、帯体610a、帯体610b、磁気鋲620、及び磁石カバー630を含んで構成されている。磁気装着具600は、雄ホック113a及び雌ホック113bを有しており、雄ホック113aと雌ホック113bとが留められることにより足に取り付けられ、足裏に磁力線を当てることができる装着具である。磁気鋲620は、磁石121(図3(a)参照)と後述される固定部622(図10(c)参照)とにより形成されている。磁気装着具600では、帯体610a及び帯体610bを足に巻き付けることにより、磁気鋲620が土踏まずにあてがわれる。
図9(b)は、磁気装着具600の側面図である。図9(b)では、側面からは見えない磁気装着具600の内側の部分が点線で示されている。磁気装着具600では、帯体610a及び帯体610bは互いに独立しており、帯体610aには帯体610aをY軸方向に貫通する貫通孔615aが形成され、帯体610bには帯体610bをY軸方向に貫通する貫通孔615bが形成されている。磁気装着具600では帯体610aと帯体610bとの一部が重ね合わされており、その合計厚さがPTとなっている。磁気鋲620は磁石カバー630に装着されることにより固定され、また、帯体610a及び帯体610bの重ね合わされた領域の貫通孔615a及び貫通孔615bに通されて帯体610a及び帯体610bを互いに固定している。
図9(c)は、帯体610aの平面図である。帯体610aは、−X軸側の端に雄ホック113aが取り付けられている。また、帯体610aには複数の貫通孔615aが形成されている。磁気装着具600では、どの貫通孔615aに磁気鋲620を差し込むかを選択することにより、磁気装着具600の全体の長さを調節することができる。
図9(d)は、帯体610bの平面図である。帯体610bには、+X軸側の端に雌ホック113bが形成されており、−X軸側の端には貫通孔615bが形成されている。貫通孔615bは貫通孔615aと同じ大きさに形成される。
図10(a)は、磁石カバー630の上面図である。磁石カバー630の上面の外形は円形状に形成されている。また、磁石カバー630の中央には磁気鋲620が嵌め込まれる凹部634が形成されており、凹部634の中心には磁石カバー630を貫通する貫通孔635が形成されている。
図10(b)は、図10(a)のD−D断面図である。凹部634の外径HOは磁気鋲620の外径と略同じ大きさに形成され、貫通孔635の直径HIは磁気鋲620の軸部622aの外径FO2と略同じ大きさ又はこれよりも大きく形成される。
図10(c)は、固定部622の側面図である。磁気鋲620は、磁石121(図3(a)参照)と固定部622とにより形成されている。固定部622は、磁石121の貫通孔121aに通される軸部622aと、軸部622aの+Z軸側の端に形成される抑え部122bと、軸部622aの−Z軸側の端に形成されるフック部122cと、を有している。抑え部122bは円盤状に形成され、外径FO1が磁石121の外径MO及び凹部634の内径HOと略同じ大きさになるように形成される。軸部622aは抑え部122bの中心から−Z軸方向に伸び、外径がFO2として形成される。外形FO2は、貫通孔615a及び貫通孔615bよりも小さい。また、フック部122cの外径FO4は軸部622aの外径FO2、貫通孔615aの内径、及び貫通孔615bの内径よりも大きく形成される。固定部622は、図3(b)に示される固定部122とは軸部622aの形状が異なり、他の部分は固定部122と同じに形成される。
図10(d)は、磁気鋲620及び磁石カバー630の断面図である。磁気鋲620は、軸部622aが貫通孔635に通され、磁石カバー630の凹部634に嵌め込まれる。このとき、軸部622aは磁石カバー630から長さQTだけ突き出ており、この長さQTは厚さPT(図9(b)参照)と略同じ大きさになっている。これにより、軸部622aを貫通孔615a及び貫通孔615bに通してフック部122cを貫通孔615bに引っ掛けることにより、帯体610a、帯体610b、磁石カバー630、及び磁気鋲620を互いに固定することができる。
磁気装着具600では、足裏の磁力線を当てたい箇所を特定し、その箇所に磁気鋲620が当たるように帯体610a及び帯体610bの重ね合わせ位置を調整して装着することができる。また、磁石カバー630は、磁気鋲620を取り付ける際に磁気鋲620の表面を滑らかにすることができる。このような磁石カバーは、前述の磁気装着具500、及び後述の磁気装着具700及び磁気装着具800等に用いられても良い。
<磁気装着具700の構成>
図11(a)は、磁気装着具700の正面図である。磁気装着具700は、ネックウォーマー710に磁気鋲120が取り付けられることにより構成されている。ネックウォーマー710は、雄ホック113aと雌ホック113bとを備え、首に巻いて雄ホック113aと雌ホック113bとを留めることにより首に固定する。ネックウォーマー710には複数の磁気鋲120が備え付けられているが、以下の説明では、首に磁力線を当てるための磁気鋲120を磁気鋲120aとし、肩に磁力線を当てるための磁気鋲120を磁気鋲120bとして説明する。図11(a)では、ネックウォーマー710の内側に配置される磁気鋲120bが点線で示されている。
図11(b)は、磁気装着具700の概略展開図である。図11(b)では、図11(a)のネックウォーマー710の内側が示されている。ネックウォーマー710の首に当たる部分には、4個の磁気鋲120aが取り付けられている。また、ネックウォーマー710の肩に当たる部分には、左右にそれぞれ2個の磁気鋲120bが取り付けられている。磁気鋲120の取り付けでは、ネックウォーマー710の内側に複数の磁気鋲120を取り付けるための穴が形成され、又はネックウォーマー710の内側が多数の穴を有する網状に形成されることにより、磁気鋲120を取り付けることができる。
磁気装着具700では首及び肩に当たる部分の周囲に磁気鋲120を取り付けることができる。また、磁気装着具700を装着することにより睡眠中及び外出中等に装着者に大きな負担を与えること無く患部に磁力線を当てることができる。
<磁気装着具800の構成>
図12(a)は、磁気装着具800の平面図である。磁気装着具800は、枕カバー810に磁気鋲120が取り付けられることにより構成されている。図12(a)では、枕カバー810の首に当たる部分に磁気鋲120aが取り付けられ、枕カバー810の肩に当たる部分に磁気鋲120bが取り付けられている状態が示されている。
図12(b)は、磁気装着具800が使用されている状態が示された図である。人の頭910が磁気装着具800の中央付近に載せられ、磁気鋲120aが人の首920の付近に配置されている状態が示されている。磁気装着具800では、人の睡眠中に磁気装着具800を使用する者に負担を感じさせることなく患部に磁力線を当てることができる。
以上、本考案の最適な実施形態について詳細に説明したが、当業者に明らかなように、本考案はその技術的範囲内において実施形態に様々な変更・変形を加えて実施することができる。また、各実施形態の特徴を様々に組み合わせて実施されてもよい。例えば、本実施形態では、足裏、腰、又は首から肩に装着する磁気装着具を例示したが、人体の膝、肘などに装着する磁気装着具にも適用できる。
100、200、300、400、500、500a、600、700、800 … 磁気装着具
110、210、310、410、610a、610b … 帯体
111、211、311、411 … 土踏まず部
112 … バンド部
113a … 雄ホック
113b … 雌ホック
114、414、634 … 凹部
115、315、615、635 … 貫通孔
120、120a、120b、220、320、520、620 … 磁気鋲
121、521 … 磁石
121a … 貫通孔
122、222、322、522 … 固定部
122a、422a、522a、622a … 軸部
122b、222b、322b、522b … 抑え部
122c … フック部
123 … 穴
421a … 胴体部
421b … 凸部
513a、513b … 面ファスナー
630 … 磁石カバー
710 … ネックウォーマー
810 … 枕カバー
910 … 人の頭
920 … 人の首
BX … 土踏まず部111のX軸方向の長さ
BY … 土踏まず部111のY軸方向の長さ
FO1 … 抑え部122bの外径
FO2 … 軸部122aの外径
FO3 … 軸部122aで磁石内径と接する領域の外径
FO4 … フック部122cの外径
FO5 … 抑え部222bの外径
HO … 凹部144の外径
HI … 貫通孔115の直径
HL … 貫通孔315の−Z軸側の開口の直径
HU … 貫通孔315の+Z軸側の開口の直径
MH … 磁石121の高さ
MI … 磁石121の内径
MO … 磁石121の外径
PT … 帯体610a及び帯体610bの合計厚さ
QT … 軸部622aが磁石カバー630から突き出た長さ

Claims (8)

  1. 第1直径の開口を有する磁石と、
    前記磁石を抑えるため前記第1直径より大きな抑え部と、前記第1直径と同等の第1外径を有し前記抑え部から伸びる第1軸部と、該第1外径と同じ又は前記第1外径よりも小さい第2外径を有し前記第1軸部と同軸の第2軸部を有する固定部と、
    を備える磁気鋲。
  2. 前記固定部は、前記第2軸部の先端に、前記第2外径よりも大きい第3外形を有するフック部を配置する請求項1に記載の磁気鋲。
  3. 貫通孔を有し、使用者の身体の一部に巻き付けられて固定される帯体と、
    請求項1又は請求項2に記載の磁気鋲と、
    を備える磁気装着具。
  4. 前記帯体は凸状に膨らんで前記使用者の土踏まずに固定される土踏まず部を有し、
    前記貫通孔は前記土踏まず部に形成される請求項3に記載の磁気装着具。
  5. 前記磁石は円環状に形成されて中心に前記第2軸部が貫通され、
    前記磁気鋲は、前記磁石が前記帯体と前記抑え部とに挟まれることにより前記帯体に固定される請求項3又は請求項4に記載の磁気装着具。
  6. 前記抑え部には穴が形成され、
    前記磁石は前記穴を介して外部に露出する請求項3に記載の磁気装着具。
  7. 前記抑え部の外径は、前記磁石の外径よりも小さい請求項3に記載の磁気装着具。
  8. 前記帯体には前記貫通孔が複数形成され、
    前記磁石は棒状の磁石であって両端に前記軸部が固定され、各前記軸部は異なる前記貫通孔に差し込まれる請求項3又は請求項4に記載の磁気装着具。
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