JP3170251U - 磁気治療シート - Google Patents
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Abstract
Description
伸縮性と可撓性とを備えたシート材の一面に磁性体層が形成されてなる磁気治療シートにおいて、
前記磁性体層は、鋳造磁石(金属系磁石)、フェライト磁石(酸化物系磁石)、もしくは希土類磁石(希土類系磁石) の少なくとも何れかを含んでいる磁性体と、結合材とが混合されてなる構成とした。
アルニコ磁石は、MK鋼(1933年)や新KS鋼(1934年)といった日本人が開発した磁石を基に開発された。1940年のアルニコ5により爆発的に利用されるようになり、10MGOeまで高性能化されている。組成はFe−Al−Ni−Co(−Cu−Ti)である。しかし、1980年を境に生産量は減少している。
Fe−Cr−Co磁石は、熱間・冷間加工ができることが特徴で、1971年に開発された。
現在、磁石材料として用いられているのは、Baフェライト(BaO・6Fe2O3)またはSrフェライト(SrO・6Fe2O3)である。
仮焼成して得られた六方晶フェライトを1μm以下の微分末とし、プレス成形の後焼結して得られる。磁気特性は〜5MGOe。
一方、微粉末を樹脂やゴムで結合したボンド磁石がある。磁気特性は2MGOe以下と低いが、リング形状などが容易に得られる。
磁気特性が最も高いが高価なことから、高性能化や小型化を求める分野を中心に応用分野を広げている。組成で分類するとSm−Co磁石や、強磁性窒化鉄を用いた磁石や、Nd−Fe−B磁石などがあり、製法で分類すると焼結磁石とボンド磁石などがある。
Sm−Co系には、SmCo5系とSm2Co17系の二種類があり、30MGOeの高い磁気特性が特徴となっている。
請求項3では、前記シート材の他面もしくは磁性体層の表面の何れか一面には、身体の一部もしくは衣服の一部に係止可能な係止手段が形成されている。
請求項4では、前記係止手段は、粘着剤層で構成されている。
請求項5では、前記係止手段は、面ファスナーで構成されている。
請求項6では、前記磁性体は、粉末磁性体とした。
請求項7では、前記磁性体は、複数の粒状の永久磁石とした。
請求項8では、前記結合材には、薬効成分を含有している。
請求項9では、前記シート材は、人体の一部に巻回可能なバンド状に形成されている。
また、粉末磁性体が酸化する可能性がある場合には、結合材に酸化防止剤(防錆剤等)を混入するとよい。なお、粉末磁性体が酸化する可能性がない場合には、当然結合材に酸化防止剤(防錆剤等)を混入する必要はない。
また、前記結合材には、赤外線もしくは遠赤外線放射材を含有することによって、磁性体層による磁気治療効果と、赤外線もしくは遠赤外線による温熱効果の両方が得られる。
また、前記シート材の外側面には、衣服に係止可能な係止手段が形成されているので、外側面を身体の一部や肌着の一部等に係止させて、磁性体面を身体側に向けて装着できる。
また、前記係止手段は、粘着剤層や、面ファスナーで構成されているので上記作用効果が得られる。
また、前記磁性体は、粉末磁性体としたので、可撓性を得やすい。
また、前記磁性体は、複数の粒状の永久磁石としたので、強い磁気を得ることができる。
また、前記結合材には、薬効成分を含有することによって種々の薬効が得られる。
また、前記シート材は、人体の一部に巻回可能なバンド状に形成することによって、腕や脚に装着することができる。
図1は上記磁気治療シート10の断面図である。図において、1はベースとなるシート材であり伸縮性のある布地で構成されている。2は磁性体層、3は粘着性物質層、4はポリエチレンシート、51は粉末磁性体、52は結合材である。
なお、酸化する可能性が無い場合には酸化防止材は不要である。
そして、上記構成の磁気治療シート10を得た後に、強い磁界を加えて前記磁性体層2を、適切な強度(例えば、30μT(0.1G))程度)以上に着磁するのである。
また、皮下組織に作用する遠赤外線は、深部まで浸透し、体内からの遠赤外線と共振作用を起こし、その組織に温熱作用をもたらすことが期待できる。また、磁性体層による磁力も体内のイオンバランスが崩れることで起こる様々な不快感を元の状態に戻す作用が期待できる。
また、粘着性物質層も、係止手段も形成せずに、シート材を構成すれば、衣類等の素材として応用範囲が広がる。
従って、パンツや肌着の一部に本考案の磁気治療シートを使用するとよい。
この磁気治療シート30は環状でもよいが、開いて取り外したり、巻いて装着したりできるように着脱構造を備えても良い。
20 磁気治療シート
30 磁気治療シート
1 シート材
2 磁性体層
3 粘着性物質層
4 ポリエチレンシート
5 結合材
Claims (9)
- 伸縮性と可撓性とを備えたシート材の一面に磁性体層が形成されてなる磁気治療シートにおいて、
前記磁性体層は、鋳造磁石(金属系磁石)、フェライト磁石(酸化物系磁石)、もしくは希土類磁石(希土類系磁石) の少なくとも何れかを含んでいる磁性体と、結合材とが混合されてなることを特徴とする磁気治療シート。 - 前記結合材には、赤外線放射材もしくは遠赤外線放射材を含有してなることを特徴とする請求項1に記載の磁気治療シート。
- 前記シート材の他面もしくは磁性体層の表面の何れか一面には、身体の一部もしくは衣服の一部に係止可能な係止手段が形成されていることを特徴とする請求項1乃至2の何れか1項に記載の磁気治療シート。
- 前記係止手段は、粘着剤層で構成されていることを特徴とする請求項3に記載の磁気治療シート。
- 前記係止手段は、面ファスナーで構成されていることを特徴とする請求項3に記載の磁気治療シート。
- 前記磁性体は、粉末磁性体としたことを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の磁気治療シート。
- 前記磁性体は、複数の粒状の永久磁石としたことを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の磁気治療シート。
- 前記結合材には、薬効成分を含有してなることを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載の磁気治療シート。
- 前記シート材は、人体の一部に巻回可能なバンド状に形成されていることを特徴とする請求項1乃至8の何れか1項に記載の磁気治療シート。
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JP2011003667U JP3170251U (ja) | 2011-06-28 | 2011-06-28 | 磁気治療シート |
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JP2011003667U JP3170251U (ja) | 2011-06-28 | 2011-06-28 | 磁気治療シート |
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JP3170251U true JP3170251U (ja) | 2011-09-08 |
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Family Applications (1)
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JP2011003667U Expired - Lifetime JP3170251U (ja) | 2011-06-28 | 2011-06-28 | 磁気治療シート |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3170251U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2018074218A1 (ja) * | 2016-10-18 | 2018-04-26 | 吉野石膏株式会社 | 磁性層付き石膏系建材、磁性目地処理材、磁性層付き石膏系建材の製造方法 |
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2011
- 2011-06-28 JP JP2011003667U patent/JP3170251U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2018074218A1 (ja) * | 2016-10-18 | 2018-04-26 | 吉野石膏株式会社 | 磁性層付き石膏系建材、磁性目地処理材、磁性層付き石膏系建材の製造方法 |
KR20190071688A (ko) * | 2016-10-18 | 2019-06-24 | 요시노 셋고 가부시키가이샤 | 자성층 포함 석고계 건축재, 자성 줄눈 처리재 및 자성층 포함 석고계 건축재 제조방법 |
JPWO2018074218A1 (ja) * | 2016-10-18 | 2019-08-08 | 吉野石膏株式会社 | 磁性層付き石膏系建材、磁性目地処理材、磁性層付き石膏系建材の製造方法 |
JP2022123028A (ja) * | 2016-10-18 | 2022-08-23 | 吉野石膏株式会社 | 磁性目地処理材、壁構造体の製造方法、壁構造体 |
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