JP2003250646A - 収納体連結構造 - Google Patents
収納体連結構造Info
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- JP2003250646A JP2003250646A JP2002054396A JP2002054396A JP2003250646A JP 2003250646 A JP2003250646 A JP 2003250646A JP 2002054396 A JP2002054396 A JP 2002054396A JP 2002054396 A JP2002054396 A JP 2002054396A JP 2003250646 A JP2003250646 A JP 2003250646A
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- locking
- wall portion
- fitted
- resin
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- Combinations Of Kitchen Furniture (AREA)
- Clamps And Clips (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 収納体同士を簡単に連結することができる簡
易構造の収納体連結構造を提供すること。 【解決手段】 樹脂製の収納体1を複数横並設状態に連
結する収納体1連結構造であって、前記収納体1を隣接
状態に並設して隣り合う収納体1の外側壁部2同士を突
き合わせ重合した際、この重合する外側壁部2を挟持す
るように被嵌してこの重合状態を保持し得る樹脂製の係
止具3を設け、この係止具3の挟持内側面に係止凸部4
若しくは係止凹部5を一体成形すると共に、この係止凸
部4若しくは係止凹部5が係止する係止凹部5若しくは
係止凸部4を前記外側壁部2に一体成形して、重合状態
の外側壁部2にこの係止具3を被嵌した際、前記係止凸
部4を前記係止凹部5に圧入係止することでこの係止具
3が外側壁部2に対し抜け止め状態となって、この係止
具3により前記収納体1が横並設状態に連結される構造
とした収納体連結構造。
易構造の収納体連結構造を提供すること。 【解決手段】 樹脂製の収納体1を複数横並設状態に連
結する収納体1連結構造であって、前記収納体1を隣接
状態に並設して隣り合う収納体1の外側壁部2同士を突
き合わせ重合した際、この重合する外側壁部2を挟持す
るように被嵌してこの重合状態を保持し得る樹脂製の係
止具3を設け、この係止具3の挟持内側面に係止凸部4
若しくは係止凹部5を一体成形すると共に、この係止凸
部4若しくは係止凹部5が係止する係止凹部5若しくは
係止凸部4を前記外側壁部2に一体成形して、重合状態
の外側壁部2にこの係止具3を被嵌した際、前記係止凸
部4を前記係止凹部5に圧入係止することでこの係止具
3が外側壁部2に対し抜け止め状態となって、この係止
具3により前記収納体1が横並設状態に連結される構造
とした収納体連結構造。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば収納ケース
のような収納体を複数連結可能とする収納体連結構造に
関するものである。
のような収納体を複数連結可能とする収納体連結構造に
関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】衣類や
小物などの整理には、例えば、樹脂製の収納枠体内に樹
脂製の引出容器が引き出し入れ自在に設けられた収納体
(収納ケース)が便利である。
小物などの整理には、例えば、樹脂製の収納枠体内に樹
脂製の引出容器が引き出し入れ自在に設けられた収納体
(収納ケース)が便利である。
【0003】ところで、このような収納体は、使用する
場所や状況によっては、複数を横方向に確固に連結した
上で多段に積み重ねたりして、多くの引き出しを備えた
整理タンスのようにして使用したいという要望も多い。
場所や状況によっては、複数を横方向に確固に連結した
上で多段に積み重ねたりして、多くの引き出しを備えた
整理タンスのようにして使用したいという要望も多い。
【0004】本発明者は、このような現状に鑑み、収納
体同士を簡単に連結することができる簡易構造の画期的
な収納体連結構造を完成させた。
体同士を簡単に連結することができる簡易構造の画期的
な収納体連結構造を完成させた。
【0005】
【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本発
明の要旨を説明する。
明の要旨を説明する。
【0006】樹脂製の収納体1を複数横並設状態に連結
する収納体連結構造であって、前記収納体1を隣接状態
に並設して隣り合う収納体1の外側壁部2同士を突き合
わせ重合した際、この重合する外側壁部2を挟持するよ
うに被嵌してこの重合状態を保持し得る樹脂製の係止具
3を設け、この係止具3の挟持内側面に係止凸部4若し
くは係止凹部5を一体成形すると共に、この係止凸部4
若しくは係止凹部5が係止する係止凹部5若しくは係止
凸部4を前記外側壁部2に一体成形して、重合状態の外
側壁部2にこの係止具3を被嵌した際、前記係止凸部4
を前記係止凹部5に圧入係止することでこの係止具3が
外側壁部2に対し抜け止め状態となって、この係止具3
により前記収納体1が横並設状態に連結される構造とし
たことを特徴とする収納体連結構造に係るものである。
する収納体連結構造であって、前記収納体1を隣接状態
に並設して隣り合う収納体1の外側壁部2同士を突き合
わせ重合した際、この重合する外側壁部2を挟持するよ
うに被嵌してこの重合状態を保持し得る樹脂製の係止具
3を設け、この係止具3の挟持内側面に係止凸部4若し
くは係止凹部5を一体成形すると共に、この係止凸部4
若しくは係止凹部5が係止する係止凹部5若しくは係止
凸部4を前記外側壁部2に一体成形して、重合状態の外
側壁部2にこの係止具3を被嵌した際、前記係止凸部4
を前記係止凹部5に圧入係止することでこの係止具3が
外側壁部2に対し抜け止め状態となって、この係止具3
により前記収納体1が横並設状態に連結される構造とし
たことを特徴とする収納体連結構造に係るものである。
【0007】また、前記収納体1は、樹脂製の収納枠体
6内に樹脂製の引出容器7を備えて成る構成とし、この
収納枠体6の外側枠部に形成される補強垂下壁部2を前
記外側壁部2とし、この補強垂下壁部2に前記係止凹部
5若しくは前記係止凸部4を一体成形し、収納体1を隣
接状態に並設して隣り合う収納体1の補強垂下壁部2同
士を突き合わせ重合した際、この重合する補強垂下壁部
2に下方から前記係止具3を被嵌する構成としたことを
特徴とする請求項1記載の収納体連結構造に係るもので
ある。
6内に樹脂製の引出容器7を備えて成る構成とし、この
収納枠体6の外側枠部に形成される補強垂下壁部2を前
記外側壁部2とし、この補強垂下壁部2に前記係止凹部
5若しくは前記係止凸部4を一体成形し、収納体1を隣
接状態に並設して隣り合う収納体1の補強垂下壁部2同
士を突き合わせ重合した際、この重合する補強垂下壁部
2に下方から前記係止具3を被嵌する構成としたことを
特徴とする請求項1記載の収納体連結構造に係るもので
ある。
【0008】また、樹脂製の前記係止具3は、重合状態
の前記外側壁部2を挟持するように被嵌し得る断面コ字
状若しくはU字状であって、対向内側面に前記係止凸部
4若しくは前記係止凹部5を有する形状に一体成形し、
この係止具3を重合状態の外側壁部2に被嵌すると、樹
脂製の係止具3の撓み弾性によりこの係止具3の係止凸
部4若しくは係止凹部5が外側壁部2の内側面に形成し
た前記係止凹部5若しくは前記係止凸部4に係止してこ
の係止具3が外側壁部2に対し抜け止め状態となるよう
に構成したことを特徴とする請求項1,2のいずれか1
項に記載の収納体連結構造に係るものである。
の前記外側壁部2を挟持するように被嵌し得る断面コ字
状若しくはU字状であって、対向内側面に前記係止凸部
4若しくは前記係止凹部5を有する形状に一体成形し、
この係止具3を重合状態の外側壁部2に被嵌すると、樹
脂製の係止具3の撓み弾性によりこの係止具3の係止凸
部4若しくは係止凹部5が外側壁部2の内側面に形成し
た前記係止凹部5若しくは前記係止凸部4に係止してこ
の係止具3が外側壁部2に対し抜け止め状態となるよう
に構成したことを特徴とする請求項1,2のいずれか1
項に記載の収納体連結構造に係るものである。
【0009】また、前記外側壁部2に、この外側壁部2
に被嵌係止した前記係止具3が外側壁部2に沿って横移
動することを阻止するストッパ凸部8を一体成形したこ
とを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の収
納体連結構造に係るものである。
に被嵌係止した前記係止具3が外側壁部2に沿って横移
動することを阻止するストッパ凸部8を一体成形したこ
とを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の収
納体連結構造に係るものである。
【0010】
【発明の実施の形態】好適と考える本発明の実施の形態
(発明をどのように実施するか)を、図面に基づいてそ
の作用効果を示して簡単に説明する。
(発明をどのように実施するか)を、図面に基づいてそ
の作用効果を示して簡単に説明する。
【0011】例えば、二体の収納体1を隣接状態に並設
して隣り合う収納体1の外側壁部2同士を突き合わせ重
合し、この重合する外側壁部2にこの重合する外側壁部
2を挟持するようにして樹脂製の係止具3を被嵌して、
この係止具3の係止凸部4若しくは係止凹部5を外側壁
部2の係止凹部5若しくは係止凸部4に圧入係止する
と、この係止具3は重合状態の外側壁部2から抜け止め
状態となり、この係止具3によって二体の収納体1が横
並設状態に連結されることになる。
して隣り合う収納体1の外側壁部2同士を突き合わせ重
合し、この重合する外側壁部2にこの重合する外側壁部
2を挟持するようにして樹脂製の係止具3を被嵌して、
この係止具3の係止凸部4若しくは係止凹部5を外側壁
部2の係止凹部5若しくは係止凸部4に圧入係止する
と、この係止具3は重合状態の外側壁部2から抜け止め
状態となり、この係止具3によって二体の収納体1が横
並設状態に連結されることになる。
【0012】従って、単に複数の収納体1を並設し、隣
り合う収納体1の外側壁部2同士に係止具3を圧入係止
するだけでの簡単な操作で複数の収納体1を連結するこ
とができる極めて連結操作性に秀れた収納体連結構造と
なる。
り合う収納体1の外側壁部2同士に係止具3を圧入係止
するだけでの簡単な操作で複数の収納体1を連結するこ
とができる極めて連結操作性に秀れた収納体連結構造と
なる。
【0013】また、本発明は、樹脂製の収納体1に対し
て外側壁部2に係止凹部5若しくは係止凸部4を一体成
形すると共に、隣り合わせたこの外側壁部2に被嵌して
前記係止凹部5若しくは係止凸部4に係止する係止凸部
4若しくは係止凹部5を一体成形した樹脂製の係止具3
を用意するだけで足りる構成のため、この構成は簡易に
設計実現可能な構成となり、その上、全ての部材は樹脂
で一体成形することが可能なために量産性に秀れ安価な
製品を提供できることになる。
て外側壁部2に係止凹部5若しくは係止凸部4を一体成
形すると共に、隣り合わせたこの外側壁部2に被嵌して
前記係止凹部5若しくは係止凸部4に係止する係止凸部
4若しくは係止凹部5を一体成形した樹脂製の係止具3
を用意するだけで足りる構成のため、この構成は簡易に
設計実現可能な構成となり、その上、全ての部材は樹脂
で一体成形することが可能なために量産性に秀れ安価な
製品を提供できることになる。
【0014】また、例えば、前記収納体1は、樹脂製の
収納枠体6内に樹脂製の引出容器7を備えて成る構成と
し、この収納枠体6の外側枠部に形成される補強垂下壁
部2を前記外側壁部2とし、この補強垂下壁部2に前記
係止凹部5若しくは前記係止凸部4を一体成形し、収納
体1を隣接状態に並設して隣り合う収納体1の補強垂下
壁部2同士を突き合わせ重合した際、この重合する補強
垂下壁部2に下方から前記係止具3を被嵌する構成とす
れば、収納枠体6に引出容器7を備え、収納枠体6の外
側枠部に補強垂下壁部2を備えた既存の樹脂製の収納体
に本発明を容易に設計実現可能となり、しかも、補強垂
下壁部2に下方から係止具3を被嵌係止するから、収納
体1の連結状態でこの係止具3が外観上に露出せず体裁
良好となるし、この係止具3が収納体1の上方へ露出す
ることがないために、この収納体1の上方へ他の収納体
1を積み重ねる際に係止具3が邪魔となることもないな
ど、一層実用的となる。
収納枠体6内に樹脂製の引出容器7を備えて成る構成と
し、この収納枠体6の外側枠部に形成される補強垂下壁
部2を前記外側壁部2とし、この補強垂下壁部2に前記
係止凹部5若しくは前記係止凸部4を一体成形し、収納
体1を隣接状態に並設して隣り合う収納体1の補強垂下
壁部2同士を突き合わせ重合した際、この重合する補強
垂下壁部2に下方から前記係止具3を被嵌する構成とす
れば、収納枠体6に引出容器7を備え、収納枠体6の外
側枠部に補強垂下壁部2を備えた既存の樹脂製の収納体
に本発明を容易に設計実現可能となり、しかも、補強垂
下壁部2に下方から係止具3を被嵌係止するから、収納
体1の連結状態でこの係止具3が外観上に露出せず体裁
良好となるし、この係止具3が収納体1の上方へ露出す
ることがないために、この収納体1の上方へ他の収納体
1を積み重ねる際に係止具3が邪魔となることもないな
ど、一層実用的となる。
【0015】また、例えば、樹脂製の前記係止具3は、
重合状態の前記外側壁部2を挟持するように被嵌し得る
断面コ字状若しくはU字状であって、対向内側面に前記
係止凸部4若しくは前記係止凹部5を有する形状に一体
成形し、この係止具3を重合状態の外側壁部2に被嵌す
ると、樹脂製の係止具3の撓み弾性によりこの係止具3
の係止凸部4若しくは係止凹部5が外側壁部2の内側面
に形成した前記係止凹部5若しくは前記係止凸部4に係
止してこの係止具3が外側壁部2に対し抜け止め状態と
なるように構成すれば、前記作用効果を確実に発揮する
係止具3を簡易構成にして容易に設計実現可能となり、
しかも、係止具3は、既存のクリップなどとは異なり金
属部品などを一切使用しない樹脂製の一部品であるた
め、極めて容易に樹脂成形可能で量産性に秀れると共に
安価に構成可能であり、その上、この係止具3は重合状
態の外側壁部2に対して単に押圧するだけで極めて容易
に被嵌係止させることができるなど、連結操作性にも秀
れ、一層実用的となる。
重合状態の前記外側壁部2を挟持するように被嵌し得る
断面コ字状若しくはU字状であって、対向内側面に前記
係止凸部4若しくは前記係止凹部5を有する形状に一体
成形し、この係止具3を重合状態の外側壁部2に被嵌す
ると、樹脂製の係止具3の撓み弾性によりこの係止具3
の係止凸部4若しくは係止凹部5が外側壁部2の内側面
に形成した前記係止凹部5若しくは前記係止凸部4に係
止してこの係止具3が外側壁部2に対し抜け止め状態と
なるように構成すれば、前記作用効果を確実に発揮する
係止具3を簡易構成にして容易に設計実現可能となり、
しかも、係止具3は、既存のクリップなどとは異なり金
属部品などを一切使用しない樹脂製の一部品であるた
め、極めて容易に樹脂成形可能で量産性に秀れると共に
安価に構成可能であり、その上、この係止具3は重合状
態の外側壁部2に対して単に押圧するだけで極めて容易
に被嵌係止させることができるなど、連結操作性にも秀
れ、一層実用的となる。
【0016】また、例えば、前記外側壁部2に、この外
側壁部2に被嵌係止した前記係止具3が外側壁部2に沿
って横方向へ移動することを阻止するストッパ凸部8を
一体成形すれば、係止具3が横方向へ位置ずれしない状
態で被嵌係止するために収納体1の連結状態が一層安定
的となる上、このストッパ凸部8は収納体1の樹脂成形
と同時に容易に一体成形できるため簡易に設計実現可能
であるなど、極めて実用的となる。
側壁部2に被嵌係止した前記係止具3が外側壁部2に沿
って横方向へ移動することを阻止するストッパ凸部8を
一体成形すれば、係止具3が横方向へ位置ずれしない状
態で被嵌係止するために収納体1の連結状態が一層安定
的となる上、このストッパ凸部8は収納体1の樹脂成形
と同時に容易に一体成形できるため簡易に設計実現可能
であるなど、極めて実用的となる。
【0017】
【実施例】本発明の具体的な実施例について図面に基づ
いて説明する。
いて説明する。
【0018】本実施例は、図1,図2に示すような樹脂
製の収納枠体6内に引出容器7を引き出し入れ自在に装
着して成る収納体1に適用したもので、この収納体1を
複数隣接状態に並設させた際に、係止具3によってこの
隣接する収納体1同士を横並設状態に連結することがで
きるように構成している。
製の収納枠体6内に引出容器7を引き出し入れ自在に装
着して成る収納体1に適用したもので、この収納体1を
複数隣接状態に並設させた際に、係止具3によってこの
隣接する収納体1同士を横並設状態に連結することがで
きるように構成している。
【0019】以下、具体的に説明すると、係止具3は、
前記収納体1を隣接状態に並設して隣り合う収納体1の
外側壁部2同士を突き合わせ重合した際、この重合する
外側壁部2を挟持するように被嵌してこの重合状態を保
持し得るように構成している。
前記収納体1を隣接状態に並設して隣り合う収納体1の
外側壁部2同士を突き合わせ重合した際、この重合する
外側壁部2を挟持するように被嵌してこの重合状態を保
持し得るように構成している。
【0020】更に説明すると、係止具3は、図2,図3
に示すように重合状態の前記外側壁部2を挟持するよう
に被嵌し得る断面コ字状の樹脂板材に一体成形してい
る。
に示すように重合状態の前記外側壁部2を挟持するよう
に被嵌し得る断面コ字状の樹脂板材に一体成形してい
る。
【0021】また、この係止具3は、対向する内側先端
面をハの字状の傾斜面に形成して、重合状態の外側壁部
2に対し被嵌装着し易くしている。
面をハの字状の傾斜面に形成して、重合状態の外側壁部
2に対し被嵌装着し易くしている。
【0022】この係止具3の外側壁部2への係止構造に
ついて説明すると、この係止具3の挟持内側面に係止凹
部5を一体成形する一方、この係止凹部5が係止する係
止凸部4を前記外側壁部2に一体成形している。
ついて説明すると、この係止具3の挟持内側面に係止凹
部5を一体成形する一方、この係止凹部5が係止する係
止凸部4を前記外側壁部2に一体成形している。
【0023】具体的に説明すると、係止具3の挟持内側
両面の対向面に夫々係止凹部5として横方向に長さを有
する凹溝5を、この係止具3の樹脂成形と同時に一体成
形している。一方、この横凹溝5に係止する係止凸部4
として横方向に長さを有する凸条4を外側壁部2の内側
面に形成している。
両面の対向面に夫々係止凹部5として横方向に長さを有
する凹溝5を、この係止具3の樹脂成形と同時に一体成
形している。一方、この横凹溝5に係止する係止凸部4
として横方向に長さを有する凸条4を外側壁部2の内側
面に形成している。
【0024】従って、重合状態の外側壁部2にこの係止
具3を被嵌すると、樹脂製の係止具3の撓み弾性により
外側壁部2の内側面に形成された前記係止凸部4が前記
係止凹部5に圧入係止してこの係止具3が外側壁部2に
対し抜け止め状態となり、この抜け止め状態の係止具3
によって隣接する収納体1同士が横連結状態に維持され
る構成としている。
具3を被嵌すると、樹脂製の係止具3の撓み弾性により
外側壁部2の内側面に形成された前記係止凸部4が前記
係止凹部5に圧入係止してこの係止具3が外側壁部2に
対し抜け止め状態となり、この抜け止め状態の係止具3
によって隣接する収納体1同士が横連結状態に維持され
る構成としている。
【0025】また、更に説明すると、本実施例の収納体
1の収納枠体6は、図2に示すように左右側部に上部外
枠部6Aと下部外枠部6Bとが形成されたものを採用
し、この上部外枠部6Aと下部外枠部6Bとに形成され
る補強垂下壁部2を夫々前記外側壁部2としている。
1の収納枠体6は、図2に示すように左右側部に上部外
枠部6Aと下部外枠部6Bとが形成されたものを採用
し、この上部外枠部6Aと下部外枠部6Bとに形成され
る補強垂下壁部2を夫々前記外側壁部2としている。
【0026】そして、本実施例では、この外側壁部2と
しての上部外枠部6Aと下部外枠部6Bとの双方に、前
記係止凸部4をこの収納枠体6の樹脂成形と同時に一体
成形した構成とし、収納体1を隣接状態に並設して隣り
合う収納体1の補強垂下壁部2同士を突き合わせ重合し
た際、この重合する補強垂下壁部2に下方から前記係止
具3を被嵌係止し得るように構成している。
しての上部外枠部6Aと下部外枠部6Bとの双方に、前
記係止凸部4をこの収納枠体6の樹脂成形と同時に一体
成形した構成とし、収納体1を隣接状態に並設して隣り
合う収納体1の補強垂下壁部2同士を突き合わせ重合し
た際、この重合する補強垂下壁部2に下方から前記係止
具3を被嵌係止し得るように構成している。
【0027】また、この係止凸部4は、上部外枠部6A
と下部外枠部6Bとの夫々の前後位置に形成している。
従って、一の収納体1に対し片側だけに他の収納体1を
連結する場合には、隣接させた収納体1の片側の上下前
後位置にある係止凸部4に最大で四個の係止具3を被嵌
係止して安定的に連結することができ、また、一の収納
体1に対し両側に他の収納体1を連結する場合には、隣
接させた収納体1の両側の上下前後位置にある係止凸部
4に最大で八個(片側四個ずつ)の係止具3を被嵌係止
して安定的に連結することができるように構成してい
る。
と下部外枠部6Bとの夫々の前後位置に形成している。
従って、一の収納体1に対し片側だけに他の収納体1を
連結する場合には、隣接させた収納体1の片側の上下前
後位置にある係止凸部4に最大で四個の係止具3を被嵌
係止して安定的に連結することができ、また、一の収納
体1に対し両側に他の収納体1を連結する場合には、隣
接させた収納体1の両側の上下前後位置にある係止凸部
4に最大で八個(片側四個ずつ)の係止具3を被嵌係止
して安定的に連結することができるように構成してい
る。
【0028】また、本実施例では、前記外側壁部2に、
この外側壁部2に被嵌係止した前記係止具3が外側壁部
2に沿って横移動(位置ずれ)することを阻止するスト
ッパ凸部8を一体成形している。
この外側壁部2に被嵌係止した前記係止具3が外側壁部
2に沿って横移動(位置ずれ)することを阻止するスト
ッパ凸部8を一体成形している。
【0029】具体的に説明すると、図2,図4に示すよ
うに前記係止凸部4の近傍であって収納体1(収納枠体
6)の中央部寄りの位置に係止凸部4と直交する方向に
長さを有する凸条8を形成し、この凸条8をストッパ凸
部8としている。
うに前記係止凸部4の近傍であって収納体1(収納枠体
6)の中央部寄りの位置に係止凸部4と直交する方向に
長さを有する凸条8を形成し、この凸条8をストッパ凸
部8としている。
【0030】そして、このストッパ凸部8が係止具3に
当接することによって係止具3が収納枠体6中央方向へ
横移動することが阻止され、また、収納枠体6の前後枠
部に係止具3が当接することでこの係止具3の反対側へ
の横移動も阻止される構成としている。
当接することによって係止具3が収納枠体6中央方向へ
横移動することが阻止され、また、収納枠体6の前後枠
部に係止具3が当接することでこの係止具3の反対側へ
の横移動も阻止される構成としている。
【0031】従って、本実施例では、全ての部材を樹脂
製とし、この全ての部材を一体成形する構成としたため
簡易に設計実現可能で、極めて量産性に秀れ安価な製品
を提供することができる。
製とし、この全ての部材を一体成形する構成としたため
簡易に設計実現可能で、極めて量産性に秀れ安価な製品
を提供することができる。
【0032】また、前記係止凸部4を上部外枠部6Aと
下部外枠部6Bとの夫々の前後位置にだけ部分的に形成
する構成としたから、上部外枠部6Aと下部外枠部6B
との前後方向に沿った全面部に長い係止凸部4を形成す
るような構成に比して収納枠体6成形時の樹脂の使用量
が少なくて済むこととなり、材料コスト安となる構成と
している。
下部外枠部6Bとの夫々の前後位置にだけ部分的に形成
する構成としたから、上部外枠部6Aと下部外枠部6B
との前後方向に沿った全面部に長い係止凸部4を形成す
るような構成に比して収納枠体6成形時の樹脂の使用量
が少なくて済むこととなり、材料コスト安となる構成と
している。
【0033】尚、本発明は、本実施例に限られるもので
はなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るもの
である。
はなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るもの
である。
【0034】
【発明の効果】本発明は上述のように構成したから、単
に複数の収納体を並設し、隣り合う収納体の外側壁部同
士に係止具を圧入係止するだけでの簡単な操作で複数の
収納体を連結することができる極めて連結操作性に秀れ
た収納体連結構造となり、しかも、本発明は、単に樹脂
製の収納体の外側壁部に係止凹部若しくは係止凸部を一
体成形すると共に、隣り合わせたこの外側壁部に被嵌し
て前記係止凹部若しくは係止凸部に係止する係止凸部若
しくは係止凹部を一体成形した樹脂製の係止具を用意す
るだけで足りる構成のため、非常に簡易に設計実現可能
となり、その上、本発明の全ての部材は樹脂で一体成形
することが可能なために量産性に秀れ安価な製品を提供
できることになるなど、極めて秀れた実用上の効果を発
揮する画期的な収納体連結構造となる。
に複数の収納体を並設し、隣り合う収納体の外側壁部同
士に係止具を圧入係止するだけでの簡単な操作で複数の
収納体を連結することができる極めて連結操作性に秀れ
た収納体連結構造となり、しかも、本発明は、単に樹脂
製の収納体の外側壁部に係止凹部若しくは係止凸部を一
体成形すると共に、隣り合わせたこの外側壁部に被嵌し
て前記係止凹部若しくは係止凸部に係止する係止凸部若
しくは係止凹部を一体成形した樹脂製の係止具を用意す
るだけで足りる構成のため、非常に簡易に設計実現可能
となり、その上、本発明の全ての部材は樹脂で一体成形
することが可能なために量産性に秀れ安価な製品を提供
できることになるなど、極めて秀れた実用上の効果を発
揮する画期的な収納体連結構造となる。
【0035】また、請求項2記載の発明においては、収
納枠体内に引出容器を備え、収納枠体の外側枠部に補強
垂下壁部を備えた既存の樹脂製の収納体に本発明を容易
に設計実現可能となり、しかも、補強垂下壁部に下方か
ら係止具を被嵌係止するから、収納体の連結状態でこの
係止具が外観上に露出せず体裁良好となるし、この係止
具が収納体の上方へ露出することがないために、収納体
の上方へ他の収納体を積み重ねる際に係止具が邪魔とな
ることもないなど、一層実用性に秀れた構成の収納体連
結構造となる。
納枠体内に引出容器を備え、収納枠体の外側枠部に補強
垂下壁部を備えた既存の樹脂製の収納体に本発明を容易
に設計実現可能となり、しかも、補強垂下壁部に下方か
ら係止具を被嵌係止するから、収納体の連結状態でこの
係止具が外観上に露出せず体裁良好となるし、この係止
具が収納体の上方へ露出することがないために、収納体
の上方へ他の収納体を積み重ねる際に係止具が邪魔とな
ることもないなど、一層実用性に秀れた構成の収納体連
結構造となる。
【0036】また、請求項3記載の発明においては、前
記作用効果を確実に発揮する係止具を簡易構成にして容
易に設計実現可能となり、しかも、係止具は、既存のク
リップなどとは異なり金属部品などを一切使用しない樹
脂製の一部品であるため、極めて容易に樹脂成形可能で
量産性に秀れると共に安価に構成可能であり、その上、
この係止具は重合状態の外側壁部に対して単に押圧する
だけで極めて容易に被嵌係止させることができるなど、
連結操作性にも秀れた極めて実用的な収納体連結構造と
なる。
記作用効果を確実に発揮する係止具を簡易構成にして容
易に設計実現可能となり、しかも、係止具は、既存のク
リップなどとは異なり金属部品などを一切使用しない樹
脂製の一部品であるため、極めて容易に樹脂成形可能で
量産性に秀れると共に安価に構成可能であり、その上、
この係止具は重合状態の外側壁部に対して単に押圧する
だけで極めて容易に被嵌係止させることができるなど、
連結操作性にも秀れた極めて実用的な収納体連結構造と
なる。
【0037】また、請求項4記載の発明においては、係
止具が外側壁部に沿って横移動しない状態で被嵌係止す
るために収納体の連結状態が一層安定的となり、しか
も、この係止具の横移動を阻止するストッパ凸部は、収
納体の樹脂成形と同時に容易に一体成形できるため簡易
に設計実現可能であるなど、極めて実用性に秀れた収納
体連結構造となる。
止具が外側壁部に沿って横移動しない状態で被嵌係止す
るために収納体の連結状態が一層安定的となり、しか
も、この係止具の横移動を阻止するストッパ凸部は、収
納体の樹脂成形と同時に容易に一体成形できるため簡易
に設計実現可能であるなど、極めて実用性に秀れた収納
体連結構造となる。
【図1】本実施例の連結状態を示す説明正面図である。
【図2】本実施例を示す引出容器を省略した斜視図であ
る。
る。
【図3】本実施例の連結構造を示す引出容器を省略した
部分拡大正断面図である。
部分拡大正断面図である。
【図4】本実施例の連結構造を示す引出容器を省略した
部分拡大側断面図である。
部分拡大側断面図である。
1 収納容器
2 外側壁部(補強垂下壁部)
3 係止具
4 係止凸部
5 係止凹部
6 収納枠体
7 引出容器
8 ストッパ凸部
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
Fターム(参考) 3B060 BA01 BB04 BC01 BD01 BD02
BE02 BF02
3J022 DA11 DA17 EA02 EB03 ED06
FA05 FB12 FB16 HA03 HB02
HB06
3J024 AA50 BA02 CA06
Claims (4)
- 【請求項1】 樹脂製の収納体を複数横並設状態に連結
する収納体連結構造であって、前記収納体を隣接状態に
並設して隣り合う収納体の外側壁部同士を突き合わせ重
合した際、この重合する外側壁部を挟持するように被嵌
してこの重合状態を保持し得る樹脂製の係止具を設け、
この係止具の挟持内側面に係止凸部若しくは係止凹部を
一体成形すると共に、この係止凸部若しくは係止凹部が
係止する係止凹部若しくは係止凸部を前記外側壁部に一
体成形して、重合状態の外側壁部にこの係止具を被嵌し
た際、前記係止凸部を前記係止凹部に圧入係止すること
でこの係止具が外側壁部に対し抜け止め状態となって、
この係止具により前記収納体が横並設状態に連結される
構造としたことを特徴とする収納体連結構造。 - 【請求項2】 前記収納体は、樹脂製の収納枠体内に樹
脂製の引出容器を備えて成る構成とし、この収納枠体の
外側枠部に形成される補強垂下壁部を前記外側壁部と
し、この補強垂下壁部に前記係止凹部若しくは前記係止
凸部を一体成形し、収納体を隣接状態に並設して隣り合
う収納体の補強垂下壁部同士を突き合わせ重合した際、
この重合する補強垂下壁部に下方から前記係止具を被嵌
する構成としたことを特徴とする請求項1記載の収納体
連結構造。 - 【請求項3】 樹脂製の前記係止具は、重合状態の前記
外側壁部を挟持するように被嵌し得る断面コ字状若しく
はU字状であって、対向内側面に前記係止凸部若しくは
前記係止凹部を有する形状に一体成形し、この係止具を
重合状態の外側壁部に被嵌すると、樹脂製の係止具の撓
み弾性によりこの係止具の係止凸部若しくは係止凹部が
外側壁部の内側面に形成した前記係止凹部若しくは前記
係止凸部に係止してこの係止具が外側壁部に対し抜け止
め状態となるように構成したことを特徴とする請求項
1,2のいずれか1項に記載の収納体連結構造。 - 【請求項4】 前記外側壁部に、この外側壁部に被嵌係
止した前記係止具が外側壁部に沿って横移動することを
阻止するストッパ凸部を一体成形したことを特徴とする
請求項1〜3のいずれか1項に記載の収納体連結構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002054396A JP2003250646A (ja) | 2002-02-28 | 2002-02-28 | 収納体連結構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002054396A JP2003250646A (ja) | 2002-02-28 | 2002-02-28 | 収納体連結構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003250646A true JP2003250646A (ja) | 2003-09-09 |
Family
ID=28665562
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002054396A Pending JP2003250646A (ja) | 2002-02-28 | 2002-02-28 | 収納体連結構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003250646A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020043967A (ja) * | 2018-09-18 | 2020-03-26 | コクヨ株式会社 | 家具システム |
JP2020058403A (ja) * | 2018-10-05 | 2020-04-16 | コクヨ株式会社 | サウンドマスキング設備、音声出力ユニット |
-
2002
- 2002-02-28 JP JP2002054396A patent/JP2003250646A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020043967A (ja) * | 2018-09-18 | 2020-03-26 | コクヨ株式会社 | 家具システム |
JP7354530B2 (ja) | 2018-09-18 | 2023-10-03 | コクヨ株式会社 | 家具システム |
JP2020058403A (ja) * | 2018-10-05 | 2020-04-16 | コクヨ株式会社 | サウンドマスキング設備、音声出力ユニット |
JP7271898B2 (ja) | 2018-10-05 | 2023-05-12 | コクヨ株式会社 | サウンドマスキング設備、音声出力ユニット |
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