JP2613172B2 - クリップ - Google Patents
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- JP2613172B2 JP2613172B2 JP5344332A JP34433293A JP2613172B2 JP 2613172 B2 JP2613172 B2 JP 2613172B2 JP 5344332 A JP5344332 A JP 5344332A JP 34433293 A JP34433293 A JP 34433293A JP 2613172 B2 JP2613172 B2 JP 2613172B2
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- clip
- locking
- bent
- leaf spring
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、略W字形の板ばねと一
対の合成樹脂製のクリップ本体とからなる極小型のクリ
ップに関するものである。
対の合成樹脂製のクリップ本体とからなる極小型のクリ
ップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】U形成形部の両先端に曲げ返し片を形成
した略W字形の板ばねと、該各曲げ返し片に一対の合成
樹脂製のクリップ本体を取り付けてなるクリップは、実
願昭51−67357号(実開昭52−158618
号)の図面第4図に開示されている。このクリップは、
クリップ本体である表板と裏板との対向面の略中央に突
起を一体成形し、この突起をW字形の板ばねの曲げ返し
片の菱形孔部に押し込むことにより取り付けたものであ
る。菱形孔部は、板ばねの曲げ返し片の長手方向に平行
に設けられた切溝間の中央に、突起の外径寸法より若干
小さな対角線寸法をで穿設されている。そして、切溝の
間に残された部分を爪部として、前記菱形孔部に突起を
押し込むことにより、押し開かれる爪部の弾発力による
摩擦係合を生じさせて取り付けている。
した略W字形の板ばねと、該各曲げ返し片に一対の合成
樹脂製のクリップ本体を取り付けてなるクリップは、実
願昭51−67357号(実開昭52−158618
号)の図面第4図に開示されている。このクリップは、
クリップ本体である表板と裏板との対向面の略中央に突
起を一体成形し、この突起をW字形の板ばねの曲げ返し
片の菱形孔部に押し込むことにより取り付けたものであ
る。菱形孔部は、板ばねの曲げ返し片の長手方向に平行
に設けられた切溝間の中央に、突起の外径寸法より若干
小さな対角線寸法をで穿設されている。そして、切溝の
間に残された部分を爪部として、前記菱形孔部に突起を
押し込むことにより、押し開かれる爪部の弾発力による
摩擦係合を生じさせて取り付けている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成のクリップでは、手作業によりクリップ本体に形成し
た突起をW字形の板ばねの両方の曲げ返し片の菱形孔部
に強く押し込むことは容易でなく、特にクリップ本体が
厚さ略1mmで10×20mm程度の矩形状の極く小型
のクリップの場合は、指先でクリップ本体及び板ばねを
保持する必要があり、作業の効率化を図ることが困難で
ある。また、作業効率を高めるため取付用の治具を用い
れば、製品単価が高くなる等の問題点がある。本発明
は、極く小型であっても製作が容易で安価なクリップを
提供することを目的とするものである。
成のクリップでは、手作業によりクリップ本体に形成し
た突起をW字形の板ばねの両方の曲げ返し片の菱形孔部
に強く押し込むことは容易でなく、特にクリップ本体が
厚さ略1mmで10×20mm程度の矩形状の極く小型
のクリップの場合は、指先でクリップ本体及び板ばねを
保持する必要があり、作業の効率化を図ることが困難で
ある。また、作業効率を高めるため取付用の治具を用い
れば、製品単価が高くなる等の問題点がある。本発明
は、極く小型であっても製作が容易で安価なクリップを
提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明のクリップは、U形成形部の両先端に曲げ返し
片を形成した略W字形の板ばねと、該各曲げ返し片に一
対の合成樹脂製のクリップ本体を取り付けてなるクリッ
プにおいて、前記一対のクリップ本体は、各対向面の後
方両側に側壁を形成し、該各側壁の上端から対向状に突
出させた突出縁と、該突出縁に連続させて前記対向面に
被さる突出片とを形成し、前記側壁と突出縁及び突出片
により前記板ばねの挿入溝を形成するとともに、該挿入
溝の後端部に係止段面を凹成してなり、前記挿入溝に前
記板ばねの曲げ返し片を挿入して、該挿入溝の係止段面
に前記曲げ返し片の後端部に打ち出しにより形成した係
止突起を係止することにより構成したことを特徴とす
る。
の本発明のクリップは、U形成形部の両先端に曲げ返し
片を形成した略W字形の板ばねと、該各曲げ返し片に一
対の合成樹脂製のクリップ本体を取り付けてなるクリッ
プにおいて、前記一対のクリップ本体は、各対向面の後
方両側に側壁を形成し、該各側壁の上端から対向状に突
出させた突出縁と、該突出縁に連続させて前記対向面に
被さる突出片とを形成し、前記側壁と突出縁及び突出片
により前記板ばねの挿入溝を形成するとともに、該挿入
溝の後端部に係止段面を凹成してなり、前記挿入溝に前
記板ばねの曲げ返し片を挿入して、該挿入溝の係止段面
に前記曲げ返し片の後端部に打ち出しにより形成した係
止突起を係止することにより構成したことを特徴とす
る。
【0005】
【作用及び発明の効果】上記構成の本発明のクリップ
は、クリップ本体に構成された挿入溝に、W字形の板ば
ねの曲げ返し片を挿入して、該挿入溝の後端部の係止段
面に曲げ返し片の係止突起を係止するだけで製作でき
る。従って、強い力を加えて押し込む必要もないから、
クリップの製作作業が容易となって、特に極く小型のク
リップの場合の製作作業の効率を高めることができるば
かりでなく、取付用の治具を必要とすることもないか
ら、製品単価が安価となる等の効果を有する。
は、クリップ本体に構成された挿入溝に、W字形の板ば
ねの曲げ返し片を挿入して、該挿入溝の後端部の係止段
面に曲げ返し片の係止突起を係止するだけで製作でき
る。従って、強い力を加えて押し込む必要もないから、
クリップの製作作業が容易となって、特に極く小型のク
リップの場合の製作作業の効率を高めることができるば
かりでなく、取付用の治具を必要とすることもないか
ら、製品単価が安価となる等の効果を有する。
【0006】
【実施例】添付図面は本発明の1実施例を示すものであ
って、図1は分解斜視図、図2は本発明の先端を閉じた
状態のクリップの斜視図である。図3はクリップの縦断
面図、図4は先端を開いた状態のクリップの縦断面図、
図5は他の実施例を示す分解斜視図である。
って、図1は分解斜視図、図2は本発明の先端を閉じた
状態のクリップの斜視図である。図3はクリップの縦断
面図、図4は先端を開いた状態のクリップの縦断面図、
図5は他の実施例を示す分解斜視図である。
【0007】本発明は、1枚の板ばね1と一対の合成樹
脂製クリップ本体11,11とによって構成する。そし
て、クリップ本体11,11は、厚さ略1mmで10×
20mm程度の矩形形状に形成されている。板ばね1
は、U形成形部2の両先端に曲げ返し片3,3を設けて
略W字形に形成されている。そして、曲げ返し片3,3
の後端部に、鋸歯形の係止突起4,4が打ち出し成形さ
れている。該各係止突起4,4には、各曲げ返し片3,
3の基端部側(U形成形部2側)に該曲げ返し片3,3
から直角に起立する係止面5,5が形成されている。
脂製クリップ本体11,11とによって構成する。そし
て、クリップ本体11,11は、厚さ略1mmで10×
20mm程度の矩形形状に形成されている。板ばね1
は、U形成形部2の両先端に曲げ返し片3,3を設けて
略W字形に形成されている。そして、曲げ返し片3,3
の後端部に、鋸歯形の係止突起4,4が打ち出し成形さ
れている。該各係止突起4,4には、各曲げ返し片3,
3の基端部側(U形成形部2側)に該曲げ返し片3,3
から直角に起立する係止面5,5が形成されている。
【0008】合成樹脂製のクリップ本体11,11は、
それぞれ内面となる対向面11a,11aの後方両側
に、高さが前記板ばね1の厚さ寸法よりも僅かに大きい
側壁12,12が形成されている。側壁12,12間の
寸法は、板ばね1の板幅の寸法に略合致させている。そ
して、側壁12,12の上端から対向状に突出する突出
縁13,13が形成されている。さらに、該突出縁1
3,13の一部分を対向状に突出させて、対向面11
a,11aに被さる突出片14,14が形成されてい
る。上記側壁12,12、突出縁13,13及び突出片
14,14により、板ばね1の各曲げ返し片3,3が挿
入される挿入溝11b,11bが形成される。そして、
挿入溝11b,11bの後端部には、係止段面15,1
5が凹成されている。クリップ本体11,11の前端部
には、楔状の小突起16、16が形成されている。
それぞれ内面となる対向面11a,11aの後方両側
に、高さが前記板ばね1の厚さ寸法よりも僅かに大きい
側壁12,12が形成されている。側壁12,12間の
寸法は、板ばね1の板幅の寸法に略合致させている。そ
して、側壁12,12の上端から対向状に突出する突出
縁13,13が形成されている。さらに、該突出縁1
3,13の一部分を対向状に突出させて、対向面11
a,11aに被さる突出片14,14が形成されてい
る。上記側壁12,12、突出縁13,13及び突出片
14,14により、板ばね1の各曲げ返し片3,3が挿
入される挿入溝11b,11bが形成される。そして、
挿入溝11b,11bの後端部には、係止段面15,1
5が凹成されている。クリップ本体11,11の前端部
には、楔状の小突起16、16が形成されている。
【0009】上記構成の本発明のクリップは、板ばね1
の各曲げ返し片3,3をクリップ本体11,11に形成
した挿入溝11b,11bに挿入し、後端部の係止段面
15,15に係止突起4,4の係止面5,5を係止する
だけで組み立てることができる。従って、特にクリップ
本体11,11が、厚さ略1mmで10×20mm程度
の矩形形状に形成された極く小型のクリップの組み立作
業を容易に行うことができる。
の各曲げ返し片3,3をクリップ本体11,11に形成
した挿入溝11b,11bに挿入し、後端部の係止段面
15,15に係止突起4,4の係止面5,5を係止する
だけで組み立てることができる。従って、特にクリップ
本体11,11が、厚さ略1mmで10×20mm程度
の矩形形状に形成された極く小型のクリップの組み立作
業を容易に行うことができる。
【0010】尚、上記クリップ本体11,11に形成す
る板ばね1の曲げ返し片3,3の挿入溝11b,11b
は、図5に示すように側壁12,12の上端を天井壁1
4aにより連続させてもよい。また、挿入溝11b,1
1bの後端部に凹成する係止段面15,15は、クリッ
プ本体11,11の後端面であってもよい。
る板ばね1の曲げ返し片3,3の挿入溝11b,11b
は、図5に示すように側壁12,12の上端を天井壁1
4aにより連続させてもよい。また、挿入溝11b,1
1bの後端部に凹成する係止段面15,15は、クリッ
プ本体11,11の後端面であってもよい。
【図1】図1はクリップの分解斜視図である。
【図2】図2はクリップの先端を閉じた状態を示す斜視
図である。
図である。
【図3】図3はクリップの縦断面図である。
【図4】図4は先端を開いた状態のクリップの縦断面図
である。
である。
【図5】図5は他の実施例を示す分解斜視図である。
1...板ばね 2...U形成形部 3...曲げ返
し片 4...係止突起 5...係止面 11...クリッ
プ本体 11a...対向面 11b...挿入溝 12...
側壁 13...突出縁 14...突出片 15...係止
段面
し片 4...係止突起 5...係止面 11...クリッ
プ本体 11a...対向面 11b...挿入溝 12...
側壁 13...突出縁 14...突出片 15...係止
段面
Claims (1)
- 【請求項1】 U形成形部の両先端に曲げ返し片を形成
した略W字形の板ばねと、該各曲げ返し片に一対の合成
樹脂製のクリップ本体を取り付けてなるクリップにおい
て、 前記一対のクリップ本体は、各対向面の後方両側に側壁
を形成し、該各側壁の上端から対向状に突出させた突出
縁と、該突出縁に連続させて前記対向面に被さる突出片
とを形成し、前記側壁と突出縁及び突出片により前記板
ばねの挿入溝を形成するとともに、該挿入溝の後端部に
係止段面を凹成してなり、 前記挿入溝に前記板ばねの曲げ返し片を挿入して、該挿
入溝の係止段面に前記曲げ返し片の後端部に打ち出しに
より形成した係止突起を係止することにより構成したこ
とを特徴とする クリップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5344332A JP2613172B2 (ja) | 1993-12-17 | 1993-12-17 | クリップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5344332A JP2613172B2 (ja) | 1993-12-17 | 1993-12-17 | クリップ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07172088A JPH07172088A (ja) | 1995-07-11 |
JP2613172B2 true JP2613172B2 (ja) | 1997-05-21 |
Family
ID=18368427
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5344332A Expired - Fee Related JP2613172B2 (ja) | 1993-12-17 | 1993-12-17 | クリップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2613172B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7190784B1 (ja) | 2022-08-08 | 2022-12-16 | 株式会社レーベン | クリップ |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5183834B1 (ja) * | 2012-08-23 | 2013-04-17 | 有限会社 大河内 | 挟み具 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5069922A (ja) * | 1973-08-02 | 1975-06-11 | ||
JPS5167357A (ja) * | 1974-12-07 | 1976-06-10 | Toyoda Gosei Kk | Tenzopurasuchitsukuhagurumano barijokyohoho |
JPS52137033A (en) * | 1976-05-04 | 1977-11-16 | Daito Bouki Kousakushiyo Kk | Fibeer transfering method and apparatus for tandemcard |
-
1993
- 1993-12-17 JP JP5344332A patent/JP2613172B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7190784B1 (ja) | 2022-08-08 | 2022-12-16 | 株式会社レーベン | クリップ |
JP2024022982A (ja) * | 2022-08-08 | 2024-02-21 | 株式会社レーベン | クリップ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07172088A (ja) | 1995-07-11 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |