JP2009006643A - クリップ取付構造 - Google Patents

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克彦 矢崎
Hirosumi Fujiwara
浩純 藤原
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Abstract

【課題】 クリップの押し込み操作だけで筒体へ簡単に取り付ける。
【解決手段】 筒体1の内部に保持軸1bを、窓孔1aのクリップ押し込み方向の延長線上に該クリップ押し込み方向と交差させて突設し、このクリップ2の挿入片2aに上記保持軸1bと対向して係合する係止孔2bを開設し、筒体1の窓孔1aにクリップ2の挿入片2aを押し込むことにより、その係止孔2bが筒体1内の保持軸1bと係合して軸着される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば筆記具や化粧具の軸筒又はキャップなどの筒体にクリップを取り付けるためのクリップ取付構造に関する。
詳しくは、軸筒又はキャップなどの筒体に開設された窓孔に対し、クリップの挿入片を押し込んで取り付けるクリップ取付構造に関する。
従来、この種のクリップ取付構造として、クリップの横断面ほぼコ字形に成形される脚杆の天板に当接縁を設け、かつ左右両側の上辺側をL形に切欠して挿入板を形成し、この挿入板の下辺と脚杆の境界とを深く切欠して掛止板を垂設し、該挿入板を向合せに折曲することにより、このように成形したクリップの挿入板を、軸筒又はキャップに開孔された窓孔に挿入して、掛止板を軸筒又はキャップの内面に掛止し、当接縁を窓孔の上側孔縁に沿いて軸筒又はキャップの外面に当接して取付けるものがある(例えば、特許文献1参照)。
また、クリップの脚杆上部の左右両側に後方へ突出する取付部を設け、該取付部の先端側には、取付部の上辺側をL形に切欠して、キャップ外周への当接縁と、キャップ周壁の窓孔に挿入する挿入片とを形成し、且つ該挿入片の先端にはキャップ内周に掛止する掛止片を設けることにより、キャップの窓孔にクリップの各挿入片を挿入すると共に、各掛止片をキャップ内周に掛止せしめ、且つ夫々の当接縁をキャップ外周に圧接せしめてキャップに取り付けるものもある(例えば、特許文献2参照)
実公昭50−24254号公報(第1頁、第1−5図) 特開平10−24693号公報(第3頁、図1−2)
しかし乍ら、このような従来のクリップ取付構造では、軸筒又はキャップの窓孔にクリップの挿入片が挿入されて掛止部を該軸筒又はキャップの内面に掛止した後に、このクリップのL形切欠部を押し込み窓孔の上側孔縁に沿って当接嵌合させるため、軸筒又はキャップなど筒体を合成樹脂などで肉厚寸法が厚く形成されると、L形切欠部の押し込みが困難になって簡単に取り付けることができないという問題があった。
このような状況でクリップを持って無理に押し込むと、その押圧力でクリップ自体が変形して不良品となるという問題もあった。
本発明のうち第一の発明は、クリップの押し込み操作だけで筒体へ簡単に取り付けることを目的としたものである。
第二の発明は、第一の発明の目的に加えて、係止孔と保持軸をより確実に軸着することを目的としたものである。
第三の発明は、第一の発明または第二の発明の目的に加えて、各保持軸の突出量を減らすことを目的としたものである。
第四の発明は、第一の発明、第二の発明または第三の発明の目的に加えて、クリップの全体面積を広げることなくバネ部が確保可能なレバー式(バインダー式)クリップを提供することを目的としたものである。
前述した目的を達成するために、本発明のうち第一の発明は、筒体の内部に保持軸を、窓孔のクリップ押し込み方向の延長線上に該クリップ押し込み方向と交差させて突設し、このクリップの挿入片には、該クリップの押し込みに伴い上記保持軸と対向して係合する係止孔を開設したことを特徴とするものである。
第二の発明は、第一の発明の構成に、前記クリップの挿入片を弾性変形可能な材料で一対形成すると共に、これら挿入片を挟むように対向して保持軸を一対配置し、各保持軸の端面には、該クリップの押し込みに伴い当接して各挿入片を互いに接近する方向へ押圧するガイド面を夫々形成した構成を加えたことを特徴とする。
第三の発明は、第一の発明または第二の発明の構成に、前記クリップの挿入片を弾性変形可能な材料で一対形成すると共に、これら挿入片を夫々の先端へ向かって徐々に拡開するように形成し、この拡開した両挿入片の先端部と夫々係合するように保持軸を一対配置した構成を加えたことを特徴とする。
第四の発明は、第一の発明、第二の発明または第三の発明の構成に、前記筒体内の保持軸とクリップの係止孔を回転自在に係合させて、筒体の外面に対しクリップを揺動自在に装着すると共に、このクリップの内側部分を部分的に切り欠き、この切り欠き部を折り曲げて、該クリップの先端挟持部を筒体へ向け弾性的に押圧するバネ部を一体形成した構成を加えたことを特徴とする。
本発明のうち第一の発明は、筒体の内部に保持軸を、窓孔のクリップ押し込み方向の延長線上に該クリップ押し込み方向と交差させて突設し、このクリップの挿入片に上記保持軸と対向して係合する係止孔を開設し、筒体の窓孔にクリップの挿入片を押し込むことにより、その係止孔が筒体内の保持軸と係合して軸着される。
従って、クリップの押し込み操作だけで筒体へ簡単に取り付けることができる。
その結果、窓孔に入れられたクリップの掛止部を筒体の内面に掛止したからL形切欠部を押し込み窓孔の上側孔縁に沿って当接嵌合させる必要がある従来のものに比べ、筒体の肉厚寸法に関係なくスムーズに押し込み可能となって、短時間でしかも確実に取り付けできる。
更に、作業者がクリップを持って無理に押し込む必要がないので、クリップ自体が変形することがなく、それによる不良品の発生も防止できる。
第二の発明は、第一の発明の効果に加えて、クリップの挿入片を弾性変形可能な材料で一対形成すると共に、これら挿入片を挟むように対向して保持軸を一対配置し、各保持軸の端面には、該クリップの押し込みに伴い当接して各挿入片を互いに接近する方向へ押圧するガイド面を夫々形成することにより、両挿入片が弾性変形し、夫々の係止孔と各保持軸が一致した時に両挿入片が弾性復元力で拡開して夫々係合する。
従って、係止孔と保持軸をより確実に軸着することができる。
その結果、クリップの取り付けがより確実になって完成度が向上する。
第三の発明は、第一の発明または第二の発明の効果に加えて、クリップの挿入片を弾性変形可能な材料で一対形成すると共に、これら挿入片を夫々の先端へ向かって徐々に拡開するように形成し、この拡開した両挿入片の先端部と夫々係合するように保持軸を一対配置することにより、両挿入片が互いに接近する方向へ弾性変形させて、筒体の窓孔へ押し込むと、窓孔内を通過して筒体内では、両挿入片が弾性復元力で拡開して各保持軸と夫々係合する。
従って、各保持軸の突出量を減らすことができる。
その結果、筒体の内部スペースが広くなり、筆記体などの収納スペースとして有効利用できる。
第四の発明は、第一の発明、第二の発明または第三の発明の効果に加えて、筒体内の保持軸とクリップの係止孔を回転自在に係合させて、筒体の外面に対しクリップを揺動自在に装着すると共に、このクリップの内側部分を部分的に切り欠き、この切り欠き部を折り曲げて、該クリップの先端挟持部を筒体へ向け弾性的に押圧するバネ部を一体形成することにより、クリップの内側の切り欠き部が、クリップの揺動に伴い弾性変形するバネ部として利用される。
従って、クリップの全体面積を広げることなくバネ部が確保可能なレバー式(バインダー式)クリップを提供する・ことができる。
その結果、クリップ全体の打抜き面積を減少でき、一枚の原料板当りの打抜き個数を増大できるから製造コストの低減化が図れる。
本発明のクリップ取付構造Aの実施形態は、図1〜図5に示す如く、筆記具や化粧具の軸筒又はキャップなどの筒体1の所定位置に窓孔1aを開設すると共に、該筒体1の内部に保持軸1bを突設し、クリップ2の所定位置には挿入片2aを突設し、この筒体1の窓孔1aにクリップ2の挿入片2aを押し込んで、その先端に開設された係止孔2bを保持軸1bに係合させることにより、該筒体1にクリップ2が取り付けられる。
上記筒体1は、合成樹脂やそれに類似する材料で円筒状に形成され、その外面から該筒体1の内部へ向けて、後述するクリップ2の挿入片2aよりも若干大きな窓孔1aを開穿し、この窓孔1aに対するクリップ2の挿入片2aの押し込み方向の延長線上には、該クリップ押し込み方向と交差させて保持軸1bを突設している。
更に、この保持軸1bの端面には、窓孔1aから押し込まれたクリップ2の挿入片2aの先端を当接するガイド面1cを形成し、これら挿入片2aの先端とガイド面1cとの摺接により、該挿入片2aをクリップ押し込み方向と交差する方向へ押圧して弾性変形させることが好ましい。
そして、上記クリップ2は、弾性変形可能な金属などで平板状に形成された原料板(図示せず)をプレス加工などで所定形状に打ち抜いて折り曲げるか又は合成樹脂などの一体成形により、所定の立体形状に形成され、その一部に上記筒体1へ向け突出させて挿入片2aが形成される。
その一例としては、上記クリップ2を断面コの字形に夫々折り曲げ加工することにより、凹状空間部Sが形成されると共に、この凹状空間部Sを挟むように一対の挿入片2aが突出形成される。
この挿入片2aの先端側には、上述したクリップ2の押し込みにより上記保持軸1bと対向して係合する係止孔2bを開設し、該係止孔2bと、それよりも若干小さな保持軸1bとを嵌入係合させることで、該クリップ2が筒体1に対して軸着される。
以下、本発明の各実施例を図面に基づいて説明する。
この実施例1は、図1(a)(b)〜図3に示す如く、前記クリップ2の全体又は一部を弾性変形可能な材料で形成して一対の挿入片2aが形成され、これら挿入片2aと対向する直線状の窓孔1aを前記筒体1に開設すると共に、両挿入片2aを挟むように対向して一対の保持軸1bが該筒体1の径方向へ一直線上に配置され、各保持軸1bの対向する端面には、該クリップ2の押し込みによって両挿入片2aを互いに接近する方向へ押圧するガイド面1cが夫々形成された場合を示している。
詳しくは、クリップ2の原料板をプレス機などにより打ち抜く段階で一対の挿入片2aを突出形成すると共に、これらに係止孔2bを予め切欠形成し、この原料板を断面コの字形に夫々折り曲げ加工することで、一対の挿入片2aが対向して配置される。
図示例の場合には、図1(a)に示す如く、上記筒体1が筆記具の軸筒であり、図1(b)及び図2に示す如く、略平行に並べられた挿入片2aの先端に開穿される係止孔2bの開口形状と、保持軸1bの断面形状を互いに嵌め合う略矩形状にして回転不能に係合させることにより、上記筒体1の外面に対し上記クリップ2を移動不能に装着して、該クリップ2の先端挟持部2cとして玉部を筒体1の外面に当接又は接近させて配置している。
更に、これら保持軸1bの対向する端面を、夫々クリップ押し込み方向へ向け徐々に接近する方向へ逆ハの字形に傾斜させてガイド面1cとしている。
また、その他の例として図示せぬが、これら係止孔2bの開口形状と保持軸1bの断面形状を例えば円形や楕円形などに代えたり、ガイド面1cを逆ハの字形に湾曲させることも可能である。
次に、斯かるクリップ取付構造Aの取り付け方法及び作用効果について説明する。
先ず、図1(b)の一点鎖線に示すように折り曲げ加工されたクリップ2の両挿入片2aを、筒体1の窓孔1aに押し込むと、これら挿入片2aの先端部2dが保持軸1bのガイド面1cに当接し、該ガイド面1cに沿って摺接しながら更に挿入される。
それにより、図1(b)の二点鎖線に示す如く、これら両挿入片2aが夫々互いに接近する方向へ弾性変形し、図1(b)の実線に示す如く、夫々の係止孔2bの開口先端が各保持軸1bの末端位置まで到達して両者が一致した時に、両挿入片2aが弾性復元力で拡開して夫々係合する。
その結果、図1(a)及び図3に示す如く、クリップ2を押し込むだけで筒体1に対し簡単に軸着でき、図示例では筒体1に対してクリップ2が移動不能に取り付けられる。
更に、図示例のように両保持軸1bの対向する端面に、クリップ押し込み方向へ向け接近する方向へ逆ハの字形に傾斜するガイド面1cを形成した場合には、該クリップ2の押し込みにより両挿入片2aがガイド面1cに当接して夫々内側へ弾性変形し、その後、両挿入片2aの弾性復元力で外側へ拡開して夫々係合するため、各係止孔2bと各保持軸1bをより確実に軸着できるという利点がある。
この実施例2は、図4(a)〜(c)に示す如く、前記クリップ2の挿入片2aを夫々の先端部2dへ向かって徐々に拡開するように形成し、両保持軸1bの対向する端面を略垂直な鉛直面1dにして略平行に対向させた構成が、前記図1〜図3に示した実施例1とは異なり、それ以外の構成は図1〜図3に示した実施例1と同じものである。
詳しくは、図4(b)に示す如く、クリップ2の本体側から両挿入片2aに至る部分のどこかを折り曲げ加工することで、夫々の先端部2dへ向けて徐々に拡開するようにしている。
図示例では両挿入片2aの突出方向(クリップ押し込み方向)途中部分を、背中合わせに略くの字形となるように予め折り曲げ加工して折り癖を付けており、この折り癖部2eよりも前記窓孔1aを若干大きく形成して該折り癖部2eが通過し得るようにしている。
また、その他の例として図示せぬが、クリップ2の本体側から両挿入片2aの先端部2dまでの全体がハの字形となるようにするなどして拡開させたり、これら係止孔2bの開口形状と保持軸1bの断面形状を例えば円形や楕円形などに代えることも可能である。
更に、実施例1のように各保持軸1bの対向する端面に、クリップ押し込み方向へ向け徐々に接近する方向へ逆ハの字形に傾斜するか又は湾曲するガイド面を形成したり、或いはクリップ押し込み方向へ向け徐々に離隔する方向へハの字形に傾斜又は湾曲するガイド面を形成することも可能である。
従って、図4(a)〜(c)に示す実施例2は、図4(b)に示す如く、先ずクリップ2の両挿入片2aの先端側を互いに接近する方向へ弾性変形させて、これら挿入片2aの先端部2dの間隔を、筒体1の窓孔1aの間隔と一致させてから該窓孔1a内に押し込むと、背中合わせに略くの字形に折り曲がった折り癖部2eが窓孔1a内を通過する瞬間は若干の抵抗感があるものの、通過してからはその後のクリップ2の押し込みにより両挿入片2aが弾性復元力で徐々に拡開して、夫々の先端部2dが保持軸1bの端面又はガイド面に当接する。
それにより、両挿入片2aの弾性復元力による拡開が抑制されるものの、更なる押し込みで夫々の係止孔2bの開口先端が各保持軸1bの末端位置まで到達して両者が一致した時に、図4(a)(c)に示す如く、両挿入片2aが弾性復元力を加わって一度に拡開し、各保持軸1bと夫々係合する。
その結果、図1〜図3に示した実施例1に比べて、筒体1内における両保持軸1bの突出量が減って、筒体1の内部スペースが広くなるという利点がある。
この実施例3は、図5に示す如く、前記保持軸1bの断面形状と、前記係止孔2bの係止孔2bの開口形状を夫々円形として回転自在に係合させることにより、前記筒体1の外面に対して前記クリップ2を揺動自在に装着した構成が、前記図1〜図3に示した実施例1又は図4に示に示した実施例2とは異なり、それ以外の構成は実施例1又は実施例2と同じものである。
更に、上記クリップ2は、その内側部分を部分的に切り欠き、この切り欠き部2fを折り曲げて、該クリップ2の先端挟持部2cを筒体Bへ向け弾性的に押圧するバネ部2gを一体することにより、クリップ2の内側の切り欠き部2fが、クリップ2の揺動に伴い弾性変形するバネ部2gとして利用したレバー式(バインダー式)クリップである場合を示している。
即ち、このクリップ2の特徴としては、その原料板をプレス機などにより該クリップ2の外形状を打抜くと略同時に、その内側部分を部分的に切り欠き、この切り欠き部2fを所定形状に折り曲げ加工して、その末端部分2hを上記筒体1の外面に接地させるか又は接近させることにより、バネ部2gを一体形成して、該バネ部2gのバネ力で先端挟持部2cを筒体1へ向け弾性的に押圧させている。
その具体例としては、クリップ2の略中央内側部分をその長手方向へ直線状に切り欠き、この直線状の切り欠き部2fを略U字形又は略V字形に折り曲げると共に、その末端部分2hを筒体1の外面に接地させて係止することにより、該切り欠き部2fの全体又は一部がバネ部2gとして機能させることが好ましい。
図示例の場合には、クリップ2の切り欠き部2fの根本部分から折り曲げて、保持軸1bと係止孔2bの回転係合位置よりも後側(図5の紙面で左側)にバネ部2gが形成されている。
それにより、先ず、図5の実線に示すクリップ2の後端側の操作部2iが筒体1側へ押されていない状態では、バネ部2gのバネ力により該クリップ2の先端挟持部2cが筒体1の外面へ向け弾性的に押圧されて接触している。
この状態から図5の二点鎖線に示す如く、クリップ2の操作部2iを筒体1側へ押圧操作すると、バネ部2gが弾性的に圧縮変形して、保持軸1bと係止孔2bの回転係合位置を中心としてクリップ2全体が揺動し、その先端挟持部2cが筒体1の外面から離れて、衣服のポケットなどの薄い被挾着物だけでなく、それよりも厚みのあるノートやボードなどにも挟み込んで保持可能となる。
また図示せぬが、実施例1のように各保持軸1bの対向する端面に、クリップ押し込み方向へ向け徐々に接近する方向へ逆ハの字形或いはハの字形に傾斜するか又は湾曲するガイド面を形成したり、クリップ2の挿入片2aを夫々の先端部2dへ向かって徐々に拡開するように形成することも可能である。
従って、図5に示す実施例2は、上述した実施例1又は実施例2と同様な作用効果が得られ、更に加えて、例えば特開2004−82533号公報の図7に開示されるようなバネ部がクリップから長手方向へ延長して一体形成されるものに比べ、クリップ2の全体面積を広げることなくバネ部が確保可能なレバー式クリップを提供できるという利点がある。
尚、前示実施例では、前記クリップ2の両挿入片2aを挟んで一対の保持軸1bを筒体1の径方向へ一直線上に配置したが、これに限定されず、保持軸1bはクリップ押し込み方向と交差する方向であれば、筒体1の径方向以外の方向であっても良い。
更に、図示例では、前記筒体1が筆記具の軸筒である場合を示したが、これに限定されず、筆記具以外の例えば化粧具の軸筒であったり、これら軸筒に対し着脱自在に挿着されるキャップであっても良い。
本発明のクリップ取付構造の一実施例を示しており、(a)が縦断側面図であり、(b)が同図の(1B)−(1B)線に沿える横断面図である。 クリップ単体の部分的な斜視図である。 取り付け状態の全体的な斜視図である。 本発明のクリップ取付構造の他の実施例を示しており、(a)が縦断側面図であり、(b)が同図の(4C)−(4C)線に沿える横断面図でクリップ押し込み途中を示しており、(c)がクリップ押し込み完了時を示す横断面図である。 本発明のクリップ取付構造の他の実施例を示す縦断側面図である。
符号の説明
A クリップ取付構造 S 凹状空間部
1 筒体 1a 窓孔
1b 保持軸 1c ガイド面
1d 鉛直面 2 クリップ
2a 挿入片 2b 係止孔
2c 先端挟持部 2d 先端部
2e 折り癖部 2f 切り欠き部
2g バネ部 2h 末端部分
2i 操作部

Claims (4)

  1. 軸筒又はキャップなどの筒体(1)に開設された窓孔(1a)に対し、クリップ(2)の挿入片(2a)を押し込んで取り付けるクリップ取付構造において、
    前記筒体(1)の内部に保持軸(1b)を、窓孔(1a)のクリップ押し込み方向の延長線上に該クリップ押し込み方向と交差させて突設し、このクリップ(2)の挿入片(2a)には、該クリップ(2)の押し込みに伴い上記保持軸(1b)と対向して係合する係止孔(2b)を開設したことを特徴とするクリップ取付構造。
  2. 前記クリップ(2)の挿入片(2a)を弾性変形可能な材料で一対形成すると共に、これら挿入片(2a)を挟むように対向して保持軸(1b)を一対配置し、各保持軸(1b)の端面には、該クリップ(2)の押し込みに伴い当接して各挿入片(2a)を互いに接近する方向へ押圧するガイド面(1c)を夫々形成した請求項1記載のクリップ取付構造。
  3. 前記クリップ(2)の挿入片(2a)を弾性変形可能な材料で一対形成すると共に、これら挿入片(2a)を夫々の先端へ向かって徐々に拡開するように形成し、この拡開した両挿入片(2a)の先端部(2d)と夫々係合するように保持軸(1b)を一対配置した請求項1または2記載のクリップ取付構造。
  4. 前記筒体(1)内の保持軸(1b)とクリップ(2)の係止孔(2b)を回転自在に係合させて、筒体(1)の外面(1c)に対しクリップ(2)を揺動自在に装着すると共に、このクリップ(2)の内側部分を部分的に切り欠き、この切り欠き部(2f)を折り曲げて、該クリップ(2)の先端挟持部(2c)を筒体(1)へ向け弾性的に押圧するバネ部(2g)を一体形成した請求項1、2または3記載のクリップ取付構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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