JPH0739131Y2 - 車両用灯具の遮熱板取付構造 - Google Patents

車両用灯具の遮熱板取付構造

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JPH0739131Y2
JPH0739131Y2 JP9974790U JP9974790U JPH0739131Y2 JP H0739131 Y2 JPH0739131 Y2 JP H0739131Y2 JP 9974790 U JP9974790 U JP 9974790U JP 9974790 U JP9974790 U JP 9974790U JP H0739131 Y2 JPH0739131 Y2 JP H0739131Y2
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heat shield
shield plate
lamp housing
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cut
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仁 小原
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Ichikoh Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、車両用灯具の光源バルブによる発熱から合成
樹脂製ランプハウジングを防護するための遮熱板をラン
プハウジングに取り付ける構造に関するものである。
〔従来の技術〕
第4図は遮熱板を備えた車両用灯具の1例としてのバッ
クランプの断面図である。
1はランプハウジングであって、合成樹脂材で射出成形
されている。
上記ランプハウジング1の函状部1aの前面開口部を覆っ
てレンズ2が装着され、該函状部1a内に光源バルブ3aが
配置されている。
3bは上記光源バルブ用のソケットである。
1bは、ランプハウジング1に形成された平面部であっ
て、本例においてはナンバープレートを装着するために
形成されている。
上記ランプハウジング1の函状部1aの内壁面に、光源バ
ルブ3aに対向せしめて遮熱板4が設けられている。4aは
抜け止め用の切り起こし爪、であって、ランプハウジン
グ1の係合孔1cに係合している。
上記遮熱板4の取付構造を第5図に示す。
遮熱板4には平行な2辺4p,4p′が形成されていて、1
対のガイド溝5a,5bにガイドされ、支持される。
4bは、遮熱板4とガイド溝5a,5bとの間のガタを防止す
るための折曲げ爪である。
4aは第4図について説明したり切り起こし爪であって、
ランプハウジングに設けた係合孔に係合して抜け止めの
作用をする。該切り起こし爪4aが係合孔に係合した状態
におけるVI−VI断面を第6図に示す。
遮熱板4がランプハウジング函状部1aに対して矢印A方
向に挿入されるとき(詳しくは、ランプハウジングに一
体成形されている前述のガイド溝5,5bに挿入されると
き)、切り起こし爪4aは弾性的に撓まされ、係合孔1cに
対向すると自己の弾性で図のごとく復元して該係合孔1c
に係合し、反矢印A方向に抜けることを防止する。
〔考案が解決しようとする課題〕
前記の遮熱板4をランプハウジング函状部のガイド溝に
挿入する際、挿入途中の状態では該遮熱板の切り起こし
爪4aは第7図に示した4a′のように撓まされる。
この遮熱板4の材料が、例えばバネ鋼の調質材のように
略完全な弾性体であれば、上記4a′のように撓まされて
も第6図に示した4aのごとく復元し得るが、材料コスト
の面、および、クロムメッキし易いことの必要性などに
より、バネ鋼の調質品を使用することが困難であり、一
般には低炭素鋼が用いられている。
このため、第7図の4a′のごとく押し返されたときに塑
性変形と弾性変形とが併合して発生し、係合孔1cに対向
したとき、図示4a″のごとく不充分な復元しか出来な
い。その上、抜け出しを阻止するための抗力も弱い。こ
のため係合孔1cとの係合による抜け止め作用が不完全と
なる。
本考案は上述の事情に鑑みて為されたもので、遮熱板の
材料が完全に近い弾性体でなくても、ランプハウジング
の係合孔に対して確実に係合して抜け止め作用を果た
す、信頼性の高い遮熱板の取付構造を提供することを目
的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するための構成として本考案は、 ランプハウジングに1対の平行な遮熱板ガイド溝が設け
られており、上記の遮熱板ガイド溝に嵌合する平行2辺
を有する金属製遮熱板に抜け止め用の突起が加工成形さ
れており、ランプハウジングに上記の突起に係合する係
合孔が設けられている遮熱板取付構造において、 上記の突起は遮熱板の平行2辺に垂直な1本の切目と、
上記1本の切目の片側の部分を膨出させる形に塑性変形
させて設計した2面とを有し、かつ、該2面と遮熱板面
との3面が相互に斜交して三角形フック状をなしている
ことを特徴とする。
〔作用〕
上記のように構成された三角形フック状の突起は、従来
例における舌片状の切り起こし爪に比して剛性が大きい
ので、ランプハウジングの係合孔に挿入されるとき塑性
変形を受けず、しかも係合後の抜け止め支持力が大き
い。
その上、従来例の舌片状切り起こし爪に比して加工コス
トは変わらない。
〔実施例〕
第1図および第2図は本考案に係る遮熱板取付構造を示
す。
第1図は従来例における第5図に対応する斜視図であ
り、第2図は同じく第6図に対応する斜視図である。
第1図に示すごとく、遮熱板4には従来例(第5図)と
同様に平行2辺4pと折り曲げ爪4bとが設けられている。
そして、従来例における切り起こし爪4aに代えて三角形
フック4dが打ち出し成形されている。
上記の三角形フック4dはランプハウジングの係合孔1cに
対して第2図のごとく係合する。
上記三角形フック4dの拡大斜視図を第3図に示す。
打ち出し加工によって、図において水平方向の切目4d-1
が形成され、斜面4d-2,斜面4d-3が形成されている。
第1図に表わされているように、前記の切目4d-1は平行
2辺4pに対して垂直方向をなしている。
そして、第3図に示すごとく、遮熱板4の本体部の平面
Bと、斜面4d-2と、斜面4d-3とは相互に斜交している。
その結果、斜面4d-2と、同4d-3の交線Cは遮熱板4の本
体部の平面Bに対して斜方向に立上がり、かつ、斜面4d
-2,同4d-3の上端の縁D,D′は第1〜第3図において略
水平となる。
第2図において遮熱板4が矢印A′方向に挿入される
際、三角形フック4dはランプハウジング1aの内壁面1a-1
に摺触するが、該三角形フック4dは第3図に示したよう
に、1対の斜面4d-2,4d-3が持ち合っていて剛性が高い
ので塑性変形することなく摺動して係合孔1cに到達す
る。
係合孔1cに到達するまでの間、遮熱板4の板状部が全体
的に撓まされるが、局部的に応力が集中しないので塑性
変形を生じない。
上記三角形フック4dが係合孔1cに到達すると、遮熱板4
の板状部全体の弾性によって係合孔1c内に進入せしめら
れて係合する。
第2図から容易に理解されるように、三角形フック4dの
剛性が大きいから、遮熱板4が反矢印A′方向に抜け出
そうとしても大きい抗力を示して抜け止め作用を果た
す。
このため、遮熱板4の材料が調質バネ鋼でなくて低炭素
鋼であっても、係合用の突起である三角フックに塑性変
形を生じることなく、装着,係合操作は容易であり、確
実な抜け止め作用が得られる。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案の遮熱板取付構造によれば、
遮熱板の材料が例えば調質バネ鋼のように完全に近い弾
性体でなく、低炭素鋼のようにコストの安い材料であっ
ても、三角形フック状の突起がランプハウジングの係合
孔に係合して確実な抜け止め作用が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本考案に係る遮熱板取付構造の1
実施例を示し、第1図は分解斜視図、第2図は組立状態
の断面図、第3図は三角形フック状突起の拡大斜視図で
ある。 第4図は遮熱板を備えた車両用灯具の従来例を示す断面
図である。 第5図は上記従来例における遮熱板取付構造部分の分解
斜視図、第6図は同じく組立状態の断面図である。 第7図は上記従来例における課題の説明図である。 1…ランプハウジング、1c…係合孔、4…遮熱板、4a…
従来例における切り起こし爪、4b…折曲げ爪、4d…本考
案に係る三角形フック、4d-1…切目、4d-2,4d-3…斜
面、5a,5b…ガイド溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ランプハウジングに1対の平行な遮熱板ガ
    イド溝が設けられており、上記の遮熱板ガイド溝に嵌合
    する平行2辺を有する金属製遮熱板に抜け止め用の突起
    が加工成形されており、ランプハウジングに上記の突起
    に係合する係合孔が設けられている遮熱板取付構造にお
    いて、 上記の突起は遮熱板の平行2辺に垂直な1本の切目と、
    上記1本の切目の片側の部分を膨出させる形に塑性変形
    させて設計した2面とを有し、かつ、該2面と遮熱板面
    との3面が相互に斜交して三角形フック状をなしている
    ことを特徴とする、車両用灯具の遮熱板取付構造。
JP9974790U 1990-09-26 1990-09-26 車両用灯具の遮熱板取付構造 Expired - Lifetime JPH0739131Y2 (ja)

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JPH0458904U JPH0458904U (ja) 1992-05-20
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JP2015121269A (ja) * 2013-12-24 2015-07-02 三菱電機株式会社 締結構造、その締結構造を備えたチャンバー構造、及びその締結構造を備えたチャンバー付き送風機

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JPH0458904U (ja) 1992-05-20

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