JP2003249586A - 半導体素子収納用パッケージ - Google Patents
半導体素子収納用パッケージInfo
- Publication number
- JP2003249586A JP2003249586A JP2002048831A JP2002048831A JP2003249586A JP 2003249586 A JP2003249586 A JP 2003249586A JP 2002048831 A JP2002048831 A JP 2002048831A JP 2002048831 A JP2002048831 A JP 2002048831A JP 2003249586 A JP2003249586 A JP 2003249586A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- semiconductor element
- copper
- insulating frame
- layer
- heat dissipation
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01L—SEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
- H01L2224/00—Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
- H01L2224/01—Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
- H01L2224/42—Wire connectors; Manufacturing methods related thereto
- H01L2224/47—Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process
- H01L2224/48—Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process of an individual wire connector
- H01L2224/4805—Shape
- H01L2224/4809—Loop shape
- H01L2224/48091—Arched
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01L—SEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
- H01L2224/00—Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
- H01L2224/73—Means for bonding being of different types provided for in two or more of groups H01L2224/10, H01L2224/18, H01L2224/26, H01L2224/34, H01L2224/42, H01L2224/50, H01L2224/63, H01L2224/71
- H01L2224/732—Location after the connecting process
- H01L2224/73251—Location after the connecting process on different surfaces
- H01L2224/73265—Layer and wire connectors
Landscapes
- Cooling Or The Like Of Semiconductors Or Solid State Devices (AREA)
Abstract
基体の熱伝導率が低いために、高信頼性で良好な熱放散
を行なうことが困難であった。 【解決手段】 上面に半導体素子4が載置される載置部
を有する放熱基体3と、その上面に取着され、配線層8
を有する絶縁枠体1と、絶縁枠体1の上面に取着される
蓋体2とから成り、絶縁枠体1は比誘電率が7以下のガ
ラスセラミックス焼結体で、配線層8は電気抵抗率が2.
5μΩ・cm以下の金属材料で形成されており、放熱基
体3は、タングステンまたはモリブデンの多孔質体に銅
を含浸させて成る複合材料層3aとその上下面に形成さ
れた銅層3bとから成るとともに、複合材料層3aの厚
みをt1、銅層3bの厚みをt2としたとき、30μm≦
t2≦300μmかつt2≦0.15×t1である半導体素子
収納用パッケージである。半導体素子4の熱を効率良く
放散でき、放熱基体3と絶縁枠体1との高信頼性の接合
ができる。
Description
ッケージに関し、特にガリウム砒素(GaAs)・イン
ジウム燐(InP)・シリコン(Si)等の高発熱の半
導体素子が搭載される放熱特性に優れた高信頼性用途の
半導体素子収納用パッケージに関するものである。
体素子収納用パッケージは、一般に酸化アルミニウム質
焼結体・ムライト質焼結体・ガラスセラミックス焼結体
等の電気絶縁材料から成り、上面に半導体素子を収容す
るための凹部を有する絶縁基体と、この絶縁基体の凹部
から外表面にかけて被着導出されたタングステン・モリ
ブデン・マンガン・銅・銀等の金属粉末から成る複数個
の配線層と、蓋体とから構成されており、絶縁基体の凹
部底面に半導体素子をガラス・樹脂・ロウ材等の接着剤
を介して接着固定するとともにこの半導体素子の各電極
をボンディングワイヤを介して配線層に電気的に接続
し、しかる後、絶縁基体に蓋体をガラス・樹脂・ロウ材
等から成る封止材を介して接合させ、絶縁基体と蓋体と
から成る容器内部に半導体素子等の発熱部品を収容する
ことによって製品としての半導体装置となる。
は、絶縁基体を構成する酸化アルミニウム質焼結体の熱
伝導率が低い(約15W/mK)ため、絶縁基体に収容さ
れる半導体素子が作動時に多量の熱を発生した場合、そ
の熱を大気中に良好に放散させることができず、その結
果、半導体素子はその発生する熱によって高温となリ、
半導体素子に熱破壊を起こさせたり、特性に熱変化を与
え誤動作を生じるという欠点を有していた。
導体素子収納用パッケージにおいては、絶縁基体を介し
て半導体素子の熱を良好に放散させるために、銅−タン
グステン・銅−モリブデンといった複合金属材料から成
る放熱部品が半導体素子の真下に位置するように設けら
れている。
る放熱部品はタングステンと銅がマトリクス状に構成さ
れており、銅−タングステン複合材料の熱伝導率は比率
により異なるが、一般的に150乃至200W/mK程度であ
る。
ジスタ等の大電流を必要とする半導体素子の発展に伴っ
て、半導体素子の発熱量は年々増加する傾向にあり、現
在では250W/mK以上の熱伝導率を持つ放熱部品が求
められている。
8115号公報には、半導体装置用放熱基板として、モリブ
デンから成る第1の部材(基材)と銅から成る第2の部
材とのクラッド材でC.M.C.(Cu/Mo/Cu)
構造のものが開示されている。このC.M.C.構造の
クラッド材から成る半導体装置用放熱基板の熱伝導率は
200W/mK以上と非常に高い。
グステン−銅合金およびモリブデン−銅合金から成る群
より選ばれた少なくとも一種の金属材料から成る第1の
部材(基材)の両主面に銅を主材料とする金属材料から
成る第2の部材が熱間一軸加圧法または圧延法のいずれ
かで接合された半導体装置用放熱基板が提案されてお
り、この半導体装置用放熱基板では250W/mK以上の
熱伝導率を達成している。
6−268115号公報や特開平6−268117号公報に開示され
た半導体装置用放熱基板は、熱伝導率が約250W/mK
と非常に高いが、製造方法として圧延法や熱間一軸加工
法により基材層と銅層とを貼り合わせているため、これ
を半導体素子収納用パッケージの放熱基体として絶縁枠
体を接合すると、接合時の熱応力により基材層と銅層と
の界面にクラックが発生し易いという問題点がある。
るために、両層の接触抵抗により、熱伝導率が低下する
こととなるといった問題点がある。
いては、絶縁枠体を形成する酸化アルミニウム質焼結体
の比誘電率9〜10(室温、1MHz)と高いことから絶
縁枠体に設けた配線層を伝わる電気信号の伝搬速度が遅
く、そのため信号の高速伝搬を要求する半導体素子は収
容が不可となるという問題点を有していた。
ジにおいては、絶縁枠体に形成される配線層はタングス
テンやモリブデン・マンガン等の高融点金属材料により
形成されており、これらタングステン等はその比電気抵
抗が5.4μΩ・cm(200℃)以上と高いことから、配線
層に電気信号を伝搬させた場合、電気信号に大きな減衰
が生じ、電気信号を正確、かつ確実に伝搬させることが
できないという問題点を有していた。
鑑み案出されたものであり、その目的は、放熱基体を銅
−タングステンまたは銅−モリブデンに対して溶浸法に
より両面に銅層を形成したものとすることにより、半導
体素子の発生した熱を絶縁体に良好に放散させることが
でき、かつ、銅層を熱間一軸法や圧延等の貼り合わせで
はない溶浸法により形成しているために、絶縁体と放熱
基体とを強固に信頼性よく接合させることが可能で、か
つ内部に高速駆動を行なう半導体素子を収容することが
できる半導体素子収納用パッケージを提案することにあ
る。
用パッケージは、上面に半導体素子が載置される載置部
を有する放熱基体と、この放熱基体の上面に前記載置部
を囲繞するように取着され、前記半導体素子の電極が電
気的に接続される半導体素子を有する絶縁枠体と、この
絶縁枠体の上面に取着される蓋体とから成る半導体素子
収納用パッケージであって、前記絶縁枠体は比誘電率が
7以下のガラスセラミックス焼結体で、前記配線層は電
気抵抗率が2.5μΩ・cm以下の金属材料で形成されて
おり、前記放熱基体は、タングステンまたはモリブデン
の多孔質体に銅を含浸させて成る複合材料層とその上下
面に形成された銅層とから成るとともに、前記複合材料
層の厚みをt1、前記銅層の厚みをt2としたとき、30
μm≦t2≦300μmかつt2≦0.15×t1であること
を特徴とするものである。
ジは、上記構成において、前記複合材料層は、タングス
テンまたはモリブデンの多孔質体に10乃至25重量%の銅
を含浸させて成ることを特徴とするものである。
ジは、上記構成において、前記絶縁枠体の前記ガラスセ
ラミックス焼結体は、熱膨張係数が6乃至8×10-6/℃
(室温〜800℃)であることを特徴とするものである。
れば、放熱基体が、タングステンまたはモリブデンの多
孔質体に10乃至25重量%の銅を含浸させて成る複合材料
層とその上下面に形成された銅層とから成るとともに、
複合材料層の厚みをt1、銅層の厚みをt2としたと
き、30μm≦t2≦300μmかつt2≦0.15×t1であ
ることから、タングステンまたはモリブデンの多孔質体
に銅を含浸させて成る複合材料層のみで構成された放熱
基体に比べて、これに載置される半導体素子で発生した
熱を、まず表面近傍で銅層によって面内の水平方向によ
り多く逃がすことができるとともに、銅層と複合材料層
中の銅とは連続的につながっているため熱伝導の損失が
小さくなり、その結果、複合材料層内により多く熱を逃
がすことができる。また、複合材料層内は、銅−タング
ステン材料であるので200W/mK以上の熱伝導率が確
保されている。これによって、放熱基体の熱伝導率を25
0W/mK以上と極めて高いものとすることが可能とな
る。
層は、複合材料層をタングステンまたはモリブデンに銅
を溶浸法で含浸させる際に同時に形成することができる
ことから、熱間一軸法や圧延法で貼り合わせた銅層と異
なり、放熱基体に絶縁枠体を接合する時の熱応力により
銅層と複合材料層との界面にクラックが発生することは
ほとんどなく、その結果、放熱基体に載置されてパッケ
ージ内部に収容される半導体素子を長期にわたり正常
に、かつ安定に作動させることが可能となる。
リブデンの多孔質体に銅を含浸させて成る複合材料層と
その上下面に形成された銅層とから成るとともに、複合
材料層の厚みをt1、銅層の厚みをt2としたとき、30
μm≦t2≦300μmかつt2≦0.15×t1であること
から、放熱基体の上面に設けられた半導体素子の載置部
では熱伝導率とともに熱膨張係数も大きい銅の占める割
合が多いにもかかわらず、放熱基体の熱膨張係数を絶縁
枠体の熱膨張係数に近づけることが可能となる。
リブデンの多孔質体に10乃至25重量%の銅を含浸させて
成るものとしたときには、放熱基体の熱膨張係数は9×
10-6/℃以下の値になるため、放熱基体と絶縁枠体とを
長期間にわたり良好に、かつ安定に接合させることが可
能となる。
体を熱膨張係数が6乃至8×10-6/℃(室温〜800℃)
であるものとしたときには、放熱基体の熱膨張係数をそ
の絶縁枠体の熱膨張係数の近傍の値にすることが可能と
なるので、放熱基体と絶縁枠体とを長期間にわたり良好
に、かつ安定に接合させることが可能となる。
によれば、絶縁枠体を比誘電率が7以下のガラスセラミ
ックス焼結体で形成したことから、絶縁枠体に設けた配
線層を伝わる電気信号の伝搬速度を速いものとすること
ができて、信号の高速伝搬を要求する半導体素子の収納
が可能となる。
によれば、絶縁枠体を低温焼成(約800℃〜900℃)が可
能なガラスセラミックス焼結体で形成するとともに、絶
縁枠体と同時焼成により形成される配線層を比電気抵抗
が2.5μΩ・cm以下と低い銅や銀・金で形成したこと
から、配線層に電気信号を伝搬させた場合に、電気信号
に大きな減衰が生じることはなく、電気信号を正確、か
つ確実に伝搬させることが可能となる。
詳細に説明する。
ジの実施の形態の一例を示す断面図であり、1は絶縁枠
体、2は蓋体、3は放熱基体であり、4は半導体素子で
ある。放熱基体3は上面の中央部に半導体素子4が載置
される載置部を有しており、絶縁枠体1は放熱基体3の
上面に載置部を囲繞するように取着されており、これら
絶縁枠体1と蓋体2と放熱基体3とで半導体素子4を収
納する容器が構成される。
ラミックス焼結体(線熱膨張係数:6乃至8×10-6/
℃)から成り、具体的には、 1)ホウケイ酸ガラスにアルミナもしくはムライトを添
加して成る原料粉末より製作されるガラスセラミックス
焼結体(比誘電率5〜6) 2)コージェライト系結晶化ガラスにアルミナもしくは
ムライトを添加して成る原料粉末より製作されるガラス
セラミックス焼結体(比誘電率5〜6) 3)ムライト系結晶化ガラスにアルミナもしくはムライ
トを添加して成る原料粉末より製作されるガラスセラミ
ックス焼結体(比誘電率5〜6)等で形成されている。
て接着固定される。なお、絶縁枠体1の放熱基体3との
接合部にはロウ付け用の金属層(非図示)が形成され
る。
アルミナもしくはムライトを添加して成る原料粉末より
製作されるガラスセラミックス焼結体から成る場合、原
料粉末の組成が重量比で72〜76%のシリカ・15〜17%の
酸化ホウ素・2〜4%の酸化アルミニウム・酸化ナトリ
ウム・酸化カリウムおよび酸化チタンの合計量2〜3%
から成るホウケイ酸粉末に、アルミナ・石英およびコー
ジェライトの各粉末と有機バインダや溶剤等を添加混合
して泥漿物を作るとともに、この泥漿物をドクターブレ
ード法やカレンダーロール法を採用することによってセ
ラミックグリーンシート(セラミック生シート)とな
し、しかる後に、これらセラミックグリーンシートに適
当な打ち抜き加工を施すとともにこれを複数枚積層し、
約900℃の温度で焼成することによって作製される。
素子4の載置部を取り囲む部位から外表面にかけて導出
する配線層8が形成されており、絶縁枠体1の内側に露
出する配線層8の一端には半導体素子4の各電極がボン
ディングワイヤ5を介して電気的に接続され、また、絶
縁枠体1の上面に導出された部位には、外部電気回路と
接続される外部リードピン9が銀ロウ等のロウ材を介し
てロウ付け取着されている。
外部電気回路に接続する際の導電路として機能し、銅・
銀・金等の金属粉末により形成されている。
当な有機バインダや溶剤等を添加混合して得た金属ペー
ストを絶縁枠体1となるセラミックグリーンシートに予
め従来周知のスクリーン印刷法等によって所定のパター
ンに印刷塗布しておくことによって、絶縁枠体1の内側
から外表面にかけて被着形成される。
点が約1000℃と低いものの、絶縁枠体1を構成するガラ
スセラミックス焼結体の焼成温度が低いことから、絶縁
枠体1に所定パターンに被着形成することが可能とな
る。
は、その電気抵抗率が2.5μΩ・cm以下と低いことか
ら、配線層8を介して容器内部に収容する半導体素子4
と外部電気回路との間に電極信号の出し入れをしたとし
ても、配線層8において電気信号が大きく減衰すること
はなく、その結果、半導体素子4を正確、かつ確実に動
作させることができる。
されている絶縁枠体1の比誘電率が7以下(室温、1M
Hz)、好適には5.5〜6と低いことから、配線層8を
伝わる電気信号の伝搬速度が速いものとなり、その結
果、配線層8を介して容器内部に収容する半導体素子4
と外部電気回路との間に電気信号の出し入れをしたとし
ても、電気信号の伝搬に遅延を生じることがなく、半導
体素子4に正確、かつ確実に電子信号を出し入れするこ
とができる。
その露出する表面にニッケル・金等の耐食性に優れ、か
つボンディングワイヤ5のボンディング性に優れる金属
を1乃至20μmの厚みにメッキ法によって被着させてお
くと、配線層8の酸化腐食を有効に防止できるとともに
配線層8へのボンディングワイヤ5の接続を強固となす
ことができる。従って、配線層8は、その露出する表面
にニッケル・金等の耐食性に優れ、かつボンディング性
に優れる金属を1乃至20μmの厚みに被着させておくこ
とが望ましい。
ウ付けされる外部リードピン9は、鉄−ニッケル−コバ
ルト合金や鉄−ニッケル合金等の金属材料から成り、半
導体素子4の各電極を外部電気回路に電気的に接続する
機能を有する。
ル−コバルト合金等の金属から成るインゴット(塊)に
圧延加工法や打ち抜き加工法等、従来周知の貴族加工法
を施すことによって所定形状に形成される。
載置部を有しており、この載置部には半導体素子4が樹
脂・ガラス・ロウ材等の接着材7を介して固定される。
なお、接着材7としてロウ材を用いる場合には、通常、
ロウ付け用の金属層(非図示)が放熱基体3の半導体素
子4との接合部に形成される。また、絶縁枠体1と放熱
基体3とは、銀−銅合金等から成るロウ材6を用い、ロ
ウ材6を600℃から900℃の還元雰囲気中で溶融させた後
に冷却固化させることで接合される。
図で示すように、タングステンまたはモリブデンの多孔
質体に銅を含浸させて成る複合材料層3aとその上下面
に形成された銅層3bとから成る。放熱基体3は、半導
体素子4の作動に伴い発生する熱を吸収するとともに大
気中に放散させる機能を有する。
グステンまたはモリブデンの多孔質体に溶浸法により上
下面から銅を溶融含浸させて複合材料層3aを形成し、
その際に複合材料層3aの上下面に残った銅が銅層3b
となって上下面を被覆しているため、この銅層3bを30
乃至200μmの厚さで残すように研磨することによって
行なわれる。その後、必要に応じて、銅層3bの表面の
耐食性を高め、またロウ材6や接着材7との濡れ性を高
める等の目的で、露出する表面にニッケル等のメッキ層
(非図示)を施す。
成するタングステンまたはモリブデンの多孔質体は、例
えば中心粒径が数μm乃至100μmのタングステン粉末
またはモリブデン粉末に適量のバインダを混合した後、
約10kN/cm3程度の圧力でプレス体を成形し、この
プレス成形体を約1500℃程度の温度で焼成して焼結させ
ることによって得ることができる。
合材料層3aが形成されるとともに、その上下面に銅層
3bが形成されている。この銅層3bは、通常は、複合
材料層3aに多孔質体の上下面から含浸させた銅のうち
内部に含浸されきれずに残った分が複合材料層3aの上
下面に配置されて形成される。
中に示すように、上下面のそれぞれの銅層3bの厚みを
t2、複合材料層3aの厚みをt1としたとき、30μm
≦t2≦300μmかつt2≦0.15×t1とすることが重
要である。t2<30μmとなると、表面近傍で銅層3b
によって面内の水平方向により多く熱を逃がすことがで
きなくなるために、半導体素子4が発生する熱を大気中
に良好に放散することが困難になり、半導体素子4の熱
破壊が起きたり、特性に熱変化を与え誤動作を生じさせ
る傾向がある。他方、t2>300μmとなると、半導体
素子4の載置部における銅の占める割合が大きくなり過
ぎ、熱膨張係数が大きくなり、半導体素子4および放熱
基体3と接合材7との間および絶縁枠体1および放熱基
体3と接合材6との間で破壊や剥離が生じやすくなる傾
向がある。
同様に、半導体素子4の載置部における銅の占める割合
が大きくなり過ぎ、熱膨張係数が大きくなり、半導体素
子4および放熱基体3と接合材7との間および絶縁枠体
1および放熱基体3と接合材6との間で破壊や剥離が生
じやすくなる傾向がある。
ンまたはモリブデンの多孔質体に含浸させる銅の含有量
は、放熱基体3の熱膨張係数を6.5乃至9×10-6/℃
と、ガラスセラミックス焼結体から成る絶縁枠体1の熱
膨張係数の近傍の値にするために、10乃至25重量%とし
ておくことが好ましい。この銅の含有量が10重量%未満
となると、放熱基体3の熱膨張係数が6×10-6/℃以下
になるために、半導体素子4および放熱基体3と接合材
7との間および絶縁枠体1および放熱基体3と接合材7
との間で破壊や剥離が生じやすくなる傾向がある。他
方、25重量%を超えると、放熱基体3の熱膨張係数が9
×10-6/℃以上になるために、半導体素子4および放熱
基体3と接合材7との間および絶縁枠体1および放熱基
体3と接合材7との間で破壊や剥離が生じやすくなる傾
向がある。
枠体1としては、放熱基体3の熱膨張係数をその絶縁枠
体1の熱膨張係数の近傍の値にする観点からは、熱膨張
係数が6乃至8×10-6/℃(室温〜800℃)の。ガラス
セラミックス焼結体から成ることが好ましい。
パッケージによれば、放熱基体3の上面の載置部に半導
体素子4をガラス・樹脂・ロウ材等から成る接着材7を
介して接着固定して載置するとともにこの半導体素子4
の各電極をボンディングワイヤ5を介して所定の配線層
8に接続させ、しかる後に、絶縁枠体1の上面に蓋体2
をガラス・樹脂・ロウ材等から成る封止材を介して接合
させ、絶縁枠体1と放熱基体3と蓋体2とから成る容器
内部に半導体素子4を気密に収容することによって、製
品としての半導体装置となる。
0μmのタングステン粉末に適量のバインダを混合した
後、約10kN/cm3の圧力でプレス体を成形し、この
プレス成形体を約1500℃の温度で焼成して得たタングス
テンから成る焼結多孔質体を準備した。次に、この多孔
質体に1200℃の温度で15重量%の銅の溶浸を行なって含
浸させ、上下面のそれぞれの銅層の厚みが0,0.015,
0.030,0.050,0.10,0.20,0.30,0.50mmになるよう
にして、評価用の放熱基体試料の作製を行なった。
き、JIS R1611に規定のファインセラミックスのレ
ーザーフラッシュ法により熱拡散・比熱容量・熱伝導率
試験方法に基づき評価用放熱基体試料の熱伝導率(W/
mK)を測定し、またTMA(Thermomechanical Analy
sis)法により評価用放熱基体試料を昇温させながら各
温度に対する評価用放熱基体試料の伸び量を測定し、そ
の値を温度上昇幅の値で除算することによって熱膨張係
数(×10-6/℃)を測定した。また、接合界面につい
て、倍率が40倍の顕微鏡にて界面観察を行なった。その
後、超音波探傷装置にて同様の観察を行なった。
テンおよび銅から成る複合材料層とその上下面の銅層と
の厚み比率を変化させた場合の放熱基体の熱膨張率およ
び熱伝導率の物性値と、温度サイクル試験(TCT:−
65/+150℃、1000サイクル)後のサイズが10mm□
で、厚みが0.6mmのシリコン製の半導体素子と放熱基
体との接合界面状態と、外形サイズが20mm□、キャビ
ティサイズが12mm□で、厚みが1mmの絶縁枠体と放
熱基体との接合界面状態とを示す。
乃至No.8の放熱基体では、複合材料層の厚みを2mm
に固定して銅層の厚みを0乃至0.50mmで変更した場合
に、複合材料層/銅層厚み比率(t2/t1比率)は0
乃至0.25と大きくなり、これに伴い熱伝導率および熱膨
張率も大きい値を示している。特に、t2/t1=0.01
5以上で250W/mK以上の値を示した。しかし、銅層厚
みが0.30mm以上では熱伝導率は大きく変化しないが、
t2/t1=0.15を超えると放熱基体と絶縁体との接合
界面でクラックが発生することが確認できた。放熱基体
として、250W/mK以上の高放熱性があり絶縁体との
信頼性が確保できる複合材料層と銅層との厚み比率は、
0.15以下が好適である。
合材料層の厚みを1mmと3mmに変更し、銅層の厚み
を0.10mmと0.30mmに変更した場合でも、熱伝導率が
250W/mK以上で熱膨張率も8.0×10-6/℃以下の値を
示すことが分かる。
の結果についても、No.11に示すように、250W/mK以
上の良好な熱伝導率を示すことが確認できた。
mのタングステン粉末に適量のバインダを混合した後、
約10kN/cm3の圧力でプレス体を成形し、このプレ
ス成形体を約1500℃の温度で焼成して得たタングステン
から成る焼結多孔質体を準備した。次に、この多孔質体
に1200℃の温度で銅をそれぞれ10乃至40重量%の含有量
(タングステンの量が90乃至60重量%)となるように溶
浸させて含浸させ、上下面のそれぞれの銅層の厚みは0.
10mmになるようにして評価用の放熱基体試料を作製し
た。そして、実施例1と同様の評価を行なった。
の上下面の銅層との厚み比率が0.05での複合材料層の銅
量を10重量%乃至60重量%の間で変化させた場合の放熱
基体の熱膨張率と熱伝導率の物性値と、温度サイクル試
験(TCT:−65/150℃、1000サイクル)後の半導体
素子と放熱基体との接合界面状態および絶縁体と放熱基
体との接合界面状態を示す。
乃至No.8の放熱基体では、銅−タングステン複合材料
層の銅含有率は10乃至60重量%の範囲で変更を行なって
おり、複合材料層の銅量の比率を上げることで熱膨張率
は徐々に増加する。また、特に銅比率が30重量%以上で
は熱膨張係数が9×10-6/℃以上となり、放熱基体と絶
縁体との界面でクラック等が発生する。よって信頼性が
確保できる複合材料層の銅料の比率は、10乃至25重量%
が好適である。
ブデンを用いた場合の結果について示す。これから、25
0W/mK以上の良好な熱伝導率が得られていることが
分かる。
定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲
で種々の変更を加えることは何ら差し支えない。
よれば、放熱基体が、タングステンまたはモリブデンの
多孔質体に10乃至25重量%の銅を含浸させて成る複合材
料層とその上下面に形成された銅層とから成るととも
に、複合材料層の厚みをt1、銅層の厚みをt2とした
とき、30μm≦t2≦300μmかつt2≦0.15×t1で
あることから、タングステンまたはモリブデンの多孔質
体に銅を含浸させて成る複合材料層のみで構成された放
熱基体に比べて、これに載置される半導体素子で発生し
た熱を、まず表面近傍で銅層によって面内の水平方向に
より多く逃がすことができるとともに、銅層と複合材料
層中の銅とは連続的につながっているため熱伝導の損失
が小さくなり、その結果、複合材料層内により多く熱を
逃がすことができる。また、複合材料層内は、銅−タン
グステン材料であるので200W/mK以上の熱伝導率が
確保されている。これによって、放熱基体の熱伝導率を
250W/mK以上と極めて高いものとすることが可能と
なる。
層は、複合材料層をタングステンまたはモリブデンに銅
を溶浸法で含浸させる際に同時に形成することができる
ことから、熱間一軸法や圧延法で貼り合わせた銅層と異
なり、放熱基体に絶縁枠体を接合する時の熱応力により
銅層と複合材料層との界面にクラックが発生することは
ほとんどなく、その結果、放熱基体に載置されてパッケ
ージ内部に収容される半導体素子を長期にわたり正常
に、かつ安定に作動させることが可能となる。
リブデンの多孔質体に銅を含浸させて成る複合材料層と
その上下面に形成された銅層とから成るとともに、複合
材料層の厚みをt1、銅層の厚みをt2としたとき、30
μm≦t2≦300μmかつt2≦0.15×t1であること
から、放熱基体の上面に設けられた半導体素子の載置部
では熱伝導率とともに熱膨張係数も大きい銅の占める割
合が多いにもかかわらず、放熱基体の熱膨張係数を絶縁
枠体の熱膨張係数に近づけることが可能となる。
リブデンの多孔質体に10乃至25重量%の銅を含浸させて
成るものとしたときには、放熱基体の熱膨張係数は9×
10-6/℃以下の値になるため、放熱基体と絶縁枠体とを
長期間にわたり良好に、かつ安定に接合させることが可
能となる。
体の熱膨張係数が6乃至8×10-6/℃(室温〜800℃)
であるものとしたときには、放熱基体の熱膨張係数をそ
の絶縁枠体の熱膨張係数の近傍の値にすることが可能と
なるので、放熱基体と絶縁枠体とを長期間にわたり良好
に、かつ安定に接合させることが可能となる。
によれば、絶縁枠体を比誘電率が7以下のガラスセラミ
ックス焼結体で形成したことから、絶縁枠体に設けた配
線層を伝える電気信号の伝搬速度を速いものとでき、信
号の高速伝搬を要求する半導体素子を収納することが可
能となる。
によれば、絶縁枠体を低温焼成(約800℃〜900℃)が可
能なガラスセラミックス焼結体で形成するとともに、絶
縁枠体と同時焼成により形成される配線層を比電気抵抗
が2.5μΩ・cm以下と低い銅や銀・金で形成したこと
から、配線層に電気信号を伝搬させた場合に、電気信号
に大きな減衰が生じることはなく、電気信号を正確、か
つ確実に伝搬させることが可能となる。
形態の一例を示す断面図である。
放熱基体の概略構成を示す断面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 上面に半導体素子が載置される載置部を
有する放熱基体と、該放熱基体の上面に前記載置部を囲
繞するように取着され、前記半導体素子の電極が電気的
に接続される配線層を有する絶縁枠体と、該絶縁枠体の
上面に取着される蓋体とから成る半導体素子収納用パッ
ケージであって、前記絶縁枠体は比誘電率が7以下のガ
ラスセラミックス焼結体で、前記配線層は電気抵抗率が
2.5μΩ・cm以下の金属材料で形成されており、前
記放熱基体は、タングステンまたはモリブデンの多孔質
体に銅を含浸させて成る複合材料層とその上下面に形成
された銅層とから成るとともに、前記複合材料層の厚み
をt1、前記銅層の厚みをt2としたとき、30μm≦
t2≦300μmかつt2≦0.15×t1であること
を特徴とする半導体素子収納用パッケージ。 - 【請求項2】 前記複合材料層は、タングステンまたは
モリブデンの多孔質体に10乃至25重量%の銅を含浸
させて成ることを特徴とする請求項1記載の半導体素子
収納用パッケージ。 - 【請求項3】 前記絶縁枠体の前記ガラスセラミックス
焼結体は、熱膨張係数が6乃至8×10-6/℃(室温〜
800℃)であることを特徴とする請求項1記載の半導
体素子収納用パッケージ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002048831A JP3850312B2 (ja) | 2002-02-25 | 2002-02-25 | 半導体素子収納用パッケージおよび半導体装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002048831A JP3850312B2 (ja) | 2002-02-25 | 2002-02-25 | 半導体素子収納用パッケージおよび半導体装置 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005290320A Division JP4227610B2 (ja) | 2005-10-03 | 2005-10-03 | 放熱基体の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003249586A true JP2003249586A (ja) | 2003-09-05 |
JP3850312B2 JP3850312B2 (ja) | 2006-11-29 |
Family
ID=28661498
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002048831A Expired - Fee Related JP3850312B2 (ja) | 2002-02-25 | 2002-02-25 | 半導体素子収納用パッケージおよび半導体装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3850312B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011114219A (ja) * | 2009-11-27 | 2011-06-09 | Kyocera Corp | 素子搭載用部品、実装基体および電子装置 |
-
2002
- 2002-02-25 JP JP2002048831A patent/JP3850312B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011114219A (ja) * | 2009-11-27 | 2011-06-09 | Kyocera Corp | 素子搭載用部品、実装基体および電子装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3850312B2 (ja) | 2006-11-29 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4227610B2 (ja) | 放熱基体の製造方法 | |
JP2000138319A (ja) | 配線基板 | |
JP3872391B2 (ja) | 半導体素子収納用パッケージ | |
JP3850312B2 (ja) | 半導体素子収納用パッケージおよび半導体装置 | |
JP2000183253A (ja) | 半導体素子収納用パッケージ | |
JP2517024B2 (ja) | セラミックパッケ―ジとその製造方法 | |
JP3987649B2 (ja) | 半導体素子収納用パッケージ | |
JP3426827B2 (ja) | 半導体装置 | |
JP2000340716A (ja) | 配線基板 | |
JP3748399B2 (ja) | 半導体素子収納用パッケージ | |
JP2515671Y2 (ja) | 半導体素子収納用パッケージ | |
JP2003037198A (ja) | 半導体素子収納用パッケージ | |
JP2003133487A (ja) | 半導体素子収納用パッケージ | |
JP2003068904A (ja) | 半導体素子収納用パッケージ | |
JP3752447B2 (ja) | 半導体素子収納用パッケージ | |
JP3659298B2 (ja) | 半導体素子収納用パッケージ | |
JP2003124376A (ja) | 半導体素子収納用パッケージ | |
JPH07297322A (ja) | 複合セラミック基板及びその製造方法 | |
JP3792561B2 (ja) | 半導体素子収納用パッケージ | |
JP3971592B2 (ja) | 半導体素子収納用パッケージ | |
JP2003007885A (ja) | 半導体素子収納用パッケージ | |
JP2003110045A (ja) | 半導体素子収納用パッケージ | |
JP2003174109A (ja) | 半導体素子収納用パッケージ | |
JPH06181267A (ja) | 半導体素子収納用パッケージ | |
JPH1117344A (ja) | 多層配線基板 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040810 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050725 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050802 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20051003 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060613 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060727 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20060818 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20060829 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 3850312 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090908 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100908 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110908 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120908 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130908 Year of fee payment: 7 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |