JP2003247377A - 扉へのガラスの取付構造 - Google Patents
扉へのガラスの取付構造Info
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Abstract
させる。 【解決手段】 ガラス3の外周部に嵌合した保持部材6
を、扉1の前方よりその開口部2内に嵌め込み、基片7
の後端部をタッカー5により固定した後、保持部材6の
係合溝に、扉1の後方よりカバー部材11の前端の係合
片8を係合して取付ける。
Description
口部内に、ガラスを嵌め込むようにして取付ける扉への
ガラスの取付構造に関する。
口部内にガラスを嵌め込むようにして取付ける従来の取
付構造としては、例えば図5に略示するようなものがあ
る。
嵌め込んだガラス3の外周部の前後両面を、位置決め用
のストッパ片4aを有する1対の保持部材4により挟み
込み、この保持部材4を、扉1の前後両面より開口部2
内に嵌合し、保持部材4の内方から扉1の開口部2の内
部に向かってタッカー5を打ち込んで固定することによ
り、開口部2内にガラス3を取付けていた。
の取付構造では、扉1の前後両面から2個の保持部材4
をタッカー5により固定しているため、ガラスの取付工
数が増え、作業効率が低下するとともに、タッカー5の
頭部が露出するため、見栄えが悪い。
の保持部材4を用意しておく必要があるため、不経済と
なるとともに、保持部材4や扉1の厚さに寸法誤差が生
じると、ガラス3ががた付くことがある。
なされたもので、ガラスの取付工数を削減して、作業能
率を向上するとともに、タッカー等の頭部を隠蔽するこ
とにより見栄えを向上させ、かつ扉厚の変化にも容易に
対応することができるようにし、さらには、ガラスをが
たなく安定的に保持し得るようにした扉へのガラスの取
付構造を提供することを目的とする。
に、本発明の扉へのガラスの取付構造は、扉に穿設され
た開口部内にガラスを嵌め込むようにして取付ける扉へ
のガラスの取付構造であって、前記ガラスの外周面に、
前記開口部の内面に当接可能な基片と、その前端縁に外
向きに連接されたストッパ片と、前記基片の内面に突設
された前後の内向片間に形成され、前記ガラスの外周部
に嵌合可能な内向きコ字状の凹溝と、前記後側の内向片
に形成される係合溝と、を備える複数の保持部材を、前
記凹溝をガラスの外周部に嵌合することにより取付け、
各保持部材の基片を、そのストッパ片が開口部の前面と
当接するまで、扉の前方より開口部内に嵌合し、かつ基
片の後端部適所を止着部材により開口部の内面に固定す
るとともに、各保持部材における前記係合溝に、少なく
とも基片の後端部を覆い得るカバー部材の前端の係合片
を、扉の後方より係合させて止着したことを特徴として
いる。上記構成のガラスの取付構造によると、ガラスの
外周部に嵌合した保持部材を、扉の開口部内に嵌め込
み、後端部適所を止着部材により固定するのみであるた
め、タッカー等の止着部材の個数が少なくて済み、かつ
その固定作業を扉の後面の一方のみから行い得るので、
ガラスの取付工数が少なく、作業能率が向上する。ま
た、止着部材の頭部は、保持部材の係合溝に係合して取
付けたカバー部材により隠蔽されるので、見栄えも向上
する。
材の後端に扉の開口部の後面に当接可能な外向片を連接
するのが好ましい。このようにすると、扉の開口部の後
縁の角部が外向片により覆われるので、扉を開いた際の
見栄えが向上する。
の挿入部における基片とカバー部材との対向面のいずれ
か一方に、止着部材の頭部が収容可能な凹部を設けるの
が好ましい。このようにすると、止着部材の頭部がカバ
ー部材と干渉するのが防止されるので、カバー部材を保
持部材及び扉の後面に密着させて取付けることができ
る。
ー部材の係合片の外周面に複数の係止突起を設けるとと
もに、前記係合溝を、前記複数の係止突起を収容可能な
深さに形成するのが好ましい。このようにすると、扉の
厚さに対応して、カバー部材の係合片の係合溝への係合
深さを調整することができ、1種類のカバー部材で、複
数の扉の厚さに対応することができる。
の内向片を、前記係合溝内にカバー部材の係合片を嵌合
することにより、前向きに弾性変形するようにするのが
好ましい。このようにすると、カバー部材の取付け時に
後側の内向片が前方に撓み、ガラスの外周部の後面に強
く密着するので、ガラスは、前後の内向片によりがた付
きが防止されて安定的に保持される。
及びカバー部材を、合成樹脂材の押出成型により形成す
るのが好ましい。このようにすると、保持部材及びカバ
ー部材を安価に製作し得るとともに、保持部材の凹溝と
ガラスとの間に万一がたが発生したとしても、そのがた
つき音を小さくすることができる。
態を図面に基づいて説明する。なお、上記従来例と同様
の部材には、それと同じ符号を付して説明する。
た書籍等の収納キャビネットAの斜視図、図2は、図1
のII−II線の拡大横断平面図である。
の側端が筐体に枢着された左右2個の木製扉1、1が、
両開き可能として装着され、両扉1に穿設された縦長矩
形をなす開口部2には、ガラス3が、次のようにして取
付けられている。なお、左右の扉1におけるガラス3の
取付構造は同じであり、またガラス3の上下左右の四辺
の取付形態も同じ構造であるため、左方の扉1の左側部
の取付構造についてのみ説明する。
個1組の保持部材で、合成樹脂材の押出成型により形成
されている。
の開口部2の内面に当接するとともに、前端縁に開口部
2の前面に当接可能な外向きのストップ片7aを有する
基片7と、基片7の前端部寄りの内面に突設された前後
1対の内向片8、8とを備え、両内向片8間には、ガラ
ス3の外周部に嵌合可能な凹溝9が、長手方向に全長に
亘って形成されている。また、前向きに弾性変形可能と
した後側の内向片8の後面には、後面が開口するあり溝
状の係合溝10が全長に亘って形成されている。
のカバー部材で、合成樹脂材の押出成型により形成され
ている。カバー部材11の前端には、上記係合溝10に
係合可能な、先端部が拡幅された係止頭部となっている
係合片12が突設されているとともに、カバー部材11
の後端には、扉1の開口部2の後面に当接可能な外向片
13が連設されている。
は、係合溝10の後面の開口部の寸法よりも若干大とし
てあり、係合片12を係合溝10に嵌合して係合させた
際、保持部材6の後側の内向片8が前向きに弾性変形さ
せられるようになっている(図3参照)。
は、まず取付前のガラス3の各辺の外周部に、4個の保
持部材6を、その凹溝9を嵌合することにより取付け
る。
トッパ片7aを前方に位置させた状態で、扉1の前面側
より開口部2内に嵌め込み、ストッパ片7aを開口部2
の前面に当接させることにより、後方への移動を規制す
る。
部の複数個所に、後方よりタッカー5を斜め前方に打ち
込み、各保持部材6を開口部2内に固定する。これによ
り、ガラス3も、開口部2内に取付けられる。
ー5の打ち込み部には、タッカー5の頭部が収容可能な
深さの凹条14が形成され、タッカー5の頭部が、カバ
ー部材11の装着時にこれと干渉しないようにしてあ
る。
部材11を、その係合片12を保持部材6の係合溝10
に嵌合して係合させることにより取付ける。この際、図
3に示すように、カバー部材11を内向きに傾斜させれ
ば、係合片12を係合溝10に容易に係合させることが
できる。
12により係合溝10が拡開され、後側の内向片8が前
向きに弾性変形させられる。これにより、凹溝9に多少
の寸法誤差が生じていても、ガラス3は前後の内向片に
より強固に保持され、がたが発生するのが防止される。
においては、ガラス3の外周部に保持部材6を嵌合し、
この保持部材6をガラス3と共に扉1の前方より開口部
2内に嵌め込んで、タッカー5により固定した後、後方
よりカバー部材11を止着するのみの簡単な構造である
ため、前後2個の保持部材により、ガラス3を保持する
従来のものに比して、作業効率が大幅に向上する。ま
た、タッカー5の頭部及び開口部2の後端縁の角部は、
カバー部材11により覆われるので見栄えも向上する。
覆った状態でガラス3を開口部2内への嵌め込むこと
で、組み付け時におけるガラス3の破損等が防止される
とともに、開口部2内に嵌め込んだ際において、寸法誤
差等によりガラス3の周縁と扉1の内周面との間に隙間
が生じて接触音等が発生することがない。
より、後部の内向片8が前方に弾性変形してガラス3に
強く密着するため、ガラス3にがた付きが生じることが
なく、安定的に保持される。
図2と同部位の横断平面図である。
側の内向片8に形成した係合溝10の深さを大とすると
ともに、これに係合されるカバー部材11の係合片12
の突出寸法を上記実施形態のものより大とし、その両側
面に複数の係止突起15を設けてある。
合溝10への嵌合深さを調整することにより、カバー部
材11の取付位置を前後方向に変え得るので、扉1の厚
さが変化しても1種類のカバー部材11で対応すること
ができる。
ー部材11の後端に連設された外向片13は省略しても
よい。このようにすると、扉1の厚さが変化しても、1
種類のカバー部材11で対応することができる。
ことができる。
ラスは1個の保持部材により保持されているため、タッ
カー等の止着部材の打ち込み個数は少なくて済み、かつ
その固定作業を扉の後面の一方のみから行い得るので、
ガラスの取付工数が削減され、作業能率が向上する。ま
た、止着部材の頭部は、カバー部材により覆われるので
見栄えも向上する。
の開口部の後縁の角部が外向片により覆われるので、扉
を開いた際の見栄えが向上する。
ッカー等の止着部材の頭部が、カバー部材と干渉するの
が防止されるので、カバー部材を保持部材及び扉の後面
に密着させて取付けることができ、体裁が良くなる。
の厚さに対応して、カバー部材の係合片の係合溝への係
合深さを調整することができるので、1種類のカバー部
材で複数の扉の厚さに対応でき、コスト低減が図れる。
バー部材の取付け時に後側の内向片が前方に撓んでガラ
スを強く保持するので、ガラスのがた付きが発生するの
が防止される。
持部材及びカバー部材の製造コストが低減するととも
に、保持部材の凹溝とガラスとの間に万一がたが発生し
ても、合成樹脂材の緩衝作用によりがた付き音が小さく
なる。
トの斜視図である。
る。
平面図である。
同部位の拡大横断平面図である。
である。
Claims (6)
- 【請求項1】 扉に穿設された開口部内にガラスを嵌め
込むようにして取付ける扉へのガラスの取付構造であっ
て、前記ガラスの外周面に、前記開口部の内面に当接可
能な基片と、その前端縁に外向きに連接されたストッパ
片と、前記基片の内面に突設された前後の内向片間に形
成され、前記ガラスの外周部に嵌合可能な内向きコ字状
の凹溝と、前記後側の内向片に形成される係合溝と、を
備える複数の保持部材を、前記凹溝をガラスの外周部に
嵌合することにより取付け、各保持部材の基片を、その
ストッパ片が開口部の前面と当接するまで、扉の前方よ
り開口部内に嵌合し、かつ基片の後端部適所を止着部材
により開口部の内面に固定するとともに、各保持部材に
おける前記係合溝に、少なくとも基片の後端部を覆い得
るカバー部材の前端の係合片を、扉の後方より係合させ
て止着したことを特徴とする扉へのガラスの取付構造。 - 【請求項2】 カバー部材の後端に扉の開口部の後面に
当接可能な外向片を連設した請求項1に記載の扉へのガ
ラスの取付構造。 - 【請求項3】 止着部材の挿入部における基片とカバー
部材との対向面のいずれか一方に、止着部材の頭部が収
容可能な凹部を設けた請求項1または2に記載の扉への
ガラスの取付構造。 - 【請求項4】 前記カバー部材の係合片の外周面に複数
の係止突起を設けるとともに、前記係合溝を、前記複数
の係止突起を収容可能な深さに形成した請求項1〜3の
いずれかに記載の扉へのガラスの取付構造。 - 【請求項5】 前記後側の内向片を、前記係合溝内にカ
バー部材の係合片を嵌合することにより、前向きに弾性
変形するようにした請求項1〜4のいずれかに記載の扉
へのガラスの取付構造。 - 【請求項6】 保持部材及びカバー部材を、合成樹脂材
の押出成型により形成した請求項1〜5のいずれかに記
載の扉へのガラスの取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002047622A JP3880420B2 (ja) | 2002-02-25 | 2002-02-25 | 扉へのガラスの取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002047622A JP3880420B2 (ja) | 2002-02-25 | 2002-02-25 | 扉へのガラスの取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003247377A true JP2003247377A (ja) | 2003-09-05 |
JP3880420B2 JP3880420B2 (ja) | 2007-02-14 |
Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002047622A Expired - Fee Related JP3880420B2 (ja) | 2002-02-25 | 2002-02-25 | 扉へのガラスの取付構造 |
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JP (1) | JP3880420B2 (ja) |
-
2002
- 2002-02-25 JP JP2002047622A patent/JP3880420B2/ja not_active Expired - Fee Related
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