JP2003247320A - 化粧材 - Google Patents

化粧材

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JP2003247320A JP2002049404A JP2002049404A JP2003247320A JP 2003247320 A JP2003247320 A JP 2003247320A JP 2002049404 A JP2002049404 A JP 2002049404A JP 2002049404 A JP2002049404 A JP 2002049404A JP 2003247320 A JP2003247320 A JP 2003247320A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】金属調の輝度感の付与や、高度の隠蔽性の付与
等のために、鱗片状アルミニウム粉末が分散された印刷
又は塗工層2を設けた化粧材があるが、該印刷又は塗工
層2の内部凝集力が低く、層間密着強度が劣るという問
題がある。一方、鱗片状アルミニウム粉末に代えて真珠
光沢顔料を使用したものは、輝度感や隠蔽性が不足す
る。そこで、輝度感や隠蔽性を低下させることなく、層
間密着強度を向上させた化粧材を提供することを課題と
する。 【解決手段】少なくとも片面にベーマイト処理が施され
た鱗片状アルミニウム粉末を使用する。ベーマイト処理
により、表面に導入された水酸基による化学的接着と、
表面に生じた微細な凹凸による投錨効果とにより、バイ
ンダー樹脂との接着性が向上し、優れた層間密着強度を
発現する。延伸による層間密着強度の低下も少ないの
で、折り曲げ加工や立体成形加工の用途にも適する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、住宅等の建築物に
おける壁材や天井材、床材等の内装材や造作材、キッチ
ン扉等の収納扉、建具、家具、什器、家電製品や住設機
器の外装材、車両等の輸送機器内装材等に使用するため
の化粧材に関するものであり、特に、金属調の意匠の付
与又は隠蔽性の付与等のために、鱗片状アルミニウム粉
末が分散された印刷又は塗工層が少なくとも設けられた
化粧材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】上記用途の化粧紙や化粧シート、化粧板
等の化粧材は通常、安価で加工性の優れた紙や熱可塑性
樹脂等の非金属材料を主体として構成されるものである
が、その使用される部位や消費者の嗜好によっては、あ
たかも金属箔や金属蒸着膜が使用されているかの様な金
属光沢のある意匠や、化粧材用基材の表面の色ムラや欠
陥等が確実に隠蔽された品質の極めて安定した意匠など
が求められる場合がある。
【0003】この様な場合に、接着性に乏しくしかも折
れ痕が残り易いなど加工性に劣る金属箔や、大面積の製
品の製造は大規模な生産設備を要し極めて高価となる金
属蒸着膜などを使用することなく、優れた金属調の意匠
や隠蔽性を付与する手法として、バインダー樹脂中にア
ルミニウム粉末等の金属粉末を分散した印刷インキ又は
塗料による印刷又は塗工層を設ける手法が、従来広く行
われている。
【0004】該金属粉末としては、安価で光反射能が高
い鱗片状アルミニウム粉末が使用されるのが一般的であ
る(実公昭63−45314号、特開平5−11191
1号等)。該鱗片状アルミニウム粉末としては、原料で
ある粉状乃至粒状のアルミニウムを粉砕したもの(社団
法人色材協会編「色材工学ハンドブック」第307頁、
朝倉書店、1989年11月25日発行)のほか、アル
ミニウムの真空蒸着膜を粉砕したもの(実公平1−36
891号等)も使用されている。
【0005】しかるに、上記の如く鱗片状アルミニウム
粉末等の金属粉末を分散した印刷又は塗工層によって金
属調の意匠や隠蔽性を付与した化粧材は、該印刷又は塗
工層の内部凝集力が非常に低いため、層間密着強度が劣
るという問題がある。これは、アルミニウム等の金属
と、印刷インキ又は塗料のバインダー樹脂との親和性が
乏しく、従って、応力が加わると両者の界面で剥離し易
いため、印刷又は塗工層の凝集破壊による化粧材の層間
剥離が発生し易いものと考えられる。
【0006】特に、近年では三次元立体形状の化粧材へ
の要望が強く、金属粉末を分散した印刷又は塗工層を有
する化粧シートを、三次元立体形状の化粧材用基材の表
面に真空成形積層法や射出成形同時積層法等により積層
する試みもなされている。しかし上記化粧シートは、縦
令初期状態では概ね良好な層間密着強度を有していて
も、成形時の延伸変形により上記印刷又は塗工層が内部
凝集破壊を生じ、層間密着強度が著しく低下して実用不
可能となってしまうことが問題となっている。
【0007】化粧材の層間密着強度を低下させることな
く、金属調の意匠や隠蔽性を付与するために、金属粉末
に代えて、酸化チタン被覆雲母等のパール顔料を使用す
る手法もある。このパール顔料は、金属粉末と比較すれ
ば、印刷インキ又は塗料のバインダー樹脂との親和性に
富み、その印刷又は塗工層の内部凝集力も比較的に高い
からである。
【0008】しかるに、金属粉末は、入射光の殆どを反
射して残りは吸収し、殆ど透過させないのに対し、パー
ル顔料は、入射光の一部を反射するが殆ど吸収はせず、
残りは透過させるものであるから、パール顔料を用いた
印刷又は塗工層は、金属粉末を用いたものと比較すれ
ば、光反射率が低いために金属調の意匠感(金属光沢
感)に劣り、しかも、光透過率が高いために隠蔽性にも
劣り、性能的に満足できるものではない。
【0009】また、代表的なパール顔料である酸化チタ
ン被覆雲母は、代表的な金属粉末であるアルミニウム粉
末よりも比重が大きいので、印刷インキ又は塗料中で沈
降し易く、同じ輝度感を得るにはより多量に配合する必
要があることも相俟って、印刷又は塗工中にケーキ状に
凝集して印刷又は塗工不能となる事故も発生し易いとい
う問題もある。
【0010】係る事情により、金属箔や金属蒸着膜等に
匹敵する高い金属光沢や隠蔽性を備えつつ、化粧材とし
て十分な層間密着強度を有し、しかも、加工性を低下さ
せることなく、簡便な方法で安価に製造可能な、金属光
沢又は隠蔽性の付与方法の出現が待望されていた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の技術
における上記の様な問題点を解決するためになされたも
のであり、その目的とするところは、鱗片状アルミニウ
ム粉末が分散された印刷又は塗工層を少なくとも具備し
てなる化粧材において、該印刷又は塗工層が化粧材とし
て十分な内部凝集力を有し、層間密着強度に優れた化粧
材を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、鱗片状アルミ
ニウム粉末が分散された印刷又は塗工層を少なくとも具
備してなる化粧材において、前記鱗片状アルミニウム粉
末の少なくとも片面にベーマイト処理が施されているこ
とを特徴とする化粧材である。
【0013】また特に、前記鱗片状アルミニウム粉末
は、真空製膜法により形成された薄膜の粉砕物であるこ
とを特徴とする化粧材である。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の化粧材の具体的構成とし
ては各種の態様が考えられるが、代表的なものを挙げれ
ば、例えば以下の様な構成のものがある。
【0015】(1)図1に示す様に、基材1の表面上
に、鱗片状アルミニウム粉末が分散された印刷又は塗工
層(以下、アルミ粉分散層という)2が設けられた構
成。アルミ粉分散層2の上にさらに、通常の印刷インキ
等による絵柄層3や、表面保護層4等が設けられていて
も良い。
【0016】(2)図2に示す様に、透明な基材1の裏
面に、アルミ粉分散層2が設けられた構成。基材1とア
ルミ粉分散層2との間に、通常の印刷インキ等による絵
柄層3が設けられていたり、基材1の表面に、表面保護
層4が設けられていたりしても良い。
【0017】(3)図3に示す様に、裏面側の透明又は
不透明な基材11と、表面側の透明な基材12との間
に、アルミ粉分散層2が設けられた構成。アルミ粉分散
層2と透明な基材12との間に、通常の印刷インキ等に
よる絵柄層3が設けられていたり、2層の基材11、1
2の間に、透明な接着剤層5が設けられていたり、透明
な基材12の表面に、表面保護層4が設けられていたり
しても良い。
【0018】なお、アルミ粉分散層2は、図1〜3に示
す様にベタ状に設けるほか、図4に示す様に、所望の絵
柄状等に部分的に設けても良い。この場合、通常の印刷
インキ等による絵柄層3(31)は、アルミ粉分散層2
の表面側に設けるほか、図5に示す様に、アルミ粉分散
層2の裏面側に、少なくともアルミ粉分散層2と重複し
ない部分を有する絵柄層32及び/又はベタ層33とし
て設けても良い。また、図6に示す様に、ベタ状又は部
分的なアルミ粉分散層21と、その表面側の部分的なア
ルミ粉分散層22とを併設しても良く、この様にアルミ
粉分散層21を複数層設けることで、輝度感に強弱をつ
けたり、それらの相互間で分散させる鱗片状アルミニウ
ム粉末の粒径を異ならせる等して、光輝感の変化による
複雑な興趣感や立体感等を表現したりすることもでき
る。
【0019】また、アルミ粉分散層21、22、23を
複数層設ける場合には、図7〜8に示す様に、アルミ粉
分散層21、22、23の相互間に、透明な材質からな
る層(例えば、透明な基材12、13や、透明な接着剤
層5、51、52、透明な印刷インキ等による透明ベタ
層等)を介在させることにより、立体感をより強調する
こともできる。さらにまた、ベタ状のアルミ粉分散層2
1とその片面又は両面に隣接する基材11とは、図9に
示す様に、鱗片状アルミニウム粉末を練り込んだ熱可塑
性樹脂シート等からなるアルミ粉分散基材14によって
代替することもできる。以上のことは、上記(1)〜
(3)を含め、あらゆる構成の化粧材に共通である。
【0020】本発明の化粧材において、基材1(11、
12、13、14)や絵柄層3(31、32、33)、
表面保護層4、接着剤層5等の構成材料には一切制限は
なく、従来の化粧材におけるそれらと同様のものを任意
に使用することができる。
【0021】基材1としては、例えば薄葉紙やチタン
紙、上質紙、クラフト紙、樹脂混抄紙、樹脂含浸紙、紙
間強化紙等の紙や、ポリオレフィン系樹脂、ポリエステ
ル系樹脂、アクリル系樹脂、ポリアミド系樹脂、スチロ
ール系樹脂、ABS樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、フッ素
系樹脂等の熱可塑性樹脂からなるフィルム又はシート、
繊維強化プラスチック(FRP)、合成樹脂の押出成形
体又は射出成形体等の合成樹脂成形体、鉄、アルミニウ
ム、ステンレス等の金属板又は金属箔、木材単板、合
板、集成材、中密度繊維板、パーティクルボード等の木
質系基材、石膏ボード、珪酸カルシウム板、木毛セメン
ト板、軽量気泡コンクリート等の無機質系基材等、或い
はそれらの複数種の複合体、積層体等を使用することが
できる。また、必要に応じて例えば紫外線吸収剤や光安
定剤、酸化防止剤、着色剤、充填剤等の各種添加剤が添
加されていても良い。
【0022】絵柄層3は、染料又は顔料等の着色剤を適
当なバインダー樹脂と共に適当な溶剤中に溶解又は分散
してなる印刷インキ又は塗料等を使用して、印刷法又は
塗工法等により形成することができる。着色剤として
は、例えば酸化チタン、酸化鉄、コバルトブルー、カー
ボンブラック等の無機顔料や、縮合アゾ、不溶性アゾ、
アントラキノン、フタロシアニン、キナクリドン、イソ
インドリノン、イミダゾロン等の有機顔料等、バインダ
ー樹脂としては、例えば硝化綿、ウレタン系樹脂、アク
リル系樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体系樹脂、
ポリエステル系樹脂、ポリビニルブチラール樹脂等を、
それぞれ単独又は複数種の混合系で使用することがで
き、水性型、溶剤型、無溶剤型の別や、1液型と2液型
の別、溶剤乾燥型、熱硬化型、電離放射線硬化型の別な
ども特に問わない。印刷法としては例えばグラビア印刷
法、オフセット印刷法、スクリーン印刷法、フレキソ印
刷法、インクジェット印刷法、転写印刷法等、塗工法と
しては例えばグラビアコート法、ロールコート法、ナイ
フコート法、ダイコート法、スプレーコート法等を単独
又は複数種を組み合わせて行うことができる。
【0023】表面保護層4は、化粧材の表面に表面硬度
や耐磨耗性、耐擦傷性、耐溶剤性、耐汚染性等の優れた
表面物性を付与するために設けられるもので、一般的に
は、例えば2液硬化型ウレタン系樹脂やアミノアルキド
系樹脂、メラミン系樹脂、エポキシ系樹脂、フェノール
系樹脂、不飽和ポリエステル系樹脂、アクリル系樹脂等
の熱硬化性樹脂や、(メタ)アクリレート系樹脂、不飽
和ポリエステル系樹脂、エポキシ系樹脂等の電離放射線
硬化性樹脂等の硬化性樹脂が使用される場合が多い。ま
た必要に応じて、例えば紫外線吸収剤、光安定剤、酸化
防止剤、帯電防止剤、抗菌剤、防黴剤、滑剤、艶調整
剤、減摩剤等の添加剤が適宜添加される。形成方法とし
ては、絵柄層3の場合と同様の各種印刷法や塗工法が用
いられる。
【0024】接着剤層5は、相互に接着すべき基材1
(11、12、13、14)や絵柄層3等の材質や加工
方法(接着方法)等に応じて、例えば溶剤賦活型接着
剤、感熱型接着剤、感圧型接着剤、反応硬化型接着剤等
から適宜選択が可能である。紙や熱可塑性樹脂フィルム
からなる基材を用いる場合には、2液硬化型ウレタン系
又は2液硬化型ポリエステル系等のドライラミネート接
着剤や、湿気硬化型ウレタン系等の反応型若しくはエチ
レン−酢酸ビニル共重合体系、アクリル系、ポリアミド
系、ポリエステル系、ポリウレタン系等の非反応型のホ
ットメルト接着剤、変性酢酸ビニル系等の水性エマルジ
ョン接着剤などが代表的なものである。勿論、例えば熱
融着法又は押出ラミネート法等により接着剤層5を介在
させずに接着可能である場合には、接着剤層5は必ずし
も設けなくても良い。
【0025】本発明の化粧材は、上記の様にアルミ粉分
散層2(21、22、23)を少なくとも具備する化粧
材において、該アルミ粉分散層2に含有される鱗片状ア
ルミニウム粉末が、その少なくとも片面にベーマイト処
理が施されていることを特徴とするものである。
【0026】上記ベーマイト処理とは、アルミニウムを
高温水又は加圧水蒸気等で処理することにより、アルミ
ニウムの表面にベーマイト(AlOOH)を含む透明で
緻密な水和酸化皮膜を生成させる表面処理方法であり、
表面の粗面化による投錨効果と、水酸基の生成による水
素結合効果とにより、合成樹脂等との接着性が向上する
ことが知られている。処理条件としては、高純度の水
(例えば電気伝導度10μS/cm以下の蒸留水等)中
に、アミン系の反応促進剤(例えばトリエタノールアミ
ン等)を添加した処理水を沸騰状態(95℃以上)とし
て、この中に被処理物であるアルミニウムを数十秒程度
浸漬する方法によるのが一般的である(高分子論文集、
Vol.58,No.7,pp.353−362(Ju
l.,2001)。
【0027】上記ベーマイト処理により、鱗片状アルミ
ニウム粉末の表面にベーマイトの結晶による微細な凹凸
組織が形成されており、バインダー樹脂との間での投錨
効果が生じると共に、ベーマイトに由来する水酸基が表
面に導入されており、バインダー樹脂の有する官能基と
の間で水素結合を生成することによって、バインダー樹
脂との接着性が格段に向上する。従って、ベーマイト処
理が施された鱗片状アルミニウム粉末が分散された印刷
又は塗工層(アルミ粉分散層2)は、無処理の場合と比
較して、その内部凝集力が格段に向上しており、従って
この層を含む本発明の化粧材は、層間密着強度に極めて
優れたものとなる。
【0028】上記ベーマイト処理は、鱗片状アルミニウ
ム粉末の片面のみに施されていても良いが、両面に施さ
れていればさらに有効である。鱗片状アルミニウム粉末
として、粉状乃至粒状のアルミニウムを原料とした粉砕
物を使用する場合には、ベーマイト処理が片面のみであ
ると、無処理面のバインダー樹脂との接着性が不足する
ので、ベーマイト処理は両面に施すことが望ましい。こ
れに対し、真空製膜法により形成された薄膜の粉砕物を
使用する場合には、ベーマイト処理は片面(製膜面)の
みであっても比較的に良好な結果が得られる場合が多
い。
【0029】これは、合成樹脂フィルムの表面に真空製
膜法により形成されたアルミニウム薄膜を剥離する際
に、薄膜の剥離面には被製膜基材である合成樹脂フィル
ムの分子又は官能基等の一部が取り込まれ、これがバイ
ンダー樹脂との接着に寄与しているものと考えられる。
なお、合成樹脂フィルムからの薄膜の剥離を容易とする
ために、合成樹脂フィルムとして例えばポリエチレンテ
レフタレート樹脂フィルム等の様に表面の接着性に乏し
い材質を使用すると共に、その製膜面に他の合成樹脂か
らなる剥離層を設ける場合も多く、この場合には、剥離
層とアルミニウム薄膜とは、真空中を飛来した高エネル
ギーのアルミニウム原子(又はイオン)と剥離層との衝
突エネルギーの作用によって強固に接着しており、剥離
層の合成樹脂は通常のバインダー樹脂とよく接着するの
で、アルミニウム薄膜の製膜面(被製膜基材とは反対側
の面)のみにベーマイト処理を施せば、両面共にバイン
ダー樹脂との十分な接着性が確保できるものと考えられ
る。
【0030】上記ベーマイト処理は、鱗片状アルミニウ
ム粉末を粉状乃至粒状の原料アルミニウムの粉砕により
製造する場合には、当然に粉砕後に行う必要があり、従
って必然的に両面処理となる。これに対し、真空製膜法
により形成されたアルミニウム薄膜の粉砕により製造す
る場合には、ベーマイト処理は粉砕後であっても良いが
粉砕前であっても良く、後者の場合には被製膜基材から
の剥離後であっても剥離前であっても良い。剥離前であ
れば、アルミニウム薄膜は被製膜基材の表面に付着した
状態なので、取扱性が良く、処理の自動化や連続化が容
易で、効率的且つ安定的に処理を実施できる利点があ
る。この場合には必然的に片面処理(製膜面のみ)とな
るが、前述した理由により特に問題はない。
【0031】鱗片状アルミニウム粉末の粒径としては、
本発明において特に限定されるものではないが、あまり
小さすぎると輝度感や隠蔽性が低下し、逆にあまり大き
すぎると、印刷インキ又は塗料中で沈降し易くなって、
貯蔵安定性や印刷又は塗工安定性が低下したり、アルミ
粉分散層2の内部凝集力が低下したりするので、通常、
平均粒径1〜50μm程度のものを使用することが好ま
しい。
【0032】アルミ粉分散層2における鱗片状アルミニ
ウム粉末の分散量としては、あまり少なすぎると輝度感
や隠蔽性が低下し、逆にあまり多すぎると、印刷インキ
又は塗料の流動性が低下して印刷又は塗工が困難となっ
たり、アルミ粉分散層2の内部凝集力が低下したりする
ので、通常、バインダー樹脂100重量部あたり1〜1
00重量部程度、より好ましくは5〜50重量部程度と
するのがよい。
【0033】鱗片状アルミニウム粉末が分散された印刷
又は塗工層(アルミ粉分散層2)は、上記の少なくとも
片面にベーマイト処理が施された鱗片状アルミニウム粉
末を、適当なバインダー樹脂と共に、適当な溶剤中に分
散してなる印刷インキ又は塗料を使用して、公知の各種
印刷法又は塗工法により形成することができる。バイン
ダー樹脂としては、前述した絵柄層3のバインダー樹脂
として列挙した各種の樹脂などが使用可能であり、印刷
又は塗工の対象となる基材1との密着性等を考慮して適
宜選定すればよい。
【0034】アルミ粉分散層2の内部凝集力の面から
は、熱硬化型又は電離放射線硬化型等の反応硬化型のバ
インダー樹脂が有利であり、特に、例えばイソシアネー
ト化合物又はエポキシ化合物等の様に、極性反応性官能
基を持つ硬化剤を含む1液又は2液反応硬化型のバイン
ダー樹脂を使用すると、これら極性反応性官能基と鱗片
状アルミニウム粉末の表面のベーマイト層との間に強固
な化学結合が形成され、バインダー樹脂と鱗片状アルミ
ニウム粉末とが強固に接着するので、アルミ粉分散層2
の内部凝集力の向上に極めて有効である。
【0035】アルミ粉分散層2を形成するための印刷イ
ンキ又は塗料には、鱗片状アルミニウム粉末の他にも、
各種の添加剤が添加されていてもよい。例えば、アルミ
粉分散層2を有彩色に着色するために、絵柄層3に用い
たものと同様の染料、有機顔料又は無機顔料等の着色剤
を添加することができる。また、アルミ粉分散層2の光
輝感を調整するなどの目的で、酸化チタン被覆雲母等の
真珠光沢顔料を併用することもできる。
【0036】上記真珠光沢顔料は、鱗片状アルミニウム
粉末よりも一般にバインダー樹脂との親和性に優れるの
で、鱗片状アルミニウム粉末の一部を真珠光沢顔料で置
換することにより、輝度感をあまり低下させずにアルミ
粉分散層2の内部凝集力をさらに向上させることができ
る。但し、真珠光沢顔料の配合量が多すぎると、相対的
に鱗片状アルミニウム粉末の比率が減るため、輝度感や
隠蔽性が低下する。従って、真珠光沢顔料を併用する場
合には、鱗片状アルミニウム粉末を真珠光沢顔料で置換
する比率は5〜60重量%程度、より好ましくは10〜
40重量%程度とするのがよい。
【0037】本発明の化粧材は、既に述べたとおり、金
属調(メタリック調)の輝度感ある意匠及び/又は高度
の隠蔽性と共に、優れた層間密着強度が要求される用途
に適している。その中でも、例えばVカット加工又はラ
ッピング加工等の折り曲げ加工や、真空成形加工又は射
出成形同時積層加工等の立体成形加工等の様に、局所的
又は全体的にアルミ粉分散層2が面内方向への延伸を受
ける用途にあっては、従来の無処理の鱗片状アルミニウ
ム粉末を使用したものは、アルミ粉分散層2の延伸変形
に伴い、鱗片状アルミニウム粉末とバインダー樹脂との
間の接着が容易に破壊されるため、加工後の製品の層間
密着強度が加工前よりも大幅に低下するという問題があ
ったのに対し、本発明の化粧材は、ベーマイト処理によ
って鱗片状アルミニウム粉末とバインダー樹脂との間の
接着性が向上しているので、アルミ粉分散層2が延伸変
形を受けても両者間の接着は容易には破壊されず、優れ
た内部凝集力を維持するので、折り曲げ加工や立体成形
加工に供しても、層間密着強度の良好な加工製品を容易
に得ることができる利点がある。
【0038】
【実施例】以下に、本発明の具体的な実施例及び比較例
を示し、本発明をより詳細に説明する。
【0039】<鱗片状アルミニウム粉末の調製>厚み1
6μmの2軸延伸ポリエチレンテレフタレート樹脂フィ
ルムを被製膜基材として、その片面に厚み1μmのアク
リル樹脂系剥離層を介して、真空蒸着法によりアルミニ
ウムを厚み30nmに製膜した。この蒸着フィルムを、
蒸留水に反応促進剤としてトリエタノールアミンを0.
3重量%添加した沸騰状態(95℃以上)の処理水に2
0秒間浸漬して、ベーマイト処理を施した。しかる後、
アルミニウム薄膜を剥離層と共に被製膜基材から剥離
し、湿式ボールミル法により粒径5〜15μmの鱗片状
に粉砕して、ベーマイト処理が施された鱗片状アルミニ
ウム粉末を調製した。一方、上記工程においてベーマイ
ト処理工程を省略し、他は同一条件にて、無処理鱗片状
アルミニウム粉末を調製した。
【0040】<実施例1>バインダー樹脂としての塩化
酢酸ビニル樹脂及びアクリル樹脂の混合樹脂を溶剤(メ
チルエチルケトン、酢酸エチル、酢酸イソブチル及びメ
チルイソブチルケトンの混合溶剤)に溶解してなるメジ
ウム(大日本インキ化学工業社製、商品名VD EXP
11210メジューム、固形分32重量%)100重量
部に、上記ベーマイト処理が施された鱗片状アルミニウ
ム粉末5重量部を分散し、溶剤を添加して粘度調整し
て、固形分8重量%の光輝性印刷インキを作製した。こ
の印刷インキを使用して、厚み80μmの着色非晶質ポ
リエステル樹脂フィルム(リケンテクノス社製、商品名
リベスター)の表面に、グラビア印刷法により乾燥後の
塗布量1g/m2のベタ状に印刷した。しかる後該印刷
面に、2液硬化型ウレタン系ドライラミネート接着剤
(東洋モートン社製、商品名AD−806/AD−RT
8=100/10、乾燥後の塗布量2g/m2)を介し
て、厚み80μmの透明非晶質ポリエステル樹脂フィル
ム(リケンテクノス社製、商品名リベスター)をドライ
ラミネートし、さらにその表面に2液硬化型ウレタン系
樹脂(大日本インキ化学工業社製、商品名UCクリア
ー)によるトップコート(乾燥後の塗布量6g/m2
を施して、本発明の化粧材である化粧シートを作製し
た。
【0041】<実施例2>上記実施例1において、ベー
マイト処理が施された鱗片状アルミニウム粉末5重量部
の代わりに、ベーマイト処理が施された鱗片状アルミニ
ウム粉末75重量%及び酸化チタン被覆雲母粉末(日本
光研社製、商品名ME100)25重量%の混合物5重
量部を分散し、その他は上記実施例1と同一条件にて本
発明の化粧材である化粧シートを作製した。
【0042】<比較例1>上記実施例1において、ベー
マイト処理が施された鱗片状アルミニウム粉末の代わり
に、無処理の鱗片状アルミニウム粉末を使用し、その他
は上記実施例1と同一条件にて化粧シートを作製した。
【0043】<比較例2>上記実施例1において、ベー
マイト処理が施された鱗片状アルミニウム粉末の代わり
に、酸化チタン被覆雲母粉末(日本光研社製、商品名M
E100)を使用し、その他は上記実施例1と同一条件
にて化粧シートを作製した。
【0044】<参考例1>上記実施例1において、ベー
マイト処理が施された鱗片状アルミニウム粉末を分散し
た光輝性印刷インキの代わりに、該光輝性印刷インキに
用いたものと同一のメジウムに通常の着色有機顔料(フ
タロシアニン、キナクリドン、イソインドリノン等の混
合系)を分散した通常の印刷インキを使用し、その他は
上記実施例1と同一条件にて化粧シートを作製した。
【0045】<性能評価>上記実施例1〜2、比較例1
〜2及び参考例1の各化粧シートについて、輝度感を目
視評価すると共に、初期状態と、100%伸長後との2
条件で、180度剥離強度を測定したところ、結果は以
下の通りであった。
【0046】 評価結果一覧(剥離強度の単位:[N/m]) 輝度感 初期剥離強度 伸長後剥離強度 実施例1 ○ 1250 470 実施例2 ○ 1270 510 比較例1 ○ 140 40 比較例2 △ 1260 460 参考例1 × 1300 530
【0047】<実施例3>バインダー樹脂としての塩化
酢酸ビニル樹脂及びウレタン樹脂の混合樹脂を溶剤(メ
チルエチルケトン、酢酸エチル、イソプロピルアルコー
ル及びメチルイソブチルケトンの混合溶剤)に溶解して
なるメジウム(大日本インキ化学工業社製、商品名XS
−756 10830メジューム、固形分32重量%)
100重量部に、上記ベーマイト処理が施された鱗片状
アルミニウム粉末5重量部を分散し、イソシアネート系
硬化剤(大日本インキ化学工業社製、商品名W−325
N)を6重量部添加し、さらに溶剤を添加して粘度調整
して、固形分8重量%の光輝性印刷インキを作製した。
この印刷インキを使用して、厚み80μmの着色ポリプ
ロピレン系樹脂フィルム(リケンテクノス社製、商品名
OW)の表面に、グラビア印刷法により乾燥後の塗布量
1g/m2のベタ状に印刷し、その上に2液硬化型ウレ
タン系アンカー剤(乾燥後の塗布量1g/m2)を塗布
した後、該塗布面に、マレイン酸変性ポリエチレン系接
着性樹脂12μmと、透明ランダムポリプロピレン樹脂
68μmとを共押出ラミネートし、さらにその表面に2
液硬化型ウレタン系樹脂(大日本インキ化学工業社製、
商品名UCクリアー)によるトップコート(乾燥後の塗
布量6g/m2)を施して、本発明の化粧材である化粧
シートを作製した。この化粧シートの初期剥離強度は1
160N/m、100%伸長後の剥離強度は860N/
mであった。
【0048】<比較例3>上記実施例3において、ベー
マイト処理が施された鱗片状アルミニウム粉末に代え
て、無処理の鱗片状アルミニウム粉末を使用し、その他
は上記実施例3と同一条件にて化粧シートを作製した。
この化粧シートの初期剥離強度は620N/m、100
%伸長後の剥離強度は40N/mであった。
【0049】<実施例4>上記実施例3において使用し
た光輝性印刷インキを使用して、厚み80μmの透明ポ
リプロピレン系樹脂フィルム(リケンテクノス社製、商
品名OWクリアー)の両面に、それぞれ相異なる抽象柄
を印刷した。この印刷フィルムの片面に、鱗片状アルミ
ニウム粉末を約5重量%含有する厚み100μmの光輝
性ポリオレフィン系樹脂フィルム(共和レザー社製、商
品名4TAG90042)を、他面に厚み80μmの透
明ポリプロピレン系樹脂フィルム(リケンテクノス社
製、商品名OWクリアー)を、それぞれ2液硬化型ウレ
タン系ドライラミネート接着剤(東洋モートン社製、商
品名AD−806/AD−RT8=100/10、乾燥
後の塗布量2g/m2)を介したドライラミネート法に
て積層し、その透明フィルム面に、2液硬化型ウレタン
系樹脂(大日本インキ化学工業社製、商品名UCクリア
ー)によるトップコート(乾燥後の塗布量6g/m2
を施して、本発明の化粧材である化粧シートを作製し
た。
【0050】
【発明の効果】以上詳細に説明した様に、本発明の化粧
材は、鱗片状アルミニウム粉末が分散された印刷又は塗
工層を少なくとも具備してなる化粧材において、前記鱗
片状アルミニウム粉末の少なくとも片面にベーマイト処
理を施したことにより、該印刷又は塗工層における鱗片
状アルミニウム粉末とバインダー樹脂との接着性が向上
し、印刷又は塗工層の内部凝集力が向上することによ
り、優れた層間密着強度を有するものとなる。この層間
密着強度は、初期状態において優れるのみならず、化粧
材が延伸されても極端に低下することがないので、例え
ば化粧シートにあっては、単に平面状の基材に貼着する
用途のみならず、Vカット加工又はラッピング加工等の
折り曲げ加工や、真空成形加工又は射出成形同時積層加
工等の立体成形加工等の用途に供しても、該加工による
層間密着強度の低下が少なく、物性の良好な各種加工品
や成形品を容易且つ安定的に得ることができるという顕
著な効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の化粧材の実施の形態を示す模式断面
図。
【図2】本発明の化粧材の実施の形態を示す模式断面
図。
【図3】本発明の化粧材の実施の形態を示す模式断面
図。
【図4】本発明の化粧材の実施の形態を示す模式断面
図。
【図5】本発明の化粧材の実施の形態を示す模式断面
図。
【図6】本発明の化粧材の実施の形態を示す模式断面
図。
【図7】本発明の化粧材の実施の形態を示す模式断面
図。
【図8】本発明の化粧材の実施の形態を示す模式断面
図。
【図9】本発明の化粧材の実施の形態を示す模式断面
図。
【符号の説明】
1、11、12、13‥‥基材 14‥‥アルミ粉分散基材 2、21、22、23‥‥アルミ粉分散層 3、31、32‥‥絵柄層 33‥‥ベタ層 4‥‥表面保護層 5、51、52‥‥接着剤層
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成15年2月10日(2003.2.1
0)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】該金属粉末としては、安価で光反射能が高
い鱗片状アルミニウム粉末が使用されるのが一般的であ
る(実公昭63−45314号、特開平5−1119
1号等)。該鱗片状アルミニウム粉末としては、原料で
ある粉状乃至粒状のアルミニウムを粉砕したもの(社団
法人色材協会編「色材光学ハンドブック」第307頁、
朝倉書店、1989年11月25日発行)のほか、アル
ミニウムの真空蒸着膜を粉砕したもの(実公平1−36
891号等)も使用されている。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 一照 東京都台東区台東1丁目5番1号 凸版印 刷株式会社内 Fターム(参考) 2E110 AA57 AB03 AB04 AB05 AB23 BA01 BA12 GA07W GB06W 4F100 AB10B AB10H AK15B AK25B AT00A BA02 BA10A BA10B CC00B DE02B DE02H GB08 GB31 GB48 GB81 HB00 JK06 JN24 4K018 BA08 BB01 BC32 BD04 4K026 AA21 BA08 BB01 BB10 CA15 CA37 DA03 DA13

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】鱗片状アルミニウム粉末が分散された印刷
    又は塗工層を少なくとも具備してなる化粧材において、
    前記鱗片状アルミニウム粉末の少なくとも片面にベーマ
    イト処理が施されていることを特徴とする化粧材。
  2. 【請求項2】前記鱗片状アルミニウム粉末は、真空製膜
    法により形成された薄膜の粉砕物であることを特徴とす
    る請求項1に記載の化粧材。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010100051A (ja) * 2008-09-29 2010-05-06 Dainippon Printing Co Ltd 化粧シート
JP2012097546A (ja) * 2010-10-29 2012-05-24 Kusuto Tazuke 化粧パネル
JP2013035125A (ja) * 2011-08-03 2013-02-21 Mazda Motor Corp 加飾成形部材
JP2016088094A (ja) * 2014-10-30 2016-05-23 大日本印刷株式会社 印刷物、該印刷物を用いてなる容器、印刷物の製造方法及び印刷物の選択方法
JP2017007200A (ja) * 2015-06-22 2017-01-12 凸版印刷株式会社 化粧シート及び化粧板

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