JP2003247274A - ペデスタルの設置構造 - Google Patents

ペデスタルの設置構造

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JP2003247274A
JP2003247274A JP2002048338A JP2002048338A JP2003247274A JP 2003247274 A JP2003247274 A JP 2003247274A JP 2002048338 A JP2002048338 A JP 2002048338A JP 2002048338 A JP2002048338 A JP 2002048338A JP 2003247274 A JP2003247274 A JP 2003247274A
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Japan
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pedestal
steel
steel beam
upper flange
bolt
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Application number
JP2002048338A
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English (en)
Inventor
Yoshitaka Sotokari
吉隆 外狩
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Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
Original Assignee
Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 格別の防振機構を用いることなく、簡便な構
造で優れた防振性能を確保する。 【解決手段】 機器据付架台としてのプレキャストコン
クリートスラブからなるペデスタル3を設置するための
構造であって、複数の鉄骨梁2上にペデスタルを支持せ
しめ、それら鉄骨梁に対してペデスタルを緊結する。鉄
骨梁としてH形鋼を採用してその上フランジによりペデ
スタルを支持し、ペデスタルの下面側にボルト4を突出
せしめて、その先端部にH形鋼の上フランジに係止する
係止部材5を装着し、ナット6を締め込むことによって
ペデスタルを鉄骨梁に対して緊結する。ペデスタルの下
面を鉄骨梁に対して接着剤9により固着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、機器据付架台とし
てのプレキャストコンクリートスラブからなるペデスタ
ルを設置するための構造に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、半導体製造工場等に設け
られるクリーンルームには各種の機器が設置されるが、
それら機器を据え付けるための架台には防振性能が要求
されることが通常であり、そのため架台には各種の防振
機構を組み込むことが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】防振機構としては各種
のものがあるが、いずれにしても高価であるし、さして
高度の防振性能を必要としない機器に対しては過剰設備
となる場合もあるので、そのような場合には格別の防振
機構を用いることなく、より簡便な構造で所望の防振性
能を確保したいという要請がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記事情に鑑み、請求項
1の発明は、機器据付架台としてのプレキャストコンク
リートスラブからなるペデスタルを設置するための構造
であって、複数の鉄骨梁上にペデスタルを支持せしめ、
それら鉄骨梁に対してペデスタルを緊結してなることを
特徴とする。
【0005】請求項2の発明は、請求項1の発明のペデ
スタルの設置構造において、鉄骨梁としてH形鋼を採用
してその上フランジによりペデスタルを支持し、ペデス
タルの下面側に突出せしめたボルトの先端部に、H形鋼
の上フランジに係止する係止部材を装着しナットを締め
込むことによって、ペデスタルを鉄骨梁に対して緊結し
てなることを特徴とする。
【0006】請求項3の発明は、請求項1または2の発
明のペデスタルの設置構造において、ペデスタルの下面
を鉄骨梁に対して接着剤により固着してなることを特徴
とする。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明は、クリーンルーム等に各
種機器を設置するに際して、機器据付架台としてプレキ
ャストコンクリートスラブからなるペデスタルを採用
し、そのペデスタルを複数の鉄骨梁上に支持せしめてそ
れら鉄骨梁に対して緊結することを要旨とするものであ
り、具体的な実施の形態を図1〜図3を参照して説明す
る。
【0008】符号1はクリーンルームの躯体である柱、
2は大梁または小梁としての鉄骨梁であり、これら鉄骨
梁2としてはH形鋼が用いられている。通常の建物では
鉄骨梁2上にスラブが設けられるのであるが、クリーン
ルームにおいてはスラブは設けられておらず、要所にグ
レーチングおよび以下に述べるペデスタル3が設けられ
るのみで、鉄骨梁2の周囲には通気性が確保されるもの
となっている。
【0009】符号3は機器据付架台としてのプレキャス
トコンクリートスラブからなるペデスタルであり、その
ペデスタル3は4本の鉄骨梁2により支持され、かつそ
れら鉄骨梁2に対して多数か所で緊結されている。すな
わち、図2に示すように、ペデスタル3にはその上面側
から挿通されて下面側に突出するボルト4が設けられて
おり、そのボルト4の先端部には鉄骨梁2の上フランジ
2aに係止される係止部材5が装着され、ボルト4に螺
着したナット(ダブルナット)6を締め込むことによっ
てペデスタル3が鉄骨梁2に対して強固に緊結されるよ
うになっている。
【0010】なお、図3における符号7は係止部材5の
脱落防止用および廻り留め用のロックボルトであり、ペ
デスタル3の下面にプレート8を介して取り付けられて
いる。さらに、ペデスタル3の下面と鉄骨梁2の上フラ
ンジ2aとの間にはエポキシ樹脂等の接着剤9が充填さ
れることで、ペデスタル3は鉄骨梁2に対して固着され
ている。
【0011】上記構造によれば、ペデスタル3を複数の
鉄骨梁2により直接的に支持してそれら鉄骨梁2の全て
に対して多数か所で緊結しているので、ペデスタル3を
それら鉄骨梁2に対して確実に固定でき、同時に複数の
鉄骨梁2がペデスタル3により強固に連結されたものと
なり、したがってそれら複数の鉄骨梁2とペデスタル3
の全体が強固に一体化し、全体として高剛性で振動性能
に優れた簡易な嫌振架台として機能するものとなる。
【0012】特に上記実施形態の構造によれば、鉄骨梁
2としてH形鋼を採用していることからその上フランジ
2aによりペデスタル3に対する支持面積を十分に確保
でき、しかもそれらを機械的に緊結することに加えてエ
ポキシ樹脂等の強力な接着剤9による固着を併用してい
るので、ペデスタル3をより確実強固に設置することが
でき、より一層の高剛性化と振動特性向上を図ることが
できる。また、ボルト4、ナット6,係止部材5のみで
ペデスタル3を鉄骨梁2に対して極めて簡便に緊結でき
るものであるから、従来のように各種の防振機構を採用
する場合に較べて遙かに安価にしかも簡易に施工できる
ものである。また、当然に乾式工法であるし、溶接も必
要としないので、クリーンルームを使用しながらの施工
も可能であり、既存のクリーンルームに対してペデスタ
ル3を設置する際に適用して好適である。
【0013】なお、上記実施形態はペデスタル3をクリ
ーンルームに設置する場合の適用例であるが、上記実施
形態はあくまで一例に過ぎず、本発明はプレキャストコ
ンクリートスラブからなるペデスタル3を設置する際に
広く適用できるものであるし、当然に適宜の変更が可能
である。たとえば、ペデスタル3を支持する鉄骨梁2は
H形鋼に限るものではないし、その鉄骨梁2は建屋の躯
体としてではなくペデスタル3を支持するためのものと
して設けても良く、それら鉄骨梁2の位置や向き、間
隔、本数も任意である。勿論、ペデスタル3を鉄骨梁2
に対して緊結するための具体的な構成も適宜の変更が可
能であることはいうまでもない。
【0014】
【発明の効果】請求項1の発明は、機器据付架台として
のプレキャストコンクリートスラブからなるペデスタル
を設置するための構造であって、複数の鉄骨梁上にペデ
スタルを支持せしめ、それら鉄骨梁に対してペデスタル
を緊結するので、ペデスタルを鉄骨梁に対して確実に固
定できると同時に複数の鉄骨梁がペデスタルにより強固
に連結され、それら複数の鉄骨梁とペデスタルの全体が
強固に一体化して全体として高剛性で振動性能に優れた
簡易な嫌振架台として機能するものとなり、格別の防振
機構を用いることなく極めて簡便な構造で優れた防振性
能を確保することができる。
【0015】請求項2の発明は、鉄骨梁としてH形鋼を
採用してその上フランジによりペデスタルを支持し、ペ
デスタルの下面側に突出せしめたボルトの先端部に、H
形鋼の上フランジに係止する係止部材を装着してナット
を締め込むことによって、ペデスタルを鉄骨梁に対して
緊結するので、ペデスタルを鉄骨梁に対して極めて簡単
な構造で確実強固に緊結することができるし、極めて容
易にかつ安価に施工することができる。
【0016】請求項3の発明は、ペデスタルを鉄骨梁に
対して機械的に緊結することに加えて、接着剤による固
着を併用するので、ペデスタルをより確実強固に設置す
ることができ、より一層の高剛性化と振動特性向上を図
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態であるペデスタルの設置構
造を示す平面図である。
【図2】 同、要部断面図(図1におけるII−II矢視
図)である。
【図3】 同、要部詳細図(図2におけるIII部拡大
図)である。
【符号の説明】
2 鉄骨梁(H形鋼) 3 ペデスタル 4 ボルト 5 係止部材 6 ナット 7 ロックボルト 8 プレート 9 接着剤

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機器据付架台としてのプレキャストコン
    クリートスラブからなるペデスタルを設置するための構
    造であって、複数の鉄骨梁上にペデスタルを支持し、そ
    れら鉄骨梁に対してペデスタルを緊結してなることを特
    徴とするペデスタルの設置構造。
  2. 【請求項2】 鉄骨梁としてH形鋼を採用してその上フ
    ランジによりペデスタルを支持し、ペデスタルの下面側
    に突出せしめたボルトの先端部に、H形鋼の上フランジ
    に係止する係止部材を装着しナットを締め込むことによ
    って、ペデスタルを鉄骨梁に対して緊結してなることを
    特徴とする請求項1記載のペデスタルの設置構造。
  3. 【請求項3】 ペデスタルの下面を鉄骨梁に対して接着
    剤により固着してなることを特徴とする請求項1または
    2記載のペデスタルの設置構造。
JP2002048338A 2002-02-25 2002-02-25 ペデスタルの設置構造 Pending JP2003247274A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113585569A (zh) * 2021-09-27 2021-11-02 启东市筑城装配式建筑有限公司 一种装配式建筑梁柱钢结构连接构件
CN113700194A (zh) * 2021-09-07 2021-11-26 天津一冶建设工程有限公司 一种装配式梁板连接结构及其施工方法

Cited By (3)

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