JP5670925B2 - 嫌振架台 - Google Patents

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本発明は、精密機器等が設置される嫌振架台に関する。
半導体製造工場等のクリーンルーム等では、その床構造としてフリーアクセスフロアが採用されている。フリーアクセスフロアは振動面で不利であることから、格子梁等の躯体から嫌振架台を立ち上げ、嫌振架台上に各種の装置を設置することが提案されている(特許文献1及び2)。
特開2002−371659号公報 特開2005−336762号公報
半導体製造工場等のフリーアクセスフロアでは、床パネルの単位サイズが600mm×600mmの場合が一般的であり、平面サイズが比較的小さい。このため、フリーアクセスフロアの床レベルが高くなってしまうと、600mm×600mmの嫌振架台を構築する上で、嫌振性能に重要な水平剛性が確保しずらい。従来では鋼材とコンクリートを併用して水平剛性を確保しているが、嫌振架台が重くなり、施工性の低下や床の積載荷重の超過を招きやすくなっている。なお、従来の鋼材とコンクリートを併用する嫌振架台では、実用的に対応できるフリーアクセス床高さは300mmが限界であった。
本発明の目的は、水平剛性を確保しながらより軽量な嫌振架台を提供することにある。
本発明によれば、鉄骨造の嫌振架台であって、鋼板からなる箱状の架台本体と、前記架台本体の上板、側板及び下板に接続された補強リブと、前記側板に設けられ、前記嫌振架台同士を連結する連結部材が接続される接続部と、を備えた嫌振架台が提供される。
本発明によれば、水平剛性を確保しながらより軽量な嫌振架台を提供することができる。
(A)は本発明の一実施形態の嫌振架台の設置態様を示す平面図、(B)は図1(A)の線I−Iに沿う断面図。 図1(A)の線II−IIに沿う断面図及び部分拡大図。 (A)は上記嫌振架台の分解斜視図、(B)は取付用治具の斜視図。 架台本体の分解斜視図。 上記嫌振架台同士の連結構造の説明図。
図1(A)は本発明の一実施形態に係る嫌振架台1の設置態様を示す平面図、図1(B)は図1(A)の線I−Iに沿う断面図である。嫌振架台1は、躯体2上に設置されてフリーアクセスフロアの床面の一部を構成しており、その平面サイズは例えば600mm×600mmである。躯体2は本実施形態の場合、格子梁である。ただし、スリット梁など一般的な床構造でも対応可能である。
図1(A)においては嫌振架台1は一つのみ図示されているが、嫌振架台1はこれが支持する各種の装置の設置面積応じた数だけ互いに隣接して設置される。また、嫌振架台1の周囲にはフリーアクセスフロアの床面を構成する不図示の床パネルが設置され、床パネルは躯体2から立ち上げられた床支柱3に支持される。
図2乃至図4を参照して嫌振架台1の構成を説明する。図2は図1(A)の線II−IIに沿う断面図及び部分拡大図である。なお、図2においては床支柱3の図示を省略している。図3(A)は嫌振架台1の分解斜視図であり、図4は架台本体20の分解斜視図である。
嫌振架台1は、天板10と架台本体20とを備え、鋼板から構成された鉄骨造の中空体をなしている。鋼板としては、例えば、炭素鋼板、ステンレス板が挙げられる。天板10は正方形の鋼板からなり、架台本体20の上板21に着脱自在とされている。本実施形態の場合、その着脱構造は、天板10に形成した複数の孔11にボルト12を挿通し、上板21に設けたねじ孔212とボルト12とを締結することで天板10を固定し、ボルト12を取り外すことで天板10の固定を解除するねじ構造としているが他の種類の着脱構造であってもよい。
孔11は段付きの貫通孔であり、ボルト12の頭部は孔11内に埋没する構成としている。天板10の下面には十字型の補強リブ13が接合されており、天板10の中央部の剛性向上(特に鉛直剛性の向上)を図っている。補強リブ13の形状は、十字型に限られず、井桁型等、他の形状も採用可能である。なお、天板10には、これに設置される機械機器を固定するためのねじ孔等を設けることもできる。
架台本体20は、鋼板からなる上板21、側板22、23及び下板24を互いに接合して箱状に形成されている。上板21及び下板24はその外形が天板10と同じ正方形をなしているが、床支柱3との干渉を回避するため、その四隅は面取り状に切り欠かれている。
上板21は、その中央部に開口部211を有している。この開口部211は天板10の装着により塞がれる一方、天板10の取り外し時においては架台本体20の内部を開放させる。このため、嫌振架台1の設置後においても、天板10を取り外すことで架台本体20の内部にアクセスすることが可能である。この開口部211は、また、嫌振架台1の軽量化・設置・撤去時のレベル調整や取付ボルト32の脱着にも役立つ。なお、開口部211及び天板10を設けず、上板21が嫌振架台1の天面をなす構成も採用可能である。上板21には、また、上述したボルト12が締結されるねじ孔212が複数形成されている。
下板24は、その中央部に開口部241を有しており、嫌振架台1の軽量化に役立つ。下板24は上板21とその輪郭を共通にしている。これにより上板21と下板24とで、そのベースとなる素材を共通化できる。
下板24には、固定用孔242、注入孔243、ねじ孔244が設けられている。固定用孔242には嫌振架台1を躯体2に固定するためにボルト32が挿通し、注入孔243は固定時に注入するグラウト材36を注入するための孔である。この固定構造の詳細は後述する。ねじ孔244には、レベル調整用のボルト245が螺合する。ボルト245の先端は下板24の下方に突出して躯体2に当接し、ボルト245とねじ孔244との螺合位置により嫌振架台1のレベル調整を行うことができる。
4つの側板22は直方体もしくは立方体を構成しており、床支柱3との干渉を回避するためその四隅を面取り状に切り欠くべく、鋼板からなる隅部用の側板23を介して接合されている。なお、例えば、平面サイズを小さくすることで、隅部用の側板23を介在させずに側板22を互いに接合する構成であっても床支柱3との干渉を回避することができる。各側板22には、いずれも、嫌振架台1同士を連結する際に利用する接続部221が設けられている。本実施形態の場合、接続部221は貫通孔である。嫌振架台1同士の連結構造については後述する。
架台本体20は、その内側に補強リブ25を備える。補強リブ25は、上下方向に延びる鋼板であって、その上端が上板21に、その側面が側板22、その下端が下板24に、それぞれ接合されている。本実施形態では、各側板22毎に補強リブ25が2つ設けられており、補強リブ25は、その幅方向で見ると、開口部211、241と側板22との間に位置している。しかし、補強リブ25の数や配設形態はこれに限られず、種々の数及び配設形態が採用可能である。例えば、補強リブ25を、互いに対向する側板22間に、開口部211、241を跨ぐようにして設けることも可能である。
炭素鋼鋼板で分子汚染の防止を考慮する場合、嫌振架台1に表面処理を施すことが好ましく、表面処理方法としては、例えば、低アウトガス塗料、メッキ、樹脂フィルム、金属箔等による被覆が挙げられる。
次に、嫌振架台1を躯体2に固定する固定構造について図2、図3(B)を参照して説明する。図3(B)は取付用治具30の斜視図である。本実施形態では、下板24の各辺中央部下に取付用治具30を一つずつ、合計4つ配置して嫌振架台1を躯体2に固定する。また、振動条件や床構造形式によっては2つ配置して嫌振架台1を躯体2に固定することも可能である。
取付用治具30は、方形の底板31と、底板31の側面に固着されたL字型の側板33、34と、を備え、上方が開放した箱型をなしている。底板31の中央部には固定用のねじ軸32が立設されている。
取付用治具30は接着剤37により躯体2上に固着される。接着剤37としては、例えば、低アウトガスタイプのウレタン系接着剤である。取付用治具30の各側板33、34上には発泡材35が配設され、各側板33、34の上部は発泡材35により囲まれる。
取付用治具30及び発泡材35の配設後、架台本体20がこれらの上に搭載される。その際、取付用治具30のねじ軸32を下板24に設けた固定用孔242に挿通させる。注入孔243は取付用治具30の上方に位置することになる。
次に、ねじ孔244にボルト245を螺合して架台本体20のレベル調整を行った後、注入孔243から取付用治具30内へ無収縮グラウト材36を注入する。グラウト材36は取付用治具30内及び発泡材35に囲まれた部分に充填される。グラウト材36の強度が出た後、下板24上に突出したねじ軸32に座金39を通してナット38、38を螺合して締結する。これにより架台本体20が躯体2に固定され、天板10を架台本体20に装着することで嫌振架台1の設置が完了する。なお、本実施形態では、取付用治具30を用いた固定構造を採用したが、これに限られず、例えば、躯体2にねじ軸32に相当するねじ軸を植設して固定するようにしてもよい。
次に、嫌振架台1同士の連結構造について説明する。図5はその説明図であり、要部の拡大断面図を含む。上記のとおり、本実施形態では、側板22に、貫通孔である接続部221が設けられている。図5の例では、ボルト51を連結部材として隣接する嫌振架台1同士を連結している。ボルト51は、座金54を通して同図右側の嫌振架台1の内側からその接続部221に差し込まれて嫌振架台1の外部に突出し、同図左側の嫌振架台1の外側からその接続部221に差し込まれている。
ナット52は同図左側の嫌振架台1の側板22に溶接等により固着されており、ボルト51はこのナット52に螺合する。更に、ボルト51の先端には、座金54を介してナット53が螺合し、その締結により嫌振架台1同士が連結される。また、図5の例では、上板21間の隙間に例えばエポキシ樹脂、エポキシ樹脂モルタル等の高硬度接着剤4が充填されて、ボルト51との組み合わせにより、締結する嫌振架台1同士の水平剛性を向上させることが可能である。なお、嫌振架台1同士の連結構造についてはこれに限られず、種々の構造を採用可能であり、接続部221も連結構造の種類に応じた構成とすることができる。
係る構成からなる本実施形態の嫌振架台1は鉄骨造の中空体であるため、RC造の嫌振架台と比較して軽量化を図ることができる。例えば、平面サイズ600mm×600mmで床高さが500mmの場合、RC造の嫌振架台では400kg程度となるが、本実施形態では、その半分の200kg程度とすることができ、運搬性、施工性を向上できる。嫌振架台1は鋼板の組み合わせで構成されているので、コストも抑えることができる。
また、補強リブ25を設けたことで、鉄骨造の中空体でありながら、水平剛性及び鉛直剛性を確保することができる。図5に示したように、嫌振架台1同士を連結することで、更に水平剛性を向上することができる。
架台本体20の上板21に開口部211を設け、これを塞ぐ天板10を着脱自在としたので、架台本体20の設置後にその内部にアクセスでき、嫌振架台1同士の連結作業(図5)を行うことができる等、格段に施工性が向上する。
天板10や架台本体20の下板24が鋼板であることから、ねじ孔等を任意の位置に開けることができる。したがって、設置する各種の装置の固定位置の選択自由度が高く、また、嫌振架台1自体の固定位置の選択自由度も高い。
1 嫌振架台
10 天板
20 架台
21 上板
22 側板
23 下板
25 補強リブ
221 接続部

Claims (2)

  1. 鉄骨造の嫌振架台であって、
    鋼板からなる箱状の架台本体と、
    前記架台本体の内側に設けられ、前記架台本体の上板、側板及び下板に接続された補強リブと、
    前記側板に設けられ、前記嫌振架台同士を連結する連結部材が接続される接続部と、
    を備えた嫌振架台。
  2. 前記上板及び前記下板は、中央部に開口部を有し、
    前記上板に着脱自在に取り付けられ、前記上板の前記開口部を塞ぐ、鋼板の天板を備えたことを特徴とする請求項1に記載の嫌振架台。
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