JP2003244064A - マルチホップ車載装置、マルチホップサーバ、マルチホップ路上機、並びにマルチホップ通信方法 - Google Patents
マルチホップ車載装置、マルチホップサーバ、マルチホップ路上機、並びにマルチホップ通信方法Info
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- JP2003244064A JP2003244064A JP2002041499A JP2002041499A JP2003244064A JP 2003244064 A JP2003244064 A JP 2003244064A JP 2002041499 A JP2002041499 A JP 2002041499A JP 2002041499 A JP2002041499 A JP 2002041499A JP 2003244064 A JP2003244064 A JP 2003244064A
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Abstract
ップ通信によって特定道路上に沿ってセルを形成し、ま
たセルの制御を行うことを目的とする。 【解決手段】 マルチホップ車両541〜548に搭載
されたマルチホップ通信機が高速道路520上の車両と
基地局BS1〜BS8との通信を中継し、高速道路52
0上のマルチホップ車両541〜548を記憶している
マルチホップサーバ580が収容量に基づいて中継先を
切り替えるセルの切替点510を変更し、マルチホップ
通信機がその情報を受信しこの情報に基づいて中継先と
なる基地局を切り替える。
Description
て形成される基地局と車両との通信を前記特定道路上の
他の車両が中継するマルチホップ通信に関するもので、
例えば高速道路内のマルチホップ通信に用いて好適であ
る。
路付近に敷設された基地局を介した無線通信が行われて
いる。このような道路上において車両が利用するセルラ
ー通信網の概略図を図9に示す。道路410に沿ってセ
ルラー通信の基地局BS1〜BS9が敷設されており、
それらのサービスエリアが道路410上を覆っている。
道路410上の車両441〜448はこれらの基地局B
S1〜BS9を介して広域通信網による通信を行うこと
ができる。
48に搭載される通信機のブロック構成の一例を図10
に示す。通信アンテナ110はアンテナ共用器115を
介して受信部125と送信部120とによって利用され
る。ベースバンド信号処理部130は、この受信部12
5が受けた信号をベースバンド信号に戻し、送信部12
0が送信する信号をベースバンド信号から生成するもの
である。またベースバンド信号130は制御部155と
情報信号や制御信号のやりとりを行う。また、制御部1
55は送信のためのベースバンド信号の生成および受信
したベースバンド信号の処理を行い、必要があるときは
表示部160にデータを表示し、記憶部165にデータ
を保存し、操作部170から入力された信号を処理す
る。
通信を一般ユーザーが所持する無線機を中継装置として
ネットワークを構築するタイプのマルチホップ通信技術
が近年各種企業、団体で研究、開発されている。このマ
ルチホップ通信をセルラー方式の無線通信システムに適
用すれば、基地局と直接通信できない地域のユーザで
も、他のユーザの中継機を介した通信を行うことが可能
となり、実質的に基地局のサービスエリア、すなわちセ
ルの大きさを拡大させることが可能である。
ムにおけるマルチホップ通信を高速道路や自動車専用道
路、あるいはトンネル内等の車両の特定道路において適
用する場合、基地局自体の通信可能範囲に制限されるこ
となくその特定道路に沿ったセルを形成すれば、中継を
行う各車両の移動方向や移動速度のばらつきが少ないの
で中継のネットワーク構成が簡易になるという利点があ
り、また特定道路に沿って細長いセルを形成することで
基地局の切り替えすなわちハンドオーバーの発生数を抑
えることができるといった利点もある。
ホップ通信によるセル形成の場合には、例えば事故や時
間による交通量の変化等の要因による、特定道路内の疎
密度や速度といった交通状況の変動が大きいことと、セ
ルを形成する基地局側で収容できるユーザの数に限りが
あることから、各ユーザの位置を基地局で推定あるいは
判定してセルの大きさや使用帯域等の制御を行わなけれ
ばならないという要請がある。
て走っている等、特定道路に近接した別の道路がある場
合、一般道路上の車両と高速道路上の車両の判別が困難
であるという問題もある。
特定道路上の車両のみが利用できるマルチホップ通信に
よって特定道路上に沿ってセルを形成し、またセルの制
御を行うことを目的とする。
め、請求項1に記載のマルチホップ車載装置では、特定
道路上の他の車両と基地局との通信を中継するマルチホ
ップ中継手段と、当該車両が特定道路上にいることを検
知して通知する特定道路検知手段と、中継の中継先とな
る基地局を切り替える位置の情報を受信し、この情報に
基づいて中継先となる基地局を切り替える中継先切り替
え手段と、を備えたことを特徴としている。
このマルチホップ車載装置を搭載した当該車両が特定道
路上にいることが判別できるので、マルチホップ中継手
段により特定道路上の車両のみが利用できるマルチホッ
プ通信を行うことができる。また、中継先切り替え手段
によって中継の中継先となる基地局を切り替える位置の
情報、すなわちセルの切替点が変化してもその情報に基
づいて切り替えを行うことができるので、セルの制御を
行うことができる。
装置を搭載する車両のことを指す。
1に記載のマルチホップ車載装置において、特定道路検
知手段は、当該車両が特定道路上にいることを特定道路
上の狭域通信の路上機との通信により検知し、路上機を
介して通知することを特徴としている。
バでは、特定道路上の車両と基地局との通信を中継する
マルチホップ車両が特定道路にいることの通知を受けて
それを記憶するマルチホップ車両記憶手段と、特定道路
にいることが記憶されているマルチホップ車両に中継の
中継先となる基地局を切り替える位置の情報を通知する
切替点通知手段と、基地局の特定道路内での通信の収容
量に基づいて中継先となる基地局を切り替える位置を変
更する切替点変更手段と、を備えたことを特徴としてい
る。
ホップ車両記憶手段によって特定道路上のマルチホップ
車両が判別できるので、特定道路上の車両のみが利用で
きるマルチホップ通信に特定道路上に沿ってセルを形成
することができる。また、切替点変更手段によって収容
量に基づいてセルの切替点を変更し、切替点通知手段に
よってマルチホップ車両に通知することができるので、
セルの制御が可能となる。
に記載のマルチホップサーバにおいて、収容量の情報を
自己の収容量を通知する基地局から受信することによっ
て取得する収容量検知手段を備えたことを特徴としてい
る。
または4に記載のマルチホップサーバにおいて、特定道
路近傍に設置され特定道路上の基地局と車両との通信を
中継するよう要求する信号を受信して中継を行うマルチ
ホップ路上機に、基地局の特定道路内での通信の収容量
に基づいて通信を中継するよう要求する信号を送信する
マルチホップ路上機制御手段を備えたことを特徴として
いる。
て、収容量に基づいてマルチホップ路上機に中継を行う
よう要求することができるので、中継が届かない程まば
らな特定道路においても特定道路に沿ったマルチホップ
通信が可能となる。
では、特定道路近傍に設置されるマルチホップ路上機で
あって、特定道路上の車両と基地局との通信を中継する
路上マルチホップ中継手段と、通信を中継するよう要求
する信号を受信することにより路上マルチホップ中継手
段によって中継をする受託中継手段と、を備えたことを
特徴としている。
えたマルチホップ路上機が受託中継手段によって要求に
基づいた中継を行うことができるので、中継が届かない
程まばらな特定道路においても特定道路に沿ったマルチ
ホップ通信が可能となる。
に記載のマルチホップ路上機において、特定道路はトン
ネル内の道路であり、マルチホップ路上機はトンネル内
に設置されるものであることを特徴としている。
法では、特定道路上で基地局と車両との通信をマルチホ
ップ車載装置が中継するマルチホップ通信方法であっ
て、特定道路上のマルチホップ車載装置は自己を搭載す
るマルチホップ車両が特定道路上にいることを検知し、
マルチホップサーバはマルチホップ車両が特定道路にい
ることの通知を受けてそれを記憶し、また基地局の特定
道路上での通信の収容量に基づいてマルチホップ車載装
置の中継先となる基地局を切り替える位置を変更し、ま
た特定道路にいることが記憶されているマルチホップ車
両のマルチホップ車載装置に中継先となる基地局を切り
替える位置の情報を通知し、マルチホップ車載装置は中
継先となる基地局を切り替える位置の情報を受信し、こ
の情報に基づいて中継先となる基地局を切り替えること
を特徴としている。
ホップ車両記憶手段によりこのマルチホップ車載装置を
搭載した当該車両が特定道路上にいることが判別できる
ので、マルチホップ中継手段により特定道路上の車両の
みが利用できるマルチホップ通信を行うよことができ
る。また、マルチホップサーバが切替点変更手段によっ
て収容量に基づいてセルの切替点を変更し、切替点通知
手段によってマルチホップ車両に通知し、それを中継先
切り替え手段によって受信し、その情報に基づいて切り
替えを行うことができるので、セルの制御を行うことが
できる。
法では、トンネル内で基地局と車両との通信をマルチホ
ップ車載装置が中継するマルチホップ通信方法であっ
て、トンネル内のマルチホップ車載装置は自己を搭載す
るマルチホップ車両がトンネル内にいることを検知し、
マルチホップサーバはマルチホップ車両がトンネル内に
いることの通知を受けてそれを記憶し、また基地局のト
ンネル内での通信の収容量に基づいてマルチホップ車載
装置の中継先となる基地局を切り替える位置を変更し、
また特定道路にいることが記憶されているマルチホップ
車両のマルチホップ車載装置に中継先となる基地局を切
り替える位置の情報を通知し、また収容量に基づいてト
ンネル内に設置されたマルチホップ路上機に通信を中継
するよう要求する信号を送信し、マルチホップ路上機は
通信を中継するよう要求する信号を受信すると中継を行
い、マルチホップ車載装置は中継先となる基地局を切り
替える位置の情報を受信し、この情報に基づいて中継先
となる基地局を切り替えることを特徴としている。
ホップ車両記憶手段によりこのマルチホップ車載装置を
搭載した当該車両がトンネル内にいることが判別できる
ので、マルチホップ中継手段によりトンネル内の車両の
みが利用できるマルチホップ通信を行うよことができ
る。また、マルチホップサーバが切替点変更手段によっ
て収容量に基づいてセルの切替点を変更し、切替点通知
手段によってマルチホップ車両に通知し、それを中継先
切り替え手段によって受信し、その情報に基づいて切り
替えを行うことができるので、セルの制御を行うことが
できる。またこのマルチホップ路上機制御手段によっ
て、収容量に基づいてマルチホップ路上機に中継を行う
ようマルチホップサーバが要求することができ、マルチ
ホップ中継手段を備えたマルチホップ路上機が受託中継
手段によってこの要求に基づいた中継を行うことができ
るので、中継が届かない程まばらなトンネル内において
も特定道路に沿ったマルチホップ通信が可能となる。
する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すも
のである。
態においてマルチホップ通信によってセルを形成する高
速道路のシステムの全体図を示す。マルチホップ通信と
は、基地局と端末との通信を1つまたは複数の中継局が
中継することによって、基地局の本来の通信可能領域を
実効的に拡大させることができるものである。本実施形
態のマルチホップ通信では、高速道路上の車両が中継局
となることにより基地局−車両間の通信可能なエリアが
高速道路に沿うように伸びている。
S2、…、BS8が敷設され、それぞれ基地局の通信エ
リアである円形のセルは高速道路520の一部を覆い、
これらの基地局全体で高速道路520を覆うようになっ
ている。高速道路520外の一般車両551〜554
や、図示しない高速道路520上の一般車両はこのセル
内において該当する基地局に接続し、広域無線通信網5
70を経由して通信を行う。
信に対応した車両であるマルチホップ車両541〜54
8が存在する。図1においてはマルチホップ車両541
〜544はマルチホップ通信により基地局BS5のセル
を拡大させる形で高速道路520上にセルHW1を形成
し、マルチホップ車両545〜548はマルチホップ通
信により基地局BS8のセルを拡大させる形で高速道路
520上にセルHW2を形成している。基地局BS1〜
BS8は広域無線通信網570によって相互に通信が行
えるようになっており、またマルチホップサーバ580
がこの広域無線通信網570に接続することにより、基
地局を介してマルチホップ車両545〜548と通信で
きるようになっている。
用量すなわち収容量を検知して、定期的にマルチホップ
サーバ580に通知している。
マルチホップ通信のために搭載するマルチホップ通信機
10のブロック図を示す。基地局BS1〜BS8と通信
するための通信アンテナ110は、アンテナ共用器11
5を介して送信部120および受信部125と接続し、
送受信共用のアンテナとして使用される。この送信部1
20はベースバンド処理部130から送信された信号を
受け取って通信アンテナ110に送り出し、受信部12
5は通信アンテナ110から受け取った信号をベースバ
ンド信号処理部130に送出する。
ンド信号→送信信号、受信信号→ベースバンド信号の変
調を行い、またマルチホップ通信の中継を行うための中
継装置140、GPSによって位置情報を検出する位置
検出装置145、高速道路520の出口と入口で狭域通
信の路上機であるETC路上機(図示せず)と通信して
高速道路520に進入したこと、あるいは高速道路52
0から退出したことを検知する高速道路検知装置150
と信号をやりとりしている。
1、送信中継アンテナ142の2つのアンテナを使用し
てマルチホップ通信の信号を受信中継アンテナ141で
受信し、それを増幅して送信中継アンテナ142から送
信する。
6を使用し、高速道路検知装置150はETCアンテナ
151を使用する。またベースバンド信号処理部130
は各種通信処理および制御を行う制御部155とデータ
の交換を行っている。この制御部155は必要に応じて
表示部160にデータを表示し、記憶部165を使用し
て情報の保存および参照を行い、操作部170から車内
の乗員による入力を受け付ける。また、図2中には記載
していないが、制御部155と中継装置140、位置検
出装置145、高速道路検知装置150のそれぞれとは
信号線で接続されており、それを介して制御信号の授受
が行われている。
網570に接続することによって基地局を経由してマル
チホップ車両541〜548と通信できるようになって
おり、これらのセルHW1、セルHW2の大きさの制
御、セルHW1、セルHW2内のマルチホップ通信の制
御を行うものである。また、マルチホップ車両541〜
548からの通知によってこれらの車両の高速道路52
0上の位置情報を取得し、それに基づきマルチホップ通
信の中継経路を設定してマルチホップ車両541〜54
8に通知するものである。また、高速道路520上にい
るマルチホップ車両およびその他の情報を記憶するため
の記憶装置を有している。また、マルチホップサーバ5
80は各基地局から通知を受信することによりそれぞれ
の基地局における収容量の情報を取得している。これは
収容量検知手段に対応する。
る本実施形態のマルチホップ通信では、個々のマルチホ
ップ車両−基地局間通信はTDMAによって時分割で割
り振られた通信チャンネルを使用するようになってい
る。この時分割によるチャンネルの割り当てはマルチホ
ップサーバ580が行い、その通知を受けたマルチホッ
プ車両や基地局はそれに応じた通信タイミングで信号の
送受を行う。
信の中継経路であると定められたマルチホップ車両も同
じタイミングで中継を行うために、マルチホップサーバ
580から通知を受けたチャンネルのタイミングに従っ
て中継開始時に制御部155が中継装置140を作動状
態とし、中継終了時に制御部155が中継装置140を
停止状態とする。これによって各通信は他の通信と干渉
することなく中継される。
0が車両−基地局間通信を行うときの中継経路と通信タ
イミングを決めることによって、あるタイミングにおい
ては単一の通信の中継のみが行われるようになるので、
高速道路520上のマルチホップ通信が定められた中継
経路で行うことが可能となる。
路520沿いにセルを形成しても、基地局の収容量には
限りがあるので高速道路520全体を覆う1つのセルを
形成することは困難である。したがって図1に示したセ
ルHW1、HW2のように高速道路520上でセルを複
数形成し、マルチホップ車両は移動に伴い、それぞれの
所在地をカバーするセルに対応する基地局とマルチホッ
プ通信を行うようセルを切り替える、すなわち通信先、
中継先を切り替える必要がある。
事故や時間による交通量の変化等の要因による特定道路
内の疎密度や速度といった交通状況の変動が大きいこと
から、セルの大きさを一定とすると通信要求の量が基地
局の収容可能な最大量を上回ってしまう等の問題が発生
する可能性がある。本実施形態においてはこの問題を解
消するために、高速道路520内のセルHW1、HW2
の大きさが可変となるように、すなわちセルの切替点が
可変となるようにしている。
ルが縮小したときに隣接するセル間でマルチホップ通信
のための空き領域ができてしまう場合がある。このよう
な場合においては、この空き領域ではマルチホップ通信
を行わず通常の基地局との通信を行うこともできるし、
あるいはこの空き領域に新たにマルチホップ通信のセル
を形成し、新たな基地局がその通信の中継先となるよう
にすることもできる。これは今まで1つのセルで賄って
いた領域を2つ以上のセルで賄うことになるので、セル
の分割と呼ぶことができる。本実施形態ではこのセル分
割方式を採用する。
同士でサービスエリアの重なりが非常に大きくなる場合
がある。このような場合においては、重なりが所定量よ
り大きくなった場合にその重なった2つのセルを1つに
結合してしまうセル結合方式を採用する。
ドオーバーが発生し、さらにセルの大きさが可変である
マルチホップ通信に対応しているマルチホップ車両54
1〜548、マルチホップサーバ580の作動について
以下説明する。
搭載しているマルチホップ通信機10の制御部155の
処理を示すフローチャートである。説明はこのフローチ
ャートに従って行う。
チホップ車両が高速道路520上を走行しているか否か
を判定する。この判定は、高速道路520上のETC路
上機と高速道路検知装置150との通信によって取得し
た情報を参照することにより行う(ステップ710)。
した場合は、高速道路520に沿ったマルチホップ通信
ではなく、一般道路における通常のマルチホップ通信を
高速道路520に入るまで行う(ステップ720)。こ
こで、通常のマルチホップ通信とは、中継経路を高速道
路520のような特定道路内にに限らず通信を行うマル
チホップ通信のことである。
た場合は、高速道路520に沿ったマルチホップ通信を
行うものとし、マルチホップ通信の基地局に自車が高速
道路520上を走行していることを通知する。その際制
御部155は、位置検出装置145によって得た位置情
報も併せて基地局に通知する(ステップ730)。
ルの切替点が変更になったことの通知があるか否かを判
定する(ステップ732)。そしてもし変更があればセ
ルの切替点の情報を記憶部165に保存する(ステップ
735)。
はステップ732で変更の通知がないと判定された後、
制御部155は位置検出装置145から自車の位置情報
を取得し、保存されたセルの切替点の情報と照らし合わ
せて通信を行うセルを切り替える必要があるか否かを判
定する(ステップ740)。必要であると判定すれば、
制御部155は基地局に対してセルの切り替えが可能で
あることを通知したのち、切替を行う(ステップ75
0)。その後、処理はステップ710に戻る。
チホップ車両はマルチホップサーバ580からセルの切
替点の情報を受信していくことで正しい位置で通信先、
中継先を切り替えることができる。
ホップ通信においてセルサイズを調節するための処理を
フローチャートで示したものである。以下このフローチ
ャートに従ってマルチホップサーバ580の作動につい
て説明する。
プ車両から高速道路520上に進入したかあるいは高速
道路520から退出したかの通知を受け、それに基づい
て高速道路520内にいるマルチホップ車両を記憶装置
に記録する(ステップ810)。
両から車両の現在位置の情報の通知を受ける(ステップ
815)。
上のマルチホップ車両に対し、高速道路520内のセル
の切替地点の情報や通信時の中継タイミングすなわち通
信チャンネルについての通知を行う(ステップ82
0)。
道路520上の各セルHW1、HW2内での収容量すな
わち回線使用量を基に、それらのセル内で大きさを変え
る必要があるセルが存在するか否かを判定する(ステッ
プ825)。もし存在しないなら、処理はステップ81
0に戻る。
すると判定すれば、次に回線使用量が所定の上限値Nよ
り大きいものがあるか否かを判定し(ステップ83
0)、あればそのセルの大きさ、すなわちサービスエリ
アを縮める(ステップ835)。なおこの所定の上限値
Nは、各セル内での基地局の収容可能最大量を上回らな
い値である。
いものがあるか否かを判定し(ステップ840)、あれ
ばそのセルの大きさ、すなわちサービスエリアを広げる
(ステップ845)。
結果セル間に空き領域ができてしまう、またはサービス
エリア拡大の処理の結果セルの重複部分が大きくなって
所定の重複量を超えてしまう等の場合に対処するため、
高速道路520内のセル構造を再形成する必要があるか
否かをマルチホップサーバ580は判定する(ステップ
850)。そしてその必要があると判定すればそれに従
ってセルの分割、結合等のセル構造の再形成を行う(ス
テップ855)。
ップ820において新たなセルの切替位置の情報がマル
チホップ車両に通知される。
ホップサーバ580は高速道路520の状況に応じてセ
ルの大きさや数を制御していき、それによって決まるセ
ルの切替点の情報をマルチホップ車両に通知する。
両との通信をマルチホップ車両が中継するマルチホップ
通信において、高速道路520上のマルチホップ車両の
マルチホップ通信機10は自分が高速道路520上にい
ることをステップ710によって検知し、マルチホップ
サーバ580はステップ810によってマルチホップ車
両が高速道路520にいることの通知を受けてそれを記
憶し、マルチホップサーバ580がステップ830、8
35、840、845、850、855によって収容量
に基づいて変更したセルの切替点の情報をステップ82
0によって先述の記憶されているマルチホップ車両に通
知し、マルチホップ車両のマルチホップ通信機10はス
テップ732、735、740によってセルの切替点の
情報を受信し、この情報に基づいて中継先となる基地局
を切り替えるという方法で作動をするマルチホップサー
バ580とマルチホップ車両541〜548とが連携す
ることで、高速道路520上の車両のみによるマルチホ
ップ通信によって高速道路520上に沿ってセルを形成
し、この高速道路520内の交通状況に応じてセルを制
御することが可能となる。
信機10としては、必ずしも図2に示したように各通信
システムに対応するモジュールを個々に有する構成でな
くともよい。その一例として別の構成のマルチホップ通
信機10のブロック図を図5に示す。
が図2のマルチホップ通信機10と異なる部分は、図2
のマルチホップ通信機10の受信部125、送信部12
0を1つの装置にまとめて統合無線機310とし、さら
にこの統合無線機310に位置検出装置145に相当す
る機能と高速道路検知装置150に相当する機能とを併
せ持たせたこと、このような統合無線機310がそれぞ
れの機能のために通信アンテナ110を使用することが
できるよう通信アンテナ110を複数周波数対応とした
こと、そして独立にベースバンド信号処理部130に接
続していた位置検出装置145とGPSアンテナ14
6、および高速道路検知装置150とETCアンテナ1
51を無くしたことである。このような構成によって1
本のアンテナで広域通信の送受信、GPS情報の受信、
ETC路上機との通信を行うことが可能となる。
は、トンネル内に沿ってセルを形成するマルチホップ通
信システムについて説明する。図6は、マルチホップ通
信を行うトンネル610におけるこの通信システムの概
略図である。
方向切替点路上機620が敷設され、またトンネル61
0の入口と出口の脇には、それぞれトンネル入口路上機
630とトンネル出口路上機640が敷設されている。
トンネル610の両側の出入り口の外側には基地局(図
示せず)が存在し、この基地局は第1実施形態と同様広
域無線通信網(図示せず)を介してマルチホップサーバ
580(図示せず)と通信が行えるようになっている。
また通信方向切替点路上機620、トンネル入口路上機
630、トンネル出口路上機640もマルチホップサー
バ580と通信できるようになっている。
車両651〜662が走行しており、トンネル610の
両側の出入口の外部にある基地局(図示せず)はこれら
のマルチホップ車両651〜662の中継によってトン
ネル610内にセルを形成することが可能となる。
10内でその近くを通過する車両と例えばVICSやD
SRC等の路車間通信を行って各種情報を授受すること
ができる通信装置を有し(図示せず)、またマルチホッ
プ通信の中継を行うための2本の路上中継アンテナ62
1と路上中継装置622を有している。
入する車両と通信を行い、マルチホップ車両の進入情報
をマルチホップサーバ580に通知するものであり、出
口路上機640はトンネル610から退出する車両と通
信を行い、マルチホップ車両の退出情報をマルチホップ
サーバ580に通知するものである。これらの通信も例
えばVICSやDSRC等の路車間通信によって行われ
る。
搭載されたマルチホップ通信機10とマルチホップサー
バ580の構成は第1実施形態のそれと同じであるので
その説明は省略する。ただし、マルチホップ通信におい
てマルチホップサーバ580がセルの数、形状を制御す
る方法は異なっているので、以下その部分について詳細
に説明する。
の通信と違い、トンネル610内での通信はマルチホッ
プ車両の通信先、中継先となる基地局がトンネル610
の両側の出入口の外にある2つしかないので、トンネル
610内におけるセルは最大でも2つしか形成すること
ができない。従って、例えばトンネル610内で渋滞と
なった場合のようにトンネル610内で2つの基地局の
収容可能最大量を超える通信要求があっても、セルを小
さくして空いた領域に新たなセルを形成することができ
ないという問題がある。
量がまばらになり、マルチホップ通信の中継ができない
ほど車車間が広がってしまった場合、基地局はトンネル
610内にセルを形成することができず、結果としてト
ンネル610内の車両は通信を行う手段を失ってしまう
という問題がある。
態ではトンネル610内の回線使用量に応じて4つのマ
ルチホップ通信モードを切り替える方法を採用する。
ル中継機モード、1セルモード、2セルモード、2セル
複数周波数モードである。
内を1つのセルで覆い、かつトンネル610の中央付近
に設置した通信方向切替点路上機620にマルチホップ
通信の中継を行わせるモードである。この中継機を使用
することによって、トンネル610内の収容量が疎で中
継が不可能なほど車車間が空いてしまう恐れがあるよう
な場合でもマルチホップ通信が行えるようになる。
容量は車車間の中継が不可能であるほどまばらではない
が、トンネル610内全てを1セルで行えない程には多
くない場合の、トンネル610内でトンネル610のど
ちらか1方の側の外部の基地局を通信先、中継先とした
マルチホップ通信を行うモードである。
容量はトンネル610全体の通信を1つの基地局で収容
できないほど多い場合に、通信方向切替点路上機620
の部分でセルを分割してマルチホップ通信を行うモード
である。このように通信方向切替点路上機620の位置
をセルの切替点とすることで、トンネル610内にいる
がゆえにGPSによる測位ができない車両であっても通
信方向切替点路上機620を通過するときにこれと通信
を行うことによって通信先、中継先を切り替えるタイミ
ングを知ることができる。
ルモードでも収容できないほど収容量が多い場合に、ト
ンネル610内のマルチホップ通信に割り当てる周波数
帯域を複数用意し、それによって各周波数での収容量を
減らすモードである。例えば図6において、A、B、
C、D、E、Fの印を付けられたマルチホップ車両で、
付された印が同じもの同士が同一周波数内でマルチホッ
プ通信を行うようにする。この際、各マルチホップ車両
への印の付与は、同じ方向から進入してくる車両の順に
A,B,A,B…の様に交互に行うと中継の距離にむら
が発生せず安定した中継が行える。このように複数周波
数を使用することによって、セル数を増やすことなく収
容量の増大に対応してマルチホップ通信を行うことがで
きる。なお、この2セル複数周波数モード以外の3つの
モードにおいて使用するマルチホップ通信の周波数帯域
は1つである。
内の通信の収容量ρの値が所定の3つの閾値ρ1<ρ2<
ρ3によって分けられる4つの領域のいずれにあるかに
基づいて切り替えられる。各閾値の具体的な値として
は、例えばρ1は1セルモードで通信方向切替点路上機
620を中継機として使わずにマルチホップ通信が可能
な最低限の収容量、ρ2は1セルモードでマルチホップ
通信の収容量が1つの基地局の収容可能最大量を超えな
い最大の値、ρ3は2セルモードで収容量が単一周波数
で2つの基地局の収容可能最大量を超えない最大の値、
としてもよい。
ーバ580である。図7はこのマルチホップサーバ58
0のトンネル610内のセルの制御処理を示すフローチ
ャートである。以下この図7に沿ってモードの切り替え
について説明する。
ーバ580はトンネル入口路上機630からトンネル6
10入口を通過したマルチホップ車両があるという通知
を新たに受けたかどうか判定し、受けたならステップ9
15で当該マルチホップ車両がトンネル610内にいる
ことを記憶装置に記録する。
920でトンネル610内のマルチホップ通信の回線使
用量ρを算出する。
より小さいか否かを判定し、小さいならステップ930
で上記した1セル中継機モードでのマルチホップ通信を
選択し、通信方向切替点路上機620に通信の中継を行
うよう要求する信号を送出し、処理はステップ960に
移る。また大きいなら処理はステップ935に移る。
り小さいか否かを判定し、小さいならステップ940で
上記した1セルモードでのマルチホップ通信を選択し、
処理はステップ960に移る。また大きいなら処理はス
テップ945に移る。
り小さいか否かを判定し、小さいならステップ950で
上記した2セルモードでのマルチホップ通信を選択し、
処理はステップ960に移る。
り、通信に複数の周波数帯を割り当てることで上記した
2セル複数周波数モードでのマルチホップ通信を選択
し、処理はステップ960に移る。
モードに基づいてトンネル610内にいると記憶されて
いるマルチホップ車両に通信先の切り替え位置を通知す
る。
バ580はトンネル出口路上機640からトンネル61
0出口を通過したマルチホップ車両があるという通知を
新たに受けたかどうか判定し、受けたならステップ97
0で当該マルチホップ車両がトンネル610内にいると
いう記憶を消去する。
ホップサーバ580はトンネル610内の状況に応じて
セルを制御していき、それによって決まるセルの切替点
の情報をマルチホップ車両に通知する。
プサーバ580からセルの切替点の情報を受けるマルチ
ホップ車両に搭載されるマルチホップ通信機10の制御
部155のトンネル610内での処理を図8にフローチ
ャートで示す。以下この図8に沿ってマルチホップ車両
がトンネル610内に進入してからトンネル610外に
退出するまでの車載側の処理について説明する。
ことによってトンネル610内に進入したことを検知し
たマルチホップ車両はステップ315で通信先、中継先
の切替点の情報を受け、このセルの切替点の変更があれ
ばその情報をステップ320にて記憶する。
先を切り替える必要があるか否かを判定する。これは、
マルチホップ通信が2セルモードあるいは2セル複数周
波数モードにある場合に通信方向切替点路上機620を
通過したか否かの判定に相当する。そして切り替える必
要があればステップ330にて基地局に通信先、中継先
の切り替えが可能であることを報告して後ハンドオーバ
ーする。
ル610を出たか否かを判定する。これは、自車がトン
ネル出口路上機640を通過したか否かの判定に相当す
る。トンネル610を出ていないと判定すれば処理はス
テップ315に戻り、トンネル610を出たと判定すれ
ば制御部155はステップ340でトンネル610内の
マルチホップ通信を終了し、通常のマルチホップ通信の
ネットワーク経路を選択する。
チホップサーバ580より通信の中継を行うよう要求す
る信号を受信すれば中継を行う。また中継を終了するよ
う要求する信号を受信すれば中継を終了する。これはら
の通信方向切替路上機620の機能は受託中継手段に対
応する。
両との通信をマルチホップ車両が中継するマルチホップ
通信において、トンネル610内のマルチホップ車両の
マルチホップ通信機10は自分がトンネル610内にい
ることを検知し、マルチホップサーバ580はステップ
910、915によってマルチホップ車両がトンネル6
10内にいることの通知を受けてそれを記憶し、マルチ
ホップサーバ580がステップ935、940、94
5、950、955によって基地局から受信した収容量
の情報に基づいて変更したセルの切替点の情報を、ステ
ップ920によって先述の記憶されているマルチホップ
車両に通知し、またステップ925、930によって収
容量に基づいて通信を中継するよう要求する信号を通信
方向切替点路上機620に送信し、マルチホップ車両は
ステップ315、320、325、330によってセル
の切替点の情報を受信し、この情報に基づいて中継先と
なる基地局を切り替え、通信方向切替点路上機620は
受託中継手段によって通信を中継するよう要求する信号
を受信することにより路上中継アンテナ621と路上中
継装置622によって中継をするという方法で作動をす
るマルチホップサーバ580、マルチホップ車両651
〜662、および通信方向切替点路上機620が連携す
ることで、トンネル610上の車両のみが利用できるマ
ルチホップ通信によってトンネル610内にセルを形成
し、このトンネル610内の交通状況に応じてセルを制
御することが可能となる。
おいては、マルチホップ通信機10はマルチホップ車載
装置であり、中継装置140と受信中継アンテナ141
と送信中継アンテナ142とはマルチホップ中継手段を
構成する。また高速道路検知装置150および統合無線
機310の高速道路検出機能は特定道路検知手段であ
り、ETC路上機は狭域通信の路上機である。また制御
部155におけるステップ732、735、740、7
50の処理およびステップ315、320、325、3
30の処理は中継先切り替え手段を構成する。
ステップ820の処理およびステップ960の処理が切
替点通知手段であり、ステップ830、835、84
0、845、850、855の処理およびステップ93
5、940、945、950、955の処理が切替点変
更手段を構成する。またステップ925、930の処理
がマルチホップ路上機制御手段を構成する。またステッ
プ810の処理およびステップ910、915の処理を
行うことでマルチホップサーバ580の記憶装置がマル
チホップ車両記憶手段となる。
置622とは路上マルチホップ中継手段を構成する。ま
たトンネル入口路上機630は狭域通信の路上機であ
る。またセルの切替点は中継の中継先となる基地局を切
り替える位置である。
よび第2実施形態において、特定道路はそれぞれ高速道
路520および610であるが、マルチホップ車両の進
入、退出を当該マルチホップ車両およびマルチホップサ
ーバ580が検知することができる道路であればどのよ
うな道路であってもよい。
DMAによってそれぞれタイミングを割り当てられるこ
とで確立されていたが、必ずしもTDMAを使用する必
要はなく、各中継の通信が干渉することがないように中
継経路が確立されていればよい。例えばマルチホップ車
両が指向性を有する受信中継アンテナ141、送信中継
アンテナ142を有し、中継の対象となるマルチホップ
車両にその指向性を合わせることで各通信の中継経路を
確立してもよい。
るセルの切替点の変更は、特定道路上でのマルチホップ
車両の走行方向や移動速度に基づくものとしてもよい。
これは、上り車線と下り車線とで別々に通信セルを形成
する場合には、それぞれの車線内では車両の走行方向が
同一であるのでセルの形成が単純となる。また、車両の
移動速度は近接する車両同士では近い値となり、この移
動速度で車線内の車両の密度が推定できるので、セルの
切替点の制御に有効である。
ある必要はなく、特定道路上に点在するBluetoo
th、無線LAN、DSRC(Dedicated Short Range C
ommunication)、VICS(Vehicle Information and Co
mmunication System)等の、通信して特定位置の通過を
判断することのできる狭域通信の端末であってもよい。
出口のETC路上機、およびトンネル入口路上機630
との通信によりマルチホップ車載装置を搭載した車両が
特定道路上にいることを検知するが、これはこの車両に
搭載されたGPS測位装置からの位置情報により検知す
るとしてもよい。
端末である必要はなく、VICS、DSRC、ARTS
(Advanced Road Transportation System)等の端末であ
ってもよいし、あるいは車両に搭載されたGPS端末で
自車位置を特定し、それによって高速道路に入ったこと
を検知してもよい。
信を行う高速道路520の概念図である。
信機10のブロック図である。
フローチャートである。
20上のセルの大きさの制御処理を示すフローチャート
である。
信機10の別の例のブロック図である。
信を行うトンネル610の概念図である。
10上のセルの大きさの制御処理を示すフローチャート
である。
フローチャートである。
である。
15…アンテナ共用機、120…送信部、125…受信
部、130…ベースバンド信号処理部、140…中継装
置、141…受信中継アンテナ、142…送信中継アン
テナ、145…位置検出装置、146…GPSアンテ
ナ、150…高速道路検知装置、151…ETCアンテ
ナ、155…制御部、160…表示部、165…記憶
部、170…操作部、310…統合無線機、510…セ
ル切替点、520…高速道路、541〜548…マルチ
ホップ車両、551〜554…一般車両、570…広域
無線通信網、580…マルチホップサーバ、610…ト
ンネル、620…通信方向切替点路上機、621…中継
アンテナ、622…路上中継装置、630…トンネル入
口路上機、640…トンネル出口路上機、651〜66
2…マルチホップ車両。
Claims (9)
- 【請求項1】 特定道路上の他の車両と基地局との通信
を中継するマルチホップ中継手段と、 当該車両が前記特定道路上にいることを検知して通知す
る特定道路検知手段と、 前記中継の中継先となる基地局を切り替える位置の情報
を受信し、この情報に基づいて前記中継先となる基地局
を切り替える中継先切り替え手段と、を備えたマルチホ
ップ車載装置。 - 【請求項2】 前記特定道路検知手段は、前記当該車両
が前記特定道路上にいることを前記特定道路上の狭域通
信の路上機との通信により検知し、前記路上機を介して
通知することを特徴とする請求項1に記載のマルチホッ
プ車載装置。 - 【請求項3】 特定道路上の車両と基地局との通信を中
継するマルチホップ車両が前記特定道路にいることの通
知を受けてそれを記憶するマルチホップ車両記憶手段
と、 前記特定道路にいることが記憶されているマルチホップ
車両に前記中継の中継先となる基地局を切り替える位置
の情報を通知する切替点通知手段と、 前記基地局の前記特定道路内での通信の収容量に基づい
て前記中継先となる基地局を切り替える位置を変更する
切替点変更手段と、を備えたマルチホップサーバ。 - 【請求項4】 前記収容量の情報を自己の収容量を通知
する基地局から受信することによって取得する収容量検
知手段を備えたことを特徴とする請求項3に記載のマル
チホップサーバ。 - 【請求項5】 前記特定道路近傍に設置され前記特定道
路上の基地局と車両との通信を中継するよう要求する信
号を受信して前記中継を行うマルチホップ路上機に、前
記基地局の前記特定道路内での通信の収容量に基づいて
前記通信を中継するよう要求する信号を送信するマルチ
ホップ路上機制御手段を備えたことを特徴とする請求項
3または4に記載のマルチホップサーバ。 - 【請求項6】 特定道路近傍に設置されるマルチホップ
路上機であって、 前記特定道路上の車両と基地局との通信を中継する路上
マルチホップ中継手段と、 前記通信を中継するよう要求する信号を受信することに
より前記路上マルチホップ中継手段によって前記中継を
する受託中継手段と、を備えたマルチホップ路上機。 - 【請求項7】 前記特定道路はトンネル内の道路であ
り、前記マルチホップ路上機は前記トンネル内に設置さ
れるものであることを特徴とする請求項5に記載のマル
チホップ路上機。 - 【請求項8】 特定道路上で基地局と車両との通信をマ
ルチホップ車載装置が中継するマルチホップ通信方法で
あって、 前記特定道路上のマルチホップ車載装置は自己を搭載す
るマルチホップ車両が前記特定道路上にいることを検知
し、 マルチホップサーバは前記マルチホップ車両が前記特定
道路にいることの通知を受けてそれを記憶し、また前記
基地局の前記特定道路上での前記通信の収容量に基づい
て前記マルチホップ車載装置の中継先となる基地局を切
り替える位置を変更し、また前記特定道路にいることが
記憶されているマルチホップ車両のマルチホップ車載装
置に前記中継先となる基地局を切り替える位置の情報を
通知し、 前記マルチホップ車載装置は前記中継先となる基地局を
切り替える位置の情報を受信し、この情報に基づいて前
記中継先となる基地局を切り替えることを特徴とするマ
ルチホップ通信方法。 - 【請求項9】 トンネル内で基地局と車両との通信をマ
ルチホップ車載装置が中継するマルチホップ通信方法で
あって、 前記トンネル内のマルチホップ車載装置は自己を搭載す
るマルチホップ車両が前記トンネル内にいることを検知
し、 マルチホップサーバは前記マルチホップ車両が前記トン
ネル内にいることの通知を受けてそれを記憶し、また前
記基地局の前記トンネル内での前記通信の収容量に基づ
いて前記マルチホップ車載装置の中継先となる基地局を
切り替える位置を変更し、また前記特定道路にいること
が記憶されているマルチホップ車両のマルチホップ車載
装置に前記中継先となる基地局を切り替える位置の情報
を通知し、また前記収容量に基づいてトンネル内に設置
されたマルチホップ路上機に前記通信を中継するよう要
求する信号を送信し、 前記マルチホップ路上機は前記通信を中継するよう要求
する信号を受信すると前記中継を行い、 前記マルチホップ車載装置は前記中継先となる基地局を
切り替える位置の情報を受信し、この情報に基づいて前
記中継先となる基地局を切り替えることを特徴とするマ
ルチホップ通信方法。
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- 2002-02-19 JP JP2002041499A patent/JP3778103B2/ja not_active Expired - Fee Related
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