JP2002026799A - 路車間通信システムおよびそれに用いる端末局、基地局並びに制御局 - Google Patents

路車間通信システムおよびそれに用いる端末局、基地局並びに制御局

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JP2002026799A
JP2002026799A JP2000201492A JP2000201492A JP2002026799A JP 2002026799 A JP2002026799 A JP 2002026799A JP 2000201492 A JP2000201492 A JP 2000201492A JP 2000201492 A JP2000201492 A JP 2000201492A JP 2002026799 A JP2002026799 A JP 2002026799A
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terminal station
station
speed
vehicle
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JP2000201492A
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Yoriji Utsu
順志 宇津
Kenichi Koeda
賢一 小枝
Shigeki Kawai
茂樹 河合
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Denso Corp
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Denso Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 CSMA/CA方式を用いて、基地局と端末
局との間で無線通信を行う路車間通信システムにおい
て、通信効率を低下させないようにする。 【解決手段】 端末局は、この端末局が搭載された車両
の速度Vに基づいて、車両の速度Vが基準速度V1以下
のときには、無線チャンネルをBにし、車両の速度Vが
基準速度V1より大きいときには、無線チャンネルをA
にする。このように車両の速度に応じて使用する無線チ
ャンネルを使い分けることによって、高速車両に対して
も、低速車と同様のアクセス機会を与えることができ、
通信効率を低下させないようにすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ランダムアクセス
方式を用い、基地局と、車両に搭載された端末局との間
で無線通信を行う路車間通信システムおよびそれに用い
る端末局、基地局並びに制御局に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】基地
局(路上に設置された路上局)と端末局(車両に搭載さ
れた移動局)との間で無線通信を行う路車間通信システ
ムでは、基地局からの電波到達範囲内にスポット型の通
信可能エリア(以下、サービスエリアとして説明する)
を形成し、このサービスエリア内に端末局を搭載した車
両が通過すると、基地局と端末局が通信を行うDSRC
(Dedicated Short Range Communication)システムなど
が提案されている。
【0003】また、路車間通信以外にも、基地局と端末
局との間の通信を行う通信システムとしては種々のもの
があるが、近年、次世代の無線LANシステムとしてM
MAC(Multimedia Mobile Access Communication)が
注目されている。このMMACでは、IEEE802.
11規格に準拠したCSMA/CA(Carrier Sense Mul
tiple Access with Collision Avoidance)というランダ
ムアクセス方式を採用している。CSMA/CAにおい
ては、基地局と各端末局は、他局が送信しているフレー
ムに自局の送信フレームを衝突させてしまうことを避け
るために、送信を試みようとする端末局は、事前に無線
チャンネルの状態を確認(キャリアセンス)する。
【0004】そこで、CSMA/CAをアクセス方式と
するMMACを路車間通信に適用することが考えられ
る。しかしながら、CSMA/CAは、キャリアセンス
後にランダムな待ち時間が発生するアクセス方式である
ため、これをそのまま路車間通信のようなサービスエリ
アの狭い移動通信システムに適用しようとすると、高速
車両の場合はサービスエリア内にとどまっている時間が
短いために、CSMA/CAで発生するキャリアセンス
後の待ち時間によって十分な通信時間がとれず、通信効
率が低下する場合がある。
【0005】本発明は上記問題に鑑みたもので、ランダ
ムアクセス方式を用いて、基地局と端末局との間で無線
通信を行う路車間通信システムにおいて、通信効率を低
下させないようにすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明では、ランダムアクセス方式
を用い、基地局と、車両に搭載された端末局との間で無
線通信を行う路車間通信システムに用いられる端末局で
あって、車両の速度に応じて、基地局との通信に使用す
る無線チャンネルを決定する無線チャンネル決定手段
(102〜104)を備えたことを特徴としている。
【0007】このように車両の速度に応じて使用する無
線チャンネルを決定しているから、サービスエリア内に
とどまる時間が短い高速車両に対しても、低速車と同様
のアクセス機会を与えることができ、通信効率を低下さ
せないようにすることができる。
【0008】請求項2に記載の発明では、ランダムアク
セス方式を用い、基地局と、車両に搭載された端末局と
の間で無線通信を行う路車間通信システムであって、各
端末局は、車両の速度を示す速度情報を基地局に送信
し、基地局は、各端末局から送信された速度情報に基づ
き基準速度を示す情報を設定して各端末局に送信し、各
端末局は、基地局から送信された基準速度を示す情報に
基づいて、車両の速度を基準速度と比較して無線チャン
ネルを決定することを特徴としている。
【0009】この発明によれば、基地局から送信される
基準速度を示す情報に基づき、その基準速度と車両の速
度と比較して無線チャンネルを決定しているから、基地
局側で把握する通過車両の速度に応じたチャンネル制御
によって、通信効率を低下させないようにすることがで
きる。
【0010】この場合、基地局から送信される基準速度
の情報をチャンネル使用状況に応じたものとすれば、チ
ャンネル使用状況を反映したチャンネル制御が可能とな
る。
【0011】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の路車間通信システムに用いられる基地局を特徴とし、
請求項4に記載の発明は、請求項2に記載の路車間通信
システムに用いられる端末局を特徴としている。
【0012】請求項5に記載の発明では、ランダムアク
セス方式を用い、基地局と、車両に搭載された端末局と
の間で無線通信を行う路車間通信システムであって、各
端末局は、車両の速度を示す速度情報を現在通過中のサ
ービスエリアを有する現在の基地局に送信し、現在の基
地局は、送信された端末局の速度情報を、次に通過する
サービスエリアを有する次の基地局に送信し、次の基地
局は、現在の基地局から送信された各端末局の速度情報
に基づいて、各端末局が次の基地局のサービスエリアを
通過するタイムスケジュールを作成し、このタイムスケ
ジュールに基づいて各端末局の無線チャンネルを割り当
て、割り当てた無線チャンネルを現在の基地局を介して
各端末局に送信し、端末局は、送信された無線チャンネ
ルにて次の基地局と通信を行うことを特徴としている。
【0013】この発明によれば、次の基地局による各端
末局の無線チャンネルの割り当てによって、各端末局
は、次の基地局のサービスエリアに到達するまでに無線
チャンネルを変更することができ、次の基地局に対する
チャンネル使用状況を反映したチャンネル制御が可能と
なる。
【0014】なお、この請求項5に記載の発明に対し、
現在の基地局から次の基地局に各端末局の速度情報と使
用チャンネル情報を送信し、次の基地局が、送信された
各端末局の速度情報と使用チャンネル情報に基づいて各
端末局の無線チャンネルを割り当てるようにすることが
できる。
【0015】請求項6に記載の発明は、請求項5に記載
の路車間通信システムに用いられる基地局を特徴として
いる。
【0016】請求項7に記載の発明では、ランダムアク
セス方式を用い、基地局と、車両に搭載された端末局と
の間で無線通信を行う路車間通信システムであって、各
端末局は、車両の速度を示す速度情報を現在通過中のサ
ービスエリアを有する現在の基地局に送信し、各基地局
は、送信された各端末局の速度情報を制御局に送信し、
制御局は、各基地局から送信された各端末局の速度情報
に基づいて、各端末局が次の基地局のサービスエリアを
通過するタイムスケジュールを作成し、このタイムスケ
ジュールに基づいて各端末局が次の基地局に対して使用
する無線チャンネルを割り当て、割り当てた無線チャン
ネルをそれぞれの現在の基地局を介して各端末局に送信
し、端末局は、送信された無線チャンネルにて次の基地
局と通信を行うことを特徴としている。
【0017】この発明によれば、制御による各端末局の
無線チャンネルの割り当てによって、各端末局は、次の
基地局のサービスエリアに到達するまでに無線チャンネ
ルを変更することができ、次の基地局に対するチャンネ
ル使用状況を反映したチャンネル制御が可能となる。
【0018】請求項8に記載の発明は、請求項7に記載
の路車間通信システムに用いられる基地局を特徴とし、
請求項9に記載の発明は、請求項5または7に記載の路
車間通信システムに用いられる端末局を特徴としてい
る。
【0019】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)図1に、スポッ
ト型のサービスエリアを形成するCSMA/CA方式を
使った路車間通信システムを示す。
【0020】この実施形態では、高速道路等の道路にお
いて基地局が、所定間隔で路側に複数設置されており、
図1では、そのうちの1つの基地局での構成を示す。
【0021】基地局は、複数の無線チャンネル(図で
は、チャンネルA(Ch.A)とチャンネルB(Ch.
B))をサポートする。端末局は、この端末局が搭載さ
れた車両の速度に基づいて、定期的に図2の処理を実行
し、基地局と通信を行う場合に使用する無線チャンネル
を制御する機能を有する。基地局と各端末局は、CSM
A/CAをアクセス方式として無線通信を行う。
【0022】図2に、各端末局でのチャンネル制御処理
を示す。まず、その端末局が搭載された車両の速度Vを
検出する(ステップ101)。この場合、例えば、その
車両に設置された車速センサからの信号に基づいて車両
の速度Vを検出することができる。次に、車両の速度V
は所定の基準速度V1以下であるか否かを判定する(ス
テップ102)。車両の速度Vが基準速度V1以下のと
き、無線チャンネルがBでなければBに変更し(ステッ
プ103)、車両の速度Vが基準速度V1より大きいと
き、無線チャンネルがAでなければAに変更する(ステ
ップ104)。
【0023】上記した基準速度V1としては、高速道路
等の道路における車両の速度分布から高速車両が使う無
線チャンネルの方が台数が少なくなるように予め決めて
おいた値を使用する。例えば、50km/hから100
km/hの速度分布で車両が走行する道路においてV1
=90km/hとすると、高速車両ほどユーザの少ない
無線チャンネルを使用することができるので、高速車両
が使用している無線チャンネル(キャリア)の衝突確率
を低下させることができる。
【0024】このように車両の速度に応じて使用する無
線チャンネルを使い分けることによって、サービスエリ
ア内にいる時間が短いためにアクセスの機会が制限され
る高速車両に対しても、低速車と同様のアクセス機会を
与えることができ、通信効率を低下させないようにする
ことができる。 (第2実施形態)上記した第1実施形態では、各端末局
が、車両の速度に応じて無線チャンネルを決定するもの
を示したが、この実施形態では、基地局が、車両の速度
と無線チャンネルのトラフィックを常時監視して、無線
チャンネルを選択するために用いる基準速度V1を基地
局が各端末局に指示するようにしている。
【0025】このため、各端末局は、図3に示すチャン
ネル制御処理を実行し、基地局は、図4に示す制御処理
を実行する。
【0026】各端末局は、車両の速度Vを検出し(ステ
ップ101)、次に基地局と通信可能か否かを判定する
(ステップ102)。基地局は、サービスエリアに向け
てビーコンを定期的に送信しており、端末局がサービス
エリア内あってそのビーコンに応答して、認証/登録処
理ができたときには通信可能とする。そして、通信可能
であるときに、車両の速度V(速度情報)を基地局に送
信する(ステップ106)。なお、端末局は、基地局か
らのビーコンが受信できなくなったときに、車両がサー
ビスエリアから外れて通信ができなくなったと判定す
る。また、基地局は、端末局からの応答がなくなったと
きに登録解除処理を行う。
【0027】基地局では、端末局からの速度情報を受信
する(ステップ201)。そして、各無線チャンネルの
ユーザ数とトラフィックデータを集計し(ステップ20
2)、それに基づいてトラフィックが各無線チャンネル
間で平均化しているか否かを判定する(ステップ20
3)。トラフィックが各無線チャンネル間で平均化して
いない場合であって、トラフィックが集中している無線
チャンネルがAのとき(ステップ204の判定がAのと
き)には、トラフィックが平均化されるように基準速度
V1を低下させ(ステップ205)、トラフィックが集
中している無線チャンネルがBのとき(ステップ204
の判定がBのとき)には、トラフィックが平均化される
ように基準速度V1を上昇させる(ステップ206)。
この後、その変更された基準速度V1(基準速度を示す
情報)を各端末局に送信する(ステップ207)。
【0028】各端末局は、基地局から送信された基準速
度V1を受信したときには、基準速度V1をその値に設
定し、基準速度V1を受信しなかったときには、初期値
(例えば、80km/h)とする(ステップ107)。
この後、第1実施形態と同様に、車両の速度Vが基準速
度V1以下であるか否かを判定する(ステップ10
2)。車両の速度Vが基準速度V1以下のときには、無
線チャンネルをBとし(ステップ103)、車両の速度
Vが基準速度V1より大きいときには、無線チャンネル
をAとする(ステップ104)。
【0029】このような制御を行うことにより、基地局
は、Bチャンネルにトラフィックが集中してAチャンネ
ルがすいていると判定すると、各端末局から送られた車
速情報を基に適当な台数の端末局がチャンネルBからチ
ャンネルAに移行するように、基準速度V1を変更す
る。例えば、70km/hから80km/hの端末をチ
ャンネルAに移せばトラフィックが平均化できると判定
すると、基準速度V1を80km/hから70km/h
に変更するように各端末局に指示する。各端末局は、変
更された基準速度V1を受信して無線チャンネルをAに
するかBにするかを決定する。
【0030】この実施形態によれば、基地局から送信さ
れる基準速度を車両の速度と比較して無線チャンネルを
決定しているから、基地局側で把握する通過車両の速度
に応じたチャンネル制御によって、通信効率を低下させ
ないようにすることができる。また、基地局から送信さ
れる基準速度をチャンネル使用状況に応じたものとする
ことによって、チャンネル使用状況を反映したチャンネ
ル制御が可能となる。
【0031】なお、基地局にて設定される基準速度を示
す情報は、基準速度V1そのものでなくても、端末局が
予め持っている基準速度を上昇あるいは下降させる速度
の変化分を示すものであってもよい。 (第3実施形態)図5に、この実施形態におけるCSM
A/CA方式を使った路車間通信システムを示す。
【0032】この実施形態では、端末局がサービスエリ
アを通過している現在の基地局(基地局1とする)か
ら、車両の進行方向に隣接している次の基地局(基地局
2とする)に、基地局1のサービスエリアを通過してい
る各端末局の速度情報およびチャンネル情報を送信し、
基地局2で各端末局が使用すべき無線チャンネルを決定
し、基地局1を通じて各端末局に指示する。各端末局
は、次の基地局2へ移動するまでに指示された無線チャ
ンネルに変更する。
【0033】以下、この実施形態を詳細に説明する。図
6に、各端末局でのチャンネル制御処理を示し、図7
に、基地局1に隣接する次の基地局2でのチャンネル制
御処理を示す。
【0034】各端末局は、車両の速度Vを検出し(ステ
ップ101)、次に基地局1と通信可能か否かを判定す
る(ステップ105)。そして、通信可能であるとき
に、速度情報を基地局1に送信する(ステップ10
6)。
【0035】基地局1では、端末局の使用チャンネルが
わかっているので、端末局の速度情報と使用チャンネル
情報を、ネットワークを介して、次の基地局2に送信す
る。基地局2では、基地局1から送信された端末局の速
度情報と使用チャンネル情報を受信し(ステップ30
1)、端末局の速度情報および基地局1と基地局2間の
距離などに基づいて、端末局が基地局2のサービスエリ
アを通過する時間を推定し(ステップ302)、各端末
局に対する通過時間のデータを集計して各端末局が基地
局2のサービスエリアを通過するタイムスケジュールを
作成する(ステップ303)。このタイムスケジュール
と各端末局の速度情報、使用チャンネル情報に基づい
て、基地局2に対し各端末局が使用する無線チャンネル
を割り当てる(ステップ304)。この場合、各端末局
が基地局2のサービスエリアにおいて基地局2と通信を
行うときの各無線チャンネルでのトラフィックが平均化
するように無線チャンネルを割り当てる。そして、割り
当てた各端末局の無線チャンネルを基地局1に送信する
(ステップ305)。基地局1は、基地局2から送信さ
れた無線チャンネルを各端末局に送信する。
【0036】各端末局は、基地局1から次の基地局2で
使う無線チャンネルを受信し(ステップ108)、基地
局1と通信可能か否かを判定する(ステップ109)。
これは、基地局1と通信可能な間は無線チャンネルを変
更しないためである。そして、基地局1と通信ができな
くなると、次の基地局2に対して指定された無線チャン
ネルに変更する(ステップ110)。
【0037】この実施形態によれば、次の基地局2の制
御により、各端末局が基地局2において使用する無線チ
ャンネルを各端末局に事前に送信し、次の基地局2のサ
ービスエリアに到達するまでに無線チャンネルを変更さ
せるようにしているので、次の基地局2に対するチャン
ネル使用状況を反映したチャンネル制御が可能となる。 (第4実施形態)上記した第3実施形態では、次の基地
局2がその前の基地局1を介して各端末局の無線チャン
ネルを割り当てるものを示したが、この実施形態では、
各端末局とネットワークで接続された制御局が各端末局
の無線チャンネルを割り当てるようにしている。
【0038】図8に、この実施形態におけるCSMA/
CA方式を使った路車間通信システムを示し、図9に、
制御局でのチャンネル制御処理を示す。なお、各端末局
でのチャンネル制御処理は、図7に示すものと同じであ
る。
【0039】この実施形態では、各基地局は、その基地
局のサービスエリアを通過している各端末局の速度情報
およびチャンネル情報を、ネットワークを介して、制御
局に送信する。
【0040】制御局では、基地局から端末局の速度情報
と使用チャンネル情報を受信し(ステップ401)、端
末局の速度情報およびその端末局が現在通過中の基地局
と次の基地局間の距離などに基づいて、その端末局が次
の基地局のサービスエリアを通過する時間を推定し(ス
テップ402)、各端末局に対する通過時間のデータを
集計して各端末局が次の基地局のサービスエリアを通過
するタイムスケジュールを作成する(ステップ40
3)。タイムスケジュールと各端末局の速度情報、使用
チャンネル情報に基づいて、次の基地局に対し各端末局
が使用する無線チャンネルを割り当てる(ステップ40
4)。この場合、各端末局が次の基地局のサービスエリ
アにおいてその基地局と通信を行うときの各無線チャン
ネルでのトラフィックが平均化するように無線チャンネ
ルを割り当てる。そして、各端末局に、次の基地局に対
して使用する無線チャンネルを、その端末局がサービス
エリアを通過している現在の基地局に送信する(ステッ
プ405)。各基地局は、制御局から送信された無線チ
ャンネルを各端末局に送信する。
【0041】各端末局は、基地局から次の基地局で使う
無線チャンネルを受信し、第5実施形態と同様にして、
無線チャンネルの変更を行う。
【0042】この実施形態によれば、制御局の制御によ
り、端末局が次の基地局において使用する無線チャンネ
ルを各端末局に事前に送信し、次の基地局のサービスエ
リアに到達するまでに無線チャンネルを変更させるよう
にしているので、次の基地局に対するチャンネル使用状
況を反映したチャンネル制御が可能となる。 (その他の実施形態)上記した第1、第2実施形態で
は、車両の速度Vを1つの基準速度V1と比較して無線
チャンネルをA、B2つの中から選択するものを示した
が、基準速度を複数設定して、無線チャンネルを3つ以
上の中から選択するようにしてもよい。この場合、基準
速度と無線チャンネルとの関係をマップ化しておき、そ
のマップを用いて無線チャンネルを選択するようにして
もよい。また、車両の速度以外に、車両の加減速度、道
路の傾斜などの情報を加味して、無線チャンネルの選択
を行うようにしてもよい。
【0043】また、基地局としては、片側車線の端末局
と通信を行うものに限らず、両側車線の端末局と通信を
行うものであってもよい。この場合、第2ないし第5実
施形態においては、端末局から速度情報以外に車両の進
行方向の情報も基地局に送信されるようにし、車両の進
行方向も考慮して各端末局の無線チャンネルの決定が行
われるようにする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る路車間通信システ
ムを示す図である。
【図2】本発明の第1実施形態における各端末局でのチ
ャンネル制御処理を示すフローチャートである。
【図3】本発明の第2実施形態における各端末局でのチ
ャンネル制御処理を示すフローチャートである。
【図4】本発明の第2実施形態における基地局での制御
処理を示すフローチャートである。
【図5】本発明の第3実施形態に係る路車間通信システ
ムを示す図である。
【図6】本発明の第3実施形態における各端末局でのチ
ャンネル制御処理を示すフローチャートである。
【図7】本発明の第3実施形態における次の基地局での
制御処理を示すフローチャートである。
【図8】本発明の第4実施形態に係る路車間通信システ
ムを示す図である。
【図9】本発明の第4実施形態における制御局での制御
処理を示すフローチャートである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河合 茂樹 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 Fターム(参考) 5H180 AA01 BB04 FF13 5K033 AA01 BA01 BA02 CA07 DA19 5K067 AA11 BB21 CC02 EE02 EE10 JJ17

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ランダムアクセス方式を用い、基地局
    と、車両に搭載された端末局との間で無線通信を行う路
    車間通信システムに用いられる端末局であって、 車両の速度に応じて、前記基地局との通信に使用する無
    線チャンネルを決定する無線チャンネル決定手段(10
    2〜104)を備えたことを特徴とする端末局。
  2. 【請求項2】 ランダムアクセス方式を用い、基地局
    と、車両に搭載された端末局との間で無線通信を行う路
    車間通信システムであって、 各端末局は、車両の速度を示す速度情報を前記基地局に
    送信し、 前記基地局は、各端末局から送信された速度情報に基づ
    き基準速度を示す情報を設定して各端末局に送信し、 各端末局は、前記基地局から送信された基準速度を示す
    情報に基づいて、車両の速度を基準速度と比較して無線
    チャンネルを決定することを特徴とする路車間通信シス
    テム。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の路車間通信システムに
    用いられる基地局であって、 各端末局から送信された速度情報を受信する手段(20
    1)と、 前記受信した各端末局の速度情報に基づいて、基準速度
    を示す情報を設定する手段(204〜205)と、 前記設定した基準速度を示す情報を各端末局に送信する
    手段(207)とを備えたことを特徴とする基地局。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の路車間通信システムに
    用いられる端末局であって、 車両の速度を示す速度情報を前記基地局に送信する手段
    (106)と、 前記基地局から送信された基準速度を示す情報を受信す
    る手段(107)と、 前記受信した基準速度を示す情報に基づいて車両の速度
    を基準速度と比較して無線チャンネルを決定する手段
    (102〜104)とを備えたことを特徴とする端末
    局。
  5. 【請求項5】 ランダムアクセス方式を用い、基地局
    と、車両に搭載された端末局との間で無線通信を行う路
    車間通信システムであって、 各端末局は、車両の速度を示す速度情報を現在通過中の
    サービスエリアを有する現在の基地局に送信し、 前記現在の基地局は、前記送信された端末局の速度情報
    を、次に通過するサービスエリアを有する次の基地局に
    送信し、 前記次の基地局は、前記現在の基地局から送信された各
    端末局の速度情報に基づいて、各端末局が前記次の基地
    局のサービスエリアを通過するタイムスケジュールを作
    成し、このタイムスケジュールに基づいて各端末局の無
    線チャンネルを割り当て、割り当てた無線チャンネルを
    前記現在の基地局を介して各端末局に送信し、 前記端末局は、前記送信された無線チャンネルにて前記
    次の基地局と通信を行うことを特徴とする路車間通信シ
    ステム。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の路車間通信システムに
    用いられる基地局であって、 前の基地局から送信された各端末局の速度情報を受信す
    る手段(301)と、 前記受信した各端末局の速度情報に基づいて、各端末局
    が前記次の基地局のサービスエリアを通過するタイムス
    ケジュールを作成する手段(302、303)と、 前記タイムスケジュールに基づいて各端末局の無線チャ
    ンネルを割り当てる手段(304)と、 割り当てた無線チャンネルを前記現在の基地局を介して
    各端末局に送信する手段(305)とを備えたことを特
    徴とする基地局。
  7. 【請求項7】 ランダムアクセス方式を用い、基地局
    と、車両に搭載された端末局との間で無線通信を行う路
    車間通信システムであって、 各端末局は、車両の速度を示す速度情報を現在通過中の
    サービスエリアを有する現在の基地局に送信し、 各基地局は、前記送信された各端末局の速度情報を制御
    局に送信し、 前記制御局は、各基地局から送信された各端末局の速度
    情報に基づいて、各端末局が次の基地局のサービスエリ
    アを通過するタイムスケジュールを作成し、このタイム
    スケジュールに基づいて各端末局が次の基地局に対して
    使用する無線チャンネルを割り当て、割り当てた無線チ
    ャンネルをそれぞれの現在の基地局を介して各端末局に
    送信し、 前記端末局は、前記送信された無線チャンネルにて前記
    次の基地局と通信を行うことを特徴とする路車間通信シ
    ステム。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の路車間通信システムに
    用いられる制御局であって、 各基地局から送信された各端末局の速度情報を受信する
    手段(301)と、 前記受信した各端末局の速度情報に基づいて、各端末局
    が次の基地局のサービスエリアを通過するタイムスケジ
    ュールを作成する手段(302、303)と、 前記タイムスケジュールに基づいて各端末局の無線チャ
    ンネルを割り当てる手段(304)と、 割り当てた無線チャンネルをそれぞれの現在の基地局を
    介して各端末局に送信する手段(305)とを備えたこ
    とを特徴とする制御局。
  9. 【請求項9】 請求項5または7に記載の路車間通信シ
    ステムに用いられる端末局であって、 車両の速度を示す速度情報を前記現在の基地局に送信す
    る手段(106)と、 前記現在の基地局から送信された無線チャンネルを受信
    する手段(108)と、 前記現在の基地局のサービスエリアを通過した後、前記
    次の基地局のサービスエリアに入る前に、無線チャンネ
    ルを前記受信した無線チャンネルにする手段(110)
    を備えたことを特徴とする端末局。
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