JP2003241036A - 光ファイバケーブル - Google Patents

光ファイバケーブル

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JP2003241036A
JP2003241036A JP2002043452A JP2002043452A JP2003241036A JP 2003241036 A JP2003241036 A JP 2003241036A JP 2002043452 A JP2002043452 A JP 2002043452A JP 2002043452 A JP2002043452 A JP 2002043452A JP 2003241036 A JP2003241036 A JP 2003241036A
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Japan
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optical fiber
tape
groove
cores
shaped optical
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JP2002043452A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Miyano
寛 宮野
Koji Niikura
耕治 新倉
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Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 テープ状光ファイバ心線の積層体を溝付きス
ペーサの溝内に収容した光ファイバケーブルにおける光
ファイバ心線の収納密度を向上させる。 【解決手段】 中央部に7心のテープ状光ファイバ心線
7aの1枚が配置され、その外側に向けて隣接して6心
のテープ状光ファイバ心線7bが1枚ずつ積層され、さ
らに、両外側に4心のテープ状光ファイバ心線7cが1
枚ずつ積層されている。内接円8からはみ出さない範囲
における最大心数のテープ状光ファイバ心線収納され、
合計心数が27心であり、積層体と内接円8との隙間の
面積は最も少ないといえる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、溝付きスペーサの
溝にテープ状光ファイバ心線を収納してなる光ファイバ
ケーブル、さらには、外周にらせん方向が周期的に反転
するSZ型の溝を有する溝付きスペーサの溝にテープ状
光ファイバ心線を収納してなる光ファイバケーブルに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】溝付きスペーサの溝に複数枚のテープ状
光ファイバ心線を積層した状態で収納した光ファイバケ
ーブルが用いられている。溝内に収納されるテープ状光
ファイバ心線は、積層状態を保ったまま回転されて収納
されることがある。
【0003】特開平8−211264号公報に記載され
た光ファイバケーブルは、SZ型の溝を有する溝付きス
ペーサを用いたもので、図7に示すように、溝11の内
接円13の直径をE、溝11の深さをDとし、テープ状
光ファイバ心線12の幅をW、厚さT、積層枚数をNと
したとき、 E,D≧(W2 +(NT)2 1/2 を満足することにより、溝付きスペーサの中で、テープ
状光ファイバ心線12が積層状態を保ったまま回転する
ことを可能としたことが記載されている。これによっ
て、SZ型の溝の反転部と反転部の間の中心部では、テ
ープ面が溝底を向いた状態で収納され、反転部では、テ
ープ側縁が溝底を向いた状態で収納される。このような
収納状態を実現することによって、テープ状光ファイバ
心線の歪みを小さくすることができる。
【0004】しかしながら、上記の先行技術の光ファイ
バケーブルでは、図8に示すように、溝11の内接円1
3に内接するように収納されたテープ状光ファイバ心線
12の積層体と内接円13との間に、ハッチングで図示
した隙間14があり、この部分のスペースを有効利用で
きていないため、ケーブルの断面積に占める光ファイバ
心数の割合は低くなる。したがって、先行技術では、テ
ープ状光ファイバ心線の収納密度の向上は考慮されてい
ない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した事
情に鑑みてなされたもので、テープ状光ファイバ心線の
積層体を溝付きスペーサの溝内に収納した光ファイバケ
ーブルにおける光ファイバ心線の収納密度を向上させる
ことを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、心数の異なる
複数種類のテープ状光ファイバ心線の積層体を溝付きス
ペーサの溝内に収納した光ファイバケーブルにおいて、
前記積層体は、中央部に積層されたテープ状光ファイバ
心線の心数が最大で、高さ方向の両外側に積層されたテ
ープ状光ファイバ心線の心数が最小であり、その中間に
おいては、中央部から積層体の高さ方向に遠ざかるにつ
れて心数が減少するように積層されているとともに、前
記溝の断面における内接円からはみ出さないように積層
されていることを特徴とするものである。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の光ファイバケー
ブルの実施の形態を説明するための光ファイバケーブル
の断面図である。図中、1は溝付きスペーサ、2は抗張
力体、3は溝、4はテープ状光ファイバ心線の積層体、
5は押さえ巻きテープ、6は外被である。
【0008】溝付きスペーサ1の中心に抗張力体2が配
設されているが、抗張力体2は、必ずしも必要とするも
のではない。溝付きスペーサ1の外周に溝3が形成され
ている。溝3の数は、この例では5本であるが、溝の数
は、1本以上の適宜の数でよい。溝3は、光ファイバケ
ーブルの長手方向に螺旋状に形成されている。この例で
は、溝3の螺旋方向は、いわゆるSZ型として、長手方
向の適当なピッチで、螺旋方向が反転している。溝の1
つの反転部から次の反転部までの溝付きスペーサの周方
向の回転角は、180゜以上、540゜以下の範囲が普
通であるが、この回転角範囲には限られないてもよい。
この溝内において、テープ状光ファイバ心線は捻られな
がら収納される。テープ状光ファイバ心線の積層体4
は、SZ型の溝の反転部と反転部の間の中心部では、テ
ープ面が溝底を向いた状態で収納され、反転部では、テ
ープ側縁が溝底を向いた状態で収納される。なお、本発
明においては、溝はSZ型に限られるものではなく、S
型でも、Z型でもよい。
【0009】溝3に収納されるテープ状光ファイバ心線
の積層体4は、溝3の断面における内接円と積層体4の
隙間が少なくなるように、心数の異なる複数種のテープ
状光ファイバ心線を組み合わせて形成されている。組み
合わせ方法としては、この例では、積層体4の中央部の
テープ心線の心数を最大とし、高さ方向の中央部から積
層体の高さ方向に遠ざかるにつれてテープ心線の心数が
順次減少するように組み合わされている。したがって、
1種類のテープ状光ファイバ心線を積層した場合に比べ
て、トータルの光ファイバ心線数が多くでき、収納密度
を向上させることができる。
【0010】溝3に、上述のような組み合わせで、テー
プ状光ファイバ心線の積層体4を収納した上に、押さえ
巻き5が施され、その上に外被6が施されている。
【0011】図2〜図5は、光ファイバケーブルにおけ
るテープ状光ファイバ心線の積層体の収納状態を説明す
るための溝付きスペーサの1つの溝における断面図であ
り、図2〜図4は実施例、図5は比較例である。図中、
図1と同様の部分には同じ符号を付して説明を省略す
る。7,7a,7b,7cはテープ状光ファイバ心線、
8は内接円、9は積層体の外接円である。なお、図2〜
図5においては、いずれも溝の大きさは同じである。
【0012】図2〜図5を説明する前に、一般的なテー
プ状光ファイバ心線の断面の寸法を図6に示す。図6の
例のテープ状光ファイバ心線は、被覆を施した光ファイ
バ心線の外径が0.25mmであり、テープ被覆は、厚
さ方向の被覆厚が0.025mm、幅方向の被覆厚が
0.5mmである。図2〜図4の実施例、および、図5
の比較例で用いているテープ状光ファイバ心線も図6に
示したテープ状光ファイバ心線であるが、本発明が図6
に示されたテープ状光ファイバ心線に限られるものでは
ない。
【0013】図2〜図5について説明する。いずれの例
も溝3の内接円8の直径は、1.85mmである。
【0014】まず、比較例から説明する。図5の比較例
では、4心のテープ状光ファイバ心線7aが5枚積層さ
れており、合計心数は20心である。この積層体の外接
円9は、溝3の内接円8よりもやや小さい。
【0015】図2は、第1の実施例の光ファイバケーブ
ルである。溝3の内接円8からはみ出さない範囲におい
て、最大心数のテープ状光ファイバ心線を選択して積層
した実施例である。中央部に7心のテープ状光ファイバ
心線7aの1枚が配置され、その外側に向けて隣接して
6心のテープ状光ファイバ心線7bが1枚ずつ積層され
ている。さらに、テープ状光ファイバ心線7bに隣接し
て両外側に4心のテープ状光ファイバ心線7cが1枚ず
つ積層されている。内接円8の直径が1,85mmであ
るから、7心のテープ状光ファイバ心線7aが、丁度納
まる大きさである。積層体の外接円は、溝3の内接円と
一致している。この実施例では、合計心数が27心であ
り、実装密度は最大である。したがって、積層体と内接
円8との隙間の面積は最も少ないといえる。
【0016】図3は、第2の実施例の光ファイバケーブ
ルである。中央部に6心のテープ状光ファイバ心線7a
の3枚が積層され、この積層体の両外側に、4心のテー
プ状光ファイバ心線7bが1枚ずつ積層されている。こ
の実施例では、合計心数が26心である。積層体の外接
円9は、溝3の内接円8よりもやや小さく、図5に示し
た比較例における外接円9と同じである。したがって、
同じ外接円で比べても、第2の実施例に収納される心数
は、比較例よりも多いことが分かる。
【0017】図4は、第3の実施例の光ファイバケーブ
ルである。中央部に6心のテープ状光ファイバ心線7a
の2枚が積層され、この積層体の両外側に、4心のテー
プ状光ファイバ心線7bが2枚ずつ積層されている。こ
の実施例では、合計心数が20心であり、比較例と同じ
である。しかし、積層体の外接円9は、比較例よりも小
さいから、同じ心数を収納するとすれば、本発明の方が
溝の寸法を小さくでき、ケーブル外径を細径化できるか
ら、結果的に収納密度が向上できるといえる。
【0018】このように、本発明では、テープ状光ファ
イバ心線の積層体は、中央部に積層されたテープ状光フ
ァイバ心線の心数が最大で、高さ方向の両外側に積層さ
れたテープ状光ファイバ心線の心数が最小であり、その
中間においては、中央部から積層体の高さ方向に遠ざか
るにつれて心数が減少するように積層されているととも
に、前記溝の断面における内接円からはみ出さないよう
に積層されていることにより、溝の内接円と積層体との
隙間を少なくできるものである。なお、積層体の高さ方
向に遠ざかるにつれて心数が減少することについては、
1枚ずつ順次に減少することに限られるものではなく、
隣接する複数枚が同じ心数であっても、その前、後、前
後のいずれかにおいて、心数が積層体の高さ方向に遠ざ
かるにつれて心数が減少していればよいものである。
【0019】なお、本発明は、溝の内接円の大きさや、
テープ状光ファイバ心線の寸法を含め、上記の実施例に
限られるものではない。用途や光ファイバケーブル全体
での必要心数等を考慮して、適宜の設計が可能である。
【0020】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、従来のように、1種類のテープ状光ファイバ
心線を積層して溝内に収納した場合と比べて、同じ溝寸
法でも溝内の心線数を増加させることができる。これに
より、従来のケーブルと同じ外径にて心線数を増やすこ
とができ、将来の光心線需要増に対する予備心の収納等
に活用できる。
【0021】また、同じ心数で比較した場合、複数種類
の心線を組み合わせた本発明の方が、溝の内接円を小さ
くできる(溝断面積を小さくできる)ため、光ファイバ
ケーブルの外径を細径化できる。したがって、管路等の
敷設スペースが小さい場合にも敷設が容易となる。ま
た、従来のケーブルと比べて外径が細径化されるので、
ケーブルの材料費が削減される等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光ファイバケーブルの実施の形態を説
明するための光ファイバケーブルの断面図である。
【図2】第1の実施例におけるテープ状光ファイバ心線
の積層体の収納状態を示す溝の断面図である。
【図3】第2の実施例におけるテープ状光ファイバ心線
の積層体の収納状態を示す溝の断面図である。
【図4】第3の実施例におけるテープ状光ファイバ心線
の積層体の収納状態を示す溝の断面図である。
【図5】比較例におけるテープ状光ファイバ心線の積層
体の収納状態を示す溝の断面図である。
【図6】一般的なテープ状光ファイバ心線の断面の寸法
を示す説明図である。
【図7】従来の光ファイバケーブルの溝の説明図であ
る。
【図8】図7の光ファイバケーブルの溝にテープ状光フ
ァイバ心線の積層体を収納した場合の隙間の説明図であ
る。
【符号の説明】
1…溝付きスペーサ、2…抗張力体、3…溝、4…テー
プ状光ファイバ心線の積層体、5…押さえ巻きテープ、
6…外被、7,7a,7b,7c…テープ状光ファイバ
心線、8…溝の内接円、9…積層体の外接円。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 心数の異なる複数種類のテープ状光ファ
    イバ心線の積層体を溝付きスペーサの溝内に収納した光
    ファイバケーブルにおいて、前記積層体は、中央部に積
    層されたテープ状光ファイバ心線の心数が最大で、高さ
    方向の両外側に積層されたテープ状光ファイバ心線の心
    数が最小であり、その中間においては、中央部から積層
    体の高さ方向に遠ざかるにつれて心数が減少するように
    積層されているとともに、前記溝の断面における内接円
    からはみ出さないように積層されていることを特徴とす
    る光ファイバケーブル。
  2. 【請求項2】 前記積層体は、前記溝の断面における内
    接円からはみ出さない範囲における最大心数のテープ状
    光ファイバ心線が積層されていることを特徴とする請求
    項1に記載の光ファイバケーブル。
  3. 【請求項3】 前記溝がらせん方向が周期的に反転する
    SZ型の溝であることを特徴とする請求項1または2に
    記載の光ファイバケーブル。
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