JP2003240334A - ガス給湯器の制御基板の交換方法 - Google Patents

ガス給湯器の制御基板の交換方法

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JP2003240334A
JP2003240334A JP2002041768A JP2002041768A JP2003240334A JP 2003240334 A JP2003240334 A JP 2003240334A JP 2002041768 A JP2002041768 A JP 2002041768A JP 2002041768 A JP2002041768 A JP 2002041768A JP 2003240334 A JP2003240334 A JP 2003240334A
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water heater
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JP2002041768A
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Masayoshi Eguchi
正義 江口
Ikuro Adachi
郁朗 足立
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Rinnai Corp
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Rinnai Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ガス給湯器の制御基板を交換する際に、旧制御
基板から新制御基板への固有データの承継を容易に行な
うことができる方法を提供する。 【解決手段】制御基板1aとパソコン10を通信ケーブ
ル20で接続して、電磁弁2a及びセンサインターフェ
ース回路3aの故障の有無をパソコン10のディスプレ
イ13で確認する際に、該故障が確認されたときには、
パソコン10が、制御基板1aのEEPROM5aに記
憶された固有データを受信して、該固有データをRAM
12に記憶する第1の工程と、該第1の工程が終了して
制御基板1aが制御基板1bに交換されたときに、新制
御基板1bのマイコン4aが、パソコン10のRAM1
2に記憶された旧制御基板1aの固有データを受信し
て、該固有データを新制御基板1bのEEPROM5b
に記憶する第2の工程とを実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガス給湯器に備え
られて該ガス給湯器の固有データを記憶した制御基板を
交換する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、バーナを燃焼させて水を加熱す
るガス給湯器には、給湯機能、自動湯張り機能、追焚き
機能等の制御を実行するために、マイクロコンピュータ
やメモリ等により構成される制御基板が備えられてい
る。
【0003】そして、書き換え可能な不揮発性のメモリ
を備えて、該メモリに給湯器の固有データ(給湯器の総
運転時間やエラー履歴等のメンテナンスデータ、給湯温
度や浴槽への湯張り量等の運転条件データ等)を記憶す
るようにした制御基板が使用されている。
【0004】このように、給湯器の固有データをメモリ
に記憶する制御基板を使用する場合には、ガス給湯器の
保守等のために該制御基板を交換するときに、旧制御基
板のメモリに記憶されていた固有データを新制御基板の
メモリに承継させる必要がある。
【0005】そこで、旧制御基板から新制御基板への固
有データの承継を容易に行う方法として、制御基板を交
換した後に旧制御基板と新制御基板を通信可能に接続
し、旧制御基板から新制御基板に固有データを転送する
ようにしたものが知られている(特開平10−1339
57)。
【0006】しかし、このように制御基板同士を接続す
る場合、ガス給湯器に取付けられた新制御基板には、ガ
ス給湯器に設けられた電源ケーブルを該新制御基板の電
源コネクタに接続することによって容易に電源を供給す
ることができるが、ガス給湯器から取り外された旧制御
基板に電源を供給するためには、別個に電源を用意する
と共に旧制御基板のコネクタ仕様に応じた電源ケーブル
を用意する必要があった。
【0007】そして、制御基板の電源コネクタの仕様
は、ガス給湯器の機種毎に異なる場合が多いため、該電
源コネクタに対応した電源ケーブルを該機種毎に予め準
備して、ガス給湯器或いは他の電源から該電源ケーブル
を介して旧制御基板に電源を供給するための面倒な接続
作業を行わなければならないという不都合があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記背景を鑑
みてなされたものであり、ガス給湯器の制御基板を交換
する際に、旧制御基板から新制御基板への固有データの
承継を容易に行うことができる方法を提供することを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するためになされたものであり、ガス給湯器に備えられ
て、該ガス給湯器の固有データを記憶した固有データ記
憶手段と、保守点検用の端末装置との間で通信を行なう
通信手段とを有する制御基板を交換する方法に関する。
【0010】そして、前記端末装置は前記通信手段から
受信したデータを記憶する受信データ記憶手段を備え、
前記端末装置が、前記制御基板の前記固有データ記憶手
段に記憶された前記固有データを前記通信手段を介して
受信して、該固有データを前記受信データ記憶手段に記
憶する第1の工程と、該第1の工程が終了して前記制御
基板が交換されたときに、新制御基板の前記通信制御手
段が、前記端末装置の前記受信データ記憶手段に記憶さ
れた旧制御基板の前記固有データを前記通信手段を介し
て受信して、該固有データを新制御基板の前記固有デー
タ記憶手段に記憶する第2の工程とからなることを特徴
とする。
【0011】かかる本発明によれば、前記制御基板の交
換が必要になったときに、前記ガス給湯器の保守点検作
業者は、先ず、前記第1の工程を実行することにより、
前記制御基板の前記固有データ記憶手段に記憶されてい
た前記固有データを前記端末装置の前記受信データ記憶
手段に退避させることができる。
【0012】そして、前記第1の工程が終了した後、保
守点検作業者は、前記制御基板を交換して前記第2の工
程を実行することにより、前記端末装置の前記受信デー
タ記憶手段に退避した旧制御基板の固有データ記憶手段
に記憶されていた固有データを新制御基板に送信して、
新制御基板の固有データ記憶手段に該固有データを記憶
させることができる。そのため、前記制御基板を交換す
る際に、旧制御基板から新制御基板への前記固有データ
の承継を前記端末装置を介して容易に行なうことができ
る。
【0013】そして、本発明によれば、旧制御基板と新
制御基板とを通信可能に接続して、旧制御基板から新制
御基板に固有データを転送する場合に必要であった旧制
御基板に電源供給を行うための作業が不要である。ま
た、全ての制御基板に固有データの転送開始を指示する
ためのスイッチや転送終了を表示するためのランプ等を
設ける必要がないため、制御基板のコストがアップする
こともない。
【0014】また、前記制御基板は、前記ガス給湯器の
作動に必要な電子部品(センサ、電磁弁等)とのインタ
ーフェース回路と、該インターフェース回路の故障の有
無を検出する故障検出手段と、前記故障検出手段による
前記インターフェース回路の故障検出の結果を示す故障
検出データを該通信手段を介して前記端末装置に送信す
る通信制御手段とを有し、前記端末装置は、前記故障検
出データから前記インターフェース回路の故障の発生を
検知したときに、前記第1の工程を実行することを特徴
とする。
【0015】かかる本発明によれば、前記ガス給湯器の
保守点検作業者が、前記ガス給湯器の制御基板と前記端
末装置との間で通信を行って、前記電子部品のインター
フェース回路の故障の有無を前記端末装置によって確認
するときに、該インターフェース回路の故障が確認され
たときには、前記第1の工程を実行した後に前記制御基
板を交換して、前記第2の工程を実行することにより、
旧制御基板から新制御基板への前記固有データの承継を
前記端末装置を介して容易に行なうことができる。
【0016】また、前記端末装置は、表示手段を備え、
前記故障検出データから前記インターフェース回路の故
障を検知したときに、前記制御基板の前記固有データ記
憶手段に記憶された前記固有データを前記端末装置に受
信するための操作手順を該表示手段に表示すると共に、
前記制御基板の交換が終了したときに、前記受信データ
記憶手段に記憶された旧制御基板の前記固有データを新
制御基板の前記通信手段に送信するための操作手順を前
記表示手段に表示することを特徴とする。
【0017】かかる本発明によれば、前記ガス給湯器の
保守点検作業者は、前記表示手段に表示される操作手順
に従って前記第1の工程と前記第2の工程の処理を容易
に実行することができる。
【0018】また、前記制御基板と接続された前記ガス
給湯器の作動に必要な電子部品の故障と前記制御基板に
備えられた該電子部品のインターフェース回路の故障を
区別して検出する故障検出手段により、該インターフェ
ース回路の故障が検出されたときに、前記端末装置は、
前記第1の工程を実行することを特徴とする。
【0019】かかる本発明によれば、前記故障検出手段
により、前記制御基板の交換が必要となる前記インター
フェース回路の故障が検出されたときに、前記第1の工
程を実行した後に前記制御基板を交換して、前記第2の
工程を実行することにより、旧制御基板から新制御基板
への前記固有データの承継を前記端末装置を介して容易
に行なうことができる。また、前記制御基板の交換が不
要な前記電子部品の故障が検出されたときには、該電子
部品の交換、修理により対応することができる。
【0020】また、前記端末装置は、表示手段を備え、
前記故障検出手段により前記インターフェース回路の故
障が検知されたときに、前記制御基板の前記固有データ
記憶手段に記憶された前記固有データを前記端末装置に
受信するための操作手順を該表示手段に表示すると共
に、前記制御基板の交換が終了したときに、前記受信デ
ータ記憶手段に記憶された旧制御基板の前記固有データ
を新制御基板の前記通信手段に送信するための操作手順
を前記表示手段に表示することを特徴とする。
【0021】かかる本発明によれば、前記ガス給湯器の
保守点検作業者は、前記表示手段に表示される操作手順
に従って前記第1の工程と前記第2の工程の処理を容易
に実行することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について、図
1〜図4参照して説明する。図1は本発明の第1の実施
の形態における制御基板の構成図と固有データの転送処
理の説明図、図2〜3は図1に示した制御基板の交換手
順を示したフローチャート、図4は本発明の第2の実施
の形態における制御基板の構成図である。
【0023】先ず、図1〜図3を参照して第1の実施の
形態について説明する。図1(a)を参照して、制御基
板1(1a,1b)は、ガス給湯器の作動を制御する電
子ユニットに組み込まれる電子回路基板であり、ガスバ
ーナ(図示しない)への燃料ガスの供給/遮断を切換え
るための電磁弁8(本発明の電子部品に相当する)を駆
動するための電磁弁駆動回路2(2a,2b、本発明の
インターフェース回路に相当する)が搭載され、また、
給湯温度を検出するサーミスタ(図示しない)等の温度
センサ(本発明の電子部品に相当する)とのインターフ
ェース回路3(3a,3b)が配置されている。
【0024】さらに、制御基板1には、制御基板1の作
動を制御するマイコン4(4a,4b、本発明の通信制
御手段の機能を含む)と、給湯器の固有データを記憶す
るEEPROM5(5a,5b、本発明の固有データ記
憶手段に相当する)と、電磁弁駆動回路2及びセンサイ
ンターフェース回路3の故障の有無を検出する故障検出
回路6(6a,6b、本発明の故障検出手段に相当す
る)と、給湯器の保守点検を行なう際にパソコン10
(本発明の保守点検用の端末装置に相当する)と通信可
能に接続するための通信コネクタ7(7a,7b)とが
備えられている。
【0025】なお、EEPROM5には、給湯器の固有
データとして、給湯器の総運転時間やエラーの発生履歴
等のメンテナンスデータ、給湯器のリモコン(図示しな
い)により設定された給湯温度や浴槽への湯張り量等の
運転条件データ、ガスバーナへの燃料ガスの供給流量を
調節する比例弁の電流供給設定データ等が記憶される。
また、マイコン4の通信ポートと通信コネクタ7とによ
り、本発明の通信手段が構成される。
【0026】ここで、マイコン4の通信機能と通信コネ
クタ7は、ガス給湯器に保守点検用の端末装置を接続す
るために予め備えられたものであり、その通信仕様は、
ガス給湯器のメーカ間で統一された共通の仕様とされて
いる。
【0027】また、制御基板1と接続されるパソコン1
0には、CPU11、RAM12(本発明の受信データ
記憶手段に相当する)、ディスプレイ13(本発明の表
示手段に相当する)、キーボード14、及び通信コネク
タ15が備えられている。
【0028】次に、図2〜図3に示したフローチャート
に従って、給湯器の保守点検作業者が、制御基板1aの
故障の有無をチェックして、制御基板1aの故障を確認
したときに制御基板1aを新たな制御基板1bに交換す
る手順について説明する。
【0029】保守点検作業者は、先ず、図2のSTEP
1で通信ケーブル20により給湯器の制御基板1aとパ
ソコン10とを接続する(図1(a)参照)。そして、
STEP2で、保守点検作業者は、キーボード14を操
作して、パソコン10のディスプレイ13に表示される
メニューから「故障診断」を選択する。
【0030】パソコン10は、「故障診断」の選択に応
じて、故障診断の実行を指示する信号を通信ケーブル2
0を介して制御基板1aに送信し、該信号を受信したマ
イコン4aは、故障検出回路6aを介してセンサ9又は
センサインターフェース回路3aの故障の有無及び電磁
弁8又は電磁弁駆動回路2aの故障の有無を検知する。
【0031】故障検出回路6aは、センサインターフェ
ース回路3aから出力されるセンサの検出信号のレベル
が規定範囲から外れたときに、故障検知信号をマイコン
4aに出力する。また、故障検出回路6aは、電磁弁2
aの接点の開閉状態を検出する機能を有し、マイコン4
aは電磁弁2aの駆動コイルへの通電と通電遮断を切換
えたときにそれに応じた接点の開閉状態の検出信号が故
障検出回路6aから出力されなかったときに、電磁弁8
又は電磁弁駆動回路2aの故障が生じたことを検知す
る。
【0032】そして、マイコン4aは、センサ9又はセ
ンサインターフェース回路3aの故障の有無及び電磁弁
8又は電磁弁駆動回路2aの故障の有無を示すデータを
含み、故障を検知したときにはさらに故障箇所を示すデ
ータを含む故障検出データを通信ケーブル20を介して
パソコン10に送信し、該故障検出データを受信したパ
ソコン10のCPU11は、故障の有無と故障箇所をデ
ィスプレイ13に表示する。
【0033】続いて、保守点検作業者は、STEP3で
パソコン10のディスプレイ13により、センサ9又は
センサインターフェース回路3aの故障の有無及び電磁
弁8又は電磁弁駆動回路2aを確認する。そして、セン
サ9又はセンサインターフェース回路3aの故障が生じ
ていることを確認したときは、保守点検作業者は、測定
器によりセンサ9の出力電圧やセンサインターフェース
回路3aの所定箇所の電圧を測定して、測定電圧のデー
タをパソコン10に入力する。
【0034】なお、ディスプレイ13には電圧を測定す
べき箇所が順次表示され、保守点検作業者は、該表示に
従って電圧の測定と測定した電圧のパソコン10への入
力を容易に行うことができる。
【0035】そして、パソコン10は、これらの測定電
圧のデータに基づいて故障箇所がセンサ9とセンサイン
ターフェース回路3aのどちらであるかを判断し、故障
箇所をディスプレイ13に表示する。なお、パソコン1
0における前記測定電圧のデータに基づいて故障箇所が
センサ9とセンサインターフェース回路3aのどちらで
あるかを判断する処理を行う部分が本発明の故障検出手
段に相当する。
【0036】ディスプレイ13に故障箇所としてセンサ
インターフェース回路3aが表示されたときは、制御基
板1aを交換する必要があるため、STEP4からST
EP5に進んで、保守点検作業者は制御基板1aを交換
する作業を行なう。また、ディスプレイ13に故障箇所
としてセンサ9が表示されたときには、制御基板1aを
交換する必要はないため、STEP4から図3のSTE
P11に進み、保守点検作業者はセンサ9を交換する。
【0037】また、STEP3でパソコン10のディス
プレイ13により、電磁弁8又は電磁弁駆動回路2aの
故障が生じていることを確認したときには、保守点検作
業者は、測定器により電磁弁8の接点間電圧や電磁弁駆
動回路2aの所定箇所の電圧を測定して、測定電圧のデ
ータをパソコン10に入力する。
【0038】なお、この場合にも、ディスプレイ13に
は電圧を測定すべき箇所が順次表示され、保守点検作業
者は、該表示に従って電圧の測定と測定した電圧のパソ
コン10への入力を容易に行うことができる。
【0039】そして、パソコン10は、これらの測定電
圧のデータに基づいて故障箇所が電磁弁8と電磁弁駆動
回路2aのどちらであるかを特定し、特定した故障箇所
をディスプレイ13に表示する。なお、パソコン10に
おける前記測定電圧のデータに基づいて故障箇所が電磁
弁8と電磁弁駆動回路2aのいずれであるかを特定する
処理を行う部分が本発明の故障検出手段に相当する。
【0040】ディスプレイ13に故障箇所として電磁弁
駆動回路2aが表示されたときは、制御基板1aを交換
する必要があるため、STEP4からSTEP5に進ん
で、保守点検作業者は制御基板1aを交換する作業を行
なう。また、ディスプレイ13に故障箇所として電磁弁
8が表示されたときには、制御基板1aを交換する必要
はないため、STEP4から図3のSTEP11に進
み、保守点検作業者は電磁弁8を交換する。
【0041】また、STEP3で、パソコン10のディ
スプレイ13にセンサ9又はセンサインターフェース回
路3aの故障の発生表示と、電磁弁8又は電磁弁駆動回
路2aの故障の発生表示のいずれの表示もなされなかっ
たときにも、図3のSTEP11に分岐し、保守点検作
業者は制御基板1aの交換を行なわない。
【0042】STEP5〜STEP6は、故障した制御
基板1aのEEPROM5aに記憶された給湯器の固有
データをパソコン10に退避させるために、保守点検作
業者が行なう作業である。
【0043】上述した測定電圧のデータの入力に基づく
判断処理の結果から、制御基板1aの交換が必要な故障
(センサインターフェース回路3aの故障又は電磁弁駆
動回路2aの故障)が発生したことを認識したときに、
CPU11は、ディスプレイ13に制御基板1aの交換
を促す表示と、制御基板1aのRRPROM5aに記憶
された給湯器の固有データをパソコン10に退避させる
処理を実行する「固有データ受信」の選択メニューを表
示する。なお、この表示が本発明の固有データを端末装
置に受信するための操作手順の表示に相当する。
【0044】そして、保守点検作業者は、ディスプレイ
13の表示に従ってパソコン10のキーボード14を操
作して「固有データ受信」のメニューを選択する。この
選択操作に応じて、CPU11は、固有データの送信を
要求する信号を通信ケーブル20を介して制御基板1a
に送信する。
【0045】図1(a)を参照して、制御基板1aのマ
イコン4aは、固有データの送信を要求する信号をパソ
コン10から受信したときに、EEPROM5aに記憶
されている給湯器の固有データ(図中Ud)をパソコン
10に送信する。そして、パソコン10のCPU11
は、受信した固有データをRAM12に記憶し、これに
より制御基板1aのEEPROM5aに記憶されていた
給湯器の固有データがパソコン10のRAM12に退避
される。
【0046】なお、以上説明した、STEP1〜STE
P5における保守点検作業者のパソコン10の操作に応
じて、制御基板1aとパソコン10との間で行なわれる
EEPROM5aに記憶された給湯器の固有データをR
AM12に退避させる処理が、本発明の第1の工程に相
当する。
【0047】パソコン10のCPU11は、給湯器の固
有データのRAM12への退避を終了すると、ディスプ
レイ13に制御基板1aの交換を促す表示をし、保守点
検作業者は、この表示に従って、図3のSTEP7で、
制御基板1a(以下、旧制御基板1aという)を新たな
制御基板1b(以下、新制御基板1bという)に交換す
る。
【0048】次に、パソコン10のCPU11は、保守
点検作業者のパソコン10の操作により旧制御基板1a
から新制御基板1bに交換されたことを認識したとき
に、ディスプレイ13にRAM12に記憶された給湯器
の固有データを新制御基板1bに転送する「固有データ
転送」のメニューを表示する。なお、この表示が本発明
の固有データを新制御基板の通信手段に送信するための
操作手順の表示に相当する。
【0049】そして、保守点検作業者は、図3のSTE
P8でパソコン10のキーボード14を操作し、「固有
データ転送」のメニューを選択する。
【0050】図1(b)を参照して、この「固有データ
転送」のメニューの選択操作に応じて、CPU11は、
RAM12に記憶された給湯器の固有データ(図中U
d)を新制御基板1bに送信し、新制御基板1bのマイ
コン4bは、パソコン10から受信した該固有データ
(Ud)をEEPROM5bに記憶する。
【0051】これにより、パソコン10のRAM12に
退避された旧制御基板1aのEEPROM5aに記憶さ
れていた給湯器の固有データが、新制御基板1bのEE
PROM5bに承継されて記憶される。
【0052】パソコン10のCPU11は、制御基板1
bから固有データの転送終了を示す信号を受信したとき
に、ディスプレイ13に新制御基板1bへの固有データ
の転送が終了したことを保守点検作業者に報知する「固
有データ転送終了」の表示をする。
【0053】そして、図3のSTEP9で、この「固有
データ転送終了」の表示を確認した保守点検作業者は、
次のSTEP10に進んで新制御基板1bの通信コネク
タ7bから通信ケーブル20を外して、旧制御基板1a
から新制御基板1bへの交換作業を終了する。
【0054】なお、以上説明した、STEP7〜STE
P10における保守点検作業者のパソコン10の操作に
応じて、新制御基板1bとパソコン10との間で行なわ
れるRAM12に退避された給湯器の固有データを新制
御基板1bに転送して該固有データをEEPROM5b
に記憶させる処理が本発明の第2の工程に相当する。
【0055】また、本第1の実施の形態では、センサ9
とセンサインターフェース回路3の故障を区別して検知
し、また、電磁弁8と電磁弁駆動回路2の故障を区別し
て検知するようにしたが、センサインターフェース回路
3又は電磁弁駆動回路2の故障のみを検知する場合で
も、本発明の効果を得ることができる。
【0056】また、本第1の実施の形態では、旧制御基
板1aからパソコン10に給湯器の固有データを退避さ
せるときと、パソコン10に退避した給湯器の固有デー
タを新制御基板1bに転送するときに、パソコン10の
ディスプレイ13に操作手順を表示するようにしたが、
この表示を行なわない場合であっても本発明の効果を得
ることができる。
【0057】また、本第1の実施の形態では、センサ9
とセンサインターフェース回路3の故障を区別して検出
するため、及び、電磁弁8と電磁弁駆動回路2の故障を
区別して検知するために、保守点検作業者が所定箇所の
電圧を測定して測定した電圧のデータをパソコン10に
入力するようにしたが、制御基板1に該所定箇所の電圧
を測定してマイコン4aに取り込む電圧測定回路を設け
てもよい。これによれば、該電圧測定回路により測定し
た電圧データをパソコン10に送信することによって、
保守点検作業者による電圧測定と測定電圧のデータ入力
作業が不要となる。
【0058】また、パソコン10にA/D入力ポートを
備えて、電圧測定箇所と該A/D入力ポートとを直接測
定ケーブルで接続し、電圧測定箇所の電圧のデータをパ
ソコン10に取り込むようにしてもよく、この場合に
も、保守点検作業者による測定電圧のデータ入力作業が
不要となる。
【0059】次に、図4を参照して、本発明の第2の実
施の形態について説明する。なお、図1と同一の構成に
ついては同一の符号を付して説明を省略する。
【0060】上記第1の実施の態様では、本発明の端末
装置としてパソコン10を使用したが、本第2の実施の
態様では専用端末40を使用して旧制御基板1aから新
制御基板1bへの固有データ(Ud)の承継を行う。ま
た、上記第1の実施の形態では、制御基板1からパソコ
ン10に送信される故障検出データに応じてパソコン1
0のディスプレイ13に表示される情報から、保守点検
作業者は制御基板1の交換が必要か否かを判断したが、
本第2の実施の形態では、制御基板1のバージョンアッ
プ等、故障以外の要因により制御基板1の交換が必要に
なった場合にも対応している。
【0061】専用端末40は携帯型の端末装置であり、
CPU41とRAM42の他に、旧制御基板1aのEE
PROM5aに記憶された固有データ(Ud)をRAM
42に退避することを指示するための退避指示スイッチ
44aと、RAM42に記憶された固有データ(Ud)
を新制御基板1bに転送することを指示するための転送
指示スイッチ44bと、LEDランプ43a,43b
と、通信コネクタ45とを備えている。
【0062】専用端末40を用いて制御基板1を交換す
る場合、保守点検作業者は、先ず、図4(a)に示した
ように、通信ケーブル20により旧制御基板1aと専用
端末40とを接続し、専用端末40の退避指示スイッチ
44aをON操作する。
【0063】専用端末40のCPU41は、退避指示ス
イッチ44aのON信号を入力すると、旧制御基板1a
に対して固有信号要求信号を送信し、旧制御基板1aの
マイコン4aは該固有信号要求信号を受信するとEEP
ROM5aに記憶された固有データ(Ud)の専用端末
40への送信を開始する。
【0064】CPU41は、固有データ(Ud)の受信
中はLEDランプ43aを点滅し、受信した固有データ
(Ud)を順次RAM42に書き込む。そして、CPU
41は、固有データ(Ud)の受信を完了するとLED
ランプ43aを点灯する。そのため、保守点検作業者
は、LEDランプ43aの表示を確認することによっ
て、旧制御基板1aのEEPROM5aに記憶されてい
た固有データ(Ud)がRAM42に退避されたことを
知ることができる。
【0065】そして、LEDランプ43aの点灯により
固有データ(Ud)の退避が完了したことを確認した保
守点検作業者は、次に、図4(b)に示したように、旧
制御基板1aを新制御基板1bに交換して通信ケーブル
20により新制御基板1bと専用端末40とを接続し、
専用端末40の転送指示スイッチ44bをON操作す
る。
【0066】図4(b)を参照して、専用端末40のC
PU41は、転送指示スイッチ44bのON信号を入力
すると、RAM42に退避された固有データ(Ud)の
新制御基板1bへの送信を開始する。CPU41は、固
有データ(Ud)の送信中はLEDランプ43bを点滅
し、固有データ(Ud)の送信を終了するとLEDラン
プ43bを点灯する。
【0067】一方、新制御基板1bのマイコン4bは、
受信した固有データ(Ud)を順次EEPROM5bに
書き込む。そして、保守点検作業者は、LEDランプ4
3bの点灯を確認して通信ケーブル20を新制御基板1
bから外して制御基板1の交換作業を終了する。
【0068】このように、専用端末40を用いた場合、
保守点検作業者は、2個のスイッチ44a,44bの操
作と2個のLEDランプ43a,43bの表示の確認と
いう極めて簡単な手順により、旧基板1aから新制御基
板1bへの固有データ(Ud)の承継を行うことができ
る。
【0069】なお、専用端末40に小型のディスプレイ
を設けて、制御基板1の交換手順を表示するようにして
もよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態における制御基板の構成と固
有データの転送処理の説明図。
【図2】第1の実施の形態における制御基板の交換手順
を示したフローチャート。
【図3】第1の実施の形態における制御基板の交換手順
を示したフローチャート。
【図4】第2の実施の形態における制御基板の構成と固
有データの転送処理の説明図。
【符号の説明】
1…制御基板、2…電磁弁、3…センサインターフェー
ス、4…マイコン、5…EEPROM、6…故障検出回
路、7…通信コネクタ、10…パソコン、11…CP
U、12…RAM、13…ディスプレイ、14…キーボ
ード、15…通信コネクタ、20…通信ケーブル、40
…専用端末

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガス給湯器に備えられて、該ガス給湯器の
    固有データを記憶した固有データ記憶手段と、保守点検
    用の端末装置との間で通信を行なう通信手段とを有する
    制御基板を交換する方法であって、 前記端末装置は前記通信手段から受信したデータを記憶
    する受信データ記憶手段を備え、 前記端末装置が、前記制御基板の前記固有データ記憶手
    段に記憶された前記固有データを前記通信手段を介して
    受信して、該固有データを前記受信データ記憶手段に記
    憶する第1の工程と、 該第1の工程が終了して前記制御基板が交換されたとき
    に、新制御基板の前記通信制御手段が、前記端末装置の
    前記受信データ記憶手段に記憶された旧制御基板の前記
    固有データを前記通信手段を介して受信して、該固有デ
    ータを新制御基板の前記固有データ記憶手段に記憶する
    第2の工程とからなることを特徴とするガス給湯器の制
    御基板の交換方法。
  2. 【請求項2】前記制御基板は、前記ガス給湯器の作動に
    必要な電子部品とのインターフェース回路と、該インタ
    ーフェース回路の故障の有無を検出する故障検出手段
    と、前記故障検出手段による前記インターフェース回路
    の故障検出の結果を示す故障検出データを該通信手段を
    介して前記端末装置に送信する通信制御手段とを有し、 前記端末装置は、前記故障検出データから前記インター
    フェース回路の故障の発生を検知したときに、前記第1
    の工程を実行することを特徴とする請求項1記載のガス
    給湯器の制御基板の交換方法。
  3. 【請求項3】前記端末装置は、表示手段を備え、前記故
    障検出データから前記インターフェース回路の故障を検
    知したときに、前記制御基板の前記固有データ記憶手段
    に記憶された前記固有データを前記端末装置に受信する
    ための操作手順を該表示手段に表示すると共に、前記制
    御基板の交換が終了したときに、前記受信データ記憶手
    段に記憶された旧制御基板の前記固有データを新制御基
    板の前記通信手段に送信するための操作手順を前記表示
    手段に表示することを特徴とする請求項2記載のガス給
    湯器の制御基板の交換方法。
  4. 【請求項4】前記制御基板と接続された前記ガス給湯器
    の作動に必要な電子部品の故障と前記制御基板に備えら
    れた該電子部品のインターフェース回路の故障を区別し
    て検出する故障検出手段により、該インターフェース回
    路の故障が検出されたときに、 前記端末装置は、前記第1の工程を実行することを特徴
    とする請求項1記載のガス給湯器の制御基板の交換方
    法。
  5. 【請求項5】前記端末装置は、表示手段を備え、前記故
    障検出手段により前記インターフェース回路の故障が検
    知されたときに、前記制御基板の前記固有データ記憶手
    段に記憶された前記固有データを前記端末装置に受信す
    るための操作手順を該表示手段に表示すると共に、前記
    制御基板の交換が終了したときに、前記受信データ記憶
    手段に記憶された旧制御基板の前記固有データを新制御
    基板の前記通信手段に送信するための操作手順を前記表
    示手段に表示することを特徴とする請求項4記載のガス
    給湯器の制御基板の交換方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013088029A (ja) * 2011-10-18 2013-05-13 Hitachi Appliances Inc 液体加熱装置
JP2016225859A (ja) * 2015-06-01 2016-12-28 リンナイ株式会社 ガス器具、及びそれを用いた近距離無線通信システム

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